JP2020007743A - ブラインド - Google Patents

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崇士 為房
Takashi Tamefusa
崇士 為房
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Abstract

【課題】スラット端部と対向物との間の隙間を塞ぐことができるブラインドを提供する。【解決手段】ブラインド100は、ヘッドボックス110から昇降可能に吊下げられるスラット120を備え、スラット120は、少なくとも一方の端部に上下方向に向かって屈曲した屈曲部120aを有することを特徴とする。スラット120は、少なくとも一方の端部に上方又は下方に向かって屈曲した屈曲部120aを有することで、スラット120を全閉状態まで回動させたとき、ブラインド100を設置した開口部の側枠やガイドレール枠等の対向物に屈曲部120aを近接又は接触させることができる。かかる構成により、スラット端部と対向物との間の隙間を塞ぐことができるブラインドを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ブラインドに関する。
従来のブラインドとして、実公昭64−2937号公報(特許文献1)に開示されるものがある。この特許文献1に開示されるブラインドは、窓のコーナー部分等へブラインドを配設するにあたって、一方のスラットの端部と、この端部に近接し且つ一方のスラットと同一水平面内に位置する他方のスラットの端部とに、夫々取付け可能な一対の取付け部材を形成し、この一対の取付け部材相互を連結部材を介して接続したものである。
これによれば、一対の取付け部材を相互に接続する連結部材を有する連結具を一方のスラット端部に装着すると、一方のスラット端部と他方のスラット端部との間に隙間が生じる虞れがなくなり、コーナー部分における遮光が確実に行えるという効果を有する。
実公昭64−2937号公報
ところで、特許文献1に開示されるようなブラインドでは、スラット端部同士を近接させることができても、スラット端部の前縁同士が最も近接して後縁方向に向かって離間していくことになる。このため、遮光するためにスラットを閉じた場合には、スラットは短手方向中心線を軸として回転するためにスラット同士が近接した状態にならず、一方のスラット端部と対向物である他方のスラット端部との間に相変わらず隙間が発生してしまうという課題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、スラット端部と対向物との間の隙間を塞ぐことができるブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、ヘッドボックスから昇降可能に吊下げられるスラットを備えたブラインドにおいて、前記スラットは、少なくとも一方の端部に上下方向に向かって屈曲した屈曲部を有することを特徴とする、ブラインドが提供される。
かかる構成によれば、スラットは、少なくとも一方の端部に上方又は下方に向かって屈曲した屈曲部を有することで、スラットを全閉状態まで回動させたとき、ブラインドを設置した開口部の側枠やガイドレール枠等の対向物に屈曲部を近接又は接触させることができ、スラット端部と対向物との間の隙間を塞ぐことができる。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記屈曲部は、前記スラットの端部を折り曲げたものであってもよい。スラット端部を曲げ加工するのみで屈曲部を備えることができ、部品点数を従来のままとしながら、対向物との間の光漏れ防止効果を向上させることができる。
また、前記屈曲部は、前記スラットの端部に別部品として取付けられたものであってもよい。各スラット端部に別部材を取付けることで屈曲部を備えることができ、ヘッドボックス幅とスラット幅が同等の従来のブラインドであっても、スラット端部に屈曲部を取付けるだけで、ヘッドボックス幅よりもスラット幅が長くなって対向物に接近するようになり、対向物との間の光漏れ防止効果を向上させることができる。
また、2つの前記ヘッドボックスが隣り合った状態(又は隣接した状態)で平面視非平行に配置され、隣り合った(又は隣接した)2つの前記スラットのうちの少なくとも一方のスラットの端部に前記屈曲部を有し、一方の前記スラットを閉じた状態において、他方の前記スラットの端部に対して前記屈曲部が近接又は接触するようにしてもよい。コーナー部において2つのヘッドボックスを設置したとき、左右に隣り合う一方のスラットを閉じた状態において、他方のスラットのスラット端部に対して屈曲部が近接又は接触するため、コーナー部における左右に隣り合うスラットの間からの光漏れを防止することができる。
