JP6782143B2 - ブラインド揺動規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラインド揺動規制装置に関する。
従来、ブラインドのボトムレールを保持する装置としては、実開昭57−99096号公報(特許文献1)に開示されるものがある。特許文献1には、底板の前後にボトムバーの幅に相当する間隔を以て前後の起伏板の各下部を軸着し、該起伏板の下部と底板との間に起伏板直立時の係止機構を設けたブラインド用振止具が開示されている。これによれば、ブラインドの使用時は、風のあおり等によりブラインドが揺動及び浮上することを防止することができ、ブラインドの非使用時は、起伏板を倒伏することでブラインド開放時に邪魔にならず、体裁が良好で掃除、通行の邪魔にならないという効果を有する。
実開昭57−99096号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、ブラインド用振止具の使用時にブラインドが強風にあおられてしまったときは、起伏板にはボトムレールから外方への押圧力がかかり、ブラインド用振止具が破損してしまうおそれがあった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ブラインドの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、その破損のおそれを軽減することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、吊り下げられた遮蔽材の下端に設けられたボトムレールの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、前記ボトムレールの所定以上の揺動を規制する規制片を備え、前記規制片は、前記ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、前記ボトムレールの揺動の規制を解除することを特徴とする、ブラインド揺動規制装置が提供される。
かかる構成によれば、ボトムレールが強風に煽られるなどによって、ブラインド揺動規制装置に所定量以上の負荷がかかったときは、規制片による規制状態を解除することができる。このようにして、装置の破損のおそれを軽減することができる。上記従来技術では、底板の軸座に軸着されている起伏板の下部が外方へ倒伏することが許容されない形状であるため、ブラインド用振止具が破損してしまうおそれがあったが、本発明によればこの点を改善することができる。
本発明は様々な応用が可能である。以下の応用例は、適宜組み合わせることが可能である。
例えば、前記規制片を回動可能に支持するベースをさらに備え、前記規制片と前記ベースとの間には、前記規制片を所定角度で保持するとともに所定量以上の負荷が掛かると前記ボトムレールの揺動の規制を解除する規制解除手段が設けられるようにしてもよい。
規制片を回動可能に支持するベースによって、簡易な構成で規制片による規制状態を解除することができる。また、規制片とベースとの間に規制解除手段を設けることによって、ブラインドの通常使用時は、規制片をボトムレールを保持可能な角度にし、ボトムレールが強風に煽られるなどによって、ブラインド揺動規制装置に所定量以上の負荷がかかったときは、規制片による保持状態を解除することができる。
前記規制片は前記ボトムレールから離間する方向に傾倒可能であり、前記規制片が傾倒したときに、前記ボトムレールの揺動の規制を解除するようにしてもよい。規制片は前記ボトムレールから離間する方向に傾倒可能とすることで、ボトムレールによる押圧がかかった方向にそのまま傾倒して負荷を逃がし、ボトムレールの揺動規制状態を解除することができる。
前記規制片は、一対設けられるようにしてもよい。ボトムレールの両方向への揺動を規制することができる。
またこのとき、前記各規制片は互いに接近する方向に傾倒可能であり、前記各規制片が傾倒したときに、一方の前記規制片の上に他方の前記規制片が畳み込まれるようにしてもよい。
各規制片が互いに接近する方向に傾倒可能とすることで、ブラインドを使用しないときは、規制片を互いに重なるように傾倒させ、一方の規制片を他方の規制片が収容することができる。装置をコンパクトに納めることができるとともに、装置への汚れの付着等を防止できる。
また、前記規制片には、スリットが形成されるようにしてもよい。ボトムレールが規制片に接触したときに、接触部分がスリットにより撓み、衝撃を緩和するため、衝撃音の発生を抑制することができる。このようにスリットは、ボトムレール当接時の緩衝音を軽減する衝撃軽減部として機能する。
本発明によれば、ブラインドの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、その破損のおそれを軽減することが可能である。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
