JP6665246B2 - 二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法 - Google Patents

二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6665246B2
JP6665246B2 JP2018158657A JP2018158657A JP6665246B2 JP 6665246 B2 JP6665246 B2 JP 6665246B2 JP 2018158657 A JP2018158657 A JP 2018158657A JP 2018158657 A JP2018158657 A JP 2018158657A JP 6665246 B2 JP6665246 B2 JP 6665246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
layer
functional layer
adhesive tape
adhered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018158657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019046797A (ja
Inventor
祐一郎 吾妻
祐一郎 吾妻
大三郎 屋鋪
大三郎 屋鋪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Publication of JP2019046797A publication Critical patent/JP2019046797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6665246B2 publication Critical patent/JP6665246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/0431Cells with wound or folded electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/058Construction or manufacture
    • H01M10/0587Construction or manufacture of accumulators having only wound construction elements, i.e. wound positive electrodes, wound negative electrodes and wound separators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Description

本発明は二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法に関する。
二次電池用電極の製造工程において、電極シートとセパレータとが捲回された捲回体の巻き終わり箇所は、例えば接着テープによって固定される。特許文献1には、捲回体の巻き終わり箇所に接着テープを貼り付けた構成が開示されている。
特開2015-210980号公報
しかしながら、特許文献1に記載の捲回体では、セパレータの終端部分においてセパレータと接着テープとの間に空隙が存在する。接着テープによってセパレータの機能層が引っ張られ、機能層が破損する可能性がある。また、捲回体の最外層が電極シートである場合、同様の理由により電極シートの活物質層が破損する可能性がある。
本発明の一態様は、セパレータの機能層または電極シートの活物質層の破損を抑制する二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法を実現することを目的とする。
本発明の一態様に係る二次電池用電極アセンブリは、活物質層および集電体を有する電極シートと、機能層およびフィルム基材を有するセパレータとが重ねられ、前記電極シートまたは前記セパレータが捲回された捲回体と、前記捲回体の外側の終端部分を留める接着テープとを備え、前記接着テープは、前記活物質層の外側面または前記機能層の外側面に接着し、かつ、前記終端部分の端面に接着している。
上記の構成によれば、接着テープが捲回体の終端部分の端面に接着しているため、活物質層または機能層が接着テープに引っ張られて破損することを抑制することができる。
また、前記接着テープは、前記終端部分の前記端面において、前記活物質層の端面および前記集電体の端面に接着している、または、前記機能層の端面および前記フィルム基材の端面に接着していてもよい。
また、前記終端部分の前記端面は、前記終端部分の外側面に対して傾斜していてもよい。
また、前記捲回体の最外層は、前記セパレータであってもよい。
また、前記セパレータは第1セパレータであり、二次電池用電極アセンブリは、機能層およびフィルム基材を有する第2セパレータをさらに備え、前記接着テープは、前記第1セパレータまたは前記第2セパレータの前記機能層の外側面に接着し、かつ、前記第1セパレータの前記終端部分の端面および前記第2セパレータの終端部分の端面に接着していてもよい。
本発明の一態様に係る二次電池用電極アセンブリの製造方法は、活物質層および集電体を有する電極シートと、機能層およびフィルム基材を有するセパレータとが重ねられ、前記電極シートまたは前記セパレータが捲回された捲回体を備える二次電池用電極アセンブリの製造方法であって、前記電極シートと前記セパレータとを重ね合わせて捲回する捲回工程と、接着テープが、前記活物質層の外側面または前記機能層の外側面に接着し、かつ、前記捲回体の外側の終端部分の端面に接着するように、前記接着テープによって前記終端部分を留める貼付工程とを含む。
また、前記貼付工程では、前記接着テープを、前記終端部分の前記端面において、前記活物質層の端面および前記集電体の端面に接着させる、または、前記機能層の端面および前記フィルム基材の端面に接着させてもよい。
