JP2020027699A - ケーブルおよびケーブルの製造方法 - Google Patents

ケーブルおよびケーブルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020027699A
JP2020027699A JP2018150707A JP2018150707A JP2020027699A JP 2020027699 A JP2020027699 A JP 2020027699A JP 2018150707 A JP2018150707 A JP 2018150707A JP 2018150707 A JP2018150707 A JP 2018150707A JP 2020027699 A JP2020027699 A JP 2020027699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
chlorine
based polymer
silane
crosslinking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018150707A
Other languages
English (en)
Inventor
壮平 児玉
Sohei Kodama
壮平 児玉
鈴木 秀幸
Hideyuki Suzuki
秀幸 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2018150707A priority Critical patent/JP2020027699A/ja
Publication of JP2020027699A publication Critical patent/JP2020027699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

【課題】押出し成形の不具合やケーブル外形の変形を抑制したケーブルおよびその製造方法を提供する。【解決手段】押出機200の材料投入口に、クロロプレンゴム、塩素化ポリエチレンおよびメタクリルシランを投入する工程、第1液体投入口22aからアミノシランを投入する工程、および第2液体投入口22bからシラン架橋触媒液を投入する工程、によりケーブル1を製造する。クロロプレンゴムは、塩素化ポリエチレンよりシラン架橋の反応性が高く、メタクリルシランは、塩素化ポリエチレンのシラングラフト化反応用のシラン化合物であり、アミノシランは、クロロプレンゴムのシラングラフト化反応用のシラン化合物である。かかる製法によれば、スコーチを抑制し、押出機からの吐出後のケーブルの外形の変動幅を小さくすることができる。また、高濃度触媒液を入れた場合に生じるヤケを抑制し、架橋後のケーブルの変形(潰れ)を抑制することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、ケーブルおよびケーブルの製造方法に関し、特に、塩素系ポリマー被覆ケーブルおよびその製造方法に関するものである。
ケーブルは、電線と、この電線の外周上に設けられる外被層(シース)とを備えている。この外被層には、柔軟性を有するゴム材料が使用されており、ゴム弾性を付与するために、分子間を化学的に結合する架橋技術が用いられている。
中でもシラン架橋は、架橋処理時のエネルギーが小さく、ポストヒーターなどの大掛かりな設備を必要としないため、他の架橋方式と比較しコスト面で優れている。
例えば、特許文献1には、電線の周囲に形成された内側被覆層を、シラン架橋基を含有するハロゲン元素含有ゴムで構成することが開示されている。そして、ハロゲン元素含有ゴムとしてクロロプレンゴムが例示されている。
また、特許文献2には、絶縁電線のシースを、ゴムにシラン化合物がグラフト重合されたシラングラフトゴムおよびシラノール縮合触媒を含有するシラングラフト材料から形成することが開示されている。そして、ゴムとして塩素化ポリエチレンが例示されている。
特開2015−146303号公報 特開2017−224454号公報
本発明者は、ケーブルの被覆材の研究・開発に従事しており、被覆材として、押出し成形した塩素系ポリマーを用いることにより、ケーブルの特性を向上させることを検討している。
その過程において、ケーブルの被覆材として用いる塩素系ポリマーの種類によっては、架橋速度が速く、押出し成形に不具合を生じるものが見られ、また、逆に架橋速度が遅く、後架橋後にケーブル外形が変形するものが見られた。
本発明の目的は、押出し成形の不具合やケーブル外形の変形を抑制したケーブルおよびその製造方法を提供することにある。
(1)本発明の一態様のケーブルは、電線および前記電線の外周に被覆層を有するケーブルであって、前記被覆層は、第1ポリマーと、第2ポリマーとが、シラン架橋した樹脂材料よりなる。そして、前記第1ポリマーは、第1塩素系ポリマーが第1シラン化合物によりグラフト化されたポリマーであり、前記第2ポリマーは、前記第1塩素系ポリマーと異なる第2塩素系ポリマーが第2シラン化合物によりグラフト化されたポリマーである。また、前記被覆層のシラン架橋後の外形変動幅は、6%以下である。
