JP2020013616A - 再生情報処理システム,再生情報処理方法,再生端末,再生端末の制御方法,再生端末の制御プログラム,再生時間情報処理システム,再生時間情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが現実に端末の表示装置上に対象コンテンツを表示し、とりわけ動画にあっては閲覧者がこれを視聴しているか否かを過度な負荷や特別なデバイス上の構成の必要なく検知可能とすること。【解決手段】表示時間の検知対象であるコンテンツの近傍にオブジェクト表示領域を設け、かつ当該領域が端末の表示フレーム内に表示されていることを条件に定期的にオブジェクト配信要求信号を発する。これにより端末発信でのコンテンツ視聴時間の把握が可能となり、ユーザのアクションに起因するイベントのみならず、ブラウザクラッシュなどユーザアクションを検知できないイベント等にも対応した表示時間の検知が可能となる。【選択図】図9

Description

本発明は、コンテンツが、ユーザの端末画面上において現実に再生された時間を特定する仕組みに関する。
広告の効果を測定することは、当該広告手法の適正性や媒体選択の妥当性などを検証するために不可欠であるといえる。旧来からの4マスにおける広告効果の指標として、例えば新聞・雑誌であれば発行部数、テレビであれば視聴率やこれに基づいて算出されるGRP、ラジオであれば聴取率などが広告伝達における効果を示す指標の一つとなり、広告出稿価格もこれらの影響を受けるものであった。更に性別や世代による細分化を行うことで、出稿者がより適切な媒体を選択できるよう各種指標が提唱されている。
Web広告においても同様に、広告効果を検証するための種々の効果指標が存在する。「インプレッション数」は検索結果に広告が表示された数であり、「クリック数」は文字通り広告がクリックされた数であり、コンバージョン件数はそれらの広告表示に基づいて商品購入等の成約に至った件数である。これらの数値に基づいて算出されるのがCTR(=Click Through Rate。表示された広告のうち、どれくらいクリックされたかの割合を示す数値)及びCVR(=ConVersion Rate。広告をクリックして訪れた人が成約する確率を示す数値)である。さらに広告の費用対効果を示す指標としてCPA(=Cost Per Action:成約単価。1件の成約にかかる広告費用。)及びCPC(=Cost Per Click:クリック単価。1クリックしてもらうのにかかる広告費用。)が挙げられる。こうした指標もまた、Web広告の効果、効率性、費用対効果を検討するために活用されている。このように、Web広告における広告効果指標は、原則的に表示、クリック、成約という一連の行動に向けて閲覧者をいかに促したか、という観点がベースとなっている。
ところで、端末の処理速度の向上や通信環境の劇的な変化、或いはより多くのユーザにとってインターネット環境が身近になったことによる「慣れ」に伴い、Web広告の形式にも変化が生じている。これまでの多くのWeb広告は自らのe−コマースサイトやサービス提供サイトへの誘導を意図するものであり、典型的な手法としてバナー広告の形式が採られていた。しかし「慣れ」たユーザは容易にこうしたバナーをクリックしない。そうした経緯もあり、また端末や通信手段のスペック向上も相俟って、Webページ中に動画形式のコンテンツで広告を埋め込み、閲覧されているWebページ上で直接ユーザに訴求している広告も増えている。
こうした形式の広告の場合、従来の効果指標によっては必ずしも適切な効果測定を行うことができない場合がある。なぜなら動画によって閲覧が直ちに購買行動を起こすことを意図していないことが多く、いわばTVコマーシャルにおける認知度向上を目的としたものと同様のものや新聞広告における自己の商品やサービスに対する理解度向上を目的としたものも含まれ、もとよりユーザによるクリックを意図していないものも存在するからである。かくして、Web広告においても行動を需要者に引き起こさせたという観点だけでなく、広告コンテンツそれ自体がいかに視聴されたかという点それ自体を把握することが求められている。
こうした観点に沿った先行技術として、ネットワークを介して配信されたコンテンツと、ともに表示すべき広告情報を受信する受信部と、受信したコンテンツとともに広告情報を表示可能な表示領域を有する表示部と、該表示領域内に広告情報が表示されたことを検出し、該広告情報が表示されたことを示す視覚情報を生成する検出部と、検出部により生成された視聴情報を送信する送信部とを備えるコンテンツ表示装置が提案されている(特許文献1)。
しかし特許文献1記載の構成では、単に表示されたことを検出するのみであり、閲覧者が閲覧した時間を正しく把握することができない。とりわけ閲覧者による所定の端末操作については検出の対象外であり、例えば当該Webページを表示しているブラウザ自体をシャットダウンした場合や他のアプリケーションを立ち上げることによりブラウザ表示画面がバックグラウンドに移行した場合に適切に検出することができない。
一方別の観点からのアプローチとして、パーソナルコンピュータの表示手段に表示されたウェブページ上の広告の視聴時間を測定するウェブ広告効果測定装置として、画面内のウェブページを表示するウィンドウの位置及び大きさを含むウィンドウ情報を取得するウィンドウ情報取得手段と、広告の位置及び大きさを含む広告情報を取得する広告情報取得手段と、これらの情報に基づいて広告の表示領域を取得する手段を有し、ユーザを撮像する手段によりユーザの視線方向を検出し、この視線方向と広告の表示領域とが一致する時間を視聴時間として測定する視聴時間測定手段を備えたウェブ広告効果測定装置が提案されている(特許文献2)。