また、前記終端部分の前記端面は、前記終端部分の外側面に対して傾斜していてもよい。
また、前記捲回体の最外層は、前記セパレータであってもよい。
また、前記セパレータは第1セパレータであり、前記捲回工程では、前記電極シートと、前記第1セパレータと、機能層およびフィルム基材を有する第2セパレータとを重ね合わせて捲回し、前記貼付工程では、前記接着テープを、前記第1セパレータまたは前記第2セパレータの前記機能層の外側面に接着させ、かつ、前記第1セパレータの前記終端部分の端面および前記第2セパレータの終端部分の端面に接着させてもよい。
本発明の一態様によれば、セパレータの機能層または電極シートの活物質層の破損を抑制することができる。
(a)は、一実施形態の二次電池用の電極アセンブリの一部を展開した斜視図であり、(b)(c)は、二次電池用の電極アセンブリの斜視図である。 参考例の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 参考例の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 一実施形態の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 セパレータの切断方法を示す模式的な断面図である。 接着テープを捲回体に貼り付ける方法の一例を示す模式的な斜視図である。 接着テープが貼り付けられる工程を段階的に示す断面図である。 電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 図5に示す構成に対応する電極アセンブリのサンプルの断面を撮影した画像である。 図6に示す構成に対応する電極アセンブリのサンプルの断面を撮影した画像である。 図16は、一実施形態の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。 一実施形態の電極アセンブリの構成を模式的に示す断面図である。
本発明の一態様において、活物質層および集電体を有する電極シートと機能層およびフィルム基材を有するセパレータとを備える捲回体とは、少なくとも、前記電極シートと前記セパレータとが重なり合った部分と、前記電極シートまたは前記セパレータが捲回された部分とを備えるものである。すなわち、前記捲回体は、前記電極シートと前記セパレータとが積層された状態で共に捲回されたものでもよいし、あるいは、前記電極シートと前記セパレータとが積層された積層体の最外周を、前記電極シートまたは前記セパレータの少なくとも1つで1周以上捲回したものでもよい。
〔実施形態1〕
図1の(a)は、一実施形態の二次電池用の電極アセンブリの一部を展開した斜視図である。図1の(b)は、二次電池用の電極アセンブリの斜視図である。二次電池用の電極アセンブリ1は、捲回体2と、捲回体2の最外層の終端部分を留める接着テープ3とを備える。捲回体2は、負極シート4、正極シート5、および2つのセパレータ(第1セパレータ6、第2セパレータ7)を含む。2つの電極シート(負極シート4、正極シート5)と2つのセパレータ(第1セパレータ6、第2セパレータ7)とは交互に重ねられ、捲回されている。負極シート4には負極リード4aが接続されている。正極シート5には正極リード5aが接続されている。負極リード4aおよび正極リード5aは、二次電池の負極および正極にそれぞれ接続されるものである。接着テープ3は、捲回体2の外周面に貼り付けられるテープであり、捲回された捲回体2の最外層の終端部分を留めて固定するものである。接着テープ3は、捲回体2の周りを一周してもよいし、一周せずに捲回体2の外周の一部に貼られていてもよい。また、接着テープ3は、捲回体2の軸方向の中央部分に貼られていても良いし、中央以外に貼られていてもよい。また、接着テープ3は、1本であってもよいし、複数本であってもよい。また、接着テープ3の幅(捲回体2の軸方向の長さ)も任意であり、捲回体2の軸方向の幅のほとんど全てを覆う長さであってもよいし、捲回体2の軸方向の幅の一部を覆う長さであってもよい。電極アセンブリ1は、二次電池を構成するために、電池缶に収容される。なお、図1の(a)に示す負極シート4、正極シート5、第1セパレータ6、および第2セパレータ7の長さおよび幅は、模式的に示したものであり、正確なものではない。図1に示す捲回体2は、円筒状の電池缶に収容されるために円柱状であってもよいし、直方体状または袋状の電池容器に収容されるために図1の(c)に示すように扁平な円柱状であってもよい。捲回体2が収容される容器は、金属製の缶に限られず、樹脂と金属箔とが積層されたフィルムを袋状または箱状に成型したものでもよい。
図2は、参考例の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。捲回体の最外層には、第1セパレータ6が位置する。第1セパレータ6は、多孔質のフィルム基材11と、機能層12とを備える。ここでは機能層12は、多孔質のフィルム基材11の片側の面に形成されているが、例えば両側の面に形成されていてもよい。機能層12は、柔軟な多孔質のフィルム基材11よりも脆い材質である。
第1セパレータ6は、機能層12として、例えば耐熱層を備える。第1セパレータ6における多孔質のフィルム基材11は、第1セパレータ6が高温になった時融解することで、多孔質のフィルム基材11自身に形成されていた孔を閉塞する。これにより、フィルム基材11は、リチウムイオンの移動を停止させ、二次電池の過放電または過充電を防止する。一方、耐熱層は、第1セパレータ6が高温になった時にも形状を変化させない。つまり、耐熱層は、多孔質のフィルム基材11が融解したときにも形状が変化することなく、第1セパレータ6の膜形状を維持することで、リチウムイオンの移動をより確実に停止させることができる。
接着テープ3は、例えばプラスティックフィルムであるテープ基材13と、接着のための粘着層14とを備える。粘着層14は、主として粘着剤(または接着剤)を含み、テープ基材13の内側面に形成されている。第1セパレータ6は、接着テープ3より(特にテープ基材より)、薄くかつ柔軟である。また、粘着層14はテープ基材13より柔軟である。それゆえ、第1セパレータ6の終端部分の段の周辺において、粘着層14が大きく変形し、粘着層14は、第1セパレータ6の外側面に接着している。
