JP2019532050A - Eaat3阻害剤としてのイミダゾール化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一般式(I)(式中、R1、R1’、R2、R3、R4は、本明細書に定義された通りである)を有する新規化合物、前記化合物を含む医薬組成物及び前記化合物を使用する方法を提供する。

Description

本発明は、哺乳類における治療又は予防に有用な有機化合物、そして特に、EAAT3媒介性疾患、例えば、統合失調症、双極性障害、強迫性障害、又は自閉症スペクトラム障害等の精神障害の治療又は予防のためのEAAT3阻害剤に関する。
本発明は、式(I):
Figure 2019532050

(式中、
’は、メチルであり;
は、
i)メチル、
ii)エチル、
iii)トリフルオロメチル
iv)ヒドロキシメチル、
v)シクロプロピル、及び
vi)シアノ
からなる群から選択されるか;
又はR’及びRは、これらが結合している炭素原子と共に、1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオフェン−3−イルを形成し;
は、
i)水素、
ii)メチル、
iii)エチル、
iv)イソプロピル、
v)tert−ブチル、
vi)シクロプロピル、
vii)シクロプロピルメチル、及び
viii)ヒドロキシメチル
からなる群から選択され;
は、
i)水素、
ii)クロロ、
iii)フルオロ、
iv)メチル
v)イソプロピル、
vi)メトキシ、
vii)シアノ、
viii)シクロプロピル、及び
ix)トリフルオロメチル
からなる群から選択され;
は、
i)水素、
ii)クロロ、
iii)フルオロ、及び
iv)メチル
からなる群から選択される)
の新規化合物;
又は薬学的に許容し得る塩を提供する。
驚くべきことに、一般式Iの化合物はEAAT3阻害剤であることが見出された。
ヒトの研究では溶質輸送体ファミリー1、メンバー1(体系的遺伝子名:SLC1A1)、そして、げっ歯類では興奮性アミノ酸輸送体1(EAAC1)とも称される興奮性アミノ酸トランスポータ3(EAAT3)は、皮質全体にわたるニューロン、ならびに海馬、基底核(線条体、視床)、及び嗅球においてみられる高親和性アニオン性アミノ酸トランスポータである。EAAT3は、興奮性シナプス(例えば海馬内)における局所グルタミン酸濃度を緩衝し、そして、シナプス外部位におけるグルタミン酸受容体サブタイプの異なる動員を調節する機能を有する。更に、EAAT3は、GABA及びグルタチオンの生合成の促進に関与していると考えられる。EAAT3は、哺乳類のCNSの神経細胞及びグリア細胞へのグルタミン酸の取り込みを媒介するEAATファミリーのメンバーである。主にグリアにおいて発現する2つのトランスポータ、EAAT1及びEAAT2は、成体哺乳類の脳におけるグルタミン酸ホメオスタシス、及びシナプス間隙からのグルタミン酸の急速なクリアランスにとって不可欠である。3つのニューロントランスポータ(EAAT3、EAAT4、及びEAAT5)は、細胞の興奮性を制御及び処理する更なる機能を有すると考えられ、EAAT3は、CNS全体にわたって大量に発現する(EAAT4は、小脳のプルキンエ細胞に特有であり、そして、EAAT5は、網膜の桿体光受容器及び双極細胞で発現する)。
EAATは、三量体として構築され、そして、複数のアイソフォームが存在することにより、特定のアイソフォームがヘテロオリゴマーを形成できるかどうかという問題が提起される。哺乳類の脳では、興奮性シナプス伝達の特異性は、活性シナプスからのグルタミン酸の急速な拡散及び星状細胞におけるグルタミン酸トランスポータの強力な取り込み能に依存する。ニューロンのグルタミン酸トランスポータが細胞外空間におけるグルタミン酸の寿命に影響を与える程度は、依然として不明であるが、軽微であると考えられる。海馬領域CA1の興奮性シナプスにおける主要なニューロングルタミン酸トランスポータであるEAAT3は、シナプス事象中に放出されるグルタミン酸を緩衝し、そして、星状細胞によるそのクリアランスの時間経過を延長する。EAAT3は、シナプス間隙における受容体の活性化を著しく変化させはしない。その代わり、EAAT3は、シナプス周囲/シナプス外のNR2B含有NMDARの動員を減少させ、それによって、高頻度刺激の短いバーストによる長期増強の誘導を促進する。特異的EAAT3阻害剤は、特定のシナプスを局所的かつ特異的に強化する能力を有し得る。
強迫性障害(OCD)は、最も一般的な精神障害(罹患率1〜3%)であり、そして、少なくとも統合失調症及び双極性障害と同等に蔓延している。米国では、成人50人に1人がOCDに罹患している。OCDは、成人に加えて小児及び青年でも発症する。OCDである成人のおよそ3分の1から半分が、この障害の幼児期での発症を報告しており、そして、この障害は、典型的には、事実上慢性である。処置は主に、認知行動療法(CBT)と組み合わせたセロトニン作動性TCA(クロミプラミン)又はSSRIからなる。全体として、これらの治療介入に対する応答は、ある程度は(ただし、依然として限られた程度で)有益であり(MDDにおける抗うつ応答と概ね同等)、OCDが慢性であることに鑑みて、満たされていない医学的必要性は依然として非常に高いままである。OCDは、セロトニン及びグルタミン酸の異常に関連している。OCDにおけるグルタミン酸シグナル伝達不全の仮説は、神経画像処理、動物モデル、ポジショナルクローニング、及び処置研究から得られた知見に基づいている。
