JP2020001849A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置本体に対するローラの着脱作業における作業者の負担を軽減可能なシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】シート給送部30は、片持ち支持されて手前方向に延びる回転軸65と、回転軸65の自由端から着脱可能なピックアップローラ32とを備える。また、シート給送部30は、フレーム部60に対して手前方向にスライド可能に支持された延伸部76と、延伸部76から手前方向に直交する径方向に延びるピックアップ挿抜爪77aとを有するローラ挿抜部材75を備える。さらにシート給送部30は、ピックアップローラ32における手前方向の端部に設けられ、ピックアップ挿抜爪77aに係合可能な凹部71aを備える。凹部71aは、筒部72aと、筒部72aから径方向に突出し、間にピックアップ挿抜爪77aを挿入可能な第1フランジ73a及び第2フランジ74aとを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、プリンタ等の画像形成装置として、シートを搬送する回転方向に動力が付与されたフィードローラと、シートを搬送する方向と反対の回転方向に動力が付与されたリタードローラとによってシートを1枚ずつ搬送するものが知られている。このような画像形成装置において、フィードローラ及びリタードローラはシートとの摺動等により磨耗するため、定期的な交換が必要である。従来、フィードローラの交換における作業性を向上させるために、フィードローラを取り付ける取付部材を装置本体に対して着脱可能に構成された給紙装置が提案されている(特許文献1参照)。この給紙装置では、まず装置本体から取付部材を取り外し、その後、取付部材からフィードローラを取り外すことで、フィードローラの交換作業を行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の給紙装置では、装置本体に対するフィードローラの着脱作業において、取付部材とフィードローラの2回分の着脱作業が発生し、着脱作業が煩雑であった。また、この給紙装置では、フィードローラの両端が取付部材の側壁に対して挟み込まれることでフィードローラが取付部材に取付けられるように構成されている。このため、フィードローラを取付部材から取り外す際には、取付部材の側壁を作業者が弾性変形させる必要があり、フィードローラの交換作業性に問題があった。
そこで、本発明は、容易にローラを交換可能なシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、装置本体と、前記装置本体に片持ち支持される軸と、前記軸の自由端から着脱可能であって、前記軸を中心に回転可能に支持され、シートを搬送する搬送ローラと、前記装置本体に前記軸の軸方向にスライド可能に支持され、前記軸方向に延びる延伸部と、前記延伸部から前記軸方向に直交する径方向に延びる爪と、を有するローラ挿抜部材と、前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端に設けられ、前記爪に係合可能な係合部と、を備え、前記係合部は、前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端から延びる延出部と、前記延出部から前記径方向に突出した第1突出部と、前記軸方向において前記第1突出部から所定間隔離れて前記延出部から前記径方向に突出し、前記軸方向において前記第1突出部との間に前記爪を挿入可能な第2突出部と、を有し、前記ローラ挿抜部材が前記軸の自由端側にスライドする場合、前記係合部が前記爪によって押されることで前記搬送ローラが前記軸から取り外され、前記ローラ挿抜部材が前記軸の固定端側にスライドする場合、前記係合部が前記爪によって押されることで前記搬送ローラが前記軸に挿し込まれる、ことを特徴とする。
また、本発明は、シート搬送装置において、装置本体と、シートを支持するシート支持部と、前記装置本体に片持ち支持され、軸方向に延びる第1軸及び第2軸と、前記第1軸の自由端から着脱可能であって、前記第1軸を中心に回転可能に支持され、前記シート支持部に支持されたシートを給送する給送ローラと、前記第2軸の自由端から着脱可能であって、前記第2軸を中心に回転可能に支持され、前記給送ローラから給送されたシートを搬送する搬送ローラと、前記装置本体に前記軸方向にスライド可能に支持され、前記軸方向に延びる延伸部と、前記延伸部から前記軸方向に直交する径方向に延びる第1爪及び第2爪と、を有するローラ挿抜部材と、前記給送ローラにおける前記軸方向の一端に設けられ、前記第1爪に係合可能な第1係合部と、前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端に設けられ、前記第2爪に係合可能な第2係合部と、を備え、前記第1係合部は、前記給送ローラにおける前記軸方向の一端から延びる第1延出部と、前記第1延出部から前記径方向に突出した第1突出部と、前記軸方向において前記第1突出部から所定間隔離れて前記第1延出部から前記径方向に突出し、前記軸方向において前記第1突出部との間に前記第1爪を挿入可能な第2突出部と、を有し、前記第2係合部は、前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端から延びる第2延出部と、前記第2延出部から前記径方向に突出した第3突出部と、前記軸方向において前記第3突出部から所定間隔離れて前記第2延出部から前記径方向に突出し、前記軸方向において前記第3突出部との間に前記第2爪を挿入可能な第4突出部と、を有し、前記ローラ挿抜部材が前記第1軸及び前記第2軸の自由端側にスライドする場合、前記第1係合部及び前記第2係合部が前記第1爪及び前記第2爪によってそれぞれ押されることで前記給送ローラ及び前記搬送ローラが前記第1軸及び前記第2軸からそれぞれ取り外され、前記ローラ挿抜部材が前記第1軸及び前記第2軸の固定端側にスライドする場合、前記第1係合部及び前記第2係合部が前記第1爪及び前記第2爪によってそれぞれ押されることで前記給送ローラ及び前記搬送ローラが前記第1軸及び前記第2軸にそれぞれ挿し込まれる、ことを特徴とする。