接着テープ3の貼付工程において、捲回体の巻きが緩まないように、接着テープ3は、最外層の第1セパレータ6(図2において上側)に貼り付けられた後、周方向(矢印Iの方向)に引っ張られながら、内側の第1セパレータ6(図2において下側)に貼り付けられる。なお、ここでは、第1セパレータ6の終端部分の段より高い側の第1セパレータ6と低い側の第1セパレータ6とを区別するため、セパレータの段より高い側を最外層の第1セパレータ6と呼び、セパレータの段より低い側を内側の第1セパレータ6と呼ぶ。接着テープ3は、第1セパレータ6の終端部分において、機能層12の外側面に接着している。接着テープ3が貼り付けられた後、第1セパレータ6の終端部分の端面の隣には、ボイド15(空隙)が形成されている。接着テープ3は、最外層の第1セパレータ6の機能層12を周方向(矢印Iの方向)に引っ張る。それゆえ、終端部分において、最外層の機能層12がフィルム基材11から剥離したり、破損したりして、機能層12の欠片が第1セパレータ6の端面から脱落し得る。
図3の(a)(b)は、参考例の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。元々、変形した(伸張した)粘着層14には、収縮する応力が生じている。それゆえ、変形した粘着層14は内側の第1セパレータ6の機能層12をテープ基材13側に引っ張っている。二次電池の充電を行うと、捲回体を含む電極アセンブリは外側に向かって膨張する。部分的に見ると、電極アセンブリの膨張により、最外層の第1セパレータ6は矢印Kの方向に変位しようとし、内側の第1セパレータ6は逆方向である矢印K’の方向に変位しようとする(図3の(a))。この応力による第1セパレータ6の変形量と接着テープ3の変形量が異なると、接着テープ3が内側の第1セパレータ6の機能層12を矢印Kの方向に引っ張る。それゆえ、変形した粘着層14が内側の第1セパレータ6の機能層12をテープ基材13側に引っ張る力が増加する。これにより、内側の第1セパレータ6の機能層12がフィルム基材11から剥がれ得る(図3の(b))。
図4は、一実施形態の電極アセンブリ1の、捲回体2の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。電極アセンブリ1は、接着テープ3の粘着層14が最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16に接着していることを除き、参考例の電極アセンブリと同じである。捲回体2の最外層には、第1セパレータ6が位置する。第1セパレータ6において、フィルム基材11の外側面に機能層12が形成されている。接着テープ3の粘着層14は、機能層12の外側面に接着している。そして、接着テープ3の粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16にも接着している。ここでは、接着テープ3の粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の機能層12の端面およびフィルム基材11の一部の端面に接着している。なお、接着テープ3は、最外層の第1セパレータ6の端面16の少なくとも一部に接着していればよい。
捲回体2が巻かれる方向(矢印Iの方向)に引っ張られながら貼られた接着テープ3は、最外層のフィルム基材11の一部の端面にも接着しているので、機能層12だけでなくフィルム基材11を矢印Iの方向に引っ張る。それゆえ、最外層の機能層12がフィルム基材11から剥離することを抑制し、機能層12が破損することを防ぐことができる。また、この構成により、端面16から機能層12の欠片が脱落することを防ぐことができる。
なお、接着テープ3が、最外層の第1セパレータ6の終端部分において少なくとも機能層12の端面に接着していることにより、端面16から機能層12の欠片が脱落することを防ぎ、機能層12とフィルム基材11との間の界面剥離が進展するのを防ぐことができる。
また、接着テープ3が、最外層の第1セパレータ6の端面16に接着しているため、充電による電極アセンブリ1の膨張が生じても、粘着層14が内側の第1セパレータ6の機能層12をテープ基材13側に引っ張る力を緩和することができる。これにより、内側の第1セパレータ6の機能層12がフィルム基材11から剥離することを抑制することができる。
なお、ここではフィルム基材11の片面に機能層12が形成されている構成について説明したが、フィルム基材11の両面に機能層12が形成されていてもよい。
一実施形態の電極アセンブリ1は、以下のようにして製造することができる。捲回工程では、2つの電極シート(負極シート4、正極シート5)と2つのセパレータ(第1セパレータ6、第2セパレータ7)とを交互に重ね合わせて捲回することで、捲回体2を得る。貼付工程では、接着テープ3を、最外層の第1セパレータ6(図4において上側)に貼り付けた後、接着テープ3を、捲回体2が巻かれる方向(矢印Iの方向)に引っ張りながら、1つ内側の第1セパレータ6(図4において下側)に貼り付ける。接着テープ3は、第1セパレータ6の終端部分において、機能層12の外側面に接着している。その後、接着テープ3の上から、最外層の第1セパレータ6の終端部分による段より低い側(図4において端面16より右側)を押圧部材で押さえる。押圧部材が最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16に沿うように、接着テープ3を押圧部材で押さえながら、押圧部材を端面16の隣まで寄せる。このとき、押圧部材は、最外層の第1セパレータ6の終端部分による段より高い側(図4において端面16より左側)を押さえなくてもよい。これにより、端面16の横に形成されたボイドを潰し、柔軟な粘着層14を端面16に接着させることができる。
(変形例1)