(2)本発明の一態様のケーブルの製造方法は、押出機を用いて電線の外周に被覆層を形成するケーブルの製造方法であって、(a)前記押出機の材料投入口に、第1塩素系ポリマー、前記第1塩素系ポリマーと異なる第2塩素系ポリマーおよび第2シラン化合物を投入する工程を有する。そして、(b)前記押出機において前記材料投入口より下流に位置する第1液体投入口から第1シラン化合物を投入する工程、(c)前記押出機において前記第1液体投入口より下流に位置する第2液体投入口からシラン架橋触媒を投入する工程、を有する。そして、前記第1塩素系ポリマーは、前記第2塩素系ポリマーよりシラン架橋の反応性が高い。そして、前記第1シラン化合物は、前記第1塩素系ポリマーのシラングラフト化反応用のシラン化合物であり、前記第2シラン化合物は、前記第2塩素系ポリマーのシラングラフト化反応用のシラン化合物である。
本発明によれば、押出し成形の不具合やケーブル外形の変形を抑制したケーブルおよびその製造方法を提供することができる。
ケーブルの構造を示す断面図である。 ケーブルの製造方法に使用する製造装置の概略図である。 ケーブルの製造方法に使用する製造装置の概略図である。
(実施の形態)
[ケーブルの構造]
図1は、本実施の形態のケーブルの構造を示す断面図である。図示するように、ケーブル1は、3本の絶縁電線4を有するケーブルコア10と、3本の絶縁電線4の外周を覆うシース(被覆材、被覆層)5とを有する。ここでは、ケーブルコア10として、3本の絶縁電線4が撚り合わされたものを用いたが、絶縁電線の本数については3本に限られるものではない。なお、ケーブルコア10を、銅線、銅撚り線、それらの周囲に絶縁体を被覆した単層の絶縁電線としてもよい。
絶縁電線4は、複数本の素線を撚合せた導体3と、この導体3の外周に被覆された絶縁体2とを有する。導体3および絶縁体2の材料は特に限定されないが、導体3として、例えば、銅線を用いることができる。また、錫などでメッキされた銅線を用いてもよい。絶縁体2として、例えば、エチレンプロピレンゴムを用いることができる。
本実施の形態においては、シース5は、第1ポリマーと、第2ポリマーとが、シラン架橋した樹脂材料よりなる。より具体的には、第1ポリマーは、第1塩素系ポリマーが第1シラン化合物によりグラフト化されたポリマーであり、第2ポリマーは、前記第1塩素系ポリマーと異なる第2塩素系ポリマーが第2シラン化合物によりグラフト化されたポリマーである。そして、このシース5には、シラン架橋触媒、酸化防止剤などが含まれる。
第1塩素系ポリマーは、第2塩素系ポリマーよりシラングラフト化反応や架橋反応の反応性が高い。例えば、架橋触媒下における、第1塩素系ポリマーと架橋剤との反応速度が、第2塩素系ポリマーと架橋剤との反応速度より大きい。具体的には、第1塩素系ポリマーは、2重結合を有するポリマーである。具体的には、第1塩素系ポリマーは、クロロプレンゴムである。
クロロプレンゴムは、クロロプレンの重合によって得られる合成ゴムであり、以下の(構造式1)で示される。
Figure 2020027699
このクロロプレンゴムは、第1シラン化合物(シランカップリング剤)によりグラフト化され、シラングラフトクロロプレンゴムとなる。第1シラン化合物としては、アミノ基を有するシラン化合物を用いることが好ましい。また、アミノ基に加え、加水分解性シリル基を有するものを用いることが好ましい。このようなシラン化合物としては、例えば、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、(アミノメチル)トリメトキシシラン、(アミノメチル)メチルジメトキシシラン、(アミノメチル)トリエトキシシラン、(アミノメチル)メチルジエトキシシラン、2−アミノエチルトリメトキシシラン、2−アミノエチルメチルジメトキシシラン、2−アミノエチルトリエトキシシラン、2−アミノエチルメチルジエトキシシラン、4−アミノ−3,3−ジメチルブチルトリメトキシシラン、4−アミノ−3,3−ジメチルブチルメチルジメトキシシラン、4−アミノ−3,3−ジメチルブチルトリエトキシシラン、4−アミノ−3,3−ジメチルブチルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。
クロロプレンゴムは、2重結合を有し、反応性が高く、シラングラフト化反応や架橋反応が容易に進行する。このため、後述する比較例からも明らかなように、押出機内のスクリューに粘着し易く、シラン架橋による押出機内のスコーチを抑制しきれない。さらに、スクリューへの粘着とスクリューからの剥離の繰り返しにより押出機からの吐出量が変動し易く、吐出後のケーブルの外形の変動幅(後述する“外形変動幅)が大きくなりやすい。
第2塩素系ポリマーは、第1塩素系ポリマーよりシラングラフト化反応や架橋反応の反応性が低い。例えば、第2塩素系ポリマーは、2重結合を有さないポリマーである。具体的には、第2塩素系ポリマーは、塩素化ポリエチレンである。塩素化ポリエチレンは、以下の(構造式2)で示される。例えば、線状ポリエチレン(低密度ポリエチレンや高密度ポリエチレンなど)を水に懸濁分散させた水性懸濁液に塩素ガスを吹き込むことにより得ることができる。
