JP2020005077A - テレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法 - Google Patents
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(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるテレメータシステム1のシステム構成を示す図である。第1の実施形態におけるテレメータシステム1は、国電通仕21号仕様のテレメータシステムである。テレメータシステム1は、監視局10、中継局20及び複数の観測局30(水位又は雨量観測局30−1、道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3)を備える。監視局10と中継局20との間、監視局10と観測局30との間及び中継局20と観測局30との間の伝送路は、無線回線もしくは有線回線である。また、伝送には、周波数変調方式の変調信号が利用される。
中継局20は、監視局10と、観測局30との間の通信を中継する中継装置を備える局である。中継局20は、図1に示すように、中継装置21及び電源装置22を備える。
観測局30は、センサから得られる観測データを収集する観測装置を備える局である。図1では、観測局30として、水位又は雨量観測局30−1、道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3が示されている。
監視装置11は、一定時間間隔で観測局30を一括呼出し、観測局30が備えるセンサで得られる観測データの送信を要求する装置である。観測局30が備えるセンサで得られる観測データは、雨量、水位等である。また、テレメータシステム1内に中継局20がある場合には、監視装置11は、呼出制御に先立ち中継局20を自動的に起動させ、制御終了後に中継局20を停止させる。監視装置11は、手動により全観測局30又は任意に選択した観測局30を呼び出すことが可能である。監視装置11は、観測局30からの観測符号に誤符号を検出したとき又は応答のないときは再呼出を行う。
プリンタ13は、監視装置11によって収集された観測データの印刷を行う装置である。
操作部14は、監視局10に対する操作指示を入力するための機能部である。例えば、操作部14は、観測局30の手動呼出を行う際に利用される。
電源装置22は、中継装置21に対して電源を供給する電源装置である。
観測装置31は、センサから得られる観測データを収集し、収集した観測データを監視局10の要求に応じて監視局10に送信する装置である。観測装置31は、2量型観測装置である。観測装置31は、水位又は雨量の観測データを収集する。
電源装置32は、観測装置31に対して電源を供給する電源装置である。
水位又は雨量計33は、水位又は雨量の観測データを取得するセンサである。
観測装置34は、センサから得られる観測データを収集し、収集した観測データを監視局10の要求に応じて監視局10に送信する装置である。観測装置34は、10量型観測装置である。道路気象観測局30−2が備える観測装置34は、監視情報、雨(雪)量、気温、路面温度、風速、風向及び積雪深等の観測データを収集する。
気象観測装置36は、監視情報、雨(雪)量、気温、路面温度、風速、風向及び積雪深等の観測データを取得するセンサである。
観測装置34は、センサから得られる観測データを収集し、収集した観測データを監視局10の要求に応じて監視局10に送信する装置である。観測装置34は、10量型観測装置である。水質観測局30−3が備える観測装置34は、監視情報、水位、水温、pH、電気伝導度、濁度及び溶存酸素等の観測データを収集する。
水質自動観測装置38は、監視情報、水位、水温、pH、電気伝導度、濁度及び溶存酸素等の観測データを取得するセンサである。
時計装置112は、監視装置11の時計部119に対して高精度の時刻情報を付加する装置である。
操作盤114は、監視装置11に対する指示を入力するための機器である。操作盤114は、監視装置11に内蔵されるパネル型の入力装置である。
操作卓又は操作器113と、操作盤114とは、操作部14の一例である。
変復調部117は、送信対象の信号を変調し、受信された信号を復調する変復調部である。例えば、変復調部117は、パルス符号を周波数変調して周波数変調信号に変換する変調回路と、周波数変調信号を復調してパルス符号に変換する復調回路で構成される。なお、変復調部117が行う変調及び復調の方式は特に限定される必要はない。
時計部119は、内部クロックで駆動し、西暦年データ、月日データ、時分データを出力する。
2量一括呼出制御部121は、2量局に関する一括呼出のシーケンス制御を行う機能部である。
10量一括呼出制御部122は、10量局に関する一括呼出のシーケンス制御を行う機能部である。
操作制御部124は、操作卓又は操作器113との信号の受け渡しを行う機能部である。
操作制御部125は、操作盤114との信号の受け渡しを行う機能部である。
異常値起動制御部127は、点在する観測局30から異常値信号を受信したときに自動的に全局観測制御を行う機能部である。
分岐入出力部128は、多重無線装置、有線観測装置等と接続するための機能部である。
