JP2020004004A - 紙葉類収容装置、紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類収容装置、紙葉類処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置本体に装着された収容カセット内の紙葉類のセキュリティー性を向上させることが可能な紙葉類収容装置、及び紙葉類処理装置を提供する。【解決手段】第1ロック部81に当接部材91が設けられており、筐体11には、カセット本体71の側面71Bに対向する位置に規制プレート67が設けられている。規制プレート67は、側面71Bに対向している。ロック位置からアンロック位置へ向かうアンロック方向D22へ止め金813が回動する過程で、規制プレート67はスリット712から突出する突起913に当接する。これにより、止め金813がそれ以上アンロック方向D22へ回動することを規制する。このため、第1ロック部81によりカバー72がロックされた第1ロック状態、及び第2ロック部82により紙幣保管カセット23が装着位置でロックされた第2ロック状態においては、第1ロック部81によるロックの解除が禁止される。【選択図】図4

Description

本発明は、紙幣や金券などの紙葉類を収容可能な収容カセットを備える紙葉類収容装置、及び紙葉類収容装置を備える紙葉類処理装置に関する。
発券機や両替機、各種自動販売機等は、紙幣(紙葉類)を払い出す処理(出金処理)や、入金のために投入された紙幣を受け入れる処理を行う紙幣処理装置(紙葉類処理装置)を備えている。前記紙幣処理装置は、複数枚の紙幣を収容可能な紙幣収容カセットを備えている。
この種の紙幣処理装置においては、例えば、入金のために投入された紙幣は前記紙幣収容カセットに搬送され、紙幣収容カセットに積載状に収容される。例えば、特許文献1には、金種別に紙幣を出し入れ自在に収容する紙幣収納部と、終業後に前記紙幣収納部に収納された紙幣を回収して収容する収納金庫とを備えた紙幣処理装置が知られている。
特開2010−244401号公報
ところで、紙幣を収容する紙幣収容カセットは、セキュリティー性を高めるために、カセット本体に対して蓋体を閉姿勢でロックするキーロック機構を備えている。また、紙幣処理装置の内部に紙幣収容カセットが装着されたままにされると、紙幣処理装置内の紙幣収容カセットそのものが持ち出されるおそれがある。そのため、紙幣処理装置には、その装置本体に紙幣収容カセットが装着された装着姿勢で紙幣収容カセットを装置本体に対してロックするキーロック機構が備えられている。
しかしながら、従来のロック機構では、紙幣処理装置に対して紙幣収容カセットがロックされた状態であっても、紙幣収容カセットの蓋体の解除キーが紛失するなどして他者に渡ると、その他者によって解除キーを用いて蓋体のロックが解除されて蓋体が開けられる場合がある。この場合、紙幣収容カセットそのものが持ち出されることはないが、紙幣収容カセット内の紙幣が取り出されるおそれがある。
本発明の目的は、装置本体に装着された収容カセット内の紙葉類のセキュリティー性を向上させることが可能な紙葉類収容装置、及び紙葉類処理装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る紙葉類収容装置は、装置本体と、収容カセットと、第1ロック機構と、第2ロック機構と、ロック解除規制機構とを備える。前記収容カセットは、前記装置本体に取り外し可能に装着されている。前記収容カセットは、複数枚の紙葉類を収容可能な収容部と、前記収容部に設けられた開口を閉塞する蓋体とを有する。前記第1ロック機構は、前記開口を閉塞する閉塞位置で前記収容部に対して前記蓋体をロックするよう構成されている。前記第2ロック機構は、前記装置本体における前記収容カセットの装着位置で前記装置本体に対して前記収容カセットをロックするよう構成されている。前記ロック解除規制機構は、前記第1ロック機構により前記蓋体がロックされた第1ロック状態、及び前記第2ロック機構により前記収容カセットがロックされた第2ロック状態において、前記第1ロック機構による前記第1ロック状態のロック解除を規制するよう構成されている。
このように本発明が構成されているため、装置本体に収容カセットが装着された状態で第2ロック機構によってロックされている場合に、収容カセットの蓋体のロックを解除する解除操作が行われたとしても、ロック解除規制機構によって、蓋体のロック解除が規制される。これにより、第2ロック機構によって収容カセットが装着位置にロックされた第2ロック状態では、収容カセットの蓋体を開けることができない。その結果、収容カセット内の紙葉類に対して高いセキュリティー性を実現することができ、紙葉類を盗難等から保護することができる。
