JP2016088269A - 車両用ワイヤハーネスの取付構造 - Google Patents

車両用ワイヤハーネスの取付構造 Download PDF

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Yoshitake Omori
吉剛 大森
真之 片岡
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真之 片岡
昌伸 東谷
Masanobu Higashiya
昌伸 東谷
茂生 森
Shigeo Mori
茂生 森
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Abstract

【課題】荷重や振動の伝播を抑えることが可能な車両用ワイヤハーネスの取付構造を提供する。
【解決手段】車輪のハブに取り付けられた電動機器が有する相手側コネクタに接続されるコネクタ20と、コネクタの端子21に接続され、かつ、車体側に配索されるハーネス本体10と、車輪を懸架するサスペンション装置にハーネス本体10を固定する固定具30と、を有し、コネクタ20は、端子21並びに当該端子21及びハーネス本体10の接続箇所Cを収容する収容室22aが形成された筐体22と、筐体22における車体側の端部に固定され、ハーネス本体10における外装部材11を保持するコネクタ側弾性部材23と、を備え、固定具30は、ハーネス本体10の外装部材11を保持する固定具側弾性部材31と、固定具側弾性部材を介してハーネス本体10を保持する保持部32と、保持部をサスペンション装置に取り付ける固定部33と、を備えること。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用ワイヤハーネスの取付構造に関する。
従来、車両においては、車輪のハブに電動機器を取り付けたものが知られている。その電動機器は、二次電池からの電力が供給されると共に、制御装置からの制御信号を受信することによって動作する。このため、車両においては、その電動機器と二次電池及び制御装置との間にワイヤハーネスが配策されている。例えば、下記の特許文献1には、電動機器としてのインホイールモータに接続される三相高圧ケーブルの配線構造について開示されている。この車両においては、各相のケーブルをシース内に一括して内包させ、そのシースをケーブル支持部材(車体の前後方向、幅方向及び高さ方向への移動が可能なもの)で車体に取り付けることによって、インホイールモータと二次電池との間における三相高圧ケーブルの配策を行っている。
特開2010−221902号公報
ところで、車両においては、ワイヤハーネスにおける車輪側の電動機器への接続箇所と車体への取付箇所との間にサスペンション装置が存在している。このため、この車両においては、ワイヤハーネスとサスペンション装置とが干渉してしまう可能性があるので、その干渉を防ぐために、ワイヤハーネスをサスペンション装置の構成部品に固定しておく必要がある。ここで、ワイヤハーネスと電動機器との接続箇所は、車輪が転舵輪を兼ねている場合、車輪の転舵時と非転舵時とで位置が変化してしまう可能性がある。一方、サスペンション装置の構成部品は、サスペンション装置の動作に伴い車輪に対して相対運動を行うので、ワイヤハーネスと電動機器との接続箇所に対して、ワイヤハーネスの固定箇所の位置をサスペンション装置の動作と共に変化させる。つまり、この車両においては、電動機器側とサスペンション装置側との間の相対運動によって、その間のワイヤハーネスに捻れ方向や引っ張り方向等の荷重が加わったり、その間のワイヤハーネスで発生した振動が接続箇所や固定箇所に伝播したりする可能性がある。
そこで、本発明は、荷重や振動の伝播を抑えることが可能な車両用ワイヤハーネスの取付構造を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、車輪のハブに取り付けられた電動機器が有する相手側コネクタに接続されるコネクタと、該コネクタの端子に接続され、かつ、車体側に配索されるハーネス本体と、前記車輪を懸架するサスペンション装置に前記ハーネス本体を固定する固定具と、を有し、前記コネクタは、前記端子並びに当該端子及び前記ハーネス本体の接続箇所を収容する収容室が形成された筐体と、該筐体における車体側の端部に固定され、前記ハーネス本体における外装部材を保持するコネクタ側弾性部材と、を備え、前記固定具は、前記ハーネス本体の外装部材を保持する固定具側弾性部材と、該固定具側弾性部材を介して前記ハーネス本体を保持する保持部と、該保持部を前記サスペンション装置に取り付ける固定部と、を備えることを特徴としている。
ここで、前記コネクタ側弾性部材は、前記接続箇所側で前記外装部材を保持する内周縁を備えた第1環状保持部と、前記接続箇所よりも車体側で前記外装部材を保持する内周縁を備えた第2環状保持部と、を有し、前記筐体に固定され、前記第2環状保持部を介して前記ハーネス本体を保持する保持部材を設けることが望ましい。