OCDにおける強迫性の総体的な症状は、自閉症スペクトラム障害の中核的な基準:「行動、興味、又は活動の限局された反復的な様式」(提案されているDSM−5改訂版より)との、現象論的、疫学的、そして恐らくは(病因)病態生理学的な重複がかなりある。この概念を支持して、ヒトの遺伝学研究によって、セロトニントランスポータ及びEAAT3(SLC1A1)の両遺伝子が、自閉症スペクトラム障害(ASD)又はASDにおける強固な強迫性行動、及びOCDと関連付けられた。
加えて、統合失調双極性障害(schizophrenic bipolar disorder)の患者において抗精神病薬によって誘発される強迫性症状は、EAAT3(SLC1A1)遺伝子変異体と関連付けられている。死後脳の研究で、古典的及び非定型の抗精神病薬がいずれもEAAT3を減少することが示されており、このことは、神経遮断性の機序におけるこのトランスポータの関与が、ドーパミン及びセロトニンの調節を上回っていることを示唆する。更に、ヒト遺伝子EAAT3(SLC1A1)における遺伝的変異は、抗精神病薬への応答に関連している。
神経生物学的データ、ヒト遺伝学、画像診断、及び実験的処置から、EAAT3がOCDならびに自閉症及び統合失調症における強固な強迫性行動の重要な病態生理学的要素であるという収束的な(converging)証拠が存在している。
− Curr. Opin. Pharmacol. 20, 116 - 123, 2015
− J. Neurosci., 32, 2552 - 2563, 2012
− J. Neurosci 29, 14581 - 14595, 2009
− Arch. Gen. Psychiatry, 66, 408 - 416, 2009
− Pharmacol. Ther. 107, 271 - 285, 2005
− J. Neurochem. 98, 1007 - 1018, 2006
− Nat. Neurosci., 9, 119 - 126, 2006
本発明の目的は、式(I)の化合物並びにその上述の塩及びエステル、並びにその処置活性物質としての使用、該化合物、中間体、医薬組成物、該化合物を含有する医薬、その薬学的に許容し得る塩又はエステルを製造するための方法、EAAT3の活性に関連する障害又は病態を治療又は予防するため、特に、統合失調症、双極性障害、強迫性障害、又は自閉症スペクトラム障害などの精神障害の治療又は予防における該化合物、塩、又はエステルの使用、並びに統合失調症、双極性障害、強迫性障害、又は自閉症スペクトラム障害などの精神障害を治療又は予防するための医薬を生産するための該化合物、塩、又はエステルの使用である。
用語「薬学的に許容し得る塩」は、遊離塩基又は遊離酸の生物学的効果及び特性を保持し、生物学的にも又はその他の点でも望ましくないことのない塩を指す。塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸(特に、塩酸)及び酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、N−アセチルシステインなどの有機酸と形成される。加えて、これらの塩は、遊離酸に無機塩基又は有機塩基を付加させることにより調製し得る。無機塩基から誘導される塩には、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム塩などが含まれるが、これらに限定されない。有機塩基から誘導される塩には、第一級、第二級及び第三級アミン、天然の置換アミンを含む置換アミン、環状アミン及び塩基性イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リシン、アルギニン、N−エチルピペリジン、ピペリジン、ポリイミン樹脂などの塩が含まれるが、これらに限定されない。式(I)の化合物の特定の薬学的に許容し得る塩は、塩酸塩、メタンスルホン酸塩及びクエン酸塩である。
「薬学的に許容し得るエステル」は、一般式(I)の化合物を官能基において誘導体化して、インビボで変換されて親化合物に戻ることが可能な誘導体を提供し得ることを意味する。そのような化合物の例には、メトキシメチルエステル、メチルチオメチルエステル及びピバロイルオキシメチルエステルなどの、生理学的に許容し得て、かつ代謝的に不安定なエステル誘導体が含まれる。加えて、一般式(I)の化合物の任意の生理学的に許容し得る等価体は、インビボで一般式(I)の親化合物を製造することが可能な前記代謝的に不安定なエステルと同様に、本発明の範囲内である。
用語「保護基」(PG)は、合成化学において従来それについて用いられる意味で、多官能性化合物中のある反応部位を選択的にブロックして、別の保護されていない反応部位で化学反応を選択的に行うことができるようにする基を表す。保護基は、適切な時点で除去することができる。例示的な保護基は、アミノ保護基、カルボキシ保護基又はヒドロキシ保護基である。特定の保護基は、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)及びベンジル(Bn)基である。更に特定の保護基は、tert−ブトキシカルボニル(Boc)及びフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)基である。より特定の保護基は、tert−ブトキシカルボニル(Boc)基である。
