JP2020021591A - 車両用装飾部品 - Google Patents

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幸蔵 廣谷
Kozo Hiroya
幸蔵 廣谷
山田 寛之
Hiroyuki Yamada
寛之 山田
明 松波
Akira Matsunami
明 松波
宏明 安藤
Hiroaki Ando
宏明 安藤
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Abstract

【課題】簡素な構成にて、容易に発熱体の組付けを行うこと。【解決手段】ガーニッシュ1は、通電により発熱するヒータ線50を挟んで第1及び第2のシート材51,52を積層してなる発熱体30と、意匠面を形成する表面側に発熱体30の敷設面を有した基材10と、を備える。また、ガーニッシュ1は、発熱体30の電力供給経路Lを形成する電源線78を有して基材10の裏面10bに固定された回路基板70を備える。更に、発熱体30は、敷設面に固定される本体部と、電源線78にヒータ線50を接続するための電源接続部80を有して基材10の裏面10b側に延びる延出部62と、を備える。そして、発熱体30は、第2のシート材52が基材10に固着することにより本体部が敷設面に固定されるとともに、電源接続部80においては、第1のシート材51に対して第2のシート材52が積層されることなくヒータ線50が露出する。【選択図】図7

Description

本発明は、車両用装飾部品に関するものである。
従来、例えば、フロントガーニッシュ等、車両の装飾部品には、その意匠面に付着した氷雪を溶かして除去するための発熱体が設けられたものがある。例えば、特許文献1に記載の装飾部品は、フロントグリルを飾るエンブレムとしての構成を有している。また、この装飾部品の意匠面には、車両に設けられたレーダー装置の電波を透過する電波透過領域が設定されている。そして、この従来例の装飾部品には、通電により発熱して、その意匠面を形成する基材を昇温させる発熱体が設けられている。
即ち、意匠面に付着した氷雪が電波を減衰させることで、その装飾部品の内側に設けられたレーダー装置による検知性能が低下するおそれがある。この点を踏まえ、上記従来技術の装飾部品では、その発熱体の昇温作用によって電波透過領域内の氷雪を除去する。そして、これにより、降雪時、或いは車両に付着した雨水が凍結しやすい低温時においても、高いレーダー検知性能を確保することが可能になっている。
また、上記特許文献1に記載の装飾部品には、そのヒータ線がシート材に保持されたシート状の発熱体が用いられている。そして、これにより、この発熱体を基材に敷設する工程を含め、その取り扱いの容易化が図られている。
特開2017−215242号公報
しかしながら、車両においては、あらゆる部品について、その組付け性の改善を含めた製造コストの低減が進められている。そして、上記従来技術の装飾部品についてもまた、このような日々進化する車両の要求水準に応え得るとは必ずしも言い切れないことから、その更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡素な構成にて、容易に発熱体の組付けを行うことのできる車両用装飾部品を提供することにある。
上記課題を解決する車両用装飾部品は、通電により発熱するヒータ線を挟んで第1及び第2のシート材を積層してなる発熱体と、意匠面を形成する表面側に前記発熱体の敷設面を有した基材と、前記発熱体の電力供給経路を形成する電源線を有して前記基材の裏面に固定された回路基板と、を備え、前記発熱体は、前記敷設面に固定される本体部と、前記電源線に前記ヒータ線を接続するための電源接続部を有して前記基材の裏面側に延びる延出部と、を備え、前記第2のシート材が前記基材に固着することにより前記本体部が前記敷設面に固定されるとともに、前記電源接続部においては、前記第1のシート材に対して前記第2のシート材が積層されることなく前記ヒータ線が露出する。
上記構成によれば、第1及び第2のシート材にヒータ線が保護された状態で、容易に、その発熱体の本体部を敷設面に固定することができる。また、この状態で、延出部が基材の表面側から裏面側に回り込むことにより、そのヒータ線が露出した電源接続部を、基材の裏面に固定された回路基板に向かい合わせることができる。更に、この電源接続部については第2のシート材を積層しないことで、そのヒータ線を、回路基板に設けられた電源線に密着させることができる。その結果、容易且つ確実に、そのヒータ線を電源線に接続することができる。特に、これらの接続にハンダ付けを用いる場合には、その密着性の高さから、容易に、そのハンダ付けを行うことができる。そして、これにより、簡素な構成にて、容易に発熱体の組付けを行うことができる。
