JPH0950743A - 直流遮断装置 - Google Patents

直流遮断装置

Info

Publication number
JPH0950743A
JPH0950743A JP7202156A JP20215695A JPH0950743A JP H0950743 A JPH0950743 A JP H0950743A JP 7202156 A JP7202156 A JP 7202156A JP 20215695 A JP20215695 A JP 20215695A JP H0950743 A JPH0950743 A JP H0950743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit breaker
circuit
current
breaker
capacity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7202156A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Ito
弘基 伊藤
Takashi Moriyama
貴旨 森山
Kenji Kamei
健次 亀井
Suenobu Hamano
末信 浜野
Etsuo Nitta
悦雄 新田
Kazuhiko Arai
和彦 新井
Naoaki Takeji
直昭 竹治
Koji Takahata
浩二 高畑
Masayuki Hatano
雅幸 畑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Electric Power Development Co Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Electric Power Development Co Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Electric Power Development Co Ltd, Kansai Electric Power Co Inc, Shikoku Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Electric Power Development Co Ltd
Priority to JP7202156A priority Critical patent/JPH0950743A/ja
Priority to US08/693,351 priority patent/US5737162A/en
Priority to CA002182821A priority patent/CA2182821A1/en
Priority to EP96112834A priority patent/EP0758137A1/en
Publication of JPH0950743A publication Critical patent/JPH0950743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/59Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switch and not otherwise provided for, e.g. for ensuring operation of the switch at a predetermined point in the ac cycle
    • H01H33/596Circuit arrangements not adapted to a particular application of the switch and not otherwise provided for, e.g. for ensuring operation of the switch at a predetermined point in the ac cycle for interrupting dc
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/14Multiple main contacts for the purpose of dividing the current through, or potential drop along, the arc
    • H01H33/143Multiple main contacts for the purpose of dividing the current through, or potential drop along, the arc of different construction or type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力系統の直流を通電する機能および地絡や
短絡等の異常時に電力系統の直流を遮断する機能を有
し、その転流回路のコンデンサの容量をできるだけ小さ
くする一方、アーク電圧に急激な変化を与えることで、
すみやかにアーク電流を拡大振動させて、短いアーク時
間で直流を遮断できる直流遮断装置を得る。 【解決手段】 電力系統の直流を通電遮断する直流遮断
器(1)と、この直流遮断器(1)に直列に接続され、
直流遮断器(1)より小型の直流遮断器(6)と、直列
接続の直流遮断器(1)および小型の直流遮断器(6)
に並列に接続され、リアクトル(3A)とコンデンサ
(4A)からなる転流回路と、コンデンサのサージアブ
ソーバ(5)とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流遮断装置に
関し、特に、電力系統の直流を通電する機能および地絡
や短絡等の異常時に電力系統の直流を遮断する機能を備
えた直流遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば「平成6年電気学会電力
・エネルギー部門大会部門誌」に示された従来の自励転
流方式の直流遮断装置を模式的に示す構成図である。図
において、1は電力系統の直流ライン2に配設された直
流遮断器、3は直流遮断器1に並列に設けられたリアク
トル、4は直流遮断器1に並列に設けられたコンデンサ
であって、これらリアクトル3とコンデンサ4は相互に
直列接続されて転流回路を構成する。5は転流回路を構
成する直列接続のリアクトル3とコンデンサ4に並列に
接続され、コンデンサ4の過電圧を吸収するためのサー
ジアブソーバである。
【0003】図9は従来の自励転流方式の直流遮断装置
の構造を示す断面図である。ここでは、直流遮断器1と
してパッファ型ガス遮断器を使用する場合を示してい
る。直流遮断器1は直流を通電する固定コンタクト11
と可動コンタクト12を有する。リアクトル3の一端が
固定コンタクト11に接続され、その他端がコンデンサ
4の一端に接続され、さらに、コンデンサ4の他端が可
動コンタクト12に接続されている。可動コンタクト1
2には、パッフアシリンダ13と共に絶縁ノズル14が
固定されている。可動コンタクト12には、ピストンロ
