JP2020017347A - 切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1電極合材層及び第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位が集電箔から剥離すること(第1電極合材層及び第2電極合材層の剥がれ量)を低減することができる切断装置を提供する。【解決手段】切断装置10は、第1回転刃25の第1外側面25cを被覆する円環状の第1ゴム部材21と、第1回転刃25の第1内側面25bを被覆する円環状の第2ゴム部材22と、第2ゴム部材22に対して第1軸線方向DX1に隣接して設けられた円環状の第3ゴム部材23と、第2回転刃35の第2外側面35cを被覆する円環状の第4ゴム部材31と、第2回転刃35の第2内側面35bを被覆する円環状の第5ゴム部材32と、第5ゴム部材32に対して第2軸線方向DX2に隣接して設けられた円環状の第6ゴム部材33とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、切断装置に関する。
特許文献1には、次のような切断装置が開示されている。具体的には、金属シートの表面側に配置されて回転する円環状の第1回転刃と、金属シートの裏面側に配置されて回転する円環状の第2回転刃とを備え、金属シートを、回転する第1回転刃と回転する第2回転刃とによって挟むようにして金属シートを切断する切断装置である。この切断装置では、第1回転刃に隣接する位置に、第1回転刃と共に回転する円環状の第1ゴム部材が設けられている。さらに、第2回転刃に隣接すると共に第1ゴム部材と対向する位置に、円環状の第2ゴム部材が設けられている。第1ゴム部材は、硬さの異なる2種類のゴムが径方向に積層された形態をなしており、外周面を構成する外層ゴムが、その径方向内側に位置する内層ゴムよりも硬い。
特開2002−239831号公報
ところで、第1回転刃と第2回転刃とを有する切断装置によって、第1面及び第2面を有する集電箔と、集電箔の第1面上に積層された第1電極合材層と、第1電極合材層の表面上に積層された第1セパレータと、集電箔の第2面上に積層された第2電極合材層と、第2電極合材層の表面上に積層された第2セパレータと、を有する電極シートを切断する場合がある。具体的には、電極シートに対して第1セパレータ側に配置されて、第1回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第1回転刃と、電極シートに対して第2セパレータ側に配置されて、第1回転軸と平行に配置された第2回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第2回転刃と、を備える切断装置を用い、電極シートを、第1回転軸の軸線の周りに回転する第1回転刃と第2回転軸の軸線の周りに回転する第2回転刃とによって挟むようにして、電極シートを切断する。
上述のようにして電極シートを切断したとき、第1電極合材層及び第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位が、集電箔から剥離することがあった。具体的には、電極シートが切断されるとき、電極シートは、第1回転刃の刃先によって第1セパレータが電極シートの内部に押し込まれると共に、第2回転刃の刃先によって第2セパレータが電極シートの内部に押し込まれるように変形する。これにより、第1セパレータと第2セパレータが突っ張るように変形すると共に、第1電極合材層のうち切断位置に近接する部位と第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位とが、集電箔から離れる方向に隆起する(集電箔から浮き上がる)ことがあった。その結果、第1電極合材層及び第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位が、集電箔から剥離(脱落)することがあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、第1電極合材層及び第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位が集電箔から剥離(脱落)すること(第1電極合材層及び第2電極合材層の剥がれ量)を低減することができる切断装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1面及び第2面を有する集電箔と、前記集電箔の前記第1面上に積層された第1電極合材層と、前記第1電極合材層の表面上に積層された第1セパレータと、前記集電箔の前記第2面上に積層された第2電極合材層と、前記第2電極合材層の表面上に積層された第2セパレータと、を有する電極シートを切断する切断装置であって、前記切断装置は、前記電極シートに対して前記第1セパレータ側に配置されて、第1回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第1回転刃と、前記電極シートに対して前記第2セパレータ側に配置されて、前記第1回転軸と平行に配置された第2回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第2回転刃と、を備え、前記第1回転刃と第2回転刃とが、前記第1回転軸の前記軸線及び第2回転軸の前記軸線に直交する方向について、互いに重ならない位置に配置され、前記電極シートを、前記第1回転軸の前記軸線の周りに回転する前記第1回転刃と前記第2回転軸の前記軸線の周りに回転する前記第2回転刃とによって挟むようにして、前記電極シートを切断するように構成されており、前記第1回転刃は、前記第1回転軸の前記軸線方向について前記第2回転刃側に位置して前記第1回転軸に直交する円環状平面をなす第1内側面と、前記第1内側面から前記軸線方向に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第1外側面と、を有し、前記第2回転刃は、前記第2回転軸の前記軸線方向について前記第1回転刃側に位置して前記第2回転軸に直交する円環状平面をなす第2内側面と、前記第2内側面から前記軸線方向に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第2外側面と、を有し、前記切断装置は、さらに、前記第1回転刃の前記第1外側面を被覆する円環状の第1ゴム部材と、前記第1回転刃の前記第1内側面を被覆する円環状の第2ゴム部材と、前記第2ゴム部材に