JP2020042905A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ1は、複数の端子3Cが配置された中子樹脂部2C、複数の第1挿通端子3Aが配置された第1挿通中子樹脂部2A、複数の第2挿通端子3Bが配置された第2挿通中子樹脂部2B、及び外側樹脂部4を備える。中子樹脂部2Cの一端部20Cには、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20Aの第1方向D1の先端側及び第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bの第1方向D1の先端側に重なる重なり部21Cが形成されている。複数の第1挿通端子3A及び複数の第2挿通端子3Bは、重なり部21Cに形成された挿通孔22Cに挿通されて、重なり部21Cから第1方向D1の先端側へ突出している。【選択図】図6

Description

本発明は、端子を保持する複数の中子樹脂部と、複数の中子樹脂部を覆う外側樹脂部とを有するコネクタに関する。
コネクタは、種々の制御部品を制御装置に電気配線する際に用いられる。コネクタは、電気接続される複数の端子を有する。そして、複数の端子が複数段に配列される場合には、樹脂材料のインサート成形を行う際の端子の配列を容易にするために、インサート成形を段階的に行うことがある。この場合、一次成形として、各段の端子が別々に内部に配置された複数の中子樹脂部のインサート成形をそれぞれ行う。次いで、二次成形として、複数の中子樹脂部が内部に配置された外側樹脂部のインサート成形を行う。こうして、外側樹脂部内に複数の中子樹脂部が配置されたコネクタが成形される。このようなコネクタとしては、例えば、特許文献1に示されるものがある。
特開2016−154072号公報
ところで、二次成形として、複数の中子樹脂部を内部に配置して外側樹脂部のインサート成形を行う際には、外側樹脂部を成形する部位に成形型の成形面を設ける必要がある。そこで、この成形型の構成を簡単にするために、端子の一端部を突出させる、複数の中子樹脂部の一端部を、外側樹脂部によって覆わずにコネクタの表面に露出させることが考えられる。この場合には、複数の中子樹脂部の一端部は、成形型の外部に配置され、成形型の構成を簡単にすることができる。
しかしながら、この場合には、成形型内に外側樹脂部を成形し、成形型内から成形品を取り出した後に、複数の中子樹脂部の一端部を拘束するものがなくなる。そのため、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷されて収縮するときには、複数の中子樹脂部の一端部に、複数の中子樹脂部の一端部同士が互いに離れようとする方向に応力が作用することがある。このとき、複数の中子樹脂部の一端部から突出する複数の端子の一端部の位置にばらつきが生じ、複数の端子の電気接続に不具合が生じるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、複数の中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、各中子樹脂部の一端部から突出する各端子の一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができるコネクタを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、端子と、
前記端子の両端部を除く中間部を覆う中子樹脂部と、
挿通端子と、
前記挿通端子の両端部を除く中間部を覆う挿通中子樹脂部と、
互いに重なった状態の前記中子樹脂部及び前記挿通中子樹脂部を部分的に覆う外側樹脂部と、を備え、
前記端子の一端部及び前記挿通端子の一端部は、第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
前記端子の一端部を突出させる前記中子樹脂部の一端部と、前記挿通端子の一端部を突出させる前記挿通中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する方向において互いに対面して、前記外側樹脂部の外部に配置されており、
前記中子樹脂部の一端部には、前記挿通中子樹脂部の一端部の前記第1方向の先端側に重なる重なり部が形成されており、
前記挿通端子の一端部は、前記重なり部に形成された挿通孔に挿通されて、前記重なり部から前記第1方向の先端側へ突出している、コネクタにある。
前記一態様のコネクタにおいては、中子樹脂部の一端部及び挿通中子樹脂部の一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合に、この中子樹脂部の一端部と挿通中子樹脂部の一端部とが互いに離れないようにする工夫をしている。
具体的には、挿通中子樹脂部の挿通端子は、中子樹脂部の重なり部に形成された挿通孔に挿通されて、重なり部から第1方向の先端側へ突出している。これにより、中子樹脂部及び挿通中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、外側樹脂部を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、中子樹脂部及び挿通中子樹脂部の各一端部に作用した場合でも、挿通端子が重なり部の挿通孔に係止されることにより、中子樹脂部の一端部と挿通中子樹脂部の一端部とが第1方向に直交する方向へ互いに離れることを防止することができる。
このように、前記一態様のコネクタにおいては、中子樹脂部及び挿通中子樹脂部をインサートして外側樹脂部を成形する際に、外側樹脂部の外部に配置された中子樹脂部及び挿通中子樹脂部の各一端部同士が互いに離れないようにして、端子及び挿通端子の各一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、前記一態様のコネクタによれば、中子樹脂部及び挿通中子樹脂部の各一端部が互いに重なって外側樹脂部の外部に配置される場合であっても、中子樹脂部及び挿通中子樹脂部の各一端部から突出する端子及び挿通端子の各一端部の位置にばらつきが生じないようにすることができる。