略語uMは、マイクロモルを意味し、記号μMに相当する。
略語uLはマイクロリットルを意味し、記号μLに相当する。
略語ugは、マイクログラムを意味し、記号μgに相当する。
式Iの化合物は、数個の不斉中心を含むことができ、光学的に純粋な鏡像異性体、鏡像異性体の混合物(例えばラセミ化合物のような)、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体のラセミ化合物又はジアステレオ異性体のラセミ化合物の混合物の形態で存在することができる。
Cahn-Ingold-Prelog順位則に従って、不斉炭素原子は、「R」又は「S」の立体配置をとることができる。
本明細書に記載される式(I)に係る化合物及びその薬学的に許容し得る塩又はエステル、特に、本明細書に記載される式(I)に係る化合物及びその薬学的に許容し得る塩、より特定すると、本明細書に記載される式(I)に係る化合物もまた、本発明の実施態様である。
本発明の具体的な実施態様は、Rがメチルである、本明細書に記載される式(I)に係る化合物を提供する。
本発明の具体的な実施態様は、Rが、
i)メチル、
ii)エチル、
iii)イソプロピル、及び
iv)tert−ブチル
からなる群から選択される、本明細書に記載される式(I)に係る化合物を提供する。
本発明の具体的な実施態様は、Rが、
i)クロロ、
ii)フルオロ、及び
iii)トリフルオロメチル
からなる群から選択される、本明細書に記載される式(I)に係る化合物を提供する。
本発明の具体的な実施態様は、RがHである、本明細書に記載される式(I)に係る化合物を提供する。
本発明のより具体的な実施態様は、
1’及びRが、いずれもメチルであり;
が、
i)メチル、
ii)エチル、
iii)イソプロピル、及び
iv)tert-ブチル
からなる群から選択され;
が、
i)クロロ、
ii)フルオロ、及び
iii)トリフルオロメチル
からなる群から選択され;
が、Hである、本明細書に記載される式(I)に係る化合物又は薬学的に許容し得る塩を提供する。
本明細書に記載される式(I)の化合物の具体例は、
N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(3−プロパン−2−イルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−プロパン−2−イルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−プロパン−2−イルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−メチルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−メチルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(3−メチルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチルイミダゾール−4−イル)−5−(4−クロロフェニル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−エチルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−エチルイミダゾール−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−エチルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチルイミダゾール−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)ベンズアミド;
N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
又はその薬学的に許容し得る塩から選択される。
本明細書に記載される式(I)の化合物の製造方法は、本発明の目的である。
本発明の式(I)の化合物の調製は、逐次又は収束合成経路で実施することができる。本発明の合成を、以下の一般スキームに示す。反応及び生じる生成物の精製を実施するのに必要な技能は、当業者に公知である。反応中にエナンチオマー又はジアステレオ異性体の混合物が生成される場合、これらエナンチオマー又はジアステレオ異性体は、本明細書に記載されているか又は当業者に公知の方法、例えば、(キラル)クロマトグラフィー又は結晶化等によって分離することができる。以下のプロセスの説明において使用される置換基及び指数は、本明細書において与えられた意味を有する。
一般に、イミダゾール誘導体Iは、中間体ヨード誘導体IIから、市販されているイミダゾールボロン酸IIIとのカップリング反応によって、
Figure 2019532050

