JP2019531088A - レバウディオサイドjを含む組成物 - Google Patents

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Abstract

本開示は、高純度レバウディオサイドJ及び高純度レバウディオサイドJを製造する方法を提供する。本願はまた、甘味料としてのレバウディオサイドJの使用、特に、飲料中での使用を提供する。

Description

本願は、高純度レバウディオサイドJ及び高純度レバウディオサイドJを製造する方法に関する。本願はまた、甘味料としての、特に、飲料中の甘味料としてのレバウディオサイドJの使用に関する。
自然発生のステビオールグリコシドは、ステビア植物から抽出することができる甘味化合物である。典型的なステビア植物抽出物は、様々な量で、ステビオシド、ステビオールビオシド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE及びズルコシドAを含む。これらのステビオールグリコシドの多くは、強力な非栄養甘味料であり、それら自体又は他のステビオールグリコシドと組み合わせて甘味料として使用されてきた。
食料及び飲料産業でステビオールグリコシドを食品及び飲料に甘味付けするために使用することが試みられてきたのは、これらの化合物が、天然物であり、スクロースに近い甘味及び風味プロファイル(flavor profile)を有し、ゼロカロリーであるためである。しかし、スクロース及び高級フルクトースコーンシロップなどの栄養甘味料を1種以上のステビオールグリコシドで置換することは、困難な課題であった。ステビオールグリコシドなどの非栄養甘味料は、その同等な栄養甘味料に近い甘味及び風味プロファイルを提供する一方で、ステビオールグリコシドのほとんどは、砂糖の味を完全には再現せず、遅効性、又は、例えば、苦味、リコリス味(licorice)若しくは残存する後味を含む異味のうちの1つ以上に悩まされている。
一部の製造者は、特定のステビオールグリコシドを用いて又は既知のステビオールグリコシドを配合することにより、望ましくない味を最小化することを試みてきたが、消費者が広く受け入れる好適な風味プロファイルを有する食品及び飲料の配合物は、これまで調製されていなかった。
本願は、高純度レバウディオサイドJ及び高純度レバウディオサイドJを製造するための方法に関する。高純度レバウディオサイドJを含む濃縮物、シロップ及び飲料もまた開示される。本願はまた、付加甘味料とレバウディオサイドJとのブレンドに関する。
いくつかの実施形態では、本開示は、約85重量パーセントよりも高い、約90重量パーセントよりも高い、約95重量パーセントよりも高い、約99重量パーセントよりも高い又は約99.9重量パーセントよりも高い純度を有する、単離レバウディオサイドJを提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、レバウディオサイドJを含む甘味料組成物を提供し、レバウディオサイドJは、甘味料組成物の少なくとも5重量パーセント、少なくとも50重量パーセント又は少なくとも90重量パーセントを構成する。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料を更に含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料は、ラカンカ、ステビオシド、ステビオールビオシド、ルブソシド、ズルコシドA、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、アセスルファム−K、アスパルテーム、ネオテーム、サッカリン、スクラロース及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。いくつかの実施形態では、非栄養甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、香味剤、流動剤、着色剤、増量剤、糖アルコール、希少糖、固結防止剤、機能性成分及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の成分を含む。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約10%スクロース以上の甘味をもたらすために有効な量で、本明細書に開示される甘味料組成物中に存在し得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、甘味量のレバウディオサイドJ及び少なくとも1種の他の食品成分を含む食料製品を提供する。いくつかの実施形態では、食料製品は、非炭酸飲料、炭酸飲料、フローズン飲料又は乳飲料であり得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、約1ppm〜約10,000ppmのレバウディオサイドJ及び水を含む飲料製品を提供する。
いくつかの実施形態では、飲料は、コーヒー飲料、コーラ飲料、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料又はフレーバウォータ飲料であり得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、レバウディオサイドJの味覚認識閾値濃度よりも多い量で、本明細書で開示される飲料製品中に存在し得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、飲料製品は、少なくとも1種の付加甘味料を更に含み、その少なくとも1種の付加甘味料は、栄養甘味料、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料又はこれらの組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、非栄養甘味料であり得、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD又はこれらの組み合わせであり得る。
一実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドDであり得、レバウディオサイドDは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在し得る。別の実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドBであり得、レバウディオサイドBは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、レバウディオサイドJを調製するための方法を開示し、その方法は、式IIの化合物
を脱保護条件に付してレバウディオサイドJを形成することを含み、
式IIのPGは、保護基であり得る。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物は、式IIIの化合物
を、保護されたレバウディオサイドBと相間移動触媒の存在下で反応させることにより調製することができ、式IIIのRは、脱離基であり得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、約1ppmから約40ppm未満のレバウディオサイドJの甘味料及び水を含む飲料を提供する。
いくつかの実施形態では、飲料は、コーヒー飲料、コーラ飲料、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料又はフレーバウォータ飲料であり得る。
いくつかの実施形態では、甘味料は、栄養甘味料、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料又はこれらの組み合わせであり得る。いくつかの実施形態では、甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM、SG95、アセスルファム−K、スクラロース、アスパルテーム、モグロシドV及びこれらの組み合わせからなる群から選択される非栄養甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、甘味料は、レバウディオサイドAであり得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドAは、約50ppm〜約750ppmの濃度で飲料中に存在し得る。
いくつかの実施形態では、甘味料は、高級フルクトースコーンシロップであり得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、食料製品中で甘味料の官能属性を改質する方法を提供し、その方法は、レバウディオサイドJを食料製品に十分な量で添加して、食料製品中で改質濃度のレバウディオサイドJを実現することを含む。
