JP2020011540A - 動力線保持構造 - Google Patents
動力線保持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020011540A JP2020011540A JP2018133188A JP2018133188A JP2020011540A JP 2020011540 A JP2020011540 A JP 2020011540A JP 2018133188 A JP2018133188 A JP 2018133188A JP 2018133188 A JP2018133188 A JP 2018133188A JP 2020011540 A JP2020011540 A JP 2020011540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power line
- grip portion
- bending
- bent
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K7/00—Disposition of motor in, or adjacent to, traction wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L15/00—Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
- B60L15/20—Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles for control of the vehicle or its driving motor to achieve a desired performance, e.g. speed, torque, programmed variation of speed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/30—Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G3/00—Resilient suspensions for a single wheel
- B60G3/18—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram
- B60G3/20—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram all arms being rigid
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Architecture (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】 簡易な手段により、動力線の屈曲時に動力線に作用する曲げ応力を緩和する。【解決手段】 電動車両の車両駆動装置が懸架部材により車体に対して変位可能に取り付けられ、車両駆動装置に接続された動力線9が懸架部材を介して車体との間で引き回され、動力線9を支持する固定部材11が車体あるいは懸架部材に取り付けられた動力線保持構造であって、固定部材11は、動力線9を挿通される把持部12と、把持部12を車体あるいは懸架部材に固定する固定部13とを備え、把持部12の動力線入口側および動力線出口側の少なくとも一方で動力線9を屈曲させ、把持部12の動力線屈曲側部位16で貫通孔14と固定部13との間に空隙18を設けることにより、把持部12の動力線屈曲側部位16の剛性を動力線非屈曲側部位17の剛性よりも小さくする。【選択図】 図2
Description
本発明は、電動車両の車輪内部に配置された車両駆動装置と、電動車両の車体に搭載された制御装置との間で引き回される動力線を固定する動力線保持構造に関する。
乗用自動車のうち、電力および燃料を併用して車輪を駆動するハイブリッド車両や、電力のみで車輪を駆動する電気自動車等の電動車両が知られている。この種の電動車両では、車輪を駆動する車両駆動装置(インホイールモータ)を電動車両の車輪内部に配置すると共に、この車両駆動装置の制御装置を電動車両の車体に搭載している。
この制御装置と車両駆動装置とを接続する動力線は、車体側の制御装置と車輪側の車両駆動装置との間で引き回される。この場合、車輪の転舵によって過剰な曲げが動力線に加わらないようにしなければならない。また、動力線が振れ回って周辺部品や地面に接触しないようにする必要もある。
そのため、車体側の制御装置と車輪側の車両駆動装置との間で引き回される動力線を電動車両の車体などに保持する構造が必要である(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された動力線保持構造は、車体に固定された車体側のクランプと、車両駆動装置を支持するナックルに固定された車輪側のクランプとで、動力線を保持することにより、車体側の制御装置と車輪側の車両駆動装置との間で動力線を引き回すようにしている。
