JP2020004853A - 封止用シートおよび電子素子装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ガラス製の試験基板の厚み方向一方面に、前記厚み方向に直交する第1方向と、前記厚み方向および前記第1方向に直交する第2方向とのそれぞれにおける長さが10mm、厚みが400μmである矩形状の試験素子を配置し、25℃、1330Paの条件で、前記第1方向および前記第2方向のそれぞれの長さが20μm、厚みが260μmである矩形状の前記封止用シートを、前記試験素子と前記厚み方向において重複するように、2MPaで60秒間、前記試験素子に対して加圧して密着させ、その後、前記封止用シートを、150℃で、1時間加熱して、前記封止層を形成する。前記電子素子の前記第1方向および前記第2方向の少なくともいずれかの一方の方向における少なくとも1つの端面と、前記試験基板の前記厚み方向一方面と、前記端面および前記厚み方向一方面に面する前記封止層の厚み方向他方面とによって区画される試験隙間が形成されており、前記試験隙間における前記一方の方向の最大長さLを測定する。
封止試験では、次のプレス試験工程(図2A〜図3B参照)と加熱試験工程(図4Aおよび図4B参照)とを順に実施する。
次に、電子素子封止用シート1を用いて、電子素子装置8を製造する方法を、図1A〜図1Cを参照して説明する。
図1Aに示すように、準備工程では、上記した電子素子封止用シート1(好ましくは、Bステージの電子素子封止用シート1)を準備する。別途、準備工程では、基板2に実装された電子素子4を準備する。
封止工程では、図1Bおよび図1Cに示すように、次いで、電子素子封止用シート1を使用して電子素子4を封止する。具体的には、封止工程は、プレス工程(図1B参照)および加熱工程(図1C参照)を備える。プレス工程および加熱工程は、順に実施される。
図1Aの矢印および図1Bに示すように、プレス工程では、まず、電子素子封止用シート1の第2面7が複数の電子素子4の厚み方向一方面9に接触するように、電子素子封止用シート1を厚み方向他方側に向けて、例えば、減圧装置内(具体的には、真空装置60内)において、プレス(図示せず)を用いて加圧する。必要により、同時に、電子素子封止用シート1を加熱する。このとき、電子素子封止用シート1は、電子素子4の外形に対応して塑性変形する。真空度、圧力、温度などは、特に限定されない。
その後、図1Cに示すように、電子素子実装基板12および電子素子封止用シート1を真空装置60から取り出して、これらを大気圧下に置くとともに、これらを加熱する。具体的には、電子素子封止用シート1が熱硬化性成分を含有するBステージである場合には、上記した加熱により、熱硬化(Cステージ化、完全硬化)させる。これにより、封止層5を形成する。つまり、封止層5は、電子素子封止用シート1から調製される。
以下の各変形例において、上記した一実施形態と同様の部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例は、特記する以外、一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。さらに、一実施形態およびその変形例を適宜組み合わせることができる。
エポキシ樹脂B:日本化薬社製のEPPN501−HY(エポキシ当量169g/eq.軟化点60℃)
硬化剤:群栄化学社製のLVR−8210DL(ノボラック型フェノール樹脂、エポキシ樹脂硬化剤、水酸基当量:104g/eq.、軟化点:60℃)
アクリル樹脂:根上工業社製のHME−2006M、カルボキシル基含有のアクリル酸エステルコポリマー(アクリル系ポリマー)、重量平均分子量:60万、ガラス転移温度(Tg):−35℃、固形分濃度20質量%のメチルエチルケトン溶液
硬化促進剤:四国化成工業社製の2PHZ−PW(2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール)、エポキシ樹脂硬化促進剤
シランカップリング剤:信越化学社製のKBM−403(3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)
カーボンブラック:三菱化学社製の#20
第1フィラー:FB−5SDC(球状溶融シリカ粉末(無機フィラー)、平均粒子径5μm)