揺動規制装置170を使用した状態のブラインド100の全体構成を概略的に示した図である。 揺動規制装置170を使用していない状態のブラインド100の全体構成を概略的に示す図である。 揺動規制装置170の両方の規制部を開いた状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は断面図である。 揺動規制装置170の一方の規制部を開いた状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は断面図である。 揺動規制装置170の収容時の状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は内部を透過した斜視図であり、(d)は断面図である。 揺動規制装置170の動作を説明するための図であり、(a)は収容時の状態を示す図であり、(b)は一方の規制部を立てた状態を示す図であり、(c)は両方の規制部を立てた状態を示す図であり、(d)は負荷がかかったときの状態を示す図である。 揺動規制装置170の作用を説明するための図であり、(a)はブラインドが静止しているときの状態を示す図であり、(b)はブラインドが風に煽られた状態を示す図である。 揺動規制装置170の作用を説明するための図であり、ボトムレールから所定量以上の負荷がかかった状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の一実施形態について説明する。まず、本実施形態のブラインド揺動規制装置を採用したブラインドの全体の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は揺動規制装置(ブラインド揺動規制装置)170を使用した状態のブラインド100の全体構成を概略的に示す図である。図2は揺動規制装置170を使用していない状態のブラインド100の全体構成を概略的に示す図である。
ブラインド100は、図1に示したように、ヘッドボックス110と、ヘッドボックス110から傾動可能に垂下するラダーコード120と、ラダーコード120に整列状態に支持される複数のスラット130と、複数のスラット130の下方に配置されラダーコード120の下端が連結されるボトムレール140と、ヘッドボックス110から昇降可能に垂下し、複数のスラット130を挿通して下端がボトムレール140に連結され、スラット130を昇降させる昇降コード150と、ヘッドボックス110の一端に設けられスラット130の回転を操作する操作棒160と、ボトムレール140の揺動を規制する揺動規制装置170と、を備えて構成される。
以下、本実施形態のブラインド100の各構成要素について、図1を参照しながら説明する。
ヘッドボックス110は、図1に示したように、取り付け用ブラケット112を介して窓枠200に固定される。なお、本実施形態では、ヘッドボックス110を窓枠200に設けたが、開口部を塞ぐことができる位置であれば、例えばヘッドボックス110を天井などに設けてもよい。ヘッドボックス110内には、操作棒160の操作によって駆動し、ラダーコード120を傾動させる図示していない傾動駆動機構が設けられている。
ラダーコード120は、複数のスラット130を傾動可能に支持するものである。ラダーコード120は、図1に示したように、複数のスラット130を整列状態に支持している。ラダーコード120は、上端がヘッドボックス110内の図示していない傾動駆動機構に連結されており、下端がスラット130の列の下方に配置されるボトムレール140に連結されている。ラダーコード120が傾動することにより、複数のスラット130を傾動させる。
スラット130は、ヘッドボックス110の下方における開口部の開放量あるいは閉鎖量を調整するものである。スラット130は、図1に示したように、ラダーコード120に整列状態に支持される。スラット130は、ラダーコード120の傾動に伴って傾動することにより、ヘッドボックス110の下方を開放したり閉鎖したりする。
ボトムレール140は、ブラインドの昇降状態に応じてラダーコード120あるいは昇降コード150のうち少なくとも一方を緊張状態に保持するものである。ボトムレール140は、図1に示したように、複数のスラット130の列の下方に配置されており、ラダーコード120及び昇降コード150の下端が連結されている。
昇降コード150は、スラット130を昇降させるものである。昇降コード150は、図1に示したように、一端がボトムレール140に連結されている。昇降コード150の他端は、スラット130の列を挿通して上昇し、ヘッドボックス110内に導入される。ヘッドボックス110内に導入された昇降コード150の他端は、ヘッドボックス110の一端からストッパ114を介してヘッドボックス110から導出される。ヘッドボックス110から導出された昇降コード150の他端は、連結具180に連結される。連結具180には、スラット130上昇時に昇降コード150の垂れ下がりを防ぐとともにスラット130を昇降するための操作部としても機能する補助コード190の一端が連結されている。補助コード190の他端はボトムレール140に連結されている。
