JP2020007429A - ゴム組成物及びタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立した、シリカ配合ゴム組成物を提供する。【解決手段】ゴム成分に、非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と、繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)と、シリカ粒子とが配合されてなる、ゴム組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物及び該ゴム組成物を用いたタイヤに関する。
近年、自動車に対する低燃費性の要請が高まっている。なかでも、タイヤの占有面積が大きいトレッド部を構成するゴム材料の転がり抵抗は、燃費に大きく影響することが知られている。そのため、転がり抵抗の小さいトレッド用ゴム組成物の開発が進められている。転がり抵抗を下げる方法としては、補強材であるカーボンブラックの代わりに、シリカを用いる方法が知られている。
シリカ配合ゴム組成物は、ウェットグリップ性能に優れているが、カーボンブラック配合ゴム組成物に比べ未加硫時の粘度が高く、加工性が悪いという問題がある。加工性の改善のために加工助剤などを配合する方法が知られているが、加硫後の弾性が低下する問題があり、タイヤ性能としては操縦安定性の悪化につながる。そのため、未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立させる解決策は知られていない。
一方で、特許文献1では、シリカ配合ゴム組成物は加工性が良くないことから、シリカの代わりにチタン酸カリウム繊維を用いることで、ウェットグリップ性能を向上できることが開示されている。
特開2004−175991号公報
しかしながら、特許文献1のゴム組成物においても、やはり未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立させることは困難であった。
本発明の目的は、未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立した、シリカ配合ゴム組成物、及びそれを用いたタイヤを提供することにある。
本発明は、以下のゴム組成物及びそれを用いたタイヤを提供する。
項1 ゴム成分に、非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と、繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)と、シリカ粒子とが配合されてなる、ゴム組成物。
項2 前記シリカ粒子のBET比表面積が50m/g〜250m/gである、項1に記載のゴム組成物。
項3 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の合計の配合量が、ゴム成分100質量部に対して0.1質量部〜40質量部である、項1又は項2に記載のゴム組成物。
項4 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の合計量100質量%に対する繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の含有割合が、0.1質量%〜40質量%である、項1〜項3のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項5 前記シリカ粒子の配合量が、ゴム成分100質量部に対して20質量部〜150質量部である、項1〜項4のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項6 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)の平均粒子径が、30μm未満である、項1〜項5のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項7 繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の平均繊維長が、1μm〜50μmであり、かつ平均アスペクト比が10以上である、項1〜項6のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項8 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)を構成するチタン酸塩化合物が、ATi(2n+1)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、nは4〜11の数〕、A(2+y)Ti(6−x)(13+y/2−(4−z)x/2)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはLi、Mg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上、zは元素Mの価数で1〜3の整数、0.05≦x≦0.5、0≦y≦(4−z)x〕、ATi(2−y)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはLi、Mg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上、xは0.5〜1.0、yは0.25〜1.0の数〕、A0.5〜0.7Li0.27Ti1.733.85〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上〕、A0.2〜0.7Mg0.40Ti1.63.7〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上〕、A0.5〜0.7Li(0.27−x)Ti(1.73−z)3.85〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはMg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上(但し、2種以上の場合は異なる価数のイオンの組み合わせは除く)、xとzは、Mが2価金属のとき、x=2y/3、z=y/3、Mが3価金属のとき、x=y/3、z=2y/3、yは0.004≦y≦0.4〕から選ばれる1種又は2種以上である、項1〜項7のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項9 繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)を構成するチタン酸塩化合物が、ATi(2n+1)〔式中、Aはアルカリ金属から選ばれる1種又は2種以上、n=6〜8〕である、項1〜項8のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項10 前記ゴム成分に、さらにカーボンブラック粒子が配合されてなる、項1〜項9のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項11 タイヤトレッド用である、項1〜項10のいずれか一項に記載のゴム組成物。
