JP2020017395A - ラミネートブスバーおよびその製造方法、ならびに組電池 - Google Patents

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宏和 飯塚
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Abstract

【課題】組電池を構成する複数の単電池を容易に接続することができるラミネートブスバーおよびその製造方法、ならびに組電池を提供する。【解決手段】ラミネートブスバー10は、絶縁性の樹脂フィルムが1または複数の折返し部11〜13で折り返されて重ねられた複数の樹脂層1,3,4,6と、複数の樹脂層1,3,4,6の間に積層された1または複数の導電層2,5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ラミネートブスバーおよびその製造方法、ならびに組電池に関する。
環境に対する意識が高まる中、電気エネルギーを貯蔵するための蓄電池として、リチウムイオン電池等の二次電池などが注目を集めている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−357494号公報
電気自動車用の蓄電池などにおいては、大容量化のため、複数の単電池(リチウムイオン電池等)を接続して構成した組電池が用いられている。複数の単電池は、例えば、金属等からなるブスバーを介して、並列または直列に接続される。前記ブスバーは、前記単電池に対して容易に接続できることが要望されている。
本発明の一態様は、組電池を構成する複数の単電池を容易に接続することができるラミネートブスバーおよびその製造方法、ならびに組電池を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、絶縁性の樹脂フィルムが1または複数の折返し部で折り返されて重ねられた複数の樹脂層と、前記複数の樹脂層の間に積層された1または複数の導電層と、を備えたラミネートブスバーを提供する。
前記複数の折返し部は、第1〜第3の折返し部を有し、前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層に対して前記第1の折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、前記第2の樹脂層に対して前記第2の折返し部で折り返されて重ねられた第3の樹脂層と、前記第3の樹脂層に対して前記第3の折返し部で折り返されて重ねられた第4の樹脂層と、を有し、前記複数の導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層された第1の導電層と、前記第3の樹脂層と前記第4の樹脂層との間に積層された第2の導電層と、を有する構成を採用できる。
前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層に対して前記折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、を有し、前記導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層されている構成を採用できる。
本発明の他の態様は、少なくとも一方の面に1または複数の導電層が形成された絶縁性の樹脂フィルムを、1または複数の折返し部で折り返すことによって、重ねられた複数の樹脂層を形成するとともに、前記複数の樹脂層の間に前記導電層を積層させる、ラミネートブスバーの製造方法を提供する。
前記複数の折返し部は、第1〜第3の折返し部を有し、前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層に対して前記第1の折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、前記第2の樹脂層に対して前記第2の折返し部で折り返されて重ねられた第3の樹脂層と、前記第3の樹脂層に対して前記第3の折返し部で折り返されて重ねられた第4の樹脂層と、を有し、前記複数の導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層された第1の導電層と、前記第3の樹脂層と前記第4の樹脂層との間に積層された第2の導電層と、を有することが好ましい。
前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、前記第1の樹脂層に対して前記折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、を有し、前記導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層されていてもよい。
本発明の他の態様は、前記ラミネートブスバーと、前記導電層と電気的に接続された電極端子を有する複数の電池と、を備えた組電池を提供する。
前記複数の電池の電極端子のうち少なくとも2つは、前記ラミネートブスバーの長さ方向に間隔をおいて前記導電層に接続され、前記ラミネートブスバーは、前記導電層に対する前記2つの前記電極端子の接続箇所の間に、弛みを確保する曲げ加工部を有することが好ましい。
