JP2020015255A - 熱転写リボンと熱転写受像紙のセット - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、熱転写リボンの一実施形態を示す模式断面図である。図1に示すように、熱転写リボン(10)は、基材(11)と、基材(11)の一方の面上に設けられた染料層(12)と、基材(11)の他方の面上に設けられた耐熱滑性層(13)と、を備える。
ポリスチレンフィルム、ポリサルフォンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム等のプラスチックフィルムを好ましく用いることができる。特にポリエステルフィルムに分類されるポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムは、比較的安価であり、更に強度が高く、薄いフィルムを形成できることから、より好ましい。
オーバーコート剥離層(17)としては、例えば、アクリルポリオール、ポリエステルポリオールなどのポリオール系樹脂をはじめ、いわゆるアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂などの各種樹脂を単独あるいは混合物などとして用いることができる。
図2は、熱転写受像紙の一実施形態を示す模式断面図である。図2に示すように、熱転写受像紙(20)は、支持体(21)の一方の面上に、接着剤層(22) 、プラスチックフィルム層(23)、プライマ層(24)及び受像層(25)をこの順に備え、且つ、支持体(21)の他方の面上に、グリップ層(26)をこの順に備える。
れ、アジリジン系、カルボジイミド系、オキサゾリン系等が用いられる。
〔熱転写リボンの作製〕
基材として厚さ4.5μmのPETフィルム(東レ(株)製)の一方の面上に、耐熱滑性層を、グラビアコート法により乾燥時の厚さが1.3μmとなるように塗布した。
[メインバインダー成分]
KS−5: ポリピニルプチラール樹脂、積水化学工業株式会社製 5.0部
[染料]
HSY2701 : 三菱ケミカル株式会社製 2.5部
P Y L 3 G : 三菱ケミカル株式会社製 2.4部
[シリコーンオイル]
KF393:信越化学工業株式会社製 0.2部
EFKA3030:BASF社製 0.1部
[溶剤]
MEK:メチルエチルケトン 58部
TOL:トルエン 29部
ANON:シクロヘキサノン 2.7部
[メインバインダー成分]
KS−5:ポリビニルブチラール樹脂、積水化学工業株式会社製 5.0部
[染料]
FSRedl367:有本化学業株式会社製 2.6部
HSR2174:三菱ケミカル業株式会社製 2.3部
[シリコーンオイル]
KF393:信越化学工業株式会社製 0.2部
EFKA3030:BASF社製 0.1部
[溶剤]
MEK:メチルエチルケトン 58部
TOL:トルエン 29部
ANON:シクロヘキサノン 2.7部
[メインバインダー成分]
KS−5:ポリビニルブチラール樹脂、積水化学工業株式会社製 5.0部
[染料]
HSB2651:三菱ケミカル株式会社製 2.45部
HSB2194:三菱ケミカル株式会社製 2.45部
[シリコーンオイル]
KF393:信越化学工業株式会社製 0.2部
EFKA3030:BASF社製 0.1部
[溶剤]
MEK:メチルエチルケトン 58部
TOL:トルエン 29部
ANON:シクロヘキサノン 2.7部
BR−52:三菱ケミカル株式会社製 10部
MEK:メチルエチルケトン 45部
TOL:トルエン 45部
MB−2389:三菱ケミカル株式会社製 10部
MEK:メチルエチルケトン 90部
熱転写受像紙は、エクストルーダーラミネートにより作製した。まずグリップ層を形成させるため支持体である紙の上に、高密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製 ノバテック HJ580N)がl6μmとなるように押し出しコーティングで形成した。ここで押し出した膜の結晶化度は56%となるように押出温度を調整した。
スーパーフレックス170:ウレタンコート剤、第一工業製薬株式会社製 50部
純水: 50部
ビニブラン690:塩ビアクリルエマルジョン、日信化学工業株式会社製 50部
KF352A:ポリエーテルシリコーン離型剤、信越化学工業株式会社製 5部
純水: 30部
イソプロパノール: 15部
実施例1の表面Si量%が6.9%となるように乾燥条件を調整し、その他は実施例1と同様に熱転写リボン、熱転写受像紙を作製した。
実施例1の表面Si量%が3.5%となるように乾燥条件を調整し、その他は実施例1と同様に熱転写リボン、熱転写受像紙を作製した。
実施例1の表面Si量%が7.5%となるように乾燥条件を調整し、その他は実施例1と同様に熱転写リボン、熱転写受像紙を作製した。