上記課題を解決する車両用装飾部品において、前記第2のシート材は、前記基材に対する接着力を有した接着シートであることが好ましい。
上記構成によれば、容易かつ確実に、その発熱体を基材に固定することができる。
上記課題を解決する車両用装飾部品において、前記電源接続部には、前記第1のシート材を貫通して前記ヒータ線に臨む孔部が設けられることが好ましい。
上記構成によれば、より容易且つ安定的に、その電源線に対してヒータ線を接続することができる。
上記課題を解決する車両用装飾部品において、前記第1及び第2のシート材は、透明シートであることが好ましい。
上記構成によれば、優れた意匠性を確保することができる。
本発明によれば、簡素な構成にて、容易に発熱体の組付けを行うことができる。
車両のフロントグリルに設けられたガーニッシュの模式図。 ガーニッシュの正面図。 ガーニッシュの断面図(図2におけるIII-III断面)。 発熱体の断面図。 ガーニッシュの分解斜視図(背面視)。 ガーニッシュの斜視図(背面視)。 基材の裏面に固定された回路基板近傍の拡大断面図。
以下、車両用装飾部品を車両のエンブレムとしての構成を有するガーニッシュに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、車両用装飾部品としてのガーニッシュ(フロントガーニッシュ)1は、車両2のフロントグリル3を飾るエンブレム4としての構成を有している。具体的には、本実施形態のガーニッシュ1は、横長の楕円型に形成された略平板状の基材10を備えている。また、このガーニッシュ1は、車両2のフロントグリル3に固定されることにより、その車両2の前方側(図1中、左側)に臨む基材10の表面10a側が意匠面Sを形成する。更に、このガーニッシュ1は、その楕円形状をなす意匠面Sの中央部分に、文字や図形等を図案化したエンブレム4の印章が表示される印章表示部11を有している。そして、本実施形態のガーニッシュ1は、この印章表示部11を電波透過領域αとした電波透過カバー20としての機能を有している。
詳述すると、図1に示すように、本実施形態の車両2は、フロントグリル3の内側、そのエンブレム4が設けられた位置の後方(図1中、右側)に設けられたレーダー装置21を備えている。即ち、このレーダー装置21は、そのエンブレム4を構成するガーニッシュ1の意匠面Sに設定された電波透過領域αを介して車両2の前方にミリ波を送信し、及びその反射波を受信する。そして、本実施形態の車両2は、これにより、その車両2の前方に存在する障害物の検知、或いは車間距離の計測等を行う構成になっている。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態のガーニッシュ1は、通電により発熱して、その基材10を昇温させるシート状の発熱体30を備えている。具体的には、本実施形態のガーニッシュ1において、この発熱体30は、そのガーニッシュ1の意匠面Sを構成する基材10の表面10aに敷設されている。即ち、本実施形態のガーニッシュ1は、この発熱体30を用いて基材10の表面10aを昇温させる。そして、これにより、その電波透過領域αを有する意匠面Sに付着した氷雪を除去することが可能になっている。
さらに詳述すると、図3に示すように、本実施形態のガーニッシュ1において、基材10は、透明基材41と黒色基材42とが積層された構造を有している。また、本実施形態のガーニッシュ1は、その透明基材41が基材10の表面10a側を構成し、その黒色基材42が基材10の裏面10b側を構成する。即ち、このガーニッシュ1は、透明基材41側を車両前方側(図3中、左側)に向けた状態で、その黒色基材42側が車両2のフロントグリル3に取着される(図1参照)。更に、このガーニッシュ1は、その透明基材41と黒色基材42との間に形成された加飾層43を有している。そして、本実施形態のガーニッシュ1は、これにより、透明基材41が形成する意匠面Sの内側に、そのエンブレム4の印章を立体的に表示することが可能になっている。
尚、本実施形態のガーニッシュ1において、透明基材41は、ポリカボネート(PC)を用いて形成されている。また、黒色基材42には、共重合ポリマー(AES)が用いられている。更に、加飾層43は、インジウム(In)を用いて形成されている。そして、本実施形態のガーニッシュ1は、これらの電波透過性を有する素材を用いて基材10を形成することにより、その意匠面Sに設定された電波透過領域αをレーダー装置21のミリ波が透過する構成になっている。
また、図4に示すように、本実施形態の発熱体30は、通電により発熱するヒータ線50と、このヒータ線50を間に挟むかたちで積層された第1及び第2のシート材51,52と、を備えている。
