JP2019094211A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置決め部の脱落を防止して、ガイド部材の装着や交換の操作性の向上を図る。【解決手段】本発明に係るシート搬送装置100aは、シート1を搬送するローラ101と、シート1をガイドするガイド部1301、ローラの軸105と係合することにより当該ローラに対するガイド部のローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202を有するガイド部材30とを備え、ガイド部材30は、ローラの軸105に対して着脱可能である。【選択図】図11

Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関する。
ローラであるピックアップコロと給紙コロの軸に取り付けられ、シートをガイドするガイド部材と、ガイド部材のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部材となる止め輪とを備えるシート搬送装置が知られている(例えば特許文献1)。
従来構成では、ガイド部材と止め輪(位置決め部材)とがローラの軸に対して別々に着脱される構成のため、ガイド部材の装着や交換の際に、止め輪(位置決め部材)が脱落することがあった。
本発明は、ガイド部材の装着や交換の操作性の向上を図ることを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るシート搬送装置は、シートを搬送するローラと、シートをガイドするガイド部と、ローラの軸と係合することにより当該ローラに対するガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部と、を有するガイド部材と、を備え、ガイド部材は、ローラの軸に対して着脱可能であることを特徴としている。
本発明によれば、シートをガイドするガイド部とガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部とを有するガイド部材を、ローラの軸に対して着脱可能としたので、ガイド部材の装着や交換の操作性の向上を図ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略図。 シート搬送装置の第1の実施形態の構成を説明する斜視図。 シート搬送装置をシート側から見た斜視図。 ガイド部材の装着状態と機能を説明する図 ガイド部材の離脱状態と課題を説明する図。 ガイド部材の構成を手前側から見た斜視図。 ガイド部材の構成を装置奥側から見た斜視図。 ストッパ部材の構成を説明する図。 ストッパ部材の弾性変形前の状態を示す図。 ストッパ部材の弾性変形後の状態を示す図。 シート搬送装置の第2の実施形態の構成を説明する斜視図。 図11に示したシート搬送装置をシート側から見た斜視図。 第2の実施形態に係るガイド部材の装着状態と機能を説明する図。 (a)は図13に示したガイド部と位置決め部の構成を軸線方向の一方側から見た斜視図、(b)は(a)を軸線方向の他方側から見た斜視図。 第2の実施形態に係るガイド部材が有する位置決め部とローラの軸との係合状態を示す拡大斜視図。 第2の実施形態に係るガイド部材が有する位置決め部とローラの軸との係合状態を解除した状態を示す拡大斜視図。 (a)はガイド部と位置決め部とが一体の形態を説明する斜視図、(b)は位置決め部と溝部の構成を説明する斜視図。 位置決め部の係合対象が別のローラの軸になった場合の形態を説明する図。 本発明に係るシート搬送装置の適用形態を模式的に示す図。 本発明に係るシート搬送装置の別な適用形態を模式的に示す図。 本発明に係るシート搬送装置をシート搬送系の別なローラに装着した形態を説明する模式図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。実施形態において、同一の機能や構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために、部分的に省略又は模式的に示す場合もある。
発明を実施するための形態に記載されているシート搬送装置は、ローラが単独の場合と複数の場合を想定している。
すなわち、シート搬送装置は、シートを搬送するローラと、シートをガイドするガイド部と、ローラの軸と係合することにより当該ローラに対するガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部と、を有するガイド部材と、を備え、ガイド部材は、ローラの軸に対して着脱可能としている。
シート搬送装置は、シートを搬送する第一ローラと、第一ローラよりもシート搬送方向下流でシートを搬送する第二ローラと、ガイド部材と、シート搬送方向において第一ローラと第二ローラとの間に設けられた係合部と、を備えている。ガイド部材は、シートをガイドするガイド部と、第一ローラおよび第二ローラのうちの少なくとも1つのローラの軸と係合することにより、少なくとも1つのローラに対するガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部と、第一ローラと第二ローラとの間の位置で係合部とローラ軸線方向から係合してガイド部のローラ軸線方向以外の位置を決める被係合部と、を有し、ガイド部材は、少なくとも1つのローラの軸および係合部に対して着脱可能としている。
図1は、上記のシート搬送装置が適用される画像形成装置の一実施形態を示す。同図において画像形成装置は、単色印刷可能なプリンタを例示している。画像形成装置としては、単色印刷のプリンタに限定されるものではなく、多色印刷可能なプリンタであってもよい。画像形成装置の形態としてはプリンタではなく、原稿を複写して画像形成する複写機、通信手段であるファクシミリ装置、これら複数の機能を備えた複合機であってもよい。本発明に係るシート搬送装置が適用(採用)される装置としては、画像形成装置に限定されるものではなく、シートを搬送する機能が必要な装置に適用することができる。例えばシートを搬送し、その種別や状態などを検査部によって検査するシート検査装置が挙げられる。
本実施形態では、シート(シート状媒体と表現することがある)の一形態として印刷が可能な用紙を例示しているが、このような形態に限定されるものでない。印刷可能な用紙には、パルプを主原料とした用紙、はがき、名刺などが含まれる。用紙の大きさについても、固定のサイズに限定されるものではなく、シート搬送装置によって搬送可能な大きさであれば特に制限を設けるものではない。シートの形態には、例えば、プリプレグ(炭素繊維にあらかじめ樹脂が含浸しているシート状の材料)、布、金属シート、プラスチックフィルムなども含まれる。
図1に示すプリンタ10は、電子写真方式で画像(トナー像)を形成してシートとなる用紙1に転写するものである。プリンタ10は、用紙1がそれぞれ載置される載置部としての給紙トレイ11、12を備えた給紙部2と、給紙トレイ11、12から用紙1をそれぞれ送り出して搬送するシート搬送装置100a、100bと、用紙1に転写する画像を形成する画像形成部3と、形成された画像を用紙1に転写する転写部4と、用紙1に転写された画像を用紙1に定着させる定着部5と、画像が定着された用紙1が排出される排出部6を備えている。
画像形成部3は、光書き込みユニット13から露光光が照射されてその表面に潜像が形成される像担持体としてのドラム状の感光体14と、感光体14の潜像に現像剤となるトナーを供給して現像して可視化する現像ユニット15と、転写後の感光体14を清掃するクリーニングユニット18を備えている。
