JP2020012024A - 酸素硬化性シリコーン組成物およびその硬化物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用時に加熱やUV照射を必要とせず、大気中の酸素を反応の引き金とし、室温で硬化する酸素硬化性シリコーン組成物を提供すること。【解決手段】 (A)アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基から選ばれる基を1分子中に少なくとも1個有し、かつ、Si−OH基を含むオルガノポリシロキサン、(B)下式(2)で示されるオルガノボラン錯体(式中、R3は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の一価炭化水素基を表し、R4およびR5は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基であるが、R4とR5とが結合して2価の連結基を形成していてもよい。)を含む酸素硬化性シリコーン組成物。【選択図】 なし

Description

本発明は、酸素硬化性シリコーン組成物およびその硬化物に関する。
シリコーンゴムは、耐熱性・耐寒性・電気絶縁性に優れ、電気・電子、自動車、建築など各産業に幅広く利用されている。
このシリコーンゴムを与える硬化性組成物としては、1液型・2液型の2種類の組成物が知られている(特許文献1,2参照)が、付加硬化型の組成物では使用時の加熱が必要であるし、UV硬化性組成物(特許文献3参照)は常温での使用が可能であるものの、UV照射の設備導入が必要である。
近年、製造プロセスの省エネルギー化が求められるとともに、室温硬化性と機械的特性を併せ持つ材料の開発が強く望まれていた。
特許第2849027号公報 特開2010−163478号公報 特開平7−216232号公報 特開2010−280891号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、使用時に加熱やUV照射を必要とせず、大気中の酸素を反応の引き金とし、室温で硬化する酸素硬化性シリコーン組成物およびその硬化物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、アクリロイルオキシアルキル基等の反応性二重結合とSiOHとを有するオルガノポリシロキサンと、所定のオルガノボラン錯体とを含む組成物が、大気中の酸素を反応の引き金として重合反応が進行するため、使用時に加熱やUV照射を必要としなくとも室温で硬化物を与えることを見出し、本発明を完成した。
なお、室温で重合が可能な組成物として、アルキルボラン−アミン錯体を触媒として用いたものが提案されているが(特許文献4参照)、本発明で用いるオルガノボラン錯体については開示されていない。
すなわち、本発明は、
1. (A)アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基から選ばれる基を1分子中に少なくとも1個有し、かつ、Si−OH基を含むオルガノポリシロキサン:100質量部、および
(B)下式(2)で示されるオルガノボラン錯体:0.01〜20質量部
Figure 2020012024
(式中、R3は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の一価炭化水素基を表し、R4およびR5は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を表すが、R4とR5とが結合して2価の連結基を形成していてもよい。)
を含むことを特徴とする酸素硬化性シリコーン組成物、
2. 前記(A)成分が、下式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを含む1の酸素硬化性シリコーン組成物、
Figure 2020012024
(式中、R1は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数6〜10のアリール基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表すが、1分子中にアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基より選ばれる基を少なくとも1個有し、R2は、それぞれ独立して、酸素原子、炭素原子数1〜10のアルキレン基または炭素原子数6〜10のアリーレン基を表し、mおよびnは、1≦m+n≦1,000を満たす数を表す。)
3. 前記(A)成分のオルガノポリシロキサンが、100gあたりSi−OH基を0.001mol以上含む1または2の酸素硬化性シリコーン組成物、
4. (C)充填剤を(A)成分100質量部に対して1〜1,000質量部含有する1〜3のいずれかの酸素硬化性シリコーン組成物、
5. (D)シロキサン構造を有しないアクリレート化合物およびシロキサン構造を有しないメタアクリレート化合物から選ばれる一種以上を、(A)成分100質量部に対して1〜1,000質量部含有する1〜4のいずれかの酸素硬化性シリコーン組成物、
6. 1〜5のいずれかの酸素硬化性シリコーン組成物の硬化物
を提供する。
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物は、室温において硬化性を有する上、硬化の際に加熱工程やUV照射工程を必要としないため、硬化プロセスの短時間化や省エネルギー化が可能であり、加熱設備およびUV照射設備の導入を必要としない。
このような特性を有する本発明の酸素硬化型シリコーン組成物は、特に、接着剤等の用途に好適である。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に係る酸素硬化性シリコーン組成物は、下記(A)および(B)成分を必須成分として含むものである。
[1](A)成分
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物における(A)成分は、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基およびメタクリロイルオキシアルキル基より選ばれる基を1分子中に少なくとも1個有し、かつSi−OH基を含むオルガノポリシロキサンであるが、好ましくは、下記式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを含むものが好ましい。