前記ロック解除規制機構は、突出部と、規制部材と、を有する。前記突出部は、前記第1ロック機構のロック部材が前記蓋体をロック可能なロック位置から前記蓋体のロックを解除可能な解除位置へ向けて変位されたことに応じて変位して前記収容カセットの側面から外側へ突出する。前記規制部材は、前記装置本体に設けられ、前記収容カセットの外部へ突出した前記突出部に当接して前記突出部の変位を規制する。ここで、前記突出部は、前記ロック部材が前記解除位置から前記ロック位置へ向けて変位されたことに応じて前記側面の内部側に退避するよう構成されていてよい。
このようにロック解除規制機構が構成されているため、第1ロック機構のロック部材がロック位置からロック解除位置へ変位数するように操作されたとしても、その変位過程においてロック解除される前に突出部が規制部材に当接する。これにより、ロック部材が解除位置へ変位することが規制され、前記第2ロック状態において、第1ロック機構によるロック解除が防止される。
前記規制部材は、前記側面に対向して配置され、前記収容カセットが装着される装着スペースの内面を区画する内壁である。
前記規制部材は、前記突出部が挿通可能な切り欠き口を有し、前記突出部が前記切り欠き口に挿通されて当該切り欠き口における前記突出部の変位方向の端部に前記突出部が当接して前記突出部の変位を規制する。
このように本発明が構成されているため、前記第2ロック状態において、ロック部材が解除位置へ変位することを確実に規制することができる。
本発明の紙葉類収容装置において、前記収容部は、直方体の箱形状に形成されており、その正面に前記開口が形成されており、その背面側が前記装置本体に設けられた装着スペースに収容されるものである。前記蓋体は、前記開口の幅方向の一方側を回動軸として前記収容部に回動可能に支持されている。前記第1ロック機構は、前記収容カセットにおいて前記幅方向の他方側の端部に設けられている。前記第2ロック機構は、前記装着スペースよりも上側に設けられ、前記収容部の天面に形成された凹部にロック部材が進入することにより、前記装置本体に対して前記収容カセットをロックする。
このように構成された紙葉類収容装置に対して、収容カセット内の紙葉類に対する高いセキュリティー性を好適に実現することができる。
また、本発明の他の局面に係る紙葉類処理装置は、前記紙葉類収容装置を備え、所定の紙葉類を前記収容カセットに設けられた投入口から前記収容カセットの内部に搬送するように構成されている。
本発明によれば、装置本体に装着された収容カセット内の紙葉類のセキュリティー性を向上させることが可能である。
図1(A)、(B)は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図2は、図1の紙幣処理装置の内部構造を示す図である。 図3は、図2の紙幣処理装置が備える紙幣保管カセットを示す斜視図である。 図4は、図3の紙幣保管カセットの正面図である。 図5は、図3の紙幣保管カセットにおいて、カバーが開けられた状態を示す斜視図である。 図6は、紙幣保管カセットのカバーに取り付けられた第1ロック機構を示す部分拡大斜視図である。 図7(A)〜(C)は、第1ロック機構の動作を示す模式図であり、(A)は第1ロック機構の止め金がアンロック位置にある状態を示し、(B)は第2ロック機構の止め金がアンロック位置とロック位置の中間位置にある状態を示し、(C)は第2ロック機構の止め金がロック位置にある状態を示す。 図8は、紙幣保管カセットが装着される装着スペースに設けられた第2ロック機構を示す斜視図である。 図9(A)、(B)は、第2ロック機構の動作を示す模式図であり、(A)は第2ロック機構のロック部材がアンロック位置にある状態を示し、(B)は第2ロック機構のロック部材がロック位置にある状態を示す。 図10(A)、(B)は、第1ロック機構及び突出部の動作を示す模式図であり、(A)は第1ロック機構のロック部材がロック位置にある状態を示し、(B)は第2ロック機構に設けられた突起が側板に当接した状態を示す。 図11(A)、(B)は、本発明の他の実施形態を示す図であり、(A)は第1ロック機構のアンロック動作において突起が側板の切り欠き口に達した状態を示し、(B)は突起が切り欠き口の上端に当接した状態を示す。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[紙幣処理装置10]
本実施形態の紙幣処理装置10(本発明の紙葉類処理装置の一例)は、発券機や両替機、ATM、各種自動販売機等の紙幣取扱装置に用いられる。図1に示すように、紙幣処理装置10は、正面から見て上下方向に長い矩形状に形成されており(図1(A)参照)、側面から見て概ね正方形状に形成されている(図1(B)参照)。紙幣処理装置10の正面10Aは、前記紙幣取扱装置の表面に現れる部分であるため、図1(A)に示すように、紙幣処理装置10の正面10Aには、正面全体を覆うように外装パネルとしての前面パネル12が取り付けられている。一方、紙幣処理装置10の正面10A(図2参照)から後方側の部分は、前記紙幣取扱装置の内部に配置される部分であるため、図1(B)に示すように、外装パネルは取り付けられておらず、内部フレームや後述の紙幣保管カセット23が露出している。なお、図1(B)では、紙幣処理装置10の内部構造の一部の図示が省略されている。