Figure 2020027699
この塩素化ポリエチレンは、第2シラン化合物(シランカップリング剤)によりグラフト化され、シラングラフト塩素化ポリエチレンとなる。第2シラン化合物としては、メタクリル基(HC=C(CH)−CO−)を有するシラン化合物を用いることが好ましい。また、メタクリル基に加え、加水分解性シリル基を有するものを用いることが好ましい。このようなシラン化合物としては、例えば、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。
また、シース5は、架橋剤、シラン架橋触媒、酸化防止剤を有する。架橋剤としては、例えば、過酸化物を用いることができる。また、シラン架橋触媒としては、ジオクチル錫、ジブチル錫などの有機錫系の化合物を用いることができる。また、酸化防止剤としては、例えば、硫黄系酸化防止剤(4,4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)などを用いることができる。
さらに、シース5は、充填剤、可塑剤、安定剤、滑剤などの各種添加剤を有していてもよい。
このように、本実施の形態のケーブルのシース5は、シラングラフト化された第1塩素系ポリマーと、シラングラフト化された第2塩素系ポリマーとが、架橋された樹脂(ポリマー)を有する。また、架橋剤、シラン架橋触媒、酸化防止剤を有する。
そして、本実施の形態のケーブルのシース5は、反応性の低い第2塩素系ポリマーのシラングラフト化用のシラン化合物を先に添加し、シラングラフト化されていない第1塩素系ポリマーとともに混練しながら、第1塩素系ポリマーのシラングラフト化用のシラン化合物を混練の途中で添加することにより形成される。このような過程により形成されたシース5は、クロロプレンゴムを単独で用いる場合の不具合である前述のスコーチを抑制し、押出機からの吐出後のケーブルの外形の変動幅を小さくすることができる。例えば、押出機からの吐出後の外形変動幅を、6%以下とすることができる。
また、反応性の低い第2塩素系ポリマーについては、シラングラフト化用のシラン化合物を先に添加しておくことで、シラングラフト化を促進し、その後の架橋工程において、十分な架橋反応を確保することができる。即ち、十分な架橋ポイントを確保することで、シラン架橋触媒を増加させることなく、十分な架橋反応を確保することができる。これにより、高濃度触媒液を入れた場合に生じるヤケを抑制し、架橋後のケーブルの変形(潰れ)を抑制することができる。例えば、シラン架橋後の外形の変動幅(後述する、後架橋後シース変形)を、6%以下とすることができる。
さらに、2種の塩素系ポリマーを用いることで、機械的強度(熱老化残率)を補強することができる。例えば、塩素化ポリエチレンのような低強度のものに、クロロプレンゴムのような高強度のものを混ぜることにより、シースとしての機械的強度(熱老化残率)を向上させることができる。例えば、熱老化残率を、100%以上とすることができる。
また、第1塩素系ポリマーと第2塩素系ポリマーの重量比率は、10:90〜90:10、より好ましくは、20:80〜80:20とすることができる。上記重量比率を、20:80〜80:20とすることで、押出機からの吐出後の外形変動幅を5%以下とすることができる。また、シラン架橋後の外形の変動幅(後述する、後架橋後シース変形)を、5%以下とすることができる。また、熱老化残率を、120%以上とすることができる。
[ケーブルの製造方法]
次いで、本実施の形態のケーブルの製造方法を説明するとともに、ケーブルの構成(シースの組成)をより明確にする。
図2および図3は、本実施の形態のケーブルの製造方法に使用する製造装置の概略図である。図3は、図2の押出装置系の概略図である。
図3に示す押出装置系は、単軸スクリュー押出機(単に、“押出機”ともいう)200を備える。押出機200は、シリンダ内に配置されたフルフライトスクリュー(単に、“スクリュー”ともいう)20と、材料投入口21と、第1液投入口22a、第2液投入口22bとを備える。
ここで、事前にシラングラフトの必要ない塩素系ポリマーを“A”、事前にシラングラフトが必要な塩素系ポリマーを“B”とする。塩素系ポリマーAは、前述したように、例えば、クロロプレンゴムである。また、塩素系ポリマーBは、前述したように、例えば、塩素化ポリエチレンである。
図3に示すように、塩素系ポリマーA(例えば、クロロプレンゴム)に関しては、酸化防止剤と、A用シラン液以外の添加剤(例えば、充填剤、可塑剤、安定剤など)とをニーダーKで事前混練して配合材料MAとしておく。ニーダーKは、2本のロールRを有する。
また、塩素系ポリマーB(例えば、塩素化ポリエチレン)に関しては、B用シラン液と、他の添加剤(例えば、充填剤、可塑剤、安定剤など)とをニーダーKで事前混練して配合材料MBとしておく。この際、酸化防止剤は添加しない。また、その他の添加剤として、架橋剤を添加してもよい。一般に、シラン液はベース材である塩素系ポリマー100phrに対して、1〜10phr程度添加することが好ましい。phrは、重量部を意味する。