実施形態1にかかる、コネクタを示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX1矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX2矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図1のX3矢視図。 実施形態1にかかる、コネクタを示す、図2のV−V断面図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける第1及び第2挿通中子樹脂部並びに中子樹脂部の各一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける第1及び第2挿通中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態1にかかる、コネクタにおける中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態2にかかる、コネクタにおける挿通中子樹脂部及び中子樹脂部の各一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態2にかかる、コネクタにおける挿通中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。 実施形態2にかかる、コネクタにおける中子樹脂部の一端部の周辺を示す斜視図。
前述したコネクタにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
本形態のコネクタ1は、図1〜図5に示すように、複数の端子3C、複数の端子3Cが配置された中子樹脂部2C、複数の第1挿通端子3A、複数の第1挿通端子3Aが配置された第1挿通中子樹脂部2A、複数の第2挿通端子3B、複数の第2挿通端子3Bが配置された第2挿通中子樹脂部2B、及び外側樹脂部4を備える。中子樹脂部2Cは、複数の端子3Cの両端部31C,32Cを除く中間部33を覆っている。第1挿通中子樹脂部2Aは、複数の第1挿通端子3Aの両端部31A,32Aを除く中間部33を覆っている。第2挿通中子樹脂部2Bは、複数の第2挿通端子3Bの両端部31B,32Bを除く中間部33を覆っている。外側樹脂部4は、互いに重なった状態の中子樹脂部2C、第1挿通中子樹脂部2A及び第2挿通中子樹脂部2Bを部分的に覆っている。
図6〜図8に示すように、複数の端子3Cの一端部31C、複数の第1挿通端子3Aの一端部31A及び複数の第2挿通端子3Bの一端部31Bは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bとは、第1方向D1に直交する第2方向D2において互いに対面している。中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bの、第1方向D1と第2方向D2とに直交する第3方向D3に隣接して配置されている。
端子3Cの一端部31Cを突出させる中子樹脂部2Cの一端部20Cと、第1挿通端子3Aの一端部31Aを突出させる第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20Aと、第2挿通端子3Bの一端部31Bを突出させる第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bとは、外側樹脂部4の外部に配置されている。中子樹脂部2Cの一端部20Cには、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20Aの第1方向D1の先端側及び第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bの第1方向D1の先端側に重なる重なり部21Cが形成されている。複数の第1挿通端子3A及び複数の第2挿通端子3Bの各一端部31A,31Bは、重なり部21Cに形成された挿通孔22Cに挿通されて、重なり部21Cから第1方向D1の先端側へ突出している。
以下に、本形態のコネクタ1について詳説する。
(コネクタ1)
図1に示すように、本形態のコネクタ1は、種々の制御部品5を制御装置に電気配線する際に、電気配線を中継する中継コネクタとして使用される。コネクタ1は、導体ピンとなる各挿通端子3A,3B及び端子3Cが設けられた雄コネクタを構成する。各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31Cは、制御装置の制御基板6に接続され、各挿通端子3A,3B及び端子3Cの他端部32A,32B,32Cは、雌コネクタの雌端子に接続される。
図1〜図5に示すように、各挿通端子3A,3B及び端子3Cは、制御用又は電源用のいずれの用途に用いてもよい。本形態の複数の第1挿通端子3A及び複数の第2挿通端子3Bは制御用の端子を構成し、本形態の複数の端子3Cは電源用の端子を構成する。端子3Cの他端部32Cは、一端部31Cと別の端部34Cとに分岐している。
本形態の挿通中子樹脂部2A,2Bは、第1挿通端子3Aが配置された第1挿通中子樹脂部2Aと、第2挿通端子3Bが配置された第2挿通中子樹脂部2Bとによって構成されている。各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20C及び本体部の一部において、複数の第1挿通端子3Aと複数の第2挿通端子3Bとは、2段に重なる状態で配置されている。また、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20C及び本体部の一部において、複数の端子3Cは、第1挿通端子3A及び第2挿通端子3Bの側方に並ぶ状態で配置されている。なお、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの本体部とは、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cを除く部位のことをいう。
