JP2020002714A - プレキャストコンクリート板、コンクリート構造物、およびコンクリート構造物の構築方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート板、コンクリート構造物、およびコンクリート構造物の構築方法 Download PDF

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池田 秀樹
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秀樹 池田
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Abstract

【課題】製造コストを低減することができるプレキャストコンクリート板を提供する。【解決手段】トラス筋210の一部が長方形状の鉄筋コンクリート板に埋設されて成るプレキャストコンクリート板201は、鉄筋コンクリート板の長辺方向に配置され、鉄筋コンクリート板の長辺方向の全長よりも短い所定の長さに分断された複数の部分トラス筋を有し、部分トラス筋は、コンクリート構造物が構築される際にプレキャストコンクリート板201を支持する支保工の位置に対応して配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート構造物の床等を構築する際に用いられるプレキャストコンクリート板、そのようなプレキャストコンクリート板を用いたコンクリート構造物、およびコンクリート構造物の構築方法に関するものである。
プレキャストコンクリート板は、トラス筋と長方形状の鉄筋コンクリート板とから形成されている。より詳しくは、トラス筋はプレキャストコンクリート板の長辺方向に略全長に亘って配置され、上記トラス筋の一部(下部)が、他の鉄筋とともにコンクリート板に埋め込まれ、トラス筋の他の一部(上部)が上記鉄筋コンクリート板から突出するように構成される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−333835号公報
しかしながら、上記のようにトラス筋がプレキャストコンクリート板の略全長に亘って配置される場合、使用されるトラス筋の量が比較的多いため製造コストを低減することが容易でない。
本発明は、上記の点に鑑み、プレキャストコンクリート板の製造コストを容易に低減できるようにすることを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明は、
トラス筋の一部が長方形状の鉄筋コンクリート板に埋設されて成るプレキャストコンクリート板であって、
上記鉄筋コンクリート板の長辺方向に配置され、上記鉄筋コンクリート板の長辺方向の全長よりも短い所定の長さに分断された複数の部分トラス筋を有し、
上記部分トラス筋は、コンクリート構造物が構築される際にプレキャストコンクリート板を支持する支保工の位置に対応して配置されていることを特徴とする。
これにより、支保工の位置に対応して配置された部分トラス筋によって、プレキャストコンクリート板に作用する最大曲げ応力や生じる最大撓みを小さく抑えつつ、使用されるトラス筋の量を少なく抑えることができ、プレキャストコンクリート板の製造コストを低減することが容易にできる。
本発明によれば、プレキャストコンクリート板の製造コストを容易に低減できる。
コンクリート構造物の構築過程を示す斜視図である。 トラス筋210の概略構成を示す斜視図である。 トラス筋210の配置の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。 トラス筋210の配置の他の例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
コンクリート構造物を構築する際には、プレキャストコンクリート板201は、例えば図1に示すように、大梁等を形成するための型枠311間に、サポート312と大引313とを有する支保工上に載置される。載置されたプレキャストコンクリート板201上に、図示しない上端筋が配筋され、コンクリートが打設されることによって、コンクリート構造物の床が形成される。
上記プレキャストコンクリート板201は、図2に示すように構成されたトラス筋210の一部が、鉄筋コンクリート板220に埋設されて成っている。上記鉄筋コンクリート板220は、格子状に配置された下端配力筋231、下端主筋232、および図示しないコンクリート板から形成される。また、上記トラス筋210は、より詳しくは、1本のトップ筋211と、上記トップ筋211に平行な2本のボトム筋212のそれぞれとが、波形の2本のラチス筋213で接合されて構成され、上記2本のボトム筋212と、ラチス筋213の下方部分とが、鉄筋コンクリート板220に埋設されるようになっている。なお、トップ筋211やボトム筋212は、より強度や剛性を高めるために、さらに1本以上設けられるなどしてもよい。上記のようなトラス筋210は、現場打ちコンクリート硬化後に、その現場打ちコンクリートとの一体性を保つ機能を有するとともに、上記現場打ちコンクリートを打設するときの荷重に抗する機能を有している。
上記トラス筋210は、例えば、図3に示すように、プレキャストコンクリート板201の長辺方向に向けて配置されるとともに、プレキャストコンクリート板201の全長よりも短い所定の同一の長さに分断された部分トラス筋から成っている。より具体的には、同図の例では、上記部分トラス筋は、プレキャストコンクリート板201の長辺方向に3本、短辺方向に4本配置されている。このような部分トラス筋の配置は、コンクリート構造物が構築される際にプレキャストコンクリート板を支持する支保工の大引313の位置に対応して設定されている。
上記のようなトラス筋210が用いられることによって、プレキャストコンクリート板201に作用する最大曲げ応力や生じる最大撓みを小さく抑えつつ、使用されるトラス筋210の量を少なく抑えることができる。また、トラス筋210の扱いが容易になることによって、プレキャストコンクリート板201を製造する際の作業性を向上させることも容易にできる。具体的には、例えば、プレキャストコンクリート板201の全長と同じ8mのトラス筋210の重量が20kgであるとして、上記のように分断されたトラス筋210の長さが1mとすると、その重量は2.5kgとなり、プレキャストコンクリート板201を製造する際の持ち運びや適切な位置への配置作業などを容易にすることができる。さらに、プレキャストコンクリート板201の全長が種々に設定される場合でも、トラス筋210の長さの共通化を図って、管理を容易にすることなどもできる。それゆえ、プレキャストコンクリート板201の製造コストを低減することが容易にできる。また、プレキャストコンクリート板201の短辺方向に種々の部材を配置する場合に、その配置スペースを確保することなども容易にできる。
(変形例)
トラス筋210における各部分トラス筋の長さは、上記のように全て等しく設定するのに限らず、例えば図4に示すように、プレキャストコンクリート板201の長辺方向における両側部分よりも中央寄り部分に配置される部分トラス筋などが相対的に長くなるようにしてもよい。すなわち、大引313の配置等に応じて部分トラス筋の長さを設定することによって、最大曲げ応力や最大撓みをより小さく抑えることができる。
また、例えば図5に示すように、トラス筋210として、プレキャストコンクリート板201の略全長に亘る全長トラス筋を混在させて設けてもよい。そのような全長トラス筋のプレキャストコンクリート板201短辺方向の配置は、例えば同図に示すように最もプレキャストコンクリート板201の長辺に近い位置に配置することによって、プレキャストコンクリート板201の周縁部の破損に対する耐性を高めることなども容易になる。
また、例えば図6に示すように、図5の構成に比べて全長トラス筋の本数を増やしたり、また、さらに、部分トラス筋の長さを短く設定したりしてもよい。
また、必ずしも上記のように全長トラス筋をプレキャストコンクリート板201の長辺に近い位置に配置するのに限らず、例えば図7、図8に示すように、長辺に近い位置には部分トラス筋を配置して、短辺方向に並ぶ部分トラス筋の間の位置に全長トラス筋が配置されるようにしたり、一部の部分トラス筋が省かれたりしてもよい。
また、上記の例では大引313が3本設けられる例を示したが、これに限らず、例えばプレキャストコンクリート板201の全長がより長く、大引313が4本設けられる場合の例を図9〜図13に示すように、上記図3〜図8に対応した配置や長さなど、プレキャストコンクリート板201に作用する応力や生じる撓み等に応じて種々設定することができる。
上記のように、プレキャストコンクリート板201を載置する支保工(大引313)の配置に応じてプレキャストコンクリート板201に作用する応力や生じる撓み、プレキャストコンクリート板201を製造時に型枠から外す時、輸送時、施工時の破損しにくさなどに応じて、部分トラス筋の配置や長さ、全長トラス筋との組み合わせや配置などを種々設定することにより、製造コストの低減を図ることなどができる。
201 プレキャストコンクリート板
210 トラス筋
211 トップ筋
212 ボトム筋
213 ラチス筋
220 鉄筋コンクリート板
231 下端配力筋
232 下端主筋
311 型枠
312 サポート
313 大引