本発明の一態様によれば、組電池を構成する複数の単電池を容易に接続することができる。
第1実施形態のラミネートブスバーを模式的に示す断面図である。 図1に示すラミネートブスバーを一方側から見た斜視図である。 図1に示すラミネートブスバーを他方側から見た斜視図である。 図1に示すラミネートブスバーを用いた組電池を示す分解斜視図である。 前図に示す組電池を示す斜視図である。 図5に示す組電池を示す回路図である。 図1に示すラミネートブスバーの製造に用いられる樹脂フィルムを模式的に示す斜視図である。 前図に示す樹脂フィルムに第1の切欠きおよび第2の切欠きを形成した状態を模式的に示す斜視図である。 図1に示すラミネートブスバーの製造にあたり、樹脂フィルムを折り返す工程の第1の例を説明する断面図である。 図1に示すラミネートブスバーの製造にあたり、樹脂フィルムを折り返す工程の第2の例を説明する断面図である。 図9または図10に続く工程を説明する断面図である。 図1に示すラミネートブスバーをロール状に巻き取った形態を示す斜視図である。 第2実施形態のラミネートブスバーを模式的に示す断面図である。 図13に示すラミネートブスバーを用いた組電池を示す平面図である。 前図に示す組電池を示す分解図である。 図13に示すラミネートブスバーの製造に用いられる樹脂フィルムを模式的に示す斜視図である。 図13に示すラミネートブスバーの製造にあたり、樹脂フィルムを折り返す工程の例を説明する断面図である。 第1実施形態のラミネートブスバーの第1変形例を模式的に示す図である。 図1に示すラミネートブスバーの製造に用いられる樹脂フィルムの他の例を模式的に示す断面図である。 第3実施形態のラミネートブスバーを模式的に示す断面図である。 前図のラミネートブスバーの製造に用いられる樹脂フィルムを模式的に示す断面図である。 図20のラミネートブスバーの製造に用いられる樹脂フィルムの他の例を模式的に示す断面図である。
[ラミネートブスバー](第1実施形態)
図1は、第1実施形態のラミネートブスバー10を模式的に示す断面図である。図2は、ラミネートブスバー10を一方側から見た斜視図である。図3は、ラミネートブスバー10を他方側から見た斜視図である。
図1に示すように、ラミネートブスバー10は、4つの樹脂層1,3,4,6と、2つの導電層2,5とを備えたシート状の積層体である。詳しくは、ラミネートブスバー10は、第1の樹脂層1、第1の導電層2、第2の樹脂層3、第3の樹脂層4、第2の導電層5、および第4の樹脂層6がこの順で積層された構造を有する。以下、ラミネートブスバーを単に「ブスバー」ということがある。
ブスバーは、複数の樹脂層(絶縁層)と、1または複数の導電層とが積層されて構成されている。ブスバーは、樹脂層と、導電層とを備えた積層体であって、樹脂層は最表面側に配置されていることが好ましい。ブスバーは、シート状であるため、組電池を作製する際に加工がしやすいという利点がある。
図2および図3に示すように、ブスバー10は、帯状に形成されている。ブスバー10は、一方向(例えば、図1の紙面に垂直な方向)に延在する。X方向は、ブスバー10の長さ方向である。Y方向は、ブスバー10に沿う面内においてX方向と直交する方向であり、ブスバー10の幅方向である。Z方向はX方向およびY方向に直交する方向であり、ブスバー10の厚さ方向である。
図1に示すように、第1の導電層2は、第1の樹脂層1の第1面1aと、第2の樹脂層3の第2面3bとの間に積層されている。第2の樹脂層3は、第1の導電層2の第1面2a(第1の樹脂層1側の面とは反対の面)側に積層されている。第3の樹脂層4は、第2の樹脂層3の第1面3a(第1の導電層2側の面とは反対の面)に積層されている。第2の導電層5は、第3の樹脂層4の第1面4a(第2の樹脂層3側の面とは反対の面)と、第4の樹脂層6の第2面6bとの間に積層されている。第4の樹脂層6は、第2の導電層5の第1面5a(第3の樹脂層4側の面とは反対の面)側に積層されている。
第1の導電層2および第2の導電層5は、例えば金属からなる。導電層2,5を構成する金属としては、例えば銅、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、鉄を挙げることができる。導電層2,5を構成する金属は、これらのうち2以上を含む合金であってもよい。導電層2,5は、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、鉄のうち1以上を含む金属箔である。導電層2,5は、基材金属層と、その表面に形成されたメッキ層とを有する構造であってもよい。基材金属層およびメッキ層は、例えば前述の金属からなる。例えば、導電層2,5は、銅からなる基材金属層とニッケルメッキ層とを備えた構造であってよい。
導電層2,5は、ブスバー10の長さ方向に延在する。導電層2,5の厚みは、特に限定されないが、例えば、20〜500μm程度とすることができ、50〜400μm程度とすることもできる。
