JP2020006901A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、車両のルーフのアウターパネルに形成されたルーフ開口を開閉するサンルーフリッドと、上記ルーフのインナーパネルに形成された室内開口を開閉するシェードとを備えたサンルーフ装置に関するものである。
特許文献1には、車両のルーフのアウターパネルに形成されたルーフ開口を密閉する全閉位置と、上記アウターパネルの下方に沈み込んで上記ルーフ開口を開放する全開位置との間で移動可能なサンルーフリッドと、上記サンルーフリッドを駆動する開閉機構と、上記ルーフのインナーパネルに形成された室内開口を開閉するシェードと、上記インナーパネルの車室外側の面における室内開口のリッド幅方向両外側でリッド開閉方向に延びるように併設された一対のガイドレールとを備えたサンルーフ装置が開示されている。このサンルーフ装置では、サンルーフリッドのリッド幅方向両側に係合アームを設けるとともに、サンルーフリッドの後端に雨樋を設けている。一方、シェードのリッド幅方向両側にシェード固定体を設けるとともに、シェードの後端に上方へ立ち上がる立上り突起部を設けている。そして、上記サンルーフリッドを全閉位置から全開位置に移動させる過程では、サンルーフリッドの雨樋がシェードの立上り突起部を押圧し、上記サンルーフリッドを全開位置から全閉位置に移動させる過程では、上記係合アームと上記シェード固定体とが係合して上記サンルーフリッドとシェードとが連結されるようにしている。
しかし、上記特許文献1では、サンルーフリッドを全閉位置から全開位置に移動させる過程でシェードの負荷が雨樋にかかるため、雨樋及び雨樋の取付部分に高い剛性が要求され、雨樋の材質や形状の自由度が制限される。そこで、サンルーフリッドを全閉位置から全開位置に移動させるための部品を雨樋とは別に設けることが考えられる。しかし、このようにすると、部品点数が増えるため、製造コストが増大する。
また、上記特許文献1では、シェード固定体とは別に、立上り突起部を構成する部品が必要となるので、部品点数が増大し、製造コストが増大する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、雨樋の材質や形状の自由度を高めるとともに、製造コストを削減することにある。
第1の発明は、車両のルーフのアウターパネルに形成されたルーフ開口を密閉する全閉位置と、上記アウターパネルの下方に沈み込んで上記ルーフ開口を開放する全開位置との間で移動可能なサンルーフリッドと、上記サンルーフリッドを駆動する開閉機構と、リッド幅方向両外側に張り出すように設けられたシェード支持部を有し、上記ルーフのインナーパネルに形成された室内開口を開閉するシェードと、上記インナーパネルの室内開口のリッド幅方向両外側でリッド開閉方向に延びるように併設され、上記シェード支持部をリッド開閉方向に案内する一対のガイドレールとを備えたサンルーフ装置であって、上記サンルーフリッドは、リッド本体と、リッド支持部材と、リッド側突部を有し、リッド支持部材の後端に上下方向に回動可能に配設された連結部材とを備え、上記シェードのシェード支持部には、リッド幅方向に上記リッド側突部と対応する位置で上方に突出するシェード側突部が形成され、上記リッド側突部のリッド開方向側の面、及びシェード側突部のリッド閉方向側の面の少なくとも一方は、傾斜又は湾曲し、上記サンルーフリッドを上記全閉位置から全開位置に移動させる過程では、上記リッド側突部のリッド開方向側の面が上記シェード側突部のリッド閉方向側の面に摺接して上記リッド側突部が上記シェード側突部を乗り越え、その後、上記連結部材が上記シェード支持部に当接して該シェード支持部をリッド開方向に押圧する押圧動作を行う一方、上記サンルーフリッドを上記全開位置から全閉位置に移動させる過程では、上記リッド側突部とシェード側突部とが係合して上記サンルーフリッドとシェードとが連結され、上記リッド側突部とシェード側突部とが上下方向に離間して両者の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、サンルーフリッドを全閉位置から全開位置に移動させる過程でシェードをリッド開方向に押圧する機能を雨樋に持たせなくてもよいので、雨樋の材質や形状の自由度を高めることができる。
また、連結部材が、サンルーフリッドを全開位置から全閉位置に移動させる過程でサンルーフリッドとシェードとを連結する機能に加え、サンルーフリッドを全閉位置から全開位置に移動させる過程でシェードをリッド開方向に押圧する機能を果たすので、シェードをリッド開方向に押圧するための部品を別途サンルーフリッドに設ける場合に比べ、部品点数を削減し、製造コストを削減できる。
また、シェード支持部が、サンルーフリッドを全開位置から全閉位置に移動させる過程でサンルーフリッドとシェードとを連結する機能に加え、サンルーフリッドを全閉位置から全開位置に移動させる過程で連結部材にリッド開方向に押圧される機能を果たすので、特許文献1のような立ち上がり突起部を構成するための部品が不要となる。したがって、部品点数を減らし、製造コストを削減できる。
