JP2020017495A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合に、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じにくくするコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ1において、第1端子3Aの一端部31A、複数の第2端子3Bの一端部31B及び複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。外側樹脂部4には、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部を併せて挟持する第1挟持部42Aと、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの一部を併せて挟持する第2挟持部42Bと、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの一部を併せて挟持する第3挟持部42Cとが形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、端子が配置された複数の中子樹脂部と、複数の中子樹脂部を覆う外側樹脂部とを有するコネクタに関する。
コネクタは、種々の制御部品を制御装置に電気配線する際に用いられる。コネクタは、電気接続される複数の端子を有する。そして、複数の端子が複数段に配列される場合には、樹脂材料のインサート成形を行う際の端子の配列を容易にするために、インサート成形を段階的に行うことがある。この場合、一次成形として、各段の端子が別々に内部に配置された複数の中子樹脂部のインサート成形をそれぞれ行う。次いで、二次成形として、複数の中子樹脂部が内部に配置された外側樹脂部のインサート成形を行う。こうして、外側樹脂部内に複数の中子樹脂部が配置されたコネクタが成形される。このようなコネクタとしては、例えば、特許文献1に示されるものがある。
特開2016−154072号公報
ところで、コネクタにおける端子の端部が配置される部位においては、端子が配置された樹脂部の端部が、樹脂部の本体部から突出して設けられる。そして、樹脂部の端部の成形を簡単にするためには、樹脂部の端部を複数の中子樹脂部によって形成し、この樹脂部の端部を構成する複数の中子樹脂部の部分を外側樹脂部によって覆わずに、コネクタの表面に露出させることが考えられる。
しかしながら、この場合には、中子樹脂部が配置された成形型内に外側樹脂部をインサート成形し、成形型内から成形品を取り出した後に、複数の中子樹脂部の一端部を拘束するものがなくなる。そのため、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷されて収縮するときには、複数の中子樹脂部の一端部に、複数の中子樹脂部の一端部同士が互いに離れようとする方向に応力が作用することがある。このとき、複数の中子樹脂部の一端部から突出する複数の端子の一端部の位置にばらつきが生じ、複数の端子の電気接続に不具合が生じるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、複数の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができるコネクタを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、第1端子と、
前記第1端子の両端部を除く中間部を覆う第1中子樹脂部と、
第2端子と、
前記第2端子の両端部を除く中間部を覆う第2中子樹脂部と、
互いに重なった状態の前記第1中子樹脂部及び前記第2中子樹脂部を部分的に覆う外側樹脂部と、を備え、
前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
前記第1端子の一端部を突出させる前記第1中子樹脂部の一端部と、前記第2端子の一端部を突出させる前記第2中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する第2方向の境界面において互いに対面して、前記外側樹脂部の外部に配置されており、
前記外側樹脂部には、前記第1中子樹脂部の一端部の一部及び前記第2中子樹脂部の一端部の一部を併せて挟持する挟持部が形成されており、
前記挟持部は、前記第1方向の先端側へ延出されて、前記第1中子樹脂部の一端部における、前記境界面を除く位置に少なくとも一部が埋設された第1埋設部と、前記第1方向の先端側へ延出されて、前記第2中子樹脂部の一端部における、前記境界面を除く位置に少なくとも一部が埋設された第2埋設部とを有する、コネクタにある。
前記一態様のコネクタにおいては、複数の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合に、この複数の中子樹脂部の一端部が互いに離れないようにする工夫をしている。
具体的には、挟持部の第1埋設部及び第2埋設部は、第2方向において互いに対面する第1中子樹脂部の一端部及び第2中子樹脂部の一端部のそれぞれ一部を、第2方向の両側から挟み込んでいる。これにより、各中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、成形型の外部において、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部の一端部に作用した場合でも、挟持部の挟み込みにより、第1中子樹脂部の一端部と第2中子樹脂部の一端部とが第2方向へ互いに離れることを防止することができる。
このように、前記一態様のコネクタにおいては、各中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、外側樹脂部の外部に配置された各中子樹脂部の一端部同士が互いに離れないようにして、各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、前記一態様のコネクタによれば、複数の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができる。