外部出力部130は、観測データを上位機器等に出力する機能部である。例えば、外部出力部130は、観測終了後に一括して観測データを出力する。
休止局設定部131は、休止局扱いとなる観測局30を設定する機能部である。
音声記録部133は、基本制御部115の指示に応じて、変復調部117によって変調された周波数変調信号と、無線装置111によって受信された周波数変調信号とをデータ記憶部134に保存する機能部である。音声記録部133は、音声記憶部の一態様である。
データ記憶部134は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
基本制御部312は、水位又は雨量観測局30−1を統括して制御する制御部である。例えば、基本制御部312は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部321に対して送信対象の信号の記録を指示する。また、例えば、基本制御部312は、スケルチ信号が入力された場合、音声記録部321に対して受信信号の記録を指示する。
分岐入出力部315は、多重無線装置、監視装置等と接続するための機能部である。
試験部317は、システムの監視及び保守点検のための試験を行う機能部である。
電源部318は、電源装置32から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
パルス入力部320は、パルス出力を行う計測装置33(例えば、雨量計)からの出力を入力する機能部である。
データ記憶部322は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
アナログ走査部352は、計測装置36、38の出力を予め指定された順序で走査し、A/D変換部353に出力する機能部である。
監視情報入力部354は、計測装置36、38又は他の装置から監視情報を入力する機能部である。
異常値起動制御部355は、異常値起動を行うための起動信号を計測装置36、38から入力し、異常値起動信号の送出、異常値起動ロック信号の受信及びロック解除信号の受信を制御する機能部である。
ステップS103において、監視装置11は、所定の時間待機する。監視装置11の音声記録部133は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS203において、観測装置31は、所定の時間待機する。観測装置31の音声記録部321は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
監視装置11、観測装置31及び観測装置34は、送信する周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
1台の観測装置には、水位計、雨量計、気象観測装置及び水質自動監視装置の全ての計測装置が接続されていてもよい。
図7及び図8は、送信した周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを対応付けて同一ファイルに保存する際の処理の流れを説明するための図である。
図7に示す処理は、監視装置11が、観測装置(観測装置31又は観測装置34)に周波数変調信号を送信し、その周波数変調信号の応答として周波数変調信号が得られた場合に実行される処理である。また、図8に示す処理は、観測装置(観測装置31又は観測装置34)が、監視装置11からの周波数変調信号を受信し、その周波数変調信号の応答として周波数変調信号を送信した場合に実行される処理である。
ステップS301において、監視装置11は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS301−YES)、監視装置11はステップS302の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS301−NO)、監視装置11は図7の処理を終了する。
ステップS303において、監視装置11は、所定の時間待機する。監視装置11の音声記録部133は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS306において、監視装置11は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS306−YES)、監視装置11はステップS307の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS306−NO)、監視装置11はスケルチ信号が入力されるまで待機する。
ステップS401において、観測装置31は、観測装置31は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS401−YES)、観測装置31はステップS402の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS401−NO)、観測装置31は図8の処理を終了する。