特許文献2記載の構成では、確かにユーザの視線等をもチェックすることにより現実に視聴されているか否かを確認することができる。しかしこれを実現するためには端末がそのための構成を備えていることが前提となり、端末の種別を選ぶこととなり、汎用性に難がある。
特開2011−209776 特開2010− 61218
本発明が解決しようとする課題は、端末におけるコンテンツの再生時間を簡易に把握することである。
〔A〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生情報処理システム」は、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返す再生端末と、前記非静止コンテンツの提供履歴と前記要求情報の取得履歴を用いて前記再生端末における該非静止コンテンツの再生時間を特定する処理装置と、を含む。
〔B〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生情報処理方法」は、再生端末が、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返し、処理装置が、前記非静止コンテンツの提供履歴と前記要求情報の取得履歴を用いて前記再生端末における該非静止コンテンツの再生時間を特定する。
上記〔A〕の「再生情報処理システム」には、下記の技術的限定を加えてもよい。また、同様の技術的限定を、上記〔B〕の「再生情報処理方法」に加えてもよい。
・前記再生端末が、前記非静止コンテンツが前記表示装置において少なくとも一部が視認可能な状態で再生されている間に限り前記要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返し、前記処理装置が、前記再生端末のユーザによる前記非静止コンテンツの視聴時間に相当する前記再生時間を特定する。
・前記非静止コンテンツは、該非静止コンテンツを再生する機能を該再生端末に実現させるアプリケーションがアクティブであって該非静止コンテンツが前記表示装置において視認可能である間に限り再生される。
・前記非静止コンテンツは、前記アプリケーションの前記非静止コンテンツが表示されるタブがアクティブである場合に限り再生される。
・前記要求情報は、前記再生端末のユーザの識別情報と前記非静止コンテンツの識別情報を少なくとも含む。
・前記非静止コンテンツは動画コンテンツである。
〔C〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生端末」は、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返す。
〔D〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生端末の制御方法」は、再生端末に、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返させる。
〔E〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生端末の制御プログラム」は、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返す機能を再生端末のコンピュータに実現させる。
〔F〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生時間情報処理システム」は、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返す再生端末から該要求情報を取得する取得手段と、前記非静止コンテンツの提供履歴と前記要求情報の取得履歴を用いて前記再生端末における該非静止コンテンツの再生時間を特定する特定手段と、を具備する。
〔G〕上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る「再生時間情報処理方法」は、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を該再生を妨げることなく繰り返す再生端末から該要求情報を取得する取得工程と、前記非静止コンテンツの提供履歴と前記要求情報の取得履歴を用いて前記再生端末における該非静止コンテンツの再生時間を特定する特定工程と、を含む。
本発明に係る再生端末は、非静止コンテンツが表示装置において視認可能に再生されている間に当該非静止コンテンツに関連付けられた要求情報の送信を当該再生を妨げることなく繰り返す。
よって本発明によれば、非静止コンテンツの提供履歴と要求情報の取得履歴を用いて再生端末における当該非静止コンテンツの再生時間を特定することができる。
また、本発明の他の態様の再生端末は、非静止コンテンツが表示装置において少なくとも一部が視認可能な状態で再生されている間に限り要求情報の送信を当該再生を妨げることなく繰り返す。
よって本発明の他の態様によれば、非静止コンテンツが再生された時間と要求情報の送信が繰り返されている時間とがほぼ一致することになり、結果として再生端末のユーザによる非静止コンテンツの視聴時間に相当する再生時間を特定することができる。