実施形態1にかかる、コネクタを示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX1矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX2矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX3矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける、外側樹脂部の各挟持部が配置された第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける、外側樹脂部の各挟持部が配置される前の第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける、外側樹脂部の各挟持部が配置された第1〜第3中子樹脂部の一端部の周辺を示す平面図。 実施形態2にかかる、コネクタにおける、外側樹脂部の各挟持部が配置される前の第1及び第2中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。
前述したコネクタにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態のコネクタ1は、図1〜図4に示すように、複数の第1端子3A、第1中子樹脂部2A、複数の第2端子3B、第2中子樹脂部2B、複数の第3端子3C、第3中子樹脂部2C及び外側樹脂部4を備える。第1中子樹脂部2Aは、複数の第1端子3Aの両端部31A,32Aを除く中間部33を覆っている。第2中子樹脂部2Bは、複数の第2端子3Bの両端部31B,32Bを除く中間部33を覆っている。第3中子樹脂部2Cは、複数の第3端子3Cの両端部31C,32Cを除く中間部33を覆っている。外側樹脂部4は、互いに重なった状態の第1中子樹脂部2A、第2中子樹脂部2B及び第3中子樹脂部2Cを部分的に覆っている。
図5及び図6に示すように、複数の第1端子3Aの一端部31A、複数の第2端子3Bの一端部31B及び複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。第1端子3Aの一端部31Aを突出させる第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと、第2端子3Bの一端部31Bを突出させる第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとは、第1方向D1に直交する第2方向D2の境界面201において互いに対面している。
第3端子3Cの一端部31Cを突出させる第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに対して、第1方向D1と第2方向D2とに直交する第3方向D3の境界面201において対面している。第1中子樹脂部2Aの一端部20A、第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、外側樹脂部4の外部に配置されている。
図5及び図7に示すように、外側樹脂部4には、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部を併せて挟持する第1挟持部42Aと、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの一部を併せて挟持する第2挟持部42Bと、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの一部を併せて挟持する第3挟持部42Cとが形成されている。
第1挟持部42Aは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aに部分的に埋設された第1埋設部43Aと、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに部分的に埋設された第2埋設部43Bとを有する。第1挟持部42Aは、第1埋設部43Aと第2埋設部43Bとが対になって、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部を併せて挟持する。
第2挟持部42Bは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aに部分的に埋設された第1埋設部43Aと、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cに部分的に埋設された第3埋設部43Cとを有する。第2挟持部42Bは、第1埋設部43Aと第3埋設部43Cとが対になって、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの一部を併せて挟持する。
第3挟持部42Cは、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに部分的に埋設された第2埋設部43Bと、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cに部分的に埋設された第3埋設部43Cとを有する。第3挟持部42Cは、第2埋設部43Bと第3埋設部43Cとが対になって、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの一部を併せて挟持する。
第1埋設部43Aは、外側樹脂部4の第1方向D1の先端側へ延出されて、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとの境界面201を除く位置に部分的に埋設されている。第2埋設部43Bは、外側樹脂部4の第1方向D1の先端側へ延出されて、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとの境界面201を除く位置に部分的に埋設されている。第3埋設部43Cは、外側樹脂部4の第1方向D1の先端側へ延出されて、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとの境界面201を除く位置に部分的に埋設されている。