項12 項1〜項10のいずれか一項に記載のゴム組成物をトレッド部に用いてなる、タイヤ。
本発明によれば、未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立した、シリカ配合ゴム組成物、及びそれを用いたタイヤを提供することができる。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分に、非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と、繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)と、シリカ粒子とが配合されてなり、必要に応じて、その他材料をさらに配合することができる。本発明によれば、未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立した、シリカ配合ゴム組成物、及びそれを用いたタイヤを提供することができる。
(ゴム成分)
本発明のゴム組成物に用いるゴム成分としては、特に限定されないが、強度により一層優れている観点からジエン系ゴムを用いることが好ましい。ジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、ブチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、又はクロロプレンゴム(CR)等が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を含むゴム成分が好ましい。より一層低い転がり抵抗とより一層高いウェットグリップ性能とのバランスの観点から、ゴム成分としては、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)を用いることがより好ましい。スチレンブタジエンゴム(SBR)とブタジエンゴム(BR)の混合比(SBR/BR)は、SBR/BR=60/40〜100/0であることが好ましい。
(非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I))
本発明のゴム組成物に用いる非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)(以下「粒子(I)」と称する場合がある)の粒子形状としては、球状(表面に若干の凹凸があるものや、断面が楕円状等の形状が略球状のものも含む)、柱状(棒状、円柱状、角柱状、短冊状、略円柱形状、略短冊形状等の全体として形状が略柱状のものも含む)、板状、ブロック状、複数の凸部を有する形状(アメーバ状、ブーメラン状、十字架状、金平糖状等)、不定形状等を挙げることができる。また、非繊維状粒子であれば、複数の柱状粒子が不規則に配向して一体化した粒子、チタン酸塩化合物の結晶粒が焼結及び/又は融着等により結合してなる粒子等の多孔質状の粒子であってもよい。これらの各種粒子形状は、製造条件、特に原料組成、焼成条件等により任意に制御することができる。また、粒子形状は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)観察から解析することができる。
本発明において「非繊維状粒子」とは、粒子に外接する直方体のうち最小の体積をもつ直方体(外接直方体)の最も長い長径L、次に長い辺を短径B、最も短い辺を厚さT(B>Tとする)として、L/Bが5未満の粒子のことをいう。また、複数の凸部を有するとは、平面への投影形状が少なくとも通常の多角形、円、楕円等とは異なり2方向以上に凸部を有する形状を取り得るもの、いわゆる不定形状であることを意味する。具体的には、この凸部を有する形状とは、走査型電子顕微鏡による写真(投影図)に多角形、円、楕円等(基本図形)を当てはめ、それに対して突き出した部分に対応する部分をいう。
上記多孔質状粒子は、細孔直径0.01μm〜1.0μmの範囲の積算細孔容積が5%以上であることが好ましく、より好ましくは10%以上であり、さらに好ましくは15%以上であり、好ましくは40%以下であり、より好ましくは30%以下である。上記積算細孔容積は、水銀圧入法により測定することができる。
粒子(I)の平均粒子径は、好ましくは30μm未満であり、より好ましくは3.0μm以下であり、さらに好ましくは1.5μm以下であり、特に好ましくは1.0μm以下であり、好ましくは0.1μm以上であり、より好ましくは0.6μm以上である。平均粒子径を、このような範囲に調整することにより、加硫後の弾性を、より一層向上することができる。粒子(I)には、1次粒子が単分散することが困難なために2次粒子を形成しているものや、それを造粒した造粒物(顆粒体)も含まれる。
粒子(I)の平均粒子径は、レーザー回折・散乱法により測定することができ、レーザー回折・散乱法により測定される粒度分布における積算基準累積50%時の粒子径(体積基準累積50%粒子径)、すなわちD50(メジアン径)である。この体積基準累積50%粒子径(D50)は、体積基準で粒度分布を求め、全体積を100%とした累積曲線において、粒子サイズの小さいものから粒子数をカウントしていき、累積値が50%となる点の粒子径である。
粒子(I)のBET比表面積は、好ましくは2m/g以上であり、より好ましくは2m/g〜30m/gであり、さらに好ましくは4m/g〜15m/gである。BET比表面積を、このような範囲に調整することにより、加硫後の弾性を、より一層向上することができる。粒子(I)のBET比表面積は、JIS Z8830に準拠して測定することができる。BET法とは、試料粉体粒子の表面上に占有面積のわかった窒素ガスを吸着させ、その吸着量から試料粉体粒子の比表面積を求める方法であり、この方法で求めた比表面積を「BET比表面積」という。