図5は、電極アセンブリの変形例1の、捲回体2の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。変形例1の電極アセンブリの構成は、最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16が斜面になっていることを除き、上述した図4に示す電極アセンブリと同じである。第1セパレータ6の終端部分の端面16は、第1セパレータ6の終端部分の外側面に対して傾斜している。具体的には、第1セパレータ6の終端部分は、捲回体2の軸に垂直な断面において、接着テープ3側(外側)の角の内角Pが鈍角になっている。これにより、粘着層14を傾斜した斜面に沿うように貼り付けることが出来るため、粘着層14を端面16に接着させやすくなる。また、端面16の面積が図4に示す構成と比べてより大きくなるため、粘着層14と端面16との接着面積もより大きくなる。それゆえ、機能層12の破損および剥離を抑制することができる。
(変形例2)
図6は、電極アセンブリの変形例2の、捲回体2の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。変形例2の電極アセンブリの構成は、最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16が斜面になっていることを除き、上述した図4に示す電極アセンブリと同じである。変形例2の電極アセンブリでは、端面16の傾きが変形例1とは逆になっている。第1セパレータ6の終端部分の端面16は、第1セパレータ6の終端部分の外側面に対して傾斜している。具体的には、第1セパレータ6の終端部分は、捲回体2の軸に垂直な断面において、接着テープ3側(外側)の角の内角Pが鋭角になっている。粘着層14は、端面16の下側に潜り込んでいる。端面16の面積が図4に示す構成と比べてより大きくなるため、粘着層14と端面16との接着面積もより大きくなる。それゆえ、内側の第1セパレータ6の機能層12がフィルム基材11から剥離することを抑制することができる。
図7は、セパレータの切断方法を示す模式的な断面図である。製造された長尺のセパレータ8を、電極アセンブリ1に使用される所定の長さにカットすることで、第1セパレータ、または第2セパレータが得られる。図7において、切断刃21は、セパレータ8の表面に対して斜めに挿入される。その結果、カットされたセパレータ8の端面は、斜面になる。なお、フィルム基材11側から切断刃21を入れれば、カットされたセパレータ8の端面は、逆向きの斜面になる。カットされた後のセパレータ8の端面の角度Qは、75°以下であることが好ましく、70°以下であることがより好ましい。ここで角度Qは、カットされた後のセパレータ8の終端部分の2つの角のうち、鋭角である方の角の角度である。鋭角である角は、図5または図6に示すように、フィルム基材11側であっても、機能層12側であってもよい。また、切断刃21の刃先の角度は、図7のように両刃である場合、約30°であることが好ましく、片刃である場合、約15°〜25°であることが好ましい。
図8は、図6に示すように接着テープ3を捲回体に貼り付ける方法の一例を示す模式的な斜視図である。ここでは、ローラー22を用いて接着テープ3を捲回体に貼り付ける。ここでは、ローラー22は、その表面に周方向に対して傾いた複数の溝を有する皺取りローラーである。複数の溝は、ローラー22の軸方向における一方側と他方側とで傾きが逆になっている。なお、ローラー22は、溝を有しなくてもよい。ローラー22は、回転することで接着テープ3の表面に対して摺動しながら、接着テープ3を押さえることで、接着テープ3を貼り付ける。ローラー22の表面速度は、接着テープ3が貼られる速度より速い。
図9は、接着テープ3が貼り付けられる工程を段階的に示す断面図である。まず、接着テープ3を、最外層の第1セパレータ6に貼り付ける(図9の(a))。ローラー22が、最外層の第1セパレータ6の終端部分の段を越えるときに、終端部分の先端が少し潰れる(図9の(b))。ローラー22が段を越えた後、接着テープ3の表面を摺動するローラー22が第1セパレータ6の終端部分を蹴り上げることにより、終端部分の端面16が起こされ、かつ、粘着層14が端面16の下側に潜り込み、粘着層14が端面16に接着する(図9の(c))。接着テープ3が貼り付けられた後では、接着テープ3のテープ基材13は、第1セパレータ6による段差に追従せず、粘着層14のみが第1セパレータ6による段差に沿って変形する(図9の(d))。このように、下向き(内側向き)の端面16にも粘着層14を接着することができる。
(変形例3)
図10〜図13は、機能層12について向きが異なる電極アセンブリの変形例の、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。図10〜図13において、点線の枠で囲った箇所は、本発明の一態様による効果により、機能層12の破損が防止される箇所である。図10〜図13に示す構成のそれぞれは、上述した図5、図6に示す端面が斜面である構成にも適用可能である。
図10の(a)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12と、1つ内側の第1セパレータ6の機能層12とは、共に外側(接着テープ3側)を向いている。粘着層14は、両方の機能層12に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、最外層の第1セパレータ6の機能層12の破損と、1つ内側の第1セパレータ6の機能層12の破損とを防止することができる。
図10の(b)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向き、1つ内側の第2セパレータ7の機能層12は外側(接着テープ3側)を向いている。粘着層14は、1つ内側の第2セパレータ7の機能層12に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、1つ内側の第2セパレータ7の機能層12の破損を防止することができる。なお、1つ内側の第2セパレータ7の終端部分は、別の箇所で接着テープ3によって留められている。