ステップS403において、観測装置31は、所定の時間待機する。観測装置31の音声記録部321は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS406において、観測装置31は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS406−YES)、観測装置31はステップS407の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS406−NO)、観測装置31はプレストーク信号が入力されるまで待機する。
ステップS409において、観測装置31は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS409−YES)、観測装置31はプレストーク信号が入力されなくなるまで待機する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS409−NO)、観測装置31はステップS410の処理を実行する。
第2の実施形態は、国電通仕第54号仕様のシステムにおいて周波数変調信号を記録する実施形態である。
図9は、第2の実施形態のテレメータシステム1aのシステム構成を示す図である。第2の実施形態におけるテレメータシステム1aは、国電通仕54号仕様のテレメータシステムである。国電通仕54号仕様のテレメータシステム1aでは、観測局から監視局への伝送方法は、国電通仕21号仕様のテレメータシステム1とほぼ同様であるが、観測局から監視局への単信通信であることと、装置内各部の名称が異なる。
中継局50は、監視局40と、観測局60との間の通信を中継する中継装置を備える局である。図9では、中継局50として、V−V中継局50−1、V−u中継局50−2及びV−I中継局50−3が示されている。
観測局60は、センサから得られる観測データを収集する観測装置を備える局である。
監視装置41は、観測局60又は中継局50から送信された観測データを受信する装置である。
電源装置42は、監視装置41に対して電源を供給する電源装置である。
上位装置44は、監視装置41の上位に設けられる装置であり、監視装置41を制御する。
V−V中継装置51は、単信無線回線を介して、監視局40と、観測局60との間の通信を中継する装置である。
電源装置52は、V−V中継装置51に対して電源を供給する電源装置である。
V−u中継装置53は、観測局60から受信した送信信号をIP−GW55を介して、IP回線経由で監視局40に中継する装置である。
IP−GW55は、非IP回線(例えば、単信無線回線)をIP回線に接続する装置である。
V−I中継装置56は、観測局60から受信した送信信号をIP信号に変換して、IP回線経由で監視局40に中継する装置である。
電源装置57は、V−I中継装置56に対して電源を供給する電源装置である。
観測装置61は、設定された観測時刻もしくはイベント情報が入力された場合に計測装置63によって得られた観測データを取り込み、設定された伝送時刻に監視局40又は中継局50に向けて送信する装置である。
電源装置62は、観測局60に対して電源を供給する電源装置である。
計測装置63は、2量又は10量の観測データを取得するセンサである。
受信機411は、中継局50又は観測局60から送信された信号の受信を行う装置である。受信機411は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。
時刻制御機能416は、全機能に対して時刻データを提供する機能である。
基本機能417は、試験機能420、IP通信機能421、信号受信機能422及び信号受信機能423を有する。
IP通信機能421は、受信された観測データを監視部413に伝送するためにLAN出力を行う機能である。
信号受信機能423は、伝送速度として1200bpsと200bpsの両方の実装が必要な場合に、追加される機能である。
回線制御機能419は、無線又は有線回線の切り替えや切り離しを行うための機能である。
基本機能424は、観測局データ収集機能428、観測局イベント情報受信機能429、観測データ上位送信機能430、システム監視機能431、休止項目設定機能432、時刻校正機能433、タイムスケジュール管理機能434、タイムスケジュール登録機能435、観測データ記憶機能436、画面表示機能437及び音声データ記憶機能438を有する。
観測局イベント情報受信機能429は、観測局60にて異常発生等のイベント信号を検知した場合に、観測局60から送信されるイベント情報を復調変換部412及びV−I中継局50−3経由で受信を行う機能である。
システム監視機能431は、観測局60や中継局50との通信状態や中継状態、上位装置44との通信状態等のシステムの状態監視を行い、異常発生時には発生時刻、異常内容等を履歴として所定の日時(例えば、10日間)以上蓄積を行う機能である。
時刻校正機能433は、復調変換部412の時計情報もしくは外部時計の時刻情報を受信して、監視部内の時刻データの校正を行う機能である。
タイムスケジュール管理機能434は、各観測局60の送信時間、局間時間、回線切替時間、中継局の動作時間などの時間管理を行い、システムとして重複のないタイムスケジュール管理を行う機能である。
観測データ記憶機能436は、観測局60から収集した観測データの蓄積を行う機能であり、5分毎のデータを10日間以上蓄積できる容量を有する。
音声データ記憶機能438は、周波数変調信号のデータを記憶する機能である。
印字出力機能426は、観測データ記憶機能436に蓄積された観測データの印字出力を行う機能である。