材料投入口(ホッパー)21から、シース材料として、配合材料MAと配合材料MBを同時に投入する。本実施の形態のケーブルの製造方法によれば、配合材料MAと配合材料MBとの配合比率を、ケーブルの特性、製造コストなどに基づき自由に決めることが可能である。
例えば、塩素系ポリマーB(例えば、塩素化ポリエチレン)を主材料とする場合であって、配合材料MBに、酸化防止を目的として配合材料MAを混練する場合は、塩素系ポリマーAおよび塩素系ポリマーBの和(ベースポリマー)100phrに対して、酸化防止剤が1〜2phr程度となるように、配合材料MAを混練すれば十分である。例えば、塩素化ポリエチレンは、低コスト材料であり、よりコストが低い材料の割合を増やすことにより、ケーブルの製造コストを低く抑えることができる。
また、後架橋時の変形防止のため、架橋度を向上したい場合は、反応性の高い配合材料MAを配合材料MBより多くすればよい。ただし、配合材料MAの量が多くなりすぎると、混練後に添加される(サイドフィードされる)A用シラン液が多くなるため、前述したようにスクリューへの粘着が生じ、押出機からの吐出量が不安定化する。そのため、A用シラン液とは反応性が低い塩素系ポリマーBを主材料とする配合材料MBは、塩素系ポリマーAおよび塩素系ポリマーBの和(ベースポリマー)に対して、塩素系ポリマーBが少なくとも10%以上となるように、添加することが望ましい。
図3の単軸スクリュー押出機200において、第1液投入口22aは、材料投入口21よりもスクリュー下流側に設けられ、第2液投入口22bは第1液投入口22aよりスクリュー下流側に設けられている。
そして、第1液投入口22aからA用シラン液をサイドフィードする。具体的には、タンク23aから供給されたA用シラン液が、液注入ポンプ24aを介し、第1液投入口22aから押出機200に投入されて、混練中の材料にA用シラン液が添加される。前述したように、シラン液はベース材である塩素系ポリマー100phrに対して、1〜10phr程度添加することが好ましい。
さらに、第2液投入口22bからシラン架橋触媒液をサイドフィードする。具体的には、タンク23bから供給されたシラン架橋触媒液が、液注入ポンプ24bを介し、第2液投入口22bから押出機200に投入されて、混練中の材料にシラン架橋触媒液が添加される。添加量としては、塩素系ポリマーAおよび塩素系ポリマーBの和(ベースポリマー)100phrに対して、0.1〜1phr程度とすることが好ましい。高濃度にするほど、架橋度や架橋時間は短縮可能であるが、ヤケが生じやすくなる。このシラン架橋触媒により、架橋反応が進行する。即ち、グラフト化されたポリマーが架橋剤により架橋される。なお、架橋剤の量は、ベースポリマー100phrに対して、0.5〜5phr程度とすることが好ましい。
シラン架橋触媒をサイドフィードした後の混合材料は、押出機200から押し出され、押出ヘッド30を通過して、図2に示すケーブルコア送出機50から送り出されたケーブルコア10に被覆される。次いで、ケーブルコア10およびその外周の被覆層は、蒸気缶(架橋缶)40内を通過しながら架橋(一次架橋)される。蒸気缶40内においては、飽和水蒸気等により架橋処理が施される。蒸気缶40内の蒸気圧は2気圧程度である。次いで、ケーブルコア10およびその外周の被覆層は、冷却水槽60内で冷却され、ケーブル巻取機70により巻き取られる。
その後、ケーブル巻取機70により巻き取られたケーブルは、恒温槽内に送られ、後架橋を行う。恒温槽の温度は40〜60℃程度である。
このように、本実施の形態のケーブルのシース(被覆層)5は、シラングラフト化された塩素系ポリマーAと、シラングラフト化された塩素系ポリマーBとを有する組成物が、架橋された樹脂よりなる。また、上記組成物は、架橋剤、シラン架橋触媒、酸化防止剤を有する。
そして、本実施の形態のケーブルのシース5は、反応性の低い塩素系ポリマーBのシラン液(B用シラン液、塩素系ポリマーBのシラングラフト化用のシラン化合物)を先に添加し、シラングラフト化されていない塩素系ポリマーAとともに混練しながら、塩素系ポリマーAのシラン液(A用シラン液、塩素系ポリマーAのシラングラフト化用のシラン化合物)を混練の途中で添加することにより形成される。
このような工程により形成されたシース5は、塩素系ポリマーAを単独で用いる場合の不具合であるスコーチを抑制し、押出機200からの吐出後のケーブルの外形変動幅を、6%以下とすることができる。
また、反応性の低い塩素系ポリマーBについては、B用シラン液を先に添加しておくことで、シラングラフト化を促進し、その後の架橋工程において、十分な架橋反応を確保することができる。即ち、十分な架橋ポイントを確保することで、シラン架橋触媒を増加させることなく、十分な架橋反応を確保することができる。これにより、高濃度触媒液を入れた場合に生じるヤケを抑制し、架橋後のケーブルの変形(潰れ)を抑制することができる。例えば、シラン架橋後の外形の変動幅(後述する、後架橋後シース変形)を、6%以下とすることができる。