オルガノポリシロキサンが有するSi−OH基量は、特に限定されるものではないが、オルガノポリシロキサン100gあたりSi−OH基が0.001mol以上含まれることが好ましく、0.01mol以上含まれることがより好ましい。
Figure 2020012024
式(1)において、R1は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数6〜10のアリール基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表すが、1分子中にアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基より選ばれる基を少なくとも1個有し、R2は、それぞれ独立して、酸素原子、炭素原子数1〜10のアルキレン基または炭素原子数6〜10のアリーレン基を表し、mおよびnは、1≦m+n≦1,000を満たす数を表す。
上記R1の炭素原子数1〜10のアルキル基は、直鎖、分岐、環状のいずれでもよく、その具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル基等が挙げられる。
炭素原子数2〜10のアルケニル基は、直鎖、分岐、環状のいずれでもよく、その具体例としては、ビニル、アリル(2−プロペニル)、1−ブテニル、1−オクテニル基等が挙げられる。
炭素原子数6〜10のアリール基の具体例としては、フェニル、ナフチル基等が挙げられる。
なお、これらの基の水素原子の一部または全部はハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、フッ素原子)で置換されていてもよい。
中でも、合成のし易さとコストの面から、R1の全数の90モル%以上がメチル基またはフェニル基であることが好ましい。
また、R1のうち少なくとも1個は、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基より選ばれる重合性基である。
このアクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、メタクリロイルオキシアルキルオキシ基におけるアルキル(アルキレン)基としては、特に限定されるものではないが、メチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン等の炭素原子数1〜10のアルキレンが好ましく、炭素原子数1〜5のアルキレンがより好ましく、エチレンまたはトリメチレンがより一層好ましい。
これらの重合性基は、オルガノポリシロキサンの分子鎖の末端、途中のいずれに存在してもよいが、得られる硬化物の柔軟性の面では末端にのみ存在することが好ましく、両末端に存在することがより好ましい。
上記R2の炭素原子数1〜10のアルキレン基は、直鎖、分岐、環状のいずれでもよく、その具体例としては、メチレン、エチレン、トリメチレン、ヘキサメチレン、シクロヘキシレン、オクタメチレン基等が挙げられる。
炭素原子数6〜10のアリーレン基の具体例としては、1,2−フェニレン、1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、ナフチレン基等が挙げられる。
中でも、R2としては、酸素原子、エチレン基、トリメチレン基、1,4−フェニレン基が好ましく、酸素原子がより好ましい。
上記mおよびnは、いずれも0以上で、1≦m+n≦1,000を満たす数であるが、好ましくは1≦m+n≦100、より好ましくは20≦m+n≦100を満たす数である。
m+nが1より小さいとオルガノポリシロキサンが揮発し易く、m+nが1,000より大きいと組成物の粘度が高くなり、取り扱い性に劣る。
なお、(A)成分のオルガノポリシロキサンは、1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、(A)成分のオルガノポリシロキサンは、公知の方法で製造することができ、例えば、末端にビニル基を有するオルガノポリシロキサンに、重合性基とヒドロシリル基を1分子中に併せ持つ化合物を白金触媒により結合させることで得られる。
[2](B)成分
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物における(B)成分は、下式(2)で示されるオルガノボラン錯体であり、酸素の存在下で重合開始剤となる活性ラジカル種を発生させる。
Figure 2020012024
式(2)において、R3は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の一価炭化水素基を表し、R4およびR5は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を表すが、R4とR5とが結合して2価の連結基を形成していてもよい。
上記R3の炭素原子数1〜10の一価炭化水素基の具体例としては、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル基等の炭素原子数1〜10のアルキル基;ビニル、アリル(2−プロペニル)、1−ブテニル、1−オクテニル基等の炭素原子数2〜10のアルケニル基;フェニル、ナフチル基等の炭素原子数6〜10のアリール基などが挙げられる。
なお、これらの基の水素原子の一部または全部は、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、フッ素原子)で置換されていてもよい。
中でも、R3はアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基がより好ましく、酸素原子に結合するR3がメチル基で、ホウ素に結合するR3がエチル基の組み合わせがより一層好ましい。