第2の発明は、第1の発明に係るサンルーフ装置において、上記連結部材は、押圧用突部をさらに有し、上記リッド側突部及び押圧用突部をリッド開方向側から順に下方に突出させた状態で上記リッド本体の下側に配設され、上記リッド側突部のリッド開方向側の面、及びシェード側突部のリッド閉方向側の面の少なくとも一方は、上方に向けてリッド開方向に傾斜又は湾曲し、上記押圧動作は、上記連結部材の押圧用突部が上記シェード支持部に当接して該シェード支持部をリッド開方向に押圧するものであることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係るサンルーフ装置において、上記サンルーフリッドの連結部材には、上記リッド側突部よりもリッド幅方向外側に位置する被ガイド片部が形成され、上記ガイドレールにおけるリッド幅方向に上記被ガイド片部と対応する位置には、ガイド片部が上方に向けて突設され、当該ガイド片部のリッド開方向側端部は、リッド全開状態における上記被ガイド片部の位置よりもリッド閉方向側に位置し、かつリッド全閉状態における上記被ガイド片部の位置よりもリッド開方向側に位置し、上記被ガイド片部のリッド閉方向側端部、及び上記ガイド片部のリッド開方向側端部の少なくとも一方は、リッド閉方向に向かって上方に傾斜又は湾曲し、上記サンルーフリッドを全開位置から全閉位置に移動させる過程で、上記被ガイド片部のリッド閉方向側端部が上記ガイド片部のリッド開方向側端部に摺接して上記連結部材が上方に押し上げられ、上記リッド側突部とシェード側突部との係合が解除されるように構成されていることを特徴とする。
第3の発明によれば、サンルーフリッドを全開位置から全閉位置に移動させる過程で、サンルーフリッドが全閉位置に到達する前に、サンルーフリッドの上下方向の位置に関わらず、シェードをサンルーフリッドから分離させて停止させることができるので、連結部材及びシェード支持部の配置及び形状の自由度を高めることができる。
第4の発明は、第1〜3の発明のいずれか1つに係るサンルーフ装置において、上記サンルーフリッドには、カバー部材の上端部が固定され、上記シェード支持部は、上記シェードのリッド開方向側端部近傍に設けられ、上記ガイドレールには、上記リッド側突部及びシェード側突部よりもリッド幅方向内側に位置するカバー取付部が設けられ、上記ガイドレールのカバー取付部には、上記カバー部材の下端部がリッド開閉方向にスライド可能に取り付けられていることを特徴とする。
第4の発明によれば、ガイドレールのカバー取付部よりもリッド幅方向外側に張り出すシェード支持部を、シェードのリッド開方向側端部近傍に設けたので、シェードのリッド閉方向側端部寄りに設けた場合に比べ、カバー部材をリッド開閉方向に広く設けることができる。したがって、カバー部材よりもリッド幅方向外側に配設された部品を、リッド開閉方向に広い範囲でカバー部材で覆うことにより、サンルーフリッド周りの車室側からの見栄えを向上するとともに、カバー部材よりもリッド幅方向外側に配設された部品に乗員が触れるのをより確実に防止できる。
第1及び第2の発明によれば、雨樋の材質や形状の自由度を高めるとともに、製造コストを削減することができる。
第3の発明によれば、連結部材及びシェード支持部の配置及び形状の自由度を高めることができる。
第4の発明によれば、カバー部材をリッド開閉方向に広く設けることが可能になることにより、サンルーフリッド周りの車室側からの見栄えを向上するとともに、カバー部材よりもリッド幅方向外側に配設された部品に乗員が触れるのをより確実に防止でき、安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜5は、本発明の実施形態に係るサンルーフ装置1を示す。このサンルーフ装置1は、車両のルーフ3に取り付けられる。尚、本明細書では、説明の便宜上、車体前後方向における前側を「前」、後側を「後」、車幅方向における左側を「左」、右側を「右」と称する。
ルーフ3は、アウターパネル5と、該アウターパネル5を車室内側から覆うインナーパネル7とで構成され、アウターパネル5とインナーパネル7との間には、空間部Sが形成されている。アウターパネル5には、略矩形状のルーフ開口5aが形成されている一方、インナーパネル7には、略矩形状の室内開口7aが上記アウターパネル5のルーフ開口5aに対応して形成されている。
一方、サンルーフ装置1は、前後方向にスライドして上記アウターパネル5のルーフ開口5aを開閉するサンルーフリッド9と、サンルーフリッド9を駆動する開閉機構11と、前後方向にスライドして上記インナーパネル7の室内開口7aを開閉するシェード13と、インナーパネル7の車室外側の面における室内開口7aの周縁に沿って配設されるフレーム15と、フレーム15の前端部に設けられたデフレクタ16とを備えている。
サンルーフリッド9は、図1及び図3に示す全閉位置、及び図2及び図5に示す全開位置との間で移動可能に構成されている。サンルーフリッド9は、リッド本体17と、当該リッド本体17の下面に取り付けられた図6〜8にも示すリッド支持部材19と、リッド本体17の下側に配設される連結部材としてのフック部材21とを備えている。サンルーフリッド9が全閉位置にあるとき、リッド本体17は、その周縁部がアウターパネル5のルーフ開口5aの開口縁と密着して、ルーフ開口5aを密閉した状態となる。全閉位置から開動作を開始するときには、図4に示すように、サンルーフリッド9は、その後端部が全閉位置よりも沈み込む。サンルーフリッド9が全開位置にあるとき、サンルーフリッド9全体がアウターパネル5の下方に沈み込み、ルーフ開口5aが開放される。