さらに、複数種の塩素系ポリマーを用いることで、機械的強度(熱老化残率)を補強することができる。例えば、塩素系ポリマーBが低強度の場合、高強度の塩素系ポリマーAを混ぜることにより、シースとしての機械的強度(熱老化残率)を向上させることができる。例えば、熱老化残率を、100%以上とすることができる。
また、塩素系ポリマーAと塩素系ポリマーBの重量比率は、10:90〜90:10、より好ましくは、20:80〜80:20とすることができる。上記重量比率を、20:80〜80:20とすることで、押出機からの吐出後の外形変動幅を5%以下とすることができる。また、シラン架橋後の外形の変動幅(後述する、後架橋後シース変形)を、5%以下とすることができる。また、熱老化残率を、120%以上とすることができる。
さらに、酸化防止剤がシラングラフト化反応を阻害する場合がある。例えば、塩素化ポリエチレンとメタクリルシラン(引火点125℃)のシラングラフト化を、酸化防止剤が阻害する。このような場合、塩素化ポリエチレンと、シラン架橋触媒と、酸化防止剤とを混練した触媒マスターバッチを作製し、シラングラフト化塩素化ポリエチレンに投入するのが一般的である。ただし、触媒マスターバッチ内の塩素化ポリエチレンはシラングラフトされていないため、架橋度が下がる要因となる。
これに対し、上記工程においては、塩素化ポリエチレン(塩素系ポリマーA)には、A用シラン液が添加されていないため、酸化防止剤を添加しても問題はなく、別途触媒マスターバッチを作製する必要がなく、また、触媒マスターバッチ投入による架橋度の低下を防ぐことができる。
シラン液として、例えば、ビニルシランを用いることも可能であるが、ビニルシランは引火点が23℃と非常に低く、脱空気中でのシラングラフト化が必要となり、取扱いが困難であるため、メタクリルシラン(引火点125℃)やアミノシラン(引火点なし)を用いることが好ましい。
ケーブルのシースを多層化することにより、ヤケや変形を低減することも可能であるが、本実施の形態のケーブルによれば、単層のシースでも、良好な特性を得ることができる。もちろん、本実施の形態のシースを多層化してもよい。
本実施の形態は、ベースポリマーとして、複数種の塩素化ポリマーを混合する際に適用可能である。また、ベースポリマーとして、複数種の塩素化ポリマーの他、他のポリマー(例えば、オレフィン系ポリマーなど)を添加してもよい。
(実施例)
次に、本実施の形態の実施例を説明する(図2、図3参照)。
事前にシラングラフトが必要ない塩素系ポリマーAを、クロロプレンゴムとし、A用シラン液を、アミノシラン(N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン)とした。アミノシランは信越シリコーン製KBM−573(N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン)を使用した。
また、事前にシラングラフトが必要な塩素系ポリマーBを、塩素化ポリエチレンとし、B用シラン液を、メタクリルシラン(3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン)とした。メタクリルシランは信越シリコーン製KBM−503(3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)を使用した。
まず、クロロプレンゴム100phrに対して、可塑剤10phr、滑剤7phr、安定剤2phr、充填剤55phrおよび酸化防止剤2phrを、75Lニーダーに投入し、120℃、10分間の混練を実施し、混練物KAを形成した。
そして、混練物KAを、直径5mm、高さ5mm程度の円柱状ペレット形状に加工し、配合材料MA(176phr)とした(表1参照)。
次に、塩素化ポリエチレン100phrに対して、可塑剤10phr、滑剤4phr、安定剤12phr、充填剤40phrおよび架橋剤として過酸化物(DCP(ジクミルパーオキサイド))1phrをメタクリルシラン5phrに溶融させた液を、75Lニーダーに投入し、180℃、10分間の混練を実施し、混練物KBを形成した。混練物KBを、混練物KAと同様に、直径5mm、高さ5mm程度の円柱状ペレット形状に加工し、配合材料MB(172phr)とした(表1参照)。各配合材料の組成を表1に示す。
Figure 2020027699
そして、ペレット形状の配合材料MAとペレット形状の配合材料MBとを比率を変えてドライブレンドし、単軸スクリュー押出機(Φ90mm)のホッパーから投入した。
押出機のスクリューの回転数は15rpmとし、シリンダのヘッド温度は100〜120℃となるように設定した。
アミノシラン液は、クロロプレンゴム100phrに対し、3phrとなるように押出機中途から高圧ポンプを介してサイドフィードを行った。
シラン架橋触媒液は、クロロプレンゴムと塩素化ポリエチレンの合計量100phrに対し、0.4phrとなるように、押出機中途から高圧ポンプを介してサイドフィードを行った。シラン架橋触媒は日東化成製ネオスタンU−830(ジオクチル錫)を使用した。
被覆するケーブルコアは、38SQ×3芯の絶縁電線とした。絶縁電線の外形は、Φ11〜12mmであり、シースにより被覆されたケーブルの外径は、およそΦ35mm程度である(図1参照)。