第1の導電層2および第2の導電層5は、樹脂層1,3,4,6より幅が狭く形成されている。導電層2,5は、樹脂層1,3,4,6の幅方向の中央を含む位置に配置されている。導電層2,5は、樹脂層1,3,4,6の両側縁から離れて形成されていることが好ましい。樹脂層1,3,4,6の幅が導電層2,5の幅より広いと、樹脂層1,3,4,6の側縁において導電層2,5が露出しにくくなるため、導電層2,5の間の短絡防止の観点から好ましい。導電層2,5がある程度の幅(例えば3mm以上)を有すると、集電しやすくなる。導電層2,5の幅は、例えば3〜50mmとすることができ、5〜20mmとすることができる。 導電層2,5は、ブスバー10の長さ方向(X方向)に延在する。導電層2,5は、直線状であってよい。
第1の導電層2と第2の導電層5とは、樹脂層3,4を介して対向する位置にある。
第1の樹脂層1、第2の樹脂層3、第3の樹脂層4および第4の樹脂層6は、ブスバー10の長さ方向(X方向)に延在する。そのため、樹脂層1,3,4,6の長さ方向はX方向である。
樹脂層1,3,4,6を構成する樹脂としては、絶縁性を有する樹脂、例えば、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、フッ素樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等がある。なかでも熱融着性のある樹脂が好ましく、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)が好適である。ポリエチレンとしては、架橋ポリエチレンを使用してもよい。架橋方法としては、放射線架橋、化学架橋などが採用できる。
樹脂層1,3,4,6は、樹脂フィルム(図7に示す樹脂フィルム20)によって構成されている。前記樹脂フィルムは、無延伸フィルムであってもよいし、一軸延伸または二軸延伸されたフィルムであってもよい。樹脂層1,3,4,6の厚みは、特に限定はないが、例えば、10〜500μm程度とすることができ、100〜300μm程度とすることもできる。樹脂層1,3,4,6の素材、膜厚はそれぞれの層で相違があってもよい。各層の素材および厚さは個別に選択することもできる。
樹脂層1,3,4,6は、樹脂フィルム(図7に示す樹脂フィルム20)が3つの折返し部11〜13で折り返されて4つ折りにされることにより形成されている。詳しくは、第2の樹脂層3は、第1の樹脂層1に対して第1の折返し部11で折り返されて重ねられている。第3の樹脂層4は、第2の樹脂層3に対して第2の折返し部12で折り返されて重ねられている。第4の樹脂層6は、第3の樹脂層4に対して第3の折返し部13で折り返されて重ねられている。
第1の折返し部11は、第1の樹脂層1および第2の樹脂層3の一方の側部(図1の上部)にある。第2の折返し部12は、第2の樹脂層3および第3の樹脂層4の他方の側部(図1の下部)にある。第3の折返し部13は、第3の樹脂層4および第4の樹脂層6の一方の側部(図1の上部)にある。そのため、樹脂層1,3,4,6は、樹脂フィルムが蛇行する形態で重ねられることにより形成されている。
第1の樹脂層1の第1面1aと、第2の樹脂層3の第2面3bとは、第1の折返し部11とは反対の側部(側部領域14)で面的に接触して互いに接合されている。側部領域14における第1の樹脂層1と第2の樹脂層3との接合部を接合部15という。接合部15では、第1の樹脂層1と第2の樹脂層3とはヒートシール、接着等により接合される。
第2の樹脂層3の第1面3aと第3の樹脂層4の第2面4bとは、第2の折返し部12以外の全域で面的に接触して互いに接合されている。第2の樹脂層3と第3の樹脂層4とはヒートシール、接着等により接合される。第2の樹脂層3と第3の樹脂層4との接合部を接合部16という。
第3の樹脂層4の第1面4aと、第4の樹脂層6の第2面6bとは、第3の折返し部13とは反対の側部(側部領域17)で面的に接触して互いに接合されている。側部領域17における第3の樹脂層4と第4の樹脂層6との接合部を接合部18という。接合部18では、第3の樹脂層4と第4の樹脂層6とはヒートシール、接着等により接合される。
図2に示すように、第1の樹脂層1には、長さ方向(X方向)の一部に、第1の切欠き7が形成されている。第1の切欠き7は、第1の樹脂層1の全幅にわたって形成することができる。切欠き7は、ブスバー10の厚さ方向から見て、例えば矩形状である。符号28は第1の切欠き7を形成するために切り取られた樹脂層1の部分(切取り片28)である。
第1の樹脂層1に第1の切欠き7が形成されることによって、第1の導電層2の一部は露出している。この露出部分を第1の通電部31という。第1の通電部31には、単電池50のリード55,56(図4および図5参照)のうち第1のリード(例えば、正極リード55)の先端部が接触する。第1の通電部31には、第1のリードの先端部が重ねられて面的に接触するのが好ましい。第1の通電部31に第1のリードが接触することによって、第1の導電層2と第1のリードとは電気的に接続される。第1の導電層2(第1の通電部31)と第1のリードとは、超音波接合、抵抗溶接、レーザー溶接などにより接合されることが好ましい。第1の導電層2と第1のリードとの接合部分はカバーフィルムで覆われることが好ましい。カバーフィルムは、前記接合部分を含む導電性部分を一括被覆する。