リッド本体17は、略方形の透光性を有するガラスパネル23と、該ガラスパネル23の周縁部に設けられたウェザストリップ25とを有している。ガラスパネル23の後端部には、図3〜5に示すように、雨樋26が取り付けられている。
リッド支持部材19は、樹脂製の樹脂部27と、該樹脂部27にインサート成形により一体化された金属プレート29とからなる。リッド支持部材19は、板面を車幅方向に向けて前後方向に延びる長板状の主面部19aを備えている。この主面部19aには、複数の取付孔19bが前後方向に間隔を空けて形成されている。これら取付孔19bの周縁部が、図示しないブラケットを介してガラスパネル23に取り付けられている。また、主面部19aの車幅方向外側の面の後端部には、図示しない締結孔が形成され、該主面部19aの車幅方向内側の面の締結孔対応箇所には、平面視円形状の膨出部19cが形成されている。さらに主面部19aの車幅方向内側の面の後ろ寄りには、所定の曲線に沿って湾曲しながら略前後方向に延びる内側上壁部19dと、該内側上壁部19dの下方で該内側上壁部19dと略平行に延びる内側下壁部19eとが突設されている。そして、これら内側上壁部19dと内側下壁部19eとの間には、内側カム溝19fが形成されている。また、主面部19aの車幅方向内側の面における上記内側カム溝19fに前側から近接する位置には、板面を上下方向に向けた平面視矩形状の板状の内側突出片部19gが車幅方向内側に向けて一体に突設されている。
一方、主面部19aの車幅方向外側の面における内側上壁部19d及び内側下壁部19eに対応する位置には、外側上壁部19h及び外側下壁部19iが突設され、これら外側上壁部19hと外側下壁部19iとの間には、外側カム溝19jが形成されている。そして、内側カム溝19f及び外側カム溝19jは、略平坦に延びる平坦領域R1と、該平坦領域R1の後方で後方に向かって上方に傾斜する傾斜領域R2とを有している。また、主面部19aの下端縁における外側カム溝19jに前側から近接する位置には、板面を上下方向に向けた板状の後方外側突出片部19kが車幅方向外側に向けて一体に突設されている。後方外側突出片部19kの後側略半分の部分は、前側部分よりも突出長さの長い後側突出部19mを構成している。また、主面部19aの下端縁における後方外側突出片部19kから前側に離れた位置には、板面を上下方向に向けた板状の前方外側突出片部19nが車幅方向外側に向けて一体に突設されている。該主面部19aの上端縁及び下端縁には、上記外側下壁部19i、後方外側突出片部19k、及び前方外側突出片部19n突設箇所を除く車体前後方向略全体に亘って、外周リブ19pが車幅方向外側に向けて一体に突設されて、上記外側下壁部19i、後方外側突出片部19k、及び前方外側突出片部19nと連続している。
また、主面部19aの前端部には、左右に並ぶ2つのシュー19qが設けられている。シュー19qは、主面部19aに連結された先端部19rと、先端部19rの下端から後方に延びた後、折り返して、先端部19rの後端に繋がっている帯状部19sとを有している。シュー19qは、全体として環状に形成されている。シュー19qは、樹脂で形成されており、環状の形状と相俟って弾性的に変形可能となっている。
上記フック部材21は、長手方向一端部に鉤状のリッド側突部としてのリッド側第1突部21aが形成された細長い板状部21bを有し、リッド側第1突部21aを後側で下方に突出させた状態でリッド支持部材19の後端部に取り付けられている。リッド側第1突部21aの後側(リッド開方向側)端面には、上方に向けて後方に湾曲するリッド側案内面21cが形成されている。該板状部21bの長手方向他端部には、ピン挿通孔21d(図15参照)が形成され、該板状部21bの長手方向中途部には、長手方向他端部側に向けて徐々に突出高さが短くなる平面視略三角形状の押圧用突部としてのリッド側第2突部21eがリッド側第1突部21aの突出方向に突出するように形成されている。また、板状部21bの一方の面の長手方向中途部には、リッド側第1突部21aの反突出方向(上方)に開放する半筒状の被ガイド片部21fが一体に突設されている。したがって、被ガイド片部21fは、リッド側第1突部21a及びリッド側第2突部21eよりも車幅方向外側に位置している。当該被ガイド片部21fの前端部(リッド閉方向側端部)には、前方に向かって上方に湾曲するフック側案内面21f’が形成されている。このフック部材21は、当該フック部材21のピン挿通孔21dに段付きピン31を挿通させ、段付きピン31をリッド支持部材19の締結孔(図示せず)に締結させることで、リッド側第1突部21aとリッド側第2突部21eとを後側(リッド開方向側)から順に下方に突出させた状態で上下方向に回動可能にリッド支持部材19の後端部に取り付けられている。また、段付きピン31には、捩りコイルバネ33が外装され、当該捩りコイルバネ33は、フック部材21のリッド側第1突部21aを下方に回動させる方向にフック部材21を付勢している。