非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)を構成するチタン酸塩化合物としては、例えば、ATi(2n+1)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、nは4〜11の数〕、A(2+y)Ti(6−x)(13+y/2−(4−z)x/2)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはLi、Mg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上、zは元素Mの価数で1〜3の整数、0.05≦x≦0.5、0≦y≦(4−z)x〕、ATi(2−y)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはLi、Mg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上、xは0.5〜1.0、yは0.25〜1.0の数〕、A0.5〜0.7Li0.27Ti1.733.85〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上〕、A0.2〜0.7Mg0.40Ti1.63.7〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上〕、A0.5〜0.7Li(0.27−x)Ti(1.73−z)3.85〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはMg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上(但し、2種以上の場合は異なる価数のイオンの組み合わせは除く)、xとzは、Mが2価金属のとき、x=2y/3、z=y/3、Mが3価金属のとき、x=y/3、z=2y/3、yは0.004≦y≦0.4〕から選ばれる1種又は2種以上を挙げることができる。
上記チタン酸塩化合物の具体例としては、KTi13(6チタン酸カリウム)、KTi17(8チタン酸カリウム)、NaTi13(6チタン酸ナトリウム)、NaTi17(8チタン酸ナトリウム)、K0.8Li0.27Ti1.73(チタン酸リチウムカリウム)、K0.8Li0.27Ti1.73(チタン酸リチウムカリウム)、K0.7Li0.27Ti1.733.95(チタン酸リチウムカリウム)、K0.8Mg0.4Ti1.6(チタン酸マグネシウムカリウム)、K0.7Mg0.4Ti1.63.95(チタン酸マグネシウムカリウム)、K0.7Li0.13Mg0.2Ti1.673.95(チタン酸リチウムマグネシウムカリウム)、K0.7Li0.24Mg0.04Ti1.723.95(チタン酸リチウムマグネシウムカリウム)、K0.7Li0.13Fe0.4Ti1.473.95(チタン酸リチウム鉄カリウム)等が挙げられる。これらの中でも結晶構造がトンネル構造のATi(2n+1)〔式中、Aはアルカリ金属から選ばれる1種又は2種以上、n=2〜8〕で表されるチタン酸塩化合物が好ましく、具体的には、NaTi13、NaTi17、KTi13、KTi17等を挙げることができる。トンネル構造にすることで、チタン酸塩化合物からのアルカリの溶出をより一層抑制することができる。
粒子(I)の製造方法としては、上述の組成、特性を得ることができれば特に制限されないが、例えば、多孔質状粒子の場合、国際公開第2016/063688号公報、国際公開第2017/051690号公報に記載等の製造方法を用いることができる。また、これらの製造方法から得られた粉末を、公知の方法で乾式粉砕処理又は湿式粉砕処理し、必要に応じて更に乾式分級処理又は湿式分級処理することにより、平均粒子径及び比表面積を調整して製造することもできる。
本発明で用いる粒子(I)は、分散性のより一層の向上、ゴム成分との密着性のより一層の向上等を目的として、粒子(I)の表面に表面処理剤からなる処理層が形成されていることが好ましい。表面処理剤としては、チタネートカップリング剤、シランカップリング剤、アルミネートカップリング剤、ジルコニウムカップリング剤等のカップリング剤が挙げられる。これらの中でもシランカップリング剤が好ましい。また、これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
チタネートカップリング剤の例としては、イソプロピルトリステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスフェイト)チタネート、テトラ(2−2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフェイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネート等を挙げることができる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
シランカップリング剤の例としては、スルフィド系、ポリスルフィド系、チオエステル系、チオール系、オレフィン系、エポキシ系、アミノ系、アルキル系等のシランカップリング剤が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、これらの中でもスルフィド系のシランカップリング剤が好ましい。
スルフィド系のシランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−メチルジメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−メチルジメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−メチルジメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(3−モノエトキシジメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−モノエトキシジメチルシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−モノエトキシジメチルシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−モノメトキシジメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−モノメトキシジメチルシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−モノメトキシジメチルシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−モノエトキシジメチルシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(2−モノエトキシジメチルシリルエチル)トリスルフィド、ビス(2−モノエトキシジメチルシリルエチル)ジスルフィド等を挙げることができる。これらのうちビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドが好ましい。