これらのコンテンツが広告情報である場合、インプレッションベースでの課金に比べても一層精緻化した指標として用いることができるほか、閲覧者(視聴者)が長時間閲覧したのか、それとも興味を示さずスクロールアウトさせたのかが如実に記録として残ることになる。そのため広告素材の評価にも用いることが可能となる。加えて当該広告表示が所定のネットワークサービス内のものである場合、閲覧者(視聴者)のプロフィールと紐付けることが可能となり、より精緻な需要者動向として出稿者に対しフィードバックすることが可能となる。
なお本発明において、「コンテンツ」は視認可能であればその種別を問わず、テキスト、画像、写真、映像、3D効果を伴う画像/映像であってよい。「所定のブラウザ」は、JavaScript(登録商標)、VBScriptなどを実装することで動的なウェブサイトの構築が可能となるブラウザであれば使用する端末に応じたものを適宜選択することが可能である。
また「検知対象オブジェクト」は、これが実際の視認可否を問わず、画像データである場合、もっぱら本来の検知対象であるコンテンツが表示される領域の近傍に配することができる。これはコンテンツの容量が大きい場合のロード負荷がかかるタイミングと該コンテンツが動画ないし音声の再生を伴う場合の端末処理負荷がかかるタイミング、及び当該コンテンツが閲覧(再生)されていることを端末外のサーバで記録するための通信負荷とを分散させることが可能な構成であり、当該コンテンツが閲覧(再生)されている状態の検知を、検知対象オブジェクトが表示装置のフレーム内に位置することをトリガとして発せられる当該オブジェクト情報のロード要求により代替させるものである。これにより、Webページの閲覧要求と同時、又はそれ以降の任意のトリガに基づきコンテンツのダウンロードを先行して行いつつ、当該コンテンツの再生時には再生状況の確認を検知対象オブジェクトのロード要求に受け持たせることができ、通信負荷及び端末負荷の軽減を図ることができる。そうした観点において、検知対象オブジェクトが画像である場合、閲覧者がそこに当該画像が存在することを実質的に視認することができなくともよく、例えば1×1pixelの微小な画像領域でも良く、かつ視認することができないよう背景色と同色、或いは透明(透過性100%)の画像としてもよい。もっとも、逆に動画再生中を示すようなアイコンを表示することにより閲覧者(視聴者)に認識可能な表示とすることもできる。
「近傍」の配置場所は任意に設定することができ、コンテンツの上端ないし下端でも良い。なおコンテンツが動画であり、縦スクロールにおいて所定割合(例えば表示領域の2分の1)がフレーム内に含まれた場合に再生を行うものとした場合、表示領域の側辺中点に検知対象オブジェクトを配置することにより、コンテンツ表示時間(ここでは動画再生時間)の適切な検知が可能となる。更に、検知対象オブジェクトは単一である必要はなく、例えば動画の再生条件を表示領域の所定割合が含まれたか否かを検知対象オブジェクトの検知点数に応じて認識する(例えば頂点も含め4等分した5点の検知対象オブジェクトが配されているとき、4点が検知されれば表示領域中75%がフレーム内に含まれているものとして認識する)ようにしてもよい。
更には、「検知対象オブジェクト」を、コンテンツがWebページ上で表示される位置情報を持ったhtmlタグ、例えば<div>タグや<span>タグによって指定される座標位置情報とすることも可能である。この場合、検知対象履歴を送受信するサーバをコンテンツサーバと別ノードとして構成する必然性はなく、コンテンツそれ自体と同一のノードにおいて当該コンテンツとともに送受信されるようにすることも可能である。そして上記htmlタグが保有する座標情報に基づいて、コンテンツが表示フレーム内に表示されているかを判別し、表示されている場合にはコンテンツサーバに対してhttpリクエストを送信し、そのログが継続的に記録されることをもってコンテンツが表示されていることの検知が可能となる。
もっとも現実のサービス提供を考慮した場合、コンテンツの配信主体とコンテンツ表示状況の検知主体とが一致しない場面もあり得る。その場合、検知対象オブジェクトに関する配信サーバを別ノードとして構成したように、端末からhttpリクエストが送信されログが記録されるサーバはコンテンツサーバと別途のものとして構成されていても良い。
要はコンテンツが表示されている場合に送信されるリクエストの送信先はコンテンツサーバでも良く、別途のノードであっても良いが、(1)検知対象オブジェクトが画像データ或いはこれに類するものである場合、表示フレーム内にあること、(2)検知対象オブジェクトが位置検知の対象となるhtmlタグによって示される座標情報(すなわち表示位置情報)である場合、当該座標が表示フレーム内にあること、に基づくリクエストの端末からの送信が、端末のブラウザ上で機能するよう構成されていればよい。
「フレーム内表示状態でなくなる」とは、画面のスクロールにより検知対象オブジェクトが表示フレームから外れるだけでなく、ブラウザバック(「戻る」の操作)、リンクのクリック、タブの切り替えなど、ユーザアクションに起因して生じる表示状態の変化に基づいて検知対象オブジェクトが表示フレーム内に表示されなくなる状態、更には、ブラウザのクラッシュ、端末のバッテリー切れ、その他ユーザのアクションに起因しない表示状態の変化により検知対象オブジェクトが表示されなくなることをも含む。「継続的に検知」とは、端末が備えるタイマ機能に基づいて定期的、例えば1秒ごとに検知するか否かを判定することを意味する。
