JP2020005077A - テレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法 - Google Patents

テレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法 Download PDF

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Abstract

【課題】テレメータシステム又は放流警報システムにおける無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することができるテレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法を提供することである。【解決手段】実施形態のテレメータシステムは、監視局と、前記監視局に対して観測データを送信する観測装置とを持つ。テレメータシステムは、音声記憶部と、データ記憶部とを持つ。音声記憶部は、信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する。データ記憶部は、前記変調信号を記憶する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、テレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法に関する。
従来、国電通仕21号仕様に準拠したテレメータシステム、国電通仕54号仕様に準拠したテレメータシステム及び国電通仕27号仕様に準拠した放流警報システムにおいて、現在のシステムでは、無線回線を使用している場合、フェージングや周辺ノイズによる無線回線品質の劣化により、観測結果もしくは監視結果が監視局に返送されないことがある。この場合、監視局に対して「欠測」や「制御不能」といった形で表示されるだけであり、実際の原因を把握することが困難であった。テキストベースの動作ログを保存する機能を備えているシステムもあるが、具体的な原因を把握するための情報としては有効ではない。そこで、無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得する手段が求められている。
特開2009−16981号公報 特開2010−57044号公報 特開2012−198618号公報
"テレメータ装置標準仕様書(暫定版)読替一覧[国電通仕第21号]"、[online]、[平成30年5月31日検索]、インターネット<URL:http://www.mlit.go.jp/tec/it/denki/kikisiyou/kokudenntsushi21zantei.pdf> "放流警報装置標準仕様書(暫定版)読替一覧[国電通仕第27号]"、[online]、[平成30年5月31日検索]、インターネット<URL:http://www.mlit.go.jp/tec/it/denki/kikisiyou/kokudenntsushi27zantei.pdf> "テレメータ装置(自律型)標準仕様書"、[online]、[平成30年5月31日検索]、インターネット<URL: http://www.mlit.go.jp/tec/it/denki/kikisiyou/kokudenntsushi54.pdf>
本発明が解決しようとする課題は、テレメータシステム又は放流警報システムにおける無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することができるテレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法を提供することである。
実施形態のテレメータシステムは、監視局と、前記監視局に対して観測データを送信する観測装置とを持つ。テレメータシステムは、音声記憶部と、データ記憶部とを持つ。音声記憶部は、信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する。データ記憶部は、前記変調信号を記憶する。
第1の実施形態におけるテレメータシステムのシステム構成を示す図。 第1の実施形態における監視局の機能構成を表す概略ブロック図。 第1の実施形態における水位又は雨量観測局の機能構成を表す概略ブロック図。 第1の実施形態における道路気象観測局及び水質観測局の機能構成を表す概略ブロック図。 第1の実施形態における送信時の周波数変調信号を保存する処理の流れを説明するための図。 第1の実施形態における受信時の周波数変調信号を保存する処理の流れを説明するための図。 第1の実施形態における送信した周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを対応付けて同一ファイルに保存する際の処理の流れを説明するための図。 第1の実施形態における送信した周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを対応付けて同一ファイルに保存する際の処理の流れを説明するための図。 第2の実施形態のテレメータシステムのシステム構成を示す図。 第2の実施形態における監視局の機能構成を表す概略ブロック図。 第2の実施形態における観測局の機能構成を表す概略ブロック図。 第2の実施形態における観測局の機能構成を表す概略ブロック図。 第3の実施形態の放流警報システムのシステム構成を示す図。 第3の実施形態における監視局の機能構成を表す概略ブロック図。 第3の実施形態におけるサイレン警報局の機能構成を表す概略ブロック図。 第3の実施形態におけるスピーカー警報局の機能構成を表す概略ブロック図。
以下、実施形態のテレメータシステム、放流警報システム及び音声データ記憶方法を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるテレメータシステム1のシステム構成を示す図である。第1の実施形態におけるテレメータシステム1は、国電通仕21号仕様のテレメータシステムである。テレメータシステム1は、監視局10、中継局20及び複数の観測局30(水位又は雨量観測局30−1、道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3)を備える。監視局10と中継局20との間、監視局10と観測局30との間及び中継局20と観測局30との間の伝送路は、無線回線もしくは有線回線である。また、伝送には、周波数変調方式の変調信号が利用される。
監視局10は、テレメータシステム1に備えられる観測局30を監視する監視装置を備える局である。
中継局20は、監視局10と、観測局30との間の通信を中継する中継装置を備える局である。中継局20は、図1に示すように、中継装置21及び電源装置22を備える。
観測局30は、センサから得られる観測データを収集する観測装置を備える局である。図1では、観測局30として、水位又は雨量観測局30−1、道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3が示されている。
監視局10は、監視装置11、電源装置12、プリンタ13及び操作部14を備える。
監視装置11は、一定時間間隔で観測局30を一括呼出し、観測局30が備えるセンサで得られる観測データの送信を要求する装置である。観測局30が備えるセンサで得られる観測データは、雨量、水位等である。また、テレメータシステム1内に中継局20がある場合には、監視装置11は、呼出制御に先立ち中継局20を自動的に起動させ、制御終了後に中継局20を停止させる。監視装置11は、手動により全観測局30又は任意に選択した観測局30を呼び出すことが可能である。監視装置11は、観測局30からの観測符号に誤符号を検出したとき又は応答のないときは再呼出を行う。
電源装置12は、監視装置11に対して電源を供給する電源装置である。
プリンタ13は、監視装置11によって収集された観測データの印刷を行う装置である。
操作部14は、監視局10に対する操作指示を入力するための機能部である。例えば、操作部14は、観測局30の手動呼出を行う際に利用される。
中継装置21は、監視局10と、観測局30との間の通信を中継する装置である。
電源装置22は、中継装置21に対して電源を供給する電源装置である。
水位又は雨量観測局30−1は、観測装置31、電源装置32及び水位又は雨量計33を備える。
観測装置31は、センサから得られる観測データを収集し、収集した観測データを監視局10の要求に応じて監視局10に送信する装置である。観測装置31は、2量型観測装置である。観測装置31は、水位又は雨量の観測データを収集する。
電源装置32は、観測装置31に対して電源を供給する電源装置である。
水位又は雨量計33は、水位又は雨量の観測データを取得するセンサである。
道路気象観測局30−2は、観測装置34、電源装置35及び気象観測装置36を備える。
観測装置34は、センサから得られる観測データを収集し、収集した観測データを監視局10の要求に応じて監視局10に送信する装置である。観測装置34は、10量型観測装置である。道路気象観測局30−2が備える観測装置34は、監視情報、雨(雪)量、気温、路面温度、風速、風向及び積雪深等の観測データを収集する。
電源装置35は、観測装置34に対して電源を供給する電源装置である。
気象観測装置36は、監視情報、雨(雪)量、気温、路面温度、風速、風向及び積雪深等の観測データを取得するセンサである。
水質観測局30−3は、観測装置34、電源装置37及び水質自動観測装置38を備える。
観測装置34は、センサから得られる観測データを収集し、収集した観測データを監視局10の要求に応じて監視局10に送信する装置である。観測装置34は、10量型観測装置である。水質観測局30−3が備える観測装置34は、監視情報、水位、水温、pH、電気伝導度、濁度及び溶存酸素等の観測データを収集する。
電源装置37は、観測装置34に対して電源を供給する電源装置である。
水質自動観測装置38は、監視情報、水位、水温、pH、電気伝導度、濁度及び溶存酸素等の観測データを取得するセンサである。
図2は、第1の実施形態における監視局10の機能構成を表す概略ブロック図である。監視局10は、無線装置111、時計装置112、操作卓又は操作器113、操作盤114、基本制御部115、回線切替部116、変復調部117、伝送制御部118、時計部119、時計制御部120、2量一括呼出制御部121、10量一括呼出制御部122、中継制御部123、操作制御部124、操作制御部125、試験部126、異常値起動制御部127、分岐入出力部128、印字制御部129、外部出力部130、休止局設定部131、電源部132、音声記録部133及びデータ記憶部134を備える。なお、図2において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第1の実施形態における監視局10は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
無線装置111は、信号の送受信を行う装置である。無線装置111は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置111は、送信対象の信号をアップコンバートする。