感光体14には、転写部(転写ニップ)4を感光体14との間に形成するベルト転写ユニット17が対向配置されている。給紙部2から送り出された用紙1は、搬送経路に設けた複数の搬送ローラ対16によって転写部4に向かって搬送される。転写部4に搬送された用紙1は、トナー像が転写され、ベルト転写ユニット17が動作することで定着部5へと搬送される。搬送された用紙1は、定着部5で用紙1に画像(トナー像)が定着されたのち、定着部5と排出部6の間に配置された排出ローラ対20によって排出部6へ搬送されて排出される。
次にシート搬送装置100a、100bの構成について説明する。本実施形態では、給紙部2が2つの給紙トレイ11、12を備えていることから、それぞれの給紙トレイから用紙1を搬送するためにシート搬送装置100a、100bを個別に備えているが、給紙トレイが1つの場合であれば1つのシート搬送装置を備えていればよい。2つのシート搬送装置100a、100bの構成は同一構成であるので、一方のシート搬送装置100a側を代表して説明する。
(第1の実施形態)
シート搬送装置100aは、ローラとなるピックアップコロ101と給紙コロ102、分離コロ103を備えている。このうち、ピックアップコロ101は、用紙1を送り出し搬送する第一ローラを構成し、給紙コロ102は第一ローラよりもシート搬送方向下流で用紙1を搬送する第二ローラとして機能する。分離部材となる分離コロ103は、給紙コロ102と対向配置されている。ピックアップコロ101は、給紙トレイ11に載置された用紙1の上面1aに当接するように配置されている。給紙コロ102は、ピックアップコロ101で繰り出された用紙1が複数枚の場合、分離コロ103との間で1枚に分離して給紙部2から送り出す。送り出された用紙1は、給紙部2と転写部4の間に配置されたレジストローラ19に向かって搬送され、レジストローラ19でスキュー補正された後、転写部4へと搬送される。
本実施形態において、符号Aは、シート搬送方向を示す。符号Bは、シート搬送方向Aに対して同一平面内で交差する方向となるローラ軸線方向を示す。符号Cは、シート搬送方向Aおよびローラ軸線方向Bに対して交差するシート厚み方向を示す。
給紙トレイ11、12側に最も近い位置に配置されるピックアップコロ101は、図2、図3に示すように、揺動ブラケットであるピックアップアーム104に設けられたピックアップ軸105に回転可能に装着されて片持ち支持されている。ピックアップ軸105は、ローラ軸線方向Bに突出するようにピックアップアーム104に設けられている。給紙コロ102は、駆動源となる駆動用モータで回転駆動されるフィード軸106の先端側に装着されて片持ち支持されている。給紙コロ102は、フィード軸106に回り止めされてフィード軸106と一体回転するように構成された駆動ローラである。フィード軸106は、ローラ軸線方向Bに突出するようにピックアップアーム104に設けられている。ピックアップ軸105及びフィード軸106は、ローラの軸(第一のローラ軸と第二のローラの軸)である。
ピックアップアーム104は、図3に示すように、シート搬送装置100aのハウジング120に揺動可能に支持されている。ピックアップアーム104は、電磁ソレノイドにより所定の動作タイミングで揺動されることで、給紙トレイ11に積載された用紙1にピックアップコロ101を接離させ、用紙1を送り出し可能に構成されている。分離コロ103は、ハウジング120側に片持ち支持されている。分離コロ103は、給紙コロ102に圧接していて、給紙コロ102により送り出された複数枚の用紙1を分離し一枚ずつ搬送するように機能する。シート搬送装置100aの装置本体のハウジング120には、切欠空間部121が形成されている。この切欠空間部121内には、ピックアップコロ101、給紙コロ102及び分離コロ103が片持ち支持されて配置されている。
ハウジング120は、給紙コロ102の外周102aと間隙を隔てた位置に縁端120aを形成し、さらに縁端120aの下方に連なるように、用紙1の上面1aを案内する上側平坦面120bを形成している。
シート搬送装置100aは、ガイド部材30Aを備えている。ガイド部材30Aは、支持部材130Aと、支持部材130Aに支持されるストッパ部材200Aと、を有する。支持部材130Aは、その一部にガイド部1301Aを有する。ストッパ部材200Aは、その一部に位置決め部202Aを有する。支持部材130Aは、搬送される用紙1をガイドするもので、ピックアップ軸105とフィード軸106に着脱可能であり、図4に示すように、装着状態において用紙1をガイドする。図5は、ガイド部材30Aを離脱した状態を示す。支持部材130Aは、シート搬送方向下流側に位置する一端130Aaに、搬送される用紙1の先端が突き当たる突き当たり面となるガイド部1301Aが形成されている。ガイド部1301Aは、シート搬送方向Aに向かって下り傾斜する傾斜面に形成されていて、ローラ軸線方向Bにおいて給紙コロ102と重なるように配置されている。この支持部材130Aを備えていることで、図5に破線で示すように、ローラ軸線方向Bに位置する給紙コロ102の側面の位置を用紙1が超えて給紙コロ102の背面側のフレーム(すなわちハウジング120の縁端120a)に突き当たり、ジャムが発生することを防止することができる。すなわち、ガイド部材130Aのガイド部1301Aは、ピックアップコロ101からシート搬送方向Aに向かって搬送される用紙1(シート)がその搬送経路から上方へ過度に浮き上がり、ハウジング120等の搬送経路周辺の部材へ突き当たることを規制する。これにより用紙1(シート)のジャムが発生することを防止できる。
支持部材130Aには、図6、図7、図8に示すように、その一端130Aaにフィード軸106を挿入するための挿入穴1302が形成されている。挿入穴1302と反対側に位置する支持部材130Aの他端130Abには、ストッパ部材200Aが装着されている。ストッパ部材200Aは、シート搬送方向Aにスライド可能に支持部材130Aに装着されている。具体的に説明すると、支持部材130Aにはストッパ部材200Aが装着される装着部210Aが形成されている。装着部210Aは、支持部材130Aを軸線方向Bに貫通して形成されていて、ストッパ200Aを挿入することで支持部材130Aの手前側と奥側とに突出した状態で保持されるように構成されている。
ストッパ部材200Aには、ピックアップ軸105と係合してピックアップコロ101に対する、支持部材130Aのローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202Aが形成されている。ストッパ部材200Aには、ストッパ部材200A(後述する爪部202Ac)を係脱方向Xに移動してガイド部材30Aを着脱操作する際に利用する操作部となる取っ手201Aが設けられている。
位置決め部202Aは、挿入穴1302と反対側に位置する支持部材130Aの他端130Abに配置されている。位置決め部202Aは、支持部材130Aのガイド部1301よりも内側(ピックアップコロ101寄り)に配置されている。位置決め部202Aには、ピックアップ軸105の端部105aを挿入して回転自在に支持するボス部2020が他端130Ab寄りに形成されている。ストッパ部材200Aには、ボス部2020に支持されたピックアップ軸105の端部105aに引っかかることで係合する爪部202Acが形成されている。ピックアップ軸105の端部105aには溝部220Aが形成されている。爪部202Acは、支持部材130Aの一端130Aaと他端130Abの間に配置されている。爪部202Acは、溝部220Aに引っかかる係合状態と、溝部220Aから離脱する離脱状態とに移動可能に形成されている。爪部202Acが係合状態を占めると、ピックアップ軸105のローラ軸線方向Bへの位置が規制され、離脱状態となるとピックアップ軸105のローラ軸線方向Bへの位置規制が解除されることで、ガイド部材30A(ストッパ200A)がピックアップ軸105から取り外せるようになる。