昇降コード150又は補助コード190を操作してストッパ114を解除し、昇降コード150を引き下ろすと、昇降コード150の他端がヘッドボックス110から引き出される。よって、昇降コード150の一端が引き上げられるため、ボトムレール140とともにスラット130が上昇する。
また、ストッパ114が解除された状態で、昇降コード150又は補助コード190から手を放すと、ボトムレール140が自重により下降して、昇降コード150の一端が下降する。よって、ボトムレール140とともにスラット130が下降する。スラット130を所望の高さ位置で保持するには、昇降コード150又は補助コード190を操作してストッパ114を作動させて、昇降コード150の移動を拘束する。
操作棒160は、スラット130の傾動を操作するためのものである。操作棒160は図1に示したように、ヘッドボックス110の一端に設けられており、ヘッドボックス110内の図示していない傾動駆動機構に機械的に連結されている。操作棒160を回転操作することによって傾動駆動機構を介してラダーコード120が傾動し、操作棒160の回転方向に応じてラダーコード120の傾動方向が切り替わり、スラット130も傾動する。
揺動規制装置170は、ボトムレール140の所定以上の揺動を規制するものである。また、ボトムレール140から所定量以上の負荷が掛かるとボトムレール140の規制を解除する機能を有する。揺動規制装置170は、図1に示したように、ボトムレール140の下方の窓枠200に設けられる。揺動規制装置170は、図1に示したように、使用時には、後述の一対の規制片172−1、172−2を立てて、一対の規制片172−1、172−2がボトムレール140の前後方向に重なるようにして使用する。
図2は揺動規制装置170を使用していない状態のブラインド100の全体構成を概略的に示す図である。揺動規制装置170は、図2に示したように、ボトムレール140の揺動を規制する必要がない場合には一対の規制片172−1、172−2を上下に重なるように折り畳んで収容することができる。このように、収容時には、規制片172を折り畳んで、規制片172がボトムレール140と干渉しないようにして使用する。なお、一対の規制片172−1、172−2を総称するときは、規制片172という。
以上、本実施形態のブラインド100の全体的な構成を概略的に説明した。次に、本実施形態の特徴的な構成である揺動規制装置170の構成について、図3〜図5を参照しながら説明する。図3は、揺動規制装置170の両方の規制部を開いた状態を示す図である。図4は、揺動規制装置170の一方の規制部を開いた状態を示す図である。図5は、揺動規制装置170の収容時の状態を示す図である。
揺動規制装置170は、図3に示したように、規制片172と、規制片172を回動可能に支持するベース174と、からなる。規制片172とベース174との間には、規制片172を所定角度で保持するとともに所定量以上の負荷が掛かるとボトムレール140の規制を解除する規制解除手段176が設けられている。なお、規制解除手段176については、図6〜図8を参照しながら後述する。
(規制片172)
規制片172は、ボトムレール140の所定以上の揺動を規制するものである。規制片172は、図3(a)の斜視図に示したように、一対設けられている。一対の規制片172−1、172−2は、ベース174の両端に互いに対向するように配置され、回動可能に支持されている。一方の規制片172−1は他方の規制片172−2よりも小さく構成されている。
一方の規制片172−1は、図3(a)の斜視図に示したように、外側の面と、両側面とよりなる浅い方形状であり、一方の短辺がベース174に支持されている。一対の規制片172−1の側面には、図3(b)の側面図に示したように、長さ方向に沿って伸びるスリット172−1aが形成されている。スリット172−1aは、ボトムレール140が一方の規制片172−1に接触したときに、当接部分の衝撃を緩和して、衝撃音の発生を抑制することができる。一方の規制片172−1の下端には、図3(c)の断面図に示したように、両側面から側方に突出する円柱状の被保持部172−1bが設けられている。この被保持部172−1bは、後述する規制解除手段176を構成するものである。
図4は、揺動規制装置170の一方の規制部を開いた状態を示す図である。一方の規制片172−1は、図4(a)の斜視図に示したように、折り畳まれたときに、内部にベース174を収容可能となっている。すなわち、一方の規制片172−1の側面は、図4(b)の側面図に示したように、ベース174の側面を覆う。また、一方の規制片172−1の外側の面は、図4(c)の断面図に示したように、ベース174の外側の面を覆う。
他方の規制片172−2は、図3(a)に示したように、外側の面と、上面と、両側面よりなる浅い方形状の形状であり、一方の短辺がベース174に支持されている。他方の規制片172−2の側面には、図3(b)に示したように、長さ方向に沿って伸びるスリット172−2aが形成されている。スリット172−2aは、ボトムレール140が他方の規制片172−2に接触したときに、当接部分の衝撃を緩和して、衝撃音の発生を抑制することができる。他方の規制片172−2の下端には、図3(c)に示したように、両側面から側方に突出する円柱状の被保持部172−2bが設けられている。この被保持部172−2bは、後述する規制解除手段176を構成するものである。