本発明によると、ローラ挿抜部材をスライドさせることで、ローラの着脱を容易に行うことができ、作業性を向上できる。
<第1の実施形態>
以下、図1乃至図3を用いて、第1の実施形態について説明する。本開示の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等、シートを給送可能なシート給送装置を備えた画像形成装置である。以下の実施形態においては、画像形成装置の一例としてプリンタ100を用いて説明する。シートとは、用紙又は封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム(OHT)、布などの薄層状の記録媒体を指す。なお、以下の説明において、プリンタ100を正面から視た状態(図1の視点)を基準にして上下左右及び手前奥の位置関係を表すものとする。
以下、図1乃至図3を用いて、第1の実施形態について説明する。本開示の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等、シートを給送可能なシート給送装置を備えた画像形成装置である。以下の実施形態においては、画像形成装置の一例としてプリンタ100を用いて説明する。シートとは、用紙又は封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム(OHT)、布などの薄層状の記録媒体を指す。なお、以下の説明において、プリンタ100を正面から視た状態(図1の視点)を基準にして上下左右及び手前奥の位置関係を表すものとする。
[プリンタの概略構成]
本発明の実施の形態に係るプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、原稿トレイ221に積載された原稿Gの画像を読み取る画像読取装置200と、プリンタ本体10とを備えている。画像読取装置200は、原稿Gの画像を読み取るスキャナ部210と、スキャナ部210に原稿Gを自動給送する自動原稿搬送装置(以下、ADFという)220とを備えている。画像読取装置200は、スキャナ部210に設けられた第1読取部211によって原稿Gの第1面の画像を読み取り、ADF220に設けられた第2読取部251によって原稿Gの第2面の画像を読み取ることができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、原稿トレイ221に積載された原稿Gの画像を読み取る画像読取装置200と、プリンタ本体10とを備えている。画像読取装置200は、原稿Gの画像を読み取るスキャナ部210と、スキャナ部210に原稿Gを自動給送する自動原稿搬送装置(以下、ADFという)220とを備えている。画像読取装置200は、スキャナ部210に設けられた第1読取部211によって原稿Gの第1面の画像を読み取り、ADF220に設けられた第2読取部251によって原稿Gの第2面の画像を読み取ることができる。
プリンタ本体10は、積載されたシートを給送するシート搬送装置としてのシート給送部30と、シートに画像を形成する画像形成部20と、シートにトナー像を定着させる定着部25と、制御部50とを備えている。プリンタ100に画像形成の指令が出力されると、画像読取装置200又はプリンタ100に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部20による画像形成プロセスが開始される。以下の画像形成プロセス及びシート給送プロセスは、制御部50によって制御される。画像形成部20は、感光ドラム22と、感光ドラム22にレーザ光を照射するレーザスキャナユニット21と、帯電部材26と、現像器23と、転写部24とを有している。
レーザスキャナユニット21は入力された画像情報に基づいて、感光ドラム22に向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム22は帯電部材26により予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム22上に静電潜像が形成される。その後、現像器23により静電潜像が現像され、感光ドラム22上にトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、シート給送部30からシートSが給送される。シート給送部30は、プリンタ本体10から手前方向に引出し可能に形成された複数のシートカセット31の内部に設けられたシート支持部としての中板31aに積載されたシートSを、給送ローラとしてのピックアップローラ32によって給送する。ピックアップローラ32によって給送されたシートSは搬送ローラとしてのフィードローラ33及びリタードローラ34によって1枚ずつに分離され、レジストレーションローラ対11に搬送される。
レジストレーションローラ対11によりにより斜行が補正され、所定の搬送タイミングで搬送されたシートSには、転写部24によって感光ドラム22上のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着部25において所定の熱及び圧力が付与されて、トナーが溶融固着される。定着部25を通過したシートSは、排出ローラ対46によって排出トレイ45に排出される。シートSの両面に画像形成する場合には、定着部25を通過したシートSは、反転搬送路12にシートの前後及び表裏が反転した状態で搬送される。そして、シートSは再度レジストレーションローラ対11へと搬送され、転写部24によってトナー像が転写される。
