JP6920963B2 - ブラインド - Google Patents

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本発明は、ブラインドに関する。
従来のブラインドとして、特開2001−271577号公報(特許文献1)に開示されるものがある。この特許文献1に開示されるブラインドは、ラダーコードによって複数のスラットを整列状態に支持し、スラットの下方に配置されるボトムレールにテープホルダーを介してラダーコードを構成する前後の縦コードを取付けたものである。
特開2001−271577号公報
ところで、ボトムレールはスラットに比べて厚みがあり重いため、スラットを閉じる方向に回転させたときに、スラットの回転角度に比べてボトムレールの回転角度が小さくなる。よって、下方のスラットは上方スラットに比べて傾斜角度が小さくなり、遮蔽性に問題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、遮蔽性を向上させたブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、ヘッドボックスから吊り下げられる前後の縦コードの間に複数のスラットを整列状態に支持するラダーコードと、前記前後の縦コードの下端が連結されるボトムレールと、を備えたブラインドであって、最下段の前記スラットと前記ボトムレールとの間にある前記前後の縦コードの長さを異なる長さに調整可能な長さ調整部を備えたことを特徴とする、ブラインドが提供される。
また、前記長さ調整部は、前記スラットが一方向へ傾斜したときの前記ボトムレールの傾斜角度が、前記スラットの傾斜角度よりも大きくなるように前記前後の縦コードの長さを調整可能であるようにすることができる。
かかる構成によれば、最下段のスラットとボトムレールとの間の前後の縦コードの長さを異なる長さに調整することによって、スラットとは関係なくボトムレールの傾斜角度のみを調整することができる。このため、スラットが一方向へ傾斜したときのボトムレールの傾斜角度が、スラットの傾斜角度よりも大きくなるように後の縦コードの長さを調整できる。よって、スラットの全閉時または逆全閉時において一方向に回転したときのボトムレールの傾斜角度が垂直に近づき、スラットの傾斜角度をより大きくすることができ、遮蔽性が向上する。さらに、ブラインドの組立て後においても、ボトムレールの傾斜角度を所望の角度に容易に調整することが可能である。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記長さ調整部は、前記前後の縦コードを前後方向に移動することにより、前記前後の縦コードの長さを異なる長さに調整可能であるようにしてもよい。これによれば、長さ調整部の移動方向によってボトムレールの傾斜させたい側を選択することができるとともに、傾斜角度を調整することができる。
また、前記長さ調整部は、前記ボトムレールに設けられ、前記ボトムレールに取り付けられるホルダ本体と、前記ホルダ本体に保持されるとともに、前記前後の縦コードが連結されて前記前後の縦コードの長さを異なる長さに調整可能な調整部材と、からなるようにしてもよい。長さ調整部をホルダ本体と調整部材とによって構成し、調整部材をホルダ本体に保持されるようにすることで、調整部材はホルダ本体を介してボトムレールに取り付けることができるようになり、組立性が向上する。また、既存の部材であるボトムレールに長さ調整部を設けるため、長さ調整部を設けるための特別な構成を別途設ける必要がない。
また、前記調整部材は、前記ホルダ本体に対して前記ボトムレールの前後方向に移動可能に保持されるようにしてもよい。調整部材がホルダ本体に移動可能に保持されることにより、ホルダ本体に対して調整部材を前後に移動させるだけで、ボトムレールの傾斜させたい側を選択することができるとともに、傾斜角度を調整することができる。
また、前記ホルダ本体と前記調整部材には、所定位置に移動する毎に係合する凹凸部が設けられるようにしてもよい。所定位置に移動する毎に係合する凹凸部を設けることにより、前後の縦コードの長さの差を段階的に調整できるようになり、設置現場でボトムレールの傾斜角度を所望角度にする作業を容易に行うことができる。
また、前記長さ調整部は、前記前後の縦コードを巻取り及び巻解くことにより、前記前後の縦コードの長さを調整可能であるようにしてもよい。かかる構成によれば、例えば、前後の縦コードの下端を同時に巻取り及び巻解くことができるようになり、ボトムレールの高さを調整することができる。
また、前記長さ調整部は、前記前後の縦コードの長さを、それぞれ独立に調整可能であるようにしてもよい。前後の縦コードの長さを、それぞれ独立に調整できるため、前後の縦コードの長さの差の調整量を大きくすることができるとともに、前後の縦コードの長さをともに調整することでボトムレールの高さを合わせて調整することができる。