以下に、本形態のコネクタ1について詳説する。
(コネクタ1)
図1に示すように、本形態のコネクタ1は、種々の制御部品5を制御装置に電気配線する際に、電気配線を中継する中継コネクタとして使用される。コネクタ1は、導体ピンとなる各端子3A,3B,3Cが設けられた雄コネクタを構成する。各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cは、制御装置の制御基板6に接続され、各端子3A,3B,3Cの他端部32A,32B,32Cは、雌コネクタの雌端子に接続される。
図2〜図4に示すように、各端子3A,3B,3Cは、制御用又は電源用のいずれの用途に用いてもよい。本形態の複数の第1端子3A及び複数の第2端子3Bは制御用の端子を構成し、本形態の複数の第3端子3Cは電源用の端子を構成する。第3端子3Cの他端部32Cは、一端部31Cと別の端部34Cとに分岐している。
各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C及び本体部の一部において、複数の第1端子3Aと複数の第2端子3Bとは、2段に重なる状態で配置されている。また、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C及び本体部の一部において、複数の第3端子3Cは、第1端子3A及び第2端子3Bの側方に並ぶ状態で配置されている。なお、各中子樹脂部2A,2B,2Cの本体部とは、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cを除く部位のことをいう。
図1に示すように、本形態のコネクタ1は、コネクタベース部11と、コネクタベース部11から突出するコネクタ突出部12と、コネクタベース部11から突出するコネクタ装着部13とを有する。コネクタベース部11は、制御基板6に対向して配置されるコネクタ1の本体部を構成する。コネクタベース部11は、第1中子樹脂部2Aの本体部、第2中子樹脂部2Bの本体部及び第3中子樹脂部2Cの本体部の多くが、外側樹脂部4によって覆われて形成された部位である。
コネクタ突出部12は、コネクタベース部11から垂直に屈曲している。コネクタ突出部12は、外側樹脂部4の外部に配置された、第1中子樹脂部2Aの一端部20A、第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cを含んで形成された部位である。コネクタ突出部12には、各中子樹脂部2A,2B,2C及び外側樹脂部4が配置されている。コネクタ装着部13は、各端子3A,3B,3Cの他端部32A,32B,32Cが、外側樹脂部4による筒形状部41によって覆われて形成された部位である。コネクタ装着部13は、雌コネクタに装着される。
図1〜図4に示すように、コネクタ突出部12において、第1中子樹脂部2Aの一端部20A、第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cの基端側に隣接する位置には、外側樹脂部4が配置されている。各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの表面は、外側樹脂部4の表面に隣接して、コネクタ突出部12の外表面を形成している。各端子3A,3B,3Cの中間部33には、各中子樹脂部2A,2B,2Cによって覆われず、各中子樹脂部2A,2B,2Cの外部に露出する露出部35が形成されている。そして、露出部35は、外側樹脂部4によって覆われている。
各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの基端側に外側樹脂部4が隣接して配置されていることにより、外側樹脂部4を構成する樹脂材料を成形する際に生じる収縮力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用しやすくなっている。
図1及び図3に示すように、各端子3A,3B,3Cは、コネクタベース部11、コネクタ突出部12及びコネクタ装着部13の形状に応じて、クランク状に屈曲して形成されている。各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cは、コネクタベース部11から一方側に突出して配置されている。各端子3A,3B,3Cの他端部32A,32B,32Cは、コネクタベース部11から他方側に突出して配置される。
(各中子樹脂部2A,2B,2C及び外側樹脂部4)
図1に示すように、各中子樹脂部2A,2B,2Cは、各端子3A,3B,3Cを内部に配置したインサート成形を行うことによって形成されている。また、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cのそれぞれは、別々に成形される。第1中子樹脂部2Aは、複数の第1端子3Aを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。第2中子樹脂部2Bは、複数の第2端子3Bを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。第3中子樹脂部2Cは、複数の第3端子3Cを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。このように、各中子樹脂部2A,2B,2Cは、各端子3A,3B,3Cをインサートした一次成形品として形成される。
コネクタ1は、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cを成形型内に配置し、成形型内に外側樹脂部4を構成する樹脂材料をインサート成形することによって形成される。外側樹脂部4は、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートした二次成形品として形成される。
(各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31C及び各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cの構成)
