JP2019534535A - 高電圧dcグリッドのためのco2スイッチ - Google Patents

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Abstract

本発明は、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワークのためのスイッチであって、スイッチは、ガス状流体を収容する密閉容器を有するDC回路遮断装置(5)を備え、ガス状流体は、少なくとも70体積%の二酸化炭素を備え20℃で測定したときの圧力が0.65MPa〜1.1MPaの範囲にあり、共振回路では、μF単位のキャパシタンス(C)の値に対し、μH単位のインダクタンス(L)は、2700×C-0.84よりも小さい、スイッチに関する。【選択図】図2

Description

本発明は、高電圧直流電流(HVDC)伝送ネットワーク、または、中間電圧直流電流(MVDC)伝送ネットワークの技術分野一般に関する。
より具体的には、本発明は、直流電流(DC)を高電圧または中間電圧DC伝送ネットワークのラインにおいて遮断するための、HVDCまたはMVDCのガス絶縁スイッチに関する。
本発明の特に有利な適用例は、例えばネットワークの電柱(pole)における故障(defaillance)が発生した際または電柱における長期のメンテナンス作業の際等に、電力をネットワークにおけるある経路から別の経路に導く(aiguiller)ための、高電圧または中間電圧直流電流ネットワークの技術分野である。
DCネットワークにおいて、ガス状流体を収容する密閉容器に入った能動的な回路遮断部材を有するDC回路遮断装置を有する分岐路を含むスイッチを用いることが知られている。技術水準は、ガス絶縁DC回路遮断装置を作製するための多くの技術的な解決策を提案している。
例えば、1つの公知の回路遮断装置が、"Journal of power-energy division conference 1994 of Institute of Electrical Engineers", No. 621, pp. 824-825に記載されている。ガス絶縁DC回路遮断装置が、DCネットワークのラインの分岐路に設けられている。回路遮断装置を含むこの分岐路と並列に、第1に、電圧サージを吸収するためのエネルギー吸収体を有する分岐路が接続され、第2に、所定のキャパシタンスおよび所定のインダクタンスを有する共振回路が接続されている。
DC回路遮断装置は、ガス吹き付けタイプのものであり、ガス状流体を収容する密閉容器に入った能動的な回路遮断部材を含む。回路遮断装置は、DCが流れることを可能にする固定接点と、ブラストシリンダ内における可動接点と、を有し、ブラストシリンダは、ブラストシリンダに固定された絶縁ノズルを有する。技術水準では、固定接点に固定されたブラストピストンに対して可動接点内に組み込まれたピストン棒が移動させられたときに、接点間で電気アークが発生する。ピストン棒が移動すると、容器の内側に収容されている消弧ガス、典型的にはSF6である、がアークに吹き付けられるように圧縮される。
直流電流の場合、DCアークにSF6を吹き付けるだけではアークを遮断してアークを上手く消すには不十分であることがある。なぜなら、交流電流(AC)とは異なり、直流電流は、ゼロ電流をクロスする周期的な点を有さないためである。
アークを消す目的で、回路遮断装置にゼロクロスを与えるよう直流電流に振動電流(courant oscillant)を重畳するために、インダクタンスおよびキャパシタンスを含む共振回路が回路遮断装置に並列に結合される。このことは、ブラストシステムによって圧縮されたSF6ガスをアークに対して吹き付け、アークを強制的に消すことを可能にする。
DCネットワークがより高い電圧を必要とすることを考慮すると、関連付けられるスイッチには、電流値による切替性能を向上させる必要があり、その電流値は、6000アンペア(A)程度に大きいものであり得る。また、電流値による切替性能は、スイッチの動作温度の広い範囲にわたって発現される必要がある。典型的には、そのようなスイッチは、電流値による切替性能を、動作温度が−50℃にまで下がる場合においても維持する必要がある。
特許US5737162は、複数のDC回路遮断装置を、標準的な密閉容器内において、それらの回路遮断装置を直列に接続した状態で、維持することを提案している。この解決策には、地面における設置面積が大きくコストが高いという欠点がある。
特許EP0740320は、DCの遮断値に応じて共振回路のインピーダンス値およびキャパシタンス値を最適化することを提案している。