本発明によれば、ブラインドの遮蔽性を向上させることができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態のブラインドの全体構成を示す正面図である。 長さ調整部が取り付けられたボトムレール近傍を示す図である。 長さ調整部を説明するための図であり、(a)はホルダ本体を示す平面図であり、(b)はホルダ本体に調整部材を組み付けた状態を示す斜視図であり、(c)は長さ調整部のホルダ本体の部分断面図である。 長さ調整部がボトムレールの前後方向の中央にあるときのボトムレールと長さ調整部の状態を示す図であり、(a)は長さ調整部を示す図であり、(b)はボトムレール付近の状態を示す図である。 長さ調整部がボトムレールの前後方向の前側にあるときのボトムレールと長さ調整部の状態を示す図であり、(a)は長さ調整部を示す図であり、(b)はボトムレール付近の状態を示す図である。 長さ調整部がボトムレールの前後方向の後側にあるときのボトムレールと長さ調整部の状態を示す図であり、(a)は長さ調整部を示す図であり、(b)はボトムレール付近の状態を示す図である。 スラットを全閉状態まで閉じたときのスラットとボトムレールの状態を示す図である。 第2の実施形態の長さ調整部を示す分解斜視図である。 長さ調整部にラダーコードを巻き付けた状態を示す側面図である。 前後の縦コードの長さを調整する状態を説明するための図であり、(a)は調整していない状態を示し、(b)は傾きを調整した状態を示し、(c)はボトムレールの高さを調整した状態を示す。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るブラインド100の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のブラインド100の全体構成を示す正面図であり、図2は、長さ調整部180が取り付けられたボトムレール160近傍を示す図である。
ブラインド100は、図1に示したように、ヘッドボックス110から吊り下げられる前後の縦コード122の間に複数のスラット140を整列状態に支持するラダーコード120と、前後の縦コード122の下端が連結されるボトムレール160と、を備える。ラダーコード120には、最下段のスラット140とボトムレール160との間にある前後の縦コード122の長さを異なる長さに調整可能な長さ調整部180が設けられて構成される。
(ヘッドボックス110)
ヘッドボックス110は、図示していない窓枠や天井等にブラケット112を介して固定される。ヘッドボックス110からは、図1に示したように、一般的なブラインドと同様に、複数のスラット140を整列状態に吊下げるラダーコード120とスラット140を昇降させる昇降コード130とが垂下している。ヘッドボックス110の一端には、後述する昇降コード130の移動を拘束可能なストッパ114が設けられている。
また、ヘッドボックス110内には、ラダーコード120の上端を巻き取り及び巻き解き可能な回転ドラム(図示せず)が配置されている。回転ドラムはヘッドボックス110の一端に設けられる回転操作棒116によって回転が操作されて、回転ドラムに後述するラダーコード120の前後の縦コード122の上端が巻き取り及び巻き解かれる。
(ラダーコード120)
ラダーコード120は、複数のスラット140を整列状態に支持するものである。ラダーコード120は、図1に示したように、ヘッドボックス110の長手方向の複数か所に配置され、前述のように、上端が回転ドラムにそれぞれ連結される。ラダーコード120と回転ドラムとの構成は、一般的なブラインドと同様である。
ラダーコード120は、図2に示したように、上下方向に延びる前後の縦コード122と前後の縦コード122を連結する中段コード124によってはしご状に構成されており、複数のスラット140を整列状態に支持する。前後の縦コード122の下端は後述する長さ調整部180を介してボトムレール160に連結される。中段コード124には、スラット140が載置される。なお、前後の縦コード122を区別して説明するときは、前の縦コード122−1、後の縦コード122−2とする。
(昇降コード130)
昇降コード130は、スラット140を昇降するものである。昇降コード130は、図1に示したように、ヘッドボックス110の長手方向の複数か所に配置され、上端がヘッドボックス110内を通ってヘッドボックス110の一端に設けられたストッパ114を介してヘッドボックス110から導出される。ヘッドボックス110から導出された各昇降コード130は、まとめてコード止め132に連結される。コード止め132はセーフティージョイント134が設けられた補助コード136を介してボトムレール160に連結される。昇降コード130は直接操作するか、コード止め132又は補助コード136によって操作される。