「スクロール操作」とは、ユーザによる画面の表示領域を遷移する操作であり、スマートフォンやタブレット等の場合多くはタッチパネルをスライドすることで実現されるが、これに限らず入力ボタン(十字キー)やスクロールダイヤルなどの入力デバイスを介するものであってもよい。
「広告情報」とは、Webページ中の表示領域として媒体主が出稿者に対して提供した領域上で閲覧者に対して提示される情報をいい、その形式はテキストであると静止画であると動画であるとを問わない。また各情報に音声情報が付加されていてもよい。
なお本発明は、Webページ内のコンテンツの表示時間検知のみに適用範囲がとどまるものではない。例えば仮想の表示画面すなわち視覚情報が端末の表示フレーム内に収まらない大きさでありスクロール等の操作を伴うことで表示箇所の切り替えを行うことを前提としているアプリケーションにおいて、仮想表示画面中に埋め込まれている所定のコンテンツが表示されたことを、当該コンテンツ近傍にオブジェクト表示領域が配されており、当該オブジェクト表示領域がフレーム内にて表示されていることを条件として定期的かつ継続的にオブジェクトロード要求信号が発信され、そのログがオブジェクト配信サーバにおいて記録されることをもってコンテンツの表示時間を検知する、という構成にも適用可能である。
つまり、本発明に係る検知対象オブジェクトのロード要求(例えば、図8の丸数字2「画像ロード要求」,図13の丸数字2「リクエスト情報」など)の送信が、所定のアプリケーションの実行に依存していることが条件となっていることにより、検知対象オブジェクトが表示されなくなる状態(つまり、非静止コンテンツが視認可能でなくなる状態)としてユーザのスクロール操作だけでなく当該アプリケーションの非アクティブ化をも把握できる。
また操作者による画面遷移の典型的な操作としては画面のスクロールが考えられるが、スクロールに限られず、例えばピンチアウトすることにより検知対象オブジェクトの表示領域がフレームインした場合にも同様に機能させることもできる。
本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムの概要を示すネットワーク構成図である。 本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知装置が実現される端末10の機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムを構成する広告サーバ20の機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムを構成するオブジェクト配信サーバ30の機能ブロック図である。 本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムを構成するWebサーバ40の機能ブロック図である。 Webページと表示装置のフレームとの関係を示すイメージ図である。 端末においてコンテンツが表示される状態を検知する状況を示すイメージ図であり、オブジェクト表示領域OAが表示フレームVF内に入る直前の状態を示す図である。 端末においてコンテンツが表示される状態を検知する状況を示すイメージ図であり、オブジェクト表示領域OAが表示フレームVF内に入っている状態を示す図である。 端末においてコンテンツが表示される状態を検知する状況を示すイメージ図であり、オブジェクト表示領域OAが表示フレームVF外に移動した状態を示す図である。 端末10とオブジェクト配信サーバ30との送受信の流れを示す概念図である。 本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知装置が実現される端末10において、コンテンツが表示されていることが検知される一連の流れを示すフローチャートである。 オブジェクト配信サーバ30において、端末10におけるコンテンツ表示時間が記録される一連の流れを示すフローチャートである。 本発明の第二の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムの概要を示すネットワーク構成図である。 本発明の第二の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムを構成する広告サーバ20の機能ブロック図である。 端末10と広告サーバ20(オブジェクト配信サーバ30)との送受信の流れを示す概念図である。 本発明の第二の実施例に係るコンテンツ表示時間検知装置が実現される端末10において、コンテンツが表示されていることが検知される一連の流れを示すフローチャートである。
以下、図を参照しつつ、本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムについて説明する。図1は、本発明の第一の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムの概要を示すネットワーク構成図である。コンテンツ表示時間検知システムを構成する端末10は、図2にて説明する機能を有するものであれば、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータなど種別を問わない。ここではこれら異なる種別のものも総称して端末10という。端末10は、広告サーバ20、オブジェクト配信サーバ30、Webサーバ40のそれぞれと、ネットワーク50を介して情報の送受信を行う。また各サーバ間においても所定の情報の授受を行う。この情報の授受には、例えばオブジェクト配信サーバ30に蓄積された、所定の広告コンテンツに関する視聴時間のログをバッチ処理で、或いは逐次処理で転送する処理が含まれる。なお端末装置の種別によっては基地局、携帯キャリアに応じたゲートウェイなどのネットワーク機器を介することが必要となるが、これらはネットワーク50に包含されているものとして説明する。