取っ手201Aは、ボス部2020よりも矢印B1で示すローラ軸線方向Bの手前側(以下「手前側B1」と記す)に配置されている。取っ手201Aは、支持部材130Aに位置決めされる固定部201Aaと、固定部201Aaに対して近接離間する方向に移動可能な可動部201Abを備えている。ストッパ部材200Aには、位置決め部202Aが設けられている。位置決め部202Aは、ボス部2020よりもピックアップローラ105側(矢印B2で示すローラ軸線方向Bの奥側、以下「奥側B2」と記す)に配置されていて、平面視の形状が略L字形状を成している。位置決め部202Aには、ピックアップ軸105に対して進退する方向に弾性変形可能な変形部202Aaが形成されている。爪部202Acは、L字形状の短辺部202Abの先端に形成されている。爪部202Acは、フィードローラ軸105の溝部220と対向配置されている。位置決め部202Aには、変形部202Aと対向する部位に、固定部200Aaと一体の固定壁部203が形成されている。変形部202Aaは、固定壁部203と連結壁204によって一体化されている。ストッパ部材200Aには、変形部202Aと固定壁部203と連結壁204で囲われた空間205が形成されている。本実施形態において、ストッパ部材200Aは、変形部202Aaと固定壁部203と連結壁204とによりU字形状とされた位置決め部202Aを備えていて、その開放端側の一方に固定部201Aaが一体形成され、その開放端側の他方に可動部201Abが一体的に形成されている。
このため、可動部201Aと連結部204との接続部近傍が変形部202Aの支点部206として構成される。このため、本実施形態において、ピックアップ軸105の溝部220に係合/離脱する係止部となる爪部202Acと一体の変形部201Aは、支点部206が奥側B2で、かつ、ピックアップコロ101と給紙コロ102の間に配置されている。
すなわち、ガイド部材30Aは、ローラの軸(フィードローラ軸105)に対してローラ軸線方向Bの奥側B2から手前側B1へと取り外し可能であり、ガイド部材30Aの位置決め部202は、フィードローラ軸105と係合する位置(溝部220と爪部202Acが係合する位置)よりもローラ軸線方向Bの奥側B2の位置を支点部206として弾性変形可能とされている。ガイド部材30Aは、位置決め部202Aと一体的に設けられた取っ手(操作部)201Aを備えている。
可動部201Ab又は変形部202Aaには、ストッパ部208が形成されている。ストッパ部208は、固定壁部203と対向する可動部201Ab又は変形部202Aaの部位に固定壁部203に向かって突出するように形成されていて、可動部201Aaを離脱方向X1に移動させた際に、固定壁部203に当接して可動部201Aの変形量を規制する。ストッパ部208と固定壁部203との当接による可動部201Abの変形量の規制は、爪部202Acと溝部220との係合状態が解除されるストローク量は確保され、かつ、後術する板バネ207の変形や折れが発生しない変形量に設定されている。
本実施形態において、可動部201Abの係脱方向と変形部202Aの進退する方向とは同一方向であり、符号Xで表示する。符号X1で示す方向は離脱方向であり、符号X2で示す方向は係合方向である。
空間205の内部には、弾性部材としての板バネ207が配置されている。この板バネ207は、U字形状を成していて、一方の片部207aが固定壁部203に固定され、他方の片部207bが変形部202Aaの内側に当接するように配置されており、変形部202Aaに係合方向X2への付勢力が作用するように機能する。すなわち、位置決め部202Aは、変形部202Aaをピックアップ軸105の溝部220と係合する方向に付勢する弾性部材として板バネ207を有している。
本実施形態において、ガイド部材30Aは、ローラの軸(ピックアップ軸105)と係合することにより、ピックアップコロ101(ローラ)に対する支持部材130Aのローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202Aを有する。ガイド部材30Aは、ピックアップ軸105と係合することにより、ピックアップコロ101に対するガイド部1301Aのローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202Aを有する。ガイド部材30Aは、ピックアップ軸105に対して着脱可能に構成されている。ガイド部1301Aを含む支持部材130Aと位置決め部202とを含むストッパ部材200Aとは、1つのユニットとなるガイド部材30Aとして構成されており、ピックアップ軸105とフィード軸106に対して一体で着脱可能とされている。
ガイド部材30Aは、第一ローラ(ピックアップコロ101)および第二ローラ(給紙コロ102)のうちの少なくとも1つのローラの軸(ピックアップ軸105)と係合することにより、少なくとも1つのローラ(ピックアップコロ101)に対するガイド部材30のガイド部1301Aのローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202Aを備えることになる。
シート搬送装置100aは、図4に示すように、駆動源によりフィード軸106が給紙方向に回転するように構成されている。フィード軸106には、送出し方向にかみ合って駆動を伝達し、送出し方向と反対方向には空転する歯付きのワンウェイクラッチ107が装着されている。ピックアップコロ101には、歯付きのプーリ109が設けられている。ワンウェイクラッチ107とプーリ109との間には、歯付きのタイミングベルト108が巻き掛けられている。このため、フィード軸106に駆動力が伝達されて回転すると、その回転はワンウェイクラッチ107を介してタイミングベルト108、プーリ109へと伝達され、プーリ109の回転方向にピックアップコロ101が回転する。
シート搬送装置100aは、シート搬送方向Aにおいてピックアップコロ101と給紙コロ102との間に設けられた係合部とになるピン110を備えている。ピン110は、ピックアップコロ101と給紙コロ102との間にあり、タイミングベルト108の内周を貫通するように配置されている。
支持部材130Aは、図3に示すように、ピックアップコロ101と給紙コロ102との間の位置でピン110と、図7、図8に示すようにローラ軸線方向Bから係合して支持部材130Aのローラ軸線方向B以外の位置を決める被係合部となる穴302を備えている。穴302は、支持部材130Aに、支持部材130Aからローラ軸線方向Bに延びるように形成された筒状部分111の内部空間として形成されていて、ローラ軸線方向Bに延設されたピン110の先端110aが挿入されて係合することで、ローラ軸線方向B以外の位置を決めている。筒状部分111は、シート搬送方向Aにおいて、挿入穴1302とボス部2020の間に位置するように、支持部材130に設けられている。すなわち、穴302とピン110は、ピン110が穴302にローラ軸線方向Bから挿入/離脱可能であり、かつ、シート搬送方向Aおよびシート厚み方向Cには移動しない寸法精度に形成することで、穴302とピン110の位置を決めるように構成されている。
本実施形態において、支持部材130Aと位置決め部202Aと穴302は、ローラの軸となるピックアップコロ101を支持するピックアップ軸105及び給紙コロ102を支持するフィード軸106に対して一体で着脱可能に構成されている。すなわち、本実施形態では、ピックアップ軸105の端部105に支持部材130Aを取り付ける構成が設けられている。