ところで、前述の特許文献1で開示された動力線保持構造では、車体に固定された車体側のクランプと、車両駆動装置を支持するナックルに固定された車輪側のクランプとで、動力線を保持するようにしている。
このような構造の場合、例えば、車輪に配置された車両駆動装置が車輪の転舵により変位すると、クランプで動力線が屈曲することになる(特許文献1の図10参照)。この動力線の屈曲時、クランプの角部で動力線が急激に曲げられることになる。
動力線の屈曲動作が繰り返されると、急激な曲げにより動力線に大きな曲げ応力が繰り返し作用することで、動力線が内部で断線するおそれがある。
この動力線に作用する大きな曲げ応力を緩和するため、動力線をクランプで緩く止めると、動力線の屈曲時にクランプに対して動力線が軸方向に動くことになる。
このように、クランプに対して動力線が動くと、動力線の引き回し状態が変わることで、動力線が周辺部品と干渉することになる。そのため、動力線が軸方向に動かない程度にクランプで動力線を把持する必要がある。
また、動力線の急激な曲げを回避するため、車体側のクランプと車輪側のクランプとの間の動力線を長くすることも考えられる。
しかしながら、この場合、動力線を引き回すスペースが必要となる。このような動力線の引き回しスペースの拡大が、車両駆動装置のコンパクト化を図ることを阻害する。
そこで、本発明は前述の課題に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、簡易な手段により、動力線の屈曲時に動力線に負荷される曲げ応力を緩和し得る動力線保持構造を提供することにある。
本発明に係る動力線保持構造は、電動車両の車両駆動装置が懸架部材により車体に対して変位可能に取り付けられ、車両駆動装置に接続された動力線が懸架部材を介して車体との間で引き回され、動力線を支持する固定部材が車体あるいは懸架部材に取り付けられた構造を具備する。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明における固定部材は、動力線が挿通される把持部と、把持部を車体あるいは懸架部材に固定する固定部とを備え、把持部の動力線入口側および動力線出口側の少なくとも一方で動力線を屈曲させ、把持部の動力線屈曲側部位の剛性を動力線非屈曲側部位の剛性よりも小さくしたことを特徴とする。
本発明では、把持部の動力線屈曲側部位の剛性を動力線非屈曲側部位の剛性よりも小さくしたことにより、把持部の動力線屈曲側部位で把持された動力線が屈曲し易くなる。
そのため、車両駆動装置が車輪の転舵により変位して把持部で動力線が屈曲する時、動力線の屈曲半径を大きくすることで、固定部材の角部で動力線が急激に曲げられることを回避できる。
本発明における把持部は、動力線が挿通される貫通孔を有し、把持部の動力線屈曲側部位で貫通孔と固定部との間に空隙を設けた構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、把持部の動力線屈曲側部位の剛性を動力線非屈曲側部位の剛性よりも小さくすることが容易となる。
この構造では、把持部で動力線が屈曲するに際して、把持部の動力線屈曲側部位が空隙により変形する。この把持部の動力線屈曲側部位の変形により、その把持部の動力線屈曲側部位で把持された動力線が屈曲し易くなる。
本発明において、把持部の動力線入口側あるいは動力線出口側のいずれか一方で動力線を屈曲させる場合、把持部の動力線屈曲側部位の軸方向寸法を、把持部の軸方向寸法の1/2以下とした構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、把持部の動力線屈曲側部位で把持された動力線が屈曲し易くなると共に、把持部の動力線非屈曲側部位で動力線の把持力を必要以上に低減させることなく、動力線を強固に把持することができる。
本発明において、把持部の動力線入口側および動力線出口側の両方で動力線を屈曲させる場合、把持部の動力線屈曲側部位のそれぞれの軸方向寸法を、把持部の軸方向寸法の1/3以下とした構造が望ましい。
このような構造を採用すれば、把持部の動力線屈曲側部位で把持された動力線が屈曲し易くなると共に、把持部の動力線非屈曲側部位で動力線の把持力を必要以上に低減させることなく、動力線を強固に把持することができる。
本発明によれば、把持部の動力線屈曲側部位で把持された動力線が屈曲し易くなるため、車両駆動装置が車輪の転舵により変位して把持部で動力線が屈曲する時、動力線の屈曲半径を大きくすることができるので、固定部材の角部で動力線が急激に曲げられることを回避できる。
このようにして、動力線の屈曲動作が繰り返されても、動力線に作用する曲げ応力を緩和することができるので、動力線が内部で断線することが抑制できる。その結果、動力線の耐久性を向上させることができ、長寿命で信頼性の高い動力線保持構造を実現でき、電動車両におけるランニングコストを低減できる。
本発明に係る動力線保持構造の実施形態を図面に基づいて以下に詳述する。
図7は、電動車両の車体8に対して懸架部材であるサスペンション(ナックルアーム5、アッパアーム7およびロアアーム)を介して装着された車輪1を示す。