図2は、本発明の一実施例に係るコンテンツ表示時間検知装置が実現される端末10の機能ブロック図である。端末10は、本発明にかかるコンテンツ表示時間検知に関する制御や画面表示の制御を含む端末の動作制御を行うCPU11、アプリケーションデータ等を一時的に展開するメモリ12、ダウンロードされたアプリケーションプログラムや配信されたコンテンツ、その他の情報を保存する記憶部13、ネットワーク50を介して他のノードとの接続制御を行う送受信部14、ダウンロードしたWebページ等を表示するスクリーンである表示部15、キーボードやテンキー、前記スクリーン上に配されたタッチパネルなど、操作者による端末操作のための能動的な入力操作を行うための入力デバイス16を備える。その他図示しないが、音声出力のためのスピーカ、或いは入力デバイス16に対する能動的な操作以外の情報(周囲の照度や与えられた加速度)を認識するセンサを備えていても良い。CPU11と他の各要素とはバスを通じて電気的に接続されている。
図3は、広告サーバ20の機能を示すブロックにて図示した機能構成図である。広告サーバ20の機能は、広告出稿者や広告コンテンツ、出稿対象である媒体に関するマスタ情報、及び個々の広告コンテンツが表示要求された記録や実際に閲覧された記録であるトランザクション情報を記録するDB群210と、外部からの入力情報に基づき適宜演算処理する処理部220とに大別される。
DB群210は、広告主である出稿者の属性情報、出稿履歴等を記録する出稿者DB211と、広告を出稿する対象であるWebページに関する情報を記録する媒体DB212と、現実に要求に基づいて端末10に配信される広告コンテンツ情報、及び当該広告コンテンツに関する属性情報を記録するコンテンツDB213と、コンテンツの表示要求がなされた履歴を記録する表示要求DB214と、各コンテンツが視聴された履歴を記録する視聴履歴DB215とを含んでいる。閲覧履歴情報は、後述するオブジェクト配信サーバ30から配信される検知対象画像のロードリクエスト回数に基づいて検知される表示時間がコンテンツ毎に記録される。
処理部220は、DB群に記録される各種入力情報の適正性を判別し処理する入力情報処理部221と、コンテンツ表示領域CAを有するWebページWPにアクセスした端末10からの、対応するコンテンツの配信要求の適正性を認証し処理する認証部222、配信要求に応じた適切なコンテンツの配信制御を行う配信制御部223とを含んでいる。広告サーバ20と外部との情報の授受は、インターフェース224において端末10の種別に応じて最適化が行われる。
図4は、オブジェクト配信サーバ30の機能を示すブロックにて図示した機能構成図である。オブジェクト配信サーバ30から配信されるオブジェクトは、典型的には画像データであるがそれ自体は閲覧者が視認するためのものではなく、後述の通り当該オブジェクトの配信要求をログとして記録することをもって広告コンテンツが実際に視聴された時間を検知するための、いわばダミーとしての画像を配信するものである。その意味において検知対象オブジェクトは視認できないような大きさ、例えば1×1ピクセルのもの、更には透明な画像であってよい。更には厳密には画像の範疇には含まれないが、htmlタグとして、ひとかたまりの範囲として定義するブロック要素である<div>やインライン要素である<span>を用いても良い。
すなわち、検知対象オブジェクトが画像である場合、その画像の要素自体に情報伝達における有意性はなくてもよく、ただ検知対象オブジェクトのロードリクエストがあった旨のログを記録する機能を有している必要がある。そこでオブジェクト配信サーバ30は、配信要求ログ記憶部310を備えている。配信要求ログには、配信を要求した端末10のユーザID、配信要求の日時、及び配信要求されるオブジェクトが紐付けられている広告の広告IDが含まれており(図示しない)、配信要求ログ記憶部310はこれを格納する。格納の形式はテキストであって良い。なお本実施例では、検知対象オブジェクトが画像である場合について以下説明する。
処理部320は、広告サーバ20におけるのと同様、DB群に記録される各種入力情報の適正性を判別し処理する入力情報処理部321と、オブジェクト表示領域OAがフレームインした端末10からの配信要求の適正性を認証し処理する認証部322、配信要求に応じた画像の配信制御を行う配信制御部323とを含んでいる。オブジェクト配信サーバ30と外部との情報の授受もまた、インターフェース324において端末10の種別に応じて最適化が行われる。
図5は、Webサーバ40の機能を示すブロック図にて図示した機能構成図である。DB群410の各DBにおいては、端末10からの要求に応じて配信されるWebページに関する情報がWebページDB411に、表示要求の履歴記録が表示要求DB412に、閲覧記録が閲覧履歴DB413に、それぞれ格納される。また上記各サーバにおけるのと同様、処理部420は外部からの入力情報を処理する入力処理部421、Web閲覧要求の正当性を認証する認証部422、要求に応じたWebページの配信を制御する配信制御部423と、これらの処理対象となる入出力情報を端末10に応じて適合化するインターフェース424とを有する。
