JP2001301472A - ホイールインモータ車の動力供給体支持構造 - Google Patents

ホイールインモータ車の動力供給体支持構造

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JP2001301472A
JP2001301472A JP2000124588A JP2000124588A JP2001301472A JP 2001301472 A JP2001301472 A JP 2001301472A JP 2000124588 A JP2000124588 A JP 2000124588A JP 2000124588 A JP2000124588 A JP 2000124588A JP 2001301472 A JP2001301472 A JP 2001301472A
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Masatsugu Yokote
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線・配管などからなる動力供給体の、車輪
の上下ストロークなどの動作に対する追随性を向上させ
る。 【解決手段】 車体9に固定されたバッテリ11と、ア
クスル5に固定されて車輪1を回転駆動する電動機7と
が電気配線13によって接続されている。この電気配線
13の、車体9への保持部となる保持具25と、電動機
7への接続部27との間に、螺旋部13aを形成し、螺
旋部13aを車体9とアクスル5との間に設けられたサ
イドロッド21に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車輪を回転可能
に支持するアクスルに取り付けられて車輪を駆動するモ
ータに、車体に取り付けられた動力源から動力を供給す
るための配線・配管などからなる動力供給体を備えたホ
イールインモータ車の動力供給体支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホイールインモータ車の配線・配
管構造としては、例えば特開平8−276761号公報
に記載されたものがある。これは、左右の各車輪を支持
するそれぞれのアクスルに各車輪を回転駆動する油圧モ
ータ(ホイールインモータ)をそれぞれ取り付け、左側
の油圧モータに接続される油圧配管をサスペンション装
置における右側のトレーリングアームおよびアクスルビ
ームに沿って配置し、右側の油圧モータに接続される油
圧配管を左側のトレーリングアームおよびアクスルビー
ムに沿って配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報記載の発明では、配線・配管を、トレーリングアーム
およびアクスルビームに沿って単に配置してあることか
ら、車輪が道路の状況などにより上下にストロークした
ときの追随性が充分ではなく、特に、ここでは操舵輪側
に対する配線・配管構造を適用しておらず、操舵の際の
追随性がなく、改善が望まれている。
【0004】そこで、この発明は、配線・配管などから
なる動力供給体の、車輪の上下ストロークなどの動作に
対する追随性を向上させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車輪を回転可能に支持するアク
スルに取り付けられて前記車輪を駆動するモータおよ
び、車体に取り付けられて前記モータに動力を供給する
動力源をそれぞれ備え、前記モータと動力源とを相互に
接続して動力源からの動力をモータに供給する動力供給
体に、前記車体とモータとの間で、車体のほぼ上下方向
に中心軸が延伸する螺線部を形成し、この螺旋部を、前
記車体とアクスルとの間に設けられたリンクに支持させ
た構成としてある。
【0006】このような構成のホイールインモータ車の
動力供給体支持構造によれば、車輪が車体に対して変位
したときに、モータと動力源とを接続する動力供給体
は、車体とアクスルとの間のリンクに支持されている螺
旋部が、前記変位を吸収する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、螺旋部は、動力供給体とリンクとを相互に移
動可能に連結する連結具を介してリンクに支持されてい
る構成としてある。
【0008】上記構成によれば、螺旋部は、車輪が車体
に対して変位したときに、リンクに対して連結具を介し
て支持された状態で、動力供給体とリンクとが連結具を
介して相互に移動して、前記変位を吸収する。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
において、連結具は、リンクに固定された第1のクラン
プと、動力供給体に固定された第2のクランプとをそれ
ぞれ備え、前記第1,第2の各クランプ相互を、可撓性
の連結部材で連結した構成としてある。
【0010】上記構成によれば、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体とリンクとが、可撓性の連結