図1及び図5に示すように、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31C及び各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cにおける方向を示すために便宜的に用いる。第1方向D1は、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cが延びる方向を示し、各端子3A,3B,3Cの本体部が配置されたコネクタ1のコネクタベース部11に垂直な方向として設定されている。第2方向D2及び第3方向D3は、第1方向D1に対して直交する2つの方向を示し、コネクタ1のコネクタベース部11に平行な方向として設定されている。また、第1方向D1において、各中子樹脂部2A,2B,2Cから各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cが突出する側を先端側とし、第1方向D1において、先端側とは反対側を基端側とする。
図5〜図7に示すように、複数の第1端子3Aの一端部31A及び複数の第2端子3Bの一端部31Bは、それぞれ第3方向D3に沿って複数本が整列して並んで、1段の状態で配置されている。本形態においては、第1端子3A及び第2端子3Bは3本ずつ並んでいる。そして、複数の第1端子3Aの一端部31Aと複数の第2端子3Bの一端部31Bとは、第2方向D2に向き合っており、第2方向D2において2段に重なって配置されている。
また、複数の第3端子3Cの一端部31Cは、第1端子3Aの一端部31A及び第2端子3Bの一端部31Bの第3方向D3に隣接して、第2方向D2に沿って複数本が整列して配置されている。言い換えれば、複数の第3端子3Cの一端部31Cは、互いに第2方向D2に並んで配置されているとともに、第1端子3A及び第2端子3Bとともに第3方向D3に並んで配置されている。本形態においては、2本の第3端子3Cが、2段に重なる第1端子3A及び第2端子3Bの配列に合わせて配列されている。
複数の第1端子3Aを覆う第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと、複数の第2端子3Bを覆う第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとは第2方向D2に並んで合わさっている。また、複数の第3端子3Cを覆う第3中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに対して第3方向D3に並んで合わさっている。
(第1〜第3挟持部42A,42B,42C)
図5に示すように、第1挟持部42Aは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける、第1方向D1と第2方向D2とに直交する第3方向D3の第3中子樹脂部2Cが配置された側と反対側に位置する側端面202に配置されている。第1挟持部42Aは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとの境界面201を跨いで形成されている。
外側樹脂部4と第1挟持部42Aとの第1方向D1の間には、第1挟持部42Aの各埋設部43A,43Bにおける外側位置同士の間の第2方向D2の外幅W1よりも、第2方向D2の外幅W2が狭い第1幅狭部44Aが形成されている。なお、第1挟持部42Aの各埋設部43A,43Bが第1方向D1に平行に形成されていない場合には、外幅W1は、第1挟持部42Aの各埋設部43A,43Bの第1方向D1の基端部における外側位置同士の間の外幅とすることができる。第1挟持部42Aを構成する第1埋設部43A及び第2埋設部43Bは、第1幅狭部44Aから第2方向D2に分岐して形成されている。
第2挟持部42Bは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける、第2方向D2の外側に位置する側端面202に配置されている。第2挟持部42Bは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとの境界面201を跨いで形成されている。
外側樹脂部4と第2挟持部42Bとの第1方向D1の間には、第2挟持部42Bの各埋設部43A,43Cにおける外側位置同士の間の第3方向D3の外幅W1よりも、第3方向D3の外幅W2が狭い第2幅狭部44Bが形成されている。なお、第2挟持部42Bの各埋設部43A,43Cが第1方向D1に平行に形成されていない場合には、外幅W1は、第2挟持部42Bの各埋設部43A,43Cの第1方向D1の基端部における外側位置同士の間の外幅とすることができる。第2挟持部42Bを構成する第1埋設部43A及び第3埋設部43Cは、第2幅狭部44Bから第3方向D3に分岐して形成されている。
第3挟持部42Cは、第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける、第2方向D2の外側に位置する側端面202に配置されている。第3挟持部42Cは、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとの境界面201を跨いで形成されている。
外側樹脂部4と第3挟持部42Cとの第1方向D1の間には、第3挟持部42Cの各埋設部43B,43Cにおける外側位置同士の間の第3方向D3の外幅W1よりも、第3方向D3の外幅W2が狭い第3幅狭部44Cが形成されている。なお、第3挟持部42Cの各埋設部43B,43Cが第1方向D1に平行に形成されていない場合には、外幅W1は、第3挟持部42Cの各埋設部43B,43Cの第1方向D1の基端部における外側位置同士の間の外幅とすることができる。第3挟持部42Cを構成する第2埋設部43B及び第3埋設部43Cは、第3幅狭部44Cから第3方向D3に分岐して形成されている。
図5において、第3幅狭部44Cは、第2幅狭部44Bの裏側に形成されているため、便宜的に、第2幅狭部44Bの位置にかっこ書きによって示す。第3挟持部42C及び第3幅狭部44Cの外幅W1,W2についても、第2挟持部42B及び第2幅狭部44Bの外幅W1,W2と同様である。