また、前記コネクタ側弾性部材は、前記筐体における前記相手側コネクタとの接合面よりも当該相手側コネクタ側に突出させた突出部を有し、該突出部は、その内方の空間に前記端子が配置されると共に、前記相手側コネクタの筐体内に嵌合される嵌合面を有することが望ましい。
また、前記固定具は、前記固定部に対する前記保持部の少なくとも一方向への往復回動が可能な回動機構を備えることが望ましい。
また、前記固定具は、前記保持部の回動量を規制する係止部を備えることが望ましい。
また、前記保持部と前記回動機構の対は、前記コネクタ側と車体側とに1組ずつ設けることが望ましい。
また、前記ハーネス本体と前記端子との対を複数組設けた場合、前記コネクタは、前記各ハーネス本体を一括りに纏めて1つの前記収容室に収容し、前記固定具は、前記ハーネス本体毎に設けることが望ましい。
本発明に係る車両用ワイヤハーネスの取付構造は、そのようなコネクタ側弾性部材と固定具側弾性部材によって、ハブ側とサスペンション装置側との間の相対運動に伴いハーネス本体に作用する荷重を逃がし、かつ、その相対運動に伴いハーネス本体から伝播されてきた振動を吸収することができる。このため、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、ハーネス本体の耐久性を向上させることができる。
図1は、本発明に係る車両用ワイヤハーネスの取付構造の概要を示す図である。 図2は、実施形態の車両用ワイヤハーネスの取付構造について説明する斜視図である。 図3は、実施形態の車両用ワイヤハーネスの取付構造について説明する部分断面図である。 図4は、実施形態のコネクタ側弾性部材を示す斜視図である。 図5は、実施形態の固定具を示す斜視図である。 図6は、変形例1の固定具を示す正面図である。 図7は、変形例1の固定具を側面から見た部分断面図である。 図8は、変形例1の固定具を側面から見た部分断面であって、回動状態を説明する図である。 図9は、変形例2の固定具における分割されたハーネス本体の接続部について説明する図である。 図10は、変形例2の固定具における分割されたハーネス本体の接続部について説明する図である。
以下に、本発明に係る車両用ワイヤハーネスの取付構造の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る車両用ワイヤハーネスの取付構造の実施形態の1つを図1から図5に基づいて説明する。
本実施形態の車両用ワイヤハーネスは、車輪のハブに取り付けられた電動機器に対して、二次電池からの電力や制御装置からの制御信号等を送るためのものであり、電線(電源ケーブル、高電圧ケーブル等)や通信線(通信ケーブル等)などを備えている。ここで、そのような電動機器としては、インホイールモータや電動ブレーキなどが知られている。尚、ハブとは、車軸の回転中心軸を中心にした回転が可能な円板部を有する部材であり、車輪を取り付けるためのスタッドボルトが設けられている。
インホイールモータとは、ボルト等を介してハブに取り付けられ、その出力軸がハブ及び車輪と共に回転する回転機のことである。また、インホイールモータには、その出力軸と連結された部材にハブの機能を持たせて、ハブとの一体化構造を成すものもある。尚、インホイールモータの出力軸とハブとの間には、減速機を介在させている。このインホイールモータには、ハブとの関係が如何様な構造のものであったとしても、その制御装置(以下、「MG制御装置」という。)との間にワイヤハーネスが接続されている。その間のワイヤハーネスは、例えば、3相の高電圧ケーブルを備えている。更に、このインホイールモータは、そのMG制御装置を介して、インバータ及び二次電池並びに車両の統合制御装置等に接続されている。このため、このインホイールモータは、統合制御装置の指令に基づいてMG制御装置に力行制御されることによって、車輪に要求駆動トルクを発生させる。また、このインホイールモータは、統合制御装置の指令に基づいてMG制御装置に回生制御されることによって、回生電力を生成し、二次電池を充電することができる。尚、そのMG制御装置は、エンジンコンパートメント内、車室内や荷室内等における車体に取り付けられている。
電動ブレーキとは、キャリパにおけるピストンの動作を電動化したものであり、そのピストンを動かすモータ等の電動アクチュエータをキャリパに備えている。この電動ブレーキにおいては、例えば、ハブを回転可能に保持するキャリパ保持部材にキャリパを固定する。つまり、キャリパは、キャリパ保持部材を介してハブに取り付けられる。この電動ブレーキのディスクロータは、ハブに固定され、このハブと共に回転する。この電動ブレーキには、電動アクチュエータと制御装置(以下、「制動制御装置」という。)との間にワイヤハーネスが接続されている。その間のワイヤハーネスは、例えば、3相の給電ケーブルを備えている。更に、その電動アクチュエータは、制動制御装置を介して、インバータ及び二次電池並びに車両の統合制御装置等に接続されている。このため、この電動ブレーキにおいては、統合制御装置の指令に基づいて制動制御装置に電動アクチュエータを制御させることによって、その電動アクチュエータがピストンを押し動かし、摩擦材(ブレーキパッド)をディスクロータに押し付けて、車輪に要求制動トルクを発生させる。尚、その制動制御装置は、エンジンコンパートメント内、車室内や荷室内等における車体に取り付けられている。