部材を介して相互に移動して、前記変位を吸収する。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の発明の構成
において、連結具は、リンクに固定された第1のクラン
プと、動力供給体をその軸線方向に沿って移動可能に支
持する第2のクランプとをそれぞれ備えた構成としてあ
る。
【0012】上記構成によれば、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体がリンクに対して軸線方向に
移動して、前記変位を吸収する。
【0013】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの発明の構成において、動力供給体は、その軸線
回りに回転可能に車体に支持されている構成としてあ
る。
【0014】上記構成によれば、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体は、車体に支持されている部
位が、車体に対して軸線回りに回転して捻れが回避され
る。
【0015】請求項6の発明は、請求項5の発明の構成
において、動力供給体は、車体に固定された保持具に対
して軸線回りに回転可能な構成としてある。
【0016】上記構成によれば、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体は、車体に支持されている部
位が、保持具に対して軸線回りに回転して捻れが回避さ
れる。
【0017】請求項7の発明は、請求項6の発明の構成
において、保持具は、動力供給体を収容する円筒部を備
え、この円筒部と動力供給体との間に、低摩擦部材を介
装した構成としてある。
【0018】上記構成によれば、動力供給体が保持具に
対して回転する際に、低摩擦部材に対して低抵抗で摺動
する。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の発明の構成
において、低摩擦部材は、動力供給体に固定されかつ、
車体に対する動力供給体の軸線方向の移動を規制するフ
ランジを両端に備えている構成としてある。
【0020】上記構成によれば、動力供給体に固定され
ている低摩擦部材が、円筒部に対して摺動回転するとと
もに、低摩擦部材のフランジにより、動力供給体の車体
に対する軸線方向の移動が規制される。
【0021】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかの発明の構成において、車体に支持される操舵機
構を有し、リンクは、前記操舵機構とアクスルとの間を
連結する操舵リンクである構成としてある。
【0022】上記構成によれば、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体は、螺旋部が前記変位を吸収
するが、特に操舵時であっても、螺旋部が前記操舵に伴
う車輪の変位を吸収する。
【0023】請求項10の発明は、請求項1ないし8の
いずれかの発明の構成において、リンクは、車体とアク
スルとを連結するサスペンションリンクである構成とし
てある。
【0024】上記構成によれば、車輪が上下にストロー
クして車体に対して変位したときに、モータと動力源と
を接続する動力供給体は、車体とアクスルとの間のサス
ペンションリンクに支持されている螺旋部が、前記スト
ロークを吸収する。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車体に取り付
けられた動力源からの動力をモータに供給する動力供給
体に、前記車体とホイールインモータとの間で、車体の
ほぼ上下方向に中心軸が延伸する螺線部を形成し、この
螺旋部を、前記車体とアクスルとの間に設けられたリン
クに支持させるようにしたので、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体は、螺旋部が前記変位を吸収
して周辺部品への干渉を防止できるとともに、過度な変
形も回避されて耐久性が向上する。さらに、動力供給体
は、車体からの垂れ下がりが回避されるので、路面への
干渉を防止できるとともに、雪道走行時での氷結をも防
止することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、螺旋部は、動力
供給体とリンクとを移動可能に連結する連結具を介して
リンクに支持されているので、車輪が車体に対して変位
したときに、リンクに対して連結具を介して支持された
状態で、前記変位を吸収することができる。
【0027】請求項3の発明によれば、連結具は、リン
クに固定された第1のクランプと、動力供給体に固定さ
れた第2のクランプとをそれぞれ備え、前記第1,第2
の各クランプ相互を、可撓性の連結部材で連結したの
で、車輪が車体に対して変位しうたときに、動力供給体
とリンクとが、可撓性の連結部材を介して相互に移動し
て、前記変位をより確実に吸収することができる。
【0028】請求項4の発明によれば、連結具は、リン
クに固定された第1のクランプと、動力供給体をその軸
線方向に沿って移動可能に支持する第2のクランプとを