各幅狭部44A,44B,44Cの形成により、各幅狭部44A,44B,44Cと各挟持部42A、42B,42Cとの第1方向D1の間に形成された角部45が各中子樹脂部2A,2B,2Cに引っ掛かることによって、各中子樹脂部2A,2B,2C同士が第1方向D1に位置ずれしにくくすることができる。
各幅狭部44A,44B,44Cの第1方向D1に直交する断面積は、各挟持部42A、42B,42Cの第1方向D1に直交する総断面積よりも大きいことが好ましい。各挟持部42A、42B,42Cの第1方向D1に直交する総断面積とは、各挟持部42A、42B,42Cの一対の各埋設部43A,43B,43Cの第1方向D1に直交する総断面積のことをいう。この場合には、各中子樹脂部2A,2B,2Cにおける、各幅狭部44A,44B,44Cを成形するための幅狭部用溝22から、各埋設部43A,43B,43Cを成形するための各溝21A,21B,21Cへ樹脂材料が流入しやすくすることができる。
また、各幅狭部44A,44B,44Cの外幅W2と、各挟持部42A、42B,42Cの外幅W1とは、同じであってもよい。また、外側樹脂部4に各幅狭部44A,44B,44Cは形成せず、外側樹脂部4から各挟持部42A、42B,42Cを直接形成してもよい。
図5及び図7に示すように、第1〜第3挟持部42A,42B,42Cにおいて、第1中子樹脂部2Aに埋設された部分を第1埋設部43Aといい、第2中子樹脂部2Bに埋設された部分を第2埋設部43Bといい、第3中子樹脂部2Cに埋設された部分を第3埋設部43Cという。本形態の第1〜第3埋設部43A,43B,43Cは、第1方向D1に平行に形成されている。
第1〜第3埋設部43A,43B,43Cは、第1方向D1に対して傾斜して形成されていてもよい。第1〜第3埋設部43A,43B,43Cは、第1〜第3溝21A,21B,21Cに、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が流入して形成されたものである。そのため、外側樹脂部4の成形時において、外側樹脂部4を成形するための樹脂材料の流動性が確保されれば、第1〜第3埋設部43A,43B,43Cは、屈曲形状、波形状等の種々の形状に形成することができる。
第1挟持部42Aを構成する第1埋設部43A及び第2埋設部43Bは、第1方向D1の先端部が互いに繋がって環形状に形成されていてもよい。また、第2挟持部42Bを構成する第1埋設部43A及び第3埋設部43Cも、第1方向D1の先端部が互いに繋がって環形状に形成されていてもよい。また、第3挟持部42Cを構成する第2埋設部43B及び第3埋設部43Cも、第1方向D1の先端部が互いに繋がって環形状に形成されていてもよい。
図5及び図7に示すように、第1〜第3挟持部42A,42B,42Cは、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cの全体を第1方向D1から見たときに、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cの全体の第1方向D1に直交する平面の外側位置に配置されている。第1〜第3挟持部42A,42B,42Cは、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの側端面202に露出して形成されている。側端面202とは、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cにおける、第2方向D2及び第3方向D3の外側に位置する表面のことをいう。第1〜第3挟持部42A,42B,42Cを側端面202に露出させることにより、各中子樹脂部2A,2B,2Cを成形する際に、各溝21A,21B,21Cを成形するための成形型の構造を簡単にすることができる。
また、各挟持部42A、42B,42Cを構成する一対の埋設部43A,43B,43Cは、各中子樹脂部2A,2B,2Cの側端面202ではなく、各中子樹脂部2A,2B,2Cの内部に埋設されていてもよい。この場合には、各中子樹脂部2A,2B,2Cには、各溝21A,21B,21Cが形成される代わりに、各貫通孔が形成される。
図5に示すように、第1埋設部43Aは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aにおける第1方向D1の先端面まで形成されている。第2埋設部43Bは、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける第1方向D1の先端面まで形成されている。第3埋設部43Cは、第3中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける第1方向D1の先端面まで形成されている。各埋設部43A,43B,43Cは、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部における第1方向D1の先端面まで形成されていることにより、各中子樹脂部2A,2B,2Cの第2方向D2及び第3方向D3への位置ずれを効果的に防止することができる。
ただし、各埋設部43A,43B,43Cは、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部における第1方向D1の先端面までは形成されていなくてもよい。換言すれば、各埋設部43A,43B,43Cは、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部における第1方向D1の先端面の近傍まで形成されていてもよい。
図6に示すように、コネクタ1を形成する前の状態において、第1中子樹脂部2Aには、第1埋設部43Aが配置されるための第1溝21Aが形成されている。第1溝21Aは、第1中子樹脂部2Aの第2方向D2の側端面202及び第3方向D3の側端面202に形成されている。また、コネクタ1を形成する前の状態において、第2中子樹脂部2Bには、第2埋設部43Bが配置されるための第2溝21Bが形成されている。第2溝21Bは、第2中子樹脂部2Bの第2方向D2の側端面202及び第3方向D3の側端面202に形成されている。また、コネクタ1を形成する前の状態において、第3中子樹脂部2Cには、第3埋設部43Cが配置されるための第3溝21Cが形成されている。第3溝21Cは、第3中子樹脂部2Cの第2方向D2の両側の側端面202に形成されている。第1〜第3溝21A,21B,21Cは、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cにおける、外側樹脂部4内に埋設される各中間部から第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cまで形成されている。