スイッチングHUB414は、復調変換部412と、監視部413と、V−I中継局50−3と、上位装置44とを接続する機能部である。
音声記録部415は、監視部413の指示に応じて、受信機411によって受信された周波数変調信号を音声データ記憶機能438に保存する機能部である。音声記録部415は、音声記憶部の一態様である。
送信機612は、信号の送信を行う装置である。送信機612は、送信対象の信号をアップコンバートして送信する。
GPS装置613は、衛星からの時刻校正信号を受信し、内部クロックの校正のための時刻校正情報を時刻制御機能619に出力する。
時刻制御機能619は、全機能に対して時刻データを提供する機能である。時刻制御機能619は、GPS装置613により内部クロック校正用の時刻構成情報を受信する機能である。
無線制御機能621は、所定の時間のほか、イベント入力機能626によりイベント起動要求がある場合に、データ入力機能615の各機能より受け取った観測データ及びデータ記憶機能622に蓄積されている観測データを無線通信機能627に出力する機能である。また、無線制御機能621は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部617に対して送信対象の信号の記録を指示する。
データ入力機能615は、パルス入力機能623、ディジタル入力機能624、監視情報入力機能625及びイベント入力機能626を有する。
ディジタル入力機能624は、BCD3桁又は4桁の出力を行う計測装置63(例えば、水位計)からの出力を入力する機能部である。
監視情報入力機能625は、計測装置63又は他の装置から監視情報を入力する機能部である。
通信制御機能616は、無線通信機能627及び分岐出力機能628を有する。
分岐出力機能628は、無線通信機能627により出力された周波数変調信号を、多重無線装置及びIP−GW又は監視装置と接続するための機能である。
音声データ記憶部618は、周波数変調信号のデータを記憶する機能である。
アナログ入力機能629は、アナログ出力を行う計測装置63からの出力を入力する機能である。
ステップS103において、観測装置61は、所定の時間待機する。観測装置61の音声記録部617は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS203において、監視局40は、所定の時間待機する。監視局40の音声記録部415は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
監視装置41は、受信した周波数変調信号を記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
観測装置61は、送信する周波数変調信号を記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
1台の観測装置には、水位計、雨量計、気象観測装置及び水質自動監視装置の全ての計測装置が接続されていてもよい。
第3の実施形態は、国電通仕第27号仕様のシステムにおいて周波数変調信号を記録する実施形態である。
図13は、第3の実施形態の放流警報システム2のシステム構成を示す図である。実施形態の放流警報システム2は、ダムの放流を行う場合、下流での水位上昇による危険回避のため、放流警報を行うためのシステムである。放流警報システム2は、監視局70、中継局80及び複数の警報局(図12では、サイレン警報局90及びスピーカー警報局100)を備える。監視局70、中継局80、サイレン警報局90及びスピーカー警報局100は、互いに無線通信又は有線通信(光回線、専用回線)を行う。なお、図12では、監視局70及び中継局80を1台のみ示しているが、監視局70及び中継局80は複数台であってもよい。
中継局80は、監視局70と、サイレン警報局90及びスピーカー警報局100との間の通信を中継する中継装置を備える局である。
スピーカー警報局100は、音声による放流警報を発報するスピーカー警報装置を備える局である。
制御監視装置71は、警報局を呼出制御することにより、サイレンによる放流警報や音声放送による放流警報を行わせる装置である。制御監視装置71は、警報局の動作内容を示す動作内容情報を受信する。
電源装置72は、制御監視装置71に対して電源を供給する電源装置である。
プリンタ75は、制御監視装置71によって受信された動作内容情報の印刷を行う装置である。
中継装置81は、監視局70と、警報局との間の通信を中継する装置である。
無線装置83は、信号の送受信を行う装置である。無線装置83は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置83は、送信対象の信号をアップコンバートする。
サイレン警報装置91は、電源装置92から供給される電力を動力源として動作し、放流警報をスピーカー94、サイレン96、回転灯98及び表示板99等により報知する装置である。
無線装置93は、信号の送受信を行う装置である。無線装置93は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置93は、送信対象の信号をアップコンバートする。