[シート給送部の詳細な構成]
シート給送部30は図2(a),(b)に示すように、プリンタ本体10に対して固定された装置本体としてのフレーム部60と、フレーム部60に片持ち支持された回転軸65,66とを備えている。図2はシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。
シート給送部30は図2(a),(b)に示すように、プリンタ本体10に対して固定された装置本体としてのフレーム部60と、フレーム部60に片持ち支持された回転軸65,66とを備えている。図2はシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。
回転軸65,66はシート給送方向に直交する軸方向としての手前方向及び奥行き方向に延びるように形成されており、奥行き方向の端部が固定端としてフレーム部60に固定され、手前方向の端部が自由端となっている。回転軸65,66のそれぞれは、ピックアップローラ32及びフィードローラ33の挿入孔32a,33aに挿入されており、自由端から着脱可能かつ回転軸65,66を中心に回転可能にピックアップローラ32及びフィードローラ33が支持されている。ピックアップローラ32及びフィードローラ33は、回転軸65,66に設けられたピックアップカップリング68及びフィードカップリング69にそれぞれ接続されることにより、フレーム部60に装着される。ピックアップローラ32及びフィードローラ33はピックアップカップリング68及びフィードカップリング69を介して駆動力が付与される。
更に、フレーム部60には回転軸67が昇降可能に支持されている。回転軸67は手前方向及び奥行き方向に延びるように形成されており、奥行き方向の端部が固定端としてフレーム部60に昇降可能に支持され、手前方向の端部が自由端となっている。回転軸67はリタードローラ34の挿入孔34aに挿入されており、自由端から着脱可能かつ回転軸67を中心に回転可能にリタードローラ34が支持されている。リタードローラ34は、回転軸67に設けられたトルクリミッタ70に接続されることによりフレーム部60に装着され、トルクリミッタ70を介して駆動力が付与される。
回転軸67は、シートカセット31がプリンタ本体10に挿入されている場合に、不図示の付勢部によって上方に付勢されており、フィードローラ33とリタードローラ34との間にニップを形成する。シートカセット31がプリンタ本体10から引出された場合には、付勢部による付勢が解除されて回転軸67が下降し、リタードローラ34がフィードローラ33から離間する。
また、フレーム部60には、奥行き方向から手前方向に向かって連通し、ピックアップローラ32、フィードローラ33及びリタードローラ34が通過可能な切欠き部61が形成されている。回転軸65〜67は切欠き部61を通過し、自由端が切欠き部61より手前方向に配置されている。
図2(a)に示すように、ピックアップローラ32における手前方向の端部には、凹部71aが設けられている。凹部71aはピックアップローラ32における手前方向の端部から手前方向に延び、ピックアップローラ32の回転中心と同軸上に配置された筒部72aを有する。さらに凹部71aは、筒部72aから手前方向及び奥行き方向に直交する径方向に突出した円盤形状の第1フランジ73a及び第2フランジ74aを有している。第1フランジ73aは筒部72aにおける奥行き方向の端部に配置され、第2フランジ74aは筒部72aにおける手前方向の端部に配置されている。すなわち、第2フランジ74aは、第1フランジ73aに対して手前方向に所定間隔離れて配置されている。
また、フィードローラ33における手前方向の端部には、凹部71bが設けられ、リタードローラ34における手前方向の端部には、凹部71cが設けられている。凹部71bは凹部71aと略同様に、筒部72b、第1フランジ73b及び第2フランジ74bを有する。凹部71cは筒部72c、第1フランジ73c及び第2フランジ74cを有する。すなわち、第2フランジ74b,74cは第1フランジ73b,73cに対して手前方向にそれぞれ所定間隔離れて配置されている。
また、シート給送部30は、フレーム部60に対して手前方向及び奥行き方向にスライド可能に支持され、かつ図2及び図3に示すように、プリンタ本体10から手前方向に引出し可能なローラ挿抜部材75,80を有している。図3は、ピックアップローラ32〜リタードローラ34を回転軸65〜67から引き抜いた状態のシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。なお、ローラ挿抜部材75,80の構成の説明において、図2に示された状態を基準として説明する。すなわちシートカセット31がプリンタ本体10から引出され、ローラ挿抜部材75,80及びピックアップローラ32〜リタードローラ34がフレーム部60に装着された状態を基準として説明する。
ローラ挿抜部材75は、奥行き及び手前方向に延びる延伸部76と、凹部71a,71bにそれぞれ係合可能なピックアップ挿抜爪77a及びフィード挿抜爪77bとを有する。延伸部76はシート給送方向において回転軸65,66の間に配置されており、手前方向から作業者が把持可能なようにフレーム部60における手前方向の端部まで延びている。延伸部76はフレーム部60における手前方向の端部から奥行き方向に向かって切り欠かれた案内部63に沿って、手前方向及び奥行き方向にスライド可能となっている。また、ローラ挿抜部材75には、回転軸66が挿入可能な孔79aを有する軸挿入部79が形成されている。軸挿入部79はフィード挿抜爪77bより手前方向に形成されており、ローラ挿抜部材75がフレーム部60に対して手前方向、すなわち回転軸66の自由端側にスライドすることにより、回転軸66から抜ける。