対して前記第1回転軸の前記軸線方向に隣接して設けられた円環状の第3ゴム部材と、前記第2回転刃の前記第2外側面を被覆する円環状の第4ゴム部材と、前記第2回転刃の前記第2内側面を被覆する円環状の第5ゴム部材と、前記第5ゴム部材に対して前記第2回転軸の前記軸線方向に隣接して設けられた円環状の第6ゴム部材と、を備え、前記第1ゴム部材と前記第2ゴム部材と前記第3ゴム部材とは、自然状態において前記第1回転刃の外径と同等以上で互いに等しい外径を有し、前記第1回転刃と共に前記第1回転軸に対する前記軸線方向の位置が固定されて、前記第1回転刃と共に前記第1回転軸の前記軸線の周りに回転するように構成されており、前記第4ゴム部材と前記第5ゴム部材と前記第6ゴム部材とは、自然状態において前記第2回転刃の外径と同等以上で互いに等しい外径を有し、前記第2回転刃と共に前記第2回転軸に対する前記軸線方向の位置が固定されて、前記第2回転刃と共に前記第2回転軸の前記軸線の周りに回転するように構成されており、前記第1ゴム部材と前記第5ゴム部材及び前記第6ゴム部材とが、前記電極シートを挟んで対向するように配置され、且つ、前記第4ゴム部材と前記第2ゴム部材及び前記第3ゴム部材とが、前記電極シートを挟んで対向するように配置され、前記第1ゴム部材の弾性率E1と前記第2ゴム部材の弾性率E2と前記第3ゴム部材の弾性率E3と前記第4ゴム部材の弾性率E4と前記第5ゴム部材の弾性率E5と前記第6ゴム部材の弾性率E6とは、E1=E2=E4=E5<E3=E6の関係を満たす切断装置である。
上述の切断装置は、第1面及び第2面を有する集電箔と、集電箔の第1面上に積層された第1電極合材層と、第1電極合材層の表面上に積層された第1セパレータと、集電箔の第2面上に積層された第2電極合材層と、第2電極合材層の表面上に積層された第2セパレータと、を有する電極シートを切断する切断装置である。なお、第1電極合材層及び第2電極合材層は、例えば、電極活物質及びバインダを含む電極合材層であり、バインダによって集電箔に接着している。
この切断装置は、電極シートに対して第1セパレータ側(集電箔の第1面側)に配置されて、第1回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第1回転刃と、電極シートに対して第2セパレータ側(集電箔の第2面側、すなわち第1回転刃とは反対側)に配置されて、第1回転軸と平行に配置された第2回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第2回転刃とを備える。第1回転刃と第2回転刃とは、第1回転軸の軸線及び第2回転軸の軸線に直交する方向について、互いに重ならない位置に配置されている。例えば、第1回転刃と第2回転刃とは、第1回転軸及び第2回転軸の軸線方向について離間して(微小な隙間を空けて)配置されている。
この切断装置は、電極シートを、第1回転軸の軸線の周りに回転する第1回転刃と第2回転軸の軸線の周りに回転する第2回転刃とによって挟むようにして、電極シートを切断する。詳細には、第1回転刃の外周部に位置する刃先と第2回転刃の外周部に位置する刃先とが、第1回転軸と第2回転軸との中間の位置で、第1回転軸及び第2回転軸の軸線方向に重なるようにした状態で、電極シートを、第1回転軸の軸線の周りに回転する第1回転刃(刃先)と第2回転軸の軸線の周りに回転する第2回転刃(刃先)とによって挟むようにして、電極シートを切断する。
第1回転刃は、第1回転軸の軸線方向について第2回転刃側に位置して第1回転軸に直交する円環状平面をなす第1内側面と、第1内側面から軸線方向(第2回転刃から遠ざかる側)に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第1外側面とを有する。また、第2回転刃は、第2回転軸の軸線方向について第1回転刃側に位置して第2回転軸に直交する円環状平面をなす第2内側面と、第2内側面から軸線方向(第1回転刃から遠ざかる側)に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第2外側面とを有する。
さらに、上述の切断装置は、第1回転刃の第1外側面(テーパ面)を被覆する円環状の第1ゴム部材と、第1回転刃の第1内側面を被覆する(第1内側面に対し軸線方向に隣接して配置される)円環状の第2ゴム部材と、第2ゴム部材に対して第1回転軸の軸線方向に隣接して設けられた円環状の第3ゴム部材とを備える。従って、第1ゴム部材と第2ゴム部材と第3ゴム部材とは、この順で、第1回転軸の軸線方向に並んでいる。
第1ゴム部材と第2ゴム部材と第3ゴム部材とは、自然状態において第1回転刃の外径と同等以上で互いに等しい外径を有する。さらに、第1ゴム部材と第2ゴム部材と第3ゴム部材は、第1回転刃と共に第1回転軸に対する軸線方向の位置が固定されて、第1回転刃と共に第1回転軸の軸線の周りに回転するように構成されている。
なお、第1ゴム部材の自然状態とは、第1ゴム部材に対して外力が加えられていない状態であり、具体的には、上述の切断装置において、切断対象である電極シートに第1ゴム部材が圧接していない状態(詳細には、圧接により弾性的に圧縮変形していない状態)をいう。第2ゴム部材、第3ゴム部材、第4ゴム部材、第5ゴム部材、及び、第6ゴム部材の自然状態についても、これと同様である。
従って、上述の切断装置では、第1ゴム部材と第2ゴム部材が自然状態であるときは、第1回転刃の刃先は、第1ゴム部材及び第2ゴム部材の外周面から径方向外側に突出していない。このため、電極シートを切断するために、第1回転刃の刃先を電極シートの内部に進入させるときは、第1ゴム部材と第2ゴム部材は、電極シートに圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形した状態になる。換言すれば、第1ゴム部材と第2ゴム部材が、電極シートに圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形することで、第1回転刃の刃先が、第1ゴム部材及び第2ゴム部材の外周面から径方向外側に突出した状態になり、この状態で電極シートを切断することになる。
さらに、上述の切断装置は、第2回転刃の第2外側面(テーパ面)を被覆する円環状の第4ゴム部材と、第2回転刃の第2内側面を被覆する(第2内側面に対し軸線方向に隣接して配置される)円環状の第5ゴム部材と、第5ゴム部材に対して第2回転軸の軸線方向に隣接して設けられた円環状の第6ゴム部材とを備える。従って、第4ゴム部材と第5ゴム部材と第6ゴム部材とは、この順で、第2回転軸の軸線方向に並んでいる。