開閉機構11は、スライダ35と、当該スライダ35に連結されたプッシュプルケーブル37と、当該プッシュプルケーブル37を駆動する駆動モータ39とを備えている。スライダ35は、図8にも示すように、金属プレートからなるスライダ本体41を備えている。スライダ本体41は、相対向する一対の縦壁部41aと、両縦壁部41aの一端縁を互いに連結する連結壁部41bと、各縦壁部41aの他端縁から互いに接近する方向に突出する係合壁部41cと、各縦壁部41aの反係合壁部41c側端部の前端及び後端に縦壁部41aの対向方向外側に張り出すように形成された張出部41dとを有している。スライダ本体41の縦壁部41aの係合壁部41c側端部、及び係合壁部41c全体は、樹脂製の被覆部43により被覆され、スライダ本体41の張出部41dは、樹脂製の摺動部45により被覆されている。係合壁部41cと被覆部43とで、第1係合部35aが構成されている。張出部41dと摺動部45とで、第2係合部35bが構成されている。スライダ本体41と、被覆部43及び摺動部45とは、インサート成形により一体化されている。縦壁部41a対向方向片側の摺動部45には、プッシュプルケーブル37が一体に形成されている。
シェード13は、略板状のシェード本体47を有し、該シェード本体47の車室外側の面における後端部近傍には、図9に示すように、凹所49aを有する固定部材49が上記凹所49aの開放方向を上方に向けた状態で取り付けられている。当該固定部材49には、シェード支持部材51が取り付けられている。シェード支持部材51は、前後方向に延び、その前側部分が後側部分よりも下側に位置するように段部51aが形成された長板部51bと、該長板部51bの外周縁から上方及び下方に突出する周壁部51cとを有するシェード支持部51dを備えている。このシェード支持部51dは、上記フック部材21のリッド側第1突部21a及びリッド側第2突部21eとリッド幅方向に対応する位置に位置し、かつシェード13の後端部(リッド開方向側端部)近傍に位置している。段部51aと、段部51aよりも前側の周壁部51c及び長板部51bとで上方に開放する凹部51eが形成されている。前側の周壁部51cの上半部分が、上方に突出するシェード側突部51fを構成し、該シェード側突部51fの前側(リッド閉方向側)の面には、上方に向かって後方(リッド開方向)に傾斜するシェード側案内面51gが形成されている。また、シェード支持部51dの車幅方向内側の周壁部51c先端の前端部を除く部分には、板面を上下方向に向けた延出板部51hが車幅方向内側に向けて一体に延設されている。延出板部51hの先端の前後方向中央部には、前後方向に延びる矩形状の長孔51iが形成されている。この長孔51iの長手方向に対向する両端縁は、帯状の湾曲板部51jにより橋絡され、該湾曲板部51jは、長手方向中央部に向かって下方に湾曲している。シェード支持部材51は、延出板部51hの先端部を固定部材49の凹所49aに収容し、湾曲板部51jの長手方向中央部を固定部材49の凹所49a底面に圧接(当接)させた状態で、上記固定部材49に爪嵌合により取り付けられている。このように、シェード支持部材51が、固定部材49を介してシェード本体47に取り付けられている。
フレーム15は、室内開口7aの車体前後方向前側で車幅方向に延びる前側フレーム53と室内開口7aの車幅方向両外側で前後方向に延びるように併設されたガイドレール54とを有している。前側フレーム53には上記駆動モータ39が取り付けられている。左右両側のガイドレール54は、左右対称な構成をしている。プッシュプルケーブル37は、前側フレーム53と両ガイドレール54に敷設されている。
各ガイドレール54は、アルミ製のガイドレール本体55を備え、ガイドレール本体55は、図10及び図11にも示すように、板面を略上下方向に向けて車体前後方向に延びる下壁部55aを備え、該下壁部55aの車幅方向中途部には、車体前後方向に延びる浅い第1溝部55bが形成されている。また、下壁部55aにおける上記第1溝部55bから車幅方向外側に若干離れた箇所には、下方に凹む凹み部55cが全長に亘って形成されている。下壁部55aの車幅方向内側端縁には、内側縦壁部55dが上方に向けて全長に亘って突設され、該内側縦壁部55dの先端部には、内側上壁部55eが車幅方向外側に向けて全長に亘って突設されているとともに、内側縦壁部55dの突出方向中程には、支持壁部55fが車幅方向外側に向けて全長に亘って突設されている。そして、支持壁部55fと下壁部55aとの間には、第2溝部55gが形成され、支持壁部55fと内側上壁部55eとの間には第3溝部55hが形成されている。下壁部55aにおける凹み部55cの車幅方向内側端縁から若干外側に離れた箇所には、外側縦壁部55iが全長に亘って上方に向けて突設され、該外側縦壁部55iの先端には、上方に向けて車幅方向内側に傾斜する傾斜壁部55jが全長に亘って延設され、該傾斜壁部55jの先端には、外側上壁部55kが車幅方向内側に向けて全長に亘って突設されている。上記凹み部55cと外側縦壁部55iとで、ケーブルガイド溝55mが形成されている。下壁部55a、外側縦壁部55i、傾斜壁部55j、及び外側上壁部55kにより、第4溝部55nが形成されている。