被保持部172−1b、172−2bは、後述するベース174に形成された保持部174aとともに規制片172を所定角度で保持するとともに、所定量以上の負荷が掛かるとボトムレール140の規制を解除する規制解除手段176を構成するものである。規制解除手段176の詳細は、図6〜図8を参照しながら後述する。
図5は、揺動規制装置170の収容時の状態を示す図である。他方の規制片172−2は、図5(a)の斜視図及び図5(b)の断面図に示したように、折り畳まれたときに、内部に一方の規制片172−1を収容可能となっている。すなわち、他方の規制片172−2の外側の面は、図5(a)に示したように、一方の規制片172−1の外側の面を覆う。また、他方の規制片172−2の側面は、図5(b)に示したように、一方の規制片172−1の側面を覆う。
なお、本実施形態では、スリット172−1a、172−2aを一対の規制片172−1、172−2の側面に設けたが、スリット172−1a、172−2aを設ける位置、スリット172−1a、172−2aの形状、数は、適宜設計することができる。
(ベース174)
ベース174は、規制片172を回動可能に支持するものである。ベース174は、図5(c)の内部を透過した斜視図及び図5(d)の断面図に示したように、略方形状である。ベース174には、長手方向両端部の側部に下方が開放した円弧状の保持部174aと、保持部174aよりも内側の上部に短手方向に窪んだ回避部174bと、が形成されている。保持部174aは、後述する規制解除手段176を構成するものである。
(規制解除手段176)
規制解除手段176は、規制片172を所定角度で保持するとともに所定量以上の負荷が掛かるとボトムレール140の規制を解除するものである。規制解除手段176は、図5(c)、(d)に示したように、上述した一方の規制片172−1の被保持部172−1bと、他方の規制片172−2の被保持部172−2bと、ベース174の保持部174aと、ベース174の回避部174bと、によって構成される。被保持部172−1b、172−2bは、保持部174aの外周と、保持部174aの内部と、回避部174bとを移動可能である。
以上、揺動規制装置170の構成について説明した。次に、揺動規制装置170の収容時、他方の規制片を立てたとき、使用時、過負荷がかかったときの状態を、図6を参照しながら説明する。図6は、揺動規制装置170の動作を説明するための図であり、(a)は収容時の状態を示す図であり、(b)は一方の規制部を立てた状態を示す図であり、(c)は両方の規制部を立てた状態を示す図であり、(d)は負荷がかかったときの状態を示す図である。
(1)収容時
一対の規制片172−1、172−2は、図6(a)に示したように、互いに接近する方向に傾倒して、一方の規制片172−1の上に他方の規制片172−2が畳み込まれる。このとき、一対の規制片172−1、172−2の被保持部172−1b、172−2bは、保持部174aの外周側上方に位置する。
(2)他方の規制片172−2を立てたとき
他方の規制片172−2をベース174に対して垂直な角度まで回転させると、図6(b)に示したように、被保持部172−2bは保持部174a内に移動する。よって、被保持部172−2bは保持部174aによって移動が規制されるため、他方の規制片172−2は立った状態が維持される。この状態における、被保持部172−2bと保持部174aとの係合力は、他方の規制片172−2に所定量以上の力が掛かると外れる程度の大きさである。なお、被保持部172−2bと保持部174aとの係合力は、被保持部172−2bと保持部174aの少なくとも一方の形状や材質や相対位置等を変えることによって、所定の大きさに設定することができる。
(3)使用時
一方の規制片172−1もベース174に対して垂直な角度まで回転させると、図6(c)に示したように、被保持部172−1bは保持部174aの円弧の内部に移動する。よって、被保持部172−1bは保持部174aによって移動が規制されるため、一方の規制片172−1は立った状態が維持される。この状態における、被保持部172−1bと保持部174aとの係合力は、一方の規制片172−1に所定量以上の力が掛かると外れる程度の大きさである。このように、一対の規制片172−1、172−2が立った状態が使用時の状態である。なお、被保持部172−1bと保持部174aとの係合力も、被保持部172−1bと保持部174aの少なくとも一方の形状や材質や相対位置等を変えることによって、所定の大きさに設定することができる。
(4)過負荷がかかったときの状態
一対の規制片172−1、172−2に所定量以上の力(過負荷)が掛かると、図6(d)に示したように、被保持部172−1b、172−2bは保持部174aの円弧の内部から円弧を乗り越えて、回避部174bに移動する。よって、一対の規制片172−1、172−2はたがいに離間する方向に傾倒する。