図2は、紙幣処理装置10の内部構造を示す図である。図2に示すように、紙幣処理装置10は、紙幣入金部21、識別部22、二つの出金紙幣収容カセット60(60A,60B)、紙幣保管カセット23、保留部24、紙幣支払い部25、及び紙幣搬送路50を備えており、これらが紙幣処理装置10の筐体11(本発明の装置本体の一例)に設けられている。ここで、紙幣保管カセット23は、本発明の収容カセットの一例である。
紙幣入金部21は、紙幣処理装置10の正面10Aの上部に設けられている。紙幣入金部21は、紙幣Sが載置される入金トレイ31と、入金トレイ31に載置された紙幣Sを内部へ案内する投入口21Aと、入金トレイ31に載置された紙幣Sを内部に取り込む取込部32とを備える。入金トレイ31は、紙幣処理装置10の正面10Aに設けられており、取込部32は、筐体11の内部において正面10Aの側の上部に設けられている。また、投入口21Aは前面パネル12に形成されている。取込部32は、入金トレイ31に載置された紙幣Sをピックアップして識別部22へ向かう給送方向へ紙幣Sを給送する給送機構33を有する。この給送機構33は、入金トレイ31に載置された紙幣Sをピックアップするピックアップローラー、前記ピックアップローラーによってピックアップされた紙幣Sを前記給送方向へ給送する一対の搬送ローラー対などによって構成されている。取込部32によって内部に取り込まれた紙幣Sは、後述の入金搬送路51を通って識別部22に搬送される。ここで、紙幣Sは、本発明の紙葉類の一例である。紙葉類の他の例として、金券や各種チケットなどが挙げられる。
筐体11の内部に紙幣搬送路50が形成されている。紙幣搬送路50は、筐体11内に適宜配置された不図示の搬送ガイド等によって形成されている。紙幣搬送路50は、筐体11の内部を搬送される紙幣Sを所定の搬送方向へ案内するものであり、投入口21A、後述する放出口25A、識別部22、二つの出金紙幣収容カセット60、紙幣保管カセット23、及び保留部24を結んでいる。紙幣搬送路50は、上述した入金搬送路51と、7つの内部搬送路52〜58と、紙幣Sを放出口25Aへ案内する出金搬送路59と、を含む。紙幣搬送路50には、紙幣Sを搬送するための搬送ローラー対(不図示)が適宜設けられており、各搬送路の接続部P1,P3や分岐部P2には紙幣Sの搬送経路を変更するためのフラップ(不図示)が適宜設けられている。モーターなどの駆動源からの回転駆動力を受けて前記搬送ローラー対が回転駆動し、前記フラップが所定の姿勢に変更されることにより、紙幣搬送路50内の紙幣Sが紙幣搬送路50に沿って所定の方向へ向けて搬送される。
入金搬送路51は、投入口21Aから紙幣処理装置10の背面10B(図2における右側の面)へ向けて延出している。この入金搬送路51に識別部22が設けられている。
識別部22は、搬送されてきた紙幣Sを識別するものであり、具体的には、紙幣Sの金種を判定する。また、識別部22は、紙幣Sの真偽を判定するものであり、具体的には、紙幣Sが偽造紙幣か否か、紙幣Sが損傷等によって金種判別できないものであるか否か、紙幣Sが不使用なものであるか否か、を判定する。識別部22は、内部に演算部を有しており、光学センサーや磁気センサー等を用いて、紙幣Sの光学パターン、磁気パターン、記番号、金額などを読み取り、読み取られた情報に基づいて前記演算部がその紙幣Sの金種や真偽を判定する。識別部22を通過した紙幣Sは、入金搬送路51に連続する内部搬送路52に搬送される。
内部搬送路52は、下向き湾曲形状に形成されており、識別部22の下側に設けられた出金搬送路59に接続している。また、内部搬送路53は、内部搬送路52と出金搬送路59との接続部P1から分岐して、筐体11の底面へ向かって下方へ延びている。内部搬送路53の更に下方には、内部搬送路53に連続する内部搬送路54が形成されている。内部搬送路54に保留部24が設けられている。
保留部24は、搬送されてきた紙幣Sを単独或いは重ね合わせた束の状態で一時的に保留する。例えば、出金紙幣収容カセット60から順次送り出された出金用の複数枚の紙幣Sを束状にして保留し、或いは、投入口21Aから入金された一枚以上の紙幣Sを単独或いは束状にして保留する。なお、保留部24に複数枚の紙幣Sを保留する場合、保留部24に収容されている紙幣Sが一旦出金搬送路59まで搬送され、また、出金搬送路59で紙幣Sが上下に重ね合わさるように内部搬送路52から出金搬送路59に紙幣Sが搬送され、その後、出金搬送路59において重ね合わされた束状の紙幣Sがスイッチバックされて、保留部24まで搬送される。