次に、図6から図10を用いて、コンテンツが現実に表示されている時間を検知する際のスクリーン上の表示とWebページとの関係、及び端末10とオブジェクト配信サーバ30との情報の授受につき説明する。
図6は、Webページと表示装置のフレームとの関係を示すイメージ図であり、図7は、端末においてコンテンツが表示される状態を検知する状況を示すイメージ図であり、図8は、端末10とオブジェクト配信サーバ30との送受信の流れを示す概念図である。また図9は本発明に係るコンテンツ表示時間検知装置が実現される端末10において、コンテンツが表示されていることが検知される一連の流れを示すフローチャートであり、図10は端末からの検知対象画像ロード要求を受けたオブジェクト配信サーバ30における処理の流れを示すフローチャートである。
以下他の図も参照しつつ、図9のフローを順に説明する。端末10はネットワーク50を介して、Webサーバ40にアクセスし、コンテンツ表示領域CA及び検知対象オブジェクト表示領域OAに関する情報を含むWebページWPの情報を要求する(ステップS901)。Webサーバ40は要求されたWebページに関する情報を配信する。配信されたWebページに関する情報には、ページ上に埋め込まれるコンテンツの表示位置情報が含まれている。要求した端末10がWebページの情報を受信すると(ステップS902:Yes)、端末10は当該コンテンツ情報の配信要求を広告サーバ20に対して行う(ステップS903)。
またWebページ情報には、後述する検知対象画像がフレーム内に表示されているか否かを検知するアプリケーション(プログラム)が含まれており、Webページのロードとともに端末10にロードされメモリ12に展開される。アプリケーションは任意の言語により表現可能だが、典型的にはJavaScript(登録商標)によりHTML内にて記述される。Webページは端末10に予めインストールされているブラウザ上で表示されることから、このアプリケーションもブラウザがアクティブであることが機能する条件となる。このアプリケーションとCPU11、メモリ12とが協働することにより、コンテンツ表示時間検知装置が実現される。
ここで端末10の表示部15と取得したWebページWPとの関係について説明する。取得したWebページ情報はメモリ12上に展開される。図6に示すように、通常Webページのメモリ上の情報は表示フレームVF内に入りきらない長さで展開されている。初期状態、つまり初めて当該Webページがロードされた状態においては、表示フレームVFは通常ページトップに配され、表示部15にはWebページの最上部が表示されることになる。端末10のユーザは、画面を下にスクロールする操作(タッチパネルであれば画面上方向にスライドする操作、十字キーであれば下方向ボタンの押下など)を行うことにより、更に下部のWebページを見ることができる。スクロール操作は端末10の種別に応じた入力デバイス16を介して行うことになる。タブレット端末やスマートフォンの場合、画面上に配されたタッチパネルのスライド操作により画面を容易にスクロールさせることができる。
図9に戻り、端末10は検知対象画像が表示フレームVF内に入ったか否かを検知する(ステップS904)。図7Aは、端末の画面スクロールが行われ、検知対象画像領域OAがフレームインする直前の状態である。これが図7Bに示すようにフレームインすると(ステップS904:Yes)、端末10は送受信部14からネットワーク50を介してオブジェクト配信サーバ30に対し検知対象画像情報を要求する(ステップS905)。
図10は、端末10からのロード要求を受信したオブジェクト配信サーバ30における処理の流れを示している。端末10からのロード要求を受信すると(ステップS1001:Yes)、オブジェクト配信サーバ30の認証部322による適正性の認証を経た上で対応する画像が呼出される(ステップS1002)。併せて表示要求DB313に第1回目の表示要求がなされた旨が記録されるとともに配信要求履歴DBにログ情報が格納される(ステップS1003)。その後、配信制御部323による制御を受けて要求した端末10に対して画像配信を行う(ステップS1004)。
このように、画像配信要求がなされたことを記録することで、配信要求ログの形で、検知対象画像が近傍に配されたコンテンツが端末表示部15内に表示されたことを検知する。このコンテンツは、テキストであってもよく、また静止画であっても良いが、とりわけ動画である場合、その視聴時間を把握するのに有効である。
すなわち、Webページ内に埋め込まれた動画については、その情報は上記で説明したように先にダウンロードが要求され、広告サーバ20側にはダウンロードの履歴は残るが現実にどれだけ視聴されたかは残らない。しかし映像コンテンツの表示領域に添付する形で検知対象画像が配置されており、この表示について検知する構成をとることにより、そのコンテンツが端末画面上に表示されたことの検知が可能となる。
加えて、図9における以下のステップにより継続的に検知することにより、端末からの発信に端を発する形で動画の視聴時間を把握することが可能となる。すなわち、一旦検知対象画像情報を要求(ステップS905)した後、所定期間(ここでは1秒とするが、より精緻に情報を取得したければより短いサイクルで設定可能であるし、その逆も可である)の経過を待ち(ステップS906:Yes)、ブラウザがアクティブか否かの判定(ステップS907)を行う。更にはブラウザが複数のタブを展開可能な場合、当該Webページを表示しているタブがアクティブか否かの判定(ステップS908)を行う。その上で、再び検知対象画像OAが表示フレームVF内にあるかを判定する(ステップS909)。いずれもYesである場合、再び端末10はオブジェクト配信サーバ30に対して検知対象画像情報の要求を行う(ステップS905)。この画像情報の要求に基づき、図10に示すようなオブジェクト配信サーバ30側のフロー記載の処理が行われ、ログ情報が配信要求履歴DB314に格納される。