第1〜第3端子3A,3B,3Cは、導電性に優れた金属材料から構成されている。第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2C及び外側樹脂部4は、射出成形等の成形性に優れた熱可塑性樹脂から構成されている。
(製造方法)
コネクタ1を製造する際には、第1〜第3端子3A,3B,3Cがそれぞれ配置された第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cをインサート成形によって成形する。次いで、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cを互いに組み合わせた状態で、コネクタ1を成形するための成形型内に配置する。このとき、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの第1〜第3溝21A,21B,21Cが成形型の一部によって閉じられる。
次いで、成形型内に外側樹脂部4を成形するための樹脂材料を注入する。このとき、外側樹脂部4を成形するための樹脂材料が、第1〜第3溝21A,21B,21C内に流入し、第1〜第3溝21A,21B,21C内に充填される。そして、外側樹脂部4を成形するための樹脂材料が固化する過程において、成形型内から成形されたコネクタ1が取り出される。
次いで、成形型の外部において、外側樹脂部4の本体部を成形するための樹脂材料が冷やされて収縮する際には、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cには、第2方向D2及び第3方向D3において互いに離れようとする方向へ力が作用する。外側樹脂部4の本体部とは、第1〜第3挟持部42A,42B,42Cを除く、コネクタベース部11及びコネクタ突出部12を構成する外側樹脂部4の部分のことをいう。
このとき、第1〜第3溝21A,21B,21C内に充填された樹脂材料の容積及びこの樹脂材料の流れに直交する断面積は、外側樹脂部4の本体部を構成する樹脂材料の容積及びこの樹脂材料の流れに直交する断面積に比べて小さいため、外側樹脂部4の本体部を構成する樹脂材料よりも先に固化すると考えられる。そのため、外側樹脂部4の本体部を構成する樹脂材料が収縮する際には、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cが、第1〜第3溝21A,21B,21C内に形成された第1〜第3挟持部42A,42B,42Cによって、第2方向D2及び第3方向D3へ互いに開かないように支えられる。こうして、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が固化し、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cの位置ずれが防止されたコネクタ1が製造される。
(作用効果)
本形態のコネクタ1においては、3つの中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合に、この3つの中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cが互いに離れないようにする工夫をしている。
具体的には、外側樹脂部4の第1挟持部42Aの第1埋設部43A及び第2埋設部43Bは、第2方向D2において互いに対面する第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bのそれぞれ一部を、第2方向D2の両側から挟み込んでいる。また、外側樹脂部4の第2挟持部42Bの第1埋設部43A及び第3埋設部43Cは、第3方向D3において互いに対面する第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cのそれぞれ一部を、第3方向D3の両側から挟み込んでいる。また、外側樹脂部4の第3挟持部42Cの第2埋設部43B及び第3埋設部43Cは、第3方向D3において互いに対面する第2中子樹脂部2Bの一端部20B及び第3中子樹脂部2Cの一端部20Cのそれぞれ一部を、第3方向D3の両側から挟み込んでいる。
これらの構成により、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、成形型の外部において、外側樹脂部4の本体部を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cに作用した場合でも、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとが第2方向D2へ互いに離れることを防止することができる。また、この場合において、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとが第3方向D3へ互いに離れることを防止することができ、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bと第3中子樹脂部2Cの一端部20Cとが第3方向D3へ互いに離れることを防止することができる。特に、成形後のコネクタ1を成形型内から取り出した後において、第1〜第3中子樹脂部2A,2B,2Cの各一端部20A,20B,20Cの第2方向D2及び第3方向D3における位置関係が維持される。