チオエステル系のシランカップリング剤としては、例えば、3−ヘキサノイルチオプロピルトリエトキシシラン、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシラン、3−デカノイルチオプロピルトリエトキシシラン、3−ラウロイルチオプロピルトリエトキシシラン、2−ヘキサノイルチオエチルトリエトキシシラン、2−オクタノイルチオエチルトリエトキシシラン、2−デカノイルチオエチルトリエトキシシラン、2−ラウロイルチオエチルトリエトキシシラン、3−ヘキサノイルチオプロピルトリメトキシシラン、3−オクタノイルチオプロピルトリメトキシシラン、3−デカノイルチオプロピルトリメトキシシラン、3−ラウロイルチオプロピルトリメトキシシラン、2−ヘキサノイルチオエチルトリメトキシシラン、2−オクタノイルチオエチルトリメトキシシラン、2−デカノイルチオエチルトリメトキシシラン、2−ラウロイルチオエチルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
チオール系のシランカップリング剤としては、例えば、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン等を挙げることができる。
オレフィン系のシランカップリング剤としては、例えば、ジメトキシメチルビニルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルエトキシビニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、トリエトキシビニルシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−(メトキシジメトキシジメチルシリル)プロピルアクリレート、3−(トリメトキシシリル)プロピルアクリレート、3−[ジメトキシ(メチル)シリル]プロピルメタクリレート、3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレート、3−[ジメトキシ(メチル)シリル]プロピルメタクリレート、3−(トリエトキシシリル)プロピルメタクリレート、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリレート等を挙げることができる。
エポキシ系のシランカップリング剤としては、例えば、3−グリシジルオキシプロピル(ジメトキシ)メチルシラン、3−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、ジエトキシ(3−グリシジルオキシプロピル)メチルシラン、トリエトキシ(3−グリシジルオキシプロピル)シラン、2−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
アミノ系のシランカップリング剤としては、例えば、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−エトキシシリル−N−(1,3−ジメチルブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
アルキル系のシランカップリング剤としては、例えば、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、n−デシルトリメトキシシラン等を挙げることができる。
アルミネートカップリング剤の例としては、アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムジイソプロボキシモノエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート等を挙げることができる。
ジルコネートカップリング剤としては、ジルコニウムテトラキスアセチルアセトネート、ジルコニウムジブトキシビスアセチルアセトネート、ジルコニウムテトラキスエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシモノエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシアセチルアセトネート等を挙げることができる。
粒子(I)の表面に表面処理剤からなる処理層を形成する方法としては、公知の表面処理方法を使用することができる。例えば、加水分解を促進する溶媒(例えば、水、アルコール又はこれらの混合溶媒)に表面処理剤を溶解して溶液として、その溶液をチタン酸塩化合物粒子に噴霧する湿式法や、ゴム成分にチタン酸塩化合物粒子と表面処理剤とを配合するインテグラルブレンド法等を使用することができる。
表面処理剤を粒子(I)の表面へ処理する際の該表面処理剤の量は、特に限定されないが、湿式法の場合は、粒子(I)100質量部に対して表面処理剤が0.1質量部〜20質量部、好ましくは0.1質量部〜10質量部となるように表面処理剤の溶液を噴霧すればよい。また、インテグラルブレンド法の場合は、粒子(I)100質量部に対して表面処理剤が好ましくは1質量部〜50質量部、より好ましくは10質量部〜40質量部になるように表面処理剤をゴム成分に配合すればよい。表面処理剤の量を上記範囲内にすることで、ゴム成分との密着性が向上し、粒子(I)の分散性をより一層向上することができる。
(繊維状チタン酸塩化合物粒子(II))
本発明のゴム組成物に用いる繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)(以下「粒子(II)」と称する場合がある)は、繊維状のチタン酸塩化合物粒子であれば公知のものを用いることができ、粒子形状は、製造条件、特に原料組成、焼成条件等により任意に制御することができる。また、粒子形状は、例えば走査型電子顕微鏡(SEM)観察から解析することができる。
本発明において「繊維状粒子」とは、粒子に外接する直方体のうち最小の体積をもつ直方体(外接直方体)の最も長い長径L、次に長い辺を短径B、最も短い辺を厚さT(B>Tとする)として、L/T及びL/Bがいずれも5以上の粒子のことをいう。
繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)を構成するチタン酸塩化合物としては、例えば、ATi(2n+1)〔式中、Aはアルカリ金属から選ばれる1種又は2種以上、n=6〜8〕を挙げることができ、具体的には、NaTi13、NaTi17、KTi13、KTi17等を挙げることができる。
粒子(II)の平均繊維長は、好ましくは1μm〜50μmであり、より好ましくは3μm〜30μmであり、さらに好ましくは10μm〜20μmである。粒子(II)の平均繊維径は、好ましくは0.01μm〜1μmであり、より好ましくは0.05μm〜0.8μmであり、さらに好ましくは0.1μm〜0.7μmである。粒子(II)の平均アスペクト比は、好ましくは10以上であり、より好ましくは10〜100であり、さらに好ましくは15〜35である。