本実施形態では、車両用ワイヤハーネスの取付構造について、インホイールモータを例に挙げて説明する。但し、その取付構造は、電動ブレーキ等の他の電動機器に対しても同様に適用可能である。
図1の符号1は、本実施形態の車両用ワイヤハーネスを示す。また、符号Wは、車輪を示す。また、符号100はハブを示し、符号110はインホイールモータを示す。また、符号120は、その車輪Wを懸架するサスペンション装置を示す。ここで、本実施形態の車輪Wは、転舵輪であると否とを問わない。また、転舵輪とは、操舵装置(図示略)に対する運転者の操舵操作によって転舵する車輪(いわゆる前輪)だけでなく、例えば四輪操舵システム(図示略)等のような運転者の操舵操作を介さずに車両側の制御で転舵する車輪も含んでいる。
本実施形態の車両用ワイヤハーネス1は、少なくとも1本のハーネス本体10と、このハーネス本体10の取付具(後述するコネクタ20や固定具30)と、を備える。
ハーネス本体10は、外装部材11(図2及び図3)の中に電線や通信線を備える。外装部材11とは、例えば、シースやコルゲートチューブ等のことである。この例示の車両用ワイヤハーネス1は、インホイールモータ110とMG制御装置(図示略)とを繋ぐ3相の高電圧ケーブルを備えている。このため、この車両用ワイヤハーネス1においては、高電圧ケーブルを有するハーネス本体10が相毎に設けられている。そのハーネス本体10は、高電圧ケーブルをシース等の円筒状の外装部材11で覆っている。尚、図1−図3では、図示の便宜上、3本のハーネス本体10の内、1本のみを示している。
この車両用ワイヤハーネス1には、ハーネス本体10の取付具として、ハーネス本体10をインホイールモータ110に取り付けるコネクタ20が設けられている。そのコネクタ20は、ハーネス本体10の端部に固定され、インホイールモータ110が有する相手側コネクタ111に接続される。このコネクタ20と相手側コネクタ111は、どちらが雄コネクタであっても雌コネクタであってもよい。但し、この例示では、後述するように、車両用ワイヤハーネス1のコネクタ20を雄コネクタに構成している。このコネクタ20は、ハーネス本体10毎に1つずつ設けるものであってもよく、各ハーネス本体10を一括して纏めるものであってもよい。ここでは、後者のコネクタ20を例示する。
ここで、ハーネス本体10が接続されるMG制御装置等の電子機器は、エンジンコンパートメント内、車室内や荷室内等の車輪Wから離れた場所の車体130上に取り付けられている。このため、ハーネス本体10は、車輪W側から車体130に沿わせつつ対象の電子機器まで配策する必要がある。従って、この車両用ワイヤハーネス1には、ハーネス本体10を配索経路上で車体130に固定する固定具(図示略)がハーネス本体10の取付具として設けられている。その固定具は、クリップやクランプ等のことであり、ハーネス本体10の長さに応じて1つ又は複数設けられている。
一方、先に説明したように、その固定具による固定箇所(最もインホイールモータ110に近い固定箇所)とコネクタ20による接続箇所との間には、サスペンション装置120が介在している。そこで、この車両用ワイヤハーネス1においては、ハーネス本体10の取付具として、ハーネス本体10をサスペンション装置120に固定する固定具30が設けられている。その固定具30としては、クリップやクランプ等が考えられる。この固定具30は、ハーネス本体10の長さに応じて1つ又は複数設けられている。複数の固定具30を設ける場合には、その全てをサスペンション装置120における或る1つの構成部品に取り付けてもよく、複数の構成部品に分散させて取り付けてもよい。この固定具30は、ハーネス本体10毎に1つずつ設けるものであってもよく、各ハーネス本体10を一括して纏めるものであってもよい。ここでは、前者の固定具30を例示する。ここで、複数本のハーネス本体10は、更に別の外装部材(コルゲートチューブ等)によって一纏めにされることがある。この場合の固定具30は、その外装部材を保持させるように構成してもよい。
サスペンション装置120は、アーム部材やリンク部材等の様々な構成部品で構成されている。例えば、この例示のサスペンション装置120は、アッパアーム121、ロアアーム122及びダンパ装置123等を備えている。この例示では、ダンパ装置123の外筒にブラケット等の固定部材123aを設け、この固定部材123aに固定具30を介してハーネス本体10を取り付ける。
このように、この車両用ワイヤハーネス1は、ハーネス本体10をハブ100側とサスペンション装置120側とに取り付けている。このため、この車両用ワイヤハーネス1においては、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動に伴う無用な荷重(捻れ荷重、引っ張り荷重、押付荷重等)をハーネス本体10に作用させないよう構成する。また、この車両用ワイヤハーネス1においては、その相対運動に伴うハーネス本体10の振動のコネクタ20や固定具30への伝播を抑えるように構成する。具体的には、コネクタ20と固定具30を以下のように構成する。