配合材料MAと配合材料MBの割合を変えて、ケーブル被覆押出しを行った(表2参照)。
シースで被覆されたケーブルは、蒸気缶(架橋缶)によって一次架橋される。架橋缶の蒸気圧は2気圧(120℃)、架橋缶の中の通過時間は10分程度である。
架橋缶を通過したケーブルは、水槽で冷却された後、巻取機でドラムに巻き取られる。その後、恒温槽に送られ、後架橋される。後架橋は、温度40℃で1日(24時間)処理した。
押出し後のケーブル評価は以下のようにした。
(1)ヤケ発生有無
ケーブル表面を目視確認し、荒れ、ツブ等の異常(ヤケ)が無いかを確認した。
(2)外径変動幅
30分間押出し、一次架橋前のケーブル外径を測定した。ケーブル外径の最大値と最小値の差をケーブル外径平均値で割った値を外径変動幅として算出し、6%以下を合格とした。
(3)後架橋後シース変形
ケーブルに7N/cmの荷重を印加した状態で、40℃の環境下に24時間放置して、荷重を解放した後の永久変形率を測定した。変形率が6%以下のものを合格とした。
(4)熱老化後残率
後架橋後(40℃、3日)のケーブルのシースを剥がし、厚さ1mmのシート状とした。これをJISダンベル6号で打抜き、ショッパーを使用して引張速度200mm/minで引張試験を行い、破断強度と破断伸びを測定した。更に、70℃、10日で保持した後のケーブルについて同様の試験を行い、破断強度と破断伸びを測定した。70℃、10日経過後の破断強度と破断伸びの値が、後架橋後の破断強度と破断伸びのそれぞれ85%以上、75%以上のものを合格とした。
ケーブル評価(判定)として、上記(1)〜(4)の項目について、すべて合格したものを合格(◎(優)または○(良))とし、いずれか1項目でも不合格のものがある場合には、不可(×)とした。
配合材料MA、配合材料MB、アミノシラン液、シラン架橋触媒液の割合およびケーブル評価結果を表2に示す。
Figure 2020027699
(考察)
比較例1のように、配合材料MAのみでアミノシランを3phr添加した場合、後架橋後シース変形、熱老化後残率は合格したものの、外径変動幅が大きくなってしまう。配合材料MAの粘着(べた付き)が要因と考えられる。
この比較例1の配合材料MAの粘着(べた付き)を抑制するため、比較例2のように、アミノシランの量を1.5phrに減少させた場合は、粘着(べた付き)が抑制されるため、外径変動幅は合格するものの、後架橋後シース変形が大きくなってしまう。
一方、比較例3のように、配合材料MBのみの場合、後架橋後シース変形や熱老化後残率が不合格となる。これは架橋速度が遅いことと、酸化防止剤が含まれていないためと考えられる。
この比較例3の架橋速度を改善するため、比較例4のように、シラン架橋触媒液を1.0phrまで増加すると、後架橋後シース変形は5%以下となるが、熱老化後残率は改善されない。また、この場合、ヤケが発生し、外観不良となってしまう。
このように、上記比較例1〜4、即ち、配合材料MAまたは配合材料MB単体では、所望の特性のケーブルが得られていない。
これに対し、配合材料MAと配合材料MBを同時に投入した実施例1〜5については、以下に説明するように、ケーブル評価が改善した。
即ち、実施例1〜5に示すように、上記(1)〜(4)の項目について、すべて合格し、ケーブル評価(判定)が、◎(優)か○(良)であった。
ここで、実施例4については、実施例1〜3と比較し、外径変動幅が若干低下した。また、実施例5については、実施例1〜3と比較し、後架橋後シース変形が若干低下した。
即ち、実施例4のように、配合材料MAのクロロプレンゴムと配合材料MBの塩素化ポリエチレンの割合が9:1の場合には、アミノシランの添加によるべた付きによる外径変動幅(6%)が若干大きくなるが、実施例1のように、上記割合を8:2としたところ、外径変動幅が4%となり、ケーブル評価(判定)が、○(良)から◎(優)となった。
また、実施例2、3のように、上記割合を5:5、2:8とした場合においても、ケーブル評価(判定)が◎(優)であった。
一方、前述したように、実施例5のように、上記割合が1:9の場合には、後架橋後シース変形が若干低下している。これは、配合割合の大きい塩素化ポリエチレンの架橋速度がクロロプレンゴムの架橋速度に比べて遅いためと考えられる。
以上の結果から、事前に酸化防止剤を混練した塩素系ポリマー配合材料と、酸化防止剤を含まず事前にシラングラフトされた塩素系ポリマー配合材料との2種類の塩素系ポリマーを混合して成る成形物により、導体(ケーブルコア)を被覆することにより、特性の良好なケーブルを得ることができる。
上記実施例において作製した電線の構造やサイズは一例であり、上記のものに限定されるものではない。
このように、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 ケーブル
2 絶縁体
3 導体
4 絶縁電線
5 シース
10 ケーブルコア
20 スクリュー(フルフライトスクリュー)
21 材料投入口(ホッパー)
22a 第1液投入口
22b 第2液投入口
23a タンク
23b タンク
24a 液注入ポンプ
24b 液注入ポンプ
30 押出ヘッド
40 蒸気缶(架橋缶)