粒子(II)の平均繊維長及び平均繊維径は、走査型電子顕微鏡(SEM)の観察により測定することができ、平均アスペクト比(平均繊維長/平均繊維径)は、平均繊維長及び平均繊維径より算出することできる。例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)により、複数の繊維状粒子を撮影し、その観察像から繊維状粒子を任意に300個選択し、それらの繊維長及び繊維径を測定し、繊維長の全てを積算して個数で除したものを平均繊維長、繊維径の全てを積算し個数で除したものを平均繊維径とすることができる。
粒子(II)のBET比表面積は、好ましくは2m/g以上であり、より好ましくは2m/g〜30m/gであり、さらに好ましくは4m/g〜15m/gである。BET比表面積を、このような範囲に調整することにより、加硫後の弾性を、より一層向上することができる。粒子(II)のBET比表面積は、JIS Z8830に準拠して測定することができる。BET法とは、試料粉体粒子の表面上に占有面積のわかった窒素ガスを吸着させ、その吸着量から試料粉体粒子の比表面積を求める方法であり、この方法で求めた比表面積を「BET比表面積」という。
本発明で用いる粒子(II)は、分散性のより一層の向上、ゴム成分との密着性のより一層の向上等を目的として、粒子(II)の表面に表面処理剤からなる処理層が形成されていることが好ましい。上記表面処理剤の種類は、粒子(I)と同様のものを用いることができる。また、表面処理剤からなる処理層の形成方法も、粒子(I)と同様の方法を用いることができる。
非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の合計の配合量は、ゴム成分100質量部に対して0.1質量部〜40質量部であることが好ましく、1質量部〜35質量部であることがより好ましく、10質量部〜30質量部であることがさらに好ましい。
非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の合計量100質量%に対する繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の含有割合は、0.1質量%〜40質量%であることが好ましく、1質量%〜35質量%であることがより好ましく、15質量%〜35質量%であることがさらに好ましい。
粒子(I)と粒子(II)を上記範囲とすることで、未加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性をより一層高いレベルで両立した、シリカ配合ゴム組成物を得ることができる。
粒子(I)と粒子(II)は、予め指定の配合比率で混合された混合粉体;チタン酸塩化合物粒子の製造工程において、非繊維状粒子と繊維状粒子が指定の配合比率で生成するように調整して製造して得られた粒子;等も用いることができる。
(シリカ粒子)
本発明のゴム組成物におけるシリカ粒子は、BET比表面積が好ましくは50m/g〜250m/gであり、より好ましくは80m/g〜210m/gであり、さらに好ましくは100m/g〜190m/gである。BET比表面積を、このような範囲に調整することにより、より一層優れた分散性及びウェットグリップ性を得ることができる。シリカ粒子のBET比表面積は、JIS Z8830に準拠して測定することができる。BET法とは、試料粉体粒子の表面上に占有面積のわかった窒素ガスを吸着させ、その吸着量から試料粉体粒子の比表面積を求める方法であり、この方法で求めた比表面積を「BET比表面積」という。
本発明のゴム組成物におけるシリカ粒子を構成するシリカとしては、狭義の二酸化ケイ素のみを示すものではなくケイ酸系充填材を意味し、従来の補強用充填材として使用されるものの中から適宜選択して用いることができる。例えば、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水シリカ)等を挙げることができる。これらの中でも、加工性及びウェットグリップ性をより一層向上させる観点から、湿式シリカが好ましい。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
シリカ粒子の平均2次粒子径は、得られるゴム組成物の加工性及びウェットグリップ性をより一層向上する観点から、0.01μm〜3μmが好ましく、0.02μm〜1μmがより好ましく、0.05μm〜0.5μmがさらに好ましい。シリカ粒子の平均2次粒子径は、レーザー回折・散乱法により測定することができ、レーザー回折・散乱法により測定される粒度分布における積算基準累積50%時の粒子径(体積基準累積50%粒子径)、すなわちD50(メジアン径)である。この体積基準累積50%粒子径(D50)は、体積基準で粒度分布を求め、全体積を100%とした累積曲線において、粒子サイズの小さいものから粒子数をカウントしていき、累積値が50%となる点の粒子径である。
シリカ粒子は、ゴム成分との親和性をより一層向上させるために表面に表面処理剤からなる処理層が形成されていることが好ましい。上記表面処理剤の種類は、粒子(I)と同様のものを用いることができる。また、表面処理剤からなる処理層の形成方法も、粒子(I)と同様の方法を用いることができる。
本発明のゴム組成物におけるシリカ粒子の配合量は、ゴム成分100質量部に対して、20質量部〜150質量部であることが好ましく、20質量部〜120質量部であることがより好ましく、25質量部〜100質量部であることがさらに好ましく、30質量部〜90質量部であることが特に好ましい。この範囲とすることでより一層優れたウェットグリップ性を得ることができる。
(カーボンブラック粒子)
本発明のゴム組成物には、耐摩耗性をより一層向上させる観点から、ゴム成分にさらにカーボンブラック粒子を配合してもよい。
カーボンブラック粒子のBET比表面積は、分散性、機械的強度及び硬度をより一層向上させる観点から、好ましくは20m/g〜160m/gであり、より好ましくは40m/g〜130m/gであり、さらに好ましくは50m/g〜120m/gである。カーボンブラック粒子のBET比表面積は、JIS Z8830に準拠して測定することができる。BET法とは、試料粉体粒子の表面上に占有面積のわかった窒素ガスを吸着させ、その吸着量から試料粉体粒子の比表面積を求める方法であり、この方法で求めた比表面積を「BET比表面積」という。