このような構成のガイド部材30Aを備えていると、取っ手201Aの固定部201Aaと可動部201Abを作業者がつかみ、図9に示す係合状態から可動部201Abを離脱方向X1に移動させると、図10に示すように、変形部202Aaも離脱方向X1に移動する。すると、爪部202Acと溝部220との係合状態が解除され、ピックアップ軸105のローラ軸線方向Bへの規制がなくなる。このため、ガイド部材30Aを手前側B1に移動させることで、穴302からピン110が抜けるため、支持部材130Aとストッパ部材200Aが一体となったままシート搬送装置100a(ピックアップ軸105、フィード軸106)からガイド部材30Aを取り外すことができる(図5参照)。
取り外したガイド部材30Aを装着するには、ピン110と穴302の位置を合わせるとともに、ピックアップ軸105とフィード軸106とを手前側B1から、ボス部2020と挿入穴1302へ挿入して奥側B2へと押し込む。
このとき、ストッパ部材202Aの爪部202Acは、図10に示すように、ボス部2020と重なり、溝部220に係合する係合状態に板バネ207の弾性力によって位置しているが、ピックアップ軸105の端部105aの表面に押されて離脱方向X1に押し戻される。このとき、取っ手201Aの固定部201Aaと可動部201Abを作業者が手でつかみ可動部201Abを離脱方向X1に移動させることで、より確実に爪部202Acを離脱方向X1に移動させることができ、装着性がよくなる。
ガイド部材30Aをさらに奥側B2に向かって押し込むと、爪部202Acの先端が溝部220に板バネ207のばね力と変形部202Aaの復元力によって入り込んで係合され、ストッパ部材200Aのローラ軸線方向Bへの移動が規制される。これにより、支持部材130Aの位置も固定され、ガイド部材30Aがシート搬送装置100aに装着される(図13参照)。
このように、搬送される用紙1をガイドするガイド部1301Aとガイド部1301Aのローラ軸線方向における位置を決める位置決め部202Aとをローラの軸となるピックアップ軸105に対して一体で着脱可能としたので、装置内において、支持部材130Aに含まれるガイド部1301Aのローラ軸線方向Bにおける位置(スラスト方向の位置)を決めることができる。特に、支持部材130Aのガイド部1301Aがローラ(ピックアップコロ101、給紙コロ102)から離れる方向へ脱落することを防止できる。
従来は、ガイド部材(ガイド部1301A)のローラ軸線方向における位置を決めるための止め輪などの位置決め部材を、ガイド部材とは別個にローラの軸に対して取り付ける構成としていた。したがって、ガイド部が含まれるガイド部材をローラの軸に対して位置決めするために止め輪などの位置決め部材をローラの軸に取り付けまたは取り外す際、位置決め部材が装置本体内に脱落することがあった。したがってガイド部材の装着や交換の作業が行いづらいことがあった。
これに対し、本実施形態においては、ガイド部1301Aと位置決め部202Aとをガイド部材30Aとして1つのユニットとして構成したうえ、当該ガイド部材30Aをローラの軸に対して一体で着脱可能としている。したがって、位置決め部202Aに相当する部位がガイド部1301Aとは別個に装置本体内に脱落することがない。これにより、ガイド部材30Aの装着や交換の操作性の向上を図ることができる。
ガイド部1301Aと位置決め部202Aとを一体的にすることで、従来の構成に比べて部品の視認性が高くなるため、万が一、ガイド部材30Aと一緒に位置決め部202Aを落下させたとしても見つけやすく、紛失を防止することができる。ガイド部材30の着脱は、装置のメンテナンス時などに行なうことが想定されるが、着脱作業の操作性を向上することにより、メンテナンスに要する時間を短縮することができる。
さらに、支持部材130Aは、ガイド部材30Aのローラ軸線方向Aにおける位置を決める位置決め部202Aだけでなく、ピックアップコロ101と給紙コロ102との間の位置で、ピン110とローラ軸線方向Bから係合して支持部材130Aのローラ軸線方向以外の位置を決める被係合部となる穴302を備えている。これにより、装置内において支持部材130のローラ軸線方向以外の位置(すなわちシート搬送方向Aおよびシート厚み方向Cの位置)を決めることができる。これにより、用紙1を正確な位置へガイドすることができる。また、支持部材130Aと位置決め部202Aと穴302は、少なくとも1つのローラの軸であるピックアップ軸105および係合部であるピン110に対して一体で着脱可能である。これにより、別体の部品を用いることなく、3方向(シート搬送方向A、ローラ軸線方向B、シート厚み方向C)すべてにおいて支持部材130をシート搬送装置100a内で位置決め(固定)することができ、取付けの操作性をより向上することができる。
本実施形態において、位置決め部202Aは、フィードコロ102とピックアップコロ101の間に配置されているので、省スペース化を図ることができる。位置決め部202Aは、係止部となる爪部202Acが変形部202Aaに設けられているので、爪部202Acと溝部220との係合/離脱を容易に行うことができ、着脱時の操作性をより向上することができる。
本実施形態では、意図せずガイド部材30Aにフィード軸106の先端方向の力がかかった場合でも、変形部202Aaが爪部202Acよりも奥側B2に配置されているため、爪部202Acがピックアップ軸105の溝220に当接するため、支点部206を中心に変形部202Aaが開く方向(係合方向X2)に回動する。これにより爪部202Acはより強くピックアップ軸105の溝部220に当接されるので、ガイド部材30Aの装着状態が安定する。
本実施形態では、ガイド部材30Aのストッパ部202Aに取り付けられた別体の弾性部材である板ばね207がストッパ部202Aの爪部202Acとつながる変形部202Aaを押圧するので、爪部202Aaがピックアップ軸106の溝部220に当接(圧接)する。このように、爪部202Acや変形部202Aaを係合方向X2に移動させる板ばね207を備えることで、爪部202Acをピックアップ軸106の溝部220に強く当接させることができ、ガイド部材30Aがより外れにくくなり、装着状態の安定化を図ることができる。
ガイド部材30Aに設けた操作部201Aの可動部201Abに離脱方向X1に力をかけることによって、爪部202Acも同方向に移動して溝部220との係合状態が解除されるので、フィード軸106の先端方向にガイド部材30Aを移動させることにより、ガイド部材30Aをシート搬送装置100aから取り外すことができ、取り外し時の作業性が向上する。
さらに、本実施形態に係るガイド部材30Aは、操作部201Aを離脱方向X1に操作した際に、固定壁部203に突き当たるストッパ部208を備えているので、板バネ207の変形・折れを防止することができる。これにより、爪部202Acと溝部220との係合/離脱ガム安定してガイド部材30Aの着脱時の作業性が向上する。
位置決め部202Aを係合させるローラの軸としては、ピックアップ軸105ではなく、給紙コロ102のフィード軸106も考えられる。しかしフィード軸106に位置決め部202を係合させる場合、位置決め部202Aと係合させるフィード軸106が回転すると、摺動により位置決め部202A(ボス部2020)の削れが発生し、ガタが増大して搬送不具合やガイド部ごと外れる可能性がある。