本発明によれば、スラット端部と対向物との間の隙間を塞ぐことができるブラインドを提供することができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態のブラインド100の全体構成を示す正面図である。 スラット120の端部近傍の平面図であり、(a)はスラット120が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)はスラット120が全閉状態(垂直時)を示す図である。 第2の実施形態のブラインド200を説明するための図である。 左に配置されるヘッドボックス210−1及びスラット220−1を説明するための図であり、(a)はスラット220−1が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)はスラット220−1が全閉状態(垂直時)を示す図である。 ブラインド200の動作を説明するための図であり、(a)は左右のスラット220−1、220−2が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)は左右のスラット220−1、220−2が全閉状態(垂直時)を示す図である。 第3の実施形態のブラインド300を説明するためのスラット320の端部付近を示す正面図である。 スラット320の近傍付近の斜視図であり、(a)はスラット320と屈曲部370とが分解された状態を示す図であり、(b)はスラット320に屈曲部370を取付けた状態を示す図である。 第4の実施形態のブラインド400を設置した状態を説明するための図である。 ブラインド400の動作を説明するための図であり、(a)は左右のスラット420−1、420−2が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)は左右のスラット420−1、420−2が全閉状態(垂直時)を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るブラインド100の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のブラインド100の全体構成を示す正面図である。
ブラインド100は、図1に示したように、ヘッドボックス110から昇降可能に吊下げられるスラット120を備え、スラット120は、少なくとも一方の端部に上下方向に向かって屈曲した屈曲部120aを有することを特徴とする。以下、各構成要素について詳細に説明する。なお、以下の説明において、水平及び垂直とは、略水平及び略垂直も含む。
(ヘッドボックス110)
ヘッドボックス110は、図示していない窓枠や天井等にブラケット112を介して固定される。ヘッドボックス110には、図1に示したように、複数のスラット120を整列状態に吊下げるラダーコード130と、スラット120を昇降させる昇降コード140とが垂下している。ヘッドボックス110の一端には、ラダーコード130の傾動を操作する回転操作棒114と、昇降コード140の移動を拘束するストッパ116とが設けられている。
ラダーコード130は、傾動することによりスラット120を傾動させものである。ラダーコード130の傾動は、図1に示した回転操作棒114を回転させることによって操作される。ラダーコード130を作動させる機構は一般的な機構を用いることができる。
昇降コード140は、図1に示したように、一端がスラット120の下方に配置されるボトムレール150に連結されている。昇降コード140の他端は、複数のスラット120を順次挿通するか、複数のスラット120の前後の縁部に沿って上昇し、ヘッドボックス110内を通ってストッパ116を介して一端から導出される。ヘッドボックス110から導出された昇降コード140の一端はコード止め142に連結される。コード止め142とボトムレール150は、補助コード144によって連結される。昇降コード140の一端、コード止め142、又は補助コード144のいずれかを操作してボトムレール150を昇降することによりスラット120が昇降する。
(スラット120)
複数のスラット120は、開口部を遮蔽したり開放したりするものである。複数のスラット120は、図1に示したように、ラダーコード130によって整列状態に支持されてスラット群を構成しており、ラダーコード130が傾動することによって傾動する。複数のスラット120は、前述のように、これらの下方に配置されるボトムレール150に下端が連結された昇降コード140が昇降することによって昇降する。
スラット120の左右の両端部は、図1に示したように、水平状態のときに下方向に向かって屈曲した屈曲部120aを有する。屈曲部120aは、スラット120が全閉状態のときには、前方に突出する。屈曲部120aは、スラット120の端部の近傍の位置を起端部として曲げ加工して形成される。
ボトムレール150は、図1に示したように、スラット120の屈曲部120aを除いた部分に配置されている。このため、ボトムレール150は、後述する左右のフレーム160内にスラット120の屈曲部120aが配置されることで、両端部の一部がフレーム160内に配置される。