ッド15が直結され、このピストンロッド15は操作機
構16によって引き出し押し出し移動されるようになさ
れている。17は固定されたパッフアピストン、18は
開孔であって、可動コンタクト12とパッフアシリンダ
13とパッフアピストン17で囲まれた内部のSF6
スが昇圧されたとき噴出し、アーク19に吹く付けられ
る。20は固定コンタクト11に接続された固定側引出
し導体、21は可動コンタクト12に接続された可動側
引出し導体である。
【0004】図10は図9で使用されている直流遮断器
1の一例であるパッフア型ガス遮断器を拡大して示す断
面図である。図において、図9と対応する部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。22は可動コンタク
ト12とパッフアシリンダ13とパッフアピストン17
で囲まれたSF6ガスである。この直流遮断器1は開極
時に固定コンタクト11と固定されたパッフアピストン
17に対して、可動コンタクト12と一体のピストンロ
ッド16を移動させると、両コンタクト11および12
間にアーク19が発生する。このとき、ピストンロッド
15が移動するにつれてSF6ガスが圧縮され、開孔1
8を通ってSF6ガスが吹き出して、アーク19に吹き
付けられるようになされている。
【0005】次に、動作について説明する。いま、操作
機構16によってピストンロッド15を引き出すと、固
定コンタクト11と可動コンタクト12が開極し、両コ
ンタクト間にアーク19が発生する。すると、パッフア
シリンダ13内のSF6ガス22は、パッフアピストン
17で昇圧され、開孔18より噴出し、アーク19に吹
き付けられる。しかしながら、直流の場合、交流の場合
と違って周期的に電流零点をクロスすることがないの
で、このまま、直流アークにSF6ガス22を吹き付け
ても遮断することは難しい。
【0006】そこで、上述のごとく直流遮断器1に並列
にリアクトル3とコンデンサ4の直列回路を転流回路と
して接続することで、この転流回路に電流を転流させる
一方、転流回路とSF6アークの電圧電流負特性との相
互作用により、アーク電圧電流振動を拡大させて電流零
点を形成して、パッフアピストン17で昇圧されたSF
6ガス22を開孔18から噴出させ、絶縁ノズル14か
らアーク19に吹き付けてこれを消弧させる。この直流
遮断器1の遮断できる限界の電流は、リアクトル3とコ
ンデンサ4の容量に依存する。すなわち、いま、直流遮
断器1の遮断できる電流をi0、リアクトル3の容量を
1、コンデンサ4の静電容量をC1とすると、図11
(a)に示すように、i0∝√C1の関係にあり、静電容
量C1が大きくなるほど遮断できる電流i0が増加する。
また、リアクトル3の場合、図11(b)に示すよう
に、遮断できる電流i0が最も大きくなるリアクトル3
の最適容量L1Pが存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に自励転流方式の
直流遮断装置では、アーク電流を拡大振動させて、転流
させるための直流遮断器に対して並列のリアクトルとコ
ンデンサが重要な役割をしているが、上述のような従来
装置の場合、使用されている転流回路のコンデンサの容
量が大きく、このため装置の構造が大型となり、コスト
的にも高価になる等の問題点があった。また、従来装置
の場合、すみやかにアーク電流を拡大振動させて短いア
ーク時間で遮断できない等の問題点があった。
【0008】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、転流回路に使用される並列の
コンデンサの容量をできるだけ小さくする一方、アーク
電圧に急激な変化を与えることで、すみやかにアーク電
流を拡大振動させて、短いアーク時間で直流を遮断でき
る構造が小型でコスト的にも安価な直流遮断装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る直
流遮断装置は、電力系統の直流を通電遮断する主直流遮
断器と、この主直流遮断器に直列に少なくとも1個接続
され、主直流遮断器より小型の直流遮断器と、主直流遮
断器および小型の直流遮断器の直列回路に並列に接続さ
れ、リアクトルとコンデンサからなる転流回路と、コン
デンサのサージアブソーバとを備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係る直流遮断装置は、請
求項1の発明において、小型の直流遮断器が単一の直流
遮断器からなるものである。
【0011】請求項3の発明に係る直流遮断装置は、請
求項1の発明において、小型の直流遮断器が第1の直流
遮断器と第2の直流遮断器とからなるものである。
【0012】請求項4の発明に係る直流遮断装置は、電
力系統の直流を通電遮断する主直流遮断器と、この主直
流遮断器に直列に少なくとも1個接続され、主直流遮断
器より小型の直流遮断器と、主直流遮断器および小型の
直流遮断器にそれぞれ並列に接続され、リアクトルとコ
ンデンサからなる転流回路と、コンデンサのサージアブ
ソーバとを備えたものである。
【0013】請求項5の発明に係る直流遮断装置は、請
求項4の発明において、小型の直流遮断器が転流回路お
よびサージアブソーバの並列接続された単一の直流遮断
器からなるものである。
【0014】請求項6の発明に係る直流遮断装置は、請
求項4の発明において、小型の直流遮断器が記転流回路
および上記サージアブソーバのそれぞれ並列接続された
第1および第2の直流遮断器からなるものである。
【0015】請求項7の発明に係る直流遮断装置は、請
求項4〜6の発明において、転流回路の内、少なくとも
主直流遮断器に並列の転流回路に並列接続された補助コ
ンデンサを有するものである。
【0016】請求項8の発明に係る直流遮断装置は、請
求項1、2、4または5の発明において、小型の直流遮
断器の容量は、主直流遮断器の容量に対して1/2〜1
/10であるものである。
【0017】請求項9の発明に係る直流遮断装置は、請
求項3または5の発明において、第2の直流遮断器の容
量は、第1の直流遮断器の容量に対して1/2〜1/1
0であるものである。
【0018】請求項10の発明に係る直流遮断装置は、
請求項7の発明において、補助コンデンサの容量は、コ
ンデンサの容量に対して1/2〜1/10であるもので
ある。
【0019】
【作用】請求項1の発明においては、主直流遮断器にこ
れより小容量の小型の直流遮断器を少なくとも1個直列
接続することにより、短いアーク時間で直流を遮断で
き、以て、遮断器のストロークを短くかつ転流回路の容
量も小さくでき、構造の小型化、コストの低廉化を図る
ことができる。
【0020】請求項2の発明においては、主直流遮断器
にこれより小容量の小型の直流遮断器を1個直列接続す
ることにより、短いアーク時間で直流を遮断でき、以
て、遮断器のストロークを短くかつ転流回路の容量も小
さくでき、構造の小型化、コストの低廉化を図ることが
できる。
【0021】請求項3の発明においては、主直流遮断器
にこれより小容量の小型の直流遮断器を2個直列接続す
ることにより、短いアーク時間で直流を遮断でき、以