さらに、例えば特許出願US2016/261095に記載されているような、種々の種類の消弧ガスを用いることが提案されている。特許出願US2016/261095は、電気エネルギーの生成、輸送、供給、および/または、利用に用いるための電気機器において電気アークを消すために、SF6の代替として二酸化炭素を用いることを提案している。しかし、使用されるガスの種別毎に電気アークを消すための条件が変わるところ、どのようにすれば、それを、共振回路を含むDC回路遮断装置に実装できるのかについて、この文書は教示していない。
同様に、特許出願US2011/0175460には、共振回路と、SF6を収容する容器に入った能動的な回路遮断部材と、を有するDCネットワークのためのスイッチが記載されている。そのようなSF6ガス状媒体について、この文書は、インダクタンスについて選択された値に関わらず、DCを切り替えるのに十分大きいキャパシタンス値を採用することを提案している。LC回路のインダクタンスLの採用可能な範囲を事実上制約する電気アーク安定基準を考慮すると、この解決策では、共振回路の全体的なサイズを最適化できない。
また、技術水準において、例えば特許出願FR2975819によって、中間電圧または高電圧の電気機器における電気的絶縁および/または消弧をもたらす媒体として、二酸化炭素を含む媒体を用いることが知られている。それをどうやって共振回路に実装できるかについての情報を、この特許出願は与えていない。
本発明は、振動電流を注入するための回路と関連付けられた機械的な回路遮断装置を利用した、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワークのためのスイッチであって、該スイッチの広い動作温度範囲にわたりDC値による高い切替性能を示しつつもシンプルかつ小型であるスイッチを提案することによって、上述の欠点を緩和することを目的とする。
そのような目的を達成するために、高電圧または中間電圧の直流電流伝送ネットワークのためのスイッチは、ガス状流体を収容する少なくとも1つの密閉容器に入った能動的な回路遮断部材を含むDC回路遮断装置を有する分岐路を備え、この分岐路は、ネットワークラインに挿入され、この分岐路と並列に、第1に、エネルギー吸収体を有する分岐路が接続され、第2に、所定のキャパシタンスおよび所定のインダクタンスを有する共振回路が接続されている。
本発明によれば、DC回路遮断装置の密閉容器は、少なくとも70体積%の二酸化炭素を備え20℃で測定したときの充填圧力が0.65メガパスカル(MPa)〜1.1MPaの範囲にあるガス状流体(un fluide gazeux comportant au moins 70% en volume de dioxyde de carbone a une pression de remplissage comprise entre 0.65 MPa et 1.1 MPa mesuree a une temperature de 20℃)を収容し、マイクロファラド(μF)単位のキャパシタンスCの値に対し、マイクロヘンリー(μH)単位のインダクタンスLは、2700×C-0.84よりも小さい。
さらに、本発明のスイッチは、以下の追加の特徴の少なくとも1つおよび/または複数を併せて含んでいてもよい:
・μF単位のキャパシタンスCの値に対し、μH単位のインダクタンスLは、400×C-0.84〜2700×C-0.84の範囲にある;
・ガス状流体は、20℃で測定したときの充填圧力が0.65MPa〜1.1MPaの範囲にある二酸化炭素のみによって構成されている;
・ガス状流体は、二酸化炭素および六フッ化硫黄の混合物によって構成されている;
・20体積%〜30体積%の六フッ化硫黄;
・ガス状流体は、二酸化炭素および四フッ化炭素の混合物によって構成されている;
・20体積%〜30体積%の四フッ化炭素;
・ガス状流体は、二酸化炭素およびフルオロニトリルの混合物によって構成されている;
・4体積%〜10体積%のフルオロニトリル;
・ガス状流体は、二酸化炭素および二酸素の混合物によって構成されている;
・5体積%〜15体積%の二酸素;
・ガス状流体は、二酸化炭素、二酸素およびフルオロケトンの3成分混合物によって構成されている;および
・5体積%〜15体積%の二酸素と、4体積%〜10体積%のフルオロケトン。
本発明はまた、本発明に係るスイッチを少なくとも1つの含む高電圧または中間電圧の直流電流ネットワークを提供する。
本発明の実施形態を非限定的な例として示す添付図面を参照する以下の記載から、様々な他の特徴が明らかとなる。