時計装置112は、監視装置11の時計部119に対して高精度の時刻情報を付加する装置である。
操作卓又は操作器113は、監視装置11に対する指示を入力するための機器である。操作卓は、例えば据置型の入力装置である。操作器は、例えば卓上型の入力装置である。
操作盤114は、監視装置11に対する指示を入力するための機器である。操作盤114は、監視装置11に内蔵されるパネル型の入力装置である。
操作卓又は操作器113と、操作盤114とは、操作部14の一例である。
基本制御部115は、監視局10を統括して制御する制御部である。例えば、基本制御部115は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部133に対して送信対象の信号の記録を指示する。プレストーク信号は、呼出による送信のトリガーとなる信号である。また、例えば、基本制御部115は、スケルチ信号が入力された場合、音声記録部133に対して受信信号の記録を指示する。スケルチ信号とは、受信信号においてあるレベル以上の信号が受信されたことを知らせるための信号である。
回線切替部116は、回線の切り離しを行う機能部である。
変復調部117は、送信対象の信号を変調し、受信された信号を復調する変復調部である。例えば、変復調部117は、パルス符号を周波数変調して周波数変調信号に変換する変調回路と、周波数変調信号を復調してパルス符号に変換する復調回路で構成される。なお、変復調部117が行う変調及び復調の方式は特に限定される必要はない。
周波数変調信号は、可聴周波数の音声データである。そのため、録音した周波数変調波を変復調部へ入力することで、正しく復号できるか否かを判別することができる。人間の耳で聞いてもノイズが強いか弱いか判断することができる。このように、周波数変調波は、無線回線品質の劣化の原因が、無線回線の影響なのか、それとも別に要因があるのかを切り分けるために重要な信号である。
伝送制御部118は、基本制御部115の指示によるパルス符号の生成と、変復調部117によって変換されたパルス符号の復号を行う機能部である。
時計部119は、内部クロックで駆動し、西暦年データ、月日データ、時分データを出力する。
時計制御部120は、時計部119から出力される時刻データにより動作し、自動観測等の時刻に関する制御を行う。
2量一括呼出制御部121は、2量局に関する一括呼出のシーケンス制御を行う機能部である。
10量一括呼出制御部122は、10量局に関する一括呼出のシーケンス制御を行う機能部である。
中継制御部123は、中継局20の起動、停止、送信機の切り替え、制御、中継局状態、応答信号の受信処理等を行う機能部である。
操作制御部124は、操作卓又は操作器113との信号の受け渡しを行う機能部である。
操作制御部125は、操作盤114との信号の受け渡しを行う機能部である。
試験部126は、システムの監視及び保守点検のための試験を行う機能部である。
異常値起動制御部127は、点在する観測局30から異常値信号を受信したときに自動的に全局観測制御を行う機能部である。
分岐入出力部128は、多重無線装置、有線観測装置等と接続するための機能部である。
印字制御部129は、プリンタ13を制御して印刷処理を実行させる。
外部出力部130は、観測データを上位機器等に出力する機能部である。例えば、外部出力部130は、観測終了後に一括して観測データを出力する。
休止局設定部131は、休止局扱いとなる観測局30を設定する機能部である。
電源部132は、電源装置12から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
音声記録部133は、基本制御部115の指示に応じて、変復調部117によって変調された周波数変調信号と、無線装置111によって受信された周波数変調信号とをデータ記憶部134に保存する機能部である。音声記録部133は、音声記憶部の一態様である。
データ記憶部134は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
図3は、第1の実施形態における水位又は雨量観測局30−1の機能構成を表す概略ブロック図である。水位又は雨量観測局30−1は、無線装置311、基本制御部312、変復調部313、伝送制御部314、分岐入出力部315、中継制御部316、試験部317、電源部318、ディジタル入力部319(319−1〜319−2)、パルス入力部320、音声記録部321及びデータ記憶部322を備える。なお、図3において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第1の実施形態における水位又は雨量観測局30−1は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
無線装置311は、信号の送受信を行う装置である。無線装置311は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置311は、送信対象の信号をアップコンバートして送信する。
基本制御部312は、水位又は雨量観測局30−1を統括して制御する制御部である。例えば、基本制御部312は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部321に対して送信対象の信号の記録を指示する。また、例えば、基本制御部312は、スケルチ信号が入力された場合、音声記録部321に対して受信信号の記録を指示する。
変復調部313は、送信対象の信号を変調し、受信された信号を復調する変復調部である。例えば、変復調部313は、パルス符号を周波数変調して周波数変調信号に変換する変調回路と、周波数変調信号を復調してパルス符号に変換する復調回路で構成される。なお、変復調部313が行う変調及び復調の方式は特に限定される必要はない。
伝送制御部314は、基本制御部312の指示によるパルス符号の生成と、変復調部313によって復調されたパルス符号の復号を行う機能部である。また、伝送制御部314は、復調された直列符号を並列符号に変換し、並列符号を伝送に適した直列符号に変換する。
分岐入出力部315は、多重無線装置、監視装置等と接続するための機能部である。
中継制御部316は、中継局20の起動、停止を制御する機能部である。
試験部317は、システムの監視及び保守点検のための試験を行う機能部である。
電源部318は、電源装置32から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
ディジタル入力部319(319−1〜319−2)は、BCD(Binary-coded decimal)3桁又は4桁の出力を行う計測装置33(例えば、水位計)からの出力を入力する機能部である。
パルス入力部320は、パルス出力を行う計測装置33(例えば、雨量計)からの出力を入力する機能部である。
音声記録部321は、基本制御部312の指示に応じて、変復調部313によって変調された周波数変調信号と、無線装置311によって受信された周波数変調信号とをデータ記憶部322に保存する機能部である。音声記録部321は、音声記憶部の一態様である。
データ記憶部322は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
図4は、第1の実施形態における道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3の機能構成を表す概略ブロック図である。道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3は、接続される計測装置が異なる点を除けば構成は同じであるためまとめて説明する。道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3は、無線装置341、基本制御部342、変復調部343、伝送制御部344、分岐入出力部345、中継制御部346、試験部347、電源部348、ディジタル入力部349(349−1〜349−2)、パルス入力部350、アナログ入力部351(351−1〜351−N(Nは1以上の整数))、アナログ走査部352、A/D変換部353、監視情報入力部354、異常値起動制御部355、音声記録部356及びデータ記憶部357を備える。なお、図4において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第1の実施形態における道路気象観測局30−2及び水質観測局30−3は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
無線装置341、基本制御部342、変復調部343、伝送制御部344、分岐入出力部345、中継制御部346、試験部347、電源部348、ディジタル入力部349(349−1〜349−M(Mは1以上の整数))、パルス入力部350、音声記録部356及びデータ記憶部357は、水位又は雨量観測局30−1の同名の機能部と同様の処理を行うため、説明を省略する。以下、相違点についてのみ説明する。
アナログ入力部351(351−1〜351−N(Nは1以上の整数))は、アナログ出力を行う計測装置36、38からの出力を入力する機能部である。
アナログ走査部352は、計測装置36、38の出力を予め指定された順序で走査し、A/D変換部353に出力する機能部である。
A/D変換部353は、アナログ電圧値をディジタル値に変換する機能部である。
監視情報入力部354は、計測装置36、38又は他の装置から監視情報を入力する機能部である。
異常値起動制御部355は、異常値起動を行うための起動信号を計測装置36、38から入力し、異常値起動信号の送出、異常値起動ロック信号の受信及びロック解除信号の受信を制御する機能部である。
図5は、第1の実施形態における送信時の周波数変調信号を保存する処理の流れを説明するための図である。図5に示す処理は、監視装置11、観測装置31及び観測装置34が、周波数変調信号を送信する際に実行される処理である。図5では、監視装置11を例に説明するが、観測装置31及び観測装置34においても同様の処理が行われる。
ステップS101において、基本制御部115は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS101−YES)、監視装置11はステップS102の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS101−NO)、監視装置11は図5の処理を終了する。
ステップS102において、基本制御部115は、音声記録部133に対して周波数変調信号の保存を指示する。これにより、音声記録部133は、周波数変調信号の保存を開始する。具体的には、監視装置11の音声記録部133は、変復調部117から出力された周波数変調信号を取得し、取得した周波数変調信号をデータ記憶部134に保存する。
ステップS103において、監視装置11は、所定の時間待機する。監視装置11の音声記録部133は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS104において、監視装置11は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS104−YES)、監視装置11はプレストーク信号が入力されなくなるまで待機する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS104−NO)、監視装置11はステップS105の処理を実行する。