昇降コード130の下端は、図2に示したように、スラット140に設けられた挿通孔(図示せず)を順次挿通してボトムレール160に連結される。なお、本実施形態では、昇降コード130は、スラット140の挿通孔を挿通する構成としたが、スラットの前側あるいは後側の縁部を通ってボトムレールに連結される構成としてもよい。
(スラット140)
複数のスラット140は、開口部を遮蔽したり開放したりするものである。複数のスラット140は、図1に示したように、ラダーコード120によって整列状態に支持されており、ラダーコード120が傾動することによって回転する。
(ボトムレール160)
ボトムレール160は、ラダーコード120及び昇降コード130に張力を与えるものである。ボトムレール160は、図1に示したように、最下段のスラット140の下方に設けられて、前後の縦コード122の下端及び昇降コード130の下端が連結される。ボトムレール160には、複数か所に長さ調整部180が設けられており、前後の縦コード122が連結される。
(長さ調整部180)
長さ調整部180は、最下段のスラット140とボトムレール160との間の前後の縦コード122の長さを異なる長さに調整するものである。長さ調整部180は、図1に示したように、ボトムレール160の長手方向の複数ヵ所に設けられている。
長さ調整部180は、図2に示したように、ボトムレール160に取り付けられるホルダ本体182と、ホルダ本体182に係合されて保持される調整部材184と、からなる。調整部材184は、ホルダ本体182に対してボトムレール160の前後方向に移動可能である。調整部材184には、高さ調整部190が回転可能に支持されており、高さ調整部190には、前後の縦コード122の下端が連結されている。高さ調整部190が回転することにより前後の縦コード122が一度に巻取り及び巻解かれてボトムレール160の高さが調整される。
以下、長さ調整部180の各部の構成について、図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、長さ調整部180を説明するための図であり、(a)はホルダ本体182を示す平面図であり、(b)はホルダ本体182に調整部材184を組み付けた状態を示す斜視図であり、(c)は長さ調整部180のホルダ本体182の部分断面図である。
(ホルダ本体182)
ホルダ本体182は、長さ調整部180をボトムレール160に取付けるものである。ホルダ本体182は、図3(a)に示したように、底部に長方形状の開口部182aが設けられている。開口部182aの長辺側の両縁部は、底部よりも薄く、調整部材184が嵌合する嵌合突部182bとなっている。嵌合突部182bには、調整部材184が移動するごとに係合する凹凸部182cが形成されている。
開口部182aには、図3(b)に示したように、調整部材184が配置される。開口部182aの長辺の長さは、調整部材184よりも大きいため、調整部材184が開口部182aを移動可能となっている。開口部182aの嵌合突部182bの長さ方向中央位置はボトムレール160の前後方向中央位置である。
(調整部材184)
調整部材184は、ボトムレール160の前後方向にスライドして移動し、前後の縦コード122の長さを調整するものである。調整部材184は、図3(c)に示したように、方形状をしており、両側部にホルダ本体182の嵌合突部182bと嵌合する弾性変形可能な嵌合溝184aが形成されている。嵌合溝184aの一部に、ホルダ本体182の凹凸部182cに係合する係合突部184bが設けられている。
調整部材184には、高さ調整部190が回転可能に支持されている。高さ調整部190には、図2に示したように、ラダーコード120の前後の縦コード122が連結されており、高さ調整部190が回転することにより前後の縦コード122の下端部を巻取り及び巻解き可能である。
以上、本実施形態のブラインド100の全体構成について説明した。次に、本実施形態のブラインド100の動作について、図4〜図7を参照しながら説明する。
ブラインド100は、調整部材184をホルダ本体182に対してボトムレール160の前後方向に移動させることにより、最下段のスラット140からボトムレール160までの前後の縦コード122の長さを調整可能である。
スラット140とボトムレール160とを同じ傾きにする場合について、図4を参照ながら説明する。図4は、長さ調整部180がボトムレール160の前後方向の中央にあるときのボトムレール160と長さ調整部180の状態を示す図であり、(a)は長さ調整部180を示す図であり、(b)はボトムレール160付近の状態を示す図である。