て、より遮断器のストロークを短くかつ転流回路の容量
も小さくでき、構造の小型化、コストの低廉化を図るこ
とができる。
【0022】請求項4の発明においては、主直流遮断器
にこれより小容量のしかも並列の転流回路を有する小型
の直流遮断器を少なくとも1個直列接続することによ
り、短いアーク時間で直流を遮断でき、以て、遮断器の
ストロークを短くかつ転流回路の容量も小さくでき、構
造の小型化、コストの低廉化を図ることができる。
【0023】請求項5の発明においては、主直流遮断器
にこれより小容量のしかも並列の転流回路を有する小型
の直流遮断器を1個直列接続することにより、短いアー
ク時間で直流を遮断でき、以て、遮断器のストロークを
短くかつ転流回路の容量も小さくでき、構造の小型化、
コストの低廉化を図ることができる。
【0024】請求項6の発明においては、主直流遮断器
にこれより小容量のしかも並列の転流回路を有する小型
の直流遮断器を2個直列接続することにより、短いアー
ク時間で直流を遮断でき、以て、より遮断器のストロー
クを短くかつ転流回路の容量も小さくでき、構造の小型
化、コストの低廉化を図ることができる。
【0025】請求項7の発明においては、少なくとも主
直流遮断器の転流回路に並列に補助コンデンサを設ける
ことにより、短いアーク時間で直流を遮断でき、以て、
遮断器のストロークを短くかつ転流回路の容量も小さく
でき、構造の小型化、コストの低廉化を図ることができ
る。
【0026】請求項8の発明においては、小型の直流遮
断器の容量を、主直流遮断器の容量に対して1/2〜1
/10としたので、確実に短いアーク時間で直流を遮断
でき、以て、遮断器の構造の小型化、コストの低廉化を
図ることができる。
【0027】請求項9の発明においては、第2の直流遮
断器の容量を第1の直流遮断器の容量に対して1/2〜
1/10としたので、より確実に短いアーク時間で直流
を遮断でき、以て、遮断器の構造の小型化、コストの低
廉化を図ることができる。
【0028】請求項10の発明においては、補助コンデ
ンサの容量を、コンデンサの容量に対して1/2〜1/
10としたので、より確実に短いアーク時間で直流を遮
断でき、以て、遮断器の構造の小型化、コストの低廉化
を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施の形態を示す
構成図である。図において、図8と対応する部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。図において、3A
は主直流遮断器としての直流遮断器1に並列に設けられ
たリアクトル、4Aは直流遮断器1に並列に設けられた
コンデンサであって、これらリアクトル3Aとコンデン
サ4Aは相互に直列接続されて転流回路を構成する。6
は直流遮断器1より容量の小さな小型の第1の直流遮断
器としての直流遮断器であって、この直流遮断器6は直
流遮断器1に対して例えば1/2〜1/10の容量、す
なわちガスの吹き付け速度と流量で決定される(ガスの
吹き付けにより)アークの失うエネルギー損失が1/2
〜1/10のものが用いられる。具体的には、ガスの収
納されているパッフアシリンダの断面積とピストンロッ
ドのストロークが小さいことになる。この直流遮断器6
は電力系統の直流ライン2に直流遮断器1と直列に接続
されて配置される。そして、この直流遮断器1および6
の直列回路と並列にリアクトル3Aとコンデンサ4Aか
らなる転流回路が接続され、さらに、サージアブソーバ
5が並列に接続される。なお、サージアブソーバ5は単
にコンデンサ4Aに並列接続してもよい。また、直流遮
断器6の機械的構造は、図10に示す直流遮断器1と同
様の構造を用いてよい。また、この小型の直流遮断器6
の小電流アークに関する遮断時間は、一般に大型の直流
遮断器より短い。
【0030】次に動作について説明する。直流遮断器1
の直流を通電する固定コンタクト11と可動コンタクト
12(共に図10参照)を開極すると、両コンタクト間
にアークが発生する。直流遮断器1には並列にリアクト
ル3Aとコンデンサ4Aの転流回路が並列に接続されて
いるので、この転流回路に電流を転流させる一方、リア
クトル3Aとコンデンサ4Aの転流回路およびSF6
ークの電圧電流負特性の相互作用により、アーク電圧電
流振動を拡大させて電流零点を形成し、SF6ガスをア
ークに吹き付けてこれを消弧させる。そして、直流遮断
器1には小型の直流遮断器6が接続されているので、転
流回路を構成するリアクトル3Aとコンデンサ4Aの容
量により規定される周波数の電流電圧振動で零点に近づ
けられた小さいアーク電流は、小型の直流遮断器6ni
より、すばやく遮断されるため、短いアーク時間で直流
を遮断できる。
【0031】さらに、この遮断動作を、図2を参照して
説明する。ここで、直流遮断器6単独では、直流遮断器
1の遮断できる電流の1/10程度しか遮断できないも
のとする。一般に小容量の直流遮断器6のアーク時定数
[アークのエネルギーが失われて行く(遮断される)ま
での緩和時間]は、直流遮断器1よりかなり小さい。従
って、直列接続の直流遮断器1と直流遮断器6を同時に
開極した場合、アーク電流のが大きいときには、主とし
て直流遮断器1とその転流回路の相互作用によりアーク
電流が拡大振動して行くことになる。そして、アーク電
流が振動により小さくなった(0に近付いた)ときに
は、直流遮断器6でも十分遮断できるようになり、しか
も、直流遮断器6のアーク時定数が小さいため直流遮断
器1単独の場合より短い遮断時間でアークをきることが
可能になる。すなわち、電流に対するアーク時間(遮断
時間)が短くなることは、遮断器のストロークを短くで
き、コンパクトにすることができる。
【0032】図2(a)は直流遮断器1のみ使用した場
合(従来)のアーク電流すなわち遮断できる電流i0
遮断時間tの関係を示し、図2(b)は直列接続された
直流遮断器1と直流遮断器6を使用した場合(本発明)
のアーク電流すなわち遮断できる電流i0と遮断時間t
の関係を示している。図2からも分かるように、直流遮
断器1のみ使用した場合は、遮断時間がt1であった
が、直列接続された直流遮断器1と直流遮断器6を使用
した場合は、遮断時間がt2と従来の遮断時間t1よりか
なり短縮されている。因に、遮断電流を3500Aとし
た場合、従来の遮断時間t1は約20ms程度であった
が、本実施の形態の場合、直流遮断器6の容量を直流遮
断器1に対して1/10とすると、これより約数ms短
縮される。従って、従来と同じレベルの直流電流を遮断
するには、転流回路の容量も小さくすることができるこ
とが分かる。
【0033】なお、直流遮断器6は直流遮断器1に比べ
て遅れて開極してもよく、例えばアーク電流が20A以
下で開極してもよい。また、直流遮断器6の遮断できる
電流のレベルを、直流遮断器1の遮断電流のどの程度に
するかは、アーク時間の短縮による直流遮断器1の原価
と直流遮断器6の追加費用の兼ね合いで決定されるが、
1/10以下と考えられる。このように、本実施の形態
では、直流遮断器1にこれより小容量の小型の直流遮断
器6を直列接続することにより、短いアーク時間で直流
を遮断でき、以て、遮断器のストロークを短くかつ転流