ステップS105において、監視装置11の音声記録部133は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部134には、プレストーク信号が入力されてからプレストーク信号が入力されなくなるまでの間に送信された周波数変調信号のデータが保存される。
図6は、第1の実施形態における受信時の周波数変調信号を保存する処理の流れを説明するための図である。図6に示す処理は、監視装置11、観測装置31及び観測装置34が、周波数変調信号を受信した際に実行される処理である。図6では、観測装置31を例に説明するが、監視装置11及び観測装置34においても同様の処理が行われる。
ステップS201において、観測装置31は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。無線装置311内の受信機にて受信された高周波信号はベースバンド信号である周波数変調信号に復調される。このとき、受信機は、一定以上の受信入力電圧の受信を検知するとスケルチ信号を出力する。周波数変調信号とスケルチ信号は、変復調部313と伝送制御部314を介して基本制御部312に入力される。これにより、基本制御部312は、スケルチ信号を検出することができる。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS201−YES)、観測装置31はステップS202の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS201−NO)、観測装置31は図6の処理を終了する。
ステップS202において、観測装置31は、周波数変調信号の保存を開始する。具体的には、観測装置31の音声記録部321は、無線装置311から出力された周波数変調信号を取得し、取得した周波数変調信号をデータ記憶部322に保存する。
ステップS203において、観測装置31は、所定の時間待機する。観測装置31の音声記録部321は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS204において、観測装置31は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS204−YES)、観測装置31はスケルチ信号が入力されなくなるまで待機する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS204−NO)、観測装置31はステップS205の処理を実行する。
ステップS205において、観測装置31の音声記録部321は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部322には、スケルチ信号が入力されてからスケルチ信号が入力されなくなるまでの間に受信された周波数変調信号のデータが保存される。
以上のように構成されたテレメータシステム1によれば、テレメータシステム1における無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することが可能になる。具体的には、周波数変調信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号が入力されている間、監視局及び観測局は、送信対象の周波数変調信号を送信時の動作ログとして記録する。また、スケルチ信号が入力されている間、監視局及び観測局は、受信された周波数変調信号を受信時の動作ログとして記録する。周波数変調信号は、可聴周波数の音声データであり、無線回線品質の劣化の原因が、無線回線の影響なのか、それとも別に要因があるのかを切り分けるために重要な信号である。このような周波数変調信号を、プレストーク信号又はスケルチ信号の入力を契機に記録するため、無線回線品質の劣化の原因を把握するために有効でない情報を取得することがない。また、複雑な処理を行う必要がない。そのため、テレメータシステム1における無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することができる。
(第1の実施形態における変形例)
監視装置11、観測装置31及び観測装置34は、送信する周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
1台の観測装置には、水位計、雨量計、気象観測装置及び水質自動監視装置の全ての計測装置が接続されていてもよい。
監視装置11及び観測装置31は、送信した周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを対応付けて同一のファイルとして保存するように構成されてもよい。
図7及び図8は、送信した周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを対応付けて同一ファイルに保存する際の処理の流れを説明するための図である。
図7に示す処理は、監視装置11が、観測装置(観測装置31又は観測装置34)に周波数変調信号を送信し、その周波数変調信号の応答として周波数変調信号が得られた場合に実行される処理である。また、図8に示す処理は、観測装置(観測装置31又は観測装置34)が、監視装置11からの周波数変調信号を受信し、その周波数変調信号の応答として周波数変調信号を送信した場合に実行される処理である。
まず、図7について説明する。
ステップS301において、監視装置11は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS301−YES)、監視装置11はステップS302の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS301−NO)、監視装置11は図7の処理を終了する。
ステップS302において、監視装置11は、周波数変調信号の保存を開始する。具体的には、監視装置11の音声記録部133は、変復調部117から出力された周波数変調信号を取得し、取得した周波数変調信号をデータ記憶部134に保存する。
ステップS303において、監視装置11は、所定の時間待機する。監視装置11の音声記録部133は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS304において、監視装置11は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS304−YES)、監視装置11はプレストーク信号が入力されなくなるまで待機する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS304−NO)、監視装置11はステップS305の処理を実行する。
ステップS305において、監視装置11の音声記録部133は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部134には、プレストーク信号が入力されてからプレストーク信号が入力されなくなるまでの間に送信された周波数変調信号のデータが保存される。
ステップS306において、監視装置11は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS306−YES)、監視装置11はステップS307の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS306−NO)、監視装置11はスケルチ信号が入力されるまで待機する。
ステップS307において、監視装置11は、周波数変調信号の保存を開始する。具体的には、監視装置11の音声記録部133は、無線装置111から出力された周波数変調信号を取得し、取得した周波数変調信号を、ステップS302の処理で保存した周波数変調信号のデータに対応付けてデータ記憶部322に保存する。
ステップS308において、監視装置11は、所定の時間待機する。監視装置11の音声記録部133は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS309において、監視装置11は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS309−YES)、監視装置11はスケルチ信号が入力されなくなるまで待機する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS309−NO)、監視装置11はステップS310の処理を実行する。
ステップS310において、監視装置11の音声記録部133は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部134には、スケルチ信号が入力されてからスケルチ信号が入力されなくなるまでの間に受信された周波数変調信号のデータが、ステップS302の処理で保存した周波数変調信号のデータに対応付けて保存される。
次に、図8について説明する。
ステップS401において、観測装置31は、観測装置31は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS401−YES)、観測装置31はステップS402の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS401−NO)、観測装置31は図8の処理を終了する。
ステップS402において、観測装置31は、周波数変調信号の保存を開始する。具体的には、観測装置31の音声記録部321は、無線装置311から出力された周波数変調信号を取得し、取得した周波数変調信号をデータ記憶部322に保存する。
ステップS403において、観測装置31は、所定の時間待機する。観測装置31の音声記録部321は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS404において、観測装置31は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS404−YES)、観測装置31はスケルチ信号が入力されなくなるまで待機する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS404−NO)、観測装置31はステップS405の処理を実行する。
ステップS405において、観測装置31の音声記録部321は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部322には、スケルチ信号が入力されてからスケルチ信号が入力されなくなるまでの間に受信された周波数変調信号のデータが保存される。
ステップS406において、観測装置31は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS406−YES)、観測装置31はステップS407の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS406−NO)、観測装置31はプレストーク信号が入力されるまで待機する。