スラット140とボトムレール160とを同じ傾きにする場合、調整部材184を、図4(a)に示したように、ホルダ本体182の嵌合突部182bの中央にする。よって、調整部材184が、図4(b)に示したように、ボトムレール160の中央位置になり、最下段のスラット140からボトムレール160までの前後の縦コード122−1、122−2の長さが同じになる。よって、スラット140とボトムレール160は同じ傾きになる。
次に、スラット140の凸面を室内に向けて傾けるときに、遮蔽性を向上させる場合について、図5を参照しながら説明する。図5は、長さ調整部180がボトムレール160の前後方向の前側にあるときのボトムレール160と長さ調整部180の状態を示す図であり、(a)は長さ調整部180を示す図であり、(b)はボトムレール160付近の状態を示す図である。
スラット140の凸面を室内に向けて傾けるときに、遮蔽性を向上させる場合、調整部材184を、図5(a)に示したように、ホルダ本体182の嵌合突部182bの前側に移動させる。よって、調整部材184が、図5(b)に示したように、ボトムレール160の前側(室内側)に移動し、最下段のスラット140からボトムレール160までの前の縦コード122−1の長さが後の縦コード122−2の長さよりも長くなる。よって、スラット140に対して、後側(屋外側)が接近し、ボトムレール160の前側(室内側)が離間するように傾く。
さらに、スラット140の凸面を屋外に向けて傾けるときに、遮蔽性を向上させる場合について、図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、長さ調整部180がボトムレール160の前後方向の後側にあるときのボトムレール160と長さ調整部180の状態を示す図であり、(a)は長さ調整部180を示す図であり、(b)はボトムレール160付近の状態を示す図である。図7は、スラット140を閉じたときのスラット140とボトムレール160の状態を示す図である。
スラット140の凸面を屋外に向けて傾けるときに、遮蔽性を向上させる場合、調整部材184を、図6(a)に示したように、ホルダ本体182の嵌合突部182bの後側に移動させる。よって、調整部材184が、図6(b)に示したように、ボトムレール160の後側(屋外側)に移動し、最下段のスラット140からボトムレール160までの前の縦コード122−1の長さが後の縦コード122−2の長さよりも短くなる。よって、スラット140に対して、後側(屋外側)が離間し、ボトムレール160の前側(室内側)が接近するように傾く。
スラット140の凸面を屋外に向けて全閉状態となるまで傾けると、図7に示したように、ボトムレール160の傾斜角度がほぼ垂直になり、ボトムレール160近傍のスラット140の重なりが深くなる。よって、遮蔽性が向上する。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、最下段のスラット140とボトムレール160との間の前後の縦コード122の長さを異なる長さに調整することによって、スラット140とは関係なくボトムレール160の傾斜角度のみを調整することができる。このため、スラット140が一方向へ傾斜したときのボトムレール160の傾斜角度が、スラット140の傾斜角度よりも大きくなるように後の縦コード122−2の長さを調整できる。よって、スラット140の全閉時または逆全閉時において一方向に回転したときのボトムレール160の傾斜角度が垂直に近づき、スラット140の傾斜角度をより大きくすることができ、遮蔽性が向上する。
また、長さ調整部180は、前後の縦コード122の長さを一度に調整できるため、調整作業が簡単である。
また、既存の部材であるボトムレール160に長さ調整部180を設けるため、長さ調整部180を設けるための特別な構成を別途設ける必要がない。
また、長さ調整部180をホルダ本体182と調整部材184とによって構成し、調整部材184をホルダ本体182に保持されるようにすることで、調整部材184はホルダ本体182を介してボトムレール160に取り付けることができるようになり、組立性が向上する。
また、調整部材184がホルダ本体182に移動可能に保持されることにより、ホルダ本体182に対して調整部材184を前後に移動させるだけで、ボトムレール160の傾斜角度を調整できる。
さらに、ホルダ本体182に所定位置に移動する毎に係合する凹凸部182cを設けることにより、前後の縦コード122の長さの差を段階的に調整できるようになり、設置現場でボトムレール160の傾斜角度を所望角度にする作業を容易に行うことができる。