いくつかの実施形態では、甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM、SG95、アセスルファム−K、スクラロース、アスパルテーム、モグロシドV及びこれらの組み合わせからなる群から選択される非栄養甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、甘味料は、レバウディオサイドAであり得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドAは、約50ppm〜約750ppmの範囲の濃度で食料製品中に存在し得る。
いくつかの実施形態では、甘味料は、高級フルクトースコーンシロップであり得る。
いくつかの実施形態では、改質される官能属性は、全体的な甘味、甘味の開始遅延、甘味の残存、苦味、渋味、金属味、リコリス味のオフノート(off−note)、丸み又はこれらの任意の組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJは、約1ppmから約40ppm未満であり得る。
前述の発明の概要並びに以下の実施形態の詳細な説明は、添付の図面と共に読むことでより理解できるであろう。説明のために、図面は、特定の実施形態を使用して記載し得る。しかし、本明細書で記載される組成物は、図面で論じられるか又は図面に記載される正確な実施形態に限定されないことを理解されたい。
三酢酸(2S,3R,4R,5S,6S)−2−(((2S,3R,4S,5R,6R)−4,5−ジアセトキシ−6−(アセトキシメチル)−2−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)オキシ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物10)を合成するための合成スキームを示す図である。
レバウディオサイドJを合成するための合成スキームを示す図である。
異なる甘味料の甘味を比較するための1〜10の目盛を示す図である。
濃度が異なるレバウディオサイドJの苦味及び甘味の強度を示すグラフである。
経時的なレバウディオサイドJの残存する苦味及び甘味の強度を示すグラフである。
レバウディオサイドA及びレバウディオサイドJの味及び口当たりの特性を比較するレーダーチャートである。
レバウディオサイドA及びレバウディオサイドJの苦味の経時的な比較を示すグラフである。
レバウディオサイドJと比較したレバウディオサイドAの全体的な印象を比較するグラフである。
三酢酸(2S,3R,4R,5S,6S)−2−(((2S,3R,4S,5R,6R)−4,5−ジアセトキシ−6−(アセトキシメチル)−2−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)オキシ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物10)のH NMRスペクトルである。
ペルアシル化レバウディオサイドJ(化合物11)のH NMRスペクトルである。
レバウディオサイドJのH NMRスペクトルである。
レバウディオサイドJのLCMSスペクトルである。
レバウディオサイドJの質量分析スペクトルである。
本明細書に開示される発明の主題において、様々な実施例及び実施形態が可能であり、本開示の利益が得られることが当業者に明らかであろう。本開示では、「いくつかの実施形態」、「特定の実施形態」、「特定の例示的実施形態」及び同様の語句それぞれへの言及は、それらの実施形態が、発明の主題の非限定的な例示であり、除外されない代替的な実施形態が存在することを意味する。
冠詞「a」、「an」、及び「the」は、1つ又は1つを超える(すなわち、少なくとも1つの)、冠詞の文法的な目的語を指すために本明細書において使用される。例として、「an element(要素)」は、1つの要素又は1つを超える要素を意味する。
用語「〜を含む」は、そのオープンエンドな意味に従って使用され、つまりは、得られる製品又はプロセスは、付加的な特徴部又は要素を任意で有し得ることを意味する。実施形態が「含む(comprising)」の語を用いて記載される場合は常に、「からなる(consisting of)」及び/又は「から本質的になる(consisting essentially of)」に関して記載される他の類似する実施形態もまた企図され、本開示の範囲内であると理解される。
本明細書で使用されるとき、用語「約」は、記された値の±10%を意味する。単なる例として、「約30重量パーセント」の化合物を含む組成物は、27重量パーセントの化合物〜33重量パーセントの化合物を含み得る。
用語「飲料濃縮物」、「濃縮物」、及び「シロップ」は、本開示中、互換可能に使用され、飲料調製に使用するのに好適な水性甘味料組成物を指す。例示的実施形態は、本開示中の他所に記載されている。
本明細書中で使用されるとき、用語「ブリックス」とは、水性溶液の糖含量(w/w)を意味する。単なる例として、ブリックス1度の溶液は、100gの溶液中に1gのスクロースを含有し、ブリックス5度の溶液は、100g溶液中に5gのスクロースを含有する。
本明細書で使用されるとき、「甘味量」の甘味料は、官能パネルに対して食料製品中の甘味知覚を与えるために十分な量で存在する甘味料を指す。すなわち、本明細書で使用されるとき、用語「甘味量」は、対象の食料製品の配合において、飲料又は他の食品の味覚属性の評価を行うために食品産業において通常使用される形式の専門官能パネルの少なくとも大部分に知覚させる甘味付与をもたらす量又は濃度を意味する。
本明細書で一般的に使用されるとき、用語「甘味知覚閾値濃度」は、ヒトの味覚が甘味として認識する、所与の甘味料又は甘味料の組み合わせの最低の既知濃度であり、典型的には約1.5%スクロース当量である。40ppmの濃度のレバウディオサイドJは、1.5%スクロースよりも甘味が少ない。
本明細書で使用されるとき、「味」は、甘味の知覚、甘味の知覚の時間的な効果、すなわち、開始及び持続時間、異味、例えば、苦味及び金属味、残留知覚(後味)並びに触覚知覚、例えば、コク及び厚みの組み合わせを指す。
用語「栄養甘味料」は、一般的には、例えば、8ozの飲料当たり約5カロリー超の、典型的な使用量で多大なカロリー含有量を提供する甘味料を指す。
本明細書で使用されるとき、「非栄養甘味料」は、栄養甘味料以外のすべての甘味料を指す。
本明細書で使用されるとき、「低カロリー飲料」は、所与の飲料8oz当たり40カロリー未満を有する。
本明細書で使用されるとき、「ゼロカロリー」は、所与の飲料8oz当たり5カロリー未満を有することを意味する。
本明細書で使用されるとき、「強力甘味料」は、砂糖の少なくとも2倍の甘さである甘味料、すなわち、同等の甘味を得るには重量基準で砂糖の重量の半分以下を必要とする甘味料を意味する。例えば、強力甘味料は、砂糖でブリックス10度のレベルに甘味付けされた飲料中の同等の甘味を得るために砂糖の重量の2分の1未満を必要とする場合がある。強力甘味料は、栄養甘味料又は非栄養甘味料のいずれか一方であってもよく、天然物(例えば、ステビオールグリコシド、ラカンカなど)又は人工物(例えば、ネオテームなど)であってもよい。
用語「エナンチオマー過剰率」又は「ee」は、一方のエナンチオマーが他方と比較してどれだけ多く存在するかについての尺度を指す。RエナンチオマーとSエナンチオマーとの混合物について、エナンチオマー過剰率(%)は、|R−S|×100として定義され、R及びSは、R+S=1であるような混合物中のエナンチオマーのそれぞれ対応するモル分率又は重量分率である。キラル物質の旋光度の知見により、エナンチオマー過剰率(%)は、([α]obs/[α]max)×100として定義され、[α]obsは、エナンチオマーの混合物の旋光度であり、[α]maxは、純エナンチオマーの旋光度である。
用語「ジアステレオマー過剰率」又は「de」は、一方のジアステレオマーが他方と比較してどれだけ多く存在するかについての尺度を指し、エナンチオマー過剰率と類似して定義される。したがって、ジアステレオマーD1とD2との混合物について、ジアステレオマー過剰率は、|D1−D2|×100として定義され、D1及びD2は、D1+D2=1であるような混合物中のジアステレオマーのそれぞれ対応するモル分率又は重量分率である。
ジアステレオマー過剰率及び/又はエナンチオマー過剰率の決定は、当業者が精通している常用のプロトコルに従って、NMR分光法、キラルカラムクロマトグラフィー及び/又は偏光測定法を含む、様々な分析手法を用いて可能である。
本明細書で使用されるとき、別途記載のない限り、用語「付加される」、「組み合わせられる」及び同様の性質の用語は、複数の成分又は構成要素(例えば、1つ以上の甘味料、甘味増強剤など)が、任意の方法、任意の順番又は撹拌を伴うか若しくは伴わずに、組み合わせられることを意味する。
レバウディオサイドJは、式Iの構造を有する。