ピックアップ挿抜爪77aは、延伸部76からシート給送方向の上流に向かって延びており、フィード挿抜爪77bはシート給送方向の下流に向かって延びるように形成されている。すなわち、ピックアップ挿抜爪77a及びフィード挿抜爪77bは延伸部76からフィードローラ33の径方向に延びるように形成されている。
ピックアップ挿抜爪77aは、筒部72aの上方かつ、手前方向において第1フランジ73a及び第2フランジ74aの間に配置される。また、ピックアップ挿抜爪77aは、手前方向、すなわち回転軸66の軸方向における自由端側から視て、第1フランジ73a及び第2フランジ74aに少なくとも一部が重なるように配置される。このため、ピックアップ挿抜爪77aは、第1フランジ73a及び第2フランジ74aの間に挿入可能に形成されており、第1フランジ73a及び第2フランジ74aの間において凹部71aに係合可能である。フィード挿抜爪77bは、筒部72bの下方かつ、ピックアップ挿抜爪77aと略同様に手前方向において第1フランジ73b及び第2フランジ74bの間に配置される。また、フィード挿抜爪77bは、手前方向、すなわち回転軸66の軸方向における自由端側から視て、第1フランジ73b及び第2フランジ74bに少なくとも一部が重なるように配置される。このため、フィード挿抜爪77bは、第1フランジ73b及び第2フランジ74bの間に挿入可能に形成されており、第1フランジ73b及び第2フランジ74bの間において凹部71bに係合可能である。
ローラ挿抜部材80は、ローラ挿抜部材75と略同様に延伸部81と、凹部71cに係合可能なリタード挿抜爪82とを有している。延伸部81は回転軸67の下方に配置されており、フレーム部60における手前方向の端部まで延び、手前方向の端部においてユーザーが把持可能な把持部83が形成されている。また、延伸部81はフレーム部60における手前方向の端部から奥行き方向に向かって形成された案内部64に沿って、手前方向及び奥行き方向にスライド可能となっている。
リタード挿抜爪82は、延伸部81から上方に向かって延びるように形成されている。すなわち、リタード挿抜爪82は延伸部81からリタードローラ34の径方向に延びるように形成されている。リタード挿抜爪82は筒部72cの下方かつ、手前方向においてリタードローラ34の第1フランジ73c及び第2フランジ74cの間に配置される。また、リタード挿抜爪82は手前方向、すなわち回転軸67の軸方向における自由端側から視て、第1フランジ73c及び第2フランジ74cに少なくとも一部が重なるように配置される。すなわち、リタード挿抜爪82は、第1フランジ73c及び第2フランジ74cの間に挿入可能に形成されており、第1フランジ73c及び第2フランジ74cの間において凹部71cに係合可能である。また、第1フランジ73c及び第2フランジ74cは、シートカセット31がプリンタ本体10に挿入されて回転軸67が上昇した場合においても、手前方向から視てリタード挿抜爪82に少なくとも一部が重なるように形成されている。
フレーム部60には、回転軸65〜67それぞれにおける自由端の下方からフレーム部60における手前方向の端部まで延びるローラ受け部62a〜62cが形成されている。すなわち、ローラ受け部62a〜62cは回転軸65〜67それぞれにおける自由端から取付けられたピックアップローラ32〜リタードローラ34を支持可能に形成されている。また、ローラ受け部62a,62bは、ローラ受け部62a,62bに支持されたピックアップローラ32及びフィードローラ33の挿入孔32a,33aと回転軸65,66とが手前方向から視て少なくとも一部重なるように配置されている。また、ローラ受け部62cは、ローラ受け部62cに支持されたリタードローラ34の挿入孔34aと下降した回転軸67とが手前方向から視て少なくとも一部重なるように配置されている。
本実施の形態において、ピックアップローラ32、フィードローラ33及びリタードローラ34は、それぞれシートを搬送する搬送ローラを構成し、回転軸65,66,67は、それぞれ軸を構成している。また、凹部71a,71b,71cは、それぞれ係合部を構成し、第1フランジ73a,73b,73cは、それぞれ第1突出部を構成している。第2フランジ74a,74b,74cは、それぞれ第2突出部を構成し、筒部72a,72b,72cは、それぞれ延出部を構成している。さらに、ピックアップ挿抜爪77a、フィード挿抜爪77b及びリタード挿抜爪82は、それぞれ爪を構成している。ローラ受け部62a,62b,62cは、それぞれローラ受け部を構成している。
また、回転軸65,66は、それぞれ第1軸及び第2軸を構成し、凹部71a,71bは、それぞれ第1係合部及び第2係合部を構成している。第1フランジ73bは、第3突出部を構成し、第2フランジ74bは、第4突出部を構成している。筒部72a,72bは、それぞれ第1延出部及び第2延出部を構成している。さらに、ピックアップ挿抜爪77aは、第1爪を構成し、フィード挿抜爪77bは、第2爪を構成している。
このように構成されているので、ユーザーはピックアップローラ32及びフィードローラ33を交換する場合に、まずプリンタ本体10からシートカセット31を引出す。これにより回転軸67が下降し、リタードローラ34がフィードローラ33から離間する。その後にユーザーは延伸部76における手前方向の端部を把持して、ローラ挿抜部材75を案内部63に沿って手前方向にスライドさせる。すなわち、ローラ挿抜部材75が回転軸65,66の自由端側にスライドする。第2フランジ74a,74bは、ピックアップ挿抜爪77a及びフィード挿抜爪77bによって奥行き方向から手前方向に向かって押される。これにより、ピックアップローラ32及びフィードローラ33は、ピックアップカップリング68及びフィードカップリング69から離間し、手前方向にスライドする。ローラ挿抜部材75が手前方向にスライドすることにより、軸挿入部79が回転軸66から抜けて取り外される。そして、ピックアップローラ32及びフィードローラ33は、回転軸65,66の自由端から脱落して、ローラ受け部62a,62bに支持される。ユーザーは、ローラ受け部62a,62bにそれぞれ支持されたピックアップローラ32及びフィードローラ33を取ることで、容易にシート給送部30からピックアップローラ32及びフィードローラ33を抜き取ることができる。