以上、本実施形態の特徴的な構成である揺動規制装置170の構成について説明した。以下、揺動規制装置170の使用時、風に煽られたとき、過負荷がかかったときの作用について、図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、揺動規制装置170の作用を説明するための図であり、(a)はブラインド100が静止しているときの状態を示す図であり、(b)はブラインド100が風に煽られた状態を示す図である。図8は、揺動規制装置170の作用を説明するための図であり、ボトムレール140から所定量以上の負荷がかかった状態を示す図である。
(1)使用時
揺動規制装置170の使用時には、図7(a)に示したように、一対の規制片172−1、172−2を立てて、一対の規制片172−1、172−2の間にボトムレール140を配置して使用する。
(2)風に煽られたとき
スラット130が風に煽られると、図7(b)に示したように、ボトムレール140が揺れる。このとき、揺れたボトムレール140が規制片172に衝突しても、ボトムレール140から規制片172に加えられる力が所定量未満の場合、規制解除手段176によって一対の規制片172−1、172−2が立った状態が保持される。よって、一対の規制片172−1、172−2によって、ボトムレール140の揺れが規制される。
(3)過負荷がかかったとき
ボトムレール140の揺れが大きくなり、ボトムレール140から規制片172に加えられる力が所定量以上になった場合、図8に示したように、一対の規制片172−1、172−2はボトムレール140による押圧がかかった方向にそのまま傾倒して負荷を逃がし、規制解除手段176の被保持部172−1b、172−2bと保持部174aとの係合が解除され、被保持部172−1b、172−2bは回避部174bに移動する。よって、ボトムレール140の規制状態を解除することができるため、ボトムレール140が規制片172に衝突しなくなる。
(本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、ボトムレール140が強風に煽られるなどによって、揺動規制装置170に所定量以上の負荷がかかったときは、規制片172による規制状態を解除することができる。このようにして、装置の破損のおそれを軽減することができる。
また、規制片172を回動可能に支持するベース174によって、簡易な構成で規制片172による規制状態を解除することができる。また、規制片172とベース174との間に規制解除手段176を設けることによって、ブラインド100の通常使用時は、規制片172をボトムレール140を保持可能な角度にし、ボトムレール140が強風に煽られるなどによって、揺動規制装置170に所定量以上の負荷がかかったときは、規制片172による保持状態を解除することができる。
また、規制片172はボトムレール140から離間する方向に傾倒可能とすることで、ボトムレール140による押圧がかかった方向にそのまま傾倒して負荷を逃がし、ボトムレール140の規制状態を解除することができる。
さらに、規制片172は、一対設けられるため、ボトムレール140の両方向への揺動を規制することができる。
また、各規制片172が互いに接近する方向に傾倒可能とすることで、ブラインド100を使用しないときは、規制片172を互いに重なるように傾倒させ、一方の規制片172−1を他方の規制片172−2が収容することができる。よって、装置170をコンパクトに納めることができるとともに、装置170への汚れの付着等を防止できる。
また、ボトムレール140が規制片172−1、172−2に接触したときに、接触部分がスリット172−1a、172−2aにより撓み、衝撃を緩和するため、衝撃音の発生を抑制することができる。このようにスリット172−1a、172−2aは、ボトムレール140当接時の緩衝音を軽減する衝撃軽減部として機能する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、ブラインドを横型ブラインドとしたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、ブラインドは、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーン、ローマンシェードなどであってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、規制片を回動可能に支持するベースをさらに備え、規制片とベースとの間には、規制片を所定角度で保持するとともに所定量以上の負荷が掛かるとボトムレールの揺動の規制を解除する規制解除手段が設けられる構成としたが、本発明はこの例に限定されない。規制片は、ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、ボトムレールの揺動の規制を解除する構成とすれば、例えば、ベースに対してスライドする構成にしたり、ベースを設けずに窓枠に直接取り付ける構成にしたりするなど、任意の構成とすることができる。