本開示は、単離レバウディオサイドJを提供する。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、本明細書に記載の合成法により調製することができる。他の実施形態では、レバウディオサイドJは、Stevia rebaudiana抽出物から単離することができる。
調製及び/又は単離の方法とは無関係に、本明細書に記載されるレバウディオサイドJは、例えば、少なくとも80重量%、少なくとも85重量%、少なくとも90重量%、少なくとも95重量%、少なくとも99重量%又は少なくとも99.9重量%の純度を有する、実質的に精製された化合物であり得る。いくつかの実施形態では、単離レバウディオサイドJは、例えば、「実施例」のセクションに記載される方法を使用するHPLC測定により、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%又は少なくとも99.9%の純度を有する、実質的に精製された化合物であり得る。いくつかの実施形態では、単離レバウディオサイドJは、約80重量%、約85重量%、約90重量%、約95重量%、約99重量%、約99.9重量%又は指定値の間の任意の範囲の純度を有する、実質的に精製された化合物であり得る。いくつかの実施形態では、化合物は、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、約99.9%又は指定値の間の任意の範囲の、HPLC測定による純度を有する、実質的に精製された化合物であり得る。
いくつかの実施形態では、単離レバウディオサイドJは、例えば、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.9%、実質的に100%又は指定値の間の任意の範囲のエナンチオマー過剰率を有して、エナンチオマー的に純粋であり得る。
いくつかの実施形態では、単離レバウディオサイドJは、例えば、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.9%、実質的に100%又は指定値の間の任意の範囲のジアステレオマー過剰率を有して、ジアステレオマー的に純粋であり得る。
レバウディオサイドJを含む甘味料組成物
レバウディオサイドJは、良好な甘味プロファイルを有する強力な甘味料である。レバウディオサイドJは、甘味料として直接用いることができるか又は甘味料組成物中で用いることができる。
いくつかの実施形態では、本開示は、レバウディオサイドJをその甘味知覚閾値濃度を超える濃度で含む甘味料組成物を提供する。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、上記のいずれかの変動純度で、甘味料組成物中に存在する唯一の甘味料であり得る。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、第2の甘味料を更に含む。第2の甘味料又は甘味料の組み合わせが味覚により甘さを知覚することができる味を提供する限り、第2の甘味料は、栄養甘味料若しくは非栄養甘味料であってもよく、天然甘味料若しくは合成甘味料であってもよく、又はそのような甘味料の組み合わせであってもよい。香味剤及び甘味剤の知覚は、ある程度要素の相互関係により決定し得る。また、風味及び甘味は、別々に知覚され得、すなわち、風味及び甘味の知覚は、互いに依存していても、互いから独立していてもよい。例えば、多量の香味剤を使用することができるとき、少量の甘味剤は、容易に知覚することができ、逆もまた同様である。したがって、香味剤と甘味剤との間の口腔及び嗅覚の相互作用は、要素の相互関係に関与し得る。いくつかの実施形態では、第2の甘味料は、栄養甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、第2の甘味料は、非栄養甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、第2の甘味料は、天然甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、第2の甘味料は、人工甘味料であり得る。
甘味付けに使用されるとき、第2の甘味料は、甘味料の甘味認識閾値濃度を超える量で存在し得る。
特定の実施形態では、第2の甘味料は、1種以上の栄養甘味料を、甘味組成物における所望レベルの甘味に応じて、約3重量%〜約16重量%又は約5重量%〜約12重量%などの、甘味料組成物の約1重量%〜約20重量%の量で含むことができる。
第2の甘味料としての使用に好適な例示的な天然栄養甘味料としては、リンゴ、チコリ及びハチミツなどの天然源由来の結晶性又は液体スクロース、フルクトース、グルコース、デキストロース、マルトース、トレハロース、フラクトオリゴ糖、グルコース−フルクトースシロップ;高級フルクトースコーンシロップ、転化糖、メープルシロップ、メープルシュガー、ハチミツ、黒砂糖糖蜜、甘蔗糖蜜(1番糖蜜、2番糖蜜、廃糖蜜など)及びシュガービート糖蜜;サトウモロコシシロップ並びにこれらの混合物が挙げられる。特定の実施形態では、1種以上の栄養甘味料は、グルコース、高級フルクトースコーンシロップ又はこれらの組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、第2の甘味料としては、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、イソマルト、マリトール、タガロース、トレハロース、ガラクトース、ラムノース、シクロデキストリン、リブロース、トレオース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、マンノース、イドース、ラクトース、マルトース、イソトレハロース、ネオトレハロース、パラチノース又はイソマルチトースなどの1種以上の糖アルコール、エリトロース、デオキシリボース、グロース、タロース、エリスルロース、キシルロース、プシコース、ツラノース、セロビオース、グルコサミン、マンノサミン、フコース、フクロース、グルクロン酸、グルコン酸、グルコノラクトン、アベクオース、ガラクトサミン、キシロオリゴ糖(キシロトリオース、キシロビオースなど)、ゲンチオオリゴ糖(ゲンチオビオース、ゲンチオトリオース、ゲンチオテトラオースなど)、ガラクトオリゴ糖、ソルボース、ケトトリオース(デヒドロキシアセトン)、アルドトリオース(グリセルアルデヒド)、ニゲロオリゴ糖、フルクトオリゴ糖(ケストース、ニストースなど)、マルトテトラオース、マルトトリオール、四糖類、マンナンオリゴ糖、マルトオリゴ糖(マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオースなど)、デキストリン、ラクトロース、メリビオース、ラフィノース、ラムノース、リボース及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
また更なる実施形態では、第2の甘味料は、D−アロース、D−プシコース(D−アルロースとしても既知)、L−リボース、D−タガトース、L−グルコース、L−フコース、L−アラビノース、D−ツラノース、D−ロイクロースなどの1種以上の希少糖及びこれらの組み合わせを含むことができる。
特定の実施形態では、第2の甘味料は、1種以上の人工甘味料を含むことができる。本明細書において第2の甘味料としての使用に好適な例示的な人工甘味料としては、サッカリン、シクラミン酸塩、アスパルテーム、ネオテーム、アドバンテーム、アセスルファム−K、スクラロース、これらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態では、第2の甘味料は、レバウディオサイドJ以外の1種以上の非栄養甘味料を含むことができる。特定の実施形態では、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドJ以外の1種以上の非栄養甘味料を含む第2の甘味料は、約99:1〜約1:99の比で存在し得る。あるいは、いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJ以外の1種以上の非栄養甘味料を含む第2の甘味料は、使用される特定の非栄養甘味料(複数可)及び甘味料組成物における所望レベルの甘味に応じて、甘味料組成物中に約1ppm〜約600ppmの範囲の量で存在し得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料は、ラカンカ、ステビオシド、ステビオールビオシド、ルブソシド、ズルコシドA、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、アセスルファム−K、アスパルテーム、ネオテーム、サッカリン、スクラロース、ネオヘスピリジンジヒドロカルコン、グリチルリチン、並びにこれらの誘導体及び塩、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。いくつかの実施形態では、非栄養甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
