JP7171022B2 - 乾電池収納ケース - Google Patents

乾電池収納ケース Download PDF

Info

Publication number
JP7171022B2
JP7171022B2 JP2018155097A JP2018155097A JP7171022B2 JP 7171022 B2 JP7171022 B2 JP 7171022B2 JP 2018155097 A JP2018155097 A JP 2018155097A JP 2018155097 A JP2018155097 A JP 2018155097A JP 7171022 B2 JP7171022 B2 JP 7171022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dry battery
battery
lid
opening
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018155097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020030923A (ja
Inventor
賢吾 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Time Engineering Co Ltd
Original Assignee
Time Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Time Engineering Co Ltd filed Critical Time Engineering Co Ltd
Priority to JP2018155097A priority Critical patent/JP7171022B2/ja
Publication of JP2020030923A publication Critical patent/JP2020030923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7171022B2 publication Critical patent/JP7171022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本願に開示の技術は、乾電池で駆動する機器の電池収容ケースに関するものである。
従来より、乾電池で駆動する機器における乾電池収納ケース(電池収納室)が、例えば、特許文献1などに開示されている。
特許文献1に開示されているリモートコントロール装置の電池収納室は、電池収納室の奥に設けられた乾電池の-極に接触させるための電極バネと、電池収納室の開口部に設けられた乾電池の+極に接続させるための固定電極と、電池収納室を閉じる電池蓋の内面に設けられた乾電池の+極及び固定電極に接触して固定電極と乾電池の+極とを接続する接続用電極とからなり、電池蓋を電池収納室の開口部にねじ込んではめると乾電池の+極と電池蓋の接続用電極とが接触し、さらに電池蓋を締め付けて十分な防水性が得られるまでパッキンが押し潰されると、電池蓋の接続用電極と固定電極とが接触し、乾電池が通電状態となるようになっている。
特開2001-330263号公報
特許文献1に記載されたリモートコントロール装置の電池収納室は、乾電池を交換する度に電池蓋の接続用電極と固定電極とが接触するため、固定電極が摩耗し、接触不良が生じる恐れがある。また、固定電極が摩耗した場合、電池蓋の接続用電極と固定電極とを接触させるために過度に電池蓋をねじ込むことによりパッキンが破損し、十分な防水性が得られなくなる恐れもある。また、電池蓋の接続用電極と固定電極とが接触するまで電池蓋をねじ込まなくてはいけないので作業が煩雑となり作業性が悪いという問題がある。
本願に開示される技術は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、乾電池の交換を繰り返しても電極間の接触状態が安定し、かつ、簡易に乾電池の交換が可能な乾電池ケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る電池収納ケースは、乾電池を収納するための開口部と、一方の面に導電性部材により形成される電極が設けられた開口部を閉じる蓋と、電子機器の電子基板の電子回路と接続し、乾電池の一方の極に接触し、かつ、該一方の極と相対する他方の極の方向に乾電池を付勢する導電性部材により形成される第1の付勢部材と、電子機器の電子基板の電子回路と接続し、乾電池の他方の極側に設けられ、乾電池を収納する際に蓋を付勢する導電性部材により形成される第2の付勢部材と、を備えた乾電池収納ケースであって、蓋を第2の付勢部材の付勢に抗って押し込んで開口部を閉じることにより、乾電池の他方の極が蓋に取り付けられた電極に接触させるとともに、第2の付勢部材が電極に接触して、電子機器の電子基板の電子回路と、乾電池の一方の極と他方の極とが接続されて乾電池が収納されることを特徴とする。