図1は、本発明に係る少なくとも1つのHVDCのガス絶縁スイッチを用いた、高電圧または中間電圧のDC伝送ネットワークの実施形態の図である。 図2は、本発明に係るHVDCのガス絶縁スイッチを示す機能ブロック図である。 図3は、μH単位のインダクタンスLの値をμF単位のキャパシタンスCの値に応じてプロットしたグラフであり、本発明に係るHVDCのガス絶縁スイッチの回路遮断装置の共振回路のための値の選択を示す。 図4は、その切り替えがなされる電流の種々の値について、μF単位のキャパシタンスCの値を、μH単位のインダクタンスLの値に応じてプロットしたグラフであり、LC平面において電流性能の限界を示す。 図5は、本発明を実行するためのDC回路遮断装置の密閉容器の形状を例示的に示す図である。 図6は、規格化された直流電流(per unitでプロット)を得るための、キャパシタンスC(μF)をインダクタンスL(μH)で割った比率を、SF6媒体の使用またはCO2媒体の使用に応じてプロットしたグラフである。
例えば、図1に、高電圧または中間電圧の直流電流伝送ネットワーク1であって、ネットワークラインにおいてDCを遮断するための、本発明に係る少なくとも1つの、一般的には複数の、HVDCまたはMVDCのガス絶縁スイッチ2iを利用したネットワーク1を示す。従来のとおり、DC伝送ネットワーク1は、少なくとも一端においてAC/DCコンバータ3を含み、他端においてDC/ACコンバータ4を含む。コンバータ3,4については、本発明に特有の部分を構成しているわけではなく、また、当業者によく知られているため、詳細には説明しない。
本発明に係るスイッチには、符号2iが付されている。ここで、iは、a、b、・・・、nというように変わる。本発明に係るこれらのスイッチ2iは、コンバータ3,4間において、ネットワーク1の点と点の間でネットワークのある点から他の点に電力を導くように接続されている。例えば、スイッチ2iは、ネットワークの電柱における故障が発生した際または電柱における長期のメンテナンス作業の際に、低減された電力流を維持することを可能にする。例えば、ネットワーク1は、本発明に適合したスイッチ2a,2bと、接地電路Ctから架空金属電路Caに電力を移し替える(transferer)ための短絡スイッチ10と、を含む。短絡スイッチ10は、コンバータの電柱であって利用不能なものを短絡させる機能のみを有し、この点で、回路を開放する際の切り替え機能を有する本発明に係るスイッチ2iとは異なることに留意されたい。
この電力を移し替えるために、電流を、接地電路Ctから、接地電路Ctおよび架空金属電路Caの間で直列に接続されており前もって投入されている、本発明に係るスイッチ2bと、短絡スイッチ10と、を介して架空金属電路Caに切り替えるように、接地電路Ctに設けられたスイッチ2aであって最初は投入状態にあったスイッチ2aが開放される。
図2においてより正確に見られるように、スイッチ2iは、直流電流IDCを、例えば図示のように点AおよびA‘の間で、搬送するネットワーク1のライン上に設けられている。点AおよびA‘の間で、各スイッチ2iは、任意の公知の種類のDC回路遮断装置5であって、1つの密閉容器または直列に接続された複数の密閉容器によって構成されており、アーク電流Iarcおよびアーク電圧Uarcが現れるDC回路遮断装置5を有する分岐路を備える。
“DC回路遮断装置5”という用語は、ガス状流体と、ガス状流体によってアークへの吹き付けを行うためのシステムと、を収容する密閉容器に入った能動的な回路遮断部材を有する機械的な機器を意味するために用いられる。以下でより詳細に説明するように、ガス状流体は、その絶縁性を目的に選ばれ、具体的には同等の圧力の乾燥空気よりも大きい絶縁耐力を有するように選ばれ、また、その電流を遮断する能力を目的に選ばれ、さらに、その高いアーク電圧を供給する能力を目的に選ばれる。
例えば、DC回路遮断装置5は、図5に示されている。従来のとおり、DC回路遮断装置5は、密閉容器5a内に、回路遮断装置が投入位置にあるときに電流を通す、一対のアーク接点5bおよび5cと、一対の“不可逆的な(permanents)”接点5dおよび5eと、を備える。開放動作において、アーク接点5bおよび5cも、不可逆的な接点も、離間する。アーク接点5bおよび5cが離間すると、それらの間で電気アークが発生し、電気アークは吹き付けノズル5fの内側にその範囲が限定される。アークは電流のゼロクロスが生じるまで続き、ゼロクロスの際に、ガスが吹き付けノズル5fを介して吹き付けられ、これにより、プラズマが冷却ガスにより置き換えられ得る。電流のゼロクロスの際におけるこの吹き付け動作により、アークを消すことが可能となり、さらに、アーク接点5bおよび5c間で圧縮されたガス状媒体がネットワークにより印加される過渡回復電圧に耐えることが可能となり、アークが再発生したり電流が回復したり(reamorcer et retablir le courant)することがない。