紙幣保管カセット23は、筐体11の内部において背面10B側の下部に設けられている。筐体11の背面10B側の下部には、紙幣保管カセット23が収容可能な装着スペース65(図8参照)が区画されており、この装着スペース65に紙幣保管カセット23が取り外し可能に装着される。紙幣保管カセット23は、紙幣処理装置10の利用者によって入金された紙幣Sのみを収容する。つまり、利用者に支払われるべき紙幣Sは紙幣保管カセット23には収容されていない。紙幣保管カセット23の内部には、取り扱われる全ての金種の紙幣Sを積載して収容可能な収容空間39が区画されている。
紙幣保管カセット23は、紙幣処理装置10の筐体11に対して着脱可能に構成されている。紙幣保管カセット23は必要に応じて取り外される。例えば、紙幣処理装置10の利用停止時、紙幣保管カセット23内の紙幣Sの回収時に、金庫などの安全な場所に紙幣Sを保管するために紙幣保管カセット23は筐体11から取り外される。なお、紙幣保管カセット23の構成については後段で詳細に説明する。
紙幣入金部21の投入口21Aから入金されて識別部22で真券と判定された紙幣Sは、入金搬送路51から内部搬送路52を経て出金搬送路59に搬送される。その後、紙幣Sは、出金搬送路59においてスイッチバックされることにより、内部搬送路53及び内部搬送路54に搬送されて、保留部24に収容される。そして、全ての紙幣Sが保留部24に収容されると、その紙幣Sが一枚の場合は単独で、その紙幣Sが複数枚の場合は束の状態で、内部搬送路54を上方へ搬送されて、内部搬送路54の分岐部P2から分岐する内部搬送路55を通って、紙幣保管カセット23内の収容空間39に収容される。一方、投入口21Aから入金された紙幣Sが偽券又は不使用な紙幣(リジェクト紙幣)と判定された場合、その紙幣Sは保留部24に搬送されず、出金搬送路59を通って紙幣支払い部25から排出され、利用者に戻される。
なお、本実施形態では、紙幣処理装置10が一つの紙幣保管カセット23を備える構成について例示するが、紙幣処理装置10は、取り扱い可能な紙幣Sの種類に応じた数の紙幣保管カセット23を備えていてもよい。また、本実施形態では、紙幣保管カセット23は、投入口21Aから投入された紙幣Sのみを収容するものとして説明するが、例えば、二つの出金紙幣収容カセット60それぞれに収容されている全ての紙幣Sを予め定められたタイミング(例えば、紙幣処理装置10の利用停止時、紙幣保管カセット23内の紙幣Sの回収時など)で、紙幣保管カセット23に搬送させて、紙幣保管カセット23に保管させてもよい。
二つの出金紙幣収容カセット60は、それぞれ、紙幣処理装置10の利用者に支払われる紙幣Sのみを収容する。二つの出金紙幣収容カセット60は、筐体11の内部において背面10B側に設けられており、詳細には、紙幣保管カセット23の上側に設けられている。各出金紙幣収容カセット60は、筐体11の内部において上下二段となるように配置されている。二つの出金紙幣収容カセット60のうち、上段に配置された上段カセット60A、及び下段に配置された下段カセット60Bそれぞれには、予め定められた異なる金種の紙幣Sが収容されている。
二つの出金紙幣収容カセット60それぞれは、紙幣処理装置10の筐体11に対して着脱可能に構成されている。出金紙幣収容カセット60の内部に収容された紙幣Sが全て支払われて無くなると、紙幣Sを補充するために、出金紙幣収容カセット60が筐体11から取り外される。そして、紙幣Sが出金紙幣収容カセット60に装填されると、再び出金紙幣収容カセット60が筐体11に装着される。
なお、上段カセット60A及び下段カセット60Bそれぞれに、同じ金種の紙幣Sが収容されていてもよい。また、本実施形態では、紙幣処理装置10が二つの出金紙幣収容カセット60を備える構成について例示するが、紙幣処理装置10は、取り扱い可能な紙幣Sの種類に応じた数の出金紙幣収容カセット60を備えていてもよい。
筐体11の内部には、各出金紙幣収容カセット60それぞれの排出口99(図2参照)から正面10A側へ延びる内部搬送路56,57が形成されている。内部搬送路56,57は、各出金紙幣収容カセット60から送り出された紙幣Sを搬送するためのものである。上段カセット60Aから延出される内部搬送路56は、正面10Aへ向けて概ね直線状に延びており、識別部22の上側に形成された内部搬送路58に接続部P3で接続している。また、下段カセット60Bから延出される内部搬送路57は、排出口99から上方へ湾曲した後に上方へ延びており、接続部P3で内部搬送路58に接続している。各出金紙幣収容カセット60から送り出された紙幣Sは、内部搬送路56,57を通って内部搬送路58に搬送される。