また、長さ調整部180には、ボトムレール160の高さを調整する高さ調整部190が設けられるため、長さ調整部180でボトムレール160の傾きを調整することに加えて、高さ調整部190でボトムレール160の高さも調整することができる。
また、長さ調整部180はボトムレール160の長手方向に複数設けられるため、必要な長さ調整部180のみを調整することで、スラット140の遮蔽性のバランスを左右で調整することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るブラインドにおける長さ調整部280について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、第2の実施形態の長さ調整部280を示す分解斜視図である。図9は、長さ調整部280にラダーコード220を巻き付けた状態を示す側面図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは長さ調整部280が異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のラダーコード220、前後の縦コード222、前の縦コード222−1、後の縦コード222−2は、第1の実施形態のラダーコード120、前後の縦コード122、前の縦コード122−1、後の縦コード122−2に対応するため、説明を省略する。
長さ調整部280は、前後の縦コード222をそれぞれ個別に巻き取ることによって、最下段のスラットとボトムレールとの間の前後の縦コード222の長さを異なる長さに調整するものである.長さ調整部280は、図8に示したように、ホルダ本体282と、2つの調整部材284とからなる。なお、2つの調整部材を個別に説明するときは、前の調整部材284−1、後の調整部材284−2とする。
(ホルダ本体282)
ホルダ本体282は、第1の実施形態のホルダ本体182と同様に、長さ調整部280をボトムレールに取り付けるためのものである。ホルダ本体282には、前後方向の2か所から円筒状に突出する円筒状部282a、282bが設けられている。円筒状部282a、282bは、調整部材284を回転可能に支持する。また、円筒状部282a、282bの外周面には、調整部材284が回転したときに、ラダーコード220の前後の縦コード222が巻き付けられる。前の円筒状部282aには、前の調整部材284−1が支持され、後の円筒状部282bには、後の調整部材284−2が支持される。
(調整部材284)
2つの調整部材284は、前後の縦コード222のそれぞれの長さを個別に調整するものである。2つの調整部材284は、図8に示したように、前の調整部材284−1が前の円筒状部282aに、後の調整部材284−2が後の円筒状部282bの円筒の内部に回転可能に嵌め合わされる。2つの調整部材284は、円盤状の基部284a、と、基部284aから二股状に突出し、弾性変形可能な嵌合部284bと、嵌合部284bの上端に形成される縦コード連結部284cと、からなる。
調整部材284は、図9に示したように、ホルダ本体282に装着される。すなわち調整部材284は、縦コード連結部284cを頭にして、ホルダ本体282の底面から円筒状部282a、282b内に挿入すると、嵌合部284bが弾性変形して挿入され、縦コード連結部284cが円筒状部282a、282bの先端から突出すると、嵌合部284bが元に戻る。よって、嵌合部284bが円筒状部282a、282bに、基部284aがホルダ本体282の底面に回転自在に嵌め込まれる。
このようにホルダ本体282に装着された調整部材284の縦コード連結部284cに前後の縦コード222が連結される。調整部材284を回転させると、前後の縦コード222は、円筒状部282a、282bの外周面に巻き付けられて、前後の縦コード222の長さが調整される。
以上、本実施形態のブラインドの長さ調整部280の構成について説明した。次に、長さ調整部の動作について、図10を参照しながら説明する。図10は、前後の縦コード222の長さを調整する状態を説明するための図であり、(a)は調整していない状態を示し、(b)は傾きを調整した状態を示し、(c)はボトムレールの高さを調整した状態を示す。
長さ調整部280によって、前後の縦コード222−1、222−2の長さを調整していないときは、図10(a)に示したように、前後の縦コード222−1、222−2は、円筒状部282a、282bに巻き付けられていない。
ボトムレールの傾きを調整する場合は、2つの調整部材284のうちの一方を回転させる。本実施形態では、図10(b)に示したように、前の調整部材284−1を回転させて、前の縦コード222−1を前の円筒状部282aに巻き付ける。これにより、最下段のスラットからボトムレールまでの前の縦コード222−1の長さが後の縦コード222−2の長さよりも短くなる。よって、ボトムレールは、室内側が上に、屋外側が下になるように傾く。