つまり、端末がアクティブであることを前提に、ブラウザがアクティブであり(具体的には他のアプリケーションによる画面表示占拠が行われていないこと)、対応するタブがアクティブであり、検知対象画像がフレーム内に入っていることが検知される間、定期的かつ継続的に行われる画像ロード要求によりオブジェクト配信サーバ30においてその定期的かつ継続的な配信要求がログとして記録される。図8に示すように、フレームインを検知している間定期的かつ継続的に送信される画像ロード要求がログとしてオブジェクト配信サーバに格納される。すなわちこれがコンテンツの閲覧時間として認識される。またコンテンツが動画であり、フレームインと共に再生されフレームアウトと共に停止ないし一時停止される場合、当該動画の視聴時間として認識される。なおこうして得られた閲覧回数(表示要求DB313に格納)及び閲覧秒数(配信要求履歴DB314に格納)された情報を、バッチ処理等で広告サーバ20の表示要求DB214及び視聴履歴DB215と統合してもよい。これにより、コンテンツが動画コンテンツである場合、その実際に視聴された時間や、或いはダウンロードされた回数と再生された差分の回数等から、より適切な広告配信の方法について検討することが可能となる。
なお、図7Cに示すように、検知対象画像OAがフレーム外に移行した場合、対応する広告のリロード、すなわちコンテンツをタップすることによる動画ソフト等の起動などが行われていなければ、コンテンツ表示状態の検知は一旦停止し、再び検知対象画像のフレームインを待機する(ステップS904)。
以上述べた実施例においては、所定のブラウザにより閲覧可能なWebページ中の所定のコンテンツ、特に動画コンテンツについての表示(視聴)時間を検知するための構成について述べた。しかし本発明はWebページ内のコンテンツの表示時間検知のみに適用範囲がとどまるものではない。例えば仮想の表示画面が端末の表示フレーム内に収まらない大きさでありスクロール等の操作を伴うことで表示箇所の切り替えを行うことを前提としているアプリケーションにおいて、仮想表示画面中に埋め込まれている所定のコンテンツが表示されたことを、当該コンテンツ近傍にオブジェクト表示領域が配されており、当該オブジェクト表示領域がフレーム内にて表示されていることを条件として定期的かつ継続的に画像ロード要求信号が発信され、そのログがオブジェクト配信サーバにおいて記録されることをもってコンテンツの表示時間を検知する、という構成にも適用可能である。
つまり、本発明に係る検知対象画像の画像ロード要求が、所定のアプリケーションの実行に依存していることが条件となっていることにより、検知対象画像が表示されなくなる状態としてユーザのスクロール操作だけでなく当該アプリケーションの非アクティブ化をも把握できる。
また上記実施例では、操作者の典型的な操作として画面のスクロールが行われた場合について説明したが、スクロールに限られず、例えばピンチアウトすることにより検知対象画像の表示領域がフレームインした場合にも同様に機能させることができる。
次に、本発明の第二の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムにつき、図を参照しつつ説明する。なお同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図11は、本発明の第二の実施例に係るコンテンツ表示時間検知システムの概要を示すネットワーク構成図である。第一の実施例と異なる点は、オブジェクト配信サーバ30が独立したノードでなく、広告サーバ20と同一であるという点である。
図12に示すように、本実施例においては、DB・ストレージ群210’を構成するDB、記憶部として出稿者DB211、媒体DB212、コンテンツDB213、表示要求DB214、視聴履歴DB215、リクエストログ記憶部216が備えられている。リクエスト記憶部216には、図13で示したステップを経て端末からのリクエスト情報を含むログ情報が格納される。
ここで、コンテンツ表示位置及び表示領域が下記のように定義されている。
<div id=”target_element”></div>
div#target_element
{
position: absolute;

left: 15px;
top : 2000px; (表示位置情報)

width: 400px;
height: 100px; (表示領域情報)
}
この場合、上記表示位置情報で示される、表示領域の開始位置を示す座標(left:15px; top:2000px)が表示フレーム内に入った状態を検知すると、端末からは当該端末のユーザID、当該コンテンツ表示領域に表示されるコンテンツIDを含むリクエスト情報が広告サーバ20に対し送信される。広告サーバ20は、当該リクエスト情報をログとしてリクエストログ記憶部216に格納する。このリクエスト情報は当該座標が表示フレームVF内に含まれている間は継続的に送信され、リクエストログ記憶部216には逐次ログ情報が格納されていく。