回路の容量も小さくでき、構造の小型化、コストの低廉
化を図ることができる。
【0034】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施の形態を示す構成図である。図において、図1と対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図
において、3Bは直流遮断器1に並列に設けられたリア
クトル、4Bは直流遮断器1に並列に設けられたコンデ
ンサであって、これらリアクトル3Bとコンデンサ4B
は相互に直列接続されて転流回路を構成する。7は直流
遮断器6よりさらに容量の小さな小型の第2の直流遮断
器としての直流遮断器であって、この直流遮断器7は直
流遮断器6に対して例えば1/2〜1/10の容量のも
のが用いられる。この直流遮断器1,6および7の直列
回路と並列にリアクトル3Bとコンデンサ4Bからなる
転流回路が接続され、さらに、サージアブソーバ5が並
列に接続される。なお、直流遮断器7の機械的構造も、
図10に示す直流遮断器1と同様の構造を用いてよい。
また、この小型の直流遮断器7の小電流アークに関する
遮断時間も、一般に大型の直流遮断器より短い。
【0035】次に動作について説明する。直流遮断器1
の直流を通電する固定コンタクト11と可動コンタクト
12(共に図10参照)を開極すると、両コンタクト間
にアークが発生する。直流遮断器1には並列にリアクト
ル3Bとコンデンサ4Bの転流回路が並列に接続されて
いるので、この転流回路に電流を転流させる一方、リア
クトル3Bとコンデンサ4Bの転流回路およびSF6
ークの電圧電流負特性の相互作用により、アーク電圧電
流振動を拡大させて電流零点を形成し、SF6ガスをア
ークに吹き付けてこれを消弧させる。そして、直流遮断
器1には小型の直流遮断器6および7が接続されている
ので、転流回路を構成するリアクトル3Bとコンデンサ
4Bの容量により規定される周波数の電流電圧振動で零
点に近づけられた小さいアーク電流は、小型の直流遮断
器6および7により、すばやく遮断されるため、短いア
ーク時間で直流を遮断できる。
【0036】かくして、この場合も、電流に対するアー
ク時間(遮断時間)が短くなるので、遮断器のストロー
クを短くでき、コンパクトにすることができる。また、
従来と同じレベルの直流電流を遮断するには、転流回路
の容量も小さくすることができ、特に、ここでは、直流
遮断器7の容量を直流遮断器6の1/2〜1/10とし
ているので、アーク時間を一定とすると、図1のリアク
トル3Aおよびコンデンサ4Aに対してさらにリアクト
ル3Bおよびコンデンサ4Bの容量を小さくすることが
できる。
【0037】このように、本実施の形態でも、直流遮断
器1にこれより小容量の小型の直流遮断器6および7を
直列接続することにより、短いアーク時間で直流を遮断
でき、以て、遮断器のストロークを短くかつ転流回路の
容量も小さくでき、構造の小型化、コストの低廉化を図
ることができる。
【0038】実施の形態3.図4は、この発明の他の実
施の形態を示す構成図である。図において、図1と対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図
において、3Cは直流遮断器6に並列に設けられたリア
クトル、4Cは直流遮断器6に並列に設けられたコンデ
ンサであって、これらリアクトル3Cとコンデンサ4C
は相互に直列接続されて転流回路を構成する。そして、
本実施の形態では、このようなリアクトル3Cとコンデ
ンサ4Cからなる転流回路を有する直流遮断器6を、リ
アクトル3とコンデンサ4からなる転流回路を有する直
流遮断器1に縦続接続する。
【0039】次に動作について説明する。直流遮断器1
の直流を通電する固定コンタクト11と可動コンタクト
12(共に図10参照)を開極すると、両コンタクト間
にアークが発生する。直流遮断器1には並列にリアクト
ル3とコンデンサ4の転流回路が並列に接続されている
ので、この転流回路に電流を転流させる一方、リアクト
ル3とコンデンサ4の転流回路およびSF6アークの電
圧電流負特性の相互作用により、アーク電圧電流振動を
拡大させて電流零点を形成し、SF6ガスをアークに吹
き付けてこれを消弧させる。そして、直流遮断器1には
転流回路を備えた小型の直流遮断器6が接続されている
ので、この転流回路を構成するリアクトル3Cとコンデ
ンサ4Cの容量により規定される周波数の電流電圧振動
で零点に近づけられた小さいアーク電流は、小型の直流
遮断器6により、すばやく遮断されるため、短いアーク
時間で直流を遮断できる。
【0040】かくして、この場合も、電流に対するアー
ク時間(遮断時間)が短くなるので、遮断器のストロー
クを短くでき、コンパクトにすることができる。また、
従来と同じレベルの直流電流を遮断するには、転流回路
の容量も小さくすることができ、特に、この場合、直流
遮断器6の転流回路の共振周波数が高くなり、直流遮断
器6の容量を直流遮断器1の1/2〜1/10としてい
るので、アーク時間を一定とすると、リアクトル3およ
びコンデンサ4に対してさらにリアクトル3Cおよびコ
ンデンサ4Cの容量を1/2〜1/10程度に小さくす
ることができる。
【0041】このように、本実施の形態でも、直流遮断
器1にこれより小容量のしかも並列の転流回路を有する
小型の直流遮断器6を直列接続することにより、短いア
ーク時間で直流を遮断でき、以て、遮断器のストローク
を短くかつ転流回路の容量も小さくでき、構造の小型
化、コストの低廉化を図ることができる。
【0042】実施の形態4.図5は、この発明の他の実
施の形態を示す構成図である。図において、図4と対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本
実施の形態では、図4の回路の直流遮断器1に並列接続
されているリアクトル3およびコンデンサ4からなる第
1の転流回路に並列に補助コンデンサ8を接続し、実質
的に直流遮断器1の第2の転流回路を構成する。この補
助コンデンサ8の容量は、コンデンサ4の容量より小さ
く、例えばコンデンサ4の容量の1/2〜1/10とさ
れる。
【0043】次に動作について説明する。直流遮断器1
の直流を通電する固定コンタクト11と可動コンタクト
12(共に図10参照)を開極すると、両コンタクト間
にアークが発生する。直流遮断器1には並列にリアクト
ル3とコンデンサ4の第1の転流回路が並列に接続され
ているので、この第1の転流回路に電流を転流させる一
方、リアクトル3とコンデンサ4の第1の転流回路およ
びSF6アークの電圧電流負特性の相互作用により、ア
ーク電圧電流振動を拡大させて電流零点を形成し、SF
6ガスをアークに吹き付けてこれを消弧させる。そし
て、直流遮断器1には、第1の転流回路に並列接続され
た補助コンデンサ8を有する第2の転流回路を設けてい
るので、第1の転流回路を構成するリアクトル3とコン
デンサ4の容量により規定される電流電圧振動の周波数
に、補助コンデンサ8の容量で規定されるより高い周波
数の振動が重畳されるため、アーク電圧がより激しく変
動し、これをきっかけとしてすみやかにアーク電流を拡