この分岐路A−A‘と並列に、第1に、前もって帯電していない(non pre charge)共振回路6と、第2に、エネルギー吸収体7を有する分岐路と、が接続されている。前もって帯電していない共振回路6は、直列に、所定のキャパシタンスCと、抵抗Rと、所定のインダクタンスLとを、有する。共振回路6は、指数関数的に増加する振動電流を生成するように、アーク電圧Uarcと相互作用する。この振動電流は、電流のゼロクロスを生成するようにDC電流IDCに重畳され、ゼロクロスの際にガス状流体が吹き付けられてアークが消される。
エネルギー吸収体7を有する分岐路は、サージアレスタ(parafoudre)のような、任意の公知の種類のサージ保護装置を含む。エネルギー吸収体7は、キャパシタンスCの端部および回路遮断装置5の端部にまたがる最大サージ電圧が定められ(fixer)得るように、かつ、回路遮断装置5による遮断後にネットワークのエネルギーを吸収するように、設けられている。
この種類のスイッチの切替性能は、図4に示すように、スイッチ2iのアーク接点5bおよび5c間で成長する電気アークと、スイッチ2iに並列に接続されたLC共振回路との間の密接な相互作用に由来するものである。電気アークの特徴は、基本的には、電気アークが現れる(baigne)媒体に依存する。スイッチ2iに並列なLC共振回路が同じであれば、スイッチのDC切替性能の限界は、電気アークが現れるガス状媒体によって強く影響される。言い換えると、その切り替えがなされる直流電流を同じとするのであれば(pour un meme courant continu DC commute vise)、電気アークが現れるガス状媒体が変わる場合、スイッチ2iに並列なLC共振回路を改変する必要がある。従来技術では、この適用例によく使用される流体は、六フッ化硫黄(SF6)である。
本発明によれば、DC回路遮断装置5の密閉容器5aは、少なくとも70体積%の二酸化炭素を備え20℃で測定したときの充填圧力が0.65MPa〜1.1MPaの範囲にあるガス状流体を収容している。従って、DC回路遮断装置5の密閉容器5aに収容されたガス状流体の総体積に対して、容器は、少なくとも70体積%のCO2を収容している。以下の実施形態に記載するように、ガス状流体は、CO2のみを収容する、または、CO2と他の構成要素との混合物を収容する、ここで、ガス状の混合物のために選択される成分は、特に、スイッチの動作温度に依る。圧力は、密閉容器5aがガス状流体で充填されているときに20℃で測定される。
図6は、回路遮断装置の密閉容器におけるガス状媒体として、従来のSF6媒体を用いる場合と、CO2を含む本発明に係るガス状媒体を用いる場合と、の性能の違いを有利に示す。また、図6では、SF6媒体と、CO2を含む本発明に係る媒体と、の比較試験の測定値がプロットされている。図6は、スイッチ2iの形状を変えることなくスイッチ2iのガス状媒体を変えることがDC切替性能に与える影響を示し、主としてCO2によって構成されている媒体を使用することが有利であることを示している。この試験の測定値は、LC共振回路においてC/Lをほぼ0.05μF/μHからほぼ1.1μF/μHの範囲で変化させても、SF6媒体における切替性能は実質的に向上せず、1puで一定にとどまることを示している。一方、本発明に係るガス状のCO2を含む媒体を用いることにより、SF6媒体と比較して、常に性能が向上されていることが示されている。この性能は、SF6媒体の場合とは異なり、LC共振回路を改変することによってさらに向上する。
好ましい実施形態では、DC回路遮断装置5の密閉容器5aは、20℃で測定したときの充填圧力が0.65MPa〜1.1MPaの範囲にある二酸化炭素のみによって構成されたガス状流体を収容している。例えば、−40℃まで温度が下がり得る動作条件のスイッチでは、ガス状流体は、20℃で充填圧力が1.1MPaの二酸化炭素のみによって構成されていてもよい。スイッチの動作条件が−50℃まで温度が下がり得るものである場合、ガス状流体は、20℃で充填圧力が0.08MPaの二酸化炭素のみによって構成されていてもよい。
別の実施形態では、DC回路遮断装置5の密閉容器5aは、二酸化炭素および六フッ化硫黄(SF6)の混合物によって構成されたガス状流体を収容している。DC回路遮断装置5の密閉容器5aは、20体積%〜30体積%の六フッ化硫黄と、残部としての二酸化炭素と、を収容している。この実施形態によれば、−50℃まで下がり得るというスイッチの動作条件を実現できる。