又は、ヨード誘導体IVと、市販されているボロン酸誘導体Vとのカップリング反応によって、
Figure 2019532050

調製することができる。
ヨード誘導体IIは、市販されている3−ヨード−5−ニトロ安息香酸VIから出発して調製することができる。標準的な条件を用いて、市販されているアミンVIIとアミド形成させることによってアミドVIIIがもたらされ、これを市販されているボロン酸誘導体Vとカップリングさせて、ニトロ化合物IXを生成することができ、これを塩化スズ(II)で還元して、アニリン誘導体Xを生成することができる。アニリンの、周知のヨウ素への転換によって、ヨード構成単位IIがもたらされる。
Figure 2019532050
ヨード誘導体IVの合成は、上記ヨード誘導体VIIIから出発してよく、これを市販されているイミダゾールボロン酸IIIとのカップリング反応によってイミダゾール誘導体XIに転換することができる。上記のニトロ基のアニリンへの還元によって、誘導体XIIがもたらされる。アニリンの、公知のヨウ素への転換によって、誘導体XIIからヨード誘導体IVを調製することができる。
Figure 2019532050
イミダゾール誘導体Iを合成するための別の経路は、市販されている3−ヨード−5−ニトロ安息香酸VIから出発してよい。市販されているボロン酸誘導体Vとのカップリング反応によってニトロ誘導体XIIを生成することができ、これはニトロ基の還元、続いてアニリンの、周知のヨウ素への転換、次いでエステル形成によって、上記の通りヨード誘導体XIVに転換することができる。公知の方法によってヨード誘導体XIVをボロナート誘導体XVに転換することができる。市販されているブロモイミダゾール誘導体XVIとのカップリング反応、その後の公知の方法によるエステル加水分解によって、酸誘導体XVIIを生成した。標準的な条件を用いる、市販されているアミンVIIとのアミド形成が、最終アミドIをもたらす。
Figure 2019532050
また、公知の方法によってヨード構成単位IIから調製することができるボロナートXVIIIとの、市販されているブロモイミダゾール誘導体XVIのカップリング反応によって、最終化合物Iを調製することも可能である。
Figure 2019532050
上に定義した式(I)の化合物を調製する方法であって、a)式(III)の化合物の存在下での、式(II)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義される通りである);
Figure 2019532050

又は、
b)式(V)の化合物の存在下での、式(IV)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、本明細書に定義される通りである);
Figure 2019532050

又は、
c)式(VII)の化合物の存在下での、式(XVII)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義される通りである);
Figure 2019532050

又は、
d)式(XVI)の化合物の存在下での、式(XVIII)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義される通りである):
Figure 2019532050