大振動させて、短いアーク時間で直流を遮断することが
可能となる。
【0044】図6は、直流遮断器1での遮断電流i0
コンデンサ4の容量C、リアクトル3の容量Lとの関係
を示す図である。いま、容量L1のリアクトル3と容量
1のコンデンサ4からなる第1の転流回路に、さら
に、並列に容量C2の補助コンデンサ8を接続すると、電
流が分担されるため単純に遮断電流i0が増加するだけ
でなく、振動の周波数が大きくなるので、リアクトル3
の容量の最適値がLP1からLP2に低下する。すなわち、
リアクトル3の容量が小さくなり、コンパルトにできる
ことが分かる。また、遮断電流が増加するので、コンデ
ンサ4の容量も小さくできることが分かる。
【0045】かくして、この場合も、電流に対するアー
ク時間(遮断時間)が短くなるので、遮断器のストロー
クを短くでき、コンパクトにすることができる。また、
従来と同じレベルの直流電流を遮断するには、転流回路
の容量も小さくすることができる。
【0046】このように、本実施の形態では、直流遮断
器1の転流回路に並列に補助コンデンサを設けることに
より、短いアーク時間で直流を遮断でき、以て、遮断器
のストロークを短くかつ転流回路の容量も小さくでき、
構造の小型化、コストの低廉化を図ることができる。
【0047】実施の形態5.図7は、この発明の他の実
施の形態を示す構成図である。図において、図1および
図4と対応する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。図において、3Dは直流遮断器7に並列に設け
られたリアクトル、4Dは直流遮断器7に並列に設けら
れたコンデンサであって、これらリアクトル3Dとコン
デンサ4Dは相互に直列接続されて転流回路を構成す
る。そして、本実施の形態では、このようなリアクトル
3Dとコンデンサ4Dからなる転流回路を有する直流遮
断器7を、リアクトル3とコンデンサ4からなる転流回
路を有する直流遮断器1およびリアクトル3Cとコンデ
ンサ4Cからなる転流回路を有する直流遮断器6の縦続
回路にさらに縦続接続する。
【0048】次に動作について説明する。直流遮断器1
の直流を通電する固定コンタクト11と可動コンタクト
12(共に図10参照)を開極すると、両コンタクト間
にアークが発生する。直流遮断器1には並列にリアクト
ル3とコンデンサ4の転流回路が並列に接続されている
ので、この転流回路に電流を転流させる一方、リアクト
ル3とコンデンサ4の転流回路およびSF6アークの電
圧電流負特性の相互作用により、アーク電圧電流振動を
拡大させて電流零点を形成し、SF6ガスをアークに吹
き付けてこれを消弧させる。そして、直流遮断器1には
転流回路を備えた小容量の小型の直流遮断器6、さらに
これより小容量の転流回路を備えた小型の直流遮断器7
が接続されているので、実質的に直流遮断器7の転流回
路を構成するリアクトル3Dとコンデンサ4Dの容量に
より規定される周波数の電流電圧振動で零点に近づけら
れた小さいアーク電流は、直流遮断器7により、すばや
く遮断されるため、短いアーク時間で直流を遮断でき
る。
【0049】かくして、この場合も、電流に対するアー
ク時間(遮断時間)が短くなるので、遮断器のストロー
クを短くでき、コンパクトにすることができる。また、
従来と同じレベルの直流電流を遮断するには、転流回路
の容量も小さくすることができ、特に、この場合、直流
遮断器7の転流回路の共振周波数が高くなり、直流遮断
器7の容量を直流遮断器6の1/2〜1/10としてい
るので、アーク時間を一定とすると、リアクトル3Cお
よびコンデンサ4Cに対してさらにリアクトル3Dおよ
びコンデンサ4Dの容量を1/2〜1/10程度に小さ
くすることができる。
【0050】このように、本実施の形態でも、直流遮断
器1にこれより小容量のしかも並列の転流回路を有する
直流遮断器6,さらに、これより小容量のしかも転流回
路を有する直流遮断器7を直列接続することにより、短
いアーク時間で直流を遮断でき、以て、遮断器のストロ
ークを短くかつ転流回路の容量も小さくでき、構造の小
型化、コストの低廉化を図ることができる。
【0051】実施の形態6.なお、上記実施の形態で
は、主直流遮断器に接続される小型の直流遮断器が1個
または2個の場合であるが、3個以上の場合でもよく、
同様の効果を奏する。また、補助コンデンサも、主直流
遮断器に接続された転流回路だけでなく、後段の小型の
直流遮断器の転流回路にも接続するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、電力系統の直流を通電遮断する主直流遮断器と、こ
の主直流遮断器に直列に少なくとも1個接続され、主直
流遮断器より小型の直流遮断器と、主直流遮断器および
小型の直流遮断器の直列回路に並列に接続され、リアク
トルとコンデンサからなる転流回路と、コンデンサのサ
ージアブソーバとを備えたので、短いアーク時間で直流
を遮断でき、以て、遮断器のストロークを短くかつ転流
回路の容量も小さくでき、構造の小型化、コストの低廉
化を図ることができるという効果がある。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、小型の直流遮断器が単一の直流遮断器からな
るので、簡単な構造で短いアーク時間で直流を遮断で
き、以て、構造の小型化、コストの低廉化を図ることが
できるという効果がある。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、小型の直流遮断器が第1の直流遮断器と第2
の直流遮断器とからなるので、より短いアーク時間で直
流を遮断でき、以て、構造の小型化、コストの低廉化を
図ることができるという効果がある。
【0055】請求項4の発明によれば、電力系統の直流
を通電遮断する主直流遮断器と、この主直流遮断器に直
列に少なくとも1個接続され、主直流遮断器より小型の
直流遮断器と、主直流遮断器および小型の直流遮断器に
それぞれ並列に接続され、リアクトルとコンデンサから
なる転流回路と、コンデンサのサージアブソーバとを備
えたので、短いアーク時間で直流を遮断でき、以て、遮
断器のストロークを短くかつ転流回路の容量も小さくで
き、構造の小型化、コストの低廉化を図ることができる
という効果がある。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
において、小型の直流遮断器が転流回路およびサージア
ブソーバの並列接続された単一の直流遮断器からなるの
で、簡単な構造で短いアーク時間で直流を遮断でき、以
て、構造の小型化、コストの低廉化を図ることができる
という効果がある。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項4の発明
において、小型の直流遮断器が記転流回路および上記サ
ージアブソーバのそれぞれ並列接続された第1および第
2の直流遮断器からなるので、より短いアーク時間で直
流を遮断でき、以て、構造の小型化、コストの低廉化を
図ることができるという効果がある。
【0058】請求項7の発明によれば、請求項4〜6の