それぞれ備える構成としたので、車輪が車体に対して変
位したときに、動力供給体が第2のクランプに対して軸
線方向に沿って移動することで、動力供給体は、前記変
位をより確実に吸収する。
【0029】請求項5の発明によれば、動力供給体は、
その軸線回りに回転可能に車体に支持されているので、
車輪が車体に対して変位したときに、動力供給体の車体
に支持されている部位の捻りを回避でき、動力供給体の
耐久性がより一層向上する。
【0030】請求項6の発明によれば、動力供給体は、
車体に固定された保持具に対して軸線回りに回転可能な
構成としたので、車輪が車体に対して変位したときに、
動力供給体は、車体に支持されている部位が、保持具に
対して軸線回りに回転して捻れを回避することができ
る。
【0031】請求項7の発明によれば、保持具は、動力
供給体を収容する円筒部を備え、この円筒部と動力供給
体との間に、低摩擦部材を介装する構成としたので、動
力供給体の保持具に対する回転動作が容易となる。
【0032】請求項8の発明によれば、低摩擦部材は、
動力供給体に固定されかつ、車体に対する動力供給体の
軸線方向の移動を規制するフランジを両端に備えている
ので、前記フランジにより、動力供給体の車体に対する
軸線方向の移動を規制することができる。
【0033】請求項9の発明によれば、車体に支持され
る操舵機構を有し、リンクは、前記操舵機構とアクスル
との間を連結する操舵リンクで構成したので、特に操舵
時において、動力供給体は、螺旋部が操舵に伴う車輪の
変位を吸収し、周辺部品への干渉を防止できるととも
に、過度な変形も回避されて耐久性が向上する。
【0034】請求項10の発明によれば、リンクは、車
体とアクスルとの間を連結するサスペンションリンクで
構成したので、車輪が上下にストロークしたときに、動
力供給体は、車体とアクスルとの間のサスペンションリ
ンクに支持されている螺旋部が、前記ストロークを吸収
し、周辺部品への干渉を防止できるとともに、過度な屈
曲も回避されて耐久性が向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0036】図1は、この発明の実施の一形態を示すホ
イールインモータ車の動力供給体支持構造を備えた車両
の概略的な全体構成を示す底面図で、この車両は、前部
の左右の車輪1と後部の左右の車輪3とを備え、前部の
2つの車輪1をそれぞれ回転可能に支持するアクスル5
には、車輪1を回転駆動するモータとしての電動機7が
取り付けられている。
【0037】一方車体9には、動力源としてのバッテリ
11が搭載固定され、このバッテリ11と電動機7と
は、バッテリ11の電力を電動機7に供給するための動
力供給体としての電気配線13によって接続されてい
る。
【0038】図2は、図1中で上部右側の車輪1(実際
には車両の左前部の車輪に相当)の周辺を拡大したもの
で、図3は、図2のA矢視図、つまり車両の前方から見
た図である。上記したアクスル5は、図3に示すよう
に、ストラット15およびロワリンク17を介して車体
9側に支持されている。なお、このストラット15およ
びロワリンク17は、図1および図2では省略してあ
る。前輪1を操舵するための操舵機構におけるステアリ
ングラック19とアクスル5とは、操舵リンクとしての
サイドロッド21により連結されている。また、このサ
イドロッド21はリンクを構成している。
【0039】前記した電気配線13は、バッテリ11か
ら車体9の例えばサイドメンバに沿って前方へ向けて配
索され、電動機7の側方におけるサイドメンバの下面
に、保持具25を介して固定保持されるとともに、この
保持具25と、保持具25より車体9の上下方向下部側
に位置する電動機7への接続部27との間には、車体9
のほぼ上下方向に中心軸Sが延伸する螺線部13aが形
成されている。
【0040】螺旋部13aは、保持具25と接続部27
との間で、図2中で上方に向けて円を描くように1つの
ループが形成され、そのループにおける電気配線13の
交差部13bと対向する図2中で上部が、上記したサイ
ドロッド21に、連結具29を介して連結固定されてい
る。連結具29は、サイドロッド21と電気配線13と
を重ね合わせた状態で固定する。
【0041】このような構成のホイールインモータ車の
動力供給体支持構造によれば、例えば車両走行中に車輪
1が図3中で上下にストロークしたり、あるいは操舵し
たりすると、保持具25と接続部27との間の電気配線
13は、螺旋部13aによって、前記したストロークや
操舵による車輪1の車体9に対する変位を吸収し、これ
により電気配線13は、振れ回りおよび周辺部品との干
渉が回避されて過度の変形が防止され、さらに車両走行
時に発生する振動も螺旋部13aによって吸収できるの
で、耐久性が向上する。
【0042】また、電気配線13は、保持具25と接続
部27との間のほぼ中間部分がサイドロッド21に支持
されているため、垂れ下がりが防止され、路面への干渉
や雪道走行時の氷結をも防止することができる。
【0043】図4は、前記図2における連結具29を、
電気配線13の螺旋部13aとサイドロッド21とを、
相互に移動可能に連結する構成としたものである。詳細