サイレン制御盤95は、サイレン警報装置91からの制御に応じて、サイレン96の動作を制御する制御盤である。例えば、サイレン制御盤95は、サイレン警報装置91に対して放流警報発報の指示がなされた場合にサイレン96を動作させる。
集音部97は、サイレン警報装置91から出力された音、スピーカー94から出力された音声等を集音する装置である。集音部97は、例えばマイクである。
表示板99は、放流警報を表示する表示板である。
スピーカー警報装置101は、電源装置102から供給される電力を動力源として動作し、放流警報をスピーカー104、回転灯106及び表示板107等により報知する装置である。
無線装置103は、信号の送受信を行う装置である。無線装置103は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置103は、送信対象の信号をアップコンバートする。
集音部105は、スピーカー104から出力された音声等を集音する装置である。集音部105は、例えばマイクである。
表示板107は、放流警報を表示する表示板である。
通話操作器712は、他の装置との間で通話するための機器である。
基本制御部713は、警報局を統括して制御する制御部である。例えば、基本制御部713は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部736に対して送信対象の信号の記録を指示する。また、例えば、基本制御部713は、スケルチ信号が入力された場合、音声記録部736に対して受信信号の記録を指示する。
時計制御部715は、時計部714から出力される時刻データにより動作し、自動観測等の時刻に関する制御を行う。
組合せ制御部716は、組合せ制御を行うための機能部である。
中継制御部718は、中継局20の起動、停止、送信機の切り替え、制御、中継局状態、応答信号の受信処理等を行う機能部である。
操作卓制御部719は、操作卓74−1との信号の受け渡しを行う機能部である。
通話操作器制御部721は、通話操作器712との信号の受け渡しを行う機能部である。
試験部722は、システムの監視及び保守点検のための試験を行う機能部である。
電源部724は、電源装置72から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
警報制御部725は、警報局に対する制御管理及び警報局より返送される制御案差信号の照合判定を行う機能部である。
回線切替部727は、回線の切り離しを行う機能部である。
音声発生装置730は、音声を発生する装置である。
分岐入出力部731は、多重無線装置、有線回線等と接続するための機能部である。
外部入出力部733は、警報制御操作状態を他の装置に出力する機能部である。
外部出力部734は、警報制御操作状態を他の装置に出力する機能部である。
休止局設定部735は、休止局扱いとなる観測局30を設定する機能部である。
データ記憶部737は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
監視情報判定部738は、警報局より送信された制御確認信号の判定を行う機能部である。
サイレン警報局90は、図13において説明した構成に加えて、基本制御部901、通信部902、変復調部903、伝送制御部904、分岐入出力部905、音声発生部906(906−1,906−2,906−3)、中継制御部907、試験部908、電源部909、集音返送部910、集音レベル判定部911、警報制御部912、チャイム音出力部913、拡張警報制御部914、インピーダンス判定部915、音声増幅器916(916−1,916−2,916−3)、監視情報入力部917、拡張監視情報入力部918、外部出力部919(919−1,919−2,919−3)、回転灯制御盤920、表示板制御盤921、河川情報制御盤922、河川情報表示板923、音声記録部924及びデータ記憶部925を備える。なお、図15において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第3の実施形態におけるサイレン警報局90は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
通信部902は、アンテナを介して、監視局70又は中継局80のいずれか又は両方との間で通信を行うインターフェースである。通信部902は、放流警報制御信号を受信する。また、通信部902は、発報記録を監視局70又は中継局80のいずれか又は両方に送信する。
分岐入出力部905は、多重無線回線又は有線回線との間で信号の入出力を行う入出力部である。分岐入出力部905は、多重無線回線又は有線回線と接続する場合に使用される。
中継制御部907は、中継局80との間の通信を制御する中継制御部である。
電源部909は、電源装置92から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
拡張警報制御部914は、警報制御部912で補えない部分を補う機能部である。拡張警報制御部914は、例えば回転灯98の動作開始及び停止、表示板99の動作開始及び停止、河川情報表示板923の動作開始及び停止等を行う。
音声増幅器916は、スピーカー94から出力される音声を増幅させる増幅器である。
