JP7115380B2 - 車両用装飾部品 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を装飾するとともに、レーダ装置からの発信波の透過性を有し、降雪時の雪を溶かす融雪機能を有する車両用装飾部品に関する。
車両においては、ミリ波を利用して車間距離や障害物との距離を測定するために、フロントグリル、エンブレム等の車両用装飾部品の後側にミリ波レーダ装置が設置されていることがある。このミリ波レーダ装置は、従来、降雪時に車両用装飾部品に雪が付着すると、計測を一時的に停止する処理が行われることがある。しかし、ミリ波レーダ装置の普及に伴い、降雪時でも計測を行うことが要望されている。
特許文献1には、車両を装飾し、発信波の透過性を有し、降雪時の雪を溶かす機能を有する車両用装飾部品について記載がなされている。
特許文献1においては、融雪用の発熱体としてのヒータ線が見えてしまうことを防止する為に、図4に示すように、ヒータ層3を最表面には配置せず、発信波透過カバー1の構成として表面側から順に、透明樹脂層11、加飾層12、表基材層17、ヒータ層3、裏基材層18となっている。この構成においては、ヒータ層3のヒータ線と電源9をつなぐ接合部としての電源挿入部10は加飾層12にて隠蔽され、表面側から見えなくなっている。
また、最近の車両用装飾部品には融雪用の発熱体としてのヒータ線の線径が細くなって、最表層にヒータ層を設けたとしてもヒータ線がほとんど見えないものもある。最表層にヒータ層がある仕様を図5に示す。
これは、ヒータ層3のヒータ線6の端末部に表面側から端子としてのリベット8を挿入し、リベット8を介してヒータ線6と電源9が導通するようになっており、電源挿入部10が基材層18と一体に成形されている。リベット8がむき出しでは見栄えが悪い為、リベット8を含む車両用装飾部品1の外周全体を外周部品21にて隠蔽していた。
特開2018-66706号公報
しかしながら、車両用装飾部品1はグリルに車両前方側から取付けられており、車両用装飾部品1が一番外側の部品である為、リベット8を外周部品21で隠蔽せざるを得なかった。そして、この外周部品21がコストアップの要因となっていた。
そのため、ヒータ層のヒータ線と電源を接合しながら、コストアップとはならず、且つ外観意匠性も優れた車両用装飾部品が求められていた。
課題を解決する為に、本発明の車両用装飾部品はレーダ装置からの発信波送信方向の前方に取り付けられて、発信波透過性を有する装飾本体部と、装飾本体部の表面に配置され、通電により発熱する発熱体を有するヒータ部と、電源と発熱体を接合する端子を備え、ヒータ部の一部と端子を、装飾本体部の外周縁から先ずは裏面方向に向かってから、外側方向に湾曲しながら延びている延設部に配置し、その延設部を別部品で隠蔽するのではなく、装飾本体部に近接しているラジエータグリルにて隠蔽することを特徴としている。
これにより、発熱体と電源の接合部が、ラジエータグリルによって、確実に隠蔽することができる為、装飾性を有し、発信波透過性及び融雪機能を有した車両用加飾部品において、コストアップをすること無く、外観意匠性を満足することができる。
本発明に係るミリ波透過カバーの正面図及び基本断面図である。 ミリ波透過カバーの延設部近傍の拡大断面図である。 ラジエータグリルにて延設部を隠蔽した様子を表す図である。 従来のミリ波透過カバーの断面図である。 従来の別仕様のミリ波透過カバーの断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、以下の実施形態では、説明する時に使われる「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、乗員が車両の前方に向いて座る時に、乗員の「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向と一致している。
昨今の車両にはミリ波レーダ装置や赤外線レーダ装置が取付けられている。本実施例はミリ波レーダ装置である。ミリ波レーダ装置は、ミリ波を送信し、且つ、対象物に当たって反射したミリ波を受信する。そしてそのミリ波レーダ装置を隠蔽し、ミリ波を透過する車両用装飾部品としてのミリ波透過カバーはミリ波レーダ装置より車両前側に取付けられる。そして更に最近はミリ波透過カバーに雪氷が付着するとミリ波の透過が減衰してしまうことを低減する為に、融雪機能の付いたミリ波透過カバーが取付けられる。
図1(A)には本件発明の車両用装飾部品としてのミリ波透過カバー1を示す。また、図1(B)には図1(A)で示したミリ波透過カバー1のA-A断面図を示す。
ミリ波透過カバー1の構成は表面側から順にヒータ層3、透明樹脂層11、加飾層12、基材層18となっており、ミリ波透過カバー1は後方に緩やかに湾曲している。
ヒータ層3は通電により発熱するヒータ線6と、このヒータ線6を挟む形で積層された第1のシート材4及び第2のシート材5を備えている。
第1のシート材4及び第2のシート材5は、例えば、ポリカーボネイト(PC)などの透明樹脂を用いて形成された透明シートとしての構成を有している。そして第2のシート材5は接着力を有するシートの為、透明樹脂層11の表面側に固着される構成となっている。