図10の(c)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12は外側(接着テープ3側)を向き、1つ内側の第2セパレータ7の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向いている。粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の機能層12に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、最外層の第1セパレータ6の機能層12の破損を防止することができる。なお、1つ内側の第2セパレータ7の終端部分は、別の箇所で接着テープ3によって留められている。
図11の(a)(b)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16、および第2セパレータ7の終端部分の端面17が同じ位置に揃っている。
図11の(a)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12は外側(接着テープ3側)を向き、内側の第2セパレータ7の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向いている。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側と低い側との両方で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、少なくとも最外層の第1セパレータ6の端面16に接着している。粘着層14は、内側の第2セパレータ7の端面17に接着していてもよい。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、終端部分による段より高い側の第1セパレータ6の機能層12の破損と、終端部分による段より低い側の第1セパレータ6の機能層12の破損とを防止することができる。
図11の(b)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12と内側の第2セパレータ7の機能層12とは、共に外側(接着テープ3側)を向いている。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側と低い側との両方で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、少なくとも最外層の第1セパレータ6の端面16に接着している。粘着層14は、内側の第2セパレータ7の端面17に接着していてもよい。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、終端部分による段より高い側の第1セパレータ6の機能層12の破損と、終端部分による段より低い側の第1セパレータ6の機能層12の破損とを防止することができる。
図12の(a)〜(c)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16より、第2セパレータ7の終端部分の端面17が少し先に位置している。そのため、接着テープ3を貼る前の捲回体においては第2セパレータ7の外側面の一部が露出している。
図12の(a)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12は外側(接着テープ3側)を向き、内側の第2セパレータ7の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向いている。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側かつ第2セパレータ7の終端部分による段より高い側で、第2セパレータ7のフィルム基材11に接着している。粘着層14は、第2セパレータ7の終端部分による段より低い側で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の端面16に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側の第1セパレータ6の機能層12の破損を防止することができる。また、粘着層14は、第2セパレータ7の端面17に接着している。この構成では、端面17に粘着層14が接着することで、第2セパレータ7の終端部分による段より低い側の第1セパレータ6の機能層12の破損を防止することができる。
図12の(b)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12と内側の第2セパレータ7の機能層12とは、共に外側(接着テープ3側)を向いている。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側かつ第2セパレータ7の終端部分による段より高い側で、第2セパレータ7の機能層12に接着している。粘着層14は、第2セパレータ7の終端部分による段より低い側で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の端面16に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側の第1セパレータ6の機能層12の破損と、第2セパレータ7の機能層12の破損とを防止することができる。また、粘着層14は、第2セパレータ7の端面17に接着している。この構成では、端面17に粘着層14が接着することで、第2セパレータ7の機能層12の破損と、第2セパレータ7の終端部分による段より低い側の第1セパレータ6の機能層12の破損を防止することができる。