第4ゴム部材と第5ゴム部材と第6ゴム部材は、自然状態において、第2回転刃の外径と同等以上で互いに等しい外径を有する。さらに、第4ゴム部材と第5ゴム部材と第6ゴム部材は、第2回転刃と共に第2回転軸に対する軸線方向の位置が固定されて、第2回転刃と共に第2回転軸の軸線の周りに回転するように構成されている。
従って、上述の切断装置では、第4ゴム部材と第5ゴム部材が自然状態であるときは、第2回転刃の刃先は、第4ゴム部材及び第5ゴム部材の外周面から径方向外側に突出していない。このため、電極シートを切断するために、第2回転刃の刃先を電極シートの内部に進入させるときは、第4ゴム部材と第5ゴム部材は、電極シートに圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形した状態になる。換言すれば、第4ゴム部材と第5ゴム部材が、電極シートに圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形することで、第2回転刃の刃先が、第4ゴム部材及び第5ゴム部材の外周面から径方向外側に突出した状態になり、この状態で電極シートを切断することになる。
さらに、上述の切断装置では、電極シートを切断するときに、第1ゴム部材と、第5ゴム部材及び第6ゴム部材とが、電極シートを挟んで対向するように配置されている。すなわち、電極シートを切断するときに、第5ゴム部材及び第6ゴム部材が、電極シートの厚み方向(積層方向)について、第1ゴム部材と対向している。さらに、電極シートを切断するときに、第4ゴム部材と、第2ゴム部材及び第3ゴム部材とが、電極シートを挟んで対向するように配置されている。すなわち、電極シートを切断するときに、第2ゴム部材及び第3ゴム部材が、電極シートの厚み方向(積層方向)について、第4ゴム部材と対向している。
従って、上述の切断装置では、電極シートの切断時(第1回転刃の刃先と第2回転刃の刃先が電極シート内に進入しようとするとき)は、電極シートのうち第1回転刃の第1内側面よりも第1外側面(テーパ面)側に位置する部位が、第1ゴム部材と第5及び第6ゴム部材との間に挟まれて厚み方向内側(集電箔側)に押圧された状態になると共に、電極シートのうち第2回転刃の第2内側面よりも第2外側面(テーパ面)側に位置する部位が、第4ゴム部材と第2及び第3ゴム部材との間に挟まれて厚み方向内側(集電箔側)に押圧された状態になる。
従って、上述の切断装置では、第1セパレータ及び第1電極合材層を集電箔側へ押圧すると共に、第2セパレータ及び第2電極合材層も集電箔側へ押圧した状態で、電極シート(第1セパレータ、第1電極合材層、集電箔、第2電極合材層、及び、第2セパレータが積層されている部位)を切断することができる。これにより、電極シートの切断時に、第1電極合材層及び第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位が、集電箔から離れる方向に隆起する(集電箔から浮き上がる)ことを抑制することができる。従って、上述の切断装置によれば、第1電極合材層及び第2電極合材層のうち切断位置に近接する部位が集電箔から剥離(脱落)すること(第1電極合材層及び第2電極合材層の剥がれ量)を低減することができる。
さらに、上述の切断装置では、第1ゴム部材の弾性率E1と第2ゴム部材の弾性率E2と第3ゴム部材の弾性率E3と第4ゴム部材の弾性率E4と第5ゴム部材の弾性率E5と第6ゴム部材の弾性率E6とが、E1=E2=E4=E5<E3=E6の関係を満たしている。すなわち、第1ゴム部材と第2ゴム部材と第4ゴム部材と第5ゴム部材とは同等の硬さを有し、第3ゴム部材と第6ゴム部材とは、同等の硬さで且つ第1ゴム部材及び第4ゴム部材よりも硬い。
従って、電極シートを切断するために、第1回転刃の刃先を電極シートの内部に進入させると共に、第2回転刃の刃先を電極シートの内部に進入させたとき、第4ゴム部材よりも弾性率の高い第3ゴム部材は、第4ゴム部材のうち電極シートを挟んで第3ゴム部材と対向する部位よりも変形量(径方向内側への圧縮量)が小さくなる。従って、第4ゴム部材では、第3ゴム部材と対向する部位が、第2ゴム部材(第4ゴム部材と弾性率が同等)と対向する部位に比べて、径方向内側に大きく圧縮変形することになる。
さらには、このとき、第1ゴム部材よりも弾性率の高い第6ゴム部材は、第1ゴム部材のうち電極シートを挟んで第6ゴム部材と対向する部位よりも変形量(径方向内側への圧縮量)が小さくなる。従って、第1ゴム部材では、第6ゴム部材と対向する部位が、第5ゴム部材(第1ゴム部材と弾性率が同等)と対向する部位に比べて、径方向内側に大きく圧縮変形することになる。
このため、電極シートのうち、第3ゴム部材と第4ゴム部材との間に挟まれた部位(第2ゴム部材と第4ゴム部材との間に挟まれた部位に対し、軸線方向について第1回転刃の刃先から離れる側に隣接する部位)が、第1回転刃及び第2回転刃の刃先から遠ざかる方向(第2回転軸に近づく方向)に移動し、これによって、第2回転刃側に位置する電極シートの切断部も、当該切断部が形成された直後(第1回転刃と第2回転刃とに挟まれた直後)に、第1回転刃及び第2回転刃の刃先から遠ざかる方向に移動させることができる。
さらには、電極シートのうち、第6ゴム部材と第1ゴム部材との間に挟まれた部位(第5ゴム部材と第1ゴム部材との間に挟まれた部位に対し、軸線方向について第2回転刃の刃先から離れる側に隣接する部位)が、第1回転刃及び第2回転刃の刃先から遠ざかる方向(第1回転軸に近づく方向)に移動し、これによって、第1回転刃側に位置する電極シートの切断部も、当該切断部が形成された直後(第1回転刃と第2回転刃とに挟まれた直後)に、第1回転刃及び第2回転刃の刃先から遠ざかる方向に移動させることができる。
このように、電極シートの切断部を、当該切断部が形成された直後に、第1回転刃及び第2回転刃の刃先から遠ざけることによって、当該切断部に位置する電極材料(第1電極合材層及び第2電極合材層を構成する材料、具体的には電極活物質など)に、第1回転刃及び第2回転刃が接触するのを防止することができる。これにより、電極活物質などの電極材料の損傷や、第1電極合材層及び第2電極合材層の更なる剥離を低減することができる。
電極シートの平面視部分拡大図である。 図1のE−E断面図である。 電極シートの切断方法を説明する図である。 電極シートの切断方法を説明する他の図である。 実施形態にかかる切断装置の正面視断面図である。 同切断装置の側面視概略図である。 電極シートを切断しているときの切断装置を示す図である。 図7のF部拡大図である。 第1電極合材層及び第2電極合材層の剥がれ量を説明する図である。