このため、本実施形態において、位置決め部202Aは、ピックアップコロ101の回転に伴って回転しない軸であるピックアップ軸105の端部105aに溝部220を形成して係合するようにした。このため、摺動による位置決め部202A(ボス部2020)における削れの発生を抑制することができ、安定した位置精度の確保やガタの増大による操作不良を抑制することができ、安定した用紙搬送(シート搬送)と操作性を得ることができる。
(第2の実施形態)
次にシート搬送装置100aが備えている支持部材の別な形態について説明する。
給紙トレイ11、12側に最も近い位置に配置されるピックアップコロ101は、図11、図12に示すように、揺動ブラケットであるピックアップアーム104に設けられたピックアップ軸105に回転可能に装着されて片持ち支持されている。ピックアップ軸105は、ローラ軸線方向Bに突出するようにピックアップアーム104に設けられている。給紙コロ102は、駆動源となる駆動用モータで回転駆動されるフィード軸106の先端側に装着されて片持ち支持されている。給紙コロ102は、フィード軸106に回り止めされてフィード軸106と一体回転するように構成された駆動ローラである。ピックアップ軸105の端部105aには、溝部220が形成されている。フィード軸106は、ローラ軸線方向Bに突出するようにピックアップアーム104に設けられている。ピックアップ軸105及びフィード軸106は、ローラの軸(第一のローラ軸と第二のローラの軸)である。
ピックアップアーム104は、図12に示すように、シート搬送装置100aのハウジング120に揺動可能に支持されている。ピックアップアーム104は、電磁ソレノイドにより所定の動作タイミングで揺動されることで、給紙トレイ11に積載された用紙1にピックアップコロ101を接離させ、用紙1を送り出し可能に構成されている。分離コロ103は、ハウジング120側に片持ち支持されている。分離コロ103は、給紙コロ102に圧接していて、給紙コロ102により送り出された複数枚の用紙1を分離し一枚ずつ搬送するように機能する。シート搬送装置100aの装置本体のハウジング120には、切欠空間部121が形成されている。この切欠空間部121内には、ピックアップコロ101、給紙コロ102及び分離コロ103が片持ち支持されて配置されている。
ハウジング120は、図13に示すように、給紙コロ102の外周102aと間隙Sを隔てた位置に縁端120aを形成し、さらに縁端120aの下方に連なるように、用紙1の上面1aを案内する上側平坦面120bを形成している。
シート搬送装置100aは、ガイド部材30を備えている。ガイド部材30は、支持部材130と、支持部材130に支持されるストッパ部材200と、を有する。支持部材130は、その一部にガイド部1301を有する。ストッパ部材200Aは、その一部に位置決め部202を有する。支持部材130は、ピックアップ軸105とフィード軸106に着脱可能であり、図13に示すように、装着状態において用紙1をガイドする。図5は、ガイド部材30を離脱した状態を示す。支持部材130は、シート搬送方向下流側に位置する一端130aに、搬送される用紙1の先端が突き当たる突き当たり面となるガイド部1301が形成されている。ガイド部1301は、シート搬送方向Aに向かって下り傾斜する傾斜面に形成されていて、ローラ軸線方向Bにおいて給紙コロ102と重なるように配置されている。この支持部材130を備えていることで、図5に破線で示すように、ローラ軸線方向Bに位置する給紙コロ102の側面の位置を用紙1が超えて給紙コロ102の背面側のフレーム(すなわちハウジング120の縁端120a)に突き当たり、ジャムが発生することを防止することができる。すなわち、ガイド部材のガイド部1301は、ピックアップコロ101からシート搬送方向Aに向かって搬送される用紙1(シート)がその搬送経路から上方へ過度に浮き上がり、ハウジング120等の搬送経路周辺の部材へ突き当たることを規制する。これにより用紙1(シート)のジャムが発生することを防止できる。
支持部材130には、図14(a)、図14(b)に示すように、その一端130aにフィード軸106を挿入するための挿入穴1302が形成されている。挿入穴1302と反対側に位置する支持部材130の他端130bには、ストッパ部材200が装着されている。ストッパ部材200は、シート搬送方向Aにスライド可能に支持部材130に装着されている。具体的に説明すると、支持部材130には、ローラ軸線方向Bに延在するように支持ピン1303が形成されている。ストッパ部材200には、ローラ軸線方向Bに延びていて、支持ピン1303が挿入される長孔204が形成されている。支持ピン1303の端部には、ローラ軸線方向Bへのストッパ部材200の移動を規制するリング状の取付け部材210が装着されていて、取付け部材210を支持ピン1303に装着することで、位置決め部202を有するストッパ部材200が支持部材130に取り付けられている。このため、ストッパ部材200は、支持ピン1303と長孔204によって支持部材130に対してはシート搬送方向Aにスライド可能に支持されているが、ローラ軸線方向Bへはその移動が規制されて、支持部材130と一体化されている。
ストッパ部材200には、ピックアップ軸105と係合してピックアップコロ101に対する、支持部材130のローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202が形成されている。
位置決め部202は、挿入穴1302と反対側に位置する支持部材130の他端130bに、支持部材130と一体的に設けられている。位置決め部202は、支持部材130のガイド部1301よりも内側(ピックアップコロ101寄り)に配置されている。位置決め部202には、ピックアップ軸105の端部105aの溝部220を挿入するスリット202aと、溝部220(端部105a)を支持する軸支持部202bとが形成されている。スリット202aは、位置決め部202をシート搬送方向Aに貫くように形成されている。開口されているスリット202aの端部には、外側に向かって末広がりとなる傾斜部202cが形成されていて、ローラ軸線方向Bと直交する方向となるシート搬送方向Aから端部105aをスリット202aに導入する際にガイドするように構成されている。
ガイド部材30は、ローラの軸(ピックアップ軸105)と係合することにより、ピックアップコロ101(ローラ)に対する支持部材130のローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202を有する。すなわち、ガイド部材30は、ピックアップ軸105と係合することにより、ピックアップコロ101に対するガイド部1301のローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202を有する。ガイド部材30は、ピックアップ軸105に対して着脱可能に構成されている。ガイド部1301を含む支持部材130と位置決め部202を含むストッパ部材200とは1つのユニットとなるガイド部材30として構成されていて、これらはピックアップ軸105に対して一体で着脱可能とされている。
ガイド部材30は、第一ローラ(ピックアップコロ101)および第二ローラ(給紙コロ102)のうちの少なくとも1つのローラの軸(ピックアップ軸105)と係合することにより、少なくとも1つのローラ(ピックアップコロ101)に対するガイド部材30のガイド部1301のローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202を備えることになる。
ストッパ部材200には、ストッパ部材200をシート搬送方向Aに移動してガイド部材30を着脱操作する際に利用する操作部となる取っ手201が設けられている。