特定の例示的実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドA及びレバウディオサイドJを含む。特定の例示的実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドB及びレバウディオサイドJを含む。特定の例示的実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドD及びレバウディオサイドJを含む。特定の例示的実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドM及びレバウディオサイドJを含む。特定の例示的実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD及びレバウディオサイドJを含む。特定の例示的実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB及びレバウディオサイドJを含む。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドAを含み、レバウディオサイドJのレバウディオサイドAに対する重量比は、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4:1、約3:1、約2:1、約1:1、約1:2、約1:3、約1:4、約1:5、約1:6、約1:7、約1:8、約1:9、約1:10又は指定値の間の任意の範囲であり得る。他の実施形態では、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドAは、約99:1、約75:1、約50:1、約25:1、約20:1、約15:1、約10:1、約5:1、約1:1、約1:5、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:50、約1:75、約1:99又は指定値の間の任意の範囲の比で甘味料組成物中に存在し得る。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドBを含み、レバウディオサイドJのレバウディオサイドBに対する重量比は、約99:1、約75:1、約50:1、約25:1、約20:1、約15:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4.5:1、約4:1、約3.5:1、約3:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1:1、約1:5、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:50、約1:75、約1:99又は指定値の間の任意の範囲であり得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJのレバウディオサイドBに対する重量比は、5:1であり得る。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドDを含み、レバウディオサイドJのレバウディオサイドDに対する重量比は、約99:1、約75:1、約50:1、約25:1、約20:1、約15:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4.5:1、約4:1、約3.5:1、約3:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1:1、約1:5、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:50、約1:75、約1:99又は指定値の間の任意の範囲であり得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJのレバウディオサイドDに対する重量比は、5:1であり得る。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドのB及びレバウディオサイドDを含み、レバウディオサイドJ:レバウディオサイドB:レバウディオサイドDの重量比は、約7:2:1であり得る。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJ、レバウディオサイドB及びレバウディオサイドAを含み、レバウディオサイドJ:レバウディオサイドB:レバウディオサイドAの重量比は、約1:3:16であり得る。
特定の実施形態では、レバウディオサイドJは、甘味料組成物の少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%又は少なくとも95%を構成する。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、約10%スクロース以上の甘味をもたらすために有効な量でレバウディオサイドJを含む。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、約1ppm〜約10,000ppmのレバウディオサイドJを含む。いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、約1ppm、約5ppm、約10ppm、約50ppm、約100ppm、約200ppm、約300ppm、約400ppm、約500ppm、約600ppm、約700ppm、約800ppm、約900ppm、約1000ppm、約2000ppm、約3000ppm、約4000ppm、約5000ppm、約6000ppm、約7000ppm、約8000ppm、約9000ppm、約10,000ppm又は指定値の間の任意の範囲を含む。
いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、少なくとも1種の甘味増強剤を、レバウディオサイドJ及び/又は第2の甘味料の甘味を更に増強するのに十分な濃度であるが、甘味増強剤の甘味認識閾値濃度未満の濃度で含むことができる。特定の実施形態では、甘味増強剤は、その甘味認識閾値濃度未満の濃度で存在し得る。例えば、特定の実施形態では、甘味料組成物は、D−プシコース、エリスリトール又はこれらの組み合わせのそれぞれを、約2重量パーセント以下で含有し得る。いくつかの実施形態では、D−プシコース及び/又はエリスリトールは、約0.5重量パーセント〜約2.0重量パーセントの範囲の量で存在し得る。あるいは、D−プシコースは、約0.5〜約2.0重量パーセントの範囲の量で存在し得、エリスリトールは、約0.5〜約1重量パーセントの範囲の量で存在し得る。
非限定的な好適な甘味増強剤は、当該技術分野において既知の甘味増強剤を含む。いくつかの実施形態では、甘味料組成物は、レバウディオサイドJに加えて、D−プシコース、エリスリトール、ルブソシド、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、トリロバチン、フィロズルチン、ブラゼイン、モグロシド、こく味(kokumi)風味化合物、SWEETMYX風味ブースター(Senonyx(San Diego、California))又は前述の任意の組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、甘味増強剤は、希少糖補助的甘味増強剤であり得る。例示的な希少糖としては、D−プシコース(D−アルロースとも呼ばれる)、D−アロース、L−リボース、D−タガトース、L−グルコース、L−フコース、L−アラビノース、D−ツラノース、D−ロイクロース及びこれらの組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、甘味増強剤は、非栄養天然増強剤であり得る。好適な非栄養天然増強剤には、ステビオールグリコシドが挙げられる。好適なステビオールグリコシドとしては、ステビオシド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドN、レバウディオサイドK、レバウディオサイドO、レバウディオサイドM、ルブソサイド、ズルコシドA、イソレバウディオサイドAなどのイソステビオールグリコシド及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、甘味増強剤は、ルブソシド、レバウディオサイドC又はレバウディオサイドBであり得る。他の実施形態では、非栄養天然甘味増強剤は、モグロールグリコシドであり得る。好適なモグロールグリコシドとしては、モグロシドV、イソモグロシド、モグロシドIV、シアメノサイド及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、甘味増強剤は、糖アルコール甘味増強剤であり得る。好適な糖アルコールとしては、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、イソマルト、マリトール及びこれらの混合物が挙げられる。