フレーム160は、図1に示したように、ブラインド100を設置する窓枠などの開口部の側枠に設けられる。ブラインド100は、ヘッドボックス110の両端部とスラット120の屈曲部120aがフレーム160内に配置されるように設置される。フレーム160の前後方向の寸法は、スラット120から屈曲部120aが突出する大きさの約2倍である。すなわち、後述する図2(b)に示したように、スラット120が全閉状態のときに屈曲部120aの先端がフレーム160の前壁160aに当接する幅である。
以上、ブラインド100の構成について説明した。次に、ブラインド100の動作について、図2を参照しながら説明する。図2は、スラット120の端部近傍の平面図であり、(a)はスラット120が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)はスラット120が全閉状態(垂直時)を示す図である。
ブラインド100は、図2(a)に示したように、全開状態になると、スラット120が水平状態になる。よって、屈曲部120aがフレーム160内で下方に傾斜した状態で配置される。ブラインド100が、図2(b)に示したように、全閉状態になると、スラット120が垂直状態に傾動する。よって、屈曲部120aの先端が、図中Aに示したように、フレーム160の前壁160aに接触するため、開口部と室内とがスラット120とフレーム160によって遮断される。よって、開口部からフレーム160内を回りこむ光漏れが防止される。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、スラット120は、端部に下方に向かって屈曲した屈曲部120aを有することで、スラット120を全閉状態まで回動させたとき、ブラインド100を設置した開口部の側枠やガイドレール枠等の対向物に屈曲部を近接させることができ、スラット120の端部と対向物との間の隙間を塞ぐことができる。
また、スラット120の端部を曲げ加工するのみで屈曲部120aを備えることができ、部品点数を従来のままとしながら、対向物との間の光漏れ防止効果を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るブラインド200について、図3を参照しながら説明する。図3は、第2の実施形態のブラインド200を説明するための図である。本実施形態は、ブラインド200の構成が第1の実施形態のブラインド100の構成と異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
ブラインド200は、図3に示したように、2つのヘッドボックス210−1、210−2が隣り合った状態で平面視非平行に配置され、左右に隣り合う2つのスラット220−1、220−2のうちの左のスラット220−1の端部に屈曲部220aを有し、左右のスラット220−1、220−2を閉じた状態において、右のスラット220−2の端部に対して屈曲部220aが近接又は接触するように構成されている。2つのヘッドボックス210−1、210−2を隣り合った状態で平面視非平行に配置する場所としては、例えば、コーナー部などがあげられる。
まず、左に配置されるヘッドボックス210−1及びスラット220−1の構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、左に配置されるヘッドボックス210−1及びスラット220−1を説明するための図であり、(a)はスラット220−1が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)はスラット220−1が全閉状態(垂直時)を示す図である。
左のヘッドボックス210−1には、ラダーコード230及び昇降コード240の上端が巻取り及び巻解き可能に連結され、ラダーコード230を傾動させるとともに昇降コード240を昇降させる複数の昇降回転ドラム212と、昇降回転ドラム212を回転させるためのモータ214と、複数の昇降回転ドラム212同士を連結するとともに昇降回転ドラム212に対してモータ214の駆動力を伝達する駆動軸219と、駆動軸219の回転量を検出するエンコーダ216と、エンコーダ216により検出された回転量に基づいてモータ214の駆動を制御する制御ユニット218と、が設けられる。
左のスラット220−1は、図4(a)に示したように、右端部のみに屈曲部220aが設けられている。屈曲部220aは左のヘッドボックス210−1から右方向に突出している。屈曲部220aは、スラット220が全開状態(水平時)のときに下方に屈曲する。また、屈曲部220aは、スラット220が全閉状態(垂直時)のときには、図4(b)に示したように、前方に屈曲するように構成されている。左のボトムレール250−1は、屈曲部220aを除いた左のスラット220−1の下方に配置されている。