監視情報入力部917は、各種監視情報をサイレン警報装置91に入力する入力部である。各種監視情報は、例えば、点検異常、AC100V停電、AC200V停電、不図示の充電器異常、音声増幅器916−1の異常、スピーカー94−1の異常、サイレン96の異常、音声増幅器916−1の動作指示(ON指示)、サイレン96の動作指示(ON指示)である。
外部出力部919−1は、回転灯98の動作を制御するために回転灯制御盤920に対して、動作開始を指示する制御信号及び動作停止を指示する制御信号を出力する外部出力部である。
外部出力部919−3は、河川情報表示板923の動作を制御するために河川情報制御盤922に対して、動作開始を指示する制御信号及び動作停止を指示する制御信号を出力する外部出力部である。
表示板制御盤921は、サイレン警報装置91に対して放流警報発報の指示がなされた場合に表示板99を動作させる制御盤である。例えば、表示板制御盤921は、表示板99に対して放流警報を表示させる。
河川情報表示板923は、河川情報制御盤922の制御に応じて河川情報を表示する表示部である。
データ記憶部925は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
スピーカー警報局100は、図13において説明した構成に加えて、基本制御部1011、通信部1012、変復調部1013、伝送制御部1014、分岐入出力部1015、音声発生部1016(1016−1,1016−2,1016−3)、中継制御部1017、試験部1018、電源部1019、集音返送部1020、集音レベル判定部1021、警報制御部1022、チャイム音出力部1023、拡張警報制御部1024、インピーダンス判定部1025、音声増幅器1026(1026−1,1026−2,1026−3)、監視情報入力部1027、拡張監視情報入力部1028、外部出力部1029(1029−1,1029−2,1029−3)、回転灯制御盤1030、表示板制御盤1031、河川情報制御盤1032、河川情報表示板1033、音声記録部1034及びデータ記憶部1035を備える。なお、図15において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第3の実施形態におけるスピーカー警報局100は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
ステップS103において、制御監視装置71は、所定の時間待機する。制御監視装置71の音声記録部736は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS203において、サイレン警報装置91は、所定の時間待機する。サイレン警報装置91の音声記録部924は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
制御監視装置71、サイレン警報装置91及びスピーカー警報装置101は、送信する周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
第4の実施形態は、第1の実施形態〜第3の実施形態を組み合わせた実施の形態である。すなわち、第4の実施形態は、テレメータシステム1、テレメータシステム1a及び放流警報システム2のいずれか又は全てを含んだシステムで構成される。なお、各システムの制御方法は、第1の実施形態〜第3の実施形態と同様であるため説明を省略する。
342…基本制御部,343…変復調部,344…伝送制御部,345…分岐入出力部,346…中継制御部,347…試験部,348…電源部,349(349−1〜349−M)…ディジタル入力部,350…パルス入力部,351(351−1〜351−N)…アナログ入力部,352…アナログ走査部,353…A/D変換部,354…監視情報入力部,355…異常値起動制御部,411…受信機,412…復調変換部,413…監視部,414…スイッチングHUB,415…音声記録部,416…時刻制御機能,417…基本機能,418…有線接続機能,419…回線制御機能,420…試験機能,421…IP通信機能,422…信号受信機能,423…信号受信機能,424…基本機能,425…スケール変換処理機能,426…印字出力機能,427…ファイル出力機能,428…観測局データ収集機能,429…観測局イベント情報受信機能,430…観測データ上位送信機能,431…システム監視機能,432…休止項目設定機能,433…時刻校正機能,434…タイムスケジュール管理機能,435…タイムスケジュール登録機能,436…観測データ記憶機能,437…画面表示機能,438…音声データ記憶機能,611…操作部,612…送信機,613…GPS装置,614…基本機能,615…データ入力機能,616…通信制御機能,617…音声記録部,618…音声データ記憶部,619…時刻制御機能,620…試験操作機能,621…無線制御機能,622…データ記憶機能,623…パルス入力機能,624…ディジタル入力機能,625…監視情報入力機能,626…イベント入力機能,627…無線通信機能,628…分岐出力機能,629…アナログ入力機能,711…時計装置,712…通話操作器,713…基本制御部,714…時計部,715…時計制御部,716…組合せ制御部,717…制御モード部,718…中継制御部,719…操作卓制御部,720…ディスプレイ卓制御部,721…通話操作器制御部,722…試験部,723…定時点検制御部,724…電源部,725…警報制御部,726…無線装置,727…回線切替部,728…変復調部,729…伝送制御部,730…音声発生装置,731…分岐入出力部,732…印字制御部,733…外部入出力部,734…外部出力部,735…休止局設定部,736…音声記録部,