50 ケーブルコア送出機
60 冷却水槽
70 ケーブル巻取機
200 押出機(単軸スクリュー押出機)
K ニーダー
R ロール

Claims (14)

  1. 電線および前記電線の外周に被覆層を有するケーブルであって、
    前記被覆層は、第1ポリマーと、第2ポリマーとが、シラン架橋した樹脂材料よりなり、
    前記第1ポリマーは、第1塩素系ポリマーが第1シラン化合物によりグラフト化されたポリマーであり、
    前記第2ポリマーは、前記第1塩素系ポリマーと異なる第2塩素系ポリマーが第2シラン化合物によりグラフト化されたポリマーであり、
    前記被覆層のシラン架橋後の外形変動幅は、6%以下である、ケーブル。
  2. 請求項1記載のケーブルにおいて、
    前記第1塩素系ポリマーと前記第2塩素系ポリマーの重量比率が10:90〜90:10である、ケーブル。
  3. 請求項2記載のケーブルにおいて、
    前記第1塩素系ポリマーと前記第2塩素系ポリマーの重量比率が20:80〜80:20である、ケーブル。
  4. 請求項1記載のケーブルにおいて、
    前記被覆層は、酸化防止剤およびシラン架橋触媒を有する、ケーブル。
  5. 請求項1記載のケーブルにおいて、
    前記第1塩素系ポリマーは2重結合を有する、ケーブル。
  6. 請求項5記載のケーブルにおいて、
    前記第1塩素系ポリマーは、クロロプレンゴムであり、前記第2塩素系ポリマーは、塩素化ポリエチレンである、ケーブル。
  7. 請求項6記載のケーブルにおいて、
    前記第1シラン化合物は、アミノ基を有し、前記第2シラン化合物は、メタクリル基を有する、ケーブル。
  8. 押出機を用いて電線の外周に被覆層を形成するケーブルの製造方法であって、
    (a)前記押出機の材料投入口に、第1塩素系ポリマー、前記第1塩素系ポリマーと異なる第2塩素系ポリマーおよび第2シラン化合物を投入する工程、
    (b)前記押出機において前記材料投入口より下流に位置する第1液体投入口から第1シラン化合物を投入する工程、
    (c)前記押出機において前記第1液体投入口より下流に位置する第2液体投入口からシラン架橋触媒を投入する工程、
    を有し、
    前記第1塩素系ポリマーは、前記第2塩素系ポリマーよりシラン架橋の反応性が高く、
    前記第1シラン化合物は、前記第1塩素系ポリマーのシラングラフト化反応用のシラン化合物であり、
    前記第2シラン化合物は、前記第2塩素系ポリマーのシラングラフト化反応用のシラン化合物である、ケーブルの製造方法。
  9. 請求項8記載のケーブルの製造方法において、
    前記第1塩素系ポリマーと前記第2塩素系ポリマーの重量比率が10:90〜90:10である、ケーブルの製造方法。
  10. 請求項9記載のケーブルの製造方法において、
    前記第1塩素系ポリマーと前記第2塩素系ポリマーの重量比率が20:80〜80:20である、ケーブルの製造方法。
  11. 請求項8記載のケーブルの製造方法において、
    前記(a)工程は、
    (a1)前記第1塩素系ポリマーと酸化防止剤とを混練することにより第1混練物を形成する工程、
    (a2)前記第2塩素系ポリマーと前記第2シラン化合物とを混練することにより第2混練物を形成する工程、
    (a3)前記第1混練物と前記第2混練物を混合する工程、
    を有する、ケーブルの製造方法。
  12. 請求項8記載のケーブルの製造方法において、
    前記第1塩素系ポリマーは2重結合を有する、ケーブルの製造方法。
  13. 請求項12記載のケーブルの製造方法において、
    前記第1塩素系ポリマーは、クロロプレンゴムであり、前記第2塩素系ポリマーは、塩素化ポリエチレンである、ケーブルの製造方法。
  14. 請求項13記載のケーブルの製造方法において、
    前記第1シラン化合物は、アミノ基を有し、前記第2シラン化合物は、メタクリル基を有する、ケーブルの製造方法。
JP2018150707A 2018-08-09 2018-08-09 ケーブルおよびケーブルの製造方法 Pending JP2020027699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018150707A JP2020027699A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 ケーブルおよびケーブルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018150707A JP2020027699A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 ケーブルおよびケーブルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020027699A true JP2020027699A (ja) 2020-02-20

Family