この電動車両の車輪1は、図7に示すように、金属製のホイール2およびゴム製のタイヤ3を備える。ホイール2は円筒形状であり、その内部空間に車輪1を駆動する車両駆動装置4(インホイールモータ)が収容配置されている。
車両駆動装置4のケーシングには、サスペンションのナックルアーム5が一体的に形成されている。ナックルアーム5は、車両駆動装置4の上部から延びて車輪1の外周部を迂回するように屈曲する。
ナックルアーム5は、車輪1の上方に位置し、ボールジョイント6を介してサスペンションのアッパアーム7と連結される。車両駆動装置4の下部は、サスペンションのロアアーム(図示せず)と連結される。
アッパアーム7はV字状であり、その両端部が車幅方向内側に配置され、ピボット(図示せず)を介して車体8に連結される。また、アッパアーム7の中央折曲部が車幅方向外側に配置され、ボールジョイント6と連結される。
これにより、アッパアーム7は、両端部を基端とし、かつ、中央折曲部を遊端として、上下方向に揺動可能とされる。車両駆動装置4は、車輪1と共に上下動可能とされる。
また、ロアアーム(図示せず)および車両駆動装置4の連結箇所と、アッパアーム7とナックルアーム5との連結箇所であるボールジョイント6とを結ぶ直線は、転舵軸線K(キングピン)を構成する。
これにより、車両駆動装置4は、ナックルアーム5により車体8に対して変位可能に取り付けられている。つまり、車両駆動装置4は、車輪1と共に転舵軸線K回りに転舵可能とされる。
車両駆動装置4は、例えば三相の電動モータを内蔵する。この電動モータを駆動するため、車両駆動装置4の端子ボックス(図示せず)には、電動モータに電力を供給する3本の動力線9(U相、V相およびW相)が接続される。
この動力線9は、車両駆動装置4から立ち上がって車輪1を迂回しつつナックルアーム5に沿うように上方へ延び、さらに、車両前後方向に延びつつ車幅方向内側へ延びて車体8へ差し込まれる。このようにして、動力線9は、車両駆動装置4と車体8との間で引き回される。
車両前後方向に延びる動力線9は、動力線保持構造をなす固定部材11でナックルアーム5に支持される。また、車幅方向内側へ延びる動力線9は、固定部材11で車体8に支持される。
動力線9をナックルアーム5や車体8に支持する動力線保持構造としての固定部材11は、以下の構造を具備する。
この実施形態の固定部材11は、図1および図2(A)(B)に示すように、3本の動力線9が挿通される把持部12と、その把持部12を車体8あるいはナックルアーム5(図7参照)に固定する固定部13とで構成されている。
固定部材11の把持部12は、直方体形状の弾性部材を素材とする。その弾性部材としては、例えば、ニトリルゴム(NBR)、アクリルゴム(ACM)、フッ素ゴム(FKM)またはシリコンゴム等があり、PA66、PA6あるいはPVC等が好ましい。
また、この把持部12には、3本の動力線9が挿通される貫通孔14が動力線9の軸方向に沿って形成されている。
固定部材11の固定部13は、枠体形状の金属部材からなる。この固定部13は、把持部12をその周囲から締め付けることにより、把持部12の弾性変形により固定部13に対して把持部12を固着している。
また、固定部13は、両側のフランジ部15を車体8あるいはナックルアーム5にねじ止め等により取り付けられる。
以上で説明した把持部12および固定部13からなる固定部材11により、車両駆動装置4に接続されて車体8との間で引き回される動力線9を車体8あるいはナックルアーム5に対して固定する(図7参照)。
ここで、車輪1に配置された車両駆動装置4が車輪1の転舵により変位すると、車体側の固定部材11および車輪側の固定部材11で動力線9が屈曲することになる。この動力線9の屈曲動作が繰り返されると、動力線9に曲げ応力が繰り返し作用することで、動力線9が内部で断線する懸念がある。
そこで、この実施形態の固定部材11は、動力線9に負荷される曲げ応力を緩和するため、以下の構造を具備する。
図2(A)(B)に示すように、動力線9が挿通される把持部12の動力線入口側(以下、単に入口側と称す)および動力線出口側(以下、単に出口側と称す)の少なくとも一方で動力線9が屈曲する場合、把持部12の動力線屈曲側部位16(以下、単に屈曲側部位と称す)の剛性を動力線非屈曲側部位17(以下、単に非屈曲側部位と称す)の剛性よりも小さくする。
図2(A)は、動力線9が把持部12の入口側(片側)で図示左右方向(図1矢印参照)に屈曲する場合を例示する。図2(B)は、動力線9が把持部12の入口側および出口側(両側)で図示左右方向(図1矢印参照)に屈曲する場合を例示する。
図2(A)の場合、把持部12の入口側部位(図示下方部位)が屈曲側部位16となり、出口側部位(図示上方部位)が非屈曲側部位17となる。図2(B)の場合、把持部12の入口側部位と出口側部位が屈曲側部位16となり、軸方向中央部位が非屈曲側部位17となる。
把持部12の屈曲側部位16の剛性を非屈曲側部位17の剛性よりも小さくする手段として、図2(A)(B)に示す実施形態では、把持部12の屈曲側部位16に凹状の空隙18を設けている。この空隙18は、把持部12の端面で開口して動力線9が屈曲する両側位置に形成される。