いくつかの実施形態では、甘味増強剤は、FEMA GRAS甘味増強剤であり得る。好適なFEMA GRAS増強剤としては、FEMA GRAS増強剤4802、FEMA GRAS増強剤4469、FEMA GRAS香味料4701、FEMA GRAS増強剤4720(レバウディオサイドC)、FEMA GRAS香味料4774、FEMA GRAS増強剤4708、FEMA GRAS増強剤4728、FEMA GRAS増強剤4601(レバウディオサイドA)及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、甘味増強剤は、安息香酸系甘味増強剤であり得る。
他の好適な甘味増強剤は、その全体が参照により援用されている、国際公開第2016/040577(A1)号、米国特許出願公開第2014/0271996号、同第2014/0093630号、同第2014/0094453号及び同第2014/0272068号、更に、米国特許第8,877,922号に記載されているように、当該技術分野において既知である。
本明細書に開示される甘味料組成物は、香味剤、流動剤、着色剤、増量剤、糖アルコール、希少糖、固結防止剤、機能性成分及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、少なくとも1種の成分を更に含むことができる。
レバウディオサイドJを含む飲食料製品
本明細書に記載されるレバウディオサイドJ又はレバウディオサイドJを含む甘味料組成物は、様々な製品に含有させて、製品の甘味、味及び/又は風味を変更することができる。本明細書に記載される甘味料組成物は、様々な形態で提供することができる。
特定の実施形態では、甘味料組成物は、乾燥ブレンド甘味料であり得る。乾燥ブレンド甘味料組成物は、卓上甘味料として使用するなどのために、顆粒状又は粉末状組成物であり得る。あるいは、乾燥ブレンドは、ベーキング用又はトッピングとして食料製品に付加されるか、又は、粉末から飲料(例えば、チョコレートミルク)若しくはインスタントクエーカーオーツを作るなどのために液体に付加され得る。
乾燥ブレンド甘味料組成物は、結合剤又は増量剤、固結防止剤及び/又は香味料を更に含むことができる。好適な結合剤又は増量剤としては、マルトデキストリン、デキストロース−マルトデキストリンブレンド、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好適な固結防止剤としては、アルミノケイ酸塩、炭酸マグネシウム及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
他の実施形態では、甘味料組成物は、水性配合物において提供することができ、この配合物は、水及びレバウディオサイドJを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、レバウディオサイドJ又は本明細書に記載される甘味料組成物を含む飲料製品を提供する。いくつかの実施形態では、飲料製品は、炭酸飲料、非炭酸飲料、ファウンテン飲料、フローズン炭酸飲料、粉末濃縮物、飲料濃縮物、果汁、果汁風味飲料、果実風味飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料、強化/増強水飲料、大豆飲料、野菜飲料、穀物系飲料、麦芽飲料、発酵飲料、ヨーグルト飲料、ケフィア、コーヒー飲料、茶飲料、乳製品飲料及びこれらの任意の混合物からなる群から選択することができる。他の実施形態では、飲料製品は、飲料濃縮物であり得る。
いくつかの実施形態では、本開示は、甘味量のレバウディオサイドJ及び少なくとも1種の他の食品成分を含む食料製品を提供する。いくつかの実施形態では、食料製品は、非炭酸飲料、炭酸飲料、フローズン飲料又は乳飲料であり得る。
いくつかの実施形態では、飲料製品は、そのまますぐ飲める飲料又は飲料濃縮物であり得る。いくつかの実施形態では、飲料製品は、低カロリー又はゼロカロリー飲料製品であり得る。
いくつかの実施形態では、飲料は、コーヒー飲料、コーラ飲料、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料又はフレーバウォータ飲料であり得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、レバウディオサイドJの味覚認識閾値濃度よりも多い量で本明細書に開示される飲料製品中に存在し得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、飲料製品中に約50ppm〜約750ppmの濃度で存在し得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約50ppm〜約700ppm、約50ppm〜約600ppm、約50ppm〜約500ppm、約50ppm〜約400ppm、約50ppm〜約350ppm、約50ppm〜約300ppm、約50ppm〜約250ppm、約50ppm〜約200ppm、約50ppm〜約150ppm又は約50ppm〜約100ppmの濃度で飲料製品中に存在し得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、飲料製品中に約100ppm〜約750ppm、約150ppm〜約750ppm、約200ppm〜約750ppm、約250ppm〜約750ppm、約300ppm〜約750ppm、約3500ppm〜約750ppm、約400ppm〜約750ppm、約500ppm〜約750ppm、約600ppm〜約750ppm又は約700ppm〜約750ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、飲料製品中に約100ppm〜約700ppm、約150ppm〜約650ppm、約200ppm〜約600ppm、約250ppm〜約550ppm、約300ppm〜約500ppm又は約350ppm〜約450ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、飲料濃縮物中に約300ppm〜約5000ppm、約400ppm〜約4500ppm、約500ppm〜約4000ppm、約600ppm〜約3500ppm、約700ppm〜約3000ppm、又は約800ppm〜約2500ppm、約900ppm〜約2000ppm又は約1000ppm〜約1500ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、飲料製品は、少なくとも1種の付加甘味料を更に含み、その少なくとも1種の付加甘味料は、栄養甘味料、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料又はこれらの組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、飲料製品中の少なくとも1種の付加甘味料は、本明細書の他所に記載されている1種以上のステビオールグリコシドであり得る。いくつかの実施形態では、1種以上のステビオールグリコシドは、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるステビオールグリコシドであり得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD又はこれらの組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドBであり得る。特定の実施形態では、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドBは、飲料製品中に、重量基準で約99:1〜約1:99の比で存在し得る。他の実施形態では、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドBは、飲料製品中に、約99:1、約75:1、約50:1、約25:1、約20:1、約15:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4.5:1、約4:1、約3.5:1、約3:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1:1、約1:5、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:50、約1:75、約1:99又は指定値の間の任意の範囲の比で存在し得る。