内部搬送路58は、識別部22の入口側で入金搬送路51に合流している。そのため、各出金紙幣収容カセット60から送り出された紙幣Sは、全て、識別部22に搬入されて、識別部22による判定の対象とされる。識別部22で真券と判定された出金用の紙幣Sは、内部搬送路52を経て出金搬送路59に搬送される。支払われる紙幣Sが一枚である場合は、その紙幣Sは保留部24に搬送されず、出金搬送路59を通って紙幣支払い部25から排出される。一方、支払われる紙幣Sが複数枚の場合は、出金搬送路59においてスイッチバックされることにより、内部搬送路53及び内部搬送路54に搬送されて、保留部24に収容される。そして、全ての紙幣Sが保留部24に収容されると、複数枚の紙幣Sが束の状態で出金搬送路59に戻されて、紙幣支払い部25から排出される。
なお、出金用の紙幣Sが識別部22において偽券又は不使用な紙幣(リジェクト紙幣)と判定された場合は、その紙幣Sは保留部24に搬送された後に、保留部24から紙幣保管カセット23に収容される。
紙幣支払い部25は、紙幣処理装置10の正面10Aにおいて、紙幣入金部21の下側に設けられている。紙幣支払い部25は、支払われる紙幣Sが載置される出金トレイ36と、保留部24から搬送されてきた紙幣Sを外部に排出する一対の排出ローラー対37とを備える。前面パネル12には放出口25Aが形成されている。排出ローラー対37は、回転駆動することによって、出金搬送路59を搬送されてきた紙幣Sを放出口25Aから出金トレイ36に排出し、これにより、紙幣Sが利用者に支払われる。
[紙幣保管カセット23]
以下、図3乃至図7を参照して、紙幣保管カセット23の構成について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、紙幣保管カセット23は、内部に複数枚の紙幣Sを収容可能に構成されている。紙幣保管カセット23は、直方体の箱形状に形成されたカセット本体71(本発明の収容部の一例)と、カセット本体71に取り付けられた扉状のカバー72(本発明の蓋体の一例)と、を有する。
カセット本体71の内部に収容空間39(図5参照)が形成されており、カセット本体71の内部に複数枚の紙幣Sが収容される。カセット本体71の幅方向D11の側面71B(図4において左側の面)には、紙幣Sが挿通される挿通口713(図3参照)が形成されており、この挿通口713から収容空間39に紙幣Sが搬送される。カセット本体71は、その正面71A(筐体11の側面に対向する面)に矩形状の開口73(図5参照)が形成されている。カセット本体71において、正面71Aとは反対側の背面部分が筐体11に区画された後述の装着スペース65(図8参照)に収容される。
カバー72は、カセット本体71の開口73を閉塞するものである。カバー72は、カセット本体71の幅方向D11の一方端(図4の右端)に設けられたヒンジ74を介してカセット本体71に取り付けられている。ヒンジ74は、開口73の幅方向D11の一方端と、カバー72の幅方向D11の一方端とを連結している。これにより、カバー72は、開口73の幅方向D11の一方側の端部を回動中心軸(回動軸)としてカセット本体71に回動可能に支持されている。カバー72は、カセット本体71の開口73を覆う閉塞位置と、開口73を開放する開放位置との間で回動可能である。なお、図3及び図4は、カバー72が前記閉塞位置に配置された状態が示されている。また、図5は、カバー72が前記開放位置に配置された状態が示されている。
カバー72の表面72Aに取っ手75が設けられている。取っ手75は、ユーザーが紙幣保管カセット23を操作する際に用いられる部分であり、カバー72を開閉するとき、或いは、筐体11の装着スペース65(図8参照)から紙幣保管カセット23を引き出すときに把持される。
[第1ロック部81]
図5に示すように、カバー72には第1ロック部81(本発明の第1ロック機構の一例)が取り付けられている。第1ロック部81は、カセット本体71の開口73を閉塞する閉塞位置でカセット本体71に対してカバー72をロックする。具体的には、第1ロック部81は、不図示の解除キーが鍵穴811に挿入されて、シリンダ812がロック方向D21(図7参照)或いはアンロック方向D22(図10参照)へ回転されることによって、カセット本体71に対してカバー72をロック或いはアンロックする。なお、図5では、第1ロック部81の止め金813がアンロック位置(解除位置)にある状態が示されている。
図6は、第1ロック部81の拡大図である。図6では、第1ロック部81の止め金813がロック位置にある状態が示されている。図6に示すように、第1ロック部81は、所謂カムロックタイプの錠前であり、鍵穴811を有するシリンダ812と、ロック部材としての止め金813と、を有する。第1ロック部81は、カバー72の幅方向D11の他方側の端部(図4の左側の端部)に取り付けられており、鍵穴811がカバー72の表面72Aに配置され、シリンダ812及び止め金813はカバー72の裏面72B(図5参照)側に配置されている。