請求項2に係る電池収納ケースは、請求項1に記載の電池収納ケースにおいて、第2の付勢部材は、内径が収納する乾電池の外径よりやや大きい円柱状のコイルバネであり、該コイルバネに乾電池を貫通させて、乾電池を収納することを特徴とする。
請求項3に係る電池収納ケースは、請求項1または2に記載の電池収納ケースにおいて、蓋の側面には弾性部材で形成されるシール部材が取り付けられ、蓋が開口部を閉じると、開口部がシール部材でシーリングされることを特徴とする。
請求項4に係る電池収納ケースは、請求項3に記載の電池収納ケースにおいて、シール部材はOリングであることを特徴とする。
請求項5に係る電池収納ケースは、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乾電池収納ケースにおいて、蓋の側面には少なくとも1つの凸部が設けられるとともに、開口部には該凸部と嵌合する案内溝と該案内溝と連結するロック部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る電池収納ケースは、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の乾電池収納ケースにおいて、蓋に設けられた電極の上面周辺部には、非導電性部材で形成され、高さが乾電池のプラス極端子の高さより低い、少なくとも1つスペーサが設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る電池収納ケースでは、特許文献1に係る固定電極を、導電性部材により形成された、例えば、板バネやコイルバネ等の付勢部材(第2の付勢部材)にすることにより、電子機器の電子基板の電子回路の電極として作用する付勢部材と蓋に設けられた電極とが安定して接触させることができる。また、固定電極に付勢部材を用いることにより、乾電池の交換を繰り返しても特許文献1のような電極の摩耗による接触不良も抑止することができる。さらに、付勢部材は蓋を外側に付勢することから、乾電池の交換の際、付勢部材の付勢力により蓋が外れ、容易に乾電池を取り出すことができるため、乾電池の交換が簡単にできる。
請求項2に係る電池収納ケースでは、第2の付勢部材に収納する乾電池の外径よりやや大きい内径を持つ、円柱状のコイルバネを用いて、コイルバネに乾電池を貫通させて乾電池を収納する。これにより、電子機器の電子基板の電子回路の電極として作用する第2の付勢部材であるコイルバネの位置が安定するため、蓋を押し込んで開口部を閉じる際にも、コイルバネの位置が移動することなく、コイルバネと蓋に設けられた電極とを安定して接触させることができる。
請求項3に係る電池収納ケースでは、蓋の側面にシール部材を取り付け、蓋が乾電池収納ケースの開口部を閉じると蓋と開口部がシーリングすることで、防水性を得ることができる。
請求項4に係る電池収納ケースでは、シール部材としてOリングを採用することにより、簡易に防水性を得ることができる。また、シール部材の交換も容易に行うことができる。
請求項5に係る電池収納ケースでは、蓋の側面に少なくとも1つの凸部を設け、乾電池収納ケースの開口部に該凸部と嵌合する案内溝と該案内溝と連結するロック部が設けることにより、蓋を開口部に取り付ける際に、蓋が予め決められた位置に押し込まれて保持することができる。これにより、乾電池と電子機器の電子基板の電子回路とが安定して接続されるとともに、例えば、蓋の側面に防水のためのシール部材が取り付けられている場合も適切な位置にシール部材が配置されるため、安定した防水性を得ることができる。
請求項6に係る電池収納ケースでは、蓋に設けられた電極の上面周辺部に、非導電性部材で形成され、高さが乾電池のプラス極端子の高さより低い、少なくとも1つのスペーサが設けられている。そのため、蓋側に乾電池のマイナス極端子来るように、乾電池を収納すると、乾電池のマイナス極は、蓋に設けられた電極に接触しないことから、乾電池のプラス極とマイナス極とを逆にして乾電池を収納して生じる不具合を未然に防止することができる。