本実施形態のコネクタ20は、図2及び図3に示すように、端子21と、この端子21を収容する収容室22aが形成された筐体22と、を備える。この例示の端子21は、導電性の金属材料を所定の雄型形状に成形した端子金具である。この例示のコネクタ20は、3本のハーネス本体10を一括りに纏め、一度の接続作業で各ハーネス本体10をインホイールモータ110に繋ぐものである。このため、このコネクタ20は、ハーネス本体10と対になる端子21をハーネス本体10毎に備える。つまり、このコネクタ20の収容室22aには、ハーネス本体10と端子21との対が複数組(3組)収容されている。その収容室22aは、端子21毎に設けてもよい。但し、この例示では、その3つの端子21を3本のハーネス本体10と共に一括りに纏めて1つの収容室22aに収めている。更に、その収容室22aには、端子21とハーネス本体10(つまりケーブル)との接続箇所Cも収容されている。その収容室22aを成す筐体22は、合成樹脂等の絶縁性の高分子材料で成形される。この例示の収容室22aは、図2に示すように、ハーネス本体10や端子21の挿入方向に直交する断面形状をトラック状に形成した空間である。
更に、このコネクタ20には、筐体22における車体130側(つまり、固定具30側であって、ハーネス本体10が接続される電子機器側又は電源側)の端部に固定され、ハーネス本体10における外装部材11を保持する弾性部材(以下、「コネクタ側弾性部材」という。)23が設けられている。そのコネクタ側弾性部材23は、ゴム(例えば硬質ゴム)等の弾性を有する高分子材料で成形される。このコネクタ側弾性部材23は、ハーネス本体10毎に1つずつ設けるものであってもよく、各ハーネス本体10の外装部材11を一括して纏めて保持するものであってもよい。ここでは、前者のコネクタ側弾性部材23を例示する。
このコネクタ側弾性部材23は、端子21とハーネス本体10との接続箇所C側で外装部材11を保持する内周縁を備えた第1環状保持部23aと、接続箇所Cよりも車体130側(固定具30側であって、ハーネス本体10が接続される電子機器側又は電源側)で外装部材11を保持する内周縁を備えた第2環状保持部23bと、を有する。第1環状保持部23aは、図4に示すように、円筒状に形成され、その内方に挿入されたハーネス本体10の外装部材11を内周面で保持する。また、第2環状保持部23bは、第1環状保持部23aと同心で且つ当該第1環状保持部23aよりも外径の小さい円筒状に形成され、その内方に挿入されたハーネス本体10の外装部材11を内周面で保持する。この第2環状保持部23bは、第1環状保持部23aから突出させた円筒状の突出部の如きものである。
このコネクタ側弾性部材23は、第1環状保持部23aの外周面で収容室22aに保持される。具体的に、その第1環状保持部23aは、下記の密封栓24を介して収容室22aに保持されている。
また更に、このコネクタ20には、相手側コネクタ111との接続部分(主に端子間)への水等の液体の浸入を抑える密封栓24が設けられている。その密封栓24は、筐体22の収容室22aに嵌合される。具体的に、この密封栓24は、収容室22aのトラック状の内周面の形状に合わせた外周面を有しており、その外周面を介して収容室22aの内周面に嵌合させる。また、この密封栓24は、その外周面よりも大きい鍔部を相手側コネクタ111との接合面22b側に有している。そして、収容室22aには、その接合面22b側に、密封栓24の鍔部を収容する収容部が形成されている。また、この密封栓24は、その鍔部よりも相手側コネクタ111側に突出させた突出部24aを有している。その突出部24aは、相手側コネクタ111との接合面22bよりも当該相手側コネクタ111側に突出させた部位であり、相手側コネクタ111の筐体(図示略)内に嵌合される嵌合面を有している。
このコネクタ20においては、その密封栓24の内方の空間が各組毎の端子21並びに当該端子21及びハーネス本体10の接続箇所Cの実質的な収容室として利用される。このため、その密封栓24の内方には、コネクタ側弾性部材23も収容される。コネクタ側弾性部材23における第1環状保持部23aの外周面は、密封栓24の内方の空間に嵌合される。端子21は、突出部24aよりも相手側コネクタ111側に突出させ、その突出部分において相手側コネクタ111の雌端子(図示略)に接続される。
密封栓24は、その突出部24aにおいて、相手側コネクタ111との接続部分への液体の浸入を抑えることができる。更に、この密封栓24は、その鍔部にOリング等のシール部材25を設けている。このため、この密封栓24は、シール部材25によっても、相手側コネクタ111との接続部分への液体の浸入を抑えることができる。