図12の(c)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向き、内側の第2セパレータ7の機能層12は外側(接着テープ3側)を向いている。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側で、第1セパレータ6のフィルム基材11に接着している。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側かつ第2セパレータ7の終端部分による段より高い側で、第2セパレータ7の機能層12に接着している。粘着層14は、第2セパレータ7の終端部分による段より低い側で、第1セパレータ6のフィルム基材11に接着している。粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の端面16に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、第2セパレータ7の機能層12の破損を防止することができる。また、粘着層14は、第2セパレータ7の端面17に接着している。この構成では、端面17に粘着層14が接着することで、第2セパレータ7の機能層12の破損を防止することができる。
図13の(a)(b)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の終端部分の端面16より、第2セパレータ7の終端部分の端面17が少し奥に位置している。そのため、接着テープ3を貼る前の捲回体においては、第2セパレータ7の外側面は露出していないが、第2セパレータ7の端面17は露出している。
図13の(a)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12は外側(接着テープ3側)を向き、内側の第2セパレータ7の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向いている。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側で、第1セパレータ6の機能層12に接着している。粘着層14は、最外層の第1セパレータ6の端面16に接着している。この構成では、端面16に粘着層14が接着することで、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側の第1セパレータ6の機能層12の破損と、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側の第1セパレータ6の機能層12の破損を防止することができる。
図13の(b)に示す電極アセンブリでは、最外層の第1セパレータ6の機能層12と内側の第2セパレータ7の機能層12とは、共に外側(接着テープ3側)を向いている。粘着層14が接着している箇所は、図13の(a)に示す構成と同じである。この構成では、図13の(a)に示す構成と同様に、端面16に粘着層14が接着することで、第1セパレータ6の終端部分による段より高い側の第1セパレータ6の機能層12の破損と、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側の第1セパレータ6の機能層12の破損を防止することができる。
なお、図10の(b)または図12の(c)に示すように、最外層の第1セパレータ6のフィルム基材11が外側(接着テープ3側)を向いている場合、接着テープ3は、第1セパレータ6のフィルム基材11に接着する。そのため、接着テープ3によって第1セパレータ6の機能層12が破損することを心配する必要はない。しかしながら、第1セパレータ6の機能層12の向きと第2セパレータ7の機能層12の向きとが逆になる。そのため、電極アセンブリの製造工程において、作業員が、材料であるセパレータ捲回体を軸にセットする方向を間違いやすくなる。
一方、図10の(a)または図12の(b)等では、第1セパレータ6の機能層12と第2セパレータ7の機能層12とが共に外側(接着テープ3側)を向いている。この場合、電極アセンブリの製造工程において、材料であるセパレータ捲回体を軸にセットする方向は共通であるので、作業員が間違いにくくなる。そして、上述の例では、接着テープ3を、第1セパレータ6の端面16または第2セパレータ7の端面17に接着させることで、外側を向いた機能層12の破損を抑制している。
図14は、図5に示す構成に対応する電極アセンブリのサンプルの断面を撮影した画像である。見やすさのため、粘着層14とテープ基材13との界面、および粘着層14とセパレータとの界面に、線を引いている。ここでは、接着テープ3を貼り付けた終端部分だけを取り出して、レーザー顕微鏡で終端部分の撮影を行った。そのため、端面16から離れた箇所では、第1セパレータ6と第2セパレータ7との間に空間が生じている。なお、第1セパレータ6の機能層と第2セパレータ7の機能層とは、接着テープ3側を向いている。図14から分かるように、粘着層14は第1セパレータ6の端面16に接着しており、端面16付近にはボイドはほとんど見られない。
図15は、図6に示す構成に対応する電極アセンブリのサンプルの断面を撮影した画像である。見やすさのため、粘着層14とテープ基材13との界面、および粘着層14とセパレータとの界面に、線を引いている。ここでは、接着テープ3を貼り付けた終端部分だけを取り出して、レーザー顕微鏡で終端部分の撮影を行った。なお、第1セパレータ6の機能層と第2セパレータ7の機能層とは、接着テープ3側を向いている。図15から分かるように、第1セパレータ6の先端は少し持ち上げられ、端面16と第2セパレータ7との間に、変形した粘着層14が潜り込んでいる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。上述の実施形態では、捲回体の最外層がセパレータである例について説明したが、本実施形態では、捲回体の最外層が電極シートである例について説明する。
図16は、本実施形態の電極アセンブリの、捲回体の軸に垂直な断面における最外層の終端部分を拡大して示す断面図である。本実施形態の電極アセンブリでは、内側から順に、第2セパレータ、正極シート、第1セパレータ6、および負極シート4が重ねられ、捲回されている。それゆえ、捲回体の最外層には負極シート4が位置する。負極シート4は、金属導体箔である負極集電体23と、負極集電体23上に形成された負極活物質層24とを備える。ここでは、負極活物質層24は、負極集電体23上に塗布して形成されたものであり、負極集電体23より脆い材質である。同様に、図示されていないが、正極シートは、金属導体箔である正極集電体と、正極集電体上に形成された正極活物質層とを備える。