本発明にかかる一実施形態としての乾電池収納部を備えた電子機器の(A)側面透視図、(B)上面透視図である。 本発明にかかる一実施形態としての乾電池収納部を備えた電子機器の(A)正面透視図(C矢視図)、(B)A-A断面図、(C)B-B断面図である。 本発明にかかる一実施形態としての乾電池収納部に用いる電池蓋の(A)正面図、(B)側面図、(C)後面図である。 電子機器の乾電池収納部に乾電池を収納する方法を説明する図(その1)である。 電子機器の乾電池収納部に乾電池を収納する方法を説明する図(その2)である。 電子機器の乾電池収納部に乾電池を収納する方法を説明する図(その3)である。 (A)乾電池を正常に収納した場合、(B)乾電池を間違えて収納した場合、の電池蓋部分の拡大図である。
まず、本発明にかかる一実施形態としての乾電池収納部(乾電池ケース)を備えた電子機器1について図面を参照して説明する。尚、電子機器1は、収納した乾電池により内部の電子回路が駆動するものであれば、どのような機器でもよい。例えば、テレビやエアコンなどを操作するリモートコントローラや時計、卓上計算機など乾電池で駆動する電子機器であれば、本発明にかかる乾電池収納部を採用可能である。
図1は、本発明にかかる一実施形態としての乾電池収納部2を備えた電子機器1の乾電池を収納する前の(A)側面透視図、(B)上面透視図である。電子機器1は、筐体9と、電子基板5と、乾電池を収納する乾電池収納部2と、その他、必要に応じて図示しないスイッチや液晶、LEDなどから構成される。そして、乾電池収納部2は、乾電池を挿入するための開口部3と、開口部3から奥の方に設けられ一端が電子基板5の電子回路と接続する導電部材(例えばステンレスなど)で形成される円錐状のコイルバネ7と、開口部3の手前に設けられ一端が電子基板5の電子回路と接続する導電部材(例えばステンレスなど)で形成される円柱状のコイルバネ6と、図面に対して左右方向に伸長し収納する乾電池を横方向に規制する2本の横ガイドリブ4、4と、収納する乾電池を縦方向に規制する2本の縦ガイドリブ8、8と、図4などで図示する、乾電池20、20と、開口部3を閉じる電池蓋10とから構成される。ここで、2本の横ガイドリブ4、4は、図1の(B)に示すように、2本の横ガイドリブ4、4の各一方の端部(図面に対して右端部)をコの字に接続して形成してもよい。これにより、2本の横ガイドリブ4、4は互いに略並行に安定維持できる。このように、横ガイドリブ4、4と縦ガイドリブ8、8とにより、乾電池20、20は乾電池収納部2内に安定して収納される。
次に、乾電池収納部2の開口部3について図2を参照して説明する。
図2の(A)は、図1の(A)の矢印「C矢視」、すなわち、開口部3側からみたC矢視図である。そして、図2の(B)は、図2の(A)におけるA-A断面の断面図であり、図2の(C)は、図2の(A)におけるB-B断面の断面図である。尚、A-A断面図およびB-B断面図は、いずれも本発明の特徴を明らかにするため、開口部3の周辺部のみ図示している。
開口部3は、外側(図面に対して左側)から、最大の開口径である第1開口部3bと、第1開口部3bよりやや開口径が小さい第2開口部3cと、後述する電池蓋10のガイド板11gと嵌合するガイド開口部3dとから構成され、第1開口部3bの上端位置と下端位置には回転規制リブ3a、3aが設けられている。そして、ガイド開口部3dの後面3eは電池蓋10のガイド板11gのロック部として用いられる。また、図2の(A)に示すように、コイルバネ6の中心と開口部13の中心とは略同一となっており、乾電池がコイルバネ6を貫通して乾電池収納部2内に収納するようになっている。
次に、乾電池収納部2の開口部3を閉じる電池蓋10について、図3を参照して説明する。図3の(A)は、電池蓋10の正面図であり、図3の(B)は、電池蓋10の側面図、図3の(C)は、電池蓋10の後面図である。
図3の(B)に示すように、電池蓋10は電池蓋本体部11と、Oリング12と、導電部材で形成された板電極13とから構成されている。電池蓋本体部11は、外面部11bと、開口部3の第1開口部3bと嵌合する円柱状の外蓋部11aと、外蓋部11a側にOリング押え11f、11fと、板電極13側に図面に対して上下に伸び端部が円弧状となっているガイド板11g、11gが設けられた円柱形状の内蓋部11eとからなる。Oリング12は、外蓋部11aとOリング押え11fとの間に挿嵌されている。図3の(C)に示すように、板電極13は、電池蓋本体部11の後面の形状と略同形状に形成されており、ネジ14、14により電池蓋本体部11の後面に取り付けられている。内蓋部11eとガイド板11g、11gとからなる電池蓋10の後端部は、開口部3の規制開口部3dと嵌合するようになっている。