本実施形態の発熱体30において、第1及び第2のシート材51,52は、例えば、ポリカボネート(PC)等の透明樹脂を用いて形成された透明シート53としての構成を有している。更に、第2のシート材52は、ガーニッシュ1の基材10(41,42)に対する接着力を有した接着シート55としての機能を備えている。そして、本実施形態の発熱体30は、この第2のシート材52が固着するかたちで、そのガーニッシュ1の意匠面Sを構成する基材10の表面10aに固定される構成になっている。
詳述すると、図3及び図5に示すように、本実施形態の発熱体30は、その敷設面10sに設定された基材10の表面10aに固定される本体部61と、この本体部61から延びる延出部62と、を備えている。本実施形態の発熱体30において、本体部61は、その意匠面Sを構成する基材10の表面10aと略同じ、横長の楕円形状に形成されている。また、延出部62は、この本体部61の下端(図2参照、同図中、下側の端部)となる位置から径方向外側に延びている。更に、この延出部62は、その発熱体30の本体部61が固定された基材10の表面10a側から裏面10b側に回り込むように配置されている。そして、本実施形態のガーニッシュ1は、この延出部62を基材10の裏面10bに固定された回路基板(プリント基板)70に対して電気的に接続させることにより、その発熱体30に対する電力供給経路Lが確立される構成になっている(図1参照)。
さらに詳述すると、図5及び図6に示すように、本実施形態のガーニッシュ1は、回路基板70を基材10の裏面10bに設けられた保持部73に保持する。尚、本実施形態のガーニッシュ1において、基材10の裏面10bには、その上端部10u及び下端部10lに、それぞれ、2つずつ、フロントグリル3に対する係合部75が設けられている。そして、回路基板70の保持部73は、フロントグリル3に対する螺子止め部76と並ぶかたちで、その下端部10lに位置する両係合部75間に設けられている。
また、図7に示すように、本実施形態の発熱体30は、その延出部62の先端62aに、第1のシート材51に対して第2のシート材52が積層されることなくヒータ線50が露出した電源接続部80を有している。更に、本実施形態の回路基板70は、ワイヤーハーネス71を介して車両の電源77に接続されることにより発熱体30に対する電力供給経路Lを形成する電源線78を備えている(図1参照)。そして、本実施形態のガーニッシュ1は、この電源線78に対してヒータ線50がハンダ付けされた状態で、その発熱体30の電源接続部80が回路基板70に接続される構成になっている。
具体的には、本実施形態の発熱体30は、第1のシート材51が基材10の反対側(背面側、図7中、右側)に臨む状態で、その基材10の裏面10b側に回り込んだ延出部62が回路基板70に向かって延びている。そして、これにより、この延出部62の先端62aに設けられた電源接続部80においては、回路基板70に設けられた電源線78に対し、その基材10の裏面10bに対向する方向(図7中、左側)に露出したヒータ線50が直接に接触する構成になっている。
更に、本実施形態の発熱体30において、その電源接続部80には、第1のシート材51を貫通してヒータ線50に臨む孔部81が設けられている。そして、本実施形態のガーニッシュ1は、この孔部81を利用して、その発熱体30のヒータ線50を回路基板70側の電源線78にハンダ付けする構成になっている。
即ち、本実施形態の発熱体30は、その電源接続部80に設けられた孔部81を回路基板70に重ねるかたちで位置決めされる。そして、この孔部81を介してヒータ線50と電源線78とをハンダ付けすることにより、そのハンダ付け部82を孔部81内に配置する構成になっている。
尚、本実施形態の回路基板70には、過昇温防止素子としてのサーモスタット72が実装されている。そして、これにより、基材10の過昇温を感知した場合には、その発熱体30に対する通電が遮断される構成になっている。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)車両用装飾部品としてのガーニッシュ1は、通電により発熱するヒータ線50を挟んで第1及び第2のシート材51,52を積層してなる発熱体30と、意匠面Sを形成する表面10a側に発熱体30の敷設面10sを有した基材10と、を備える。また、ガーニッシュ1は、発熱体30の電力供給経路Lを形成する電源線78を有して基材10の裏面10bに固定された回路基板70を備える。更に、発熱体30は、基材10の敷設面10sに固定される本体部61と、電源線78にヒータ線50を接続するための電源接続部80を有して基材10の裏面10b側に延びる延出部62と、を備える。そして、この発熱体30は、第2のシート材52が基材10に固着することにより本体部61が敷設面10sに固定されるとともに、電源接続部80においては、第1のシート材51に対して第2のシート材52が積層されることなくヒータ線50が露出する。