(実施形態)
まず、本実施形態にかかる切断装置10について説明する前に、切断装置10によって切断される電極シート100ついて説明する。電極シート100は、図1に示すように、長さ方向DAに延びる帯状をなすシート状部材である。この電極シート100は、図2に示すように、第1面101b及び第2面101cを有する集電箔101と、集電箔101の第1面101b上に積層された第1電極合材層102と、第1電極合材層102の表面102c上に積層された第1セパレータ103と、集電箔101の第2面101c上に積層された第2電極合材層104と、第2電極合材層104の表面104c上に積層された第2セパレータ105とを有する。
本実施形態では、集電箔101として、厚み10μmの銅箔を用いている。また、第1電極合材層102と第2電極合材層104は、同等の電極合材層である。本実施形態では、第1電極合材層102及び第2電極合材層104は、それぞれ、電極活物質(例えば、黒鉛粒子)とバインダ(例えば、SBRとCMC)とを含んでいる。なお、第1電極合材層102及び第2電極合材層104は、バインダによって集電箔101に接着している。本実施形態では、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の厚み(厚み方向DCにかかる寸法)を、それぞれ、120μmとしている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の幅(幅方向DBにかかる寸法)を、集電箔101の幅よりも小さくしている。詳細には、第1電極合材層102及び第2電極合材層104は、その幅方向DBの一方端(図2において右端)が、集電箔101の幅方向DBの一方端(図2において右端)よりも、幅方向DBについて内側(図2において左側)に位置するように設けられている。
第1セパレータ103と第2セパレータ105は、同等のセパレータであり、電気絶縁性を有する樹脂フィルムからなる。なお、本実施形態では、第1セパレータ103及び第2セパレータ105として、厚み20μmのポリエチレン製多孔質フィルムを用いている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、第1セパレータ103及び第2セパレータ105の幅(幅方向DBにかかる寸法)を、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の幅よりも大きくしている。詳細には、第1セパレータ103及び第2セパレータ105は、その幅方向DBの両端部が、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の幅方向DBの両端から幅方向DBに突出するように設けられている。なお、第1セパレータ103及び第2セパレータ105は、図示しない接着剤(具体的には、アクリルバインダ)を介して、第1電極合材層102及び第2電極合材層104に接着されている。
次に、実施形態にかかる電極シート100を切断する方法について説明する。本実施形態では、後述する切断装置10によって、電極シート100を、その幅方向DBに切断する。具体的には、図3及び図4に示すように、長さ方向DAに延びる帯状の電極シート100を、長さ方向DAについて一定の間隔で並ぶ切断位置Cで切断して、短冊状(枚葉型)の電極シート100を複数作製する。
ここで、本実施形態の切断装置10について、詳細に説明する。図5は、切断装置10の正面視断面図である。但し、図5は、電極シート100を切断するときの状態ではなく、電極シート100を切断するときの状態に比べて、第1回転軸11と第2回転軸15との距離が大きくされて、第1切断ユニット50と第2切断ユニット60とが離間している状態を示している。図6は、切断装置10の側面視概略図である。なお、図6は、電極シート100を切断するときの状態を示している。但し、図6では、切断装置10を構成する部材のうち、第1回転軸11と、第2回転軸15と、第1回転刃25を有する第1切断部材24と、第2回転刃35を有する第2切断部材34のみを示しており、その他の部材は図示を省略している。また、図7は、電極シート100を切断しているときの切断装置10を示す図であり、切断装置10の正面視断面図である。図8は、図7のF部拡大図である。
本実施形態の切断装置10は、図5に示すように、第1回転軸11と、第1回転軸11と平行に配置された第2回転軸15と、第1回転軸11に固定された第1切断部材24と、第2回転軸15に固定された第2切断部材34と、第1回転軸11及び第2回転軸15を回転させる回転駆動装置40とを備える。このうち、第1切断部材24は、円環板状をなす超硬合金からなり、その外周部に円環状の第1回転刃25を備える。第2切断部材34は、円環板状をなす超硬合金からなり、その外周部に円環状の第2回転刃35を備える。
第1回転軸11は、第1軸線方向DX1(第1回転軸11の軸線である第1軸線AX1が延びる方向、図5において左右方向)に延びる円柱形状をなしている。この第1回転軸11は、回転駆動装置40の駆動により、第1軸線AX1の周りに第1回転方向DR1(図6において時計回り)に回転する。
また、第2回転軸15は、第2軸線方向DX2(第2回転軸15の軸線である第2軸線AX2が延びる方向、図5において左右方向)に延びる円柱形状をなしている。この第2回転軸は、回転駆動装置40の駆動により、第2軸線AX2の周りに第2回転方向DR2(図6において反時計回り)に回転する。
なお、第1回転軸11と第2回転軸15は、図6に矢印で示すように、回転方向が互いに逆方向となるように回転する。すなわち、第1回転方向DR1は、第2回転方向DR2と逆向きの回転方向とされている。これにより、第1回転刃25と第2回転刃35とは、回転方向が互いに逆方向となるように回転する。
第1回転刃25は、電極シート100を切断する際、電極シート100に対して第1セパレータ103側(集電箔101の第1面101b側、図6において上側)に配置されて、第1回転軸11の第1軸線AX1の周りに回転する。一方、第2回転刃35は、電極シート100に対して第2セパレータ105側(集電箔101の第2面101c側、図6において下側)に配置されて、第2回転軸15の第2軸線AX2の周りに回転する。