また、電池蓋本体部11の後面には、2つの凸部11h、11kが設けられている。2つの凸部11h、11kは互いに異なる形状をしており、板電極13には、2つの凸部11h、11kに嵌合する貫通穴が設けられている。これにより、間違った方向に板電極13が取り付けられることを防止できるようになっている。また、2つの凸部11h、11kの高さは、収納する乾電池のプラス極端子の高さより低く設定してある。詳細は後述するが、これにより、乾電池の誤挿入を防止する。
また、外蓋部11aの側面には開口部13の回転規制リブ3a、3aに嵌合する2つの案内溝11d、11dが外蓋部11aの中心に互いに対称となるように設けられている。これにより、電池蓋10を開口部3に挿入して回転させる際に、案内溝11dと回転規制リブ3aとにより電池蓋10の回転を規制する。
また、図3の(A)に示すように、電池蓋10の外面部11bには、電池蓋10を開口部3に取り付ける際に電池蓋10を回転させるための陥没溝11cと、電池蓋10を取り付ける際の回転方向と電池蓋10を取り外す際の回転方向とを指示する矢印11mと文字「しまる」および「ゆるむ」とが成形されている。本実施形態では、陥没溝11cは、コインを用いて電池蓋10を回転できるように、円弧状の溝が形成されているが、溝の形状はこれに限定するものではなく、例えば、プラスドライバーやマイナスドライバー、六角レンチなどと嵌合する溝を形成してもよいし、第三者が勝手に電池蓋10の取り外しができないように、特別な形状の溝を形成してもよい。
次に、乾電池収納部2に乾電池20、20を収納する手順について図4から6を参照して説明する。
図4の(A)は、乾電池収納部2へ乾電池20、20を挿入する手順を説明する図であり、図4(B)および(C)は、乾電池収納部2へ乾電池20、20を挿入後、電池蓋10にて開口部3を閉じる手順を説明する図である。図4の(A)の矢印(1)に示すように、乾電池20、20は乾電池収納部2の開口部3から直列で挿入した後、電池蓋10で開口部3を閉じて、乾電池20、20を本体ケース部1に収納する。尚、本実施形態では、乾電池20のマイナス極端子20bを本体ケース部1の奥側に配置したコイルバネ7に向けて挿入し、乾電池20のプラス極端子20aを電池蓋10側で押し込んで乾電池20、20を収納する。
乾電池収納部2の開口部3の手前に配置されたコイルバネ6の内径は乾電池20の外径よりやや大きく設定され、かつ、上述のように、コイルバネ6の中心と開口部13の中心とは略同一となっているため、開口部3から乾電池20を挿入する際には、図4の(B)に示すように、コイルバネ6を貫通させて乾電池20が収納される。乾電池20、20を挿入後、電池蓋10を開口部3に挿入すると、電池蓋10の板電極13とコイルバネ6とが接触する。そして、図4の(B)の矢印(2)に示すように、コイルバネ6の付勢力に抗して電池蓋10を押し込むと、矢印(3)に示すように、コイルバネ6が圧縮されて電池蓋10の板電極13と手前の乾電池20のプラス極端子20aとが接触する。電池蓋10の板電極13と手前の乾電池20のプラス極端子20aとが接触した状態で、さらに、電池蓋10を押し込むと、奥側の乾電池20のマイナス極端子20bとコイルバネ7とが接触し、矢印(4)に示すように、コイルバネ7が圧縮され、電池蓋10が開口部3の中に挿入される。すなわち、電池蓋10を開口部3の中に挿入することにより、手前の乾電池20のプラス極端子20aが電池蓋10の板電極13およびコイルバネ6を介して電子基板5の電子回路に接続するとともに、奥側の乾電池20のマイナス極端子20bがコイルバネ7を介して電子基板5の電子回路に接続する。これにより、乾電池20のプラス極端子20aとマイナス極端子20bとが電子基板5の電子回路を接続されるのである。
そして、図4の(C)の矢印(5)に示すように、電池蓋10を回転させて、電池蓋10を開口部3に保持することにより、挿入した乾電池20、20が乾電池収納部2内に収納保持される。ここで、本実施形態では、2つの乾電池20、20を直列に収納したが、他の実施形態では、乾電池は1つであってもよいし、3つ以上直列に収納してもよい。
次に、電池蓋10が乾電池収納部2の開口部3を閉じて保持する手順について図5および図6を参照して説明する。図5は、開口部3の周辺部の図2の(A)で図示したA-A断面図(側面断面図)であり、図6は開口部3の周辺部の図2の(A)で図示したB-B断面図(上面断面図)である。
まず、図5の(A)に示すように、乾電池20、20を挿入した後、電池蓋10をコイルバネ6の付勢力に抗して矢印(1)のように開口部3に向けて押し込むと、上述のように、電池蓋10の板電極13とコイルバネ6とが接触した状態でコイルバネ6が圧縮して(図5の(B)の矢印(2))手前の乾電池20のプラス極端子と電池蓋10の板電極13とが接触する。