発明において、転流回路の内、少なくとも主直流遮断器
に並列の転流回路に並列接続された補助コンデンサを有
するので、短いアーク時間で直流を遮断でき、以て、遮
断器のストロークを短くかつ転流回路の容量も小さくで
き、構造の小型化、コストの低廉化を図ることができる
という効果がある。
【0059】請求項8の発明によれば、請求項1、2、
4または5の発明において、小型の直流遮断器の容量
は、主直流遮断器の容量に対して1/2〜1/10であ
るので、確実に短いアーク時間で直流を遮断でき、以
て、遮断器の構造の小型化、コストの低廉化を図ること
ができるという効果がある。
【0060】請求項9の発明によれば、請求項3または
5の発明において、 第2の直流遮断器の容量は、第1
の直流遮断器の容量に対して1/2〜1/10であるの
で、より確実に短いアーク時間で直流を遮断でき、以
て、遮断器の構造の小型化、コストの低廉化を図ること
ができるという効果がある。
【0061】請求項10の発明によれば、請求項7の発
明において、補助コンデンサの容量は、コンデンサの容
量に対して1/2〜1/10であるので、より確実に短
いアーク時間で直流を遮断でき、以て、遮断器の構造の
小型化、コストの低廉化を図ることができるという効果
がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る直流遮断装置の第1の実施の
形態を示す構成図である。
【図2】 この発明に係る直流遮断装置と従来装置の遮
断時間を対比して示す特性図である。
【図3】 この発明に係る直流遮断装置の第2の実施の
形態を示す構成図である。
【図4】 この発明に係る直流遮断装置の第3の実施の
形態を示す構成図である。
【図5】 この発明に係る直流遮断装置の第4の実施の
形態を示す構成図である。
【図6】 図5の動作説明に供するための特性図であ
る。
【図7】 この発明に係る直流遮断装置の第5の実施の
形態を示す構成図である。
【図8】 従来の直流遮断装置を示す構成図である。
【図9】 従来の直流遮断装置の構造を示す断面図であ
る。
【図10】 図9で使用されている直流遮断器の一例で
あるパッフア型ガス遮断器を拡大して示す断面図であ
る。
【図11】 従来装置の動作説明に供するための特性図
である。
【符号の説明】
1,6,7 直流遮断器、2 直流ライン、3A〜3D
リアクトル、4A〜4D コンデンサ、5 サージア
ブソーバ、8 補助コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 弘基 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森山 貴旨 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 亀井 健次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浜野 末信 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 新田 悦雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 新井 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 竹治 直昭 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会内 (72)発明者 高畑 浩二 香川県高松市丸の内2番5号 四国電力株 式会社内 (72)発明者 畑野 雅幸 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源開 発株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の直流を通電遮断する主直流遮
    断器と、 該主直流遮断器に直列に少なくとも1個接続され、上記
    主直流遮断器より小型の直流遮断器と、 上記主直流遮断器および上記小型の直流遮断器の直列回
    路に並列に接続され、リアクトルとコンデンサからなる
    転流回路と、 上記コンデンサのサージアブソーバとを備えたことを特
    徴とする直流遮断装置。
  2. 【請求項2】上記小型の直流遮断器が単一の直流遮断器
    からなる請求項1記載の直流遮断装置。
  3. 【請求項3】上記小型の直流遮断器が第1の直流遮断器
    と第2の直流遮断器とからなる請求項1記載の直流遮断
    装置。
  4. 【請求項4】 電力系統の直流を通電遮断する主直流遮
    断器と、 該主直流遮断器に直列に少なくとも1個接続され、上記
    主直流遮断器より小型の直流遮断器と、 上記主直流遮断器および上記小型の直流遮断器にそれぞ
    れ並列に接続され、リアクトルとコンデンサからなる転
    流回路と、 上記コンデンサのサージアブソーバとを備えたことを特
    徴とする直流遮断装置。
  5. 【請求項5】上記小型の直流遮断器が上記転流回路およ
    び上記サージアブソーバの並列接続された単一の直流遮
    断器からなる請求項4記載の直流遮断装置。
  6. 【請求項6】上記小型の直流遮断器が上記転流回路およ
    び上記サージアブソーバのそれぞれ並列接続された第1
    および第2の直流遮断器からなる請求項4記載の直流遮
    断装置。
  7. 【請求項7】上記転流回路の内、少なくとも上記主直流
    遮断器に並列の転流回路に並列接続された補助コンデン
    サを有する請求項4〜6のいずれかに記載の直流遮断装
    置。
  8. 【請求項8】上記小型の直流遮断器の容量は、上記主直
    流遮断器の容量に対して1/2〜1/10である請求項
    1、2、4または5記載の直流遮断装置。
  9. 【請求項9】上記第2の直流遮断器の容量は、上記第1
    の直流遮断器の容量に対して1/2〜1/10である請
    求項3または6記載の直流遮断装置。
  10. 【請求項10】上記補助コンデンサの容量は、上記コン
    デンサの容量に対して1/2〜1/10である請求項7
    記載の直流遮断装置。
JP7202156A 1995-08-08 1995-08-08 直流遮断装置 Pending JPH0950743A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202156A JPH0950743A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 直流遮断装置
US08/693,351 US5737162A (en) 1995-08-08 1996-08-06 Circuit breaking device
CA002182821A CA2182821A1 (en) 1995-08-08 1996-08-07 Circuit breaking device