シリンダ812は、円筒形状に形成されており、その外周面にネジ加工が施されている。シリンダ812は、裏面72Bに対して垂直に内部側へ突出しており、ナット814やワッシャー(不図示)等によって止め金813の取付座815がシリンダ812に固定されている。止め金813は、シリンダ812に対して垂直に延びる板状の金属部材である。図7は、カバー72の表面72A側から見た止め金813及び後述の当接部材91を示す模式図であり、図7において、シリンダ812などが破線で示されている。シリンダ812がアンロック位置(図7(A)に示す位置)からロック位置(図7(C)に示す位置)へ向かうロック方向D21(図7参照)へ回転されると、止め金813も同方向へ回転される。カセット本体71には、開口73の幅方向D11の他方側の端部(図4の左側の端部)から幅方向D11の中央側へ突出する係止片711(図5参照)が設けられている。本実施形態では、図6に示すように、止め金813がシリンダ812から上方へ延びる姿勢において、止め金813の先端がカセット本体71に形成された係止片711(図5参照)の裏面側に配置される。これにより、止め金813と係止片711とがカバー72の開閉方向に係合し、カバー72が前記閉塞位置でカセット本体71にロックされる。
図6に示すように、第1ロック部81には、本発明のロック解除規制機構を構成する当接部材91が取り付けられている。当接部材91は、板状の金属部材で構成されており、中心に取付穴911が形成された円盤状のベース部912と、ベース部912の外周部に設けられた突起913とを有する。当接部材91(詳細には当接部材91の突起913)は、本発明のロック解除規制機構を構成するものであり、本発明の突出部の一例である。
ベース部912は、止め金813の取付座815とともにナット814やワッシャー(不図示)等によってシリンダ812に固定されている。このため、図7(A)乃至(C)に示すように、シリンダ812が回転されて、止め金813がアンロック位置からロック位置へ向かうロック方向D21へ回動(変位)すると、その回動に応じて突起913も同方向へ回動(変位)する。また、止め金813がロック位置からアンロック位置へ向かうアンロック方向D22へ回動(変位)すると、その回動に応じて突起913も同方向へ回動(変位)する。
突起913は、ベース部912の外周部から径方向外側へ突出している。突起913は、止め金813がロック位置からアンロック位置へ向かうアンロック方向D22へ回動する過程で、カセット本体71の幅方向D11の側面71Bから外側へ突出する。図6に示すように、カバー72の回動端(ヒンジ74とは反対側の端部)には、第1ロック部81に対応する位置に切り欠き721が形成されている。このため、カバー72がカセット本体71に対して閉塞位置にあるときに、切り欠き721とカセット本体71との間にスリット712(図3参照)が形成される。突起913は、このスリット712から側面71Bの外側へ突出することができる。
本実施形態では、止め金813の延出方向と突起913の突出方向とが成す角θ(図7参照)は、シリンダ812の中心を基準にして予め定められた角度に定められており、例えば、概ね120°に定められている。つまり、止め金813及び当接部材91は、前記角θが概ね120°となるように、シリンダ812に固定されている。
止め金813には、矩形状の貫通孔816が形成されている。また、当接部材91のベース部912には、シリンダ812の延出方向に屈曲した爪部914が設けられている。止め金813及び当接部材91がシリンダ812に取り付けられた状態で、爪部914が貫通孔816に挿通されている。これにより、爪部914と貫通孔816との係合によって、止め金813及び当接部材91がシリンダ812の周方向へ互いにずれることなく、シリンダ812が回転されても、常に、前記角θを維持したまま止め金813及び当接部材91が共にシリンダ812の回転方向と同方向へ回転する。
[第2ロック部82]
図1に示すように、紙幣保管カセット23の上側であって、装着スペース65の上側に第2ロック部82(本発明の第2ロック機構の一例)が設けられている。
図8は、紙幣保管カセット23が装着される装着スペース65、及び紙幣処理装置10に設けられた第2ロック部82を示す斜視図である。図8に示すように、筐体11の内部に装着スペース65が区画されている。装着スペース65に紙幣保管カセット23が取り外し可能に装着される。
装着スペース65において、幅方向D11の一方側に規制プレート67が設けられている。規制プレート67は、カセット本体71の側面71Bに対向する位置に設けられており、装着スペース65の内面を区画する内壁である。つまり、筐体11は、カセット本体71の側面71Bに対向する位置に規制プレート67を有する。規制プレート67は、本発明のロック解除規制機構を構成するものであり、本発明の規制部材の一例である。