図3に示すように、第4の樹脂層6には、長さ方向(X方向)の一部に、第2の切欠き8が形成されている。第2の切欠き8は、第4の樹脂層6の全幅にわたって形成することができる。切欠き8は、ブスバー10の厚さ方向から見て、例えば矩形状である。符号29は第2の切欠き8を形成するために切り取られた樹脂層6の部分(切取り片29)である。
第4の樹脂層6に第2の切欠き8が形成されることによって、第2の導電層5の一部は露出している。この露出部分を第2の通電部32という。第2の通電部32には、単電池50のリード55,56(図4および図5参照)のうち第2のリード(例えば、負極リード56)の先端部が接触する。第2の通電部32には、第2のリードの先端部が重ねられて面的に接触するのが好ましい。第2の通電部32に第2のリードが接触することによって、第2の導電層5と第2のリードとは電気的に接続される。第2の導電層5(第2の通電部32)と第2のリードとは超音波接合、抵抗溶接、レーザー溶接などにより接合されることが好ましい。第2の導電層5と第2のリードとの接合部分はカバーフィルムで覆われることが好ましい。カバーフィルムは、前記接合部分を含む導電性部分を一括被覆する。
ブスバー10は、厚さ方向(Z方向)に曲げ変形可能である。ブスバー10は、XY平面内での曲げ変形も可能である。
[組電池](第1実施形態)
図4は、ブスバー10を用いた組電池100を示す分解斜視図である。図5は、組電池100の斜視図である。
図4および図5に示すように、組電池100は、複数の単電池50と、ブスバー10とを備える。
単電池50(電池)は、例えばリチウムイオン電池である。単電池50は、電池本体51と、正極リード55(第1の電極端子)と、負極リード56(第2の電極端子)とを有する。正極リード55および負極リード56は電池本体51の一端部から延出している。正極リード55および負極リード56は可撓性材で構成され、厚さ方向に曲げ変形可能である。
電池本体51は、例えば、電池主要部(図示略)と、この電池主要部を収容する収容体52とを備える。
電池主要部は、正極板(図示略)と、正極板に接する正極活物質層(図示略)と、負極板(図示略)と、負極板に接する負極活物質層(図示略)と、正極活物質層と負極活物質層とを隔てるセパレータ(図示略)と、電解質(図示略)とを有する。正極板および負極板は、例えば金属からなる。正極活物質層は、例えばリチウム系材料などの正極活物質を含む。負極活物質層は、例えばカーボン系材料などの負極活物質を含む。収容体52は、例えば、金属層と樹脂層とを有する積層体などの可撓性材で構成されている。電池本体51は、扁平な形状であって、厚さが一定であることが好ましい。
複数の単電池50の第1のリード(例えば、正極リード55)はブスバー10の第1の導電層2に接続される。複数の単電池50の第2のリード(例えば、負極リード56)は第2の導電層5に接続される。そのため、図6に示すように、複数の単電池50は、ブスバー10によって並列に接続される。
ブスバー10の第1の樹脂層1には、長さ方向(X方向)に間隔をおいて、複数の第1の切欠き7が形成されている。第4の樹脂層6には、長さ方向(X方向)に間隔をおいて、複数の第2の切欠き8が形成されている。
ブスバー10は、単電池の並列接続に限らず、直列接続にも対応できる。ブスバー10は、並列接続と直列接続を含む複合的な接続形態にも対応できる。
[ラミネートブスバーの製造方法](第1実施形態)
図7〜図11を参照しつつ、図1に示すブスバー10を製造する方法について説明する。
(第1工程:切欠きの形成)
図7は、ブスバー10の製造に用いられる樹脂フィルム20を模式的に示す斜視図である。図8は、樹脂フィルム20に第1の切欠き7および第2の切欠き8を形成した状態を模式的に示す斜視図である。
図7に示すように、樹脂フィルム20を用意する。樹脂フィルム20は、前述の材料で構成されている。樹脂フィルム20の第1面20aには、第1の導電層2および第2の導電層5が形成されている。第1の導電層2および第2の導電層5は、樹脂フィルム20の長さ方向(X方向)に延在する。
樹脂フィルム20は、第1〜第3の折返し部11,12,13において折り曲げ可能である。第1〜第3の折返し部11〜13は、それぞれ樹脂フィルム20の長さ方向(X方向)に延在している。第1〜第3の折返し部11〜13は、幅方向(Y方向)に間隔をおいて形成されている。第1〜第3の折返し部11〜13は、例えば、ミシン目、薄肉部などの弱化線であってもよい。
第1の導電層2は、第1の折返し部11と第2の折返し部12との間に形成されている。第2の導電層5は、第2の折返し部12と第3の折返し部13との間に形成されている。
樹脂フィルム20の第1の側縁20bから第1の折返し部11までの部分を第1の帯状部分21という。第1の折返し部11から第2の折返し部12までの部分第2の帯状部分22という。第2の折返し部12から第3の折返し部13までの部分を第3の帯状部分23という。第3の折返し部13から第2の側縁20cまでの部分を第4の帯状部分24という。