ここで、電池蓋10の外蓋部11aと開口部3の第1開口部3bとは嵌合し、電池蓋10の内蓋部11eとガイド板11g、11gとからなる電池蓋10の後端部(以下、「ロック部」)は、開口部3の規制開口部3dと嵌合するようになっているため、電池蓋10を図5の(A)の矢印(1)の方向に押し込んでいくと、図5の(B)に示すように、電池蓋10のロック部は開口部3の規制開口部3dの後面3eの位置を超えて奥に入り込む。第2開口部3cの径は電池蓋10の外蓋部11aの径より小さいため、電池蓋10のロック部は開口部3の規制開口部3dの後面3eの位置を超えた位置で、電池蓋10は第2開口部3cで係止される。この状態において、電池蓋10のロック部が開口部3の規制開口部3dの後面3eの後方に位置するため、電池蓋10は回転自在になる。
ここで、図6の(A)の矢印(1)に示すように、電池蓋10を回転させると、垂直方向(図面に対して前後方向)に位置していた電池蓋10のロック部のガイド板11g、11gが、図6の(B)に示すように、水平方向(図面に対して上下方向)に回転移動する。開口部3の規制開口部3dの水平方向(図6において上下方向)の径はロック部のガイド板11g、11gを含む径より小さいため、ガイド板11g、11gは規制開口部3dの後面3eの位置で、コイルバネ6の付勢力により保持される。すなわち、乾電池収納部2に乾電池20、20を収納した状態で電池蓋10が開口部3を閉じて保持されるのである。ここで、電池蓋10のロック部が水平位置に回転移動させる際に、電池蓋10の外蓋部11aの側面にある案内溝11dが開口部3の回転規制リブ3aにより、電池蓋10の回転を係止するため、電池蓋10を過度に回転することを抑止することができる。
また、Oリング12の外径は、開口部3の第2開口部3cの内径よりやや大きいため、電池蓋10により開口部3を閉じると、Oリング12が開口部3の第2開口部3cの位置でシールして、開口部3が密閉される。これにより、乾電池収納部2は防水性が得られるのである。尚、Oリング12は、防水性が必要な場合に、本実施形態のように取り付けられるが、防水性を必要としない場合は、Oリング12はなくてもよい。
さらに、図6に示すように、乾電池20のプラス極端子側がコイルバネ6に挿入しているため、上述のように電池蓋10を回転させても、コイルバネ6の移動が抑止される。これにより、板電極13とコイルバネ6とが安定して接触した状態で乾電池20、20を乾電池収納部2に収納することができる。また、電池蓋10はコイルバネ6により付勢されているため、乾電池20、20を交換する際は、電池蓋10はコイルバネ6の付勢力により外れ、簡易に乾電池20、20を交換することができる。
次に、乾電池20、20の誤挿入防止について図7を参照して説明する。図7の(A)は、乾電池20、20を正常に収納した場合の、図7の(B)は、乾電池20、20を間違えて収納した場合の電池蓋10の部分の拡大図である。
電池蓋本体部11の後面にある2つの凸部11h、11kの高さが収納する乾電池20のプラス極端子20aの高さより低く設定してあるため、図7の(A)にように、電池蓋10の方にプラス極端子20aが来るように乾電池20を正しく挿入した場合、乾電池20のプラス極端子20aは電池蓋10の板電極板3に接触するが、図7の(B)にように、誤って、電池蓋10の方にマイナス極端子20bが来るように乾電池20を誤挿入した場合、乾電池20のマイナス極端子20bは凸部11h、11kにより電池蓋10の板電極板3に接触しない。そのため、乾電池20を誤挿入しても、電子基板5の電子回路に逆電圧がかかることが抑止することができる。すなわち、乾電池20、20の誤挿入で生じる恐れがある不具合を未然に防止することができるのである。
ここで、乾電池収納部2は乾電池収納ケースの一例であり、乾電池20、20は乾電池の一例であり、開口部3は開口部の一例であり、電池蓋10は蓋の一例であり、コイルバネ7は第1の付勢部材の一例であり、コイルバネ6は第2の付勢部材の一例であり、Oリング12はシール部材またはOリングの一例であり、ガイド板11g、11gは蓋の側面には少なくとも1つの凸部の一例であり、規制開口部3dは案内溝の一例であり、規制開口部3dの後面3eはロック部の一例であり、凸部11h、11kはスペーサの一例である。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明はかかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることが、理解されるべきである。