図16に示す電極アセンブリでは、最外層の負極シート4の終端部分の端面18より、第1セパレータ6の終端部分の端面16が少し先に位置している。そのため、接着テープ3を貼る前の捲回体においては第1セパレータ6の外側面の一部が露出している。最外層の負極シート4の負極活物質層24は外側(接着テープ3側)を向き、内側の第1セパレータ6の機能層12は内側(捲回体の軸側)を向いている。接着テープ3の粘着層14は、負極シート4の終端部分による段より高い側で、負極シート4の負極活物質層24の外側面に接着している。粘着層14は、負極シート4の終端部分による段より低い側かつ第1セパレータ6の終端部分による段より高い側で、第1セパレータ6のフィルム基材11の外側面に接着している。粘着層14は、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側で、負極シート4の負極活物質層24の外側面に接着している。ここでは、接着テープ3の粘着層14は、最外層の負極シート4の負極活物質層24の端面および負極集電体23の一部の端面に接着している。なお、接着テープ3は、最外層の負極シート4の端面18の少なくとも一部に接着していればよい。この構成では、負極シート4の端面18に粘着層14が接着することで、負極シート4の終端部分による段より高い側の負極シート4の負極活物質層24の破損を防止することができる。また、接着テープ3の粘着層14は、第1セパレータ6の端面16に接着している。この構成では、第1セパレータ6の端面16に粘着層14が接着することで、第1セパレータ6の終端部分による段より低い側の負極シート4の負極活物質層24の破損を防止することができる。
このように、負極シート4または正極シート5が捲回体の外側に露出する構成でも、接着テープ3がそれらの端面に接着する構成とすることができる。上述した実施形態1の各構成において、第1セパレータ6または第2セパレータ7と、負極シート4または正極シート5とを置き換えた構成にすることができる。ただし、負極シート4と正極シート5との間には、第1セパレータ6または第2セパレータ7が挟まれているように、電極シートおよびセパレータを配置する必要がある。
なお、ここでは正極および負極の電極シートにおいて金属導体箔の片面に活物質層が形成されている構成について説明したが、金属導体箔の両面に活物質層が形成されていてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図17は、本実施形態の電極アセンブリの構成を模式的に示す断面図である。本実施形態の捲回体31は、第1セパレータ6、複数の負極シート4、および、複数の正極シート5を備える。複数の負極シート4と複数の正極シート5とが互いに交互に重ねられ、各電極シートの間を第1セパレータ6が通されている。第1セパレータ6は、第1セパレータ6、複数の負極シート4、および、複数の正極シート5が重ねられた積層体の最外周に捲回されている。接着テープ(図示なし)は、捲回体31の最外層の終端部分33を留めるため、捲回体31の外周面に貼り付けられる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 電極アセンブリ
2、31 捲回体
3 接着テープ
4 負極シート(電極シート)
5 正極シート(電極シート)
6 第1セパレータ
7 第2セパレータ
8 セパレータ
11 フィルム基材
12 機能層
13 テープ基材
14 粘着層
15 ボイド
16、17、18 端面
21 切断刃
23 負極集電体(集電体)
24 負極活物質層(活物質層)

Claims (6)

  1. 活物質層および集電体を有する電極シートと、機能層およびフィルム基材を有するセパレータとが重ねられ、前記電極シートまたは前記セパレータが捲回され、最外層が前記セパレータである捲回体と、
    前記捲回体の外側の終端部分を留める接着テープとを備え、
    前記接着テープは、前記終端部分による段より高い側で前記機能層の外側面に接着し、かつ、前記終端部分の端面に接着しており、
    前記接着テープは、前記終端部分の前記端面において、前記機能層の端面および前記フィルム基材の端面に接着している、二次電池用電極アセンブリ。
  2. 前記終端部分の前記端面は、前記終端部分の外側面に対して傾斜している、請求項に記載の二次電池用電極アセンブリ。
  3. 前記セパレータは第1セパレータであり、
    機能層およびフィルム基材を有する第2セパレータをさらに備え、
    前記接着テープは、前記第1セパレータまたは前記第2セパレータの前記機能層の外側面に接着し、かつ、前記第1セパレータの前記終端部分の端面および前記第2セパレータの終端部分の端面に接着している、請求項1または2に記載の二次電池用電極アセンブリ。
  4. 活物質層および集電体を有する電極シートと、機能層およびフィルム基材を有するセパレータとが重ねられ、前記電極シートまたは前記セパレータが捲回され、最外層が前記セパレータである捲回体を備える二次電池用電極アセンブリの製造方法であって、
    前記電極シートと前記セパレータとを重ね合わせて捲回する捲回工程と、
    接着テープが、前記捲回体の外側の終端部分による段より高い側で前記機能層の外側面に接着し、かつ、前記終端部分の端面に接着するように、前記接着テープによって前記終端部分を留める貼付工程とを含み、
    前記貼付工程では、前記接着テープを、前記終端部分の前記端面において、前記機能層の端面および前記フィルム基材の端面に接着させる、二次電池用電極アセンブリの製造方法。
  5. 前記終端部分の前記端面は、前記終端部分の外側面に対して傾斜している、請求項に記載の二次電池用電極アセンブリの製造方法。
  6. 前記セパレータは第1セパレータであり、
    前記捲回工程では、前記電極シートと、前記第1セパレータと、機能層およびフィルム基材を有する第2セパレータとを重ね合わせて捲回し、
    前記貼付工程では、前記接着テープを、前記第1セパレータまたは前記第2セパレータの前記機能層の外側面に接着させ、かつ、前記第1セパレータの前記終端部分の端面および前記第2セパレータの終端部分の端面に接着させる、請求項4または5に記載の二次電池用電極アセンブリの製造方法。