なお、このリクエスト情報に対し、広告サーバ20から端末10に対しては何らかの情報が送信されることは必須ではなく、本実施例においては端末10にはリクエストに対する情報の送信がなされないパターンを示している。この場合、例えば正常にリクエストを受け付けたことを示すステータスコード(http://200等)を返すだけでも良い。これは検知対象オブジェクトが画像であるか、或いは表示位置情報で示される座標であるかにかかわらず同様である。但し上述のように、実際にユーザに対し画像情報を表示する構成とする場合には当然ロード要求に応答した画像データの送信が必要となる。
また、上記では座標位置を絶対位置(absolute)で定義する例を示したが、これに限られることは無く、例えば対象となるページの読み込みの都度フレーム位置を計算し、相対的(relative)に座標を決定する形であっても良い。
図14は、端末10において、コンテンツが表示されていることが検知される一連の流れを示すフローチャートである。検知対象が画像ではなくタグによって示される座標のフレームインの有無であるという点、及び当該トリガに基づいて送信されるのが画像要求情報ではない点の他は図9において示した第一の実施例におけるフローと大きく異なるところはない。すなわち、座標情報の検知も、端末がアクティブであること、座標を検知する前提としてのブラウザがアクティブであること、当該座標が位置するWebページが表示されるタブがアクティブであることが前提となっており、これらについて定期的に逐次判断がなされたうえで継続的定期的にリクエスト情報が広告サーバ20に送信される(ステップS1304ないしステップS1309)。
以上、Webブラウザ上で再生される動画に関する実施例を示した。この他に、所定のアプリケーション内で再生される動画であっても同様の構成をとることでその動画の表示時間を検知することが可能である。すなわち当該所定のアプリケーションが定期的かつ継続的にリクエストを発信する実装であり、検知対象となるコンテンツの情報を動的に与えることにより、実際に当該所定のアプリケーション内の当該コンテンツが端末画面上で表示されていることを端末ベースで継続的に検知し、その記録をサーバにて蓄積することが可能である。
本発明により、広告コンテンツ、とりわけ動画広告コンテンツが実際にどれだけの時間視聴されたのかを、端末から発信される信号に基づいてサーバ側で把握することが可能となった。特に、画面のスクロールやブラウザバック(「戻る」の操作)、リンクのクリック、タブの切り替えなど、ユーザアクションに起因して生じる表示状態の変化だけでなく、ブラウザのクラッシュ、端末のバッテリー切れ、その他ユーザのアクションに起因しない表示状態の変化であっても、能動的に画像配信要求がなされない、すなわち表示検知がなされないこととなり、動画広告コンテンツの広告効果についてより精緻に計測することが可能となる。
特に、近時表示フレームに入ることにより自動的に再生開始する動画コンテンツの埋め込みがみられるところ、これと本発明に係る表示時間検知システムとを併せることにより、当該動画コンテンツが実際に再生されて視聴された時間を把握することが可能となり、プロモーション活動の幅が広がる。
もちろん、コンテンツは動画に限られるものではなく、また広告にかぎられるものでもないことはいうまでもない。例えばじっくりと鑑賞することが求められる絵画や書画なども昨今はデジタル化されて鑑賞されることも増えているが、こうした絵画や書画の閲覧画面への滞在時間を適切に把握することが可能となる。なお上記実施例は飽くまで一の実施形態にとどまり、本発明の趣旨を損なわない限りにおいて適宜改変が可能である。
1 コンテンツ表示時間検知システム
10 端末(コンテンツ表示時間検知装置)
11 CPU
12 メモリ
13 記憶部
14 送受信部
15 表示部
16 入力デバイス
20 広告サーバ(コンテンツサーバ)
30 オブジェクト配信サーバ
310 リクエストログ記憶部
313 表示要求DB
314 配信要求履歴DB
320 (オブジェクト配信サーバの)処理部
321 入力情報処理部
322 認証部
323 配信制御部
40 Webサーバ
50 ネットワーク
OA オブジェクト表示領域
VF 表示フレーム
CA コンテンツ表示領域
WP Webページ

Claims (4)

  1. コンテンツのダウンロード後において、コンテンツに関連付けられたオブジェクトが再生端末の表示フレーム内にある間、前記オブジェクトのロード要求を送信する再生端末と、
    前記ロード要求の取得履歴を用いて前記再生端末における該コンテンツの再生時間を特定する処理装置と、
    を含む再生情報処理システム。
  2. 前記再生端末は、前記コンテンツに関連付けられた複数のオブジェクトのうち少なくとも一部が前記表示フレーム内にある間に前記ロード要求を送信する、
    請求項1に記載の再生情報処理システム。
  3. コンテンツのダウンロード後において、コンテンツに関連付けられたオブジェクトが再生端末の表示フレーム内にある間、前記オブジェクトのロード要求を送信する再生端末から該ロード要求を取得する取得工程と、
    前記ロード要求の取得履歴を用いて前記再生端末における該コンテンツの再生時間を特定する特定工程と、
    を含む、再生時間情報処理方法。
  4. コンテンツのダウンロード後において、コンテンツに関連付けられたオブジェクトが再生端末の表示フレーム内にある間、前記オブジェクトのロード要求を送信し、前記ロード要求に基づいて、前記コンテンツの再生時間が特定される、再生端末。

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