シート搬送装置100aは、駆動源によりフィード軸106が給紙方向に回転するように構成されている。フィード軸106には、図15、図16に示すように、送出し方向にかみ合って駆動を伝達し、送出し方向と反対方向には空転する歯付きのワンウェイクラッチ107が装着されている。ピックアップコロ101には、歯付きのプーリ109が設けられている。ワンウェイクラッチ107とプーリ109との間には、歯付きのタイミングベルト108が巻き掛けられている。このため、フィード軸106に駆動力が伝達されて回転すると、その回転はワンウェイクラッチ107を介してタイミングベルト108、プーリ109へと伝達され、プーリ109の回転方向にピックアップコロ101が回転する。
シート搬送装置100aは、シート搬送方向Aにおいてピックアップコロ101と給紙コロ102との間に設けられた係合部とになるピン110を備えている。ピン110は、ピックアップコロ101と給紙コロ102との間にあり、タイミングベルト108の内周を貫通するように配置されている。
支持部材130は、図14(a)、図14(b)に示すように、ピックアップコロと給紙コロ102との間の位置でピン110と、ローラ軸線方向Bから係合して支持部材130のローラ軸線方向B以外の位置を決める被係合部となる穴302を備えている。穴302は、支持部材130に、支持部材130からローラ軸線方向Bに延びるように形成された筒状部分111の内部空間として形成されていて、ローラ軸線方向Bに延設されたピン110の先端110aが挿入されて係合することで、ローラ軸線方向B以外の位置を決めている。筒状部分111は、シート搬送方向Aにおいて、挿入穴1302と位置決め部202の間に位置するように支持部材130に設けられている。すなわち、穴302とピン110は、ピン110が穴302にローラ軸線方向Bから挿入/離脱可能であり、かつ、シート搬送方向Aおよびシート厚み方向Cには移動しない寸法精度に形成することで、穴302とピン110の位置を決めるように構成されている。
本実施形態において、支持部材130と位置決め部202と穴302は、ローラの軸となるピックアップコロ101を支持するピックアップ軸105及び給紙コロ102を支持するフィード軸106に対して一体で着脱可能に構成されている。すなわち、本実施形態では、ピックアップ軸105の端部105に支持部材130を取り付ける構成が設けられている。
取っ手201を作業者がつかみ、図15に示す状態からでシート搬送方向A(離脱方向X1)に動作させると、図16に示すように、ピックアップ軸105の溝部220と位置決め部202のスリット202aの係合が解除され、フィード軸106のローラ軸線方向Bへの規制がなくなる。このため、支持部材130とストッパ部材200が一体となったままシート搬送装置100aからガイド部材30が外れる(図5参照)。
支持部材130と位置決め部202を備える外したガイド部材30を装着するには、図16に示す状態から、取っ手201をシート搬送方向Aとは反対方向(係合方向X2)にスライド動作させると、図15に示すようにピックアップ軸105の溝部220と位置決め部202のスリット202aが係合されて、ストッパ部材200のローラ軸線方向Bへの移動が規制される。これにより、支持部材130の位置も固定され、ガイド部材30がシート搬送装置100aに装着される(図13参照)。
スリット202aの一端202a1には、外側に向かって末広がりとなる傾斜部202cが形成されているので、装着動作時において、ピックアップ軸105の溝部220が引っ掛かることなくスリット202aにガイドすることができ、操作性が向上する。
このように、搬送される用紙1をガイドするガイド部1301とガイド部1301のローラ軸線方向Bにおける位置を決める位置決め部202とをローラの軸となるピックアップ軸105に対してガイド部材30として形成して一体で着脱可能としたので、装置内において、支持部材130に含まれるガイド部1301のローラ軸線方向Bにおける位置(スラスト方向の位置)を決めることができる。特に、支持部材130のガイド部1301がローラ(ピックアップコロ101、給紙コロ102)から離れる方向へ脱落することを防止できる。
従来は、ガイド部材(ガイド部1301)のローラ軸線方向における位置を決めるための止め輪などの位置決め部材を、ガイド部材とは別個にローラの軸に対して取り付ける構成としていた。したがって、ガイド部が含まれるガイド部材をローラの軸に対して位置決めするために止め輪などの位置決め部材をローラの軸に取り付けまたは取り外す際、位置決め部材が装置本体内に脱落することがあった。したがってガイド部材の装着や交換がおこないづらいことがあった。
これに対し、本実施形態においては、ガイド部1301と位置決め部202とを有するガイド部材30を1つのユニットとして構成したうえ、当該ガイド部材30をローラの軸に対して一体で着脱可能としている。したがって、位置決め部202に相当する部位がガイド部1301とは別個に装置本体内に脱落することがない。これにより、ガイド部材30の装着や交換の操作性の向上を図ることができる。
また、ガイド部1301と位置決め部202とを一体的にすることで、従来の構成に比べて部品の視認性が高くなるため、万が一、ガイド部材30と一緒に位置決め部202を落下させたとしても見つけやすく、紛失を防止することができる。
ガイド部材30の着脱は、装置のメンテナンス時などに行なうことが想定されるが、着脱作業の操作性を向上することにより、メンテナンスに要する時間を短縮することができる。
さらに、支持部材130は、ガイド部材のローラ軸線方向Aにおける位置を決める位置決め部202だけでなく、ピックアップコロ101と給紙コロ102との間の位置で、ピン110とローラ軸線方向Bから係合して支持部材130のローラ軸線方向以外の位置を決める被係合部となる穴302を備えている。これにより、装置内において支持部材130のローラ軸線方向以外の位置(すなわちシート搬送方向Aおよびシート厚み方向Cの位置)を決めることができる。これにより、用紙1を正確な位置へガイドすることができる。また、支持部材130と位置決め部202と穴302は、少なくとも1つのローラの軸であるピックアップ軸105および係合部であるピン110に対して一体で着脱可能である。これにより、別体の部品を用いることなく、3方向(シート搬送方向A、ローラ軸線方向B、シート厚み方向C)すべてにおいて支持部材130をシート搬送装置100a内で位置決め(固定)することができ、取付けの操作性をより向上することができる。
位置決め部202を係合させるローラの軸としては、ピックアップ軸105ではなく、給紙コロ102のフィード軸106も考えられる。しかしフィード軸106に位置決め部202を係合させる場合、位置決め部202と係合させるフィード軸106が回転すると、摺動により位置決め部202(軸支持部202b)の削れが発生し、ガタが増大して搬送不具合やガイド部材ごと外れる可能性がある。
このため、本実施形態において、位置決め部202は、ピックアップコロ101の回転に伴って回転しない軸であるピックアップ軸105の端部105aに溝部220を形成して係合するようにした。このため、摺動による位置決め部202(軸支持部202b)における削れの発生を抑制することができ、安定した位置精度の確保やガタの増大による操作不良を抑制することができ、安定した用紙搬送(シート搬送)と操作性を得ることができる。
上記実施形態では、ガイド部1301、1301Aを有する支持部材130、130Aと別部材で構成したストッパ部材200、200Aに位置決め部202、202Aを形成し、支持部材130、130Aとストッパ部材200、200Aとをそれぞれ一体化して1つのユニットとしたガイド部材30、30Aとして、ピックアップ軸105に着脱可能としたが、このような形成に限定されるものではない。