装着スペース65の上側に、第2ロック部82のシリンダ822が取り付けられるシリンダボックス66が設けられている。つまり、第2ロック部82は、シリンダボックス66に取り付けられている。
第2ロック部82は、筐体11に区画された装着スペース65(図8参照)に紙幣保管カセット23が装着された状態で、筐体11に対して紙幣保管カセット23を装着位置でロックする。具体的には、第2ロック部82は、不図示の解除キーが鍵穴821に挿入されて、シリンダ822がロック方向或いはアンロック方向へ回転されることによって、筐体11に対して、紙幣保管カセット23を装着スペース65に収容された装着位置でロック或いはアンロックする。なお、図8では、第2ロック部82のシリンダ822がロック位置にある状態が示されている。
装着スペース65の上側はシリンダボックス66の下面65Aによって区画されている。シリンダボックス66の内部には、シリンダ822がロック位置にあるときに下面65Aの開口661から下方へ突出するロック部材823が設けられている。ロック部材823は、シリンダ822がアンロック位置(解除位置)にあるときは、開口661からシリンダボックス66の内部に埋没する。
カセット本体71の上面71C(天面)には、ロック部材823に対応する位置に、凹陥部715(本発明の凹部の一例)が形成されている。凹陥部715は、矩形状の凹部である。図9(A)に示すように、シリンダ822がアンロック位置(図9(A)に示す位置)にあるときは、ロック部材823は凹陥部715に入り込まない。そのため、この場合、紙幣保管カセット23は装着スペース65の装着位置でロックされない。一方、シリンダ822がアンロック位置(図9(B)に示す位置)にあるときは、ロック部材823は凹陥部715に進入し、これにより、紙幣保管カセット23は装着スペース65に収容された装着位置でロックされ、装着スペース65から取り出すことができなくなる。
上述したように、本実施形態では、第1ロック部81に当接部材91が設けられており、筐体11はカセット本体71の側面71Bに対向する位置に規制プレート67を有している。規制プレート67は、側面71Bとの間に僅かな隙間を隔てた位置に設けられている。つまり、装着スペース65に紙幣保管カセット23が装着された状態で、規制プレート67は側面71Bに近接している。このため、図10に示すように、規制プレート67は、ロック位置からアンロック位置へ向かうアンロック方向D22へ止め金813が回動する過程で、スリット712から突出する突起913に当接することによって、止め金813がそれ以上アンロック方向D22へ回動することを規制する。ここで、図10は、カバー72の表面72A側から見た止め金813及び当接部材91を示す模式図であり、図10(A)は、第1ロック部81の止め金813がロック位置にある状態を示し、図10(B)は第1ロック部81に設けられた突起913が規制プレート67に当接した状態を示している。
突起913が規制プレート67に当接した位置において、止め金813と係止片711との係合は解除されておらず、互いの係合を維持している。そのため、第1ロック部81によりカバー72がロックされたロック状態(第1ロック状態)、及び第2ロック部82により紙幣保管カセット23が装着位置でロックされたロック状態(第2ロック状態)においては、第1ロック部81によるロックの解除が禁止される。
したがって、筐体11の装着スペース65に紙幣保管カセット23が装着された状態で第2ロック部82によって紙幣保管カセット23がロックされている場合に、紙幣保管カセット23のカバー72のロックを解除する解除操作が行われたとしても、突起913及び規制プレート67によってカバー72のロックを解除することが規制される。これにより、前記第2ロック状態では、紙幣保管カセット23のカバー72を開けることができない。このため、紙幣保管カセット23内の紙幣Sに対して高いセキュリティー性を実現することができ、紙幣Sを盗難等から保護することができる。
なお、上述の実施形態では、規制プレート67に突起913を当接させることにより、止め金813がそれ以上アンロック方向D22へ回動しない構成を例示したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、図11(A)、(B)に示すように、規制プレート67に、突起913が挿通可能な切り欠き口68が形成されている場合は、突起913が切り欠き口68に挿通されて当該切り欠き口68における突起913の変位方向側(図11において上側)の端部681に突起913が当接する構成であってもよい。ここで、図11(A)は、第1ロック部81の止め金813が切り欠き口68に進入する直前の位置にある状態を示し、図11(B)は、第1ロック部81に設けられた突起913が切り欠き口68に進入(挿通)して端部681に当接した状態を示している。この場合、切り欠き口68が本発明の規制部材に相当する。この構成であれば、前記第2ロック状態において、端部681に対して突起913が概ね垂直に当接するため、端部681と突起913とが互いに強く係合し、これにより、止め金813がアンロック位置へ回動(変位)することを確実に規制することができる。