ステップS407において、観測装置31は、周波数変調信号の保存を開始する。具体的には、観測装置31の音声記録部321は、変復調部313から出力された周波数変調信号を取得し、取得した周波数変調信号を、ステップS402の処理で保存した周波数変調信号のデータに対応付けてデータ記憶部322に保存する。
ステップS408において、観測装置31は、所定の時間待機する。観測装置31の音声記録部321は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS409において、観測装置31は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS409−YES)、観測装置31はプレストーク信号が入力されなくなるまで待機する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS409−NO)、観測装置31はステップS410の処理を実行する。
ステップS410において、観測装置31の音声記録部321は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部322には、プレストーク信号が入力されてからプレストーク信号が入力されなくなるまでの間に送信された周波数変調信号のデータが、ステップS402の処理で保存した周波数変調信号のデータに対応付けて保存される。
テレメータシステム1は、半二重通信であるため、送信と受信に音声が分かれている。そのため、このように構成されることによって、送信時と受信時の情報を対応付けて保存することができる。これにより、送信時の状況と、受信時の状況を把握することができるため、後日問題が発生した場合でも無線回線の劣化の原因を検討する際により有効な効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、国電通仕第54号仕様のシステムにおいて周波数変調信号を記録する実施形態である。
図9は、第2の実施形態のテレメータシステム1aのシステム構成を示す図である。第2の実施形態におけるテレメータシステム1aは、国電通仕54号仕様のテレメータシステムである。国電通仕54号仕様のテレメータシステム1aでは、観測局から監視局への伝送方法は、国電通仕21号仕様のテレメータシステム1とほぼ同様であるが、観測局から監視局への単信通信であることと、装置内各部の名称が異なる。
テレメータシステム1aは、監視局40、中継局50(中継局50−1〜50−3)及び複数の観測局60(観測局60−1〜60−3)を備える。監視局10と中継局20との間、監視局10と観測局30との間及び中継局20と観測局30との間の伝送路は、無線回線もしくは有線回線である。また、伝送には、周波数変調方式の変調信号が利用される。
監視局40は、テレメータシステム1aに備えられる観測局60を監視する監視装置を備える局である。
中継局50は、監視局40と、観測局60との間の通信を中継する中継装置を備える局である。図9では、中継局50として、V−V中継局50−1、V−u中継局50−2及びV−I中継局50−3が示されている。
観測局60は、センサから得られる観測データを収集する観測装置を備える局である。
監視局40は、監視装置41、電源装置42、IP−GW43及び上位装置44を備える。
監視装置41は、観測局60又は中継局50から送信された観測データを受信する装置である。
電源装置42は、監視装置41に対して電源を供給する電源装置である。
IP−GW43は、非IP回線(例えば、単信無線回線)をIP回線に接続する装置である。
上位装置44は、監視装置41の上位に設けられる装置であり、監視装置41を制御する。
V−V中継局50−1は、単信無線回線と単信無線回線の中継を行う局である。V−V中継局50−1は、V−V中継装置51及び電源装置52を備える。
V−V中継装置51は、単信無線回線を介して、監視局40と、観測局60との間の通信を中継する装置である。
電源装置52は、V−V中継装置51に対して電源を供給する電源装置である。
V−u中継局50−2は、単信無線回線とIP回線の中継を行う局である。V−u中継局50−2は、V−u中継装置53、電源装置54及びIP−GW55を備える。
V−u中継装置53は、観測局60から受信した送信信号をIP−GW55を介して、IP回線経由で監視局40に中継する装置である。
電源装置54は、V−u中継装置53に対して電源を供給する電源装置である。
IP−GW55は、非IP回線(例えば、単信無線回線)をIP回線に接続する装置である。
V−I中継局50−3は、単信無線回線とIP回線の中継を行う局である。V−I中継局50−3は、V−I中継装置56及び電源装置57を備える。
V−I中継装置56は、観測局60から受信した送信信号をIP信号に変換して、IP回線経由で監視局40に中継する装置である。
電源装置57は、V−I中継装置56に対して電源を供給する電源装置である。
観測局60(60−1〜60−3)は、観測装置61、電源装置62及び計測装置63を備える。
観測装置61は、設定された観測時刻もしくはイベント情報が入力された場合に計測装置63によって得られた観測データを取り込み、設定された伝送時刻に監視局40又は中継局50に向けて送信する装置である。
電源装置62は、観測局60に対して電源を供給する電源装置である。
計測装置63は、2量又は10量の観測データを取得するセンサである。
図10は、第2の実施形態における監視局40の機能構成を表す概略ブロック図である。監視局40は、受信機411、復調変換部412、監視部413、スイッチングHUB414及び音声記録部415を備える。なお、図10において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第2の実施形態における監視局40は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
受信機411は、中継局50又は観測局60から送信された信号の受信を行う装置である。受信機411は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。
復調変換部412は、時刻制御機能416、基本機能417、有線接続機能418及び回線制御機能419を有する。
時刻制御機能416は、全機能に対して時刻データを提供する機能である。
基本機能417は、試験機能420、IP通信機能421、信号受信機能422及び信号受信機能423を有する。
試験機能420は、システムの監視及び保守点検のための試験を行う機能である。試験は、例えば入力レベルの測定機能、受信データの表示機能、電源の開閉機能、電源の試験機能、電源電圧の測定機能等がある。
IP通信機能421は、受信された観測データを監視部413に伝送するためにLAN出力を行う機能である。
信号受信機能422は、周波数変調信号を復調してパルス符号に変換する機能と、符号の受信を行う機能とを有する。信号受信機能422は、観測局60のアドレスを管理して該当アドレスのみを受信処理する。
信号受信機能423は、伝送速度として1200bpsと200bpsの両方の実装が必要な場合に、追加される機能である。
有線接続機能418は、IP−GW43及び有線回線(例えば、電話回線)等と接続するための機能である。
回線制御機能419は、無線又は有線回線の切り替えや切り離しを行うための機能である。
監視部413は、監視装置41を統括して制御する機能部である。監視部413は、スケルチ信号が入力された場合、音声記録部415に対して受信信号の記録を指示する。監視部413は、基本機能424、スケール変換処理機能425、印字出力機能426及びファイル出力機能427を有する。
基本機能424は、観測局データ収集機能428、観測局イベント情報受信機能429、観測データ上位送信機能430、システム監視機能431、休止項目設定機能432、時刻校正機能433、タイムスケジュール管理機能434、タイムスケジュール登録機能435、観測データ記憶機能436、画面表示機能437及び音声データ記憶機能438を有する。
観測局データ収集機能428は、観測局60から送信される観測データを復調変換部412及びV−I中継局50−3経由で正定時(例えば、5分、10分、30分および1時間)毎に受信を行う機能である。
観測局イベント情報受信機能429は、観測局60にて異常発生等のイベント信号を検知した場合に、観測局60から送信されるイベント情報を復調変換部412及びV−I中継局50−3経由で受信を行う機能である。
観測データ上位送信機能430は、観測局60から収集観測データを、所定の方式により上位装置44に対して送信する機能である。
システム監視機能431は、観測局60や中継局50との通信状態や中継状態、上位装置44との通信状態等のシステムの状態監視を行い、異常発生時には発生時刻、異常内容等を履歴として所定の日時(例えば、10日間)以上蓄積を行う機能である。
休止項目設定機能432は、時期などの固有条件により観測を中止する「観測項目」を個別に休止扱いにする機能である。
時刻校正機能433は、復調変換部412の時計情報もしくは外部時計の時刻情報を受信して、監視部内の時刻データの校正を行う機能である。
タイムスケジュール管理機能434は、各観測局60の送信時間、局間時間、回線切替時間、中継局の動作時間などの時間管理を行い、システムとして重複のないタイムスケジュール管理を行う機能である。
タイムスケジュール登録機能435は、各観測局60の送信時間、局間時間、回線切替時間、中継局の動作時間などの各種時間情報をタイムスケジュール管理機能434に登録するとともに復調変換部412で必要な回線切替時間などの時間情報を送信する機能である。
観測データ記憶機能436は、観測局60から収集した観測データの蓄積を行う機能であり、5分毎のデータを10日間以上蓄積できる容量を有する。
画面表示機能437は、観測局から収集した観測データについて、ディスプレイ画面にて情報提供を行う機能である。
音声データ記憶機能438は、周波数変調信号のデータを記憶する機能である。
スケール変換処理機能425は、観測装置61に入力するアナログ信号が0〜1V(又は4〜20mA)の場合、伝送値が000〜999(又は200〜999)となるため、観測値で使用する工学値に変換する機能である。
印字出力機能426は、観測データ記憶機能436に蓄積された観測データの印字出力を行う機能である。
ファイル出力機能427は、観測データ記憶機能436に蓄積された観測データをCSV形式等でファイル出力を行う機能である。
スイッチングHUB414は、復調変換部412と、監視部413と、V−I中継局50−3と、上位装置44とを接続する機能部である。
音声記録部415は、監視部413の指示に応じて、受信機411によって受信された周波数変調信号を音声データ記憶機能438に保存する機能部である。音声記録部415は、音声記憶部の一態様である。
図11は、第2の実施形態における観測局60の機能構成を表す概略ブロック図である。図11に示す観測局60における観測装置61は、2量型観測装置である。観測局60は、操作部611、送信機612、GPS装置613、基本機能614、データ入力機能615、通信制御機能616、音声記録部617及び音声データ記憶部618を備える。なお、図11において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第2の実施形態における観測局60は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