外側上壁部55kの下面における車幅方向略中央部には、前後方向に延びる凹溝部55pが形成されている。外側上壁部55kの下面は、凹溝部55pにより車幅方向内側の第1ガイド面55qと車幅方向外側の第2ガイド面55rとに分割されている。第1ガイド面55qと下壁部55aとの間隔は、第2ガイド面55rと下壁部55aとの間隔よりも僅かに大きくなっている。
また、第4溝部55nの前端には、図11に示すように、ストッパ部材Stが配設されている。
外側上壁部55kの先端縁における長手方向中央よりも前寄りの位置には、コ字状の第1切欠部55s及び第2切欠部55tが前側から順に互いに間隔を空けて凹溝部55pまで達するように形成されている。したがって、第1切欠部55s及び第2切欠部55tは、第1ガイド面55qを前後に分断する一方、第2ガイド面55rを前後方向に分断していない。
第1切欠部55sには、第1ガイド部材57が取り付けられている。第1ガイド部材57には、車幅方向内側に開放し、略上下方向に延びる断面略コ字状の第1ガイド溝57aが凹溝部55pまで達するように形成されている。第1ガイド溝57aの下端は、第4溝部55n内に開口している。第2切欠部55tには、第2ガイド部材59が取り付けられている。第2ガイド部材59には、車幅方向内側に開放し、略上下方向に延びる断面略コ字状の第2ガイド溝59aが凹溝部55pまで達するように形成されている。第2ガイド溝59aの下端は、第4溝部55n内に開口している。
また、外側上壁部55kの長手方向中央よりも前寄りで、かつ第2切欠部55tよりも後側の位置には、図12にも示すように、略コ字状の第3切欠部55uが形成されているとともに、第3切欠部55uの前側に若干離れた箇所には、係止孔55vが形成されている。上記第3切欠部55uには、図13にも示すように、樹脂製の係合解除部材61が取り付けられている。図13は、左側のガイドレール54に取り付けられる係合解除部材61を示す。係合解除部材61は、前後方向に長く、かつ上方に向かって幅狭となる四角錐台状をなすガイド片部としての本体部61aを備えている。本体部61aの位置は、車幅方向にフック部材21の被ガイド片部21fと対応している。本体部61aの前後両端部には、前後方向に向けて下方に傾斜する傾斜ガイド面61bが形成されている。本体部61aの後端部、すなわち、後側の傾斜ガイド面61bは、リッド全開状態における上記被ガイド片部21fの位置よりも前側(リッド閉方向側)でかつ、リッド全閉状態における上記被ガイド片部21fの位置よりも後側(リッド開方向側)に位置している。該本体部61aの底面の前後方向中途部における車幅方向内側端部には、首部61cが一体に突設され、該首部61cの先端には、張出部61dが前後方向に張り出すように一体に形成されている。また、本体部61aの底面の前端部近傍における車幅方向中途部には、爪部61eが一体に突設されている。爪部61eの車幅方向外側部分には、車幅方向内側に向けて爪部61e突出方向に傾斜する傾斜面61fが形成されている。そして、係合解除部材61の本体部61a及び張出部61dが外側上壁部55kの第3切欠部55u周縁を狭持しているとともに、爪部61eが上記係止孔55vに挿入されている。上記係合解除部材61は、上記本体部61aを上側に向けた状態で上記首部61cを第3切欠部55uに挿入するとともに、上記爪部61eの傾斜面61fを上記ガイドレール本体55の外側上壁部55kの車幅方向内側の端縁に押し付けて爪部61eを反突出方向に撓ませて係止孔55vまで移動させることにより、外側上壁部55kに取り付けることができる。
また、内側上壁部55eの先端縁における上記第2切欠部55tと対向する位置、すなわち長手方向中央よりも前寄りの位置には、コ字状の第4切欠部55e’が形成されている。
また、内側縦壁部55dの先端よりも若干下がった位置には、車幅方向内側に向けて内側壁部55wが突設され、該内側壁部55wの上面における基端近傍には、断面略L字状で前後方向に延びるカバー取付部55xが、内側壁部55wとで車幅方向内側に開放する第5溝部55yを構成するように突設されている。カバー取付部55xは、上記フック部材21のリッド側第1突部21a及びリッド側第2突部21eと上記シェード13のシェード側突部51fよりも車幅方向内側に位置している。
上述のように構成されたガイドレール54の第2溝部55gには、スライダ35の車幅方向内側の第2係合部35bが係合し、第4溝部55nには、スライダ35の車幅方向外側の第2係合部35bが係合している。また、ケーブルガイド溝55mには、スライダ35のプッシュプルケーブル37が係合している。
上記ガイドレール54のカバー取付部55xには、図14に示すように、上下方向に伸縮可能な蛇腹状のカバー部材63の下端部が前後方向にスライド可能に取り付けられている。このカバー部材63の上端部は、サンルーフリッド9に固定されている。
次に、図15(a)〜図15(f)を参照して、上述のように構成されたサンルーフ装置1の動作を説明する。