第1回転刃25と第2回転刃35とは、第1軸線AX1及び第2軸線AX2に直交する方向(図5及び図7において上下方向、軸線直交方向DEとする)について、互いに重ならない位置に配置されている。詳細には、第1回転刃25と第2回転刃35とは、第1軸線方向DX1及び第2軸線方向DX2(図5及び図7において左右方向)について離間して(微小な隙間を空けて)配置されている。
この切断装置10は、電極シート100を、幅方向DBに延びる切断位置C(切断線)において、第1回転軸11の第1軸線AX1の周りに回転する第1回転刃25と第2回転軸15の第2軸線AX2の周りに回転する第2回転刃35とによって挟むようにして、電極シート100を切断する。詳細には、第1回転刃25の外周部に位置する刃先25dと第2回転刃35の外周部に位置する刃先35dとが、第1回転軸11と第2回転軸15との中間の位置で、第1軸線方向DX1及び第2軸線方向DX2(図7及び図8において左右方向)に重なるようにした状態で、電極シート100を、第1回転軸11の第1軸線AX1の周りに回転する第1回転刃25(刃先25d)と第2回転軸15の第2軸線AX2の周りに回転する第2回転刃35(刃先35d)とによって挟むようにして、電極シート100を切断する。
なお、本実施形態では、第1軸線方向DX1及び第2軸線方向DX2を、電極シート100の長さ方向に一致させた状態で(図7参照)、図6に示すように、切断装置10(後述する第1切断ユニット50と第2切断ユニット60)を、電極シート100の幅方向DBに沿う移動方向DM(図6において右方向)に移動させながら、電極シート100を、第1回転軸11の周りに回転する第1回転刃25と第2回転軸15の周りに回転する第2回転刃35とによって挟むようにして切断する。また、本実施形態では、第1回転刃25と第2回転刃35のラップ量(両者が重なり合う径方向寸法)を0.5mmとして(0.5mmに維持した状態で)、電極シート100を切断する。
第1回転刃25は、第1軸線方向DX1について第2回転刃35側(図5及び図7において右側)に位置して第1回転軸11(第1軸線AX1)に直交する円環状平面をなす第1内側面25bと、第1内側面25bから第1軸線方向DX1(第2回転刃35から遠ざかる側、図5及び図7において左側)に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第1外側面25cとを有する。また、第2回転刃35は、第2軸線方向DX2について第1回転刃25側(図5及び図7において左側)に位置して第2回転軸15(第2軸線AX2)に直交する円環状平面をなす第2内側面35bと、第2内側面35bから第2軸線方向DX2(第1回転刃25から遠ざかる側、図5及び図7において右側)に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第2外側面35cとを有する。
さらに、本実施形態の切断装置10は、第1回転刃25の第1外側面25c(テーパ面)を被覆する円環状の第1ゴム部材21と、第1回転刃25の第1内側面25bを被覆する(第1内側面25bに対し第1軸線方向DX1に隣接して配置される)円環状の第2ゴム部材22と、第2ゴム部材22に対して第1軸線方向DX1に隣接して設けられた円環状の第3ゴム部材23とを備える。従って、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23とは、この順で、第1軸線方向DX1(図5及び図7において左右方向)に並んでいる。
第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23とは、自然状態において、第1回転刃25の外径と同等以上で互いに等しい外径を有する。なお、本実施形態では、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23とは、自然状態において、第1回転刃25の外径よりも僅かに大きな外径を有している(図5参照)。
さらに、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23は、第1回転刃25と共に第1回転軸11に対する第1軸線方向DX1の位置が固定されて、第1回転刃25と共に第1回転軸11の第1軸線AX1の周りに回転するように構成されている。本実施形態では、第1回転刃25を有する第1切断部材24と第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23とが、円環板状の一対の固定部材26,27によって、第1軸線方向DX1に挟まれた状態で、第1回転軸11に対する第1軸線方向DX1の位置が固定されている。なお、固定部材26,27は、その貫通孔26b、27b内に第1回転軸11が挿通された状態で、第1回転軸11に固定されている(図5参照)。本実施形態の切断装置10では、第1回転軸11と第1回転刃25を有する第1切断部材24と第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23と固定部材26,27とにより、第1切断ユニット50が構成されている。
ここで、第1ゴム部材21の自然状態とは、第1ゴム部材21に対して外力が加えられていない状態であり、具体的には、切断装置10において、切断対象である電極シート100に第1ゴム部材21が圧接していない状態(詳細には、圧接により弾性的に圧縮変形していない状態、図5に示す状態)をいう。後述する第2ゴム部材22、第3ゴム部材23、第4ゴム部材31、第5ゴム部材32、及び、第6ゴム部材33の自然状態についても、これと同様である。
従って、本実施形態の切断装置10では、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22が自然状態であるときは、図5に示すように、第1回転刃25の刃先25dは、第1ゴム部材21材の外周面21b及び第2ゴム部材22の外周面22bから径方向外側に突出していない。このため、電極シート100を切断するために、第1回転刃25の刃先25dを電極シート100の内部に進入させるときは、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22は、電極シート100に圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形した状態になる(図7参照)。換言すれば、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22が、電極シート100に圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形することで、第1回転刃25の刃先25dが、第1ゴム部材21材の外周面21b及び第2ゴム部材22の外周面22bから径方向外側に突出した状態になり、この状態で電極シート100を切断することになる。