操作部611は、観測局60に対する操作指示を入力するための機能部である。
送信機612は、信号の送信を行う装置である。送信機612は、送信対象の信号をアップコンバートして送信する。
GPS装置613は、衛星からの時刻校正信号を受信し、内部クロックの校正のための時刻校正情報を時刻制御機能619に出力する。
基本機能614は、時刻制御機能619、試験操作機能620、無線制御機能621及びデータ記憶機能622を有する。
時刻制御機能619は、全機能に対して時刻データを提供する機能である。時刻制御機能619は、GPS装置613により内部クロック校正用の時刻構成情報を受信する機能である。
試験操作機能620は、システムの監視、保守点検及びタイムスケジュール管理設定を行う機能である。
無線制御機能621は、所定の時間のほか、イベント入力機能626によりイベント起動要求がある場合に、データ入力機能615の各機能より受け取った観測データ及びデータ記憶機能622に蓄積されている観測データを無線通信機能627に出力する機能である。また、無線制御機能621は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部617に対して送信対象の信号の記録を指示する。
データ記憶機能622は、データ入力機能615の各機能により受け取った観測データを記憶する機能である。
データ入力機能615は、パルス入力機能623、ディジタル入力機能624、監視情報入力機能625及びイベント入力機能626を有する。
パルス入力機能623は、パルス出力を行う計測装置63(例えば、雨量計)からの出力を入力する機能部である。
ディジタル入力機能624は、BCD3桁又は4桁の出力を行う計測装置63(例えば、水位計)からの出力を入力する機能部である。
監視情報入力機能625は、計測装置63又は他の装置から監視情報を入力する機能部である。
イベント入力機能626は、イベント情報を計測装置63から入力すると、自動的に起動し、無線制御機能621に対してイベント起動要求を出力する機能である。
通信制御機能616は、無線通信機能627及び分岐出力機能628を有する。
無線通信機能627は、無線制御機能621から受け取った観測データを、所定の伝送フォーマットに変換したうえで、シリアル信号化及び音声信号変調することによって周波数変調信号を生成して送信機612に出力する機能である。
分岐出力機能628は、無線通信機能627により出力された周波数変調信号を、多重無線装置及びIP−GW又は監視装置と接続するための機能である。
音声記録部617は、無線制御機能621の指示に応じて、無線通信機能627によって生成された周波数変調信号を音声データ記憶部618に保存する機能部である。音声記録部617は、音声記憶部の一態様である。
音声データ記憶部618は、周波数変調信号のデータを記憶する機能である。
図12は、第2の実施形態における観測局60の機能構成を表す概略ブロック図である。図12に示す観測局60における観測装置61は、10量型観測装置である。観測局60は、操作部611、送信機612、GPS装置613、基本機能614、データ入力機能615a、通信制御機能616、音声記録部617及び音声データ記憶部618を備える。なお、図12において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第2の実施形態における観測局60は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。なお、操作部611、送信機612、GPS装置613、基本機能614、通信制御機能616、音声記録部617及び音声データ記憶部618については図11に示した同名の機能部と同様の処理を行うため説明を省略する。以下、相違点についてのみ説明する。
データ入力機能615aは、図11に示したデータ入力機能615にアナログ入力機能629が追加された点で図11に示したデータ入力機能615と構成が異なるが、その他の構成については同様であるため、異なる構成についてのみ説明する。
アナログ入力機能629は、アナログ出力を行う計測装置63からの出力を入力する機能である。
次に、第2の実施形態における送信時の周波数変調信号を保存する処理の流れについて説明する。テレメータシステム1aでは、観測局60から監視局40への単信通信であるため、送信時の周波数変調信号を保存する処理は観測局60で実行される。具体的な処理の流れは、図5と同様であるため、図5を用いて説明する。
ステップS101において、観測装置61は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS101−YES)、観測装置61はステップS102の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS101−NO)、観測装置61は図5の処理を終了する。
ステップS102において、観測装置61は、音声記録部617に対して周波数変調信号の保存を指示する。これにより、音声記録部617は、周波数変調信号の保存を開始する。
ステップS103において、観測装置61は、所定の時間待機する。観測装置61の音声記録部617は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS104において、観測装置61は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS104−YES)、観測装置61はプレストーク信号が入力されなくなるまで待機する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS104−NO)、観測装置61はステップS105の処理を実行する。
ステップS105において、観測装置61の音声記録部617は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、音声データ記憶部618には、プレストーク信号が入力されてからプレストーク信号が入力されなくなるまでの間に送信された周波数変調信号のデータが保存される。
次に、第2の実施形態における受信時の周波数変調信号を保存する処理の流れについて説明する。テレメータシステム1aでは、観測局60から監視局40への単信通信であるため、受信時の周波数変調信号を保存する処理は監視局40で実行される。具体的な処理の流れは、図6と同様であるため、図6を用いて説明する。
ステップS201において、監視局40は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS201−YES)、監視局40はステップS202の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS201−NO)、監視局40は図6の処理を終了する。
ステップS202において、監視局40は、周波数変調信号の保存を開始する。
ステップS203において、監視局40は、所定の時間待機する。監視局40の音声記録部415は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS204において、監視局40は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS204−YES)、監視局40はスケルチ信号が入力されなくなるまで待機する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS204−NO)、監視局40はステップS205の処理を実行する。
ステップS205において、監視局40の音声記録部415は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、音声データ記憶機能438には、スケルチ信号が入力されてからスケルチ信号が入力されなくなるまでの間に受信された周波数変調信号のデータが保存される。
以上のように構成されたテレメータシステム1aによれば、周波数変調信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号が入力されている間、観測局は、送信対象の周波数変調信号を送信時の動作ログとして記録する。また、スケルチ信号が入力されている間、監視局は、受信された周波数変調信号を受信時の動作ログとして記録する。周波数変調信号は、可聴周波数の音声データであり、無線回線品質の劣化の原因が、無線回線の影響なのか、それとも別に要因があるのかを切り分けるために重要な信号である。このような周波数変調信号を、プレストーク信号又はスケルチ信号の入力を契機に記録するため、無線回線品質の劣化の原因を把握するために有効でない情報を取得することがない。また、複雑な処理を行う必要がない。そのため、テレメータシステム1aにおける無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することができる。
(第2の実施形態における変形例)
監視装置41は、受信した周波数変調信号を記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
観測装置61は、送信する周波数変調信号を記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
1台の観測装置には、水位計、雨量計、気象観測装置及び水質自動監視装置の全ての計測装置が接続されていてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、国電通仕第27号仕様のシステムにおいて周波数変調信号を記録する実施形態である。
図13は、第3の実施形態の放流警報システム2のシステム構成を示す図である。実施形態の放流警報システム2は、ダムの放流を行う場合、下流での水位上昇による危険回避のため、放流警報を行うためのシステムである。放流警報システム2は、監視局70、中継局80及び複数の警報局(図12では、サイレン警報局90及びスピーカー警報局100)を備える。監視局70、中継局80、サイレン警報局90及びスピーカー警報局100は、互いに無線通信又は有線通信(光回線、専用回線)を行う。なお、図12では、監視局70及び中継局80を1台のみ示しているが、監視局70及び中継局80は複数台であってもよい。
監視局70は、放流警報システム2に備えられるサイレン警報局90及びスピーカー警報局100を監視する制御監視装置を備える局である。
中継局80は、監視局70と、サイレン警報局90及びスピーカー警報局100との間の通信を中継する中継装置を備える局である。
サイレン警報局90は、サイレン及び音声による放流警報を発報するサイレン警報装置を備える局である。
スピーカー警報局100は、音声による放流警報を発報するスピーカー警報装置を備える局である。
監視局70は、制御監視装置71、電源装置72、無線装置73、操作卓又はディスプレイ卓74及びプリンタ75を備える。