例えば、上記実施形態では、第1の付勢部材や第2の付勢部材としてコイルバネ7やコイルバネ6を採用したが、これに限定するものではなく、板バネなども採用可能である。しかしながら、板バネはコイルバネに比べへたりやすいため、乾電池20の交換頻度によっては接触不良などの不具合が生じやすい。
また、上記実施形態では、電池蓋本体部11の後面にある2つの凸部11h、11kを異なる形状としたが、板電極13の形状によっては、同形状としてもよいし、乾電池20のマイナス極端子20bが板電極に接触しなければ凸部は1つであってもよい。また、上記実施形態では、2つの凸部11h、11kは電池蓋本体部11の後面に形成されて設けられているが、高さが乾電池20のプラス極端子の高さより低い非導電性で形成されたスペーサを板電極13上に接着などで装着してもよい。
また、上記実施形態では、電池蓋10の外面部11bに矢印11mや文字「しまる」および「ゆるむ」を成形したが、これらは必ずしも必要ではないし、また、上記実施形態に限定することなく、適宜、適切な矢印や文字などを成形してもよい。
また、シール部材はOリング12に限定するものではなく、防水可能なシール部材であればよい。
また、上記実施形態では、電子機器1に対して1つの乾電池収納部2を備えた実施例を示したが、乾電池収納部2は1つに限定されるものでななく、複数あってもよい。
また、上記実施形態では、電池収納部2を備えた電子機器1について説明したが、電池収納部2のみを単体として構成してもよい。この場合、他の機器に接続するバッテリーとして用いることができる。
1・・電子機器
2・・電池収納部
3・・開口部
5・・電子基板
6、7・・コイルバネ
10・・電池蓋
12・・Oリング
13・・板電極
20・・乾電池


Claims (6)

  1. 乾電池を収納するための開口部と、
    一方の面に導電性部材により形成される電極が設けられた前記開口部を閉じる蓋と、電子機器の電子基板の電子回路と接続し、前記乾電池の一方の極に接触し、かつ、該一方の極と相対する他方の極の方向に前記乾電池を付勢する導電性部材により形成される第1の付勢部材と、
    前記電子機器の前記電子基板の前記電子回路と接続し、前記乾電池の前記他方の極側に設けられ、前記乾電池を収納する際に前記蓋を付勢する導電性部材により形成される第2の付勢部材と、を備えた乾電池収納ケースであって、
    前記蓋を前記第2の付勢部材の付勢に抗って押し込んで前記開口部を閉じることにより、前記乾電池の前記他方の極が前記蓋に取り付けられた前記電極に接触させるとともに、前記第2の付勢部材が前記電極に接触して、前記電子機器の前記電子基板の前記電子回路と、前記乾電池の前記一方の極と前記他方の極とが接続されて前記乾電池が収納されることを特徴とする乾電池収納ケース。
  2. 前記第2の付勢部材は、内径が収納する前記乾電池の外径よりやや大きい円柱状のコイルバネであり、該コイルバネに前記乾電池を貫通させて、前記乾電池を収納することを特徴とする請求項1に記載の乾電池収納ケース。
  3. 前記蓋の側面には弾性部材で形成されるシール部材が取り付けられ、前記蓋が前記開口部を閉じると、前記開口部が前記シール部材でシーリングされることを特徴とする請求項1または2に記載の乾電池収納ケース。
  4. 前記シール部材はOリングであることを特徴とする請求項3に記載の乾電池収納ケース。
  5. 前記蓋の側面には少なくとも1つの凸部が設けられるとともに、前記開口部には該凸部と嵌合する案内溝と該案内溝と連結するロック部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乾電池収納ケース。
  6. 前記蓋に設けられた前記電極の上面周辺部には、非導電性部材で形成され、高さが前記乾電池のプラス極端子の高さより低い、少なくとも1つのスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の乾電池収納ケース。
JP2018155097A 2018-08-22 2018-08-22 乾電池収納ケース Active JP7171022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018155097A JP7171022B2 (ja) 2018-08-22 2018-08-22 乾電池収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018155097A JP7171022B2 (ja) 2018-08-22 2018-08-22 乾電池収納ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020030923A JP2020030923A (ja) 2020-02-27