には、図4における連結具29は、サイドロッド21に
固定された第1のクランプ31と、電気配線13に固定
された第2のクランプ33とを、可撓性の連結部材であ
るワイヤ35で連結してある。
【0044】第1のクランプ31は、図4のB−B断面
図である図5に示すように、中空円筒形状を呈してサイ
ドロッド21の周囲を覆っており、円周方向1カ所に設
けた一対のフランジ31aに、ワイヤ35の一端をピン
37を介して固定してある。一方第2のクランプ33
は、中空円筒形状を呈して電気配線13の周囲を覆って
おり、円周方向1カ所に設けた一対のフランジ33a
に、ワイヤ35の他端をピン39を介して固定してあ
る。
【0045】上記図4および図5の例によれば、電気配
線13とサイドロッド21とが相互に固定されておら
ず、ワイヤ35によって相互に移動可能であるので、車
輪1が上下にストロークしたり、あるいは操舵した場合
に、前記図1ないし図3の実施の形態に比べて電気配線
13の変形許容度が増大し、電気配線13の耐久性がよ
り一層向上する。
【0046】例えば、図6に示すように、二点鎖線で示
す車両の直進状態(図2と同じ状態)と、実線で示す操
舵したときの状態とは、電気配線13の平面視での曲率
(螺旋部13aのループの大きさ)が変化し、連結具2
9における第1のクランプ31の位置が、L1からL2
(≠L1)に移動する。この移動に追随するように、電
気配線13がサイドロッド21に対してワイヤ35を介
して相対移動し、前記第1のクランプ31の移動による
サイドロッド21の電気配線13に対する規制(固定)
を緩和する。これにより、電気配線13は過度の変形が
防止される。
【0047】なお、上記図6では、連結具29における
第1,第2のクランプ31,33およびワイヤ35を省
略して簡略化してある。
【0048】図7は、前記図2における連結具29を、
電気配線13の螺旋部13aとサイドロッド21とを、
相互に移動可能に連結する他の例を示している。詳細に
は、この例における連結具29は、サイドロッド21を
固定する第1のクランプとなる円筒固定部41と、電気
配線13を隙間43を介してその軸線に沿って移動可能
に収容する第2のクランプとなる円筒摺動保持部45と
を備え、これら円筒固定部41および円筒摺動保持部4
5が中間部47によって互いに連結されて一体化してい
る。
【0049】円筒摺動保持部45は、図7のC−C断面
図である図8に示すように、両端が外側へ向けて拡開し
た屈曲部45aを備えるとともに、内面全体には、樹脂
やゴムなどによる低摩擦部材としてのコーティング材4
9が設けてある。
【0050】上記図7の例においては、電気配線13
が、図8に示すように、その軸線に沿って円筒摺動保持
部45に対して移動することで、サイドロッド21に対
する規制(固定)が緩和されるので、基本的には前記図
4ないし図6の例と同様の効果が得られるが、加えて、
軸線方向の移動のみを許容することで、電気配線13の
車両上下および前後への規制が可能となり、周辺部品と
の干渉を防止できる。
【0051】そして、電気配線13が軸線方向に移動す
る際には、円筒摺動保持部45の内面に設けたコーティ
ング材49に対して摺動するので、電気配線13の摩耗
が防される。
【0052】図9は、電気配線13を車体9に保持する
ための保持具25の他の例を示している。なお図9で
は、サイドロッド21、連結具29、ステアリングラッ
ク19などは省略してある。図10は、図10は図9の
拡大されたD−D断面図、図11は図10のE−E断面
図である。これは、保持具25が、電気配線13を収容
する円筒部25aと、ボルト53、ナット55により車
体9に固定される取付部25bとを備え、円筒部25a
と電気配線13との間に、摺動抵抗の小さい低摩擦部材
としての樹脂部材57を密着した状態で介装している。
【0053】樹脂部材57は、電気配線13の外周面に
固着された状態で、電気配線13とともに円筒部25a
に対して電気配線13の中心軸線Mを中心に回転可能と
なっている。また、この樹脂部材57は、図11に示す
ように両端にフランジ57aを備えており、電気配線1
3の保持具25に対する中心軸線M方向(図11中で左
右方向)の移動を規制している。
【0054】上記図9ないし図11の構造によれば、車
輪1の上下ストロークや操舵に伴って、車輪1が車体9
に対して変位したときに、電気配線13が車体9に対し
て捻れを受けるような場合には、電気配線13が、保持
具25における円筒部25a内面の樹脂部材57に対し
低抵抗で摺動回転するので、前記捻れを防止でき、電気
配線13の耐久性を向上させることができる。
【0055】なお、上記実施の形態では、電気配線13
の螺旋部13aを、サイドロッド21に連結したが、車
体9とアクスル5とを連結するサスペンションリンクと
してのロワリンク17に連結してもよい。また、上記実
施の形態における電動機7に代えて油圧モータを使用し
てもよく、この場合には、バッテリ11に代えて油圧ポ
ンプ、油圧タンク、制御弁などの油圧機構を車体9に設
置し、この油圧機構と油圧モータとを、電気配線13に
代わる油圧配管によって接続することになる。すなわ