図1に示すように、本形態のコネクタ1は、コネクタベース部11と、コネクタベース部11から突出するコネクタ突出部12と、コネクタベース部11から突出するコネクタ装着部13とを有する。コネクタベース部11は、制御基板6に対向して配置されるコネクタ1の本体部を構成する。コネクタベース部11は、第1挿通中子樹脂部2Aの本体部、第2挿通中子樹脂部2Bの本体部及び中子樹脂部2Cの本体部の多くが、外側樹脂部4によって覆われて形成された部位である。
コネクタ突出部12は、コネクタベース部11から垂直に屈曲している。コネクタ突出部12は、外側樹脂部4の外部に配置された、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20A、第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20B及び中子樹脂部2Cの一端部20Cを含んで形成された部位である。コネクタ突出部12には、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2C及び外側樹脂部4が配置されている。コネクタ装着部13は、各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各他端部32A,32B,32Cが、外側樹脂部4による筒形状部41によって覆われて形成された部位である。コネクタ装着部13は、雌コネクタに装着される。
図2〜図4に示すように、コネクタ突出部12において、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20A、第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20B及び中子樹脂部2Cの一端部20Cの第1方向D1の基端側に隣接する位置には、外側樹脂部4が配置されている。各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cの表面は、外側樹脂部4の表面に隣接して、コネクタ突出部12の外表面を形成している。各挿通端子3A,3B及び端子3Cの中間部33には、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cによって覆われず、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの外部に露出する露出部35が形成されている。そして、露出部35は、外側樹脂部4によって覆われている。
各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cの基端側に外側樹脂部4が隣接して配置されていることにより、外側樹脂部4を構成する樹脂材料を成形する際に生じる収縮力が、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cに作用しやすくなっている。
図1及び図3に示すように、各挿通端子3A,3B及び端子3Cは、コネクタベース部11、コネクタ突出部12及びコネクタ装着部13の形状に応じて、クランク状に屈曲して形成されている。各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31Cは、コネクタベース部11から一方側に突出して配置されている。各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各他端部32A,32B,32Cは、コネクタベース部11から他方側に突出して配置される。
(各挿通中子樹脂部2A,2B、中子樹脂部2C及び外側樹脂部4)
図1に示すように、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cは、各挿通端子3A,3B及び端子3Cを内部に配置したインサート成形を行うことによって形成されている。また、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cのそれぞれは、別々に成形される。第1挿通中子樹脂部2Aは、複数の第1挿通端子3Aを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。第2挿通中子樹脂部2Bは、複数の第2挿通端子3Bを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。中子樹脂部2Cは、複数の端子3Cを成形型内に配置し、成形型内に樹脂材料をインサート成形することによって形成されている。このように、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cは、各挿通端子3A,3B及び端子3Cをインサートした一次成形品として形成される。
コネクタ1は、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cを成形型内に配置し、成形型内に外側樹脂部4を構成する樹脂材料をインサート成形することによって形成される。外側樹脂部4は、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cをインサートした二次成形品として形成される。各挿通中子樹脂部2A,2B、中子樹脂部2C及び外側樹脂部4が合わさって、コネクタ1におけるハウジングとしての樹脂部が形成されている。
(各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31C、並びに各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20C)
図1及び図6に示すように、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31C及び各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cにおける方向を示すために便宜的に用いる。第1方向D1は、各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31Cが延びる方向を示し、各挿通端子3A,3B及び端子3Cの本体部が配置されたコネクタ1のコネクタベース部11に垂直な方向として設定されている。