図8に示すように、第1の帯状部分21および第4の帯状部分24に、それぞれ第1の切欠き7および第2の切欠き8を形成する。切取り片28,29は樹脂フィルム20から切り離さず、導電層2,5とリードとの接続箇所を覆うカバーとして使用してもよい。
(第2工程:樹脂フィルムの折曲げ)
図9は、ブスバー10の製造にあたり、樹脂フィルム20を折り返す工程の第1の例を説明する断面図である。図10は、ブスバー10の製造にあたり、樹脂フィルム20を折り返す工程の第2の例を説明する断面図である。図11は、図9または図10に続く工程を説明する断面図である。
図9に示すように、第1の折返し部11および第3の折返し部13を谷折りとし、第2の折返し部12を山折りとして樹脂フィルム20を4つ折りに折り曲げる。谷折りとは、第1面20aにおいて折返し部の両側の領域が互いに近づく方向の折りである。山折りとは、谷折りとは反対の方向の折りである。
樹脂フィルム20を折り曲げるには、図9に示すように、3つの折返し部11〜13のすべてで樹脂フィルム20を曲げ、次いで、図11に示すように、帯状部分21〜24を重ねる方法を採用することができる。
樹脂フィルム20を折り曲げるには、図10に示すように、一旦、第2の折返し部12において樹脂フィルム20を曲げて第2の帯状部分22と第3の帯状部分23とを重ねた後、図11に示すように、帯状部分21,24をそれぞれ帯状部分22,23に重ねる方法を採用してもよい。
図11に示すように、樹脂フィルム20を4つ折りにして帯状部分21〜24を重ねた後、対面する帯状部分の領域をヒートシール、接着等により接合する。帯状部分21〜24は、それぞれ樹脂層1,3,4,6となる。これによって、図1に示すブスバー10を得る。
図12は、ブスバー10をロール状に巻き取った形態を示す斜視図である。
図12に示すように、ブスバー10は、ロール状に巻き取ることによって取り扱いが容易となる。
[第1実施形態で得られる効果]
第1実施形態のブスバー10は、構造が簡略であって、軽量かつ変形容易であるため、金属板で構成されたブスバーに比べて、複数の単電池50を接続する作業が容易となる。
単電池50は、可撓性材(例えば、収容体52およびリード55,56)が用いられているため形状が安定しにくいが、ブスバー10は、仮に単電池50の位置が変動した場合でも追従変形して接続を維持するため、長期信頼性の点で優れている。
ブスバー10は、1枚の樹脂フィルム20(図7参照)の折り曲げによって複数の樹脂層1,3,4,6を形成することができるため、複数の樹脂層が互いに独立している構造に比べ、製造が容易である。
ブスバー10は、樹脂フィルム20を折り重ねて構成された樹脂層1,3,4,6を有するため、複数の樹脂層が互いに独立している構造に比べ、樹脂層どうしの接合強度が高く、耐久性が高い。
ブスバー10は、樹脂フィルム20が折返し部11〜13で折り返されて重ねられた構成であるため、折返し部11〜13からの水等の浸入が起こりにくく、複数の樹脂層が互いに独立している構造に比べて、耐久性の点で優れている。
ブスバー10は曲げ変形可能であるため、1または複数箇所で曲げられた形態をとることができる。そのため、例えば、複数の電池ユニットをブスバー10を介して接続し、これらの電池ユニットを重ねて配置する構成にも対応できる。ここでいう電池ユニットは、例えば、互いに接続された複数の電池からなるユニットである。ブスバー10は曲げ変形可能であるため、複数の電池ユニットを折り畳み、および展開する動作も容易である。
導電層2,5とリードとの接続箇所がカバーフィルムで覆われていると、その接続箇所に水または外気が浸入するのを防ぐことができる。よって、導電層2,5とリードとが異なる金属材料で構成されている場合でも、前記接続箇所における腐食を防ぐことができる。
前記接続箇所がカバーフィルムで覆われて密封されていると、組電池自体の防水性能を高めることができるため、防水を目的として組電池を密閉構造の外装体に収容する必要性は低い。そのため、単電池を直接、冷媒(空気など)に接触させる冷却構造を採用できる。したがって、単電池を効率よく冷却し、単電池の性能低下を防ぐことができる。ブスバー10は、表面に、導電層2,5を覆う樹脂層1,6が設けられているため、漏電等の問題が生じにくく、安全性に優れている。
前述のブスバー10の製造方法によれば、1枚の樹脂フィルム20の折り曲げによって複数の樹脂層1,3,4,6を形成することができるため、ブスバー10を容易に製造することができる。
樹脂フィルム20は、同一面(第1面20a)に第1の導電層2および第2の導電層5が形成されているため、2つの導電層が異なる面に形成されている場合に比べ、製造が容易である。
図1に示すブスバー10は、組電池用のブスバーであるが、組電池以外にも電子回路、電子装置、電動装置の部材として用いることができる。ブスバー10は、構造が簡略であって、軽量かつ変形容易であるため、電子回路、電子装置、電動装置の部材として用いる場合においても、端子との接続がしやすい。
[ラミネートブスバー](第2実施形態)
図13は、第2実施形態のラミネートブスバー110(ブスバー110)を模式的に示す断面図である。
図13に示すように、ブスバー110は、第1の樹脂層101、第1の導電層102、および第2の樹脂層103がこの順で積層された構造を有する。