逆に、ボトムレールを、屋外側が上に、室内側が下になるように傾ける場合は、前記とは逆に、後の調整部材284−2を回転させて、後の縦コード222−2を後の円筒状部282bに巻き付ける。これにより、最下段のスラットからボトムレールまでの後の縦コード222−2の長さが前の縦コード222−1の長さよりも短くなる。よって、ボトムレールは、屋外側が上に、室内側が下になるように傾く。
ボトムレールの高さを調整する場合は、図10(c)に示したように、2つの調整部材284−1、284−2の両方を回転させて、前後の縦コード222−1、222−2を前後の円筒状部282a、282bにそれぞれ巻き付ける。これにより、前後の縦コード222−1、222−2を同じ長さで調整することができるので、ボトムレールが傾くことなく高さを調整することができる。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、前後の縦コード222の長さを、それぞれ独立に調整できるため、前後の縦コード222の長さの差の調整量を大きくすることができる。
また、長さ調整部280は、前後の縦コード222を巻取り及び巻解くだけで、前後の縦コード222の長さを異なる長さに調整して、ボトムレールの傾斜させたい側を選択できるとともに、前後の縦コード222の長さをともに調整することでボトムレールの高さを合わせて調整することができる。
また、調整部材284は、ホルダ本体282に対して回転可能に保持され、前後の縦コード222の下端を巻取り及び巻解くことにより、前後の縦コード222の長さを異なる長さに調整可能であるため、ホルダ本体282に対して調整部材284を回転させるだけで、ボトムレールの傾斜角度を調整できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、上記実施形態では、長さ調整部180(280)をボトムレール160に設けたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、最下段のスラットや最下段のスラットとボトムレールとの間の前後の縦コードに設けてもよい。最下段のスラットに設ける場合、長さ調整部は、スラットクリップのようなものでもよい。このように、最下段のスラットや前後の縦コードのような既存の部材に長さ調整部を設けるため、長さ調整部を設けるための特別な構成を別途設ける必要がない。
また、上記実施形態では、長さ調整部180(280)は移動のみ、又は回転のみによって前後の縦コード122(222)の長さを異なる長さに調整可能であるようにしたが、本発明はこの例に限定されず、移動や回転の組み合わせや移動や回転以外の構成であってもよい。
また、上記実施形態では、長さ調整部180(280)は、ホルダ本体182(282)と調整部材184(284)によって構成したが、本発明はこの例に限定されず、適宜構成とすることができる。
また、上記第1の実施形態では、長さ調整部180をホルダ本体182と調整部材184によって構成し、調整部材184の移動によって、前後の縦コード122−1、122−2の長さを異なる長さに調整したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、長さ調整部自体が前後の縦コードの前後方向に移動するような構成であってもよい。
また、上記第1の実施形態では、同じ調整部材184に前後の縦コード122−1、122−2の両方を連結し、調整部材184の移動によって、一度に前後の縦コード122−1、122−2を異なる長さに調整したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、前後の縦コードを異なる調整部材に連結し、それぞれの調整部材を移動させることによって、前後の縦コードを異なる長さに調整するようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態では、ホルダ本体182に調整部材184と係合する凹凸部182cを設けたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、ホルダ本体には凹凸部が設けられていなくてもよく、また、調整部材の側に凹凸部を設けてもよい。
また、上記第1の実施形態では、長さ調整部180に高さ調整部190を設けたが、本発明はこの例に限定されない。長さ調整部に高さ調整部を設けない構成としてもよい。