図15(a)は、サンルーフリッド9が全閉位置にあり、かつシェード13で室内開口7aを閉じた状態を示す。このとき、スライダ35の第1係合部35aが、内側カム溝19f及び外側カム溝19jの平坦領域R1に係合している。また、シュー19qがストッパ部材Stに当接し、これにより、リッド支持部材19がそれ以上前方へ移動することが防止されている。また、リッド支持部材19の前方外側突出片部19n及び後方外側突出片部19kの前後方向の位置が、第1ガイド部材57及び第2ガイド部材59の前後方向の位置と一致している。そして、前方外側突出片部19nは、第1ガイド溝57a内に位置している。このことによっても、リッド支持部材19の前方への移動が防止されている。一方、後方外側突出片部19kは、第4溝部55nから上方へ完全に抜け出ている。また、内側突出片部19gは、第3溝部55hから上方へ完全に抜け出ている。全閉状態においては、サンルーフリッド9のリッド本体17は、ルーフ3外面と概ね面一の状態となる。また、サンルーフリッド9のフック部材21のリッド側第1突部21aとシェード支持部材51のシェード側突部51fとが上下方向に離間して両者の係合は解除されている。したがって、シェード13をサンルーフリッド9から分離させた状態で前後方向に移動させることができる。また、フック部材21のリッド側第1突部21aとシェード支持部材51のシェード側突部51fとは前後方向にも離間している。
次に、サンルーフリッド9が全閉位置にあり、かつシェード13で室内開口7aを閉じた状態で、駆動モータ39の駆動によりプッシュプルケーブル37を走行させてスライダ35を後方へ移動させると、スライダ35の第1係合部35aが、内側カム溝19f及び外側カム溝19jの平坦領域R1から傾斜領域R2に移動し、傾斜領域R2で内側下壁部19e及び外側下壁部19iを後方へ押圧する。このとき、前方外側突出片部19nと第1ガイド溝57aとの係合により、リッド支持部材19の後方への移動が規制されているので、リッド支持部材19が後方へ移動することはない。その一方で、後方外側突出片部19kは、第4溝部55nから上方へ抜け出ており、かつ内側突出片部19gも第3溝部55hから抜け出ているので、リッド支持部材19の上下方向への傾動は規制されていない。そのため、リッド支持部材19は、シュー19qを支点として後端部が下降するように傾動する。それに伴い、リッド本体17も、後端部が下降するように傾動する。そして、前方外側突出片部19nは、第1ガイド部材57の第1ガイド溝57aから下方へ抜け出し第4溝部55n内に進入する。また、後方外側突出片部19kは、第2ガイド部材59の第2ガイド溝59aから下方に抜け出し、第4溝部55n内に進入する。さらに、内側突出片部19gは、第4切欠部55e’を通過して第3溝部55hに進入する。そして、前方外側突出片部19n及び後方外側突出片部19kが第4溝部55n内において第1ガイド面55qに当接するとともに、内側突出片部19gが第3溝部55h内において支持壁部55fに当接する。この状態からスライダ35をさらに後方へ移動させると、前方外側突出片部19n及び後方外側突出片部19kが第4溝部55n内に位置して第1ガイド部材57及び第2ガイド部材59に後方への移動を規制されていないので、サンルーフリッド9が後方へ移動する。そして、図15(b)に示すように、フック部材21のリッド側第1突部21aのリッド側案内面21cがシェード支持部材51のシェード側突部51fのシェード側案内面51gに摺接し、リッド側第1突部21aがシェード側案内面51gの傾斜(形状)に沿って移動することで、シェード側突部51fを乗り越える。この状態からスライダ35をさらに後方へ移動させると、図15(c)に示すように、フック部材21のリッド側第2突部21eがシェード支持部材51の前側の周壁部51cの前側の面における下半部分(非傾斜領域)に当接し、シェード支持部材51を後方に押圧する押圧動作を行う。これにより、サンルーフリッド9の移動に連動してシェード13全体が後方へ移動する。この状態で、スライダ35をさらに後方へ移動させると、サンルーフリッド9が全開位置に到達するとともに、シェード13が室内開口7a全体を開放した状態となる。
サンルーフリッド9が全開位置にあり、かつシェード13で室内開口7a全体を開放した状態で、駆動モータ39の駆動によりプッシュプルケーブル37を走行させてスライダ35を前方へ移動させると、このときスライダ35は傾斜領域R2にあるので、第1係合部35aは内側カム溝19f及び外側カム溝19jの内側上壁部19d及び外側上壁部19hを前方へ押圧する。このとき、前方外側突出片部19n及び後方外側突出片部19kが第4溝部55n内において第1ガイド面55qに当接し、リッド支持部材19はそれ以上上方には傾動できない。その一方で、前方外側突出片部19n及び後方外側突出片部19kは、第4溝部55n内に位置し、第1ガイド部材57及び第2ガイド部材59とは係合していないので、前方への移動が規制されていない。したがって、リッド支持部材19は第4溝部55nに沿って前方に移動し、サンルーフリッド9全体が前方へ移動する。そして、図15(d)に示すように、フック部材21のリッド側第1突部21aがシェード支持部材51のシェード側突部51fに後方から当接して係合する。これにより、サンルーフリッド9とシェード13とが連結され、この状態でスライダ35をさらに前方へ移動させると、サンルーフリッド9の移動に連動してシェード13全体が前方へ移動する。