を含む方法もまた、本発明の実施態様である。
処置活性物質として使用するための、本明細書に記載される式(I)に係る化合物もまた、本発明の目的である。
同様に、本発明の目的は、本明細書に記載される式(I)に係る化合物と、処置的に不活性である担体とを含む医薬組成物である。
本発明の具体的な実施態様は、眼疾患、特に緑内障を治療又は予防するための、本明細書に記載される式(I)に係る化合物である。
また、本発明は、眼疾患、特に緑内障を治療又は予防するための医薬を調製するための、本明細書に記載される式(I)に係る化合物の使用に関する。
また、本発明の目的は、眼疾患、特に緑内障を治療又は予防する方法であって、有効量の本明細書に記載される式(I)に係る化合物を投与することを含む方法である。
また、本発明の実施態様は、記載される方法のうちのいずれか1つに従って製造される、本明細書に記載される式(I)の化合物である。
アッセイ手順
FLIPR膜電位(FMP)アッセイ
ヒトEAAT3を安定的に発現するHEK−293細胞を、底部が透明な、ポリ−D−リジンで処理した96ウェル黒色マイクロタイタープレート中の成長培地(DMEMグルタミン酸不含(Invitrogen 11960-044)、1% Pen Strep(10mL/L GIBCO BRL N°15140-023)、10%非透析熱不活化FCS、5mg/Lピューロマイシン)に、55000細胞/ウェルで播種した。24時間後、成長培地を除去し、そして、100μL/ウェルでKrebsバッファ(140mM NaCl、4.7mM KCl、2.5mM CaCl、1.2mM MgCl、11mM HEPES、10mM D−グルコース、pH=7.4)を添加した。次いで、100μL/ウェルのFMPアッセイ色素(FLIPR膜電位アッセイ試薬、Molecular Devices)を添加することによって、細胞のロードを行った(loaded)。次いで、96ウェルプレートを37℃で1時間インキュベートした。細胞の脱分極によって、より多くの色素が細胞に入り、そこで、細胞内のタンパク質及び脂質に結合し、そして、蛍光シグナルを増加させる。最大応答の80%を与える濃度でアゴニストとしてL−グルタミン酸を用いることによって、ヒトEAAT3におけるアンタゴニスト能を決定した。アゴニストであるL−グルタミン酸を適用する15分間前にアンタゴニストを適用した。アッセイを室温で実施し、そして、蛍光イメージングプレートリーダ(FLIPR, Molecular Devices)及びフィルタ#2を用いることによって測定を行った。蛍光−基礎値(すなわち、L−グルタミン酸を添加しないときの蛍光)のピーク増加として応答を測定した。Cheng-Prusoff式:Kb=IC50/[l+(A/EC50)](式中、IC50は、50%阻害を生じさせるアンタゴニストの濃度であり;Aは、それに対してのIC50を決定するアゴニストの濃度(EC80において)であり;EC50は、50%阻害を生じさせるアゴニストの濃度である)を用いて、Kbを決定した。
Figure 2019532050
式(I)の化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、(例えば、医薬製剤の形態で)医薬として用いることができる。医薬製剤は、例えば、経口等の内服(例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質及び軟質のゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤、又は懸濁剤の形態)、経鼻(例えば、点鼻スプレーの形態)、経直腸(例えば、坐剤の形態)、又は局所経眼(例えば、液剤、軟膏剤、ゲル剤、又は水溶性ポリマーインサートの形態)で投与することができる。しかし、投与は、例えば、筋肉内、静脈内、又は眼球内(例えば、無菌注射液の形態)等、非経口で行ってもよい。
式(I)の化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質ゼラチンカプセル剤、注射液、又は局所製剤を生産するために、薬学的に不活性である無機又は有機の補助剤を用いて加工してよい。ラクトース、コーンスターチ又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩等を、例えば、錠剤、糖衣錠、及び硬質ゼラチンカプセル剤用のそのような補助剤として用いることができる。
軟質ゼラチンカプセル剤に好適な補助剤は、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半固体物質、及び液体ポリオール等である。
液剤及びシロップ剤を生産するために好適な補助剤は、例えば、水、ポリオール、ショ糖、転化糖、グルコース等である。
注射液に好適な補助剤は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油等である。
坐剤に好適な補助剤は、例えば、天然油又は硬化油、ワックス、脂肪、半固体又は液体のポリオール等である。
局所経眼製剤に好適な補助剤は、例えば、シクロデキストリン、マンニトール、又は当技術分野において公知である多くの他の担体及び賦形剤である。
更に、医薬製剤は、保存剤、可溶化剤、増粘物質、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、香料(flavorants)、浸透圧を変化させるための塩、緩衝化剤、マスキング剤、又は酸化防止剤を含有していてもよい。また、該医薬製剤は、更に他の処置上有益な物質を含有していてもよい。
投薬量は、広い範囲で変動し得、そして無論、各具体的な症例における個々の要件に適合する。一般に、経口投与の場合、好ましくは1〜3回の個別用量(例えば、同量からなってよい)に分割された、体重1kg当たり約0.1mg〜20mg、好ましくは体重1kg当たり約0.5mg〜4mg(例えば、約300mg/人)の1日用量が適切であるはずである(should it be appropriate)。局所投与の場合、該製剤は、0.001重量%〜15重量%の医薬を含有し得、そして、0.1〜25mgであり得る必要用量を、1日当たり若しくは1週間当たり1回の投与によって、又は1日当たり複数回の投与(2〜4回)によって、又は1週間当たり複数回の投与によって投与し得る。しかし、これが適応であることが示されているとき、本明細書で与えられる上限又は下限を超えてもよいことは明らかであろう。
本発明の化合物を含む医薬組成物の調製:
以下の組成の錠剤を常法で製造する:
Figure 2019532050
製造手順
1.成分1、2、3及び4を混合して、精製水で造粒する。
2.顆粒を50℃で乾燥する。
3.顆粒を適切な粉砕装置に通す。
4.成分5を加えて、3分間混合する;適切なプレス機で打錠する。
以下の組成のカプセル剤を製造する:
Figure 2019532050
製造手順
1.成分1、2及び3を適切なミキサーで30分間混合する。
2.成分4及び5を加えて、3分間混合する。
3.適切なカプセルに充填する。
式Iの化合物、乳糖及びトウモロコシデンプンは最初にミキサーで、次に粉砕機で混合する。この混合物をミキサーに戻す;タルクをそこに加え、充分に混合する。この混合物を機械で適切なカプセル、例えば、硬ゼラチンカプセルに充填する。
以下の組成の注射液剤を製造する:
Figure 2019532050
本発明は、実施例により以降説明されるが、これらは限定性を持つものではない。
調製の例がエナンチオマーの混合物として得られる場合、純粋なエナンチオマーは、本明細書に記載される方法、又は当業者に公知の方法、例えば、キラルクロマトグラフィー又は結晶化により得ることができる。
実施例
中間体1:N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−ヨードベンズアミド
Figure 2019532050