ここで、その密封栓24は、ゴム(例えば硬質ゴム)等の弾性を有する高分子材料で成形する。このため、この密封栓24は、コネクタ側弾性部材23と一体成形してもよい。この場合、コネクタ側弾性部材23は、接合面22bよりも相手側コネクタ111側に突出させた突出部24aを有することになり、その突出部24aにおいて相手側コネクタ111との接続部分への液体の浸入を抑える。
また更に、このコネクタ20には、筐体22に固定され、コネクタ側弾性部材23の第2環状保持部23bを介してハーネス本体10を保持する保持部材26が設けられている。その保持部材26は、第2環状保持部23bの外周面の少なくとも一部分が嵌合される内周面をコネクタ側弾性部材23毎に有する。この保持部材26は、ハーネス本体10毎に1つずつ設けるものであってもよく、各ハーネス本体10の外装部材11を一括して纏めて保持するものであってもよい。ここでは、後者の保持部材26を例示する。ここで、上記の密封栓24は、第1環状保持部23aの保持部位の少なくとも一部分を第2環状保持部23bの外周面の径方向における外側部分まで延在させる。この延在部分は、コネクタ側弾性部材23毎に有する。そして、保持部材26は、その密封栓24の延在部分の内周面に嵌合させることによって、この密封栓24を介して筐体22に固定する。
このコネクタ20においては、前述したハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動に伴う荷重が主に車体130側(固定具30側であって、ハーネス本体10が接続される電子機器側又は電源側)の端部に対して作用する。しかしながら、本実施形態のコネクタ20は、固定具30側の端部にコネクタ側弾性部材23を配置し、このコネクタ側弾性部材23でハーネス本体10を保持しているので、このコネクタ側弾性部材23がハーネス本体10に作用する荷重を逃がすことができる。また、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動は、ハーネス本体10で発生した振動をコネクタ20に伝える。しかしながら、本実施形態のコネクタ20は、そのコネクタ側弾性部材23でハーネス本体10を保持しているので、ハーネス本体10から伝播されてきた振動をコネクタ側弾性部材23で吸収することができる。
次に、固定具30について説明する。本実施形態の固定具30は、図2,図3及び図5に示すように、ハーネス本体10の外装部材11を保持する弾性部材(以下、「固定具側弾性部材」という。)31と、この固定具側弾性部材31を介してハーネス本体10を保持する保持部32と、この保持部32をサスペンション装置120に取り付ける固定部33と、を備える。ここで例示する固定具30とは、この技術分野において周知のクリップやクランプ等のことである。
固定具側弾性部材31は、ゴム(例えば硬質ゴム)等の弾性を有する高分子材料で成形される。この例示の固定具側弾性部材31は、円筒状に成形され、その内方に挿入されたハーネス本体10の外装部材11を内周面で保持する。
保持部32は、合成樹脂等の絶縁性の高分子材料で成形される。この例示の保持部32は、円筒状に成形され、その内方に挿入された固定具側弾性部材31の外周面を同心の内周面で保持する。ここで、固定具側弾性部材31は、その外周面よりも外径の大きい鍔部を軸線方向の両端に備えており、そのそれぞれの鍔部によって保持部32からの脱落を防いでいる。
固定部33は、保持部32と一体成型される。この固定部33は、サスペンション装置120の固定部材123aに形成された孔部(図示略)に挿入され、その挿入状態を保持する部位であり、クリップやクランプ等の技術分野で周知のものである。
この固定具30においては、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動に伴う荷重が主にハブ100側(コネクタ20側)の端部に対して作用する。しかしながら、本実施形態の固定具30は、コネクタ20側の端部に固定具側弾性部材31を配置し、この固定具側弾性部材31でハーネス本体10を保持しているので、この固定具側弾性部材31がハーネス本体10に作用する荷重を逃がすことができる。また、本実施形態のコネクタ20は、その固定具側弾性部材31でハーネス本体10を保持しているので、ハーネス本体10から伝播されてきた振動を固定具側弾性部材31で吸収することができる。
以上示したように、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造においては、そのようにコネクタ20と固定具30を構成することによって、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動に伴いハーネス本体10に作用する荷重を逃がし、かつ、その相対運動に伴いハーネス本体10から伝播されてきた振動をコネクタ側弾性部材23と固定具側弾性部材31で吸収することができる。このため、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、外装部材11の破損等を抑制し、ハーネス本体10の耐久性を向上させることができる。