その後、図15(e)に示すように、フック部材21の被ガイド片部21fのフック側案内面21f’が係合解除部材61の本体部61aの後側の傾斜ガイド面61bに摺接して傾斜ガイド面61bの形状に沿って移動することでフック部材21が上方に押し上げられてピン挿通孔21dを中心に上方へ回動し、図15(f)に示すように、フック部材21のリッド側第1突部21aとシェード支持部材51のシェード側突部51fとの係合が解除され、サンルーフリッド9とシェード13とが互いに分離する。このとき、シェード13は、室内開口7a全体を覆う位置に位置している。このように、サンルーフリッド9が全閉位置に到達する前に、サンルーフリッド9の上下方向の位置に関わらず、シェード13をサンルーフリッド9から分離させて停止させることができるので、サンルーフリッド9のフック部材21及びシェード支持部51dの配置及び形状の自由度を高めることができる。
その後、スライダ35をさらに前方に移動させると、シュー19qがストッパ部材Stに当接することにより、リッド支持部材19の前方への移動が規制される。このとき、前方外側突出片部19nは、第1ガイド部材57の第1ガイド溝57aの下方に位置し、後方外側突出片部19kは、第2ガイド部材59の第2ガイド溝59aの下方に位置している。つまり、前方外側突出片部19n及び後方外側突出片部19kは、第4溝部55nの第1ガイド面55qによって上方への移動が規制されていない状態となっている。また、内側突出片部19gは、第3溝部55hの内側上壁部55eによって上方への移動が規制されていない状態となっている。したがって、スライダ35をさらに前方に移動させると、スライダ35の第1係合部35aが、内側カム溝19f及び外側カム溝19jの傾斜領域R2内を前方に移動し、リッド支持部材19は、シュー19qを支点として後端部が上昇するように傾動する。これにより、前方外側突出片部19nが第1ガイド部材57の第1ガイド溝57a内に進入し、後方外側突出片部19kは、第2ガイド部材59の第2ガイド溝59a内に進入し、かつ内側突出片部19gが第4切欠部55e’内を通過する。その後、第1係合部35aが内側カム溝19f及び外側カム溝19jの平坦領域R1に到達し、サンルーフリッド9が全閉位置に到達する。このとき、前方外側突出片部19nが第1ガイド溝57a内に位置するとともに、後方外側突出片部19kは第2ガイド溝59aから上方へ抜け出ている。また、内側突出片部19gは第3溝部55hから抜け出ている。また、図15(a)に示すように、フック部材21のリッド側第1突部21aとシェード支持部材51のシェード側突部51fとは上下方向に離間して両者の係合は解除されている。
したがって、本実施形態によると、サンルーフリッド9を全閉位置から全開位置に移動させる過程でシェード13を後方に押圧する機能を雨樋26に持たせなくてもよいので、雨樋26の材質や形状の自由度を高めることができる。
また、フック部材21が、サンルーフリッド9を全開位置から全閉位置に移動させる過程でサンルーフリッド9とシェード13とを連結する機能に加え、サンルーフリッド9を全閉位置から全開位置に移動させる過程でシェード13を後方、すなわちリッド開方向に押圧する機能を果たすので、シェード13をリッド開方向に押圧するための部品を別途サンルーフリッド9に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる。
また、ガイドレール54のカバー取付部55xよりも車幅方向外側に張り出すシェード支持部51dを、シェード13の後端部近傍に設けたので、シェード13の前端部寄りに設けた場合に比べ、カバー部材63を前後方向(リッド開閉方向)に広く設けることができる。したがって、カバー部材63よりも車幅方向外側に配設された部品を、前後方向に広い範囲でカバー部材63によって覆うことにより、サンルーフリッド9周りの車室側からの見栄えを向上するとともに、カバー部材63よりも車幅方向外側に配設された部品に乗員が触れるのをより確実に防止できる。
なお、本実施形態では、フック部材21のリッド側案内面21cを上方に向けて後方に湾曲させたが、上方に向けて後方に傾斜させてもよい。
また、本実施形態では、シェード側突部51fのシェード側案内面51gを、上方に向けて後方に傾斜させたが、上方に向けて後方に湾曲させてもよい。
また、リッド側第1突部21aの後側の面、及びシェード側突部51fの前側の面のいずれか一方のみに、上方に向けて後方に傾斜又は湾曲する案内面を設けてもよい。
また、本実施形態では、フック部材21のフック側案内面21f’を前方に向かって上方に湾曲させたが、前方に向かって上方に傾斜させてもよい。
また、本実施形態では、係合解除部材61の本体部61aの後端部の傾斜ガイド面61bを前方に向かって上方に傾斜させたが、前方に向かって上方に湾曲させてもよい。
また、フック部材21の被ガイド片部21fの前端部及び係合解除部材61の本体部61aの後端部のいずれか一方のみを、前方に向かって上方に傾斜又は湾曲させてもよい。
本発明は、車両のルーフのアウターパネルに形成されたルーフ開口を開閉するサンルーフリッドと、上記ルーフのインナーパネルに形成された室内開口を開閉するシェードとを備えたサンルーフ装置として有用である。