なお、ユーザーは、ピックアップローラ32及びフィードローラ33がそれぞれローラ受け部62a,62bに支持された状態で、ローラ挿抜部材75をさらに手前方向にスライドさせることができる。これにより、ピックアップローラ32及びフィードローラ33は、ローラ受け部62a,62bの手前方向における端部まで移動する。すなわち、ユーザーは、ピックアップローラ32及びフィードローラ33を取り出し易い位置まで移動させた上で、ピックアップローラ32及びフィードローラ33をローラ受け部62a,62bから取ることができる。
また、ユーザーはピックアップローラ32及びフィードローラ33をフレーム部60に装着する場合に、まずローラ受け部62aにピックアップローラ32を載置する。ユーザーは、ピックアップ挿抜爪77aを凹部71aに係合させるように、ローラ挿抜部材75をフレーム部60に設置する。そして、ユーザーは、凹部71bをフィード挿抜爪77bに係合させるように、フィードローラ33をローラ受け部62bに載置する。なお、ユーザーは、先にピックアップローラ32及びフィードローラ33をローラ受け部62a,62bに載置してからローラ挿抜部材75を凹部71a,71bに係合させてもよい。この場合には、ユーザーは、フィード挿抜爪77bを筒部72aと筒部72bの間から筒部72bの下方に潜り込ませるようにしてローラ挿抜部材75を係合させる。
そして、ユーザーは延伸部76を把持して、ローラ挿抜部材75を案内部63に沿って奥行き方向にスライドさせる。すなわち、ローラ挿抜部材75が回転軸65,66の固定端側にスライドする。第1フランジ73a,73bは、ピックアップ挿抜爪77a及びフィード挿抜爪77bによって手前方向から奥行き方向に向かって押される。これにより、ピックアップローラ32及びフィードローラ33は奥行き方向にスライドされる。
また、ローラ受け部62a,62bは、ローラ受け部62a,62bに支持されたピックアップローラ32及びフィードローラ33の挿入孔32a,33aと回転軸65,66とがそれぞれ手前方向から視て少なくとも一部重なるように配置されている。これにより、ピックアップローラ32及びフィードローラ33は回転軸65,66にそれぞれ案内されながら挿し込まれる。ローラ挿抜部材75が奥行き方向にさらにスライドされていくことにより、軸挿入部79に回転軸66が挿入される。そして、ピックアップローラ32及びフィードローラ33は、ピックアップカップリング68及びフィードカップリング69にそれぞれ接続され、フレーム部60に装着される。最後にユーザーはプリンタ本体10にシートカセット31を挿入することにより、回転軸67を上昇させ、リタードローラ34をフィードローラ33に当接させる。
また、ユーザーはリタードローラ34を交換する場合に、プリンタ本体10からシートカセット31を引出した状態で、把持部83を把持してローラ挿抜部材80を案内部64に沿って手前方向にスライドさせる。これにより、フィードローラ33と略同様に、リタードローラ34はトルクリミッタ70から離間し、手前方向に運ばれ、回転軸67の自由端から取り外されてローラ受け部62cに支持される。ユーザーは、ローラ受け部62cに支持されたリタードローラ34を取ることで、容易にシート給送部30からリタードローラ34を抜き取ることができる。また、リタードローラ34がローラ受け部62cに支持された状態で、さらにローラ挿抜部材80が手前方向にスライドされることにより、リタードローラ34はローラ受け部62cにおける手前方向の端部まで運ばれる。これにより、ユーザーは、リタードローラ34を取り出し易い位置まで移動させた上で、リタードローラ34をローラ受け部62cから取ることができる。
ユーザーはリタードローラ34を装着する場合に、ローラ挿抜部材80を案内部64に係合させてから凹部71cをリタード挿抜爪82に係合させるようにリタードローラ34をローラ受け部62cに載置する。なお、ユーザーは、先にリタードローラ34をローラ受け部62cに載置してからローラ挿抜部材80を凹部71cに係合させてもよい。この場合には、ユーザーは、凹部71cがローラ受け部62cの端部よりも手前方向に突出するようにリタードローラ34をローラ受け部62cに載置する。そして、ユーザーは、凹部71cがリタード挿抜爪82に係合した状態で、案内部64に沿ってローラ挿抜部材80を奥行き方向にスライドする。これにより、リタードローラ34は回転軸67に挿入されると共に、トルクリミッタ70に接続されてフレーム部60に装着される。
このように、プリンタ100では、凹部71aがローラ挿抜部材75に係合された状態で作業者が延伸部76を把持してスライドさせることによって、作業者が回転軸65に対してピックアップローラ32の着脱を容易に行うことができる。また、プリンタ100では、ピックアップ挿抜爪77aを第1フランジ73a及び第2フランジ74aの間に挿入することによってローラ挿抜部材75を凹部71aに係合可能である。このために、プリンタ100では、作業者が大きな力を発生させることなく係合を行うことができ、フレーム部60に対するピックアップローラ32の着脱作業における作業者の負担を軽減することができる。また、プリンタ100は、ピックアップローラ32と略同様にフィードローラ33及びリタードローラ34に関しても着脱作業における負担を向上させることができる。
プリンタ100では筒部72aがピックアップローラ32の回転中心と同軸上に配置されているので、筒部72aが回転したとしても、回転軸65から筒部72aまでの距離が一定である。これにより、プリンタ100では、筒部72aが回転する際の軌道を小さくすることでき、プリンタ100の体積が増加することを防止することができる。