このような簡易な構造により、把持部12の屈曲側部位16の剛性を非屈曲側部位17の剛性よりも小さくすることが容易となる。
以上のように、把持部12の屈曲側部位16に空隙18を設けたことにより、その屈曲側部位16が動力線6の屈曲方向に変形可能となる。つまり、動力線9の屈曲時、空隙18が狭まったり拡がったりすることで屈曲側部位16が変形し、屈曲側部位16で把持された動力線9が屈曲し易くなる。
動力線9が屈曲し易くなることにより、車両駆動装置4が車輪1の転舵により変位して把持部12で動力線9が屈曲する時、動力線9の屈曲半径を大きくすることで、固定部材11の角部で動力線9が急激に曲げられることが回避できる。
このようにして、動力線9の屈曲動作が繰り返されても、動力線9に作用する曲げ応力を緩和することができるので、動力線9が内部で断線することを抑制できる。
その結果、動力線9の耐久性を向上させることができ、長寿命で信頼性の高い動力線保持構造を実現でき、電動車両におけるランニングコストを低減できる。
なお、把持部12の非屈曲側部位17では、空隙18を設けることなく所定の剛性を維持している。そのため、動力線9の把持力を必要以上に低減させることなく、動力線9を強固に把持することができる。
図2(A)に示すように、把持部12の入口側(片側)で動力線9を屈曲させる場合、把持部12の屈曲側部位16の軸方向寸法Mを把持部12の軸方向寸法Lの1/2以下とする。この実施形態では、屈曲側部位16の軸方向寸法Mを把持部12の軸方向寸法Lの1/2としている。
なお、屈曲側部位16の軸方向寸法Mが把持部12の軸方向寸法Lの1/2よりも大きいと、非屈曲側部位17で動力線9を把持することが困難となる。
また、図2(B)に示すように、把持部12の入口側および出口側(両側)で動力線9を屈曲させる場合、把持部12の屈曲側部位16のそれぞれの軸方向寸法Nを把持部12の軸方向寸法Lの1/3以下とする。この実施形態では、屈曲側部位16の軸方向寸法Nを把持部12の軸方向寸法Lの1/3としている。
なお、屈曲側部位16の軸方向寸法Nが把持部12の軸方向寸法Lの1/3よりも大きいと、非屈曲側部位17で動力線9を把持することが困難となる。
このように、把持部12の屈曲側部位16の軸方向寸法M,Nを規定することにより、屈曲側部位16で把持された動力線9が屈曲し易くなると共に、非屈曲側部位17で動力線9の把持力を必要以上に低減させることなく、動力線9を強固に把持できる。
以上で説明した実施形態では、図2(A)(B)に示すように、把持部12に形成された凹み19からなる空隙18を例示したが、これ以外に、図3(A)(B)〜図5(A)(B)に示すような構造であってもよい。
図3(A)(B)〜図5(A)(B)に示す実施形態における固定部材11の構成および作用効果は、図2(A)(B)に示す実施形態と同様であるため、同一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。
図3(A)(B)に示す実施形態では、把持部12の両側に切り欠き20を形成し、その切り欠き20と固定部13の両側壁21とで囲まれた空隙22を例示する。
図4(A)(B)に示す実施形態では、固定部13の両側壁21に凹段部23を形成し、その凹段部23と把持部12の両側面とで囲まれた空隙24を例示する。
図5(A)(B)に示す実施形態では、把持部12の両側に隅R部25を形成し、その隅R部25と固定部13の両側壁21とで囲まれた空隙26を例示する。このように、把持部12の屈曲側部位16に隅R部25を形成したことにより、局所的な応力集中を防止することができる。
図3(A)(B)〜図5(A)(B)に示す実施形態では、把持部12の屈曲側部位16が動力線9の屈曲方向で固定部13の両側壁21により拘束されていない。これにより、動力線9の屈曲時、空隙18が狭まったり拡がったりすることで屈曲側部位16が変形し、屈曲側部位16で把持された動力線9が屈曲し易くなる。
以上で説明した実施形態では、図1に示すように、矩形状に開口した空隙18を動力線9の側方に形成した構造を例示したが、これ以外に、図6に示すように、動力線9を囲むように彎曲状に開口した空隙27を動力線9の周囲に形成した構造であってもよく、空隙の開口形状は任意である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
4 車両駆動装置
5 懸架部材(ナックルアーム)
8 車体
9 動力線
11 固定部材
12 把持部
13 固定部
14 貫通孔
16 動力線屈曲側部位
17 動力線非屈曲側部位
18,22,24,26,27 空隙
5 懸架部材(ナックルアーム)
8 車体
9 動力線
11 固定部材
12 把持部
13 固定部
14 貫通孔
16 動力線屈曲側部位
17 動力線非屈曲側部位
18,22,24,26,27 空隙
Claims (4)
- 電動車両の車両駆動装置が懸架部材により車体に対して変位可能に取り付けられ、前記車両駆動装置に接続された動力線が前記懸架部材を介して前記車体との間で引き回され、前記動力線を支持する固定部材が前記車体あるいは前記懸架部材に取り付けられた動力線保持構造であって、