工程A
THF(49.1mL)中、市販されている3−ヨード−5−ニトロ安息香酸(2g、6.83mmol)の撹拌されている溶液に、室温で、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.21g、2.98mL、17.1mmol)、2−メチルプロパン−2−アミン(611mg、878μL、8.19mmol)、及びO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU)(3.51g、10.9mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、蒸発させ、そして、残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ[ヘプタン/酢酸エチル(0〜50%)]によって精製して、オフホワイトの固形物としてN−tert−ブチル−3−ヨード−5−ニトロベンズアミド(2.31g、97%)を生成した、MS (ISP) m/z = 349.0 [(M+H)+]、mp166℃。
工程B
1,2−ジメトキシエタン(44mL)及び2M Na2CO3(11mL、22mmol)中、N−tert−ブチル−3−ヨード−5−ニトロベンズアミド(2.3g、6.61mmol)及び(4−クロロフェニル)ボロン酸(1.34g、8.59mmol)の混合物を、超音波浴において5分間アルゴンでパージし、トリフェニルホスフィン(347mg、1.32mmol)及び酢酸パラジウム(II)(148mg、661μmol)を添加し、そして、反応混合物を還流条件下で3時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)に注ぎ、そして、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして、蒸発させて、茶色の固形物として粗生成物(3.09g)を与え、これをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ[ヘプタン/酢酸エチル(0〜50%)]によって精製して、茶色の固形物としてN−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−ニトロベンズアミド(2.38g、92%)を生成した、MS (ISP) m/z = 333.1 [(M+H)+]、mp186℃。
工程C
MeOH(49.8mL)中、N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−ニトロベンズアミド(2.38g、6.58mmol)の撹拌されている溶液に、室温で、塩化スズ(II)二水和物(5.94g、26.3mmol)を添加し、そして、反応混合物を還流条件下で2時間撹拌し、蒸発させ、水(50mL)及び2N NaOH(50mL)を添加し、そして、混合物を酢酸エチル(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして、蒸発させた。粗生成物(茶色の固形物、2.08g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ[ジクロロメタン/MeOH(1〜5%)]によって精製して、淡褐色の固形物として3−アミノ−N−tert−ブチル−5−(4−クロロフェニル)−ベンズアミド(1.90g、95%)を生成した、MS (ISP) m/z = 303.1 [(M+H)+]、mp231℃。
工程D
3−アミノ−N−tert−ブチル−5−(4−クロロフェニル)−ベンズアミド(1.899g、6.27mmol)、亜硝酸イソアミル(4.59g、5.27mL、37.6mmol)、及びジヨードメタン(10.2g、3.07mL、37.6mmol)の混合物を室温で1時間、そして、その後65℃で5時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、トルエン(30mL)を添加し、そして、混合物を蒸発乾固し、これを3回繰り返した。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ[ヘプタン/酢酸エチル(0〜40%)]によって精製して、淡黄色の泡状物として標題化合物(1.41g、55%)を生成した、MS (ISP) m/z = 414.0 [(M+H)+]。
中間体2:N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−ヨードベンズアミド
Figure 2019532050

工程A
3−(4−フルオロフェニル)−5−ニトロ安息香酸、淡褐色の固形物(4.33g、97%)、MS (ISN) m/z = 260.1 [(M-H)-]、mp182℃を、中間体1、工程Bの一般法に従って、市販されている3−ヨード−5−ニトロ安息香酸(5.0g、17.1mmol)及び市販されている(4−フルオロフェニル)−ボロン酸(2.63g、18.8mmol)から調製した。
工程B
N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−ニトロベンズアミド、黄色の固形物(1.03g、93%)、MS (ISP) m/z = 317.1 [(M+H)+]、mp180℃を、中間体1、工程Aの一般法に従って、3−(4−フルオロフェニル)−5−ニトロ安息香酸(914mg、3.50mmol)及び市販されている2−メチルプロパン−2−アミン(307mg、44μL、4.20mmol)から調製した。
工程C
3−アミノ−N−tert−ブチル−5−(4−フルオロフェニル)−ベンズアミド、淡黄色の固形物(0.93g、99%)、MS (ISP) m/z = 287.2 [(M+H)+]、mp215℃を、中間体1、工程Cの一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−ニトロベンズアミド(1.03g、3.26mmol)から調製した。
工程D
標題化合物、オフホワイト(0.83g、64%)、MS (ISP) m/z = 398.1 [(M+H)+]、mp146℃を、中間体1、工程Dの一般法に従って、3−アミノ−N−tert−ブチル−5−(4−フルオロフェニル)−ベンズアミド(0.93g、3.25mmol)から調製した。
中間体3:N−tert−ブチル−3−ヨード−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド
Figure 2019532050

工程A
N−tert−ブチル−3−ニトロ−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド、淡褐色の固形物(0.52g、99%)、MS (ISP) m/z = 367.2 [(M+H)+]、mp187.5℃を、中間体1、工程Bの一般法に従って、N−tert−ブチル−3−ヨード−5−ニトロベンズアミド(中間体1、工程A)(0.50g、1.44mmol)及び市販されている(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ボロン酸(355mg、1.87mmol)から調製した。
工程B
3−アミノ−N−tert−ブチル−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド、淡黄色の固形物(0.48g、99%)、MS (ISP) m/z = 337.2 [(M+H)+]、mp228.5℃を、中間体1、工程Cの一般法に従って、N−tert−ブチル−3−ニトロ−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(0.52g、1.42mmol)から調製した。
工程C
標題化合物、淡黄色の固形物(0.44g、72%)、MS (ISP) m/z = 448.1 [(M+H)+]、mp139℃を、中間体1、工程Dの一般法に従って、3−アミノ−N−tert−ブチル−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(0.46g、1.37mmol)から調製した。
中間体4:N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