上記構成によれば、第1及び第2のシート材51,52にヒータ線50が保護された状態で、容易に、その発熱体30の本体部61を敷設面10sに固定することができる。また、この状態で、延出部62が基材10の表面10a側から裏面10b側に回り込むことにより、そのヒータ線50が露出した電源接続部80を、基材10の裏面10bに固定された回路基板70に向かい合わせることができる。更に、この電源接続部80については第2のシート材52を積層しないことで、そのヒータ線50を、回路基板70に設けられた電源線78に密着させることができる。その結果、容易且つ確実に、そのヒータ線50を電源線78に接続することができる。特に、その密着性の高さから、ハンダ付けが容易という利点がある。そして、これにより、簡素な構成にて、容易に発熱体30の組付けを行うことができる。
また、基材10の表面10a側に発熱体30の敷設面10sを設定することで、効率よく、そのガーニッシュ1の意匠面Sに付着した氷雪を溶かして除去することができる。更に、回路基板70、及び例えばワイヤーハーネス71等、この回路基板70に接続される電力供給経路Lの構成部材を基材10の裏面10b側、つまりはガーニッシュ1の背面側に隠すことができる。そして、これにより、優れた意匠性を確保するとともに、併せて、その意匠面Sに沿う方向におけるサイズの小型化を図ることができる。
(2)第2のシート材52は、基材10に対する接着力を有した接着シート55としての機能を備える。これにより、容易かつ確実に、その発熱体30を基材10に固定することができる。
(3)電源接続部80には、第1のシート材51を貫通してヒータ線50に臨む孔部81が設けられる。
上記構成によれば、より容易且つ安定的に、その電源線78に対してヒータ線50を接続することができる。特に、ヒータ線50をハンダ付けする際には、容易に電源接続部80を位置決めして、その第1のシート材51側から、孔部81を介してハンダ付け作業を行うことができる。そして、これにより形成されるハンダ付け部82を孔部81内に配置することで、その電源線78に対するヒータ線50の接続状態を安定的に維持することができる。
(4)第1及び第2のシート材51,52は、透明シート53としての構成を有する。これにより優れた意匠性を確保することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、ガーニッシュ1は、車両2のフロントグリル3を飾るエンブレム4としての構成を有する。また、ガーニッシュ1の意匠面Sには、そのエンブレム4の印章が表示される印章表示部11が設定される。更に、ガーニッシュ1は、この印章表示部11を電波透過領域αとした電波透過カバー20としての機能を有する。そして、発熱体30は、意匠面Sを形成する基材10の表面10aに敷設されることにより、この電波透過領域αを昇温可能に構成されることとした。
しかし、これに限らず、例えば、リヤガーニッシュ等、車両用装飾部品として配置される位置は、どのような部位であってもよい。また、電波透過領域αは、必ずしも印章表示部11と一致しなくともよい。更に、ガーニッシュ1の形状は、任意に変更してもよい。必ずしも車両2のエンブレム4を構成しなくともよい。そして、その基材10を昇温可能な発熱体30を有した構成であれば、電波透過カバー20としての機能を有していない構成に適用してもよい。
・上記実施形態では、基材10は、透明基材41と黒色基材42とが積層された構造を有する。そして、透明基材41と黒色基材42との間には、加飾層43が設けられることとした。しかし、これに限らず、透明基材41に対し、例えば、車両のボディカラー等に合わせ、黒色以外の有色基材を重ねる構成であってもよい。また、必ずしも加飾層43は有していなくともよい。更に、基材10が単層構造を有する構成に具体化してもよい。そして、その基材10が、必ずしも透明性を有しないものであってもよい。
・透明基材41の透明度は、任意に変更してもよい。即ち、透光性を有するものであれば、例えば半透明であってもよい。更に、透明シート53としての構成を有する発熱体30の各シート材(51,52)についてもまた、その透明度は、任意に変更してもよい。例えば、その発熱体30が敷設される基材10の色に合わせる構成としてもよい。そして、これら発熱体30を構成する各シート材(51,52)の少なくとも何れか一方が、透明シート53としての構成を有しない構成に適用してもよい。