第1の樹脂層101および第2の樹脂層103は、絶縁性の樹脂フィルム(図16に示す樹脂フィルム120)が折返し部111で折り返されて2つ折りにされることにより形成されている。
第2の樹脂層103は、第1の樹脂層101に対して第1の折返し部111で折り返されて重ねられている。
第1の折返し部111は、第1の樹脂層101および第2の樹脂層103の一方の側部(図13の下部)にある。
第1の樹脂層101の第1面101aと、第2の樹脂層103の第2面103bとは、第1の折返し部111とは反対の側部(側部領域115)で面的に接触して互いに接合されている。側部領域115における第1の樹脂層101と第2の樹脂層103との接合部を接合部116という。接合部116では、第1の樹脂層101と第2の樹脂層103とはヒートシール、接着等により接合される。
第1の導電層102は、第1の樹脂層101の第1面101aと、第2の樹脂層103の第2面103bとの間に積層されている。第2の樹脂層103は、第1の導電層102の第1面102a(第1の樹脂層1側の面とは反対の面)側に積層されている。
第1の樹脂層101および第2の樹脂層103は、それぞれ、第1実施形態のブスバー10(図1参照)における第1の樹脂層1および第2の樹脂層3と同様の構成を採用できる。
第1の導電層102は、樹脂層101,103より幅が狭く形成されている。第1の導電層102は、樹脂層101,103の幅方向の中央を含む位置に配置されている。第1の導電層102は、樹脂層101,103の両側縁から離れて形成されていることが好ましい。第1の導電層102は、ある程度の幅(例えば3mm以上)を有すると、集電しやすくなる。第1の導電層102の幅は、例えば3〜50mmとすることができ、5〜20mmとすることができる。
第1の導電層102は、第1実施形態のブスバー10(図1参照)における第1の導電層2と同様の構成を採用できる。
図14は、ブスバー110を用いた組電池200を示す平面図である。図15は、組電池200を示す分解図である。
図14および図15に示すように、組電池200は、複数の単電池150(電池)と、一対のブスバー110,110とを備える。一対のブスバー110,110のうち一方のブスバー110を第1ブスバー110Aといい、他方のブスバー110を第2ブスバー110Bという。
単電池150の正極リード155および負極リード156は、それぞれ電池本体151の一端部および他端部から延出している。
図15に示すように、ブスバー110の第1の樹脂層101および第2の樹脂層103には、長さ方向(X方向)に間隔をおいて、複数の切欠き107が形成されている。
第1の樹脂層101および第2の樹脂層103に切欠き107が形成されることによって、第1の導電層102の一部は両面が露出している。この露出部分を通電部131という。
第1ブスバー110Aの通電部131には、単電池150のリード155,156のうち第1のリード(例えば、正極リード155)の先端部が接触する。これにより、第1の導電層102と第1のリードとは電気的に接続される。第1の導電層102(通電部131)と第1のリードとは超音波接合、抵抗溶接、レーザー溶接などにより接合されることが好ましい。第1の導電層102と第1のリードとの接合部分はカバーフィルムで覆われることが好ましい。カバーフィルムは、前記接合部分を含む導電性部分を一括被覆する。
第2ブスバー110Bの通電部131には、単電池150のリード155,156のうち第2のリード(例えば、負極リード156)の先端部が接触する。これにより、第1の導電層102と第2のリードとは電気的に接続される。第1の導電層102(通電部131)と第2のリードとは超音波接合、抵抗溶接、レーザー溶接などにより接合されることが好ましい。第1の導電層102と第2のリードとの接合部分はカバーフィルムで覆われることが好ましい。カバーフィルムは、前記接合部分を含む導電性部分を一括被覆する。
通電部131は両面が露出しているため、超音波接合装置のホーンとアンビルとの間で超音波振動を加えるに際して、振動が樹脂層に吸収されることがない。そのため、通電部131とリードとの接合強度を高めることができる。
[ラミネートブスバーの製造方法](第2実施形態)
図16および図17を参照しつつ、図13に示すブスバー110を製造する方法について説明する。
(第1工程:切欠きの形成)
図16は、ブスバー110の製造に用いられる樹脂フィルム120を模式的に示す斜視図である。
図16に示すように、絶縁性の材料で構成された樹脂フィルム120を用意する。樹脂フィルム120の第1面120aには、第1の導電層102が形成されている。第1の導電層102は、樹脂フィルム120の長さ方向(X方向)に延在する。
樹脂フィルム120は、折返し部111において折り曲げ可能である。折返し部111は、樹脂フィルム120の長さ方向(X方向)に延在している。
樹脂フィルム120の第1の側縁120bから折返し部111までの部分を第1の帯状部分121という。折返し部111から第2の側縁120cまでの部分を第2の帯状部分122という。第1の導電層102は、第2の帯状部分122に形成されている。
図15に示すように、第1の帯状部分121および第2の帯状部分122(図16参照)に、切欠き107を形成する。