さらに、本実施形態の切断装置10は、第2回転刃35の第2外側面35c(テーパ面)を被覆する円環状の第4ゴム部材31と、第2回転刃35の第2内側面35bを被覆する(第2内側面35bに対し第2軸線方向DX2に隣接して配置される)円環状の第5ゴム部材32と、第5ゴム部材32に対して第2軸線方向DX2に隣接して設けられた円環状の第6ゴム部材33とを備える。従って、第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33とは、この順で、第2回転軸15の第2軸線方向DX2に並んでいる。
第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33は、自然状態において、第2回転刃35の外径と同等以上で互いに等しい外径を有する。なお、本実施形態では、第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33とは、自然状態において、第2回転刃35の外径よりも僅かに大きな外径を有している(図5参照)。
さらに、第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33は、第2回転刃35と共に第2回転軸15に対する第2軸線方向DX2の位置が固定されて、第2回転刃35と共に第2回転軸15の第2軸線AX2の周りに回転するように構成されている。本実施形態では、第2回転刃35を有する第2切断部材34と第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33とが、円環板状の一対の固定部材36,37によって、第2軸線方向DX2に挟まれた状態で、第2回転軸15に対する第2軸線方向DX2の位置が固定されている。なお、固定部材36,37は、その貫通孔36b、37b内に第2回転軸15が挿通された状態で、第2回転軸15に固定されている(図5参照)。本実施形態の切断装置10では、第2回転軸15と第2回転刃35を有する第2切断部材34と第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33と固定部材36,37とにより、第2切断ユニット60が構成されている。
従って、本実施形態の切断装置10では、第4ゴム部材31と第5ゴム部材32が自然状態であるときは、第2回転刃35の刃先35dは、第4ゴム部材31の外周面31b及び第5ゴム部材32の外周面32bから径方向外側に突出していない(図5参照)。このため、電極シート100を切断するために、第2回転刃35の刃先25dを電極シート100の内部に進入させるときは、第4ゴム部材31と第5ゴム部材32は、電極シート100に圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形した状態になる(図7参照)。換言すれば、第4ゴム部材31と第5ゴム部材32が、電極シート100に圧接して径方向内側に弾性的に圧縮変形することで、第2回転刃35の刃先35dが、第4ゴム部材31の外周面31b及び第5ゴム部材32の外周面32bから径方向外側に突出した状態になり、この状態で電極シート100を切断することになる。
さらに、本実施形態の切断装置10では、電極シート100を切断するときに、第1ゴム部材21と、第5ゴム部材32及び第6ゴム部材33とが、電極シート100を挟んで対向するように配置されている(図7参照)。すなわち、電極シート100を切断するときに、第5ゴム部材32及び第6ゴム部材33が、電極シート100の厚み方向DC(図7において上下方向、軸線直交方向DEに一致)について、第1ゴム部材21と対向している。さらに、電極シート100を切断するときに、第4ゴム部材31と、第2ゴム部材22及び第3ゴム部材23とが、電極シート100を挟んで対向するように配置されている。すなわち、電極シート100を切断するときに、第2ゴム部材22及び第3ゴム部材23が、電極シート100の厚み方向(図7において上下方向、軸線直交方向DEに一致)について、第4ゴム部材31と対向している。
従って、本実施形態の切断装置10では、電極シート100の切断時(第1回転刃25の刃先25dと第2回転刃35の刃先35dが電極シート100内に進入しようとするとき)は、電極シート100のうち第1回転刃25の第1内側面25bよりも第1外側面25c側(図7及び図8において左側)に位置する部位が、第1ゴム部材21と第5及び第6ゴム部材32,33との間に挟まれて、厚み方向DCの内側(集電箔101側)に押圧された状態になると共に、電極シート100のうち第2回転刃35の第2内側面35bよりも第2外側面35c側(図7及び図8において右側)に位置する部位が、第4ゴム部材31と第2及び第3ゴム部材22,23との間に挟まれて、厚み方向DCの内側(集電箔101側)に押圧された状態になる。
従って、本実施形態の切断装置10では、第1セパレータ103及び第1電極合材層102を集電箔101側(図7及び図8において下側)へ押圧すると共に、第2セパレータ105及び第2電極合材層104を集電箔101側(図7及び図8において上側)へ押圧した状態で、電極シート100(第1セパレータ103、第1電極合材層102、集電箔101、第2電極合材層104、及び、第2セパレータ105が積層されている部位)を切断することができる。
これにより、電極シート100の切断時に、第1電極合材層102のうち切断位置Cに近接する部位(切断近接部102bとする)、及び、第2電極合材層104のうち切断位置Cに近接する部位(切断近接部104bとする)が、集電箔101から離れるようにして隆起する(集電箔101から浮き上がる)ことを抑制することができる(図8参照)。従って、本実施形態の切断装置10によれば、第1電極合材層102の切断近接部102b、及び、第2電極合材層104の切断近接部104bが、集電箔101から剥離(脱落)すること(第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥がれ量)を低減することができる。