上記カーボンブラック粒子の平均2次粒子径としては、分散性、機械的強度および硬度をより一層向上させる観点から、0.01μm〜3μmが好ましく、0.02μm〜1μmがより好ましく、0.05μm〜0.5μmがさらに好ましい。カーボンブラック粒子の平均2次粒子径は、レーザー回折・散乱法により測定することができ、レーザー回折・散乱法により測定される粒度分布における積算基準累積50%時の粒子径(体積基準累積50%粒子径)、すなわちD50(メジアン径)である。この体積基準累積50%粒子径(D50)は、体積基準で粒度分布を求め、全体積を100%とした累積曲線において、粒子サイズの小さいものから粒子数をカウントしていき、累積値が50%となる点の粒子径である。
カーボンブラック粒子を構成するカーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等を挙げることができる。これらの中でも、ゴム組成物の機械的強度をより一層向上させる観点から、ファーネスブラックが好ましい。これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、ゴム成分との親和性をより一層向上させるために表面が有機処理されていてもよい。
本発明のゴム組成物に、カーボンブラック粒子を配合する場合の配合量は、ゴム成分100質量部に対して2質量部〜50質量部であることが好ましく、3質量部〜30質量部であることがより好ましい。
(その他配合材)
本発明のゴム組成物には、補強性充填材として、炭酸カルシウム(CaCO)、アルミナ(Al)、アルミナ水和物(Al・HO)、水酸化アルミニウム[Al(OH)]、炭酸アルミニウム[Al(CO]、水酸化マグネシウム[Mg(OH)]、酸化マグネシウム(MgO)、炭酸マグネシウム(MgCO)、タルク(3MgO・4SiO・HO)、アタパルジャイト(5MgO・8SiO・9HO)、チタン白(TiO)、チタン黒(TiO2n−1)、酸化カルシウム(CaO)、水酸化カルシウム[Ca(OH)]、酸化アルミニウムマグネシウム(MgO・Al)、クレー(Al・2SiO)、カオリン(Al・2SiO・2HO)、パイロフィライト(Al・4SiO・HO)、ベントナイト(Al・4SiO・2HO)、ケイ酸アルミニウム(AlSiO、Al・3SiO・5HO等)、ケイ酸マグネシウム(MgSiO、MgSiO等)、ケイ酸カルシウム(Ca・SiO等)ケイ酸アルミニウムカルシウム(Al・CaO・2SiO等)、ケイ酸マグネシウムカルシウム(CaMgSiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、水酸化ジルコニウム[ZrO(OH)・nHO]、炭酸ジルコニウム[Zr(CO]、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛、各種ゼオライトのように電荷を補正する水素、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を含む結晶性アルミノケイ酸塩等を配合することができる。これら補強性充填材は、いずれか1種又は2種以上を混合して使用することができる。補強性充填材の総配合量は、ゴム成分100質量部に対し、好ましくは5質量部〜200質量部、より好ましくは30質量部〜100質量部である。
本発明のゴム組成物には、上記各成分に加えて、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、スコーチ防止剤、オゾン防止剤、発泡剤、加硫遅延剤等のゴム業界で通常使用される配合剤を適宜配合することができる。
加硫剤としては、有機過酸化物又は硫黄系加硫剤を配合することができる。有機過酸化物としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシプロピル)ベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼン、t−ブチルパーオキシベンゼン、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシロキサン、n−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレレート等を配合することができる。これらの有機過酸化物の中では、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼンが好ましい。また、硫黄系加硫剤としては、例えば、硫黄、モルホリンジスルフィド等を配合することができる。これらの硫黄系加硫剤の中では、硫黄が好ましい。
加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系等を配合することができる。
スルフェンアミド系としては、例えば、CBS(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、TBBS(N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のスルフェンアミド系化合物等が挙げられる。
チアゾール系としては、例えば、MBT(2−メルカプトベンゾチアゾール)、MBTS(ジベンゾチアジルジスルフィド)、2−メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩、亜鉛塩、銅塩、シクロヘキシルアミン塩、2−(2,4−ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール等が挙げられる。
チウラム系としては、例えば、TMTD(テトラメチルチウラムジスルフィド)、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等が挙げられる。
チオウレア系としては、例えば、チアカルバミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素などのチオ尿素化合物等が挙げられる。
グアニジン系としては、例えば、ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、トリフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグアニジン系化合物が挙げられる。
ジチオカルバミン酸系としては、例えば、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジアミルジチオカルバミン酸亜鉛、ジプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、ペンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛とピペリジンの錯塩、ヘキサデシルイソプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、オクタデシルイソプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジン、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジアミルジチオカルバミン酸カドミウム等のジチオカルバミン酸系化合物等が挙げられる。
アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系としては、例えば、アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒド−アンモニア反応物等が挙げられる。
加硫促進助剤としては、ステアリン酸、亜鉛華(酸化亜鉛)等を配合することができる。
老化防止剤としては、アミン系、フェノール系、イミダゾール系の各化合物、カルバミン酸金属塩、ワックス等を配合することができる。
軟化剤としては、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系軟化剤、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;トール油、サブ、蜜ロウ、カルナバロウ、ラノリン等のワックス類;リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸等の脂肪酸;等を配合することができる。軟化剤を配合することで、練加工性をより一層向上することができる。
可塑剤としては、DMP(フタル酸ジメチル)、DEP(フタル酸ジエチル)、DBP(フタル酸ジブチル)、DHP(フタル酸ジヘプチル)、DOP(フタル酸ジオクチル)、DINP(フタル酸ジイソノニル)、DIDP(フタル酸ジイソデシル)、BBP(フタル酸ブチルベンジル)、DLP(フタル酸ジラウリル)、DCHP(フタル酸ジシクロヘキシル)、無水ヒドロフタル酸エステル、DOZ(アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル)、DBS(セバシン酸ジブチル)、DOS(セバシン酸ジオクチル)、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、DBM(マレイン酸ジブチル)、DOM(マレイン酸−2−エチルヘキシル)、DBF(フマル酸ジブチル)等を配合することができる。
スコーチ防止剤としては、無水フタル酸、サリチル酸、安息香酸等の有機酸;N−ニトロソジフェニルアミン等のニトロソ化合物、N−シクロヘキシルチオフタルイミド;等を配合することができる。
本発明のゴム組成物は、公知の方法を用いて製造することができ、ロール等の開放式混練機や、バンバリーミキサー等の密閉式混練機等の混練機を用いて上記の配合剤を混練することによって得られ、成形加工後に例えば140℃〜190℃で5分間〜40分間加硫を行うことで、各種ゴム製品に適用することが可能である。
本発明のゴム組成物は、加硫時の加工性(粘度)と加硫後の高弾性を両立していることから、特に、タイヤ用途として、タイヤトレッド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォール、ビード部等の各部材に用いることができ、これらの中でも、より一層優れたウェットグリップ性能を発揮できることから、タイヤトレッド用ゴムとして好適に使用される。
本発明のタイヤは、上記本発明のゴム組成物をトレッド部に使用した点に特徴を有し、これにより、ウェットグリップ性能を備えるものである。本発明のタイヤにおいては、上記本発明のゴム組成物をトレッド部に用いる以外の点については、特に制限はされず、常法に従い適宜構成することができる。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することができる。
(実施例1〜3、比較例1〜3)
加硫促進剤と硫黄を除く下記の表1に記載の成分を1.5Lの密閉型ミキサーで3分間〜5分間混練し、140℃〜170℃に達したときに放出したマスターバッチに下記の表1に記載の割合で加硫促進剤と硫黄を添加して10インチのオープンロールで混練し、組成物を得た。この組成物を金型中で150℃にて、40分間プレス加硫して目的とするゴム組成物の試験サンプルを作製した。
なお、ゴム組成物に用いたフィラーは、下記の表2に記載の組成式、平均粒子径等のフィラーを用いた。平均粒子径はレーザー回折式粒度分布測定装置(島津製作所社製、品番「SALD−2100」)により測定し、BET比表面積はJIS Z8830により準拠して測定し、固め比重は粉体特性評価装置(ホソカワミクロン社製、品番「パウダテスタPT−S」)により測定した。
なお、表1に記載したフィラー以外の成分として、以下のものを用いた。
BR:商品名「BR150B」、宇部興産社製
SBR:商品名「タフデン2000R」、旭化成社製
シランカップリング剤:商品名「Si69」、Evonik Industries社製、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド
老化防止剤:商品名「Antage 6C」、川口化学工業社製
加工助剤:商品名「HT254」、ストラクトール社製、N−置換脂肪酸アミド混合物
酸化亜鉛:堺化学工業社製
ステアリン酸:Sichuan Tianyu Grease Chemical社製
加硫促進剤A:商品名「ノクセラーD」、大内新興化学社製
加硫促進剤B:商品名「ノクセラーCZ−G」、大内新興化学社製
硫黄:商品名「HK200−5」、細井化学工業社製
(製造例1:粒子(I))
Ti:K=3:1(モル比)となるように秤量した二酸化チタン及び炭酸カリウムを振動ミルにて粉砕しながら10分間混合した。得られた粉砕混合物をハイスピードミキサーにて乾式造粒した後、電気炉にて850℃で4時間焼成することで粉末を得た。
得られた粉末は、X線回折測定装置(リガク社製、品番「UltimaIV」)により、KTi13の単相であることを確認した。平均粒子径はレーザー回折式粒度分布測定装置(島津製作所社製、品番「SALD−2100」)により測定し、BET比表面積はJIS Z8830により準拠して測定し、また、固め比重は粉体特性評価装置(ホソカワミクロン社製、品番「パウダテスタPT−S」)により測定し、結果を下記の表2に示した。
得られた粉末の形状は、電界放出型走査電子顕微鏡(SEM、日立ハイテクノロジーズ社製、品番「S−4800」)を用いて、微粒子間に1μmに満たない微細な空隙を有する非繊維状粒子であることを確認した。
得られた粉末の細孔において、0.01μm〜1.0μmの細孔直径範囲にある積算細孔容積は21.1%、細孔分布の極大値は0.11μmであった。
(参考例1〜2)
下記の表3に記載の成分を用いたこと以外は実施例1〜3、比較例1〜3と同様にして、目的とするゴム組成物の試験サンプルを作製した。
[評価]
実施例1〜3、比較例1〜3及び参考例1〜2で得られたゴム組成物の試験サンプルにつき、以下の評価方法にて評価を行った。結果を下記の表1及び表3に示す。