JP7171022B2 true JP7171022B2 (ja) 2022-11-15

Family

ID=69622690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018155097A Active JP7171022B2 (ja) 2018-08-22 2018-08-22 乾電池収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7171022B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3194547U (ja) 2014-09-17 2014-11-27 株式会社タニタ 電池蓋および電子機器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838763Y1 (ja) * 1969-06-23 1973-11-15
JPS57127474U (ja) * 1981-02-03 1982-08-09
JPS61146864U (ja) * 1985-03-04 1986-09-10
JP3383533B2 (ja) * 1996-12-26 2003-03-04 リズム時計工業株式会社 電池ケース
JP3581553B2 (ja) * 1998-01-26 2004-10-27 ペンタックス株式会社 防滴防水構造を有する電池室開閉蓋

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3194547U (ja) 2014-09-17 2014-11-27 株式会社タニタ 電池蓋および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020030923A (ja) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4232851B2 (ja) バッテリー装置
US5155659A (en) Hand-held data collection terminal with battery compartment sealing lid and lid-tethering hand strap
JP4123516B2 (ja) バッテリー装置
US5476729A (en) Electronic device having a removable battery pack assembly
US5552240A (en) Battery operated component with removable battery holder
US7832565B2 (en) Structure of housing battery etc.
US8361643B2 (en) Battery cover latch mechanism and portable electronic device using same
JP2006216342A (ja) 防水型電気機器の電池収容部構造
JP7171022B2 (ja) 乾電池収納ケース
JP2606954B2 (ja) 電池の収納構造
JP5336897B2 (ja) 電池収納部およびそれを備えた電子機器
US5240792A (en) Battery holder for electronic apparatus
TWI842745B (zh) 包含可配置端子座的電池組
CN111433937B (zh) 电池外壳
JP2012216332A (ja) 電池受けの端子構造
JP2009175940A (ja) 電子歩数計
JP2015053173A (ja) 電子機器
JP2015053174A (ja) 電子機器
JP6351982B2 (ja) 電子機器の筐体構造
CN209800831U (zh) 龙头水路控制盒
JP6394949B2 (ja) ベルト取付構造および電子機器
JPS5882461A (ja) 電池収納装置
JP4906263B2 (ja) 電池収納室およびその電池収納室を有する電子機器
JP2009295445A (ja) 携帯機器
JP2596641B2 (ja) 電池の収納機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7171022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150