更に、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造においては、ハーネス本体10に作用する荷重を逃がしたり、ハーネス本体10から伝播されてきた振動を吸収したりすることで、例えばコネクタ20の筐体22等や固定具30の保持部32等への荷重の印加や振動の伝播を抑えることもできる。このため、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、コネクタ20や固定具30の耐久性も向上させることができる。また更に、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造においては、ハーネス本体10に作用する荷重を逃がしたり、ハーネス本体10から伝播されてきた振動を吸収したりすることで、コネクタ20の端子21や固定具30の固定部33への荷重の印加や振動の伝播をも抑えられる。このため、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、コネクタ20と相手側コネクタ111との間の接触不良を抑えることができると共に、固定具30の固定部材123aに対する保持状態を保つことができる。
尚、この車両用ワイヤハーネス1は、サスペンション装置120における相対運動する部材間に各々固定具30を設けた場合でも、ハブ100側とサスペンション装置120側との間と同様の効果を得ることができる。
[変形例1]
本変形例は、前述した実施形態の固定具30を以下に説明する固定具40に置き換えたものである。
本変形例の固定具40は、ハブ100側と車体130側(ハーネス本体10が接続される電子機器側又は電源側)とに各々ハーネス本体10の保持機構を設け、その保持機構の内の少なくとも一方に当該保持機構を往復回動させる回動機構を設けたものである。この固定具40は、ハーネス本体10毎に設ける。
ハブ100側の保持機構は、図6及び図7に示すように、ハーネス本体10の外装部材11を保持する第1弾性部材41Aと、この第1弾性部材41Aを介してハーネス本体10を保持する第1保持部42Aと、を備える。また、車体130側の保持機構は、ハーネス本体10の外装部材11を保持する第2弾性部材41Bと、この第2弾性部材41Bを介してハーネス本体10を保持する第2保持部42Bと、を備える。
第1及び第2の弾性部材41A,41Bは、実施形態の固定具側弾性部材31と同等のものであり、ゴム(例えば硬質ゴム)等の弾性を有する高分子材料で円筒状に成形し、その内周面で外装部材11を保持する。
第1及び第2の保持部42A,42Bは、ハーネス本体10が挿入される空間部42aを備える。第1保持部42Aにおいては、その空間部42aのハブ100側(コネクタ20側)の端部に第1弾性部材41Aを嵌合させる。この第1保持部42Aにおいては、その空間部42aの延在方向と第1弾性部材41Aの軸線方向とを一致させている。一方、第2保持部42Bにおいては、その空間部42aの車体130側の端部に第2弾性部材41Bを嵌合させる。この第2保持部42Bにおいては、その空間部42aの延在方向と第2弾性部材41Bの軸線方向とを一致させている。
その第1保持部42Aと第2保持部42Bは、少なくとも一方向への往復回動が行えるように固定部43に保持させる。第1保持部42Aと固定部43との間の回動機構は、第1保持部42Aの空間部42aの内、第1弾性部材41Aが配置されている側とは逆側に設ける。第1保持部42Aは、その逆側に互いに対向する2つの片部42bを有しており、その2つの片部42bで固定部43を挟み込む。例えば、この回動機構は、その2つの片部42bと、固定部43に固定され、各片部42bの孔部にそれぞれ回動自在に挿入された2本の回動軸44と、を備える。第2保持部42Bと固定部43との間の回動機構は、第2保持部42Bの空間部42aの内、第2弾性部材41Bが配置されている側とは逆側に設ける。この回動機構は、第1保持部42Aと固定部43との間のものと同じように構成する。
ここで、固定部43は、第1保持部42Aと第2保持部42Bのそれぞれの空間部42aから導出されたハーネス本体10が挿入される空間部(図示略)を有する。その空間部は、例えば、円柱状又は角柱状に形成する。第1保持部42Aは、その回動機構側の空間部42aの開口を固定部43の空間部の一方の開口に近づけて配置する。また、第2保持部42Bは、その回動機構側の空間部42aの開口を固定部43の空間部の他方の開口に近づけて配置する。固定部43は、サスペンション装置120の構成部材にボルト45等を介して固定する。
本変形例の車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、そのような固定具40を用いることによって、配索経路に沿ったハーネス本体10の曲がりや、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動に伴うハーネス本体10の曲がりに追従して、第1保持部42Aや第2保持部42Bを固定部43に対して回動させることができる。このため、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造においては、その回動動作と第1及び第2の弾性部材41A,41Bとによって、その相対運動に伴いハーネス本体10に作用する荷重を更に逃がしやすくなる。よって、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、ハーネス本体10や固定具40の耐久性を更に向上させることができる。