さらに、本実施形態の切断装置10では、第1ゴム部材21の弾性率E1と第2ゴム部材22の弾性率E2と第3ゴム部材23の弾性率E3と第4ゴム部材31の弾性率E4と第5ゴム部材32の弾性率E5と第6ゴム部材33の弾性率E6とが、E1=E2=E4=E5<E3=E6の関係を満たしている。すなわち、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第4ゴム部材31と第5ゴム部材32とは同等の硬さを有し、第3ゴム部材23と第6ゴム部材33とは、同等の硬さで且つ第1ゴム部材21及び第4ゴム部材31よりも硬い。
なお、本実施形態では、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第4ゴム部材31と第5ゴム部材32の材質を、硬度Hs50のシリコーンゴムとしている。また、第3ゴム部材23と第6ゴム部材33との材質を、硬度Hs80のシリコーンゴムとしている。従って、本実施形態の弾性率の大小関係は、(第1回転刃25及び第2回転刃の弾性率)>(電極シート100の弾性率)>(第3ゴム部材23及び第6ゴム部材33の弾性率)>(第1ゴム部材21、第2ゴム部材22、第4ゴム部材31、及び第5ゴム部材32の弾性率)となっている。
従って、電極シート100を切断するために、第1回転刃25の刃先25dを電極シート100の内部に進入させると共に、第2回転刃35の刃先35dを電極シート100の内部に進入させるとき、第4ゴム部材31よりも弾性率の高い第3ゴム部材23は、第4ゴム部材31のうち電極シート100を挟んで軸線直交方向DE(図8において上下方向)に第3ゴム部材23と対向する部位31cよりも変形量(径方向内側への圧縮量)が小さくなる。従って、第4ゴム部材31では、第3ゴム部材23と対向する部位31cが、第2ゴム部材22(第4ゴム部材31と弾性率が同等)と対向する部位31dに比べて、径方向内側(図8において下側)に大きく圧縮変形することになる。
さらには、このとき、第1ゴム部材21よりも弾性率の高い第6ゴム部材33は、第1ゴム部材21のうち電極シート100を挟んで軸線直交方向DE(図8において上下方向)に第6ゴム部材33と対向する部位21cよりも変形量(径方向内側への圧縮量)が小さくなる。従って、第1ゴム部材21では、第6ゴム部材33と対向する部位21cが、第5ゴム部材32(第1ゴム部材21と弾性率が同等)と対向する部位21dに比べて、径方向内側(図8において上側)に大きく圧縮変形することになる。
このため、電極シート100のうち、第3ゴム部材23と第4ゴム部材31との間に挟まれた部位100c(第2ゴム部材22と第4ゴム部材31との間に挟まれた部位100dに対し、第1軸線方向DX1について第1回転刃25の刃先25dから離れる側に隣接する部位)が、第1回転刃25の刃先25d及び第2回転刃35の刃先35dから遠ざかる方向(第2回転軸15に近づく方向、図8において下方)に移動し、これによって、第2回転刃35側に位置する電極シート100の切断部100b1も、当該切断部100b1が形成された直後(第1回転刃25と第2回転刃35とに挟まれた直後)に、第1回転刃25の刃先25d及び第2回転刃35の刃先35dから遠ざかる方向(図8において右方向)に移動させることができる。
さらには、電極シート100のうち、第6ゴム部材33と第1ゴム部材21との間に挟まれた部位100f(第5ゴム部材32と第1ゴム部材21との間に挟まれた部位100gに対し、第2軸線方向DX2について第2回転刃35の刃先35dから離れる側に隣接する部位)が、第1回転刃25の刃先25d及び第2回転刃35の刃先35dから遠ざかる方向(第1回転軸11に近づく方向、図8において上方)に移動し、これによって、第1回転刃25側に位置する電極シート100の切断部100b2も、当該切断部100b2が形成された直後(第1回転刃25と第2回転刃35とに挟まれた直後)に、第1回転刃25の刃先25d及び第2回転刃35の刃先35dから遠ざかる方向(図8において左方向)に移動させることができる。
このように、電極シート100の切断部100b1,100b2を、当該切断部100b1,100b2が形成された直後に、第1回転刃25の刃先25d及び第2回転刃35の刃先35dから遠ざけることによって、当該切断部100b1,100b2に位置する電極材料(第1電極合材層102及び第2電極合材層104を構成する材料、具体的には電極活物質など)に、第1回転刃25及び第2回転刃35が接触するのを防止することができる。これにより、切断後(切断直後)の切断部100b1,100b2においても、電極活物質などの電極材料の損傷や、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥離を低減することができる。
(切断試験)
次に、実施形態の切断装置10を用いて、電極シート100を切断する試験を行った。具体的には、電極シート100の3箇所の切断位置C(電極シート100の幅方向DBに延びる切断位置、図3参照)において、切断装置10を用いて電極シート100を切断した。その後、3箇所の切断位置Cについて、それぞれ、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥がれ量(脱落量)の最大値を測定し、その平均値を求めた。
なお、「第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥がれ量の最大値」とは、第1電極合材層102の切断近接部102b(第1電極合材層102のうち切断位置Cに近接する部位)及び第2電極合材層104の切断近接部104b(第2電極合材層104のうち切断位置Cに近接する部位)のうち集電箔101から剥離した部分における、電極シート100の切断位置C(すなわち、切断面)から電極シート100の長さ方向DA(図9において左右方向)にかかる寸法(剥離寸法Pとする)の最大値である(図9参照)。
本試験では、次のようにして、第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥がれ量の最大値を測定している。具体的には、まず、電極シート100の切断後、当該切断した電極シート100から第1セパレータ103及び第2セパレータ105を剥離する。この状態で、集電箔101の第1面101b及び第2面101cのうち、第1電極合材層102の切断近接部102b及び第2電極合材層104の切断近接部104bが集電箔101から剥離したことによって露出している部位について、長さ方向DAにかかる寸法(剥離寸法P)の最大値を測定した(図9参照)。このようにして、3箇所の切断位置Cについて剥離寸法Pの最大値を測定し、これらの平均値を求めた。