また、上述の実施形態では、本発明の一実施形態として紙幣処理装置10を例示したが、本発明は紙幣処理装置10に限られない。例えば、本発明は、上述した紙幣保管カセット23と、第1ロック部81と、第2ロック部82と、当接部材91及び規制プレート67からなるロック解除規制機構と、を備える紙幣収容装置(紙葉類収容装置)として実現されてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明のロック解除規制機構が、当接部材91の突起913と規制プレート67とからなる構成、或いは、当接部材91の突起913と切り欠き口68の端部681とからなる構成について例示したが、前記ロック解除規制機構はこれらの構成に限られない。前記ロック解除規制機構は、前記第1ロック状態、及び前記第2ロック状態において、第1ロック部81による前記第1ロック状態のロック解除を規制することが可能な構成であれば、如何なる構成であっても適用可能である。
10 :紙幣処理装置
11 :筐体
12 :前面パネル
23 :紙幣保管カセット
39 :収容空間
60 :出金紙幣収容カセット
65 :装着スペース
65A :下面
66 :シリンダボックス
67 :規制プレート
68 :切り欠き口
71 :カセット本体
72 :カバー
73 :開口
74 :ヒンジ
81 :第1ロック部
82 :第2ロック部
91 :当接部材
681 :端部
711 :係止片
712 :スリット
713 :挿通口
715 :凹陥部
721 :切り欠き
812 :シリンダ
813 :止め金
822 :シリンダ
823 :ロック部材
911 :取付穴
912 :ベース部
913 :突起

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に取り外し可能に装着され、複数枚の紙葉類を収容可能な収容部、及び前記収容部に設けられた開口を閉塞する蓋体を有する収容カセットと、
    前記開口を閉塞する閉塞位置で前記収容部に対して前記蓋体をロックする第1ロック機構と、
    前記装置本体における前記収容カセットの装着位置で前記装置本体に対して前記収容カセットをロックする第2ロック機構と、
    前記第1ロック機構により前記蓋体がロックされた第1ロック状態、及び前記第2ロック機構により前記収容カセットがロックされた第2ロック状態において、前記第1ロック機構による前記第1ロック状態のロック解除を規制するロック解除規制機構と、を備える紙葉類収容装置。
  2. 前記ロック解除規制機構は、
    前記第1ロック機構のロック部材が前記蓋体をロック可能なロック位置から前記蓋体のロックを解除可能な解除位置へ向けて変位されたことに応じて変位して前記収容カセットの側面から外側へ突出する突出部と、
    前記装置本体に設けられ、前記収容カセットの外部へ突出した前記突出部に当接して前記突出部の変位を規制する規制部材と、を有する、請求項1に記載の紙葉類収容装置。
  3. 前記規制部材は、前記側面に対向して配置され、前記収容カセットが装着される装着スペースの内面を区画する内壁である、請求項2に記載の紙葉類収容装置。
  4. 前記規制部材は、前記突出部が挿通可能な切り欠き口を有し、前記突出部が前記切り欠き口に挿通されて当該切り欠き口における前記突出部の変位方向の端部に前記突出部が当接して前記突出部の変位を規制する、請求項2又は3に記載の紙葉類収容装置。
  5. 前記収容部は、直方体の箱形状に形成されており、その正面に前記開口が形成されており、その背面側が前記装置本体に設けられた装着スペースに収容されるものであり、
    前記蓋体は、前記開口の幅方向の一方側を回動軸として前記収容部に回動可能に支持されており、
    前記第1ロック機構は、前記収容カセットにおいて前記幅方向の他方側の端部に設けられており、
    前記第2ロック機構は、前記装着スペースよりも上側に設けられ、前記収容部の天面に形成された凹部にロック部材が進入することにより、前記装置本体に対して前記収容カセットをロックするものである、請求項1から4のいずれかに記載の紙葉類収容装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の紙葉類収容装置を備え、所定の紙葉類を前記収容カセットに設けられた投入口から前記収容カセットの内部に搬送する紙葉類処理装置。
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