プリンタ100ではピックアップローラ32が回転軸65の自由端から取り外されるとローラ受け部62aに支持されるので、ピックアップローラ32が部品の隙間に落ちることを防ぐことができる。また、プリンタ100ではローラ受け部62aがフレーム部60に設けられているので、部品が増加することを防ぎ、コストが増加することを防ぐことができる。
作業者はローラ受け部62aにピックアップローラ32が支持された状態で、ローラ挿抜部材75を奥行き方向にスライドさせるだけでピックアップローラ32を回転軸65に挿入することができる。このために、プリンタ100では、作業者がピックアップローラ32の装着作業時に挿入孔32aを回転軸65に合わせる必要がなく、取付けの作業性を向上させることができる。
また、プリンタ100では、作業者がローラ挿抜部材75をスライドさせることにより、ピックアップローラ32及びフィードローラ33両方の着脱を同時に行うことができるので、着脱の作業性を向上させることができる。
また、プリンタ100では、ピックアップローラ32がフレーム部60に装着されている際に、第1フランジ73aがピックアップ挿抜爪77aに当接することにより、手前方向の移動が規制される。これにより、プリンタ100では、駆動時にフィードローラ33が自由端から抜けることを防止することができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。シート給送部30は図4(a),(b)及び図5(a),(b)に示すように、フレーム部60に片持ち支持された回転軸90,66と,フレーム部60に対して昇降可能に片持ち支持された回転軸91とを有する。図4はシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。また、図5は、ピックアップローラ32〜リタードローラ34を回転軸90,66,91から引き抜いた状態のシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。
続いて、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。シート給送部30は図4(a),(b)及び図5(a),(b)に示すように、フレーム部60に片持ち支持された回転軸90,66と,フレーム部60に対して昇降可能に片持ち支持された回転軸91とを有する。図4はシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。また、図5は、ピックアップローラ32〜リタードローラ34を回転軸90,66,91から引き抜いた状態のシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。
第2の実施形態における回転軸90,91は、第1の実施形態における回転軸65,67より短く形成されている。また、フレーム部60には、回転軸90,91それぞれにおける自由端の下方からフレーム部60における手前方向の端部まで延びるローラ受け部93,94が形成されている。すなわち、ローラ受け部93,94は回転軸90,91それぞれにおける自由端から取り外されたピックアップローラ32及びリタードローラ34を支持可能に形成されている。本実施形態において、回転軸90,91は、それぞれ軸を構成し、さらに回転軸90は、第1軸を構成する。また、ローラ受け部93,94は、それぞれローラ支持面を構成する。
このように構成されているので、ピックアップローラ32及びリタードローラ34は回転軸90,91の自由端から取り外されるとローラ受け部93,94に支持される。プリンタ100では回転軸が短く形成されていたとしても、ピックアップローラ32及びリタードローラ34が部品の隙間に落ちることを防ぐことができる。
<第3の実施形態>
続いて、第3の実施形態について説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。シート給送部30は図6(a),(b)及び図7(a),(b)に示すように、フレーム部60に片持ち支持された回転軸65,66と,フレーム部60に対して昇降可能に片持ち支持された回転軸91とを有する。図6はシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。また、図7は、ピックアップローラ32〜リタードローラ34を回転軸65,66,91から引き抜いた状態のシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。
続いて、第3の実施形態について説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明を省略する。シート給送部30は図6(a),(b)及び図7(a),(b)に示すように、フレーム部60に片持ち支持された回転軸65,66と,フレーム部60に対して昇降可能に片持ち支持された回転軸91とを有する。図6はシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。また、図7は、ピックアップローラ32〜リタードローラ34を回転軸65,66,91から引き抜いた状態のシート給送部30を示す斜視図であり、(a)はシート搬送方向の上流から視た図であり、(b)はシート搬送方向の下流から視た図である。
ローラ挿抜部材80は回転軸91における自由端から取り外されたリタードローラ34を支持可能なローラ支持面としてのローラ受け部95を有している。ローラ受け部95はリタード挿抜爪82における奥行き方向の端部から奥行き方向に延びるように形成されており、凹部71cがリタード挿抜爪82に係合された状態でリタードローラ34を支持可能に配置されている。また、ローラ受け部95は、ローラ受け部95に支持されたリタードローラ34の挿入孔34aと下降した回転軸67とが手前方向から視て少なくとも一部重なるように配置されている。