EP96112834A EP0758137A1 (en) 1995-08-08 1996-08-08 Circuit breaking device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7202156A JPH0950743A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 直流遮断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0950743A true JPH0950743A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16452892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7202156A Pending JPH0950743A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 直流遮断装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5737162A (ja)
EP (1) EP0758137A1 (ja)
JP (1) JPH0950743A (ja)
CA (1) CA2182821A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002527870A (ja) * 1998-10-14 2002-08-27 エービービー エービー 電気スイッチ装置と電気的負荷の遮断を行う方法
JP2008270171A (ja) * 2007-02-07 2008-11-06 Yyl:Kk 限流遮断器
CN102360991A (zh) * 2011-09-30 2012-02-22 中国电力科学研究院 一种多断口串联式高压直流断路器
WO2016056098A1 (ja) * 2014-10-09 2016-04-14 三菱電機株式会社 直流遮断器
WO2016108528A1 (ko) * 2014-12-29 2016-07-07 주식회사 효성 Dc 차단기
JP6042041B1 (ja) * 2016-02-05 2016-12-14 三菱電機株式会社 直流遮断器
CN110050318B (zh) * 2016-12-15 2022-08-12 通用电器技术有限公司 开关设备

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2915633B1 (fr) * 2007-04-24 2010-05-14 Renault Sas Dispositif d'interrupteur electronique pour commander l'alimentation d'une charge de forte puissance dans un vehicule automobile.
JP4893450B2 (ja) * 2007-04-25 2012-03-07 三菱電機株式会社 回路遮断器およびこの回路遮断器を用いたspd保護システム
ES2428001T3 (es) * 2008-11-26 2013-11-05 Abb Technology Ag Disposición de disyuntor para corriente continua de alto voltaje y método asociado
EP2494571B1 (en) * 2009-10-27 2013-12-11 ABB Technology AG An hvdc breaker and control apparatus for controlling an hvdc breaker
CN102170115B (zh) * 2010-02-26 2015-01-07 华东电力试验研究院有限公司 电力系统的实时数字仿真系统
CN102170116B (zh) * 2010-02-26 2015-03-18 华东电力试验研究院有限公司 故障电流限制器的实时数字仿真系统
WO2012100831A1 (en) * 2011-01-27 2012-08-02 Alstom Technology Ltd Circuit breaker apparatus
EP2523204B1 (en) * 2011-05-12 2019-09-04 ABB Schweiz AG Circuit arrangement and method for interrupting a current flow in a DC current path
DE102011079723A1 (de) * 2011-07-25 2013-01-31 Siemens Aktiengesellschaft Gleichspannungs-Leitungsschutzschalter
DE102011082568A1 (de) * 2011-09-13 2013-03-14 Siemens Aktiengesellschaft Gleichspannungs-Leitungsschutzschalter
DE102011083693B3 (de) 2011-09-29 2013-03-28 Siemens Aktiengesellschaft Gleichspannungs-Leitungsschutzschalter
WO2013071980A1 (en) * 2011-11-18 2013-05-23 Abb Technology Ag Hvdc hybrid circuit breaker with snubber circuit
DE102012209903A1 (de) * 2012-06-13 2013-12-19 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Schalten in einem Gleichspannungsnetz
US8724266B2 (en) * 2012-08-02 2014-05-13 Renewable Power Conversion, Inc. Photovoltaic switchgear with sacrificial fuse
WO2014154260A1 (en) * 2013-03-27 2014-10-02 Abb Technology Ltd Circuit breaking arrangement
JP6069073B2 (ja) * 2013-04-01 2017-01-25 住友電気工業株式会社 限流装置
US9948089B2 (en) * 2013-12-11 2018-04-17 Mitsubishi Electric Corporation DC circuit breaker device
EP3061111B1 (de) * 2013-12-20 2017-03-29 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zum schalten eines gleichstromes
DE112014006555B4 (de) * 2014-04-04 2023-06-15 Siemens Energy Global GmbH & Co. KG Kommutierungsschaltung