第2方向D2及び第3方向D3は、第1方向D1に対して直交する2つの方向を示し、コネクタ1のコネクタベース部11の形成方向に平行な方向として設定されている。また、第1方向D1において、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cから各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31Cが突出する側を先端側とし、第1方向D1において、先端側とは反対側を基端側とする。
図7に示すように、複数の第1挿通端子3Aの一端部31A及び複数の第2挿通端子3Bの一端部31Bは、それぞれ第3方向D3に沿って複数本が整列して並んで、1段の状態で配置されている。本形態においては、第1挿通端子3A及び第2挿通端子3Bは3本ずつ並んでいる。そして、複数の第1挿通端子3Aの一端部31Aと複数の第2挿通端子3Bの一端部31Bとは、第2方向D2に向き合っており、第2方向D2において2段に重なって配置されている。
また、図6及び図8に示すように、複数の端子3Cの一端部31Cは、第1挿通端子3Aの一端部31A及び第2挿通端子3Bの一端部31Bの第3方向D3に隣接して、第2方向D2に沿って複数本が整列して配置されている。換言すれば、複数の端子3Cの一端部31Cは、互いに第2方向D2に並んで配置されているとともに、第1挿通端子3A及び第2挿通端子3Bとともに第3方向D3に並んで配置されている。本形態においては、2本の端子3Cが、2段に重なる第1挿通端子3A及び第2挿通端子3Bの配列に合わせて配列されている。
複数の第1挿通端子3Aを覆う第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20Aと、複数の第2挿通端子3Bを覆う第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bとは第2方向D2に並んで合わさっている。また、複数の端子3Cを覆う中子樹脂部2Cの一端部20Cは、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20A及び第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bに対して第3方向D3に並んで合わさっている。また、各挿通中子樹脂部2A,2Bは、中子樹脂部2Cに対して第1方向D1の基端側から合わさる形状に形成されている。
(各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31B及び重なり部21C)
図6に示すように、第1挿通端子3A及び第2挿通端子3Bの各一端部31A,31Bは、重なり部21Cの各挿通孔22Cに圧入されている。本形態における圧入とは、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを各挿通孔22Cに挿通する際に圧力を加えて押し込む必要があることを示す。各挿通孔22Cに各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bが圧入されることにより、中子樹脂部2C及び各端子3Cに対して、各挿通中子樹脂部2A,2B及び各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bが第2方向D2及び第3方向D3の少なくとも一方へ位置ずれすることを防止することができる。各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bが各挿通孔22Cに圧入された状態は、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bと各挿通孔22Cとの間に隙間が形成されていないことによって確認される。
図7及び図8に示すように、中子樹脂部2Cに各挿通中子樹脂部2A,2Bを組み付ける前の状態において、中子樹脂部2Cの重なり部21Cの各挿通孔22Cの断面外形は、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bの断面外形と同じ大きさ、又は各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bの断面外形よりも小さい大きさで形成されている。各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bは、四角形状の断面に形成されており、挿通孔22Cは、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bの断面形状に沿った形状に形成されている。
各挿通孔22Cの内壁面には、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを圧入しやすくするための形状を形成することができる。例えば、各挿通孔22Cの内壁面には、第1方向D1に沿って延びる突起を形成することができる。この場合には、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを突起に接触させて摺動させることによって、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを挿通孔22Cへ圧入するときの力を小さくすることができる。
図6及び図7に示すように、各挿通端子3A,3Bの一端部31A,31Bは、各挿通端子3A,3Bの中間部33と同じ外形の根元部311と、根元部311よりも細い先端部312と、根元部311と先端部312とに繋がるテーパ部313とを有する。重なり部21Cの挿通孔22Cには、根元部311が圧入されている。テーパ部313の形成により、挿通孔22Cへの各挿通端子3A,3Bの根元部311の圧入を容易にすることができる。
図6〜図8に示すように、各挿通中子樹脂部2A,2Bの一端部20A,20Bにおける第1方向D1の先端面は、重なり部21Cの第1方向D1の基端面に当接している。また、重なり部21Cは、中子樹脂部2Cの一端部20Cにおける、各挿通中子樹脂部2A,2Bの各一端部20A,20Bの第3方向D3に隣接する隣接部23Cから第3方向D3に突出して形成されている。中子樹脂部2Cの隣接部23Cは、第1方向D1の先端面まで形成されており、隣接部23Cの内部には、第1方向D1に沿って複数の端子3Cが埋設されている。