DMSO(1.5mL)中、N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−ヨードベンズアミド(中間体1)(207mg、0.50mmol)の撹拌されている溶液に、室温で、酢酸カリウム(147mg、1.50mmol)、続いて、ビス(ピナコラト)ジボロン(152mg、600μmol)を添加した。超音波浴において反応混合物を5分間窒素でパージし、PdCl2(DPPF)-CH2Cl2付加物(12.2mg、15μmol)を添加し、そして、反応混合物を80℃で4.5時間撹拌し、室温に冷却し、水(50mL)で希釈し、そして、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(70mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして、蒸発させた。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ[ヘプタン/酢酸エチル(0〜50%)]によって精製して、黄色の固形物として標題化合物(0.22g、94%)を生成した、MS (ISP) m/z = 414.3 [(M+H)+]、mp162℃。
中間体5:N−tert−ブチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、オフホワイトの固形物(194mg、87%)、MS (ISP) m/z = 448.4 [(M+H)+]、mp219℃を、中間体4の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−ヨード−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(中間体3)(224mg、0.5mmol)から調製した。
中間体6:N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、オフホワイトの固形物(339mg、91%)、MS (ISP) m/z = 398.3 [(M+H)+]、mp182℃を、中間体4の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−ヨードベンズアミド(中間体2)(0.37g、0.94mmol)から調製した。
実施例1:N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンズアミド(中間体6)(99.3mg、0.25mmol)、市販されている5−ブロモ−1−イソプロピル−1H−イミダゾール(61.4mg、325μmol)、1,2−ジメトキシエタン(1.67mL)、及び2M 炭酸ナトリウム溶液(541μL、1.08mmol)の混合物を、超音波浴において5分間、アルゴンでパージした。その後、トリフェニルホスフィン(13.1mg、50μmol)及び酢酸パラジウム(II)(5.61mg、25μmol)を添加し、そして、反応混合物を還流条件下で16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、MgSO4で濾過し、そして、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィ[ヘプタン/酢酸エチル(20〜100%)]によって精製して、白色の泡状物として標題化合物(20mg、21%)を生成した、MS (ISP) m/z = 380.3 [(M+H)+]、mp85℃。
実施例2:N−tert−ブチル−3−(3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、白色の泡状物(40mg、37%)、MS (ISP) m/z = 430.2 [(M+H)+]、mp88℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(中間体5)(112mg、0.25mmol)及び市販されている5−ブロモ−1−イソプロピル−1H−イミダゾール(61.4mg、325μmol)から調製した。
実施例3:N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、オフホワイトの泡状物(40mg、40%)、MS (ISP) m/z = 396.3 [(M+H)+]、mp97.5℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンズアミド(中間体4)(103mg、0.25mmol)及び市販されている5−ブロモ−1−イソプロピル−1H−イミダゾール(61.4mg、325μmol)から調製した。
実施例4:N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−メチル−イミダゾール−4−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、淡黄色の泡状物(12mg、13%)、MS (ISP) m/z = 368.2 [(M+H)+]、mp79.5℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−ヨードベンズアミド(中間体1)(103mg、0.25mmol)及び市販されている1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−イミダゾール(67.6mg、325μmol)から調製した。
実施例5:N−tert−ブチル−3−(3−メチル−イミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、淡黄色の泡状物(12mg、12%)、MS (ISP) m/z = 402.2 [(M+H)+]、mp78.5℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−ヨード−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(中間体3)(112mg、0.25mmol)及び市販されている1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−イミダゾール(67.6mg、325μmol)から調製した。
実施例6:N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(3−メチル−イミダゾール−4−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、黄色の泡状物(14mg、16%)、MS (ISP) m/z = 352.2 [(M+H)+]、mp62℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−ヨードベンズアミド(中間体2)(99.3mg、0.25mmol)及び市販されている1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−イミダゾール(67.6mg、325μmol)から調製した。
実施例7:N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチル−イミダゾール−4−イル)−5−(4−クロロフェニル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、淡黄色の泡状物(17mg、17%)、MS (ISP) m/z = 410.3 [(M+H)+]、mp92℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンズアミド(中間体4)(103mg、0.25mmol)及び市販されている5−ブロモ−1−イソプロピル−1H−イミダゾール(66.0mg、325μmol)から調製した。
実施例8:N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−エチル−イミダゾール−4−イル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、オフホワイトの泡状物(52mg、55%)、MS (ISP) m/z = 382.2 [(M+H)+]、mp89℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−ヨードベンズアミド(中間体1)(103mg、0.25mmol)及び市販されている1−エチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−イミダゾール(72.2mg、325μmol)から調製した。
実施例9:N−tert−ブチル−3−(3−エチル−イミダゾール−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、淡黄色の泡状物(53mg、58%)、MS (ISP) m/z = 366.3 [(M+H)+]、mp79℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−ヨードベンズアミド(中間体2)(99.3mg、0.25mmol)及び市販されている1−エチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−イミダゾール(72.2mg、325μmol)から調製した。
実施例10:N−tert−ブチル−3−(3−エチル−イミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、オフホワイトの泡状物(50mg、48%)、MS (ISP) m/z = 416.3 [(M+H)+]、mp87℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−ヨード−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(中間体3)(112mg、0.25mmol)及び市販されている1−エチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−イミダゾール(72.2mg、325μmol)から調製した。
実施例11:N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチル−イミダゾール−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、白色の泡状物(17mg、18%)、MS (ISP) m/z = 394.3 [(M+H)+]、mp96℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−ベンズアミド(中間体6)(99.3mg、0.25mmol)及び市販されている5−ブロモ−1−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール(66.0mg、325μmol)から調製した。
実施例12:N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチル−イミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド
Figure 2019532050