制御監視装置71は、警報局を呼出制御することにより、サイレンによる放流警報や音声放送による放流警報を行わせる装置である。制御監視装置71は、警報局の動作内容を示す動作内容情報を受信する。
電源装置72は、制御監視装置71に対して電源を供給する電源装置である。
無線装置73は、信号の送受信を行う装置である。無線装置73は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置73は、送信対象の信号をアップコンバートする。
操作卓又はディスプレイ卓74は、制御監視装置71に対する指示を入力するための機器である。操作卓は、例えば据置型の入力装置である。ディスプレイ卓は、例えば卓上型の入力装置である。
プリンタ75は、制御監視装置71によって受信された動作内容情報の印刷を行う装置である。
中継局80は、中継装置81、電源装置82及び無線装置83を備える。
中継装置81は、監視局70と、警報局との間の通信を中継する装置である。
電源装置82は、中継装置81に対して電源を供給する電源装置である。
無線装置83は、信号の送受信を行う装置である。無線装置83は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置83は、送信対象の信号をアップコンバートする。
サイレン警報局90は、サイレン警報装置91、電源装置92、無線装置93、スピーカー94、サイレン制御盤95、サイレン96、集音部97、回転灯98及び表示板99を備える。
サイレン警報装置91は、電源装置92から供給される電力を動力源として動作し、放流警報をスピーカー94、サイレン96、回転灯98及び表示板99等により報知する装置である。
電源装置92は、サイレン警報装置91に対して電源を供給する電源装置である。
無線装置93は、信号の送受信を行う装置である。無線装置93は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置93は、送信対象の信号をアップコンバートする。
スピーカー94は、周囲(例えば、全方向又は特定の方向)に音声を出力する装置である。
サイレン制御盤95は、サイレン警報装置91からの制御に応じて、サイレン96の動作を制御する制御盤である。例えば、サイレン制御盤95は、サイレン警報装置91に対して放流警報発報の指示がなされた場合にサイレン96を動作させる。
サイレン96は、サイレン制御盤95の制御に応じて、周囲(例えば、全方向又は特定の方向)に音を出力する装置である。
集音部97は、サイレン警報装置91から出力された音、スピーカー94から出力された音声等を集音する装置である。集音部97は、例えばマイクである。
回転灯98は、光源の周りを回転する反射鏡によって光源からの光を反射させて放光する装置である。
表示板99は、放流警報を表示する表示板である。
スピーカー警報局100は、スピーカー警報装置101、電源装置102、無線装置103、スピーカー104、集音部105、回転灯106及び表示板107を備える。
スピーカー警報装置101は、電源装置102から供給される電力を動力源として動作し、放流警報をスピーカー104、回転灯106及び表示板107等により報知する装置である。
電源装置102は、スピーカー警報装置101に対して電源を供給する電源装置である。
無線装置103は、信号の送受信を行う装置である。無線装置103は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置103は、送信対象の信号をアップコンバートする。
スピーカー104は、周囲(例えば、全方向又は特定の方向)に音声を出力する装置である。
集音部105は、スピーカー104から出力された音声等を集音する装置である。集音部105は、例えばマイクである。
回転灯106は、光源の周りを回転する反射鏡によって光源からの光を反射させて放光する装置である。
表示板107は、放流警報を表示する表示板である。
図14は、第3の実施形態における監視局70の機能構成を表す概略ブロック図である。監視局70は、時計装置711、通話操作器712、基本制御部713、時計部714、時計制御部715、組合せ制御部716、制御モード部717、中継制御部718、操作卓制御部719、ディスプレイ卓制御部720、通話操作器制御部721、試験部722、定時点検制御部723、電源部724、警報制御部725、無線装置726、回線切替部727、変復調部728、伝送制御部729、音声発生装置730、分岐入出力部731、印字制御部732、外部入出力部733、外部出力部734、休止局設定部735、音声記録部736、データ記憶部737及び監視情報判定部738を備える。なお、図14において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第3の実施形態における監視局70は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
時計装置711は、制御監視装置71の時計部714に対して高精度の時刻情報を付加する装置である。
通話操作器712は、他の装置との間で通話するための機器である。
基本制御部713は、警報局を統括して制御する制御部である。例えば、基本制御部713は、プレストーク信号が入力された場合、音声記録部736に対して送信対象の信号の記録を指示する。また、例えば、基本制御部713は、スケルチ信号が入力された場合、音声記録部736に対して受信信号の記録を指示する。
時計部714は、内部クロックで駆動し、西暦年データ、月日データ、時分データを出力する。
時計制御部715は、時計部714から出力される時刻データにより動作し、自動観測等の時刻に関する制御を行う。
組合せ制御部716は、組合せ制御を行うための機能部である。
制御モード部717は、制御モードの管理を行う機能部である。
中継制御部718は、中継局20の起動、停止、送信機の切り替え、制御、中継局状態、応答信号の受信処理等を行う機能部である。
操作卓制御部719は、操作卓74−1との信号の受け渡しを行う機能部である。
ディスプレイ卓制御部720は、ディスプレイ卓74−2及び74−3との信号の受け渡しを行う機能部である。
通話操作器制御部721は、通話操作器712との信号の受け渡しを行う機能部である。
試験部722は、システムの監視及び保守点検のための試験を行う機能部である。
定時点検制御部723は、あらかじめ決められたタイミングで全局順次点検を行う機能部である。
電源部724は、電源装置72から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
警報制御部725は、警報局に対する制御管理及び警報局より返送される制御案差信号の照合判定を行う機能部である。
無線装置726は、信号の送受信を行う装置である。無線装置726は、受信した信号をベースバンドの信号にダウンコンバートする。また、無線装置726は、送信対象の信号をアップコンバートして送信する。
回線切替部727は、回線の切り離しを行う機能部である。
変復調部728は、送信対象の信号を変調し、受信された信号を復調する変復調部である。例えば、変復調部728は、パルス符号を周波数変調して周波数変調信号に変換する変調回路と、周波数変調信号を復調してパルス符号に変換する復調回路で構成される。なお、変復調部728が行う変調及び復調の方式は特に限定される必要はない。
伝送制御部729は、基本制御部713の指示によるパルス符号の生成と、変復調部728によって復調されたパルス符号の復号を行う機能部である。
音声発生装置730は、音声を発生する装置である。
分岐入出力部731は、多重無線装置、有線回線等と接続するための機能部である。
印字制御部732は、プリンタ75を制御して印刷処理を実行させる。
外部入出力部733は、警報制御操作状態を他の装置に出力する機能部である。
外部出力部734は、警報制御操作状態を他の装置に出力する機能部である。
休止局設定部735は、休止局扱いとなる観測局30を設定する機能部である。
音声記録部736は、基本制御部713の指示に応じて、変復調部728によって変調された周波数変調信号と、無線装置726によって受信された周波数変調信号とをデータ記憶部737に保存する機能部である。音声記録部736は、音声記憶部の一態様である。
データ記憶部737は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
監視情報判定部738は、警報局より送信された制御確認信号の判定を行う機能部である。
図15は、第3の実施形態におけるサイレン警報局90の機能構成を表す概略ブロック図である。なお、図13において説明した構成については同じ符号を付して説明を省略する。
サイレン警報局90は、図13において説明した構成に加えて、基本制御部901、通信部902、変復調部903、伝送制御部904、分岐入出力部905、音声発生部906(906−1,906−2,906−3)、中継制御部907、試験部908、電源部909、集音返送部910、集音レベル判定部911、警報制御部912、チャイム音出力部913、拡張警報制御部914、インピーダンス判定部915、音声増幅器916(916−1,916−2,916−3)、監視情報入力部917、拡張監視情報入力部918、外部出力部919(919−1,919−2,919−3)、回転灯制御盤920、表示板制御盤921、河川情報制御盤922、河川情報表示板923、音声記録部924及びデータ記憶部925を備える。なお、図15において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第3の実施形態におけるサイレン警報局90は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
基本制御部901は、サイレン警報装置91を統括して制御する制御部である。基本制御部901は、放流警報制御信号の受信、又は、放流警報制御信号をトリガとしない放流警報の発報指示に応じて、放流警報を警報報知部に発報させる。
通信部902は、アンテナを介して、監視局70又は中継局80のいずれか又は両方との間で通信を行うインターフェースである。通信部902は、放流警報制御信号を受信する。また、通信部902は、発報記録を監視局70又は中継局80のいずれか又は両方に送信する。
変復調部903は、送信対象の信号を変調し、受信された信号を復調する変復調部である。例えば、変復調部903は、パルス符号を周波数変調信号に変換する変調回路と、周波数変調信号をパルス符号に変換する復調回路で構成される。なお、変復調部903が行う変調及び復調の方式は特に限定される必要はない。
伝送制御部904は、監視局70との間で、データ伝送手順を管理するとともに、符号の送受信を行う伝送制御部である。
分岐入出力部905は、多重無線回線又は有線回線との間で信号の入出力を行う入出力部である。分岐入出力部905は、多重無線回線又は有線回線と接続する場合に使用される。
音声発生部906−1,906−2,906−3は、基本制御部901の指示に応じて、予めテープ等の記憶媒体に記憶された放送内容を放送する音声発生部である。
中継制御部907は、中継局80との間の通信を制御する中継制御部である。