別の実施形態では、DC回路遮断装置5の密閉容器5aは、二酸化炭素および四フッ化炭素(CF4)の混合物によって構成されたガス状流体を収容している。DC回路遮断装置5の密閉容器は、20体積%〜30体積%の四フッ化炭素と、残部としての二酸化炭素と、を収容している。この実施形態によれば、−50℃まで下がり得るというスイッチの動作条件を実現できる。
別の実施形態では、DC回路遮断装置5の密閉容器5aは、二酸化炭素およびフルオロニトリル(2,3,3,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−プロパンニトリル)の混合物によって構成されたガス状流体を収容している。この例では、DC回路遮断装置の密閉容器は、4体積%〜10体積%のフルオロニトリルと、残部としての二酸化炭素と、を収容している。
別の実施形態では、DC回路遮断装置の密閉容器5aは、二酸化炭素および二酸素の混合物によって構成されたガス状流体を収容している。この例では、DC回路遮断装置の密閉容器は、5体積%〜15体積%の二酸素と、残部としての二酸化炭素と、を収容している。
別の実施形態では、DC回路遮断装置の密閉容器5aは、二酸化炭素、二酸素およびフルオロケトン(CnFK)の3成分混合物によって構成されたガス状流体を収容している。この例では、DC回路遮断装置の密閉容器は、5体積%〜15体積%の二酸素と、4体積%〜10体積%のフルオロケトンと、残部としての二酸化炭素と、を収容している。
本発明の他の特徴は、DC回路遮断装置5の共振回路6のキャパシタンスCおよびインダクタンスLについての最適値を、切り替えの電流の値と、少なくとも70体積%のCO2を収容する本発明に係る回路遮断装置5の性能と、に応じて決定することである。図4は、共振回路6が必要とするキャパシタンスCが、その切り替えがなされるDCの値に応じてどのように変わるのかを示している。切り替えの電流Iが増加すると、電流の不安定性が生じることが可能となるように(afin de pouvoir generer l'instabilite de courant)、キャパシタのキャパシタンスCの値を増加させることが必要となる。一方、共振回路6のインダクタンス(ループにおける浮遊インダクタンスを含む)が限界値よりも低いときに限って、上記のような不安定性は、維持でき、指数関数的に増加する振動電流をもたらし得る。
本発明によれば、共振回路6におけるμF単位のキャパシタンス値Cに対し、共振回路6におけるμH単位のインダクタンスLは、2700×C-0.84よりも小さい値にとどまる。有利な実施形態の特徴によれば、μF単位のキャパシタンス値Cに対し、μH単位のインダクタンスLは、400×C-0.84〜2700×C-0.84の範囲にある。
この関係は、図3に示されている。例えば、要求されるキャパシタンスが30μFである場合、本発明に係る回路遮断装置5の電気アークと効果的に相互作用するための共振回路6のインダクタンスLは、23μH〜155μHの範囲にある必要がある。
上述の説明に続けて言うと、共振回路に関する特徴およびガス状流体に関する特徴が、組み合わせの技術的効果を奏するように、相互作用する。
具体的には、スイッチのLC共振回路は、電気アークがその不安定領域にある場合、振動電流を生成する。電気アークの安定領域と不安定領域の間の境界は、LC回路の共振の振幅(grandeurs du circuit LC resonnant)と電気アークに内在する特徴との間の相互作用に由来するものである。しかし、電気アークに内在する特徴はガス状媒体、ガス状媒体において電気アークが成長する、に依存するため、共振回路に関する特徴は、ガス状流体に関する特徴と相互作用する。
本発明の利点は、DC回路遮断装置が上述のように構成された共振回路を含み、これによりDC回路遮断装置の性能を十分に活かせるため、遮断性能が発揮されるという点にある。共振回路の特性が制御可能であることを考慮すると、そのようなスイッチのコストは低減され、スイッチの電流による切替性能は向上される。
本発明は、説明したおよび図示した例に限定されない。なぜなら、発明の範囲を超えることなく様々な改変を加えることができるためである。

Claims (14)