また、上記実施形態では、規制片はボトムレールから離間する方向に傾倒可能であり、規制片が傾倒したときに、ボトムレールの揺動の規制を解除する構成としたが、本発明はこの例に限定されない。規制片は、ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、ボトムレールの揺動の規制を解除する構成とすれば、例えば、スライドしてボトムレールから離間する構成にするなど、任意の構成とすることができる。
また、上記実施形態では、過負荷がかかったときに一対の規制片が互いに離間する方向に傾倒する例を開示したが、本発明はこれに限定されず、ボトムレールの押圧方向に応じて、いずれかの一方の規制片のみが他方の規制片から離間する方向に傾倒しても、ボトムレールの規制状態を解除することができる。
また、上記実施形態では、一対の規制片のいずれにも規制解除手段を設ける構成としたが、本発明はこれに限定されず、いずれかの一方の規制片にのみ、規制解除手段を設けることができる。
また、上記実施形態では、規制片は、一対設けられる構成としたが、本発明はこの例に限定されず、ブラインドが設置される環境に応じて規制片の数は適宜設計することができる。
また、上記実施形態では、各規制片は互いに接近する方向に傾倒可能であり、各規制片が傾倒したときに、一方の規制片の上に他方の規制片が畳み込まれる構成としたが、本発明はこの例に限定されず、任意の構成とすることができる。
規制片には、スリットが形成される構成としたが、スリットの有無は適宜設計することができる。
100 ブラインド
110 ヘッドボックス
112 取り付け用ブラケット
114 ストッパ
120 ラダーコード
130 スラット
140 ボトムレール
150 昇降コード
160 操作棒
170 揺動規制装置(ブラインド揺動規制装置)
172 規制片
172−1 一方の規制片
172−2 他方の規制片
172−1a、172−2a スリット
172−1b、172−2b 被保持部
174 ベース
174a 保持部
174b 回避部
176 規制解除手段
180 連結具
190 補助コード
200 窓枠

Claims (6)

  1. 吊り下げられた遮蔽材の下端に設けられたボトムレールの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、
    前記ボトムレールの所定以上の揺動を規制する規制片を備え、
    前記規制片は、前記ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、前記ボトムレールの揺動の規制を解除し、
    前記規制片を回動可能に支持するベースをさらに備え、
    前記規制片と前記ベースとの間には、前記規制片を所定角度で保持するとともに所定量以上の負荷が掛かると前記ボトムレールの揺動の規制を解除する規制解除手段が設けられることを特徴とすることを特徴とする、ブラインド揺動規制装置。
  2. 吊り下げられた遮蔽材の下端に設けられたボトムレールの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、
    前記ボトムレールの所定以上の揺動を規制する規制片を備え、
    前記規制片は、前記ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、前記ボトムレールの揺動の規制を解除し、
    前記規制片は前記ボトムレールから離間する方向に傾倒可能であり、前記規制片が傾倒したときに、前記ボトムレールの揺動の規制を解除することを特徴とする、ブラインド揺動規制装置。
  3. 吊り下げられた遮蔽材の下端に設けられたボトムレールの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、
    前記ボトムレールの所定以上の揺動を規制する規制片を備え、
    前記規制片は、前記ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、前記ボトムレールの揺動の規制を解除し、
    前記規制片には、スリットが形成されることを特徴とする、ブラインド揺動規制装置。
  4. 前記規制片は、一対設けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のブラインド揺動規制装置。
  5. 前記各規制片は互いに接近する方向に傾倒可能であり、前記各規制片が傾倒したときに、一方の前記規制片の上に他方の前記規制片が畳み込まれることを特徴とする、請求項4に記載のブラインド揺動規制装置。
  6. 吊り下げられた遮蔽材の下端に設けられたボトムレールの揺動を規制するブラインド揺動規制装置において、
    前記ボトムレールの所定以上の揺動を規制する規制片を備え、
    前記規制片は、前記ボトムレールから所定量以上の負荷が掛かると、前記ボトムレールの揺動の規制を解除し、
    前記規制片は、一対設けられ、
    前記各規制片は互いに接近する方向に傾倒可能であり、前記各規制片が傾倒したときに、一方の前記規制片の上に他方の前記規制片が畳み込まれることを特徴とする、ブラインド揺動規制装置。
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