JP2018158657A 2017-09-05 2018-08-27 二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法 Active JP6665246B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017170414 2017-09-05
JP2017170414 2017-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019046797A JP2019046797A (ja) 2019-03-22
JP6665246B2 true JP6665246B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=65514858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018158657A Active JP6665246B2 (ja) 2017-09-05 2018-08-27 二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20190074550A1 (ja)
JP (1) JP6665246B2 (ja)
KR (1) KR20190026594A (ja)
CN (1) CN109428108A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6912272B2 (ja) * 2016-05-26 2021-08-04 住友化学株式会社 多孔質セパレータ捲回体の包装体、その製造方法及び多孔質セパレータ捲回体の保管方法
CN109980170B (zh) * 2017-12-28 2022-08-05 宁德新能源科技有限公司 电极组件及电池
CN114976473B (zh) * 2022-06-08 2024-05-07 派恩(中山)科技有限公司 一种用于高温锂离子电池隔膜的改性的纤维素膜

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002141098A (ja) * 2000-11-06 2002-05-17 Japan Storage Battery Co Ltd 円筒形電池
JP5790241B2 (ja) * 2011-07-22 2015-10-07 ソニー株式会社 非水電解質電池ならびに電池パック、電子機器、電動車両、蓄電装置および電力システム
JP2013064086A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Nitto Denko Corp 電池用粘着テープ
JP6261441B2 (ja) 2014-04-28 2018-01-17 日立オートモティブシステムズ株式会社 二次電池
JP6260608B2 (ja) * 2015-12-02 2018-01-17 トヨタ自動車株式会社 渦状電極、渦状電極の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019046797A (ja) 2019-03-22
KR20190026594A (ko) 2019-03-13
CN109428108A (zh) 2019-03-05
US20190074550A1 (en) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665246B2 (ja) 二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法
JP5174841B2 (ja) 二次電池
JP5687565B2 (ja) 防水通音部材およびその製造方法、ならびに防水通音部材担持体
KR102248598B1 (ko) 커브드 이차 전지 및 이의 제조 방법
JP6481258B2 (ja) 電気デバイスのセパレータ接合方法、電気デバイスのセパレータ接合装置、および電気デバイス
JP6682758B2 (ja) 蓄電素子
JP6775170B2 (ja) 捲回型電池
JP2003257387A (ja) 二次電池及びその製造方法
JP6264165B2 (ja) 電池ユニットの製造方法、及び、電池ユニット
US9478823B2 (en) Secondary battery
JP2000156241A (ja) 電 池
JP6654673B2 (ja) 二次電池用電極アセンブリおよび二次電池用電極アセンブリの製造方法
KR100964216B1 (ko) 파우치 전지팩
JP6198709B2 (ja) 捲回装置
EP3425717B1 (en) Lamination device
JP6783552B2 (ja) 接着テープ構造体
US8797022B2 (en) Ultra-slim sensor device and manufacturing method thereof
JP5304121B2 (ja) 電池及びその製造方法
KR102384140B1 (ko) 전지의 제조 방법 및 전지
JP2017139409A (ja) ダイボンドダイシングシート
JP6696828B2 (ja) 接着テープ構造体
JP7031522B2 (ja) 切断装置
JP2016194013A (ja) 接着シートロール及び半導体装置
KR20240025475A (ko) 젤리-롤형 전극조립체 및 이의 제조방법
JPS62195859A (ja) 渦巻電極体の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190418

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6665246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350