各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを各挿通孔22Cへ圧入しやすくするために、隣接部23Cと各挿通中子樹脂部2A,2Bの各一端部20A,20Bとの間には、若干の隙間が形成されていてもよい。また、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを各挿通孔22Cへ圧入しやすくするために、第1挿通中子樹脂部2Aの一端部20Aと第2挿通中子樹脂部2Bの一端部20Bとの間には、若干の隙間が形成されていてもよい。
各挿通端子3A,3B及び端子3Cは、導電性に優れた金属材料から構成されている。各挿通中子樹脂部2A,2B、中子樹脂部2C及び外側樹脂部4は、射出成形等の成形性に優れた熱可塑性樹脂から構成されている。
(製造方法)
コネクタ1を製造する際には、各挿通端子3A,3B及び端子3Cがそれぞれ配置された各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cをインサート成形によって成形する。次いで、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cを互いに組み合わせた状態で、コネクタ1を成形するための成形型内に配置する。このとき、中子樹脂部2Cに対して、各挿通中子樹脂部2A,2Bを第1方向D1の基端側から接近させる。そして、中子樹脂部2Cの重なり部21Cにおける各挿通孔22Cに、各挿通中子樹脂部2A,2Bの各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bを圧入する。こうして、各挿通中子樹脂部2A,2Bの各一端部20A,20Bと中子樹脂部2Cの一端部20Cとが第2方向D2及び第3方向D3に位置ずれできない状態で組み合わされる。
次いで、成形型内に外側樹脂部4を成形するための樹脂材料を充填する。そして、成形型内にコネクタ1が成形され、成形型内からコネクタ1が取り出される。外側樹脂部4を成形するための樹脂材料が冷やされて収縮する際には、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cには、第2方向D2及び第3方向D3において互いに離れようとする方向へ力が作用する。
このとき、各挿通中子樹脂部2A,2Bの挿通端子3A,3Bの一端部31A,31Bが中子樹脂部2Cの重なり部21Cの挿通孔22Cに挿通されていることにより、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が収縮する際には、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cが、第2方向D2及び第3方向D3へ互いに開かないように支えられる。こうして、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が固化し、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cの位置ずれが防止されたコネクタ1が製造される。
(作用効果)
本形態のコネクタ1においては、中子樹脂部2Cの一端部20C及び各挿通中子樹脂部2A,2Bの一端部20A,20Bが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合に、この中子樹脂部2Cの一端部20Cと各挿通中子樹脂部2A,2Bの各一端部20A,20Bとが互いに離れないようにする工夫をしている。
具体的には、各挿通中子樹脂部2A,2Bの各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bは、中子樹脂部2Cの重なり部21Cに形成された挿通孔22Cに挿通されて、重なり部21Cから第1方向D1の先端側へ突出している。これにより、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cに作用した場合でも、各挿通端子3A,3Bの各一端部31A,31Bが重なり部21Cの挿通孔22Cに係止されることにより、中子樹脂部2Cの一端部20Cと各挿通中子樹脂部2A,2Bの各一端部20A,20Bとが第1方向D1に直交する方向へ互いに離れることを防止することができる。特に、成形後のコネクタ1を成形型内から取り出した後において、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cの第2方向D2及び第3方向D3における位置関係が維持される。
このように、本形態のコネクタ1においては、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4の外部に配置された、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20C同士が互いに離れないようにして、各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
それ故、本形態のコネクタ1によれば、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cが互いに重なって外側樹脂部4の外部に配置される場合であっても、各挿通中子樹脂部2A,2B及び中子樹脂部2Cの各一端部20A,20B,20Cから突出する各挿通端子3A,3B及び端子3Cの各一端部31A,31B,31Cの位置にばらつきが生じないようにすることができる。
<実施形態2>
本形態は、図9〜図11に示すように、中子樹脂部2E及び挿通中子樹脂部2Dを有するコネクタ1について示す。本形態のコネクタ1は、複数の端子3E、中子樹脂部2E、複数の挿通端子3D、挿通中子樹脂部2D及び外側樹脂部4を備える。中子樹脂部2Eは、複数の端子3Eの両端部を除く中間部33を覆っている。挿通中子樹脂部2Dは、複数の挿通端子3Dの両端部を除く中間部33を覆っている。外側樹脂部4は、互いに重なった状態の中子樹脂部2E及び挿通中子樹脂部2Dを部分的に覆っている。