(評価方法)
1)加工性指数:
加硫前ゴム組成物の試験サンプルをJIS K6300−1(ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求め方;ML1+4,100℃)に準じて測定し、実施例1〜3及び比較例1〜3は、比較例3のムーニー粘度値の逆数を100とし、下記式(1)から加工性指数を算出した。参考例1〜2は、参考例1のムーニー粘度値の逆数を100とし、下記式(2)から加工性指数を算出した。この値が大きいほど、加工性に優れている。
式(1):加工性指数=(比較例3のムーニー粘度値)/(本発明のゴム組成物のムーニー粘度値)×100
式(2):加工性指数=(参考例1のムーニー粘度値)/(本発明のゴム組成物のムーニー粘度値)×100
2)弾性指数
加硫後ゴム組成物の試験サンプルをJIS K6251(ダンベル状3号、引張速度;500mm/min、測定温度;室温)に準じて測定し、実施例1〜3及び比較例1〜3は、比較例3の100%引張りモジュラスを100とし、下記式(3)から弾性指数を算出した。参考例1〜2は、参考例1の100%引張りモジュラスを100とし、下記式(4)から弾性指数を算出した。この値が大きいほど、弾性に優れている。
式(3):弾性指数=(本発明のゴム組成物の100%引張りモジュラス)/(比較例3の100%引張りモジュラス)×100
式(4):弾性指数=(本発明のゴム組成物の100%引張りモジュラス)/(参考例1の100%引張りモジュラス)×100
Figure 2020007429
Figure 2020007429
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Claims (12)

  1. ゴム成分に、非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と、繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)と、シリカ粒子とが配合されてなる、ゴム組成物。
  2. 前記シリカ粒子のBET比表面積が50m/g〜250m/gである、請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の合計の配合量が、ゴム成分100質量部に対して0.1質量部〜40質量部である、請求項1又は請求項2に記載のゴム組成物。
  4. 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)と繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の合計量100質量%に対する繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の含有割合が、0.1質量%〜40質量%である、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  5. 前記シリカ粒子の配合量が、ゴム成分100質量部に対して20質量部〜150質量部である、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  6. 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)の平均粒子径が、30μm未満である、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  7. 繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)の平均繊維長が、1μm〜50μmであり、かつ平均アスペクト比が10以上である、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  8. 非繊維状チタン酸塩化合物粒子(I)を構成するチタン酸塩化合物が、ATi(2n+1)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、nは4〜11の数〕、A(2+y)Ti(6−x)(13+y/2−(4−z)x/2)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはLi、Mg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上、zは元素Mの価数で1〜3の整数、0.05≦x≦0.5、0≦y≦(4−z)x〕、ATi(2−y)〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはLi、Mg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上、xは0.5〜1.0、yは0.25〜1.0の数〕、A0.5〜0.7Li0.27Ti1.733.85〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上〕、A0.2〜0.7Mg0.40Ti1.63.7〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上〕、A0.5〜0.7Li(0.27−x)Ti(1.73−z)3.85〜3.95〔式中、AはLiを除くアルカリ金属の1種又は2種以上、MはMg、Zn、Ga、Ni、Fe、Al、Mnより選ばれる1種又は2種以上(但し、2種以上の場合は異なる価数のイオンの組み合わせは除く)、xとzは、Mが2価金属のとき、x=2y/3、z=y/3、Mが3価金属のとき、x=y/3、z=2y/3、yは0.004≦y≦0.4〕から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  9. 繊維状チタン酸塩化合物粒子(II)を構成するチタン酸塩化合物が、ATi(2n+1)〔式中、Aはアルカリ金属から選ばれる1種又は2種以上、n=6〜8〕である、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  10. 前記ゴム成分に、さらにカーボンブラック粒子が配合されてなる、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  11. タイヤトレッド用である、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  12. 請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のゴム組成物をトレッド部に用いてなる、タイヤ。
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