・上記実施形態では、第2のシート材52は、基材10に対する接着力を有した接着シート55としての機能を備えることとした。しかし、これに限らず、例えば、熱溶着によって、その基材10に対して第2のシート材52が固着する構成であってもよい。そして、その第2のシート材52が接着剤を用いて基材10に固着される構成であってもよい。
・また、発熱体30は、基材10の表面10aに固定される本体部61と、この本体部61から延出して基材10の表面10a側から裏面10b側に回り込む延出部62と、を備える。そして、その延出部62の先端62aに電源接続部80が設けられることとした。しかし、これに限らず、例えば、基材10の表面10aに沿う方向に延出部62が引き出される等、その延出部62が基材10の表面10a側から裏面10b側に回り込まない構成に適用してもよい。そして、例えば、透明基材41の裏面等、その基材10に対する発熱体30(の本体部61)の敷設面10sが、基材10の表面10a以外の部位に設定された構成に適用してもよい。
・更に、上記実施形態では、ガーニッシュ1は、基材10の裏面10bに固定された回路基板70を備える。そして、発熱体30は、この回路基板70に設けられた電源線78に対してヒータ線50がハンダ付けされることにより、その回路基板70と電源接続部80とが電気的に接続されることとした。しかし、これに限らず、例えば、電源線78にヒータ線50を押し当てるかたちで、これらを電気的に接続する等、電源線78に対するヒータ線50の接続にハンダ付けを用いない構成に適用してもよい。また、回路基板70の固定位置は、必ずしも基材10の裏面10bでなくともよい。更に、電源接続部80が設けられた延出部62の先端62aに嵌合するコネクタ部材を用いる等、その発熱体30に対する電力供給経路Lの構成部材に回路基板70を用いない構成に具体化してもよい。そして、このような場合には、必ずしも第2のシート材52が基材10に固着する構成でなくともよく、例えば、第1のシート材51が接着シート55としての機能を有して基材10に固着する等の構成であってもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)意匠面を形成する基材と、通電により発熱するヒータ線を挟んで第1及び第2のシート材を積層してなる発熱体と、を備え、前記発熱体は、前記基材に設定された敷設面に固定される本体部と、前記発熱体の電力供給経路を形成する電源線に対して前記ヒータ線を接続するための電源接続部と、を備えるとともに、前記電源接続部においては、前記第1のシート材に対して前記第2のシート材が積層されることなく前記ヒータ線が露出した車両用装飾部品。
1…ガーニッシュ(車両用装飾部品)、2…車両、3…フロントグリル、4…エンブレム、10…基材、10a…表面、10b…裏面、10s…敷設面、11…印章表示部、20…電波透過カバー、21…レーダー装置、30…発熱体、41…透明基材、42…黒色基材、43…加飾層、50…ヒータ線、51…第1のシート材、52…第2のシート材、53…透明シート、55…接着シート、61…本体部、62…延出部、62a…先端、70…回路基板、71…ワイヤーハーネス、72…サーモスタット、73…保持部、77…電源、78…電源線、80…電源接続部、81…孔部、82…ハンダ付け部、S…意匠面、L…電力供給経路、α…電波透過領域。

Claims (4)

  1. 通電により発熱するヒータ線を挟んで第1及び第2のシート材を積層してなる発熱体と、
    意匠面を形成する表面側に前記発熱体の敷設面を有した基材と、
    前記発熱体の電力供給経路を形成する電源線を有して前記基材の裏面に固定された回路基板と、を備え、
    前記発熱体は、
    前記敷設面に固定される本体部と、
    前記電源線に前記ヒータ線を接続するための電源接続部を有して前記基材の裏面側に延びる延出部と、を備え、
    前記第2のシート材が前記基材に固着することにより前記本体部が前記敷設面に固定されるとともに、
    前記電源接続部においては、前記第1のシート材に対して前記第2のシート材が積層されることなく前記ヒータ線が露出した車両用装飾部品。
  2. 前記第2のシート材は、前記基材に対する接着力を有した接着シートである
    請求項1に記載の車両用装飾部品。
  3. 前記電源接続部には、前記第1のシート材を貫通して前記ヒータ線に臨む孔部が設けられる請求項1又は請求項2に記載の車両用装飾部品。
  4. 前記第1及び第2のシート材は、透明シートである
    請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用装飾部品。
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