このように構成されているので、ユーザーがリタードローラ34を取り外す場合にローラ挿抜部材80を手前方向にスライドさせることにより、リタードローラ34はトルクリミッタ70から離間し、手前方向に運ばれ、回転軸91の自由端から取り外される。プリンタ100では、リタードローラ34が回転軸67の自由端から取り外されたとしてもローラ受け部95に支持され、リタードローラ34が部品の隙間に落ちることを防ぐことができる。
また、ユーザーはリタードローラ34を装着する場合に、リタードローラ34をローラ受け部95に載置すると共に、凹部71cをリタード挿抜爪82に係合させた状態で、ローラ挿抜部材80を奥行き方向にスライドさせる。ローラ受け部95は、ローラ受け部95に支持されたリタードローラ34の挿入孔34aと回転軸91とが手前方向から視て少なくとも一部重なるように配置されている。これにより、リタードローラ34は回転軸91に案内されながら挿入され、トルクリミッタ70に接続されてフレーム部60に装着される。このために、プリンタ100では、作業者がリタードローラ34の装着作業時に挿入孔34aを回転軸91に合わせる必要がなく、取付けの作業性を向上させることができる。
なお、第1〜3の実施形態において、凹部71a〜71cは筒部72a〜72c、第1フランジ73a〜73c及び第2フランジ74a〜74cを有するように構成されているがこれに限らない。例えば、凹部71aは第1突出部及び第2突出部として、筒部72aの全周から均等に突出した円盤形状ではなく、一部から突出した第1の爪及び第2の爪を有し、第1の爪及び第2の爪の間にピックアップ挿抜爪77aを挿入可能に構成されていてもよい。
また、凹部71aは延出部として、回転軸65の回転中心と同軸上に配置された筒形状ではなく、ピックアップローラ32から少なくとも手前方向に延びる柱形状の支持部を有するように構成されていてもよい。具体的には、延出部はピックアップローラ32から手前方向かつ径方向に延びるように形成されていてもよい。すなわち、係合部としての凹部71aはピックアップローラ32における手前方向の一端から延びる延出部と、延出部から径方向に突出した第1突出部とを有する。そして凹部71aは手前方向において第1突出部から所定間隔離れて延出部から径方向に突出し、手前方向において第1突出部との間にフィード挿抜爪77bを挿入可能な第2突出部を有するように構成されていれば本実施形態に限らない。
また、第1〜3の実施形態において、凹部71a〜71cはピックアップローラ32〜リタードローラ34における手前方向の端部に設けられるように構成されているがこれに限らず、奥行き方向の端部に設けられるように構成されていてもよい。
また、第1〜3の実施形態において、プリンタ100では、ローラ挿抜部材75,80によって着脱可能なローラがピックアップローラ32〜リタードローラ34に適用されるように構成されているが、これに限らない。プリンタ100では、ローラ挿抜部材によって着脱可能なローラがレジストレーションローラ対11及び排出ローラ対46に適用されるように構成されていてもよい。
また、第1〜3の実施形態におけるプリンタ100は、ローラ挿抜部材75の延伸部76が回転軸65,66の間又は回転軸90,66の間に配置されるように構成されているが、これに限らない。プリンタ100は、延伸部76が回転軸65,66,90の上方に配置され、ピックアップ挿抜爪77a及びフィード挿抜爪77bが延伸部76から下方に延びて形成されるように構成されていてもよい。
30:シート搬送装置(シート給送部)、31a:シート支持部(中板)、32:搬送ローラ、給送ローラ(ピックアップローラ)、32a,33a,34a:挿入孔、33:搬送ローラ(フィードローラ)、34:搬送ローラ(リタードローラ)、60:装置本体(フレーム部)、62a〜62c,93〜95:ローラ受け部、65,90:軸、第1軸(回転軸)、66:軸、第2軸(回転軸)、67,91:軸(回転軸)、71a:係合部、第1係合部(凹部)、71b:係合部、第2係合部(凹部)、71c:係合部(凹部)、72a:延出部、第1延出部(筒部)、72b:延出部、第2延出部(筒部)、72c:延出部(筒部)、73a,73c:第1突出部(第1フランジ)、73b:第1突出部、第3突出部(第1フランジ)、74a,74c:第2突出部(第2フランジ)、74b:第2突出部、第4突出部(第1フランジ)、75,80:ローラ挿抜部材、76,81:延伸部、77a:爪、第1爪(ピックアップ挿抜爪)、77b:爪、第2爪(フィード挿抜爪)、82:爪(リタード挿抜爪)
Claims (8)
- 装置本体と、
前記装置本体に片持ち支持される軸と、
前記軸の自由端から着脱可能であって、前記軸を中心に回転可能に支持され、シートを搬送する搬送ローラと、
前記装置本体に前記軸の軸方向にスライド可能に支持され、前記軸方向に延びる延伸部と、前記延伸部から前記軸方向に直交する径方向に延びる爪と、を有するローラ挿抜部材と、
前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端に設けられ、前記爪に係合可能な係合部と、を備え、
前記係合部は、前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端から延びる延出部と、前記延出部から前記径方向に突出した第1突出部と、前記軸方向において前記第1突出部から所定間隔離れて前記延出部から前記径方向に突出し、前記軸方向において前記第1突出部との間に前記爪を挿入可能な第2突出部と、を有し、
前記ローラ挿抜部材が前記軸の自由端側にスライドする場合、前記係合部が前記爪によって押されることで前記搬送ローラが前記軸から取り外され、