標題化合物、白色の泡状物(17.6mg、16%)、MS (ISP) m/z = 444.3 [(M+H)+]、mp87℃を、実施例1の一般法に従って、N−tert−ブチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−ベンズアミド(中間体5)(112mg、0.25mmol)及び市販されている5−ブロモ−1−(tert−ブチル)−1H−イミダゾール(66.0mg、325μmol)から調製した。

Claims (16)

  1. 式(I):
    Figure 2019532050

    (式中、
    ’は、メチルであり;
    は、
    i)メチル、
    ii)エチル、
    iii)トリフルオロメチル
    iv)ヒドロキシメチル、
    v)シクロプロピル、及び
    vi)シアノ
    からなる群から選択されるか;
    又はR’及びRは、これらが結合している炭素原子と共に、1,1−ジオキソ−テトラヒドロ−チオフェン−3−イルを形成し;
    は、
    i)水素、
    ii)メチル、
    iii)エチル、
    iv)イソプロピル、
    v)tert−ブチル、
    vi)シクロプロピル、
    vii)シクロプロピルメチル、及び
    viii)ヒドロキシメチル
    からなる群から選択され;
    は、
    i)水素、
    ii)クロロ、
    iii)フルオロ、
    iv)メチル
    v)イソプロピル、
    vi)メトキシ、
    vii)シアノ、
    viii)シクロプロピル、及び
    ix)トリフルオロメチル
    からなる群から選択され;
    は、
    i)水素、
    ii)クロロ、
    iii)フルオロ、及び
    iv)メチル
    からなる群から選択される)
    の化合物;
    又は薬学的に許容し得る塩。
  2. がメチルである、請求項1記載の化合物。
  3. が、
    i)メチル、
    ii)エチル、
    iii)イソプロピル、及び
    iv)tert−ブチル
    からなる群から選択される、請求項1又は2記載の化合物。
  4. が、
    i)クロロ、
    ii)フルオロ、及び
    iii)トリフルオロメチル
    からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
  5. がHである、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  6. 1’及びRが、いずれもメチルであり;
    が、
    i)メチル、
    ii)エチル、
    iii)イソプロピル、及び
    iv)tert-ブチル
    からなる群から選択され;
    が、
    i)クロロ、
    ii)フルオロ、及び
    iii)トリフルオロメチル
    からなる群から選択され;
    が、Hである、請求項1記載の化合物又は薬学的に許容し得る塩。
  7. N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(3−プロパン−2−イルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−プロパン−2−イルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−プロパン−2−イルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−メチルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−メチルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(4−フルオロフェニル)−5−(3−メチルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチルイミダゾール−4−イル)−5−(4−クロロフェニル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(4−クロロフェニル)−5−(3−エチルイミダゾール−4−イル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−エチルイミダゾール−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−エチルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチルイミダゾール−4−イル)−5−(4−フルオロフェニル)ベンズアミド;
    N−tert−ブチル−3−(3−tert−ブチルイミダゾール−4−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミド;
    から選択される、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物又はその薬学的に許容し得る塩。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物を調製する方法であって、
    a)式(III)の化合物の存在下での、式(II)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義された通りである);
    Figure 2019532050

    又は
    b)式(V)の化合物の存在下での、式(IV)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義された通りである);
    Figure 2019532050

    又は
    c)式(VII)の化合物の存在下での、式(XVII)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義された通りである);
    Figure 2019532050

    又は
    d)式(XVI)の化合物の存在下での、式(XVIII)の化合物の反応(式中、R、R’、R、R、及びRは、請求項1〜9のいずれか一項に定義された通りである)
    Figure 2019532050

    を含む方法。
  9. 処置活性物質として用いるための、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
  10. 請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物と、処置的に不活性である担体とを含む医薬組成物。
  11. 眼疾患を治療又は予防するための、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物の使用。
  12. 眼疾患を治療又は予防するための、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
  13. 眼疾患を治療又は予防するための医薬を調製するための、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物の使用。
  14. 眼疾患を治療又は予防する方法であって、有効量の請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物を投与することを含む方法。
  15. 請求項8に記載の方法に従って製造した、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
  16. 本明細書に記載される発明。
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