ID=69620227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018150707A Pending JP2020027699A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 ケーブルおよびケーブルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020027699A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111503386A (zh) * 2020-04-03 2020-08-07 福建祥云科创新型管业科技有限公司 一种hdpe矩形高筋缠绕管及其生产方法
FR3138627A1 (fr) * 2022-08-08 2024-02-09 Nexans Extrudeuse pour l’extrusion d’une couche électriquement isolante comprenant un fourreau ayant un canal d’injection de liquide

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111503386A (zh) * 2020-04-03 2020-08-07 福建祥云科创新型管业科技有限公司 一种hdpe矩形高筋缠绕管及其生产方法
CN111503386B (zh) * 2020-04-03 2021-09-07 福建祥云科创新型管业科技有限公司 一种hdpe矩形高筋缠绕管的生产方法
FR3138627A1 (fr) * 2022-08-08 2024-02-09 Nexans Extrudeuse pour l’extrusion d’une couche électriquement isolante comprenant un fourreau ayant un canal d’injection de liquide
EP4321322A1 (fr) * 2022-08-08 2024-02-14 Nexans Extrudeuse pour l'extrusion d'une couche électriquement isolante comprenant un fourreau ayant un canal d'injection de liquide

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5907079B2 (ja) シラングラフト塩素化ポリエチレンを用いた電線及びケーブル
JP6379776B2 (ja) 非ハロゲン難燃性熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法、並びに電線及びケーブル
JP5056601B2 (ja) ノンハロゲン難燃性熱可塑性エラストマ樹脂組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル
JP2008280517A (ja) 非ハロゲン難燃性熱可塑性組成物の製造方法
JP2020027699A (ja) ケーブルおよびケーブルの製造方法
CN111363260A (zh) 电缆护套用组合物、电缆及其制备方法
CN107501836B (zh) 电缆
WO2016021611A1 (ja) シラングラフト組成物およびその製造方法、並びにその組成物を用いた電線およびケーブル
JP2011080020A (ja) 非ハロゲン難燃性樹脂組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル
JP7211449B2 (ja) 樹脂成形物の成形方法及び電気ケーブルの製造方法
CN108997664A (zh) 护套材料和电缆
JP5092912B2 (ja) ノンハロゲン難燃性熱可塑性エラストマ樹脂組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル
JP6424767B2 (ja) 絶縁電線およびケーブル
JP2022152547A (ja) 塩素系樹脂組成物、電線およびケーブル
CN106232647A (zh) 硅烷接枝氯化聚乙烯、其制造方法、以及使用了该聚乙烯的绝缘电线和电缆
JP6720565B2 (ja) 絶縁電線およびケーブル
JP6299619B2 (ja) 絶縁電線
JP6708055B2 (ja) ケーブルの製造方法
JP7214677B2 (ja) 架橋フッ素ゴム組成物、並びに、これを用いた配線材及びその製造方法
CN108659373A (zh) Pvc复合绝缘材料、电线及其制备方法和应用
JP6786847B2 (ja) 電線・ケーブルの製造方法
JPH09306241A (ja) 電線被覆用樹脂組成物及び被覆電線の製造法
JP2644340B2 (ja) 耐熱電線
JP2016219111A (ja) 絶縁電線
JP6657971B2 (ja) シランカップリング剤含有クロロプレンゴム組成物とその製造方法及びケーブル・電線の製造方法並びにシラン架橋用クロロプレンゴム組成物