(第2工程:樹脂フィルムの折曲げ)
図17は、ブスバー110の製造にあたり、樹脂フィルム120を折り返す工程の例を説明する断面図である。
図17に示すように、折返し部111において樹脂フィルム120を2つ折りに折り曲げる。帯状部分121,122を重ねた後、対面する帯状部分の領域をヒートシール、接着等により接合する。帯状部分121,122は、それぞれ第1の樹脂層101および第2の樹脂層103(図13参照)となる。これによって、図13に示すブスバー110を得る。
[第2実施形態で得られる効果]
第2実施形態のブスバー110は、構造が簡略であって、軽量かつ変形容易であるため、金属板で構成されたブスバーに比べて、複数の単電池150を接続する作業が容易となる。
ブスバー110は、仮に単電池150の位置が変動した場合でも追従変形して接続を維持するため、長期信頼性の点で優れている。
ブスバー110は、1枚の樹脂フィルム120(図16参照)の折り曲げによって複数の樹脂層101,103を形成することができるため、複数の樹脂層が互いに独立している構造に比べ、製造が容易である。
ブスバー110は、樹脂フィルム120を折り重ねて構成された樹脂層101,103を有するため、複数の樹脂層が互いに独立している構造に比べ、樹脂層どうしの接合強度が高く、耐久性が高い。
ブスバー110は、樹脂フィルム120が折返し部111で折り返されて重ねられた構成であるため、折返し部111からの水等の浸入が起こりにくく、複数の樹脂層が互いに独立している構造に比べて、耐久性の点で優れている。
前述のブスバー110の製造方法によれば、1枚の樹脂フィルム120の折り曲げによって複数の樹脂層101,103を形成することができるため、ブスバー110を容易に製造することができる。
組電池100(図4および図5参照)、および組電池200(図14および図15参照)は、電動装置に適用することができる。電動装置は、例えば、駆動機構によって移動可能な車両であり、車体と、車輪とを備える。駆動機構は、組電池からの給電によって稼働するモータ等であり、車輪を駆動させる。電動装置としては、このほか、電動バイク、電動自転車、ロボット、電動車いす、農業機械、エスカレータ、洗濯機、冷蔵庫などを挙げることができる。
本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
図18は、ブスバー10の第1変形例を模式的に示す図である。
図18に示すように、ブスバー10は、単電池50に対する接続箇所(導電層に対するリードの接続箇所)の間に、曲げ加工部25を有する。曲げ加工部25によって、ブスバー10には弛みが確保される。曲げ加工部25は、成形型(図示略)によって曲げ癖が付与された部分である。曲げ加工部25の形状は、例えば1または複数の円弧状の湾曲部26を有する形状である。図18に示す曲げ加工部25は、2つの円弧状の湾曲部26が組み合わされたS字形状となっている。
曲げ加工部25の形成によって、ブスバー10には弛みが確保されるため、単電池50の相対位置の変動などによりブスバー10に引張力が加えられた場合でも、ブスバー10の破損を防ぐことができる。
図19は、図1に示すブスバー10の製造に用いられる樹脂フィルムの他の例である樹脂フィルム220を模式的に示す断面図である。
図19に示すように、樹脂フィルム220では、第1の導電層2および第2の導電層5は、それぞれ第1の帯状部分21および第4の帯状部分24の第1面220aに形成されている。帯状部分21〜24を重ねた後、対面する領域をヒートシール、接着等により接合することにより、図1に示すブスバー10を得る。帯状部分21〜24は、それぞれ樹脂層1,3,4,6(図1参照)となる。
図20は、第3実施形態のブスバー310を模式的に示す断面図である。
ブスバー310は、第1の樹脂層301、第1の導電層302、第2の樹脂層303、第2の導電層304、および第3の樹脂層305がこの順で積層された構造を有する。
樹脂層301,303,305は、樹脂フィルム320(図21参照)が2つの折返し部311,312で折り返されて3つ折りにされることにより形成されている。第2の樹脂層303は、第1の樹脂層301に対して第1の折返し部311で折り返されて重ねられている。第3の樹脂層305は、第2の樹脂層303に対して第2の折返し部312で折り返されて重ねられている。
第1の導電層302は、第1の樹脂層301と、第2の樹脂層303との間に積層されている。第2の導電層304は、第2の樹脂層303と、第3の樹脂層305との間に積層されている。
図21に示すように、樹脂フィルム320は、第1の帯状部分321、第2の帯状部分322および第3の帯状部分323を有する。第1の帯状部分221および第3の帯状部分323に、それぞれ第1の導電層302および第2の導電層304が形成されている。帯状部分321〜323を重ねた後、対面する領域をヒートシール、接着等により接合する。帯状部分321〜323は、それぞれ樹脂層301,303,305となる。これにより、図20に示すブスバー310を得る。
図22は、図20に示すブスバー310の製造に用いられる樹脂フィルムの他の例である樹脂フィルム420を模式的に示す断面図である。