737…データ記憶部,738…監視情報判定部,901…基本制御部,902…通信部,903…変復調部,904…伝送制御部,905…分岐入出力部,906(906−1,906−2,906−3)…音声発生部,907…中継制御部,908…試験部,909…電源部,910…集音返送部,911…集音レベル判定部,912…警報制御部,913…チャイム音出力部,914…拡張警報制御部,915…インピーダンス判定部,916(916−1,916−2,916−3)…音声増幅器,917…監視情報入力部,918…拡張監視情報入力部,919(919−1,919−2,919−3)…外部出力部,920…回転灯制御盤,921…表示板制御盤,922…河川情報制御盤,923…河川情報表示板,924…音声記録部,925…データ記憶部,1011…基本制御部,1012…通信部,1013…変復調部,1014…伝送制御部,1015…分岐入出力部,1016(1016−1,1016−2,1016−3)…音声発生部,1017…中継制御部,1018…試験部,1019…電源部,1020…集音返送部,1021…集音レベル判定部,1022…警報制御部,1023…チャイム音出力部,1024…拡張警報制御部,1025…インピーダンス判定部,1026(1026−1,1026−2,1026−3)…音声増幅器,1027…監視情報入力部,1028…拡張監視情報入力部,1029(1029−1,1029−2,1029−3)…外部出力部,1030…回転灯制御盤,1031…表示板制御盤,1032…河川情報制御盤,1033…河川情報表示板,1034…音声記録部,1035…データ記憶部
Claims (12)
- 監視局と、前記監視局に対して観測データを送信する観測装置とを備えるテレメータシステムであって、
信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する音声記憶部と、
前記変調信号を記憶するデータ記憶部と、
を備えるテレメータシステム。 - 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号の入力がある場合には、前記プレストーク信号の入力がなされている間、送信対象の変調信号を保存する、請求項1に記載のテレメータシステム。
- 前記音声記憶部は、前記スケルチ信号の入力がある場合には、前記スケルチ信号の入力がなされている間、受信された変調信号を保存する、請求項1に記載のテレメータシステム。
- 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号が入力されている間に取得された前記変調信号と、前記スケルチ信号が入力されている間に取得された前記変調信号とを対応付けて保存する、請求項1に記載のテレメータシステム。
- ダムを管理する監視局と、河川周辺に放流警報を発報する警報局とを備える放流警報システムであって、
信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する音声記憶部と、
前記変調信号を記憶するデータ記憶部と、
を備える放流警報システム。 - 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号の入力がある場合には、前記プレストーク信号の入力がなされている間、送信対象の変調信号を保存する、請求項5に記載の放流警報システム。
- 前記音声記憶部は、前記スケルチ信号の入力がある場合には、前記スケルチ信号の入力がなされている間、受信された変調信号を保存する、請求項5に記載の放流警報システム。
- 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号が入力されている間に取得された前記変調信号と、前記スケルチ信号が入力されている間に取得された前記変調信号とを対応付けて保存する、請求項5に記載の放流警報システム。
- テレメータシステム又は放流警報システムにおける信号記録方法であって、
信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号をデータ記憶部に保存する音声データ記憶ステップ、
を有する音声データ記憶方法。 - 前記音声データ記憶ステップにおいて、前記プレストーク信号の入力がある場合には、前記プレストーク信号の入力がなされている間、送信対象の変調信号を保存する、請求項9に記載の音声データ記憶方法。
- 前記音声データ記憶ステップにおいて、前記スケルチ信号の入力がある場合には、前記スケルチ信号の入力がなされている間、受信された変調信号を保存する、請求項9に記載の音声データ記憶方法。
- 前記音声データ記憶ステップにおいて、前記プレストーク信号が入力されている間に取得された前記変調信号と、前記スケルチ信号が入力されている間に取得された前記変調信号とを対応付けて保存する、請求項9に記載の音声データ記憶方法。
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