他の実施形態では、レバウディオサイドBは、約50ppm〜約750ppm、約100ppm〜約700ppm、約150ppm〜約650ppm、約200ppm〜約600ppm、約250ppm〜約550ppm、約300ppm〜約500ppm又は約350ppm〜約450ppmの濃度で飲料製品中に存在し得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドBは、飲料濃縮物中に、約300ppm〜約5000ppm、約400ppm〜約4500ppm、約500ppm〜約4000ppm、約600ppm〜約3500ppm、約700ppm〜約3000ppm、約800ppm〜約2500ppm、約900ppm〜約2000ppm又は約1000ppm〜1500ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドDであり得る。
特定の実施形態では、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドDは、飲料製品中に、重量基準で約99:1〜約1:99の比で存在し得る。他の実施形態では、レバウディオサイドJ及びレバウディオサイドDは、飲料製品中に、約99:1、約75:1、約50:1、約25:1、約20:1、約15:1、約10:1、約9:1、約8:1、約7:1、約6:1、約5:1、約4.5:1、約4:1、約3.5:1、約3:1、約2.5:1、約2:1、約1.5:1、約1:1、約1:5、約1:10、約1:15、約1:20、約1:25、約1:50、約1:75、約1:99又は指定値の間の任意の範囲の比で存在し得る。
他の実施形態では、レバウディオサイドDは、約50ppm〜約750ppm、約100ppm〜約700ppm、約150ppm〜約650ppm、約200ppm〜約600ppm、約250ppm〜約550ppm、約300ppm〜約500ppm又は約350ppm〜約450ppmの濃度で飲料製品中に存在し得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドDは、飲料濃縮物中に、約300ppm〜約5000ppm、約400ppm〜約4500ppm、約500ppm〜約4000ppm、約600ppm〜約3500ppm、約700ppm〜約3000ppm、約800ppm〜約2500ppm、約900ppm〜約2000ppm又は約1000ppm〜1500ppmの濃度で存在し得る。
特定の実施形態では、本開示による飲料製品は、水、レバウディオサイドJ、任意選択的な第2の甘味料、酸味料及び香味料を含むことができる。例示的な香味料としては、コーラ香味料、シトラス香味料、スパイス香味料及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。二酸化炭素の形態での炭酸は、発泡のために付加することができる。特定の実施形態では、保存剤は、所望であるか又は必要である場合、他の成分の存在、製造手法、所望の貯蔵寿命などを含む要因に応じて添加することができる。特定の実施形態では、カフェインは、飲料に添加することができる。他の好適な成分が本明細書に記載されている。
本明細書に開示される飲料製品の特定の例示的実施形態は、コーラ風味の炭酸飲料であり、特徴として、本明細書に開示される飲料製品中に含まれる成分に加え、炭酸水、甘味料、コーラナッツ抽出物及び/又は他の香味料、カラメル、リン酸並びに任意選択的に他の成分を含有する。付加的及び代替的な好適な成分は、本開示の恩恵を受ける当業者により認識されるであろう。
いくつかの実施形態では、本開示は、レバウディオサイドJ又は本明細書に記載される甘味料組成物を含む食料製品を提供する。いくつかの実施形態では、食料製品は、オートミール、シリアル、焼成食品、クッキー、クラッカー、ケーキ、ブラウニー、パン、スナック食品、ポテトチップス、トルティーヤチップス、ポップコーン、スナックバー、餅及び穀物系食品からなる群から選択することができる。
本開示に従った食品又の飲料製品は、多数の異なる特定の配合又は組成のうちのいずれかを有することができることを理解されたい。本開示に従った食品又は飲料製品の配合は、製品の意図する市場区分、その所望の栄養特性、風味プロファイルなどの要因に応じて変更することができる。例えば、更なる成分を特定の食品又は飲料の実施形態の処方に添加することができる。更なる成分としては、既に存在する任意の甘味料に加えて1種以上の付加甘味料、香味料、電解質、ビタミン、果汁若しくは他の果実製品、味物質、マスキング剤、風味増強剤、炭酸又は前述の任意の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。これらは、食品又は飲料組成物のうちのいずれかに添加されて、食品又は飲料組成物の味、口当たり及び/又は栄養特性を変化させることができる。
天然の実施形態
記載される組成物の特定の実施形態は、食品又は飲料中に存在すると通常想定されないであろう人工又は合成のもの(供給源に関わらず任意の着色料を含む)を何も含有しない、という点で「天然」であり得る。したがって、本明細書で使用されるとき、「天然」の食料又は飲料製品は、以下のガイドライン:自然に存在し又は自然に由来する天然成分に関する原材料に従って定義される。発酵及び酵素を伴う生物学的合成は使用され得るが、化学試薬による合成は利用されない。人工の着色料、保存剤及び香味料は、天然成分とは見なされない。成分は、少なくとも、物理的な処理、発酵、及び酵素性分解を含む、ある特定の技術によって処理又は精製され得る。適切な処理及び精製技術としては、少なくとも、吸収、吸着、凝集、遠心分離、細切り、料理(焼く、揚げる、茹でる、焙炒する)、冷却、切断、クロマトグラフィー、コーティング、結晶化、分解、乾燥(噴霧、フリーズドライ、真空)、蒸発、蒸留、電気泳動、乳化、封入、抽出、押し出し、ろ過、発酵、粉砕、注入、浸軟、微生物学的(レンネット、酵素)、混合、剥離、浸出、冷蔵/冷凍、絞り、浸漬、水洗、加熱、混合、イオン交換、凍結乾燥、浸透、沈殿、塩析、昇華、超音波処理、濃縮、軟凝集、均質化、再結合、(自然界で発見された酵素を使用する)酵素性分解が挙げられる。加工助剤(食物又は飲料成分の魅力又は効用を増強する製造補助剤に使用されるのと同じ物質として現在定義され、清澄剤、触媒、凝集剤、ろ過助剤及び結晶化抑止剤等が挙げられる。21 CFR §170.3(o)(24)を参照のこと)は、付随的な添加剤と見なされ、適切に除去される場合は使用されてもよい。
付加成分
特定の実施形態では、本明細書に開示される食料又は飲料製品は、香味料組成物、例えば、天然、天然同様かつ/又は合成の果実香味料、植物性香味料、他の香味料及びこれらの組み合わせを含有することができる。本明細書で使用されるとき、用語「果実風味料」は、一般的には、甘い果実に種を伴うような植物、例えば、トマト、クランベリー等及び小さく、多肉質なベリーを有する植物を含む、種子植物の食用の生殖部分を由来とするものの風味料を指す。用語ベリーは、真のベリー並びに集合果、すなわち、「真の」ベリーではないが、一般的にそのように容認される果実を含む。また、用語「果実風味料」に含まれるのは、天然源を由来とする果実風味料に似せて作成された合成的に調製された風味料である。好適な果実又はベリーの原料の例としては、ベリー全体又はそれらの一部分、ベリー汁、ベリー濃縮果汁、ベリーピューレ及びこれらのブレンド、乾燥ベリー粉末、乾燥ベリー汁粉末などが挙げられる。
例示的な果汁風味料としては、シトラス風味料(例えば、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ、タンジェリン、マンダリンオレンジ、タンジェロ、及びポメロ、林檎、ブドウ、チェリー、及びパインアップル風味料が挙げられる。特定の実施形態では、食料又は飲料製品は、果実風味成分、例えば、濃縮果汁又は果汁を含む。本明細書で使用されるとき、用語「植物性風味料」は、果実以外の植物の部分を由来とする風味料を指す。このようなものとして、植物性香味料としては、精油並びに木の実、樹皮、根及び葉の抽出物を由来とする香味料が挙げられる。また、用語「植物性風味料」に含まれるのは、天然源由来の植物性風味料に似せて作成された合成的に調製された風味料である。そのような香味料の例としては、コーラ香味料、茶香味料及びこれらの組み合わせが挙げられる。風味成分は、上述の風味料の様々なブレンドを更に含み得る。食料又は飲料製品の特定の例示的実施形態では、コーラ風味成分又茶風味成分を使用することができる。風味特性を本開示の食料又は飲料製品に付与するのに有用な風味成分の特定の量は、選択された(複数種の)風味料、所望の風味の印象及び風味成分の形態により決まることとなる。本開示の恩恵を受ければ、当業者は、所望の風味の印象を得るために使用される任意の特定の風味成分(複数可)の量を容易に決定することができるであろう。