図9に示すように、複数の端子3Eの一端部31E及び複数の挿通端子3Dの一端部31Dは、第1方向D1に沿って互いに平行に配置されている。複数の端子3Eの一端部31Eを突出させる中子樹脂部2Eの一端部20Eと、複数の挿通端子3Dの一端部31Dを突出させる挿通中子樹脂部2Dの一端部20Dとは、第1方向D1に直交する第2方向D2において互いに対面して、外側樹脂部4の外部に配置されている。
図11に示すように、中子樹脂部2Eの一端部20Eには、挿通中子樹脂部2Dの一端部20Dの第1方向D1の先端側に重なる重なり部21Eが形成されている。図9及び図10に示すように、各挿通端子3Dの一端部31Dは、重なり部21Eに形成された各挿通孔22Eに挿通されて、重なり部21Eから第1方向D1の先端側へ突出している。各挿通端子3Dの一端部31Dは、各挿通孔22Eに圧入されている。
中子樹脂部2Eの一端部20Eと挿通中子樹脂部2Dの一端部20Dとは、第1方向D1に直交する第2方向D2において互いに対面している。各端子3Eの一端部31Eは、第1方向D1と第2方向D2とに直交する第3方向D3に沿って複数本(本形態では3本)が整列して配置されている。各挿通端子3Dの一端部31Dは、複数本の端子3Eの一端部31Eの第2方向D2に隣接して、第3方向D3に沿って複数本(本形態では3本)が整列して配置されている。
本形態においては、中子樹脂部2E及び挿通中子樹脂部2Dをインサートして外側樹脂部4を成形する際に、外側樹脂部4を構成する樹脂材料が冷やされて収縮するときの応力が、中子樹脂部2E及び挿通中子樹脂部2Dの各一端部20E,20Dに作用した場合でも、各挿通端子3Dの一端部31Dが重なり部21Eの各挿通孔22Eに係止されることにより、中子樹脂部2Eの一端部20Eと挿通中子樹脂部2Dの一端部20Dとが第2方向D2及び第3方向D3の少なくとも一方へ互いに離れることを防止することができる。
本形態のコネクタ1における、その他の構成、作用効果等については、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
本発明は、前記各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。中子樹脂部2C,2Eと挿通中子樹脂部2A,2B,2Dとは、重なり部21C,21Eの挿通孔22C,22Eに挿通端子3A,3B,3Dの各一端部31A,31B,31Dが挿通される構成であれば、実施形態1,2に示した以外の構成としてもよい。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。
1 コネクタ
2A,2B,2D 挿通中子樹脂部
20A,20B,20D 一端部
2C,2E 中子樹脂部
20C,20E 一端部
21C,21E 重なり部
22C,22E 挿通孔
3A,3B,3D 挿通端子
3C,3E 端子
31A,31B,31C,31D,31E 一端部
4 外側樹脂部

Claims (5)

  1. 端子と、
    前記端子の両端部を除く中間部を覆う中子樹脂部と、
    挿通端子と、
    前記挿通端子の両端部を除く中間部を覆う挿通中子樹脂部と、
    互いに重なった状態の前記中子樹脂部及び前記挿通中子樹脂部を部分的に覆う外側樹脂部と、を備え、
    前記端子の一端部及び前記挿通端子の一端部は、第1方向に沿って互いに平行に配置されており、
    前記端子の一端部を突出させる前記中子樹脂部の一端部と、前記挿通端子の一端部を突出させる前記挿通中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する方向において互いに対面して、前記外側樹脂部の外部に配置されており、
    前記中子樹脂部の一端部には、前記挿通中子樹脂部の一端部の前記第1方向の先端側に重なる重なり部が形成されており、
    前記挿通端子の一端部は、前記重なり部に形成された挿通孔に挿通されて、前記重なり部から前記第1方向の先端側へ突出している、コネクタ。
  2. 前記挿通端子の一端部は、前記挿通孔に圧入されている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記中子樹脂部の一端部と前記挿通中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する第2方向において互いに対面しており、
    前記端子の一端部は、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記挿通端子の一端部は、複数本の前記端子の前記第2方向に隣接して、前記第3方向に沿って複数本が整列して配置されている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記挿通中子樹脂部は、前記挿通端子としての第1挿通端子が配置された第1挿通中子樹脂部と、前記挿通端子としての第2挿通端子が配置された第2挿通中子樹脂部とによって構成されており、
    前記第1挿通中子樹脂部の一端部と前記第2挿通中子樹脂部の一端部とは、前記第1方向に直交する第2方向において互いに対面しており、
    前記第1挿通端子の一端部及び前記第2挿通端子の一端部は、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向に沿って複数本が整列して配置されており、
    前記中子樹脂部の一端部は、前記第1挿通中子樹脂部の一端部及び前記第2挿通中子樹脂部の一端部の前記第3方向に隣接して配置されており、
    前記重なり部は、前記第1挿通中子樹脂部の一端部及び前記第2挿通中子樹脂部の一端部の前記第1方向の先端側に重なっており、
    前記端子の一端部は、前記第1挿通端子の一端部及び前記第2挿通端子の一端部の前記第3方向に隣接して、前記第2方向に沿って複数本が整列して配置されている、請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記第1挿通端子の一端部及び前記第2挿通端子の一端部は、前記挿通孔に圧入されている、請求項4に記載のコネクタ。
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