実施例1の表面Si量%が5.0%となるように乾燥条件を調整し、グリップ層を形成させるため紙の上に、高密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製 ノバテックHJ580N)と低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製 ノバテックLC600A)を1:1でドライブレンドしたものを用い16μmとなるように押し出しコーティングで形成した。ここで押し出した膜の結晶化度は40%となるように押出温度を調整した。その他は実施例1と同様に熱転写リボン、熱転写受像紙を作製した。
実施例1の表面Si量%が7.5%となるように乾燥条件を調整し、グリップ層を形成させるため紙の上に、高密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製 ノバテックHJ580N)と低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製 ノバテックLC600A)を1:1でドライブレンドしたものを用い16μmとなるように押し出しコーティングで形成した。ここで押し出した膜の結晶化度は40%となるように押出温度を調整した。その他は実施例1と同様に熱転写リボン、熱転写受像紙を作製した。
プリンタのイニシャライズ動作確認として富士フィルム株式会社製の昇華型熱転写プリンターASK300を用いて評価を行った。
プリンタのイニシャライズ動作後の熱転写リボンの帯電量を測定した。熱転写リボンの帯電は、デジタル静電電位測定器(春日電機株式会社製KSD−1000)を用いて測定した。
見当ズレの評価として、プリンタ内部のグリップローラを錆付かせた状態のものを使用し、十字模様つきのグレーベタ画像を使用した。上記の昇華型熱転写プリンターを用いて印画し、十字模様がイエロー、マゼンタ、シアンと順々に印画した際に、イエロー、マゼンタ、シアンの印画時の十字画像のいずれかが、0.05mm以上ずれた場合を×とし、0.02mm〜0.05mm未満の場合は△、0.02mm未満の場合には○とした。ズレ量が少ないほど見当ズレが抑制できたと判断できる。
11 … 基材
12 … 染料層
13 … 耐熱滑性層
14 … イエロー染料層
15 … マゼンタ染料層
16 … シアン染料層
17 … オーバーコート剥離層
18 … オーバーコート接着層
19 … オーバーコート層
20 … 熱転写受像紙
21 … 支持体
22 … 接着剤層
23 … プラスチックフィルム層
24 … プライマ層
25 … 受像層
26 … グリップ層
Claims (2)
- 熱転写リボンと熱転写受像紙のセットであって、前記熱転写リボンは、基材と、前記基材の一方の面上に設けられた染料層と、前記基材の他方の面上に設けられた耐熱滑性層とを、少なくとも備え、前記染料層の表面におけるSiの元素比率、すなわち表面Si量%が、4.0%以上7.0%未満であり、
前記熱転写受像紙は、支持体の一方の面上に、接着層、プラスチックフィルム層、プライマ層及び受像層をこの順に備え、且つ、支持体の他方の面上に、グリップ層を有し、前記グリップ層が、結晶化度55%以上のポリエチレン樹脂からなることを特徴とする熱転写リボンと熱転写受像紙のセット。 - 前記染料層が、シリコーン系離型剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱転写リボンと熱転写受像紙のセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018140398A JP2020015255A (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | 熱転写リボンと熱転写受像紙のセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018140398A JP2020015255A (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | 熱転写リボンと熱転写受像紙のセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020015255A true JP2020015255A (ja) | 2020-01-30 |
Family
ID=69579962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018140398A Pending JP2020015255A (ja) | 2018-07-26 | 2018-07-26 | 熱転写リボンと熱転写受像紙のセット |
Country Status (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2018
- 2018-07-26 JP JP2018140398A patent/JP2020015255A/ja active Pending
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