ヒータ層3の裏側に存在する透明樹脂層11はポリカーボネイト(PC)にて成形されたものである。但しポリカーボネイトの代わりにPMMA(ポリメタクリル酸メチル)によって成形されても良い。ポリカーボネイトの誘電正接は0.006であり、誘電正接が小さければ、ミリ波が熱エネルギーに変換され難い為、ミリ波の減衰を抑制可能である。
最裏側に存在する基材層18はAES(アクリロニトリルーエチレンースチレン共重合)などの樹脂材料によって有色に形成されている。AESの誘電正接は0.007である。誘電正接が小さければ、ミリ波が熱エネルギーに変換され難い為、ミリ波の減衰を抑制可能である。そして比誘電率は透明樹脂層11となるポリカーボネイトの比誘電率とほぼ一緒である。
図1(B)に示すように、加飾層12は、ミリ波透過カバー1を装飾する為のものであり、透明樹脂層11と基材層18の間に形成されており、ミリ波透過性を有している。加飾層12は、例えば、黒色の有色層13と金属層14の組み合わせによって構成される。本実施例においては、透明樹脂層11の裏面方向から順に、金属層14、有色層13となる。金属層14はインジウムの蒸着により形成されミリ波透過性を有する。有色層13は塗装や印刷によって形成される。金属層14は透明樹脂層11の凹部15に形成、被覆されており、有色層13は透明樹脂層11の一般部16及び凹部15、すなわち透明樹脂層11の裏面全体を被覆する。そして、加飾層12によって、その裏面方向に存在するものは隠蔽することができる。例えばレーダ装置22は加飾層12によって隠蔽されている。
図2にミリ波透過カバー1の延設部7を拡大した断面図を示す。本実施例においては、図2に示すように最表面のヒータ層3のヒータ線6の端末部に表面側からリベット8を挿入し、リベット8を介してヒータ線6と電源9が導通するようになっており、むき出しのリベット8を、ミリ波透過カバー1の装飾本体部2の外周縁から延びている延設部7に配置し、その延設部7を車両部品であるラジエータグリル19にて隠蔽する。
延設部7は、装飾本体部2の外周縁から先ずは裏面方向に向かってから、外側方向に湾曲しながら延びている。装飾本体部2の外周縁にて折れ曲がってはいるが、裏面に折り返してはいない。裏面に向かって湾曲しているR形状は、R8~R15であることが望ましい。なぜなら、Rが小さいとミリ波透過カバー1の延設部7がラジエータグリル19本体に干渉し易くなる。またRが大き過ぎると、ミリ波透過カバー1の延設部7の長さが不必要に長くなってしまい、歩留まりが悪くなる為である。
湾曲したR形状からは更に外側方向に向かって延びている平面部が存在する。この平面部に電源9が挿入される電源挿入部10が、基材層18と一体成形で形成されている。
このように装飾本体部2から延びることで構成される延設部7にて、ヒータ層3のヒータ線6と電源9とをリベット8を介して接合し、ラジエータグリル19にて延設部7を隠蔽した。
図3はラジエータグリル19にて延設部7を隠蔽した様子を表しており、裏面方向から同延設部7を見た図である。このように延設部7は、ミリ波透過カバー1の下方側1/4の範囲で車載カメラ20を避けた位置にて配置される。
ラジエータグリル19にて前記延設部7を隠蔽することで、外観意匠上にて見栄えに問題なく、且つミリ波透過性を有し、融雪機能も有したミリ波透過カバー1が実現した。
今回、ミリ波透過カバーが車両センター部に装着されるレーダ装置用であった為、装飾部品の延設部をラジエータグリルにて隠蔽したが、コーナー部のレーダ装置のように、車両の前後方のコーナー部に装着される場合は、延設部を隠蔽する部品はバンパーカバーであっても良い。またバンパーカバーに装着される加飾部品であっても良い。
なお、本実施例はレーダ波としてミリ波を利用するレーダ装置を例に説明したが、赤外線を利用するレーダ装置であったとしても良い。この場合は金属層に代わり、誘電多層膜が利用できる。
1 ミリ波透過カバー
2 装飾本体部
3 ヒータ部
4 第1シート部
5 第2シート部
6 ヒータ線
7 延設部
8 リベット
9 電源
10 電源挿入部
11 透明樹脂層
12 加飾層
13 有色層
14 金属層
15 凹部
16 一般部
18 基材層
19 ラジエータグリル
20 車載カメラ
21 外周部品
22 レーダ装置

Claims (5)

  1. レーダ装置からの発信波送信方向の前方に取り付けられて、
    発信波透過性を有する装飾本体部と、
    前記装飾本体部の表面に配置され、通電により発熱する発熱体を有するヒータ部と、
    電源と発熱体を接合する端子を備え、前記ヒータ部の一部と前記端子を、前記装飾本体部の外周縁から延びている延設部に配置し、
    前記延設部を前記装飾本体部に近接している車両部品にて隠蔽したことを特徴とする車両用装飾部品。
  2. 前記装飾本体部から延びている前記延設部は、前記装飾本体部の前記外周縁から、先ずは裏面方向に向かってから、外側方向に湾曲しながら延びていることを特徴とする、請求項1に記載の車両用装飾部品。
  3. 前記装飾本体部は表面側から順に、透明樹脂層、加飾層、裏基材層からなることを特徴とする、請求項1及び2に記載の車両用装飾部品。
  4. 前記ヒータ部は、2枚の樹脂層の間に、発熱体としての発熱体が配置されたフィルム状であることを特徴とする、請求項1乃至3に記載の車両用装飾部品。
  5. 前記車両部品はラジエータグリルまたはバンパーカバーであることを特徴とする、請求項1乃至4に記載の車両用装飾部品。
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