第2フィラー:アドマテックス社製のSC220G−SMJ(平均粒径0.5μm)を3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製の製品名:KBM−503)で表面処理した無機フィラー。無機フィラーの100質量部に対して1質量部のシランカップリング剤で表面処理したもの。
表1に記載の配合処方に従って、封止組成物を調製し、この封止組成物から厚み260μmの電子素子封止用シート1を製造した。なお、電子素子封止用シート1は、図示しない剥離シートに支持される状態で得た。
下記の項目を評価した。それらの結果を表1に記載する。
封止試験では、図2A〜図4Bに示すように、上記したプレス試験工程と、上記した加熱試験工程とを順に実施した。
電子素子封止用シート1の90℃での粘度を、レオメーター(HAAKE社製、MARS III)を用いて、パラレルプレート法により測定した。詳しくは、ギャップ0.8mm、パラレルプレート直径8mm、周波数1Hz、歪み0.05%、90℃等温の条件にて粘度を3回測定し、その平均を90℃での粘度とした。
電子素子封止用シート1を、150℃で1時間、加熱して、硬化物シート(封止層5に相当する硬化シート)を得た。その後、硬化物シートから、長さ15mm×幅4.5mm×厚さ300μmの測定サンプルを切り出した。続いて、測定サンプルを熱機械測定装置(Rigaku社製:形式TMA8310)の引張治具にセットした後、25〜260℃の温度域で、引張荷重2g、昇温速度5℃/minの条件下におき、30℃〜50℃での膨張率から線膨張係数αを算出した。
以下の基準で、はみ出しを評価した。
○:上記の封止試験において、剥離シートの周端縁からの封止組成物のはみ出し長さ(量)が、300μm以下であった。
×:上記の封止試験において、剥離シートの周端縁からの封止組成物のはみ出し長さ(量)が、300μm超過であった。
2 基板
3 厚み方向一方面(基板)
5 封止層
51 封止用試験シート
52 試験基板
53 厚み方向一方面(試験基板)
54 試験素子
72 第2試験隙間
L 最大長さ(第2試験隙間)
Claims (6)
- 基板の厚み方向一方面に実装される電子素子を封止する封止層を形成するように使用される封止用シートであり、
90℃の粘度が、5kPa以上であり、
下記の封止試験で測定される最大長さLが、150μm以下であることを特徴とする、封止用シート。
<封止試験>
ガラス製の試験基板の厚み方向一方面に、前記厚み方向に直交する第1方向と、前記厚み方向および前記第1方向に直交する第2方向とのそれぞれにおける長さが10mm、厚みが400μmである矩形状の試験素子を配置し、25℃、1330Paの条件で、前記第1方向および前記第2方向のそれぞれの長さが20μm、厚みが260μmである矩形状の前記封止用シートを、前記試験素子と前記厚み方向において重複するように、2MPaで60秒間、前記試験素子に対して加圧して密着させ、その後、前記封止用シートを、150℃で、1時間加熱して、前記封止層を形成する。前記電子素子の前記第1方向および前記第2方向の少なくともいずれかの一方の方向における少なくとも1つの端面と、前記試験基板の前記厚み方向一方面と、前記端面および前記厚み方向一方面に面する前記封止層の厚み方向他方面とによって区画される試験隙間が形成されており、前記試験隙間における前記一方の方向の最大長さLを測定する。 - 90℃の粘度が、200kPa以下であることを特徴とする、請求項1に記載の封止用シート。
- 前記封止層の線膨張係数が、20ppm以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載の封止用シート。
- 無機フィラーを80質量%以上含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の封止用シート。
- ビスフェノールA型エポキシ樹脂、および、ビスフェノールF型エポキシ樹脂からなる群から選択される少なくともいずれか1つの2官能エポキシ樹脂を2質量%以上含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の封止用シート。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の封止用シートを前記電子素子に押し付け、加熱することにより、前記電子素子を封止する前記封止層を形成する工程
を備えることを特徴とする、電子素子装置の製造方法。
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