例えばガイド部を有する支持部材と位置決め部とを一体にして形成してガイド部材としたたものであってもよい。図17(a)に示すガイド部材230は、シート搬送方向Aに位置する一端230aにフィード軸106を挿入するための挿入穴1302とガイド部1301が形成されている。一端230aと反対側に位置するガイド部材230の他端230bには、位置決め部250が形成されている。位置決め部250は、シート搬送方向Aに対し弾性変形することで、ピックアップ軸105の溝部220に対して係合離脱可能なアーム状に形成されている。アーム状の位置決め部250は、ベルクランク状に形成されていて、図17(b)に示すように、先端250aに溝部220に係合可能なスリット251が形成されている。
位置決め部250は、平時、図17(a)に示すように、スリット251が弾性変形することで溝部220に係合した状態にあり、操作者が必要に応じてアーム状の位置決め部250をシート搬送方向A(係離方向X)に弾性変形させることで、溝部220とスリット251との係合状態が解除される。これによりガイド部材230のローラ軸線方向Bへの移動規制が解除されるため、ガイド部材230を取り外すことができる。
ガイド部材230を装着するには、挿入穴1302にフィード軸106を挿入するとともに、位置決め部250をシート搬送方向Aに弾性変形させて撓ませた状態とする。そして、溝部220とスリット251の位置を合わせた状態で、撓んだ状態を解除することで、溝部220とスリット251とが係合状態となり、ガイド部材230をシート搬送装置100aに装着することができる。
このように、ガイド部1301と位置決め部250とを1つの部品で構成したガイド部材230としてピックアップ軸105に着脱可能とすることで、位置決め部250の脱落を防止して、ガイド部材230の装着や交換の操作性の向上を図ることができるとともに、部品数を減らすことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施形態において、位置決め部202、202A、250は、回転しない一方のローラの軸であるピックアップ軸105の端部に係合可能なものとして説明したが、このような形態に限定されるものではない。例えば、図18に示す形態は、駆動モータで回転駆動される対象がフィード軸106ではなくピックアップ軸105としたものである。この場合は、ピックアップ軸105を回転可能に構成し、フィード軸106を非回転に構成し、ストッパ部材200(200A)をフィード軸106に係合させるのが好ましい。
このような構成であっても、搬送される用紙1をガイドするガイド部1301(1301A)とガイド部1301のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部とをローラの軸となるフィード軸106に対して一体で着脱可能となるので、装置内において、ガイド部1301(1301A)のローラ軸線方向Bにおける位置(スラスト方向の位置)を決めることができる。このため、ガイド部1301(1301A)がローラ(ピックアップコロ101、給紙コロ102)から離れる方向へ脱落することを防止でき、ガイド部材の装着や交換の操作性の向上を図ることができる。
図19は、シート搬送装置を画像形成システム400に利用した適用形態を示す。この画像形成システム400は、シート状媒体としての例えばシートである用紙1上に画像を形成する画像形成部401と、画像形成部401に用紙1を給送する給紙ユニット402を備えている。そして、給紙ユニット402として、例えばシート搬送装置100aを用いている。給紙ユニット402は画像形成部401に対して着脱可能なものである。
画像形成部401としては、ドラム状の像担持体411をそれぞれ備えた複数のプロセスカートリッジユニット412でそれぞれ像担持体411に静電潜像を形成し、当該静電潜像に現像剤であるトナーを付着させてトナー像として現像し、現像されたトナー像を用紙Pに転写部413で転写し、定着部414でトナー像を用紙Pに定着させて排出トレイ415に積載する周知の電子写真方式の画像形成部である。画像形成部401としては、電子写真方式ではなく、インクヘッドから被搬送物でありシート状媒体となる用紙1にインクを吐出させて画像を形成するインクジェット方式の画像形成部であっても良い。
このような画像形成システム400の給紙ユニット402に、上述のシート搬送装置の何れかを用いることで、位置決め部の脱落を防止して、ガイド部材の装着や交換の操作性の向上を図ることができる。
図20(a)〜図20(c)は、シート搬送装置を被搬送物検査システム500に利用した適用形態を示す。この被搬送物検査システム500は、シート状媒体(被搬送物)となるプリプレグシートPSを検査する検査部としての検査装置501と、検査装置501にプリプレグシートPSを給送する供給装置510と、制御部505を備え、供給装置510として、例えばシート搬送装置100aを用いている。
被搬送物検査システム500は、検査装置501の下方に、プリプレグシートPSを搬送するシート搬送手段502を備えている。供給装置510は、その内部に多数枚のプリプレグシートPSが積載されていて、シート搬送装置100aによって1枚に分離された最上位のプリプレグシートPSが給送される。給送されたプリプレグシートPSは、図20(a)に示すようにもシート搬送手段502によって検査装置501の下方を移動される。検査装置501は、プリプレグシートPSの表面の傷や大きさをラインスキャンして画像情報して検出するものであって、シート搬送手段502によってプリプレグシートPSを搬送しながら表面状態を検出している。
被搬送物検査システム500は、検査装置501よりも搬送方向下流側で、シート搬送手段502の上方に吸着装置503を備えている。吸着装置503は、図20(b)、図20(c)に示すように、検査装置501によって表面欠陥が検出されたプリプレグシートPS1を吸引し、別な部位に搬送するものである。被搬送物検査システム500は、シート搬送手段502よりも搬送方向下流側に積載装置504を備えている。積載装置504は、シート搬送手段502によって搬送されるプリプレグシートPSのうち、表面欠陥のない、すなわち吸着装置503によって吸着されなかったプリプレグシートPSが排出されて積載されるものである。
制御部505には、図20(a)に示すように、検査装置501と、シート搬送手段502の駆動源としての駆動モータ506と、吸着装置503の吸引駆動源507が信号線を介して接続されている。制御部505は、検査装置501から送信される画像情報から良品と不良品とを判断する機能を備えている。制御部505は、検査装置501で検出したプリプレグシートPSが不良品(PS1)の場合、吸着装置503の吸引駆動源507を作動して吸引力をシート搬送手段502上に作用させる。このため、不良品と判断されたプリプレグシートPS1はシート搬送手段502上から、吸着装置503によって取り除かれる。
このような被搬送物検査システム500の供給装置510に上述のシート搬送装置100aを用いることで、位置決め部の脱落を防止して、ガイド部材の装着や交換の操作性の向上を図ることができる。また、ガイド部材の着脱は、供給装置510のメンテナンス時などが想定されるが、位置決め部の脱落を防止で決めることは、メンテナンス時間の短縮につながる。