試験部908は、各制御項目の手動試験の実施及び手動による放流警報の指示を受け付けて動作試験を実行させる試験部である。このように、試験部908は、操作員がサイレン警報装置91を直接操作して放流警報を発報させる際に使用される。
電源部909は、電源装置92から供給される電力を各機能部に給電する電源部である。
集音返送部910は、集音部97によって集音された音のうち可聴音を返送する集音返送部である。なお、集音返送部910は、複数の集音部97がある場合にはいずれかの集音部97によって集音された音のうち可聴音を返送する。いずれかの集音部97は、予め決められていてもよい。
集音レベル判定部911は、集音部97によって集音された音のレベルを判定する判定部である。例えば、集音レベル判定部911は、サイレン吹鳴時はサイレン音、疑似音吹鳴時は疑似音、放送時はチャイム音及び放送音のレベルを判定する。集音レベル判定部911は、集音部97毎にレベルを判定する。
警報制御部912は、サイレン制御盤95及び音声増幅器916−1,916−2,916−3の動作を制御する警報制御部である。例えば、警報制御部912は、放流警報制御信号に応じて、サイレン制御盤95に対してサイレン96を報知させる。また、警報制御部912は、放流警報制御信号に応じて、音声増幅器916−1,916−2,916−3を動作させる。また、警報制御部912は、試験部908を介して試験の実行指示がなされた場合には、音声増幅器916−1,916−2,916−3の動作を停止させる。
チャイム音出力部913は、チャイム音を出力する音出力部である。チャイム音は、例えば電子回路で得られる音であり、標準音として4打音(ド・ミ・ソ・ド及びド・ソ・ミ・ド)である。
拡張警報制御部914は、警報制御部912で補えない部分を補う機能部である。拡張警報制御部914は、例えば回転灯98の動作開始及び停止、表示板99の動作開始及び停止、河川情報表示板923の動作開始及び停止等を行う。
インピーダンス判定部915は、試験又は点検時にスピーカー94−1,94−2,94−3のインピーダンスを測定するインピーダンス判定部である。
音声増幅器916は、スピーカー94から出力される音声を増幅させる増幅器である。
監視情報入力部917は、各種監視情報をサイレン警報装置91に入力する入力部である。各種監視情報は、例えば、点検異常、AC100V停電、AC200V停電、不図示の充電器異常、音声増幅器916−1の異常、スピーカー94−1の異常、サイレン96の異常、音声増幅器916−1の動作指示(ON指示)、サイレン96の動作指示(ON指示)である。
拡張監視情報入力部918は、監視情報入力部917で補えない部分を補う機能部である。拡張監視情報入力部918は、例えば、音声増幅器916−2,916−3の異常、警報局の扉開放、河川情報表示板923の故障、スピーカー94−2,94−3の異常、音声増幅器916−2,916−3の動作指示(ON指示)、回転灯98の動作指示(ON指示)、表示板99の動作指示(ON指示)、河川情報表示板923の動作指示(ON指示)等を行う。
外部出力部919−1は、回転灯98の動作を制御するために回転灯制御盤920に対して、動作開始を指示する制御信号及び動作停止を指示する制御信号を出力する外部出力部である。
外部出力部919−2は、表示板99の動作を制御するために表示板制御盤921に対して、動作開始を指示する制御信号及び動作停止を指示する制御信号を出力する外部出力部である。
外部出力部919−3は、河川情報表示板923の動作を制御するために河川情報制御盤922に対して、動作開始を指示する制御信号及び動作停止を指示する制御信号を出力する外部出力部である。
回転灯制御盤920は、サイレン警報装置91に対して放流警報発報の指示がなされた場合に回転灯98を動作させる制御盤である。
表示板制御盤921は、サイレン警報装置91に対して放流警報発報の指示がなされた場合に表示板99を動作させる制御盤である。例えば、表示板制御盤921は、表示板99に対して放流警報を表示させる。
河川情報制御盤922は、サイレン警報装置91に対して放流警報発報の指示がなされた場合に河川情報表示板923を動作させる制御盤である。例えば、河川情報制御盤922は、河川情報表示板923に対して河川情報を表示させる。河川情報は、サイレン警報装置91が設けられている河川に関する情報であり、例えば降雨・水位情報、避難情報、河川・ダムの出水状況・気象情報等を含む。
河川情報表示板923は、河川情報制御盤922の制御に応じて河川情報を表示する表示部である。
音声記録部924は、基本制御部901の指示に応じて、変復調部903によって変調された周波数変調信号と、通信部902によって受信された周波数変調信号とをデータ記憶部925に保存する機能部である。音声記録部924は、音声記憶部の一態様である。
データ記憶部925は、周波数変調信号のデータを記憶する機能部である。
図16は、第3の実施形態におけるスピーカー警報局100の機能構成を表す概略ブロック図である。
スピーカー警報局100は、図13において説明した構成に加えて、基本制御部1011、通信部1012、変復調部1013、伝送制御部1014、分岐入出力部1015、音声発生部1016(1016−1,1016−2,1016−3)、中継制御部1017、試験部1018、電源部1019、集音返送部1020、集音レベル判定部1021、警報制御部1022、チャイム音出力部1023、拡張警報制御部1024、インピーダンス判定部1025、音声増幅器1026(1026−1,1026−2,1026−3)、監視情報入力部1027、拡張監視情報入力部1028、外部出力部1029(1029−1,1029−2,1029−3)、回転灯制御盤1030、表示板制御盤1031、河川情報制御盤1032、河川情報表示板1033、音声記録部1034及びデータ記憶部1035を備える。なお、図15において、点線は追加の機能部を表す。すなわち、第3の実施形態におけるスピーカー警報局100は、点線で示されている機能部を備えなくてもよい。
スピーカー警報局100は、集音部105の数がサイレン警報局90に比べて少ない点及びサイレン装置を備えない点を除けばその他の構成についてはサイレン警報局90と同様であるため、スピーカー警報局100の具体的な構成についての説明は省略する。
次に、第3の実施形態における送信時の周波数変調信号を保存する処理の流れについて説明する。放流警報システム2における送信時の周波数変調信号を保存する処理は、図5に示す処理と同様である。また、放流警報システム2において、図5に示す処理は、制御監視装置71、サイレン警報装置91及びスピーカー警報装置101が実行する処理である。そこで、ここでは、制御監視装置71を例に説明する。
ステップS101において、基本制御部713は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS101−YES)、制御監視装置71はステップS102の処理を実行する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS101−NO)、制御監視装置71は図5の処理を終了する。
ステップS102において、基本制御部713は、音声記録部736に対して周波数変調信号の保存を指示する。これにより、音声記録部736は、周波数変調信号の保存を開始する。
ステップS103において、制御監視装置71は、所定の時間待機する。制御監視装置71の音声記録部736は、待機中で、あって、プレストーク信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS104において、制御監視装置71は、プレストーク信号が入力されているか否かを判定する。プレストーク信号が入力されている場合(ステップS104−YES)、制御監視装置71はプレストーク信号が入力されなくなるまで待機する。一方、プレストーク信号が入力されていない場合(ステップS104−NO)、制御監視装置71はステップS105の処理を実行する。
ステップS105において、制御監視装置71の音声記録部736は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部737には、プレストーク信号が入力されてからプレストーク信号が入力されなくなるまでの間に送信された周波数変調信号のデータが保存される。
次に、第3の実施形態における受信時の周波数変調信号を保存する処理の流れについて説明する。放流警報システム2における受信時の周波数変調信号を保存する処理は、図6に示す処理と同様である。また、放流警報システム2において、図6に示す処理は、制御監視装置71、サイレン警報装置91及びスピーカー警報装置101が実行する処理である。そこで、ここでは、サイレン警報装置91を例に説明する。
ステップS201において、サイレン警報装置91は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。サイレン警報装置91内の通信部902にて受信された高周波信号はベースバンド信号である周波数変調信号に復調される。このとき、通信部902は、一定以上の受信入力電圧の受信を検知するとスケルチ信号を出力する。周波数変調信号とスケルチ信号は、変復調部903と伝送制御部904を介して基本制御部901に入力される。これにより、基本制御部901は、スケルチ信号を検出することができる。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS201−YES)、サイレン警報装置91はステップS202の処理を実行する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS201−NO)、サイレン警報装置91は図6の処理を終了する。
ステップS202において、サイレン警報装置91は、周波数変調信号の保存を開始する。
ステップS203において、サイレン警報装置91は、所定の時間待機する。サイレン警報装置91の音声記録部924は、待機中で、あって、スケルチ信号が入力されている間、周波数変調信号を保存する。
ステップS204において、サイレン警報装置91は、スケルチ信号が入力されているか否かを判定する。スケルチ信号が入力されている場合(ステップS204−YES)、サイレン警報装置91はスケルチ信号が入力されなくなるまで待機する。一方、スケルチ信号が入力されていない場合(ステップS204−NO)、サイレン警報装置91はステップS205の処理を実行する。
ステップS205において、サイレン警報装置91の音声記録部924は、周波数変調信号の保存を終了する。これにより、データ記憶部925には、スケルチ信号が入力されてからスケルチ信号が入力されなくなるまでの間に受信された周波数変調信号のデータが保存される。
以上のように構成された放流警報システム2によれば、周波数変調信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号が入力されている間、観測局は、送信対象の周波数変調信号を送信時の動作ログとして記録する。また、スケルチ信号が入力されている間、監視局は、受信された周波数変調信号を受信時の動作ログとして記録する。周波数変調信号は、可聴周波数の音声データであり、無線回線品質の劣化の原因が、無線回線の影響なのか、それとも別に要因があるのかを切り分けるために重要な信号である。このような周波数変調信号を、プレストーク信号又はスケルチ信号の入力を契機に記録するため、無線回線品質の劣化の原因を把握するために有効でない情報を取得することがない。また、複雑な処理を行う必要がない。そのため、放流警報システム2における無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することができる。