  1. 高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク(1)のためのスイッチであって、前記スイッチは、ガス状流体を収容する少なくとも1つの密閉容器(5a)に入った能動的な回路遮断部材を含むDC回路遮断装置(5)を有する分岐路を備え、前記分岐路は、ネットワークラインに挿入され、前記分岐路と並列に、第1に、エネルギー吸収体(7)を有する分岐路が接続され、第2に、所定のキャパシタンス(C)および所定のインダクタンス(L)を有する共振回路(6)が接続されており、前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、少なくとも70体積%の二酸化炭素を備え20℃で測定したときの充填圧力が0.65MPa〜1.1MPaの範囲にあるガス状流体を収容し、μF単位のキャパシタンス(C)の値に対し、μH単位の前記インダクタンス(L)は、2700×C-0.84よりも小さいことを特徴とする、スイッチ。
  2. μF単位のキャパシタンス(C)の値に対し、μH単位の前記インダクタンス(L)は、400×C-0.84〜2700×C-0.84の範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  3. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、20℃で測定したときの充填圧力が0.65MPa〜1.1MPaの範囲にある二酸化炭素のみによって構成されたガス状流体を収容していることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  4. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、二酸化炭素および六フッ化硫黄の混合物によって構成されたガス状流体を収容していることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  5. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、20体積%〜30体積%の六フッ化硫黄を収容していることを特徴とする、請求項4に記載のスイッチ。
  6. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、二酸化炭素および四フッ化炭素の混合物によって構成されたガス状流体を収容していることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  7. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、20体積%〜30体積%の四フッ化炭素を収容していることを特徴とする、請求項6に記載のスイッチ。
  8. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、二酸化炭素およびフルオロニトリルの混合物によって構成されたガス状流体を収容していることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  9. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、4体積%〜10体積%のフルオロニトリルを収容していることを特徴とする、請求項8に記載のスイッチ。
  10. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、二酸化炭素および二酸素の混合物によって構成されたガス状流体を収容していることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  11. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、5体積%〜15体積%の二酸素を収容していることを特徴とする、請求項10に記載のスイッチ。
  12. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、二酸化炭素、二酸素およびフルオロケトンの3成分混合物によって構成されたガス状流体を収容していることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ。
  13. 前記DC回路遮断装置(5)の前記密閉容器は、5体積%〜15体積%の二酸素と、4体積%〜10体積%のフルオロケトンと、収容していることを特徴とする、請求項12に記載のスイッチ。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のスイッチ(2i)を少なくとも1つ含むことを特徴とする、高電圧または中間電圧の直流電流ネットワーク。
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