次に、右に配置されるヘッドボックス210−2及びスラット220−2の構成について、再び図3を参照しながら説明する。右のヘッドボックス210−2の内部の構造は左のヘッドボックス210−1と同様である。右のスラット220−2には、屈曲部は設けられていない。右のスラット220−2の左端部は、右のヘッドボックス210−2から左方向に突出する突出部220bを構成している。突出部220bは右のスラット220−2と同じ形状である。左右に隣り合うスラット220−1、220−2の屈曲部220aと突出部220bは近接して配置されている。右のボトムレール250−2は、突出部220bを除いた右のスラット220−2の下方に配置されている。
以上、本実施形態のブラインド200の構成について説明した。次に、本実施形態のブラインド200の動作について、図5を参照しながら説明する。図5は、ブラインド200の動作を説明するための図であり、(a)は左右のスラット220−1、220−2が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)は左右のスラット220−1、220−2が全閉状態(垂直時)を示す図である。
左右のスラット220−1、220−2が全開状態になると、図5(a)に示したように、左右のスラット220−1、220−2が水平状態になる。このとき、屈曲部220aと突出部220bとは、上から見ると端部同士が近接しているが、正面から見ると屈曲部220aが上下に隣り合う突出部220bの間に配置されるような状態になる。
左右のスラット220−1、220−2が全閉状態になると、図5(b)に示したように、左右のスラット220−1、220−2が垂直状態に傾動し、屈曲部220aが、図中Aに示したように、突出部220bの先端に接触する。このため、開口部と室内とが左右のスラット220−1、220−2によって遮断される。よって、コーナーからの光漏れが防止される。
なお、本実施形態では、左のスラット220−1が屈曲部220aを、右のスラット220−2が突出部220bを備える構成としたが、屈曲部と突出部を備えるスラットを左右逆にしてもよく、さらには、左右両方のスラットが屈曲部を備えるようにしてもよい。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、コーナー部において2つのヘッドボックス210−1、220−2を設置したとき、左右のスラット220−1、220−2を閉じた状態において、屈曲部220aと突出部220bとが近接又は接触するため、コーナー部におけるブラインド200の光漏れを防止することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るブラインド300について、図6を参照しながら説明する。図6は、第3の実施形態のブラインド300を説明するためのスラット320の端部付近を示す正面図である。本実施形態は、スラット320の屈曲部370がスラット320とは別部品である点が第1の実施形態と異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
ブラインド300は、図6に示したように、屈曲部370が、スラット320の端部に別部品として取付けられたものである。屈曲部370は、スラット320が水平状態のときに、下方に向かって傾斜するように構成されている。
スラット320の端部及び屈曲部370の構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、スラット320の近傍付近の斜視図であり、(a)はスラット320と屈曲部370とが分解された状態を示す図であり、(b)はスラット320に屈曲部370を取付けた状態を示す図である。屈曲部370は、スラット320の端部に連結されるリブ372を備えている。屈曲部370はリブ372に対して屈曲している。屈曲部370の角度は任意に設計することができる。
リブ372は、図7(a)に示したように、スラット320の上面、前後の側縁部から下面の両側縁部に沿った形状されており、端部の挿入口372aから内部にスラット320の端部が挿入される。リブ372の上部には凸部372bが下方に突出している。スラット320の端部には、図7(a)に示したように、凸部372bが嵌合する孔部320aが形成されている。
スラット320の端部への屈曲部370の取付けは、図7(b)に示したように、リブ372の挿入口372aからリブ372の内部にスラット320の端部を挿入する。すると、リブ372の凸部372bがスラット320の孔部320aに嵌合して、抜け止めされる。よって、スラット320に屈曲部370が取付けられる。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、各スラット320の端部に別部材を取付けることで屈曲部370を備えることができ、ヘッドボックス幅とスラット幅が同等の従来のブラインドであっても、スラット320の端部に屈曲部370を取付けるだけで、ヘッドボックス310の幅よりもスラット320の幅が長くなって対向物に接近するようになり、スラット320を全閉状態まで回動させたとき、対向物との間の光漏れ防止効果を向上させることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るブラインド400について、図8を参照しながら説明する。