CN106537544B (zh) 2014-06-30 2019-10-01 斯基布瑞克股份公司 中断电流的装置、系统和方法
US9343897B2 (en) * 2014-07-07 2016-05-17 General Electric Company Circuit breaker system and method
FR3057388B1 (fr) 2016-10-10 2019-05-24 Supergrid Institute Commutateur au co2 pour un reseau a courant continu haute tension
EP3979285A4 (en) * 2019-05-28 2022-06-08 Mitsubishi Electric Corporation INTERRUPTION DEVICE
CN110401174B (zh) * 2019-06-11 2021-06-11 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种中压直流真空断路器主电路拓扑及其分断方法
CN111244908B (zh) * 2020-01-19 2022-04-15 国网江苏省电力有限公司电力科学研究院 一种机械式直流断路器的控制方法
EP3972102A1 (en) * 2020-09-22 2022-03-23 General Electric Technology GmbH Improvements in or relating to power transmission schemes

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR532394A (fr) * 1920-09-06 1922-02-02 Metallurg Electr Disjoncteur automatique à fonctionnement accéléré
JPS52155351A (en) * 1976-06-21 1977-12-23 Central Res Inst Of Electric Power Ind Dc circuit breaker
JPS5949663B2 (ja) * 1977-05-18 1984-12-04 株式会社日立製作所 高電圧直流しや断装置
JPS5834526A (ja) * 1981-08-26 1983-03-01 株式会社東芝 直流しや断器
KR0179365B1 (ko) * 1989-08-04 1999-05-15 미쓰다 가쓰시게 직류고속도 진공차단기 및 직류고속도 차단기를 구비한 전기차
FR2681185B1 (fr) * 1991-09-11 1995-01-13 Alsthom Gec Dispositif de coupure sans passage naturel par zero du courant.
SE514827C2 (sv) * 1993-12-09 2001-04-30 Abb Ab Likströmsbrytaranordning för hög effekt

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002527870A (ja) * 1998-10-14 2002-08-27 エービービー エービー 電気スイッチ装置と電気的負荷の遮断を行う方法
JP2008270171A (ja) * 2007-02-07 2008-11-06 Yyl:Kk 限流遮断器
CN102360991A (zh) * 2011-09-30 2012-02-22 中国电力科学研究院 一种多断口串联式高压直流断路器
WO2016056098A1 (ja) * 2014-10-09 2016-04-14 三菱電機株式会社 直流遮断器
WO2016056274A1 (ja) * 2014-10-09 2016-04-14 三菱電機株式会社 直流遮断器
JP6049913B2 (ja) * 2014-10-09 2016-12-21 三菱電機株式会社 直流遮断器
JPWO2016056274A1 (ja) * 2014-10-09 2017-04-27 三菱電機株式会社 直流遮断器
US10403449B2 (en) 2014-10-09 2019-09-03 Mitsubishi Electric Corporation Direct-current circuit breaker
WO2016108528A1 (ko) * 2014-12-29 2016-07-07 주식회사 효성 Dc 차단기
US10418210B2 (en) 2014-12-29 2019-09-17 Hyosung Heavy Industries Corporation DC circuit breaker
JP6042041B1 (ja) * 2016-02-05 2016-12-14 三菱電機株式会社 直流遮断器
CN110050318B (zh) * 2016-12-15 2022-08-12 通用电器技术有限公司 开关设备

Also Published As

Publication number Publication date
US5737162A (en) 1998-04-07
CA2182821A1 (en) 1997-02-09
EP0758137A1 (en) 1997-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0950743A (ja) 直流遮断装置
JP2015005327A (ja) パッファ式ガス遮断器
JPH0950742A (ja) 直流遮断装置
EP1973133A2 (en) Circuit breaker using arc contact
JPS63211532A (ja) ガス開閉器
JPH0950741A (ja) 自励転流式直流遮断装置
KR100344281B1 (ko) 양방향 구동형 가스 차단기
KR100403965B1 (ko) 가스 차단기의 차단부 구조체
JPS6293826A (ja) ガスしや断器
JPH103834A (ja) パッファ式ガス遮断器
JP2007200812A (ja) 複合型遮断器
JPH02117043A (ja) パッファ形ガス遮断器
JP2519713Y2 (ja) ガス負荷断路器
JPH07122165A (ja) ガス絶縁接地開閉器
JPH01313827A (ja) パッファ形ガス遮断器
JPH10269912A (ja) ガス遮断器
JP3292783B2 (ja) 直流遮断器
JPH09161622A (ja) 遮断器
JPH05166442A (ja) パッファ形ガス遮断器
SU654973A1 (ru) Газовый коммутационный аппарат
JPS6280930A (ja) パツフア形ガスしや断器
JP2014002868A (ja) ガス遮断器
JPH05135669A (ja) パツフア型ガス遮断器
JPS58220323A (ja) 直流しや断用パツフア−形ガスしや断器
JPH09102253A (ja) パッファ型ガス遮断器