このように、本変形例の固定具40では、コネクタ20側と車体130側(ハーネス本体10が接続される電子機器側又は電源側)とに保持部(第1保持部42A、第2保持部42B)と回動機構の対を1組ずつ設けている。但し、その保持部と回動機構の対は、コネクタ20側と車体130側とに少なくとも1組ずつ設けておけばよい。
ここで、固定具40は、第1保持部42Aの回動量(過度の回動)を規制する第1係止部46Aと、第2保持部42Bの回動量(過度の回動)を規制する第2係止部46Bと、を備える。この例示の第1及び第2の係止部46A,46Bは、固定部43に固定した係止片であり、図8に示すように、第1及び第2の保持部42A,42Bを過度に回動させないようにする。図8は、第2保持部42Bの係止状態を表している。その第1及び第2の係止部46A,46Bは、ハーネス本体10の屈曲限界を考慮し、その屈曲状態がハーネス本体10の耐久性を低下させない範囲内で留まるように設定する。このため、この車両用ワイヤハーネス1は、ハーネス本体10の過度の屈曲が抑制されるので、ハーネス本体10の更なる耐久性の向上が可能になる。尚、この第1及び第2の係止部46A,46Bは、一方の回動方向への回動量を規制するものである。但し、この例示では、他方の回動方向への回動量がサスペンション装置120の構成部材で規制されるので、ハーネス本体10の耐久性を確保することができる。
[変形例2]
本変形例は、前述した変形例1の固定具40の固定部43を以下のように構成したものである。
変形例1の固定部43は、その内方の空間部について特に細かく言及していない。このため、その空間部内のハーネス本体10においては、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動によってハーネス本体10に捻れ(外装部材11の軸線方向を中心とする周方向の捻れ)が生じ、ハーネス本体10の耐久性が低下してしまう可能性がある。
そこで、本変形例では、コネクタ20側と車体130側(ハーネス本体10が接続される電子機器側又は電源側)とでハーネス本体10を分割し、その分割されたハーネス本体10の接続箇所を固定部43に設ける。つまり、固定部43には、分割されたハーネス本体10の接続部を設ける。ここで、本変形例の固定具40は、ハーネス本体10毎に設けるものであってもよく、各ハーネス本体10の外装部材11を一括して纏めて保持するものであってもよい。ここでは、後者の固定具40を例示する。
その分割されたハーネス本体10の接続には、図9及び図10に示すように、固定部43に配置した端子51A,51Bを用いる。その端子51A,51Bは、この例示において雌端子とするが、雄端子であってもよい。この端子51A,51Bは、導電性の金属材料を所定の雌型形状に成形した端子金具である。
例えば、本変形例のハーネス本体10においては、コネクタ20と第1弾性部材41Aの内方との間まで外装部材11を設け、その第1弾性部材41Aよりも固定部43側に外装部材11を設けない。本変形例では、これをコネクタ20側のハーネス本体10とし、このハーネス本体10を相毎に用意する。このコネクタ20側のハーネス本体10では、その外装部材11を設けない高電圧ケーブルにおける固定部43側の端部に端子(図示略)を設ける。その端子は、固定部43における相手側の端子51Aが雌端子なので、導電性の金属材料を所定の雄型形状に成形して、そのハーネス本体10の高電圧ケーブルの端部に接続する。
また、本変形例のハーネス本体10においては、車体130側と第2弾性部材41Bの内方との間まで外装部材11を設け、その第2弾性部材41Bよりも固定部43側に外装部材11を設けない。本変形例では、これを車体130側のハーネス本体10とし、このハーネス本体10を相毎に用意する。この車体130側においても、そのハーネス本体10には、外装部材11を設けない高電圧ケーブルにおける固定部43側の端部に端子(図示略)を設ける。その端子は、固定部43における相手側の端子51Bが雌端子なので、導電性の金属材料を所定の雄型形状に成形して、高電圧ケーブルに接続する。
ここで、固定部43には、コネクタ20側の端子51Aと車体130側の端子51Bとを電気的に接続させると共に、この端子51Aと端子51Bとをハーネス本体10(高電圧ケーブル)の軸線で且つ当該ハーネス本体10(高電圧ケーブル)側の端子との接続方向を中心とした周方向に相対回転させる端子接続機構52を相毎に設ける。その端子接続機構52としては、例えば、2つの軌道輪と転動体と保持器とが導電性材料で形成されたスラスト軸受を用いればよい。この端子接続機構52においては、一方の軌道輪に端子51Aを固定すると共に、他方の軌道輪に端子51Bを固定する。その端子51Aと端子51Bは、ハーネス本体10側の端子との接続方向を軌道輪の軸線方向に一致させるよう当該軌道輪に取り付ける。尚、固定部43には、その端子接続機構52や端子51A,51Bへの水等の液体や塵埃などの浸入を防ぐため、これらを覆う蓋部材(図示略)等を設けることが望ましい。尚、図9及び図10の矢印は、その相対回転方向を示している。