前記ローラ挿抜部材が前記軸の固定端側にスライドする場合、前記係合部が前記爪によって押されることで前記搬送ローラが前記軸に挿し込まれる、
ことを特徴とするシート搬送装置。 - 前記延出部は、前記搬送ローラの回転中心と同軸上に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。 - 前記軸の自由端から取り外された前記搬送ローラを支持可能なローラ支持面を備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。 - 前記搬送ローラは、前記軸に挿入される挿入孔を有し、
前記ローラ支持面は、前記ローラ支持面に支持された前記搬送ローラの前記挿入孔と前記軸とが前記軸方向における自由端側から視て少なくとも一部が重なるように配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。 - 前記搬送ローラは、シートに対して上方から当接してシートを搬送し、
前記ローラ支持面は、前記装置本体に設けられている、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート搬送装置。 - 前記搬送ローラは、シートに対して下方から当接してシートを搬送し、
前記ローラ支持面は、前記装置本体又は前記ローラ挿抜部材に設けられている
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート搬送装置。 - 装置本体と、
シートを支持するシート支持部と、
前記装置本体に片持ち支持され、軸方向に延びる第1軸及び第2軸と、
前記第1軸の自由端から着脱可能であって、前記第1軸を中心に回転可能に支持され、前記シート支持部に支持されたシートを給送する給送ローラと、
前記第2軸の自由端から着脱可能であって、前記第2軸を中心に回転可能に支持され、前記給送ローラから給送されたシートを搬送する搬送ローラと、
前記装置本体に前記軸の軸方向にスライド可能に支持され、前記軸方向に延びる延伸部と、前記延伸部から前記軸方向に直交する径方向に延びる第1爪及び第2爪と、を有するローラ挿抜部材と、
前記給送ローラにおける前記軸方向の一端に設けられ、前記第1爪に係合可能な第1係合部と、
前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端に設けられ、前記第2爪に係合可能な第2係合部と、を備え、
前記第1係合部は、前記給送ローラにおける前記軸方向の一端から延びる第1延出部と、前記第1延出部から前記径方向に突出した第1突出部と、前記軸方向において前記第1突出部から所定間隔離れて前記第1延出部から前記径方向に突出し、前記軸方向において前記第1突出部との間に前記第1爪を挿入可能な第2突出部と、を有し、
前記第2係合部は、前記搬送ローラにおける前記軸方向の一端から延びる第2延出部と、前記第2延出部から前記径方向に突出した第3突出部と、前記軸方向において前記第3突出部から所定間隔離れて前記第2延出部から前記径方向に突出し、前記軸方向において前記第3突出部との間に前記第2爪を挿入可能な第4突出部と、を有し、
前記ローラ挿抜部材が前記第1軸及び前記第2軸の自由端側にスライドする場合、前記第1係合部及び前記第2係合部が前記第1爪及び前記第2爪によってそれぞれ押されることで前記給送ローラ及び前記搬送ローラが前記第1軸及び前記第2軸からそれぞれ取り外され、
前記ローラ挿抜部材が前記第1軸及び前記第2軸の固定端側にスライドする場合、前記第1係合部及び前記第2係合部が前記第1爪及び前記第2爪によってそれぞれ押されることで前記給送ローラ及び前記搬送ローラが前記第1軸及び前記第2軸にそれぞれ挿し込まれる、
ことを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置により搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018120275A JP2020001849A (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018120275A JP2020001849A (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020001849A true JP2020001849A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69098490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018120275A Pending JP2020001849A (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020001849A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100824967B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2008-04-28 | 김동주 | 핸드폰용 줄 체결구조 |
-
2018
- 2018-06-25 JP JP2018120275A patent/JP2020001849A/ja active Pending
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KR100824967B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2008-04-28 | 김동주 | 핸드폰용 줄 체결구조 |
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