このように、本形態のコネクタ1においては、各中子樹脂部2A,2B,2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4の外部に配置された各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20C同士が互いに離れないようにして、各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、本形態のコネクタ1によれば、3つの中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部2A,2B,2Cの一端部20A,20B,20Cから突出する各端子3A,3B,3Cの一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
<実施形態2>
本形態は、図8に示すように、第1中子樹脂部2A及び第2中子樹脂部2Bの2つの中子樹脂部を有するコネクタ1について示す。本形態のコネクタ1は、複数の第1端子3A、第1中子樹脂部2A、複数の第2端子3B、第2中子樹脂部2B及び外側樹脂部4を備える。第1中子樹脂部2Aは、複数の第1端子3Aの両端部31A,32Aを除く中間部33を覆っている。第2中子樹脂部2Bは、複数の第2端子3Bの両端部31B,32Bを除く中間部33を覆っている。外側樹脂部4は、互いに重なった状態の第1中子樹脂部2A及び第2中子樹脂部2Bを部分的に覆っている。
複数の第1端子3Aの一端部31A及び複数の第2端子3Bの一端部31Bは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。複数の第1端子3Aの一端部31Aを突出させる第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと、複数の第2端子3Bの一端部31Bを突出させる第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとは、第1方向D1に直交する第2方向D2の境界面201において互いに対面して、外側樹脂部4の外部に配置されている。
図8に示すように、外側樹脂部4には、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aの一部及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bの一部を併せて挟持する挟持部42Dが形成されている。挟持部42Dは、第1中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2中子樹脂部2Bの一端部20Bにおける、第1方向D1と第2方向D2とに直交する第3方向D3の両端部にそれぞれ配置されている。
各挟持部42Dは、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aに部分的に埋設された第1埋設部43Aと、第2中子樹脂部2Bの一端部20Bに部分的に埋設された第2埋設部43Bとを有する。第1埋設部43Aは、外側樹脂部4の第1方向D1の先端側へ延出されて、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとの境界面201を除く位置に部分的に埋設されている。第2埋設部43Bは、外側樹脂部4の第1方向D1の先端側へ延出されて、第1中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2中子樹脂部2Bの一端部20Bとの境界面201を除く位置に部分的に埋設されている。
本形態の挟持部42Dは、実施形態1の第1挟持部42Aと同様に、第1埋設部43A及び第2埋設部43Bを有する。挟持部42Dが配置される、本形態の溝21Dは、実施形態1の各溝21A,21B,21Cと同様の構成を有する。本形態の第1及び第2中子樹脂部2A,2B及び第1及び第2端子3A,3Bは、実施形態1の第1及び第2中子樹脂部2A,2B及び第1及び第2端子3A,3Bと同様の構成を有する。
本形態のコネクタ1においては、第1及び第2中子樹脂部2A,2Bをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4の外部に配置された第1及び第2中子樹脂部2A,2Bの一端部20A,20B同士が互いに離れないようにして、第1及び第2端子3A,3Bの一端部31A,31Bの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、本形態のコネクタ1によれば、2つの中子樹脂部2A,2Bの一端部20A,20Bが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部2A,2Bの一端部20A,20Bから突出する各端子3A,3Bの一端部31A,31Bの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
本形態のコネクタ1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。
1 コネクタ
2A 第1中子樹脂部
2B 第2中子樹脂部
2C 第3中子樹脂部
20A,20B,20C 一端部
201 境界面
202 側端面
21A 第1溝
21B 第2溝
21C 第3溝
21D 溝
3A 第1端子
3B 第2端子
3C 第3端子
31A,31B,31C 一端部
4 外側樹脂部
42A 第1挟持部
42B 第2挟持部
42C 第3挟持部
42D 挟持部
43A,43B,43C 埋設部
44A,44B,44C 幅狭部

Claims (10)

  1. 第1端子と、
    前記第1端子の両端部を除く中間部を覆う第1中子樹脂部と、
    第2端子と、
    前記第2端子の両端部を除く中間部を覆う第2中子樹脂部と、
    互いに重なった状態の前記第1中子樹脂部及び前記第2中子樹脂部を部分的に覆う外側樹脂部と、を備え、
    前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
    前記第1端子の一端部を突出させる前記第1中子樹脂部の一端部と、前記第2端子の一端部を突出させる前記第2中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する第2方向の境界面において互いに対面して、前記外側樹脂部の外部に配置されており、