前記固定部材は、前記動力線を挿通される把持部と、前記把持部を車体あるいは懸架部材に固定する固定部とを備え、前記把持部の動力線入口側および動力線出口側の少なくとも一方で前記動力線を屈曲させ、前記把持部の動力線屈曲側部位の剛性を動力線非屈曲側部位の剛性よりも小さくしたことを特徴とする動力線保持構造。 - 前記把持部は、前記動力線が挿通される貫通孔を有し、前記把持部の動力線屈曲側部位で前記貫通孔と前記固定部との間に空隙を設けた請求項1に記載の動力線保持構造。
- 前記把持部の動力線入口側あるいは動力線出口側のいずれか一方で前記動力線を屈曲させ、前記把持部の動力線屈曲側部位の軸方向寸法を、前記把持部の軸方向寸法の1/2以下とした請求項1又は2に記載の動力線保持構造。
- 前記把持部の動力線入口側および動力線出口側の両方で前記動力線を屈曲させ、前記把持部の動力線屈曲側部位のそれぞれの軸方向寸法を、前記把持部の軸方向寸法の1/3以下とした請求項1又は2に記載の動力線保持構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018133188A JP2020011540A (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 動力線保持構造 |
PCT/JP2019/027540 WO2020013285A1 (ja) | 2018-07-13 | 2019-07-11 | 動力線保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018133188A JP2020011540A (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 動力線保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020011540A true JP2020011540A (ja) | 2020-01-23 |
Family
ID=69142740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018133188A Pending JP2020011540A (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 動力線保持構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020011540A (ja) |
WO (1) | WO2020013285A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD945979S1 (en) | 2019-12-20 | 2022-03-15 | Amazon Technologies, Inc. | Wireless speaker |
USD960122S1 (en) | 2019-12-20 | 2022-08-09 | Amazon Technologies, Inc. | Combined wireless speaker and range extender device |
USD1033383S1 (en) | 2022-07-22 | 2024-07-02 | Amazon Technologies, Inc. | Combined wireless speaker and range extender device |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5698323A (en) * | 1979-12-20 | 1981-08-07 | Siemens Ag | Equipment for synthetic resin insulated electric cable |
JP2009183013A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Yazaki Corp | コルゲートチューブ |
US20130239867A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-09-19 | Horton Wison Deepwater, Inc. | Helical Bend Restrictor |
JP2016107659A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | Ntn株式会社 | ケーブル保持構造 |
JP2017128260A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | Ntn株式会社 | ケーブル保持構造 |
-
2018
- 2018-07-13 JP JP2018133188A patent/JP2020011540A/ja active Pending
-
2019