(第3の実施形態における変形例)
制御監視装置71、サイレン警報装置91及びスピーカー警報装置101は、送信する周波数変調信号と、受信した周波数変調信号とを記録する際に圧縮するように構成されてもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第1の実施形態〜第3の実施形態を組み合わせた実施の形態である。すなわち、第4の実施形態は、テレメータシステム1、テレメータシステム1a及び放流警報システム2のいずれか又は全てを含んだシステムで構成される。なお、各システムの制御方法は、第1の実施形態〜第3の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、監視局と、監視局に対して観測データを送信する観測装置とを備えるテレメータシステムであって、信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する音声記憶部と、変調信号を記憶するデータ記憶部を持つことにより、テレメータシステム又は放流警報システムにおける無線回線品質の劣化の原因を把握するための有効な情報を簡便に取得することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…監視局,11…監視装置,12…電源装置、13…プリンタ,14…操作部,20…中継局,21…中継装置,22…電源装置,30…観測局,30−1…水位又は雨量観測局,30−2…道路気象観測局,30−3…水質観測局,31…観測装置,32…電源装置,33…水位又は雨量計,34…観測装置,35…電源装置,36…気象観測装置,37…電源装置,38…水質自動観測装置,40…監視局,41…監視装置,42…電源装置,43…IP−GW,44…上位装置,50−1…V−V中継局,50−2…V−u中継局,50−3…V−I中継局,51…V−V中継装置,52…電源装置,53…V−u中継装置,54…電源装置,55…IP−GW,56…V−I中継装置,57…電源装置57,60…観測局,61…観測装置,62…電源装置,63…計測装置,70…監視局,71…制御監視装置,72…電源装置,73…無線装置,74…操作卓又はディスプレイ卓,75…プリンタ,80…中継局,81…中継装置,82…電源装置,83…無線装置,90…サイレン警報局,91…サイレン警報装置,92…電源装置,93…無線装置,94…スピーカー,95…サイレン制御盤,96…サイレン,97…集音部,98…回転灯,99…表示板,100…スピーカー警報局,101…スピーカー警報装置,102…電源装置,103…無線装置,104…スピーカー,105…集音部,106…回転灯,107…表示板,111…無線装置,112…時計装置,113…操作卓又は操作器,114…操作盤,115…基本制御部,116…回線切替部,117…変復調部,118…伝送制御部,119…時計部,120…時計制御部,121…2量一括呼出制御部,122…10量一括呼出制御部,123…中継制御部,124…操作制御部,125…操作制御部,126…試験部,127…異常値起動制御部,128…分岐入出力部,129…印字制御部,130…外部出力部,131…休止局設定部,132…電源部,133…音声記録部,134…データ記憶部,311…無線装置,312…基本制御部,313…変復調部,314…伝送制御部,315…分岐入出力部,316…中継制御部,317…試験部,318…電源部,319(319−1〜319−2)…ディジタル入力部,320…パルス入力部,321…音声記録部,322…,データ記憶部,341…無線装置,
342…基本制御部,343…変復調部,344…伝送制御部,345…分岐入出力部,346…中継制御部,347…試験部,348…電源部,349(349−1〜349−M)…ディジタル入力部,350…パルス入力部,351(351−1〜351−N)…アナログ入力部,352…アナログ走査部,353…A/D変換部,354…監視情報入力部,355…異常値起動制御部,411…受信機,412…復調変換部,413…監視部,414…スイッチングHUB,415…音声記録部,416…時刻制御機能,417…基本機能,418…有線接続機能,419…回線制御機能,420…試験機能,421…IP通信機能,422…信号受信機能,423…信号受信機能,424…基本機能,425…スケール変換処理機能,426…印字出力機能,427…ファイル出力機能,428…観測局データ収集機能,429…観測局イベント情報受信機能,430…観測データ上位送信機能,431…システム監視機能,432…休止項目設定機能,433…時刻校正機能,434…タイムスケジュール管理機能,435…タイムスケジュール登録機能,436…観測データ記憶機能,437…画面表示機能,438…音声データ記憶機能,611…操作部,612…送信機,613…GPS装置,614…基本機能,615…データ入力機能,616…通信制御機能,617…音声記録部,618…音声データ記憶部,619…時刻制御機能,620…試験操作機能,621…無線制御機能,622…データ記憶機能,623…パルス入力機能,624…ディジタル入力機能,625…監視情報入力機能,626…イベント入力機能,627…無線通信機能,628…分岐出力機能,629…アナログ入力機能,711…時計装置,712…通話操作器,713…基本制御部,714…時計部,715…時計制御部,716…組合せ制御部,717…制御モード部,718…中継制御部,719…操作卓制御部,720…ディスプレイ卓制御部,721…通話操作器制御部,722…試験部,723…定時点検制御部,724…電源部,725…警報制御部,726…無線装置,727…回線切替部,728…変復調部,729…伝送制御部,730…音声発生装置,731…分岐入出力部,732…印字制御部,733…外部入出力部,734…外部出力部,735…休止局設定部,736…音声記録部,
737…データ記憶部,738…監視情報判定部,901…基本制御部,902…通信部,903…変復調部,904…伝送制御部,905…分岐入出力部,906(906−1,906−2,906−3)…音声発生部,907…中継制御部,908…試験部,909…電源部,910…集音返送部,911…集音レベル判定部,912…警報制御部,913…チャイム音出力部,914…拡張警報制御部,915…インピーダンス判定部,916(916−1,916−2,916−3)…音声増幅器,917…監視情報入力部,918…拡張監視情報入力部,919(919−1,919−2,919−3)…外部出力部,920…回転灯制御盤,921…表示板制御盤,922…河川情報制御盤,923…河川情報表示板,924…音声記録部,925…データ記憶部,1011…基本制御部,1012…通信部,1013…変復調部,1014…伝送制御部,1015…分岐入出力部,1016(1016−1,1016−2,1016−3)…音声発生部,1017…中継制御部,1018…試験部,1019…電源部,1020…集音返送部,1021…集音レベル判定部,1022…警報制御部,1023…チャイム音出力部,1024…拡張警報制御部,1025…インピーダンス判定部,1026(1026−1,1026−2,1026−3)…音声増幅器,1027…監視情報入力部,1028…拡張監視情報入力部,1029(1029−1,1029−2,1029−3)…外部出力部,1030…回転灯制御盤,1031…表示板制御盤,1032…河川情報制御盤,1033…河川情報表示板,1034…音声記録部,1035…データ記憶部

Claims (12)

  1. 監視局と、前記監視局に対して観測データを送信する観測装置とを備えるテレメータシステムであって、
    信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する音声記憶部と、
    前記変調信号を記憶するデータ記憶部と、
    を備えるテレメータシステム。
  2. 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号の入力がある場合には、前記プレストーク信号の入力がなされている間、送信対象の変調信号を保存する、請求項1に記載のテレメータシステム。
  3. 前記音声記憶部は、前記スケルチ信号の入力がある場合には、前記スケルチ信号の入力がなされている間、受信された変調信号を保存する、請求項1に記載のテレメータシステム。
  4. 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号が入力されている間に取得された前記変調信号と、前記スケルチ信号が入力されている間に取得された前記変調信号とを対応付けて保存する、請求項1に記載のテレメータシステム。
  5. ダムを管理する監視局と、河川周辺に放流警報を発報する警報局とを備える放流警報システムであって、
    信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号を保存する音声記憶部と、
    前記変調信号を記憶するデータ記憶部と、
    を備える放流警報システム。
  6. 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号の入力がある場合には、前記プレストーク信号の入力がなされている間、送信対象の変調信号を保存する、請求項5に記載の放流警報システム。
  7. 前記音声記憶部は、前記スケルチ信号の入力がある場合には、前記スケルチ信号の入力がなされている間、受信された変調信号を保存する、請求項5に記載の放流警報システム。
  8. 前記音声記憶部は、前記プレストーク信号が入力されている間に取得された前記変調信号と、前記スケルチ信号が入力されている間に取得された前記変調信号とを対応付けて保存する、請求項5に記載の放流警報システム。
  9. テレメータシステム又は放流警報システムにおける信号記録方法であって、
    信号の送信のトリガーとなるプレストーク信号の入力、又は、スケルチ信号の入力のいずれか一方がある場合に、変調された変調信号をデータ記憶部に保存する音声データ記憶ステップ、
    を有する音声データ記憶方法。
  10. 前記音声データ記憶ステップにおいて、前記プレストーク信号の入力がある場合には、前記プレストーク信号の入力がなされている間、送信対象の変調信号を保存する、請求項9に記載の音声データ記憶方法。
  11. 前記音声データ記憶ステップにおいて、前記スケルチ信号の入力がある場合には、前記スケルチ信号の入力がなされている間、受信された変調信号を保存する、請求項9に記載の音声データ記憶方法。
  12. 前記音声データ記憶ステップにおいて、前記プレストーク信号が入力されている間に取得された前記変調信号と、前記スケルチ信号が入力されている間に取得された前記変調信号とを対応付けて保存する、請求項9に記載の音声データ記憶方法。
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