図22に示すように、樹脂フィルム420は、帯状部分321〜323を有する。第2の帯状部分322の両面に、それぞれ第1の導電層302および第2の導電層304が形成されている。帯状部分321〜323を重ねた後、対面する領域をヒートシール、接着等により接合する。帯状部分321〜323は、それぞれ樹脂層301,303,305となる。これにより、図20に示すブスバー310を得る。
図1に示すブスバー10では、導電層2,5はブスバー10の長さ方向に連続的に形成されているが、導電層はブスバーの長さ方向に断続的に形成されていてもよい。
1,101…第1の樹脂層、2…第1の導電層、3,103…第2の樹脂層、4…第3の樹脂層、5…第2の導電層、6…第4の樹脂層、10,110,310…ブスバー(ラミネートブスバー)、102…導電層、11,311…第1の折返し部、12,312…第2の折返し部、13…第3の折返し部、25…曲げ加工部、20,120,220,320,420…樹脂フィルム、50,150…単電池(電池)、55,155…正極リード(第1の電極端子)、56,156…負極リード(第2の電極端子)、110A…第1ブスバー、110B…第2ブスバー、111…折返し部。

Claims (8)

  1. 絶縁性の樹脂フィルムが1または複数の折返し部で折り返されて重ねられた複数の樹脂層と、
    前記複数の樹脂層の間に積層された1または複数の導電層と、を備えたラミネートブスバー。
  2. 前記複数の折返し部は、第1〜第3の折返し部を有し、
    前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、
    前記第1の樹脂層に対して前記第1の折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、
    前記第2の樹脂層に対して前記第2の折返し部で折り返されて重ねられた第3の樹脂層と、
    前記第3の樹脂層に対して前記第3の折返し部で折り返されて重ねられた第4の樹脂層と、を有し、
    前記複数の導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層された第1の導電層と、
    前記第3の樹脂層と前記第4の樹脂層との間に積層された第2の導電層と、を有する、請求項1記載のラミネートブスバー。
  3. 前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、
    前記第1の樹脂層に対して前記折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、を有し、
    前記導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層されている、請求項1記載のラミネートブスバー。
  4. 少なくとも一方の面に1または複数の導電層が形成された絶縁性の樹脂フィルムを、1または複数の折返し部で折り返すことによって、重ねられた複数の樹脂層を形成するとともに、前記複数の樹脂層の間に前記導電層を積層させる、ラミネートブスバーの製造方法。
  5. 前記複数の折返し部は、第1〜第3の折返し部を有し、
    前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、
    前記第1の樹脂層に対して前記第1の折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、
    前記第2の樹脂層に対して前記第2の折返し部で折り返されて重ねられた第3の樹脂層と、
    前記第3の樹脂層に対して前記第3の折返し部で折り返されて重ねられた第4の樹脂層と、を有し、
    前記複数の導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層された第1の導電層と、
    前記第3の樹脂層と前記第4の樹脂層との間に積層された第2の導電層と、を有する、請求項4記載のラミネートブスバーの製造方法。
  6. 前記複数の樹脂層は、第1の樹脂層と、
    前記第1の樹脂層に対して前記折返し部で折り返されて重ねられた第2の樹脂層と、を有し、
    前記導電層は、前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に積層されている、請求項4記載のラミネートブスバーの製造方法。
  7. 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のラミネートブスバーと、
    前記導電層と電気的に接続された電極端子を有する複数の電池と、を備えた組電池。
  8. 前記複数の電池の電極端子のうち少なくとも2つは、前記ラミネートブスバーの長さ方向に間隔をおいて前記導電層に接続され、
    前記ラミネートブスバーは、前記導電層に対する前記2つの前記電極端子の接続箇所の間に、弛みを確保する曲げ加工部を有する、請求項7記載の組電池。
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