本明細書に開示される食料又は飲料製品の特定の例示的実施形態に使用するのに適した汁としては、例えば、果実、野菜及びベリーの汁が挙げられる。汁は、食料又は飲料製品に、濃縮物、ピューレ、還元果汁の形態又は他の好適な形態で利用されてもよい。本明細書で使用されるとき、用語「汁」は、還元果実、ベリー、又は野菜の汁、並びに濃縮物、ピューレ、ミルク、及び他の形態を含む。多数の異なる果実、野菜及び/又はベリーの汁は、必要に応じて他の風味料と組み合わせて、所望の風味を有する濃縮物又は飲料を生成することができる。好適な汁の原料の例としては、プラム、プルーン、ナツメヤシ、カラント、イチジク、ブドウ、レーズン、クランベリー、パイナップル、モモ、バナナ、リンゴ、西洋ナシ、グアバ、アプリコット、サスカトゥーンベリー、ブルーベリー、プレインズベリー(plains berry)、イヌホウズキ、クワ、ニワトコの実、バルバドスチェリー(アセロラチェリー)、チョークチェリー、ナツメヤシ、ココナッツ、オリーブ、ラズベリー、イチゴ、ハックルベリー、ローガンベリー、カラント、デューベリー、ボイセンベリー、キウイ、チェリー、ブラックベリー、マルメロ、クロウメモドキ、パッションフルーツ、スロー、ナナカマド、スグリ、ザクロ、カキ、マンゴー、ダイオウ、パパイヤ、ライチ、レモン、オレンジ、ライム、タンジェリン、マンダリン、メロン、ウォーターメロン、及びグレープフルーツなどが挙げられる。少なくとも特定の例示的実施形態で使用するのに好適な多数の付加的及び代替的な汁が、本開示の恩恵を受ける当業者に明らかとなるであろう。汁を用いる本開示の組成物において、汁は、例えば、組成物の少なくとも約0.2重量パーセントの濃度で使用され得る。特定の実施形態では、汁は、約0.2重量パーセント〜約40重量パーセントの濃度で使用され得る。更なる実施形態では、汁は、仮に使用したとして、約1重量パーセント〜約20重量パーセントの範囲の量で使用され得る。
色が薄い汁は、飲料の色を濃くすることなく風味を調節するため、かつ/又は飲料の汁含量を増加させるために、特定の例示的実施形態の処方に含めることができる。そのような汁の例としては、リンゴ、ナシ、パイナップル、モモ、レモン、ライム、オレンジ、アプリコット、グレープフルーツ、タンジェリン、ダイオウ、カシス、マルメロ、パッションフルーツ、パパイヤ、マンゴー、グアバ、ライチ、キウイ、マンダリン、ココナッツ及びバナナが挙げられる。所望により、脱風味及び脱色した汁を使用することができる。
本明細書に開示される食料又は飲料製品の少なくとも特定の例示的実施形態に使用するのに適した他の香味料としては、例えば、カッシア、クローブ、シナモン、コショウ、ジンジャー、バニラスパイス香味料、カルダモン、コリアンダー、ルートビア、サッサフラス、朝鮮人参などのスパイス香味料が挙げられる。少なくとも特定の例示的実施形態で使用するのに好適な多数の付加的及び代替的な風味料が、本開示の恩恵を受ける当業者に明らかとなるであろう。香味料は、抽出物、オレオレジン、濃縮果汁、瓶詰業者のベースの形態又は当該技術分野において既知の他の形態であってもよい。少なくとも特定の例示的実施形態では、そのようなスパイス又は他の風味料は、汁又は汁の組み合わせの風味料を引き立たせる。
1種以上の香味料は、乳濁液の形態で使用してもよい。香味料の乳濁液を、香味料のいくつか又はすべてを、任意で食物又は飲料の他の成分と共に乳化剤と混合することにより調製することができる。乳化剤は、香味料と共に添加するか又は共に混合後に添加することができる。特定の例示的実施形態では、乳化剤は、水溶性であり得る。例示の好適な乳化剤としては、アラビアゴム、化工デンプン、カルボキシメチルセルロース、トラガカントゴム、ガティガム及び他の好適なガムが挙げられる。本開示の恩恵を受ければ、付加的で好適な乳化剤は、食品又は飲料配合の当業者に明らかであろう。例示的実施形態では、乳化剤は、香味料及び乳化剤の混合物の約3%超を構成する。特定の例示的実施形態では、乳化剤は、混合物の約5%〜約30%であり得る。
二酸化炭素を使用して、本明細書に開示される食料又は飲料製品の特定の例示的実施形態に発泡性をもたらすことができる。飲料を炭酸化するための当該技術分野において既知である技術及び炭酸化装置のうちのいくつかを使用することができる。二酸化炭素は、飲料の味及び外観を向上させることができ、好ましくない細菌を抑制及び/又は破壊することで飲料の純度を保護する助けとなり得る。特定の実施形態では、例えば、飲料は、約4.0体積までの二酸化炭素のCOレベルを有し得る。他の実施形態は、例えば、約0.5体積〜約5.0体積の二酸化炭素を有し得る。本明細書で使用されるとき、二酸化炭素の1体積とは、60°F(16℃)及び1気圧における水などの、所定量の所定の液体によって吸収される二酸化炭素の量を指す。気体の体積は、それが溶解される液体が占めるのと同じ空間を占める。二酸化炭素含量は、所望の発泡のレベル及び飲料の味又は口当たりに対する二酸化炭素の影響に基づいて当業者によって選択され得る。
特定の実施形態では、カフェインは、本明細書に記載される食料又は飲料製品のうちの任意に添加することができる。例えば、添加されるカフェインの量は、所与の飲料又はシロップの所望の特性及び飲料又はシロップが販売される国の任意の適用可能な規則の規定により決定され得る。特定の実施形態では、カフェインは、約0.02重量パーセント未満のカフェインを有する最終飲料製品を提供するのに十分な量で含まれ得る。カフェインは、飲料食品又は飲料で使用するのに許容される純度である必要がある。カフェインは、天然起源又は合成起源であってもよい。
ここで開示される食料又は飲料製品は、一般的には、食品又は飲料処方に典型的に見出される任意のものを含む付加成分を更に含有し得る。そのような付加成分の例としては、限定はされないが、カラメル、及び他の着色剤又は染料、発泡剤又は消泡剤、ガム、乳化剤、紅茶固形物、濁り成分並びにミネラル及び非ミネラル栄養補助食品が挙げられる。非ミネラル栄養補助食品の成分の例としては、当業者に既知であり、例えば、抗酸化剤及びビタミン類(ビタミンA、D、E(トコフェロール)、C(アスコルビン酸)、B(チアミン)、B2(リボフラビン)、B6、B12及びKなど)、ナイアシン、葉酸、ビオチン並びにこれらの組み合わせが挙げられる。任意の非ミネラル栄養補助食品は、典型的には、良好な製造規範のもとで概ね許容される量で存在する。例示的な量は、推奨一日摂取量(RDV)が確立されている場合、約1%〜約100%のRDVであり得る。特定の例示的実施形態では、非ミネラル栄養補助食品成分(複数可)は、確立されている場合、約5%〜約20%のRDVの量で存在し得る。
ここに開示される食料又は飲料製品の少なくとも特定の実施形態では、保存剤が使用されてもよい。つまり、少なくとも特定の例示的実施形態は、任意の溶解した保存剤系を含有し得る。4未満のpHを有する溶液(特に、3未満のpHを有する溶液)は、典型的には「微生物安定性(micro−stable)」であり、すなわち、微生物の増殖に抵抗し、更なる保存剤を必要とせずに消費の前に長期間貯蔵するのに好適である。しかしながら、任意選択的に、付加的な保存剤系が使用され得る。保存剤系が使用される場合、製造中の任意の好適な時点、例えば、いくつかの場合には、甘味料を添加する前に、保存剤系が製品に添加され得る。本明細書で使用されるとき、用語「保存系」又は「保存剤」としては、制限することなく、安息香酸塩(例えば、安息香酸ナトリウム、安息香酸カルシウム及び安息香酸カリウム)、ソルビン酸塩(例えば、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カルシウム及びソルビン酸力リウム)、クエン酸塩(例えば、クエン酸ナトリウム及びクエン酸カリウム)、ポリリン酸塩(例えば、ヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP))及びこれらの組み合わせなどの既知の化学保存剤、並びにアスコルビン酸、EDTA、BHA、BHT、TBHQ、デヒドロ酢酸、二炭酸ジメチル、エトキシキン、ヘプチルパラベン及びこれらの組み合わせなどの酸化防止剤を含む、食品又は飲料組成物に使用するために認可されたすべての好適な保存剤が挙げられる。保存剤は、準拠する法律及び規則のもと、命じられた最大レベルを超えない量で使用され得る。
特に、飲料の場合、使用される保存剤の濃度は、特定の飲料処方において予想される最終製品のpH及び/又は微生物腐敗の可能性に従って調整され得る。採用される最大濃度は、典型的には、飲料の約0.05重量パーセントであり得る。本開示の恩恵を受ければ、本開示による飲料製品のための好適な保存剤又は保存剤の組み合わせを選択することは、当業者の能力の範囲内であるだろう。