1 サンルーフ装置
3 ルーフ
5 アウターパネル
5a ルーフ開口
7 インナーパネル
7a 室内開口
9 サンルーフリッド
11 開閉機構
13 シェード
17 リッド本体
19 リッド支持部材
21 フック部材(連結部材)
21a リッド側第1突部(リッド側突部)
21e リッド側第2突部(押圧用突部)
21f 被ガイド片部
51d シェード支持部
51f シェード側突部
54 ガイドレール
55x カバー取付部
61a 本体部(ガイド片部)
63 カバー部材
3 ルーフ
5 アウターパネル
5a ルーフ開口
7 インナーパネル
7a 室内開口
9 サンルーフリッド
11 開閉機構
13 シェード
17 リッド本体
19 リッド支持部材
21 フック部材(連結部材)
21a リッド側第1突部(リッド側突部)
21e リッド側第2突部(押圧用突部)
21f 被ガイド片部
51d シェード支持部
51f シェード側突部
54 ガイドレール
55x カバー取付部
61a 本体部(ガイド片部)
63 カバー部材
Claims (4)
- 車両のルーフのアウターパネルに形成されたルーフ開口を密閉する全閉位置と、上記アウターパネルの下方に沈み込んで上記ルーフ開口を開放する全開位置との間で移動可能なサンルーフリッドと、上記サンルーフリッドを駆動する開閉機構と、リッド幅方向両外側に張り出すように設けられたシェード支持部を有し、上記ルーフのインナーパネルに形成された室内開口を開閉するシェードと、上記インナーパネルの室内開口のリッド幅方向両外側でリッド開閉方向に延びるように併設され、上記シェード支持部をリッド開閉方向に案内する一対のガイドレールとを備えたサンルーフ装置であって、
上記サンルーフリッドは、リッド本体と、リッド支持部材と、リッド側突部を有し、リッド支持部材の後端に上下方向に回動可能に配設された連結部材とを備え、
上記シェードのシェード支持部には、リッド幅方向に上記リッド側突部と対応する位置で上方に突出するシェード側突部が形成され、
上記リッド側突部のリッド開方向側の面、及びシェード側突部のリッド閉方向側の面の少なくとも一方は、傾斜又は湾曲し、
上記サンルーフリッドを上記全閉位置から全開位置に移動させる過程では、上記リッド側突部のリッド開方向側の面が上記シェード側突部のリッド閉方向側の面に摺接して上記リッド側突部が上記シェード側突部を乗り越え、その後、上記連結部材が上記シェード支持部に当接して該シェード支持部をリッド開方向に押圧する押圧動作を行う一方、上記サンルーフリッドを上記全開位置から全閉位置に移動させる過程では、上記リッド側突部とシェード側突部とが係合して上記サンルーフリッドとシェードとが連結され、上記リッド側突部とシェード側突部とが上下方向に離間して両者の係合が解除されるように構成されていることを特徴とするサンルーフ装置。 - 請求項1に記載のサンルーフ装置において、
上記連結部材は、押圧用突部をさらに有し、上記リッド側突部及び押圧用突部をリッド開方向側から順に下方に突出させた状態で上記リッド本体の下側に配設され、
上記リッド側突部のリッド開方向側の面、及びシェード側突部のリッド閉方向側の面の少なくとも一方は、上方に向けてリッド開方向に傾斜又は湾曲し、
上記押圧動作は、上記連結部材の押圧用突部が上記シェード支持部に当接して該シェード支持部をリッド開方向に押圧するものであることを特徴とするサンルーフ装置。 - 請求項1又は2に記載のサンルーフ装置において、
上記サンルーフリッドの連結部材には、上記リッド側突部よりもリッド幅方向外側に位置する被ガイド片部が形成され、
上記ガイドレールにおけるリッド幅方向に上記被ガイド片部と対応する位置には、ガイド片部が上方に向けて突設され、当該ガイド片部のリッド開方向側端部は、リッド全開状態における上記被ガイド片部の位置よりもリッド閉方向側に位置し、かつリッド全閉状態における上記被ガイド片部の位置よりもリッド開方向側に位置し、
上記被ガイド片部のリッド閉方向側端部、及び上記ガイド片部のリッド開方向側端部の少なくとも一方は、リッド閉方向に向かって上方に傾斜又は湾曲し、
上記サンルーフリッドを全開位置から全閉位置に移動させる過程で、上記被ガイド片部のリッド閉方向側端部が上記ガイド片部のリッド開方向側端部に摺接して上記連結部材が上方に押し上げられ、上記リッド側突部とシェード側突部との係合が解除されるように構成されていることを特徴とするサンルーフ装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のサンルーフ装置において、
上記サンルーフリッドには、カバー部材の上端部が固定され、
上記シェード支持部は、上記シェードのリッド開方向側端部近傍に設けられ、
上記ガイドレールには、上記リッド側突部及びシェード側突部よりもリッド幅方向内側に位置するカバー取付部が設けられ、
上記ガイドレールのカバー取付部には、上記カバー部材の下端部がリッド開閉方向にスライド可能に取り付けられていることを特徴とするサンルーフ装置。
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