4およびR5の炭素原子数1〜10の炭化水素基としては、上記R3で例示した一価炭化水素基と同様の基に加えて、R4とR5とが結合した2価の連結基(すなわち環状構造)が挙げられ、その具体例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、トリメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレン基等の炭素原子数1〜10の直鎖、分岐または環状のアルキレン基;フェニレン、ナフチレン基等の炭素原子数6〜10のアリーレン基などが挙げられる。
特に、R4とR5とが結合して形成される2価の連結基はアルキレン基が好ましく、R4、R5および酸素原子から形成される環状構造がテトラヒドロフラン(THF)環であることがより好ましい。
(B)成分の具体例としては、メトキシジエチルボランTHF錯体(MDEB)等が挙げられる。
(B)成分の添加量は、(A)成分100質量部に対して、0.01〜20質量部であるが、好ましくは0.05〜10質量部、より好ましくは、0.05〜5質量部である。0.01質量部未満であると硬化性が不足し、20質量部を超える添加量では、硬化速度の上昇により取り扱いが困難となったり、得られる硬化物の物性が低下したりするおそれがある。
[3](C)成分
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物には、硬化性を高め、かつ、硬化物の硬度を上げる目的で、さらに(C)成分として充填剤を添加してもよい。
このような充填剤としては、ヒュームドシリカ、沈降法シリカ、焼成シリカ等の微粉末状シリカ;ヒュームド酸化チタン等の補強性充填剤;粉砕石英、珪藻土、酸化鉄、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の非補強性充填剤;これらの充填剤をオルガノシラン、オルガノポリシロキサン等の有機ケイ素化合物で処理したものなどが挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも粒子径が50μm以下、比表面積が50m2/g以上の超微粉末のシリカがより好ましい。
(C)成分を用いる場合の配合量は、(A)成分100質量部に対して1〜1,000質量部が好ましく、より好ましくは5〜500質量部、より一層好ましくは10〜200質量部である。このような範囲であれば、組成物の取り扱い性および硬化物の硬度に優れる。
[4](D)成分
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物には、得られる硬化物の硬度を向上させる目的で、(D)成分として、シロキサン構造を有しない(メタ)アクリレート化合物を添加してもよい。
シロキサン構造を有しない単官能(メタ)アクリレート化合物の具体例としては、イソアミルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、エトキシ−ジエチレングリコールアクリレート、メトキシ−トリエチレングルコールアクリレート、2−エチルヘキシル−ジグルコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソボルニルアクリレート等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、イソボルニルアクリレートが好ましい。
シロキサン構造を有しない多官能(メタ)アクリレート化合物の具体例としては、トリエチレングルコールジアクリレート、ポリテトラメチレングルコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジメチロール−トリシクロデカンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等が挙げられ、これらは1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、ジメチロール−トリシクロデカンジアクリレートが好ましい。
(D)成分を用いる場合、これらの(メタ)アクリレート化合物の配合量は、(A)成分100質量部に対し、(D)成分の合計1〜1000質量部が好ましく、より好ましくは1〜100質量部である。このような範囲であれば、より硬度に優れた硬化物が得られる。
[5]その他の成分
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物は、上述した必須の(A),(B)成分、および任意の(C),(D)成分に加え、必要に応じてシランカップリング剤、重合禁止剤、酸化防止剤、光安定化剤等の添加剤を配合することができる。また、本発明の組成物は他の樹脂組成物と適宜混合して使用することもできる。
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物は、上記(A),(B)成分、並びに必要に応じて用いられる(C),(D)成分、その他の成分を、酸素の非存在下で混合し、撹拌等することで製造することができる。なお、任意の成分を2液に分割し、使用前に混合することもできる。
本発明の酸素硬化性シリコーン組成物は、酸素存在環境下にさらすことで、速やかに硬化する。酸素存在環境下としては、酸素が存在すれば特に限定されるものではないが、好ましくは大気下である。
反応時間は、例えば、本発明の酸素硬化性シリコーン組成物を2.0mm程度の厚みに成形したシートに対して、好ましくは30分以上であり、より好ましくは1時間以上である。
また、本発明の酸素硬化性シリコーン組成物からなる硬化物の硬度は、1以上90未満(TypeA)が好ましく、10以上85未満(TypeA)がより好ましい。なお、この値は、JIS−K6249に準じて測定した値である
以下、合成例、実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、下記の例で、組成物の粘度は回転粘度計を用いて測定した値である。Si−OH量は29Si−NMR測定により算出した。
[1](A)成分の合成
[合成例1]
3Lのフラスコに、1−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン520.96gおよび下記式(A’−0)で表されるオルガノポリシロキサン905.42g(Si−OH量0.021mol/100g)を入れ、100℃に加温し、そこにKarstedt触媒(塩化白金酸とsym−ジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体)0.30gを添加し、さらに100℃で3時間加熱した。