Claims (5)

  1. トラス筋の一部が長方形状の鉄筋コンクリート板に埋設されて成るプレキャストコンクリート板であって、
    上記鉄筋コンクリート板の長辺方向に配置され、上記鉄筋コンクリート板の長辺方向の全長よりも短い所定の長さに分断された複数の部分トラス筋を有し、
    上記部分トラス筋は、コンクリート構造物が構築される際にプレキャストコンクリート板を支持する支保工の位置に対応して配置されていることを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  2. 請求項1のプレキャストコンクリート板であって、
    第1の支保工の位置で上記プレキャストコンクリート板に作用する曲げモーメントよりも大きな曲げモーメントが作用する第2の支保工の位置に対応する部分トラス筋の長さが、上記第1の支保工に対応する位置の部分トラス筋の長さよりも長く設定されていることを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  3. 請求項1および請求項2のうち何れか1項のプレキャストコンクリート板であって、
    第1の支保工の位置で上記プレキャストコンクリート板に作用する曲げモーメントよりも大きな曲げモーメントが作用する第2の支保工の位置に対応する部分トラス筋の数が、上記第1の支保工に対応する位置の部分トラス筋の数よりも多く設定されていることを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  4. 請求項1から請求項3のうち何れか1項のプレキャストコンクリート板であって、
    さらに、上記鉄筋コンクリート板の全長に対応する長さの全長トラス筋が設けられていることを特徴とするプレキャストコンクリート板。
  5. 請求項1のプレキャストコンクリート板が用いられたコンクリート構造物の構築方法であって、
    上記支保工の上に上記プレキャストコンクリート板の上記部分トラス筋が位置するように、上記プレキャストコンクリート板を上記支保工に載置し、
    上記プレキャストコンクリート板上に上端筋を配筋した後、コンクリートを打設することを特徴とするコンクリート構造物の構築方法。

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