ち、この油圧配管に螺旋部を設けてサイドロッド21や
ロワリンク17などに連結する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わるホイールイン
モータ車の動力供給体支持構造を備えた車両の概略的な
全体構成を示す底面図である。
【図2】図1の上部右側の車輪周辺の拡大図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】図2における連結部の他の例を示す説明図であ
る。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図4の構成における動作説明図である。
【図7】図2における連結部のさらに他の例を示す説明
図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】図2における保持具の他の例を示す説明図であ
る。
【図10】図9のD−D断面図である。
【図11】図10のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 車輪 5 アクスル 7 電動機(モータ) 11 バッテリ(動力源) 13 電気配線(動力供給体) 13a 螺旋部 17 ロワリンク(サスペンションリンク) 21 サイドロッド(操舵リンク、リンク) 25a 円筒部 29 連結具 31 第1のクランプ 33 第2のクランプ 35 ワイヤ(連結部材) 41 円筒固定部(第1のクランプ) 43 隙間 45 円筒摺動保持部(第2のクランプ) 49 コーティング材(低摩擦部材) 57 樹脂部材(低摩擦部材) 57a フランジ S 中心軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を回転可能に支持するアクスルに取
    り付けられて前記車輪を駆動するモータおよび、車体に
    取り付けられて前記モータに動力を供給する動力源をそ
    れぞれ備え、前記モータと動力源とを相互に接続して動
    力源からの動力をモータに供給する動力供給体に、前記
    車体とモータとの間で、車体のほぼ上下方向に中心軸が
    延伸する螺線部を形成し、この螺旋部を、前記車体とア
    クスルとの間に設けられたリンクに支持させたことを特
    徴とするホイールインモータ車の動力供給体支持構造。
  2. 【請求項2】 螺旋部は、動力供給体とリンクとを相互
    に移動可能に連結する連結具を介してリンクに支持され
    ていることを特徴とする請求項1記載のホイールインモ
    ータ車の動力供給体支持構造。
  3. 【請求項3】 連結具は、リンクに固定された第1のク
    ランプと、動力供給体に固定された第2のクランプとを
    それぞれ備え、前記第1,第2の各クランプ相互を、可
    撓性の連結部材で連結したことを特徴とする請求項2記
    載のホイールインモータ車の動力供給体支持構造。
  4. 【請求項4】 連結具は、リンクに固定された第1のク
    ランプと、動力供給体をその軸線方向に沿って移動可能
    に支持する第2のクランプとをそれぞれ備えていること
    を特徴とする請求項2記載のホイールインモータ車の動
    力供給体支持構造。
  5. 【請求項5】 動力供給体は、その軸線回りに回転可能
    に車体に支持されていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載のホイールインモータ車の動力供
    給体支持構造。
  6. 【請求項6】 動力供給体は、車体に固定された保持具
    に対して軸線回りに回転可能であることを特徴とする請
    求項5記載のホイールインモータ車の動力供給体支持構
    造。
  7. 【請求項7】 保持具は、動力供給体を収容する円筒部
    を備え、この円筒部と動力供給体との間に、低摩擦部材
    を介装したことを特徴とする請求項6記載のホイールイ
    ンモータ車の動力供給体支持構造。
  8. 【請求項8】 低摩擦部材は、動力供給体に固定されか
    つ、車体に対する動力供給体の軸線方向の移動を規制す
    るフランジを両端に備えていることを特徴とする請求項
    7記載のホイールインモータ車の動力供給体支持構造。
  9. 【請求項9】 車体に支持される操舵機構を有し、リン
    クは、前記操舵機構とアクスルとの間を連結する操舵リ
    ンクであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    かに記載のホイールインモータ車の動力供給体支持構
    造。
  10. 【請求項10】 リンクは、車体とアクスルとを連結す
    るサスペンションリンクであることを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれかに記載のホイールインモータ車の
    動力供給体支持構造。
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