また、比較形態として、実施形態の切断装置10と比較して、第1ゴム部材21と第2ゴム部材22と第3ゴム部材23と第4ゴム部材31と第5ゴム部材32と第6ゴム部材33を有していない点のみが異なる切断装置を用意した。この比較形態の切断装置を用いて、上述のような切断試験を行って、3箇所の切断位置Cについて剥離寸法Pの最大値を測定し、これらの平均値を求めた。
比較形態の切断装置では、剥離寸法Pの最大値の平均値が、0.65mmとなった。これに対し、実施形態の切断装置10では、剥離寸法Pの最大値の平均値が、0.05mm以下となり、比較形態に比べて極めて小さな値となった。この結果より、本実施形態の切断装置10によれば、第1電極合材層102の切断近接部102b、及び、第2電極合材層104の切断近接部104bが、集電箔101から剥離(脱落)すること(第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥がれ量)を低減することができるといえる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、電極シート100を、その幅方向DBに切断する例を示した。具体的には、長さ方向DAに延びる帯状の電極シート100を、長さ方向DAについて一定の間隔で並ぶ切断位置Cで切断して、短冊状(枚葉型)の電極シート100を複数作製する例を示した(図3及び図4参照)。
しかしながら、本発明の切断装置は、このように電極シートを切断するものに限定されず、例えば、電極シート100を長さ方向DAに切断するようにしても良い。具体的には、長さ方向DAに延びる帯状の電極シート100を、その幅方向DBの中央位置において長さ方向DAに延びる切断位置で切断して、2枚の帯状の電極シート100を作製するようにしても良い。このように切断する場合でも、本発明の切断装置によれば、第1電極合材層102の切断近接部102b、及び、第2電極合材層104の切断近接部104bが、集電箔101から剥離すること(第1電極合材層102及び第2電極合材層104の剥がれ量)を低減することができるといえる。
10 切断装置
11 第1回転軸
15 第2回転軸
21 第1ゴム部材
22 第2ゴム部材
23 第3ゴム部材
24 第1切断部材
25 第1回転刃
25b 第1内側面
25c 第1外側面
31 第4ゴム部材
32 第5ゴム部材
33 第6ゴム部材
34 第2切断部材
35 第2回転刃
35b 第2内側面
35c 第2外側面
100 電極シート
101 集電箔
101b 第1面
101c 第2面
102 第1電極合材層
103 第1セパレータ
104 第2電極合材層
105 第2セパレータ
AX1 第1軸線
AX2 第2軸線
C 切断位置
DA 長さ方向
DB 幅方向
DC 厚み方向
DE 軸線直交方向
DX1 第1軸線方向
DX2 第2軸線方向

Claims (1)

  1. 第1面及び第2面を有する集電箔と、前記集電箔の前記第1面上に積層された第1電極合材層と、前記第1電極合材層の表面上に積層された第1セパレータと、前記集電箔の前記第2面上に積層された第2電極合材層と、前記第2電極合材層の表面上に積層された第2セパレータと、を有する電極シートを切断する切断装置であって、
    前記切断装置は、
    前記電極シートに対して前記第1セパレータ側に配置されて、第1回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第1回転刃と、
    前記電極シートに対して前記第2セパレータ側に配置されて、前記第1回転軸と平行に配置された第2回転軸の軸線の周りに回転する円環状の第2回転刃と、を備え、
    前記第1回転刃と第2回転刃とが、前記第1回転軸の前記軸線及び第2回転軸の前記軸線に直交する方向について、互いに重ならない位置に配置され、
    前記電極シートを、前記第1回転軸の前記軸線の周りに回転する前記第1回転刃と前記第2回転軸の前記軸線の周りに回転する前記第2回転刃とによって挟むようにして、前記電極シートを切断するように構成されており、
    前記第1回転刃は、前記第1回転軸の前記軸線方向について前記第2回転刃側に位置して前記第1回転軸に直交する円環状平面をなす第1内側面と、前記第1内側面から前記軸線方向に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第1外側面と、を有し、
    前記第2回転刃は、前記第2回転軸の前記軸線方向について前記第1回転刃側に位置して前記第2回転軸に直交する円環状平面をなす第2内側面と、前記第2内側面から前記軸線方向に離れるにしたがって縮径するテーパ面をなす第2外側面と、を有し、
    前記切断装置は、さらに、
    前記第1回転刃の前記第1外側面を被覆する円環状の第1ゴム部材と、
    前記第1回転刃の前記第1内側面を被覆する円環状の第2ゴム部材と、
    前記第2ゴム部材に対して前記第1回転軸の前記軸線方向に隣接して設けられた円環状の第3ゴム部材と、
    前記第2回転刃の前記第2外側面を被覆する円環状の第4ゴム部材と、
    前記第2回転刃の前記第2内側面を被覆する円環状の第5ゴム部材と、
    前記第5ゴム部材に対して前記第2回転軸の前記軸線方向に隣接して設けられた円環状の第6ゴム部材と、を備え、
    前記第1ゴム部材と前記第2ゴム部材と前記第3ゴム部材とは、自然状態において前記第1回転刃の外径と同等以上で互いに等しい外径を有し、前記第1回転刃と共に前記第1回転軸に対する前記軸線方向の位置が固定されて、前記第1回転刃と共に前記第1回転軸の前記軸線の周りに回転するように構成されており、
    前記第4ゴム部材と前記第5ゴム部材と前記第6ゴム部材とは、自然状態において前記第2回転刃の外径と同等以上で互いに等しい外径を有し、前記第2回転刃と共に前記第2回転軸に対する前記軸線方向の位置が固定されて、前記第2回転刃と共に前記第2回転軸の前記軸線の周りに回転するように構成されており、
    前記第1ゴム部材と前記第5ゴム部材及び前記第6ゴム部材とが、前記電極シートを挟んで対向するように配置され、且つ、前記第4ゴム部材と前記第2ゴム部材及び前記第3ゴム部材とが、前記電極シートを挟んで対向するように配置され、
    前記第1ゴム部材の弾性率E1と前記第2ゴム部材の弾性率E2と前記第3ゴム部材の弾性率E3と前記第4ゴム部材の弾性率E4と前記第5ゴム部材の弾性率E5と前記第6ゴム部材の弾性率E6とは、E1=E2=E4=E5<E3=E6の関係を満たす
    切断装置。
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