また、上記第2の実施形態では、前後の縦コード222−1、222−2をそれぞれ異なる前後の調整部材284−1、284−2に巻取り及び巻解くことにより、前後の縦コードを異なる長さに調整可能としたが、本発明はこの例に限定されない。例えば、同じ調整部材に巻き付け方向を逆にして前後の縦コードを巻き付けるようにしてもよい。これにより、一度に前後の縦コードの長さを異なる長さに調整することができる。
また、上記第2の実施形態では、長さ調整部280に高さ調整部を設けていないが、本発明はこの例に限定されない。長さ調整部に高さ調整部を設けた構成としてもよい。
また、上記第2の実施形態では、前後の縦コード222−1、222−2の長さをそれぞれ独立に調整可能な構成として、前後の縦コード222−1、222−2を前後の調整部材284−1、284−2に巻取り及び巻解く構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。上記第1の実施形態のような前後方向にスライドして移動する調整部材を設け、前後の縦コードをこの2つの調整部材に接続することで、前後の縦コードの長さをそれぞれ独立に調整可能にしてもよい。
以上説明した実施形態・応用例・変形例等は、適宜組み合わせて実施することができる。
100 ブラインド
110 ヘッドボックス
112 ブラケット
114 ストッパ
116 回転操作棒
120、220 ラダーコード
122、222 縦コード
122−1、222−1 前の縦コード
122−2、222−2 後の縦コード
124 横コード
130 昇降コード
132 操作用コード止め
134 セーフティージョイント
136 補助コード
140 スラット
160 ボトムレール
180、280 長さ調整部
182、282 ホルダ本体
182a 開口部
182b 嵌合突部
182c 凹凸部
184、284 調整部材
184a 嵌合溝
184b 係合突部
190 高さ調整部
282a 前の円筒状部
282b 後の円筒状部
284−1 前の調整部材
284−2 後の調整部材
284a 基部
284b 嵌合部
284c 縦コード連結部

Claims (8)

  1. ヘッドボックスから吊り下げられる前後の縦コードの間に複数のスラットを整列状態に支持するラダーコードと、
    前記前後の縦コードの下端が連結されるボトムレールと、
    を備えたブラインドであって、
    最下段の前記スラットと前記ボトムレールとの間にある前記前後の縦コードの長さを異なる長さに調整し、前記ボトムレールの傾斜角度を調整可能な長さ調整部を備え、
    前記長さ調整部に前記前後の縦コードを連結した状態で前記長さ調整部を操作することで、前記前後の縦コードの長さが調整されることを特徴とする、ブラインド。
  2. 前記長さ調整部は、前記スラットが一方向へ傾斜したときの前記ボトムレールの傾斜角度が、前記スラットの傾斜角度よりも大きくなるように前記前後の縦コードの長さを調整可能であることを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  3. 前記長さ調整部は、前記前後の縦コードの前後方向に移動することにより、前記前後の縦コードの長さを異なる長さに調整可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のブラインド。
  4. 前記長さ調整部は、前記ボトムレールに設けられ、
    前記ボトムレールに取り付けられるホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に保持されるとともに、前記前後の縦コードが連結されて前記前後の縦コードの長さを異なる長さに調整可能な調整部材と、
    からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のブラインド。
  5. 前記調整部材は、前記ホルダ本体に対して前記ボトムレールの前後方向に移動可能に保持されることを特徴とする、請求項4に記載のブラインド。
  6. 前記ホルダ本体と前記調整部材には、所定位置に移動する毎に係合する凹凸部が設けられることを特徴とする、請求項5に記載のブラインド。
  7. 前記長さ調整部は、前記前後の縦コードを巻取り及び巻解くことにより、前記前後の縦コードの長さを調整可能であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のブラインド。
  8. 前記長さ調整部は、前記前後の縦コードの長さを、それぞれ独立に調整可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載のブラインド。
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