室温まで冷却し、下記式(A−1)の構造を有するオルガノポリシロキサンを得た。25℃における粘度は700mPa・sであり、Si−OH量は0.013mol/100gであった。
Figure 2020012024
Figure 2020012024
[合成例2]
1−(3−メタクリロイルオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンの添加量を260.48gに変更した以外は、合成例1と同様にして下記式(A−2)の構造を有するオルガノポリシロキサンを得た。25℃における粘度は900mPa・sであり、Si−OH量は0.016mol/100gであった。
Figure 2020012024
[2]シリコーン組成物およびその硬化物の製造
[実施例1〜4、比較例1〜4]
下記(A)〜(D)成分を、表1に示す配合量(質量部)にて混合し、シリコーン組成物を調製した。
(A)成分
(A’−0):合成例1で原料として用いられたオルガノポリシロキサン(Si−OH量0.021mol/100g)
(A−1):合成例1で得られたオルガノポリシロキサン
(A−2):合成例2で得られたオルガノポリシロキサン
(A’−3):下記式で示されるオルガノポリシロキサン(Si−OH量 0mol/100g)
Figure 2020012024
(A’−4):下記式で示されるオルガノポリシロキサン(Si−OH量 0mol/100g)
Figure 2020012024
(A’−5):下記式で示されるオルガノポリシロキサン(Si−OH量 0mol/100g)
Figure 2020012024
(B)成分
(B−1):メトキシジエチルボランTHF錯体(MDEB)(50%THF溶液、BASF社製)
(C)成分
(C−1):ヒュームドシリカ(比表面積300m2/g、表面トリメチルシリル化処理)
(D)成分
(D−1):イソボルニルアクリレート(共栄社化学(株)製、ライトアクリレートIB−XA)
Figure 2020012024
上記各実施例および比較例で作製したシリコーン組成物を、型に流した上にテフロン(登録商標)シートを載せ、大気下で25℃、1時間放置して厚さ2.0mmの硬化シートを得た。得られた硬化シートについて、JIS−K6249に準じてタイプAデュロメータによる硬度を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2020012024
表2に示されるように、実施例1〜4で調製した本発明の酸素硬化性シリコーン組成物は、室温で硬化するのに対し、Si−OHを含まない比較例1、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を有しないオルガノポリシロキサン(A’−4)、(A’−5)、(A’−0)を用いた比較例2〜4で調製したシリコーン組成物は室温で硬化しないことがわかる。

Claims (6)

  1. (A)アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基から選ばれる基を1分子中に少なくとも1個有し、かつ、Si−OH基を含むオルガノポリシロキサン:100質量部、および
    (B)下式(2)で表されるオルガノボラン錯体:0.01〜20質量部
    Figure 2020012024
    (式中、R3は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の一価炭化水素基を表し、R4およびR5は、それぞれ独立して炭素原子数1〜10の炭化水素基を表すが、R4とR5とが結合して2価の連結基を形成していてもよい。)
    を含むことを特徴とする酸素硬化性シリコーン組成物。
  2. 前記(A)成分が、下式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを含む請求項1記載の酸素硬化性シリコーン組成物。
    Figure 2020012024
    (式中、R1は、それぞれ独立して、炭素原子数1〜10のアルキル基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、炭素原子数6〜10のアリール基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、またはメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表すが、1分子中にアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基、アクリロイルオキシアルキルオキシ基、およびメタクリロイルオキシアルキルオキシ基より選ばれる基を少なくとも1個有し、R2は、それぞれ独立して、酸素原子、炭素原子数1〜10のアルキレン基または炭素原子数6〜10のアリーレン基を表し、mおよびnは、1≦m+n≦1,000を満たす数を表す。)
  3. 前記(A)成分のオルガノポリシロキサンが、100gあたりSi−OH基を0.001mol以上含む請求項1または2記載の酸素硬化性シリコーン組成物。
  4. (C)充填剤を(A)成分100質量部に対して1〜1,000質量部含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の酸素硬化性シリコーン組成物。
  5. (D)シロキサン構造を有しないアクリレート化合物およびシロキサン構造を有しないメタアクリレート化合物から選ばれる一種以上を、(A)成分100質量部に対して1〜1,000質量部含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の酸素硬化性シリコーン組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の酸素硬化性シリコーン組成物の硬化物。
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