    前記外側樹脂部には、前記第1中子樹脂部の一端部の一部及び前記第2中子樹脂部の一端部の一部を併せて挟持する挟持部が形成されており、
    前記挟持部は、前記第1方向の先端側へ延出されて、前記第1中子樹脂部の一端部における、前記境界面を除く位置に少なくとも一部が埋設された第1埋設部と、前記第1方向の先端側へ延出されて、前記第2中子樹脂部の一端部における、前記境界面を除く位置に少なくとも一部が埋設された第2埋設部とを有する、コネクタ。
  2. 前記挟持部は、前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部における、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の両端部にそれぞれ配置されている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1埋設部は、前記第1中子樹脂部の一端部における前記第1方向の先端面まで形成されており、
    前記第2埋設部は、前記第2中子樹脂部の一端部における前記第1方向の先端面まで形成されている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記外側樹脂部と前記挟持部との前記第1方向の間には、前記挟持部の前記第2方向の外幅よりも、前記第2方向の外幅が狭い幅狭部が形成されており、
    前記第1埋設部及び前記第2埋設部は、前記幅狭部から分岐して形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向に沿って複数本が整列して配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記コネクタは、
    第3端子と、
    前記第3端子の両端部を除く中間部を覆う第3中子樹脂部と、をさらに備え、
    前記外側樹脂部は、互いに重なった状態の前記第1中子樹脂部、前記第2中子樹脂部及び前記第3中子樹脂部を部分的に覆っており、
    前記第1端子の一端部、前記第2端子の一端部及び前記第3端子の一端部は、前記第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
    前記第3端子の一端部を突出させる前記第3中子樹脂部の一端部は、前記第1端子の一端部を突出させる前記第1中子樹脂部の一端部と、前記第2端子の一端部を突出させる前記第2中子樹脂部の一端部とに、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向の境界面において互いに対面して、前記外側樹脂部の外部に配置されており、
    前記挟持部は、
    前記第1埋設部と前記第2埋設部とが対になって、前記第1中子樹脂部の一端部の一部及び前記第2中子樹脂部の一端部の一部を併せて挟持する第1挟持部と、
    前記第1埋設部と、前記外側樹脂部における前記第1方向の先端側へ延出されて、前記第2中子樹脂部の一端部における、前記境界面を除く側端面を含む位置又は内部位置に埋設された第3埋設部とが対になって、前記第1中子樹脂部の一端部の一部及び前記第3中子樹脂部の一端部の一部を併せて挟持する第2挟持部と、
    前記第2埋設部と前記第3埋設部とが対になって、前記第2中子樹脂部の一端部の一部及び前記第3中子樹脂部の一端部の一部を併せて挟持する第3挟持部と、によって構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
  7. 前記第1挟持部は、前記第1中子樹脂部の一端部と前記第2中子樹脂部の一端部とに跨って、前記第1中子樹脂部の一端部及び前記第2中子樹脂部の一端部と前記第3中子樹脂部の一端部との境界面と反対側に位置する、前記第3方向の側端面に配置されており、
    前記第2挟持部は、前記第1中子樹脂部の一端部と前記第3中子樹脂部の一端部とに跨る、前記第2方向の側端面に配置されており、
    前記第3挟持部は、前記第2中子樹脂部の一端部と前記第3中子樹脂部の一端部とに跨る、前記第2方向の側端面に配置されている、請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記第1埋設部は、前記第1中子樹脂部の一端部における前記第1方向の先端面まで形成されており、
    前記第2埋設部は、前記第2中子樹脂部の一端部における前記第1方向の先端面まで形成されており、
    前記第3埋設部は、前記第3中子樹脂部の一端部における前記第1方向の先端面まで形成されている、請求項6又は7に記載のコネクタ。
  9. 前記外側樹脂部と前記第1挟持部との前記第1方向の間には、前記第1挟持部の前記第2方向の外幅よりも、前記第2方向の外幅が狭い第1幅狭部が形成されており、
    前記第1挟持部を構成する前記第1埋設部及び前記第2埋設部は、前記第1幅狭部から分岐して形成されており、
    前記外側樹脂部と前記第2挟持部との前記第1方向の間には、前記第2挟持部の前記第3方向の外幅よりも、前記第3方向の外幅が狭い第2幅狭部が形成されており、
    前記第2挟持部を構成する前記第1埋設部及び前記第3埋設部は、前記第2幅狭部から分岐して形成されており、
    前記外側樹脂部と前記第3挟持部との前記第1方向の間には、前記第3挟持部の前記第3方向の外幅よりも、前記第3方向の外幅が狭い第3幅狭部が形成されており、
    前記第3挟持部を構成する前記第2埋設部及び前記第3埋設部は、前記第3幅狭部から分岐して形成されている、請求項6〜8のいずれか1項に記載のコネクタ。
  10. 前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部は、前記第3方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記第3端子の一端部は、前記第1端子の一端部及び前記第2端子の一端部の前記第3方向に隣接して、前記第2方向に沿って複数本が整列して配置されている、請求項6〜9のいずれか1項に記載のコネクタ。
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