本変形例の車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、そのように構成することによって、固定具40を中心にハーネス本体10を分断することができるので、コネクタ20側と車体130側のそれぞれのハーネス本体10(特に固定具40の周辺のハーネス本体10)に対して、ハブ100側とサスペンション装置120側との間の相対運動に伴う荷重が作用し難くなる。このため、この車両用ワイヤハーネス1は、固定具40の周辺の外装部材11の耐久性を向上させることができる。更に、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、その相対運動によってハーネス本体10の高電圧ケーブル(固定具40の端子51A,51Bに接続されている高電圧ケーブル)に捻れ方向の力が加わったときに、その力を端子接続機構52の回転によって逃がすことができる。このため、この車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、その高電圧ケーブルの耐久性を向上させることができる。よって、本変形例の車両用ワイヤハーネス1の取付構造は、固定具40によって保持されているハーネス本体10の耐久性を向上させることができる。
1 車両用ワイヤハーネス
10 ハーネス本体
11 外装部材
20 コネクタ
22 筐体
22a 収容室
22b 接合面
23 コネクタ側弾性部材
23a 第1環状保持部
23b 第2環状保持部
24 密封栓
24a 突出部
26 保持部材
30 固定具
31 固定具側弾性部材
32 保持部
33 固定部
40 固定具
41A 第1弾性部材
41B 第2弾性部材
42A 第1保持部
42B 第2保持部
42b 片部
43 固定部
44 回動軸
46A,46B 係止部
51A,51B 端子
52 端子接続機構
100 ハブ
110 インホイールモータ
111 相手側コネクタ
120 サスペンション装置
123a 固定部材

Claims (7)

  1. 車輪のハブに取り付けられた電動機器が有する相手側コネクタに接続されるコネクタと、
    該コネクタの端子に接続され、かつ、車体側に配索されるハーネス本体と、
    前記車輪を懸架するサスペンション装置に前記ハーネス本体を固定する固定具と、
    を有し、
    前記コネクタは、前記端子並びに当該端子及び前記ハーネス本体の接続箇所を収容する収容室が形成された筐体と、該筐体における車体側の端部に固定され、前記ハーネス本体における外装部材を保持するコネクタ側弾性部材と、を備え、
    前記固定具は、前記ハーネス本体の外装部材を保持する固定具側弾性部材と、該固定具側弾性部材を介して前記ハーネス本体を保持する保持部と、該保持部を前記サスペンション装置に取り付ける固定部と、を備えることを特徴とした車両用ワイヤハーネスの取付構造。
  2. 前記コネクタ側弾性部材は、前記接続箇所側で前記外装部材を保持する内周縁を備えた第1環状保持部と、前記接続箇所よりも車体側で前記外装部材を保持する内周縁を備えた第2環状保持部と、を有し、
    前記筐体に固定され、前記第2環状保持部を介して前記ハーネス本体を保持する保持部材を設けることを特徴とした請求項1に記載の車両用ワイヤハーネスの取付構造。
  3. 前記コネクタ側弾性部材は、前記筐体における前記相手側コネクタとの接合面よりも当該相手側コネクタ側に突出させた突出部を有し、
    該突出部は、その内方の空間に前記端子が配置されると共に、前記相手側コネクタの筐体内に嵌合される嵌合面を有することを特徴とした請求項1又は2に記載の車両用ワイヤハーネスの取付構造。
  4. 前記固定具は、前記固定部に対する前記保持部の少なくとも一方向への往復回動が可能な回動機構を備えることを特徴とした請求項1,2又は3に記載の車両用ワイヤハーネスの取付構造。
  5. 前記固定具は、前記保持部の回動量を規制する係止部を備えることを特徴とした請求項4に記載の車両用ワイヤハーネスの取付構造。
  6. 前記保持部と前記回動機構の対は、前記コネクタ側と車体側とに1組ずつ設けることを特徴とした請求項4又は5に記載の車両用ワイヤハーネスの取付構造。
  7. 前記ハーネス本体と前記端子との対を複数組設けた場合、
    前記コネクタは、前記各ハーネス本体を一括りに纏めて1つの前記収容室に収容し、
    前記固定具は、前記ハーネス本体毎に設けることを特徴とした請求項1から6の内の何れか1つに記載の車両用ワイヤハーネスの取付構造。
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