上記の実施形態や適用形態では、ガイド部と位置決め部を個別に形成して一体化したもの、あるいは両者を一体形成したものを、シート搬送方向Aに並んだ2つのローラの軸に跨るように装着するものとして説明したが、シート(シート状媒体/被搬送物)を送る機能とシートをガイドする機能が必要な部位に設置されているローラに適用してもよい。例えば、図21に示す画像形成装置としてのプリンタ10Aでは、定着部5よりもシート搬送方向下流側に設置されていて、互いに当接状態にある2つのローラによってシートを挟持して搬送する排出ローラ対20に、上記の何れかのガイド部材を着脱可能に装着してもよい。この場合、図21に示すように、ローラ対20を構成する各ローラの軸305、306の何れか一方に位置決め部202(202A)を装着し、他方に支持部材130(130A)を装着するようにしてもよい。あるいは、軸305または軸306の一方にのみ、ガイド部材30(30A)と位置決め部202(202A)とを装着してするようにしてもよい。なお、図21では、ガイド部材30を用いた形態を示す。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 シート
1a シートの上面
10、10A 画像形成装置
11、12 載置部
100a、100b シート搬送装置
101 第一ローラ、ローラ(ピックアップコロ)
102 第二ローラ(給送コロ)
102a ローラの外周
103 分離部材
104 揺動ブラケット(ピックアップアーム)
105、106、305、306 ローラの軸
110 係合部(ピン)
120 ハウジング
121 切欠空間部
130、130A、230 ガイド部材
202、202A、250 位置決め部
202Aa 変形部
206 支点部
207 弾性部材(板バネ)
208 ストッパ部
210 取付け部材
220 溝部
302 被係合部(穴)
A シート搬送方向(交差する方向)
B ローラ軸線方向
B1 ローラ軸線方向の手前側
B2 ローラ軸線方向の奥側
C シート厚み方向
S 間隙
特開2006−327727号公報

Claims (16)

  1. シートを搬送するローラと、
    前記シートをガイドするガイド部と、前記ローラの軸と係合することにより当該ローラに対する前記ガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部と、を有するガイド部材と、を備え、
    前記ガイド部材は、前記ローラの軸に対して着脱可能であることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記ローラの軸に対してローラ軸線方向の奥側から手前側へと取り外し可能であり、
    前記位置決め部は、前記ローラの軸と係合する位置よりもローラ軸線方向の奥側の位置を支点として弾性変形可能な変形部を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記位置決め部は、前記変形部の変形量を規制するストッパ部を有する請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記位置決め部は、前記変形部を前記ローラの軸と係合する方向に付勢する弾性部材を有する請求項2または3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記位置決め部と一体的に設けられた操作部を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記ローラの軸には溝部が形成され、
    前記位置決め部は、前記ローラ軸線方向と交差する方向から前記溝部と係合することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  7. 前記ローラの軸は、前記ローラの回転に伴って回転しないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記ガイド部と前記位置決め部とが一体で形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記位置決め部は、弾性変形することで前記ローラの軸と係合することを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
  10. 前記ガイド部と前記位置決め部とが別体で形成され、
    前記ガイド部を支持する支持部材を備え、
    前記位置決め部は、取付け部材によって前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1、6または7に記載のシート搬送装置。
  11. 前記シートが載置される載置部を備え、
    前記ローラは、前記載置部に載置されたシートの上面に当接するピックアップコロであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  12. シートを搬送する第一ローラと、
    前記第一ローラよりもシート搬送方向下流で前記シートを搬送する第二ローラと、
    ガイド部材と、
    前記シート搬送方向において前記第一ローラと前記第二ローラとの間に設けられた係合部と、を備え、
    前記ガイド部材は、
    前記シートをガイドするガイド部と、
    前記第一ローラおよび前記第二ローラのうちの少なくとも1つのローラの軸と係合することにより、少なくとも1つのローラに対する前記ガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部を備え、
    前記ガイド部材は、少なくとも1つのローラの軸に対して着脱可能であり、
    前記位置決め部は、少なくとも前記1つのローラの軸と係合する位置よりもローラ軸線方向の奥側の位置を支点として弾性変形可能な変形部を有し、前記変形部が前記第一ローラと前記第二ローラとの間に配置されていることを特徴とするシート搬送装置。
  13. シートを搬送する第一ローラと、
    前記第一ローラよりもシート搬送方向下流で前記シートを搬送する第二ローラと、
    ガイド部材と、
    前記シート搬送方向において前記第一ローラと前記第二ローラとの間に設けられた係合部と、を備え、
    前記ガイド部材は、
    前記シートをガイドするガイド部と、
    前記第一ローラおよび前記第二ローラのうちの少なくとも1つのローラの軸と係合することにより、少なくとも1つのローラに対する前記ガイド部のローラ軸線方向における位置を決める位置決め部と、
    前記第一ローラと前記第二ローラとの間の位置で、前記係合部と前記ローラ軸線方向から係合して前記ガイド部のローラ軸線方向以外の位置を決める被係合部と、
    を有し、
    前記ガイド部材は、少なくとも1つのローラの軸および前記係合部に対して着脱可能であることを特徴とするシート搬送装置。
  14. 前記シートが載置される載置部と、
    前記第二ローラに対向する分離部材とを備え、
    前記第一ローラは、前記載置部に載置されたシートの上面に当接するピックアップコロであり、
    前記第二ローラは、前記ピックアップコロから送られた複数枚のシートを分離部材との間で1枚に分離して送る給送コロであることを特徴とする請求項13に記載のシート搬送装置。
  15. 前記係合部は、前記ローラの軸を片持ち支持する揺動ブラケットに設けられたピンであり、
    前記被係合部は、前記ガイド部材に設けられていて、前記ピンの先端が挿入される穴であることを特徴とする請求項14に記載のシート搬送装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載のシート搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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