- 2019-07-11 WO PCT/JP2019/027540 patent/WO2020013285A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5698323A (en) * | 1979-12-20 | 1981-08-07 | Siemens Ag | Equipment for synthetic resin insulated electric cable |
JP2009183013A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Yazaki Corp | コルゲートチューブ |
US20130239867A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-09-19 | Horton Wison Deepwater, Inc. | Helical Bend Restrictor |
JP2016107659A (ja) * | 2014-12-02 | 2016-06-20 | Ntn株式会社 | ケーブル保持構造 |
JP2017128260A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | Ntn株式会社 | ケーブル保持構造 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD945979S1 (en) | 2019-12-20 | 2022-03-15 | Amazon Technologies, Inc. | Wireless speaker |
USD960122S1 (en) | 2019-12-20 | 2022-08-09 | Amazon Technologies, Inc. | Combined wireless speaker and range extender device |
USD987597S1 (en) | 2019-12-20 | 2023-05-30 | Amazon Technologies, Inc. | Wireless speaker |
USD1033383S1 (en) | 2022-07-22 | 2024-07-02 | Amazon Technologies, Inc. | Combined wireless speaker and range extender device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020013285A1 (ja) | 2020-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8479868B2 (en) | Motor mounting structure of electric vehicle | |
JP5252840B2 (ja) | 車輪駆動装置 | |
JP4628136B2 (ja) | 配線装置 | |
US7748484B2 (en) | Piping fixing structure | |
WO2020013285A1 (ja) | 動力線保持構造 | |
JP5152604B2 (ja) | 車両の駆動装置 | |
JP2009262693A (ja) | 車両用冷却部品支持装置 | |
WO2017175537A1 (ja) | インホイールモータ動力線の配線構造およびインホイールモータ駆動装置 | |
TW200521321A (en) | Fuel piping | |
WO2016043065A1 (ja) | インホイールモータ駆動装置の動力線配線構造 | |
JP2014189107A (ja) | インホイールモータの配線構造 | |
JP2017128260A (ja) | ケーブル保持構造 | |
US8690367B2 (en) | Door mirror | |
JP2016001041A (ja) | クランプ | |
CN105324266A (zh) | 轮内电动机驱动车轮的电动机供电线布线构造 | |
JP6185808B2 (ja) | ケーブルの配索構造 | |
JP2013103583A (ja) | 車両 | |
CN109720193A (zh) | 车辆用轮内电动机驱动装置 | |
JP2016088269A (ja) | 車両用ワイヤハーネスの取付構造 | |
JP4893332B2 (ja) | ワイヤハーネスの配索支持装置 | |
JP2019142263A (ja) | ケーブルクランプ構造 | |
JP2001301472A (ja) | ホイールインモータ車の動力供給体支持構造 | |
US20210155072A1 (en) | Cooling system for electric vehicle axle | |
WO2023136199A1 (ja) | 足回り用配線モジュール | |
JP2024021325A (ja) | インホイールモータの配線構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220816 |