図8は、第4の実施形態のブラインド400の全体構成を示す正面図である。本実施形態は、左右のヘッドボックス410−1、410−2を2台並べて設置した点、スラット420−1、420−2の左右の両端部に水平状態のときに上方向に向かって屈曲した屈曲部420a−1、420a−2を有する点が第1の実施形態のブラインド100と異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のヘッドボックス410、スラット420、屈曲部420aは、第1の実施形態のヘッドボックス410、スラット420、屈曲部420aに対応するため、説明を省略する。
左のヘッドボックス410−1と右のヘッドボックス410−2は、図8に示したように、左右に並んで配置されており、左のスラット420−1と右のスラット420−2の隣り合う左の屈曲部420a−1と右の屈曲部420a−2は、近接して配置されている。
以上、ブラインド400の構成について説明した。次に、ブラインド400の動作について、図9を参照しながら説明する。図9は、ブラインド400の動作を説明するための図であり、(a)は左右のスラット420−1、420−2が全開状態(水平時)を示す図であり、(b)は左右のスラット420−1、420−2が全閉状態(垂直時)の状態を示す図である。左右のスラット420−1、420−2が全開状態のときは、図9(a)に示したように、左右のスラット420−1、420−2は水平状態になり、左右の屈曲部420a−1、420a−2の隣り合う端部同士が接近して配置される。
左右のスラット420−1、420−2を全閉状態にすると、図9(b)に示したように、左右の屈曲部420a−1、420a−2の先端が室外側に突出するように傾斜して配置される。よって、左右の屈曲部420a−1、420a−2は左右のスラット420−1、420−2に対してほぼ直交する位置を除いたほぼ全ての太陽の角度において、光を反射できる。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、左右のスラット420−1、420−2を全閉状態にすると、左右の屈曲部420a−1、420a−2の先端が室外側に突出するように傾斜して配置される。よって、左右の屈曲部420a−1、420a−2はほぼ全ての太陽の角度において、光を反射できるため、遮光性が向上する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上説明した実施形態・応用例・変形例等は、適宜組み合わせて実施することができる。
100、200、300、400 ブラインド
110、310 ヘッドボックス
112 ブラケット
116 ストッパ
120、320 スラット
120a、220a、370 屈曲部
130、230 ラダーコード
140、240 昇降コード
142 コード止め
144 補助コード
150 ボトムレール
160 フレーム
210−1 左のヘッドボックス
210−2 右のヘッドボックス
212 昇降回転ドラム
214 モータ
216 エンコーダ
218 制御ユニット
220−1 左のスラット
220−2 右のスラット
220b 突出部
250−1 左のボトムレール
250−2 右のボトムレール
320a 孔部
372 リブ
372a 挿入口
372b 凸部
410−1 左のヘッドボックス
410−2 右のヘッドボックス
420−1 左のスラット
420−2 右のスラット
420a−1 左の屈曲部
420a−2 右の屈曲部

Claims (4)

  1. ヘッドボックスから昇降可能に吊下げられるスラットを備えたブラインドにおいて、
    前記スラットは、少なくとも一方の端部に上下方向に向かって屈曲した屈曲部を有することを特徴とする、ブラインド。
  2. 前記屈曲部は、前記スラットの端部を折り曲げたものであることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  3. 前記屈曲部は、前記スラットの端部に別部品として取付けられたものであることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  4. 2つの前記ヘッドボックスが隣り合った状態で平面視非平行に配置され、隣り合った2つの前記スラットのうちの少なくとも一方のスラットの端部に前記屈曲部を有し、一方の前記スラットを閉じた状態において、他方の前記スラットの端部に対して前記屈曲部が近接又は接触することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のブラインド。

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