本明細書に開示される製品において、少なくとも特定の例示的実施形態に好適な他の保存方法としては、例えば、無菌包装及び/又は過熱処理、若しくは熱間充填及びトンネル低温殺菌などの熱加工工程が挙げられる。そのような工程を使用して、食品又は飲料製品中の酵母、かび及び微生物の増殖を低減させることができる。例えば、米国特許第4,830,862号は、果汁飲料の製造における低温殺菌の使用、並びに炭酸飲料中での好適な保存剤の使用を開示する。米国特許第4,925,686号は、安息香酸ナトリウム及びソルビン酸力リウムを含有する加熱低温殺菌された冷凍可能な果汁組成物を開示する。これらの特許は、双方とも、その全体が参照として本明細書に組み込まれる。広くは、加熱処理としては、典型的に短時間で高温、例えば、約190°F、10秒間を使用する熱間充填法、典型的により長時間で低温、例えば、約160°F、10〜15分間を使用するトンネル低温殺菌法、及び、典型的に高圧、すなわち、1気圧超の圧力で、例えば、約250°F、3〜5分間を使用するレトルト法が挙げられる。
好適な酸化防止剤は、ルチン、クルセチン、フラボノン、フラボン、ジヒドロフラボノール、フラボノール、フラバンジオール、ロイコアントシアニジン、フラボノールグリコシド、フラボノングリコシド、イソフラボノイド、及びネオフラボノイドからなる群から選択され得る。特に、フラボノイドとしては、クルセチン、エリオシトリン、ネオエリオシトリン、ナリルチン、ナリンジン、ヘスペリジン、ヘスペレチン、ネオヘスペリジン、ネオポンシリン、ポンシリン、ルチン、イソロイホリン、ロイホリン、ジオスミン、ネオジオスミン、シネンセチン、ノビレチン、タンゲリチン、カテキン、カテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、ウーロン茶重合ポリフェノール、アントシアニン、ヘプタメトキシフラボン、ダイジン、ダイゼイン、ビオカミンA、プルネチン、ゲニスチン、グリシテイン、グリシチン、ゲニステイン、6,7,4’トリヒドロキシイソフラボン、モリン、アピゲニン、ビテキシン、バルカレイン、アピイン、クプレスフラボン、ダチセチン、ジオスメチン、フィセチン、ガランギン、ゴシペチン、ゲラルドール、ヒノキフラボン、プリムレチン、プラトール、ルテオリン、ミリセチン、オリエンチン、ロビネチン、クエルセタゲチン及びヒドロキシ−4−フラボンであってもよいが、これらに限定されない。
好適な食品グレードの酸は、水溶性の有機酸及びその塩であり、例えば、リン酸、ソルビン酸、アスコルビン酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、プロピオン酸、酪酸、酢酸、コハク酸、グルタル酸、マレイン酸、リンゴ酸、吉草酸、カプロン酸、マロン酸、アコニット酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アミノ酸及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。このような酸は、食品又は飲料のpHを調整するのに適している。
好適な食品グレードの塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び水酸化カルシウムである。このような塩基も、食品又は飲料のpHを調整するのに適している。
甘味プロファイルを調節する方法
本明細書に記載されるレバウディオサイドJを使用して、甘味料の甘味プロファイルを調節することができる。任意の有効量のレバウディオサイドJは、甘味料の甘味プロファイルを調節するために製品に添加することができる。例えば、レバウディオサイドJは、全体的な甘味を増加させ、甘味開始時間を短縮し、苦味、金属味及びリコリス味のオフノートを減少させ、かつ/又は、甘味料の甘味品質(例えば、丸み)を改善するのに十分な量で添加することができる。特定の実施形態では、レバウディオサイドJは、約30ppm〜約300ppmの範囲(例えば、約30ppm、約50ppm、約100ppm、約150ppm、約200ppm、約250ppm、約300ppm又は列記された値の間の任意の範囲)の製品中濃度を実現する量で添加することができる。他の実施形態では、レバウディオサイドJは、少なくとも30ppm、少なくとも50ppm、少なくとも100ppm、少なくとも150ppm、少なくとも200ppm、少なくとも250ppm又は少なくとも300ppmの製品中濃度を実現する量で添加することができる。
いくつかの実施形態では、方法は、レバウディオサイドJを、製品の全体的な甘味を改善するのに有効な量で添加することを含む。いくつかの実施形態では、製品は、栄養甘味料を含む、甘味付与された飲料であり得る。いくつかの実施形態では、栄養甘味料は、高級フルクトースコーンシロップ(HFCS)であり得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約30ppm〜約300ppmの範囲の製品中濃度を実現する量で添加することができる。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、製品の全体的な甘味を、レバウディオサイドJを添加する前の製品の全体的な甘味と比較して、約10%、約20%、約30%又は約40%だけ増加させるのに有効な量で添加することができる。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、8%HFCS溶液と同じ甘味を味わうように、6%HFCS溶液の全体的な甘味を増加させるのに十分な量で添加することができる。換言すれば、レバウディオサイドJを添加することにより、全体的な甘味が約33%増加する。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約30ppm〜約100ppmの範囲の製品中濃度を実現する量で添加することができる。
いくつかの実施形態では、方法は、製品中の甘味料の甘味開始時間を短縮するのに有効な量でレバウディオサイドJを添加することを含む。いくつかの実施形態では、甘味料は、ステビオールグリコシド、例えば、レバウディオサイドAなどの高強度甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約30ppm〜約300ppm、約30ppm〜約250ppm、約30ppm〜約200ppm、約30ppm〜約150ppm又は約30ppm〜約100ppmの範囲の製品中濃度を実現する量で添加することができる。いくつかの実施形態では、甘味料(例えば、レバウディオサイドA)は、約1ppm〜約600ppm、約10ppm〜約500ppm、約50ppm〜約400ppm又は約100ppm〜約300ppmの濃度で製品中に存在し得る。特定の実施形態では、方法は、製品の甘味開始時間を短縮するのに有効な量でレバウディオサイドJを添加することを含む。いくつかの実施形態では、製品は、レバウディオサイドAなどのステビオールグリコシドを約300ppm含む飲料製品であり得る。
いくつかの実施形態では、方法は、製品の苦み、金属味及び/又はリコリス味のオフノートを減少させるのに有効な量でレバウディオサイドJを添加することを含む。他の実施形態では、方法は、製品の砂糖様の丸みを向上させるために有効な量でレバウディオサイドJを添加することを含む。いくつかの実施形態では、製品は、飲料製品であり得る。いくつかの実施形態では、甘味料は、ステビオールグリコシド、例えば、レバウディオサイドAなどの高強度甘味料であり得る。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約30ppm〜約300ppm、約30ppm〜約250ppm、約30ppm〜約200ppm、約30ppm〜約150ppm又は約30ppm〜約100ppmの範囲の製品中濃度を実現する量で添加することができる。いくつかの実施形態では、甘味料(例えば、レバウディオサイドA)は、約1ppm〜約600ppm、約10ppm〜約500ppm、約50ppm〜約400ppm又は約100ppm〜約300ppmの濃度で製品中に存在し得る。特定の実施形態では、方法は、約30ppm〜約300ppmの範囲の製品中濃度を実現する量でレバウディオサイドJを添加することを含む。いくつかの実施形態では、飲料製品は、レバウディオサイドAなどのステビオールグリコシドを約300ppm含む。
レバウディオサイドJを用いて官能属性を改質する方法及びレバウディオサイドJにより改質された甘味料を含む組成物
意外なことに、そのまますぐ消費可能な(ready−to−consume)食品では、レバウディオサイドJは、その甘味認識閾値濃度以下、すなわち約40ppm未満の濃度で使用して、甘味料の官能属性を改質することができる。例えば、レバウディオサイドJは、レバウディオサイドJの「改質濃度」、すなわち約1から約40ppm未満の範囲のレバウディオサイドJの濃度を実現するのに十分な量で、甘味料又は甘味料の組み合わせを含む製品に添加して、甘味料の全体的な甘味を増加させ、甘味料の甘味の開始遅延を減少させ、甘味料の甘味の残存を短縮し、甘味料の苦味、渋味、金属味及び/若しくはリコリス味のオフノートを減少させ、かつ/又は、例えば、丸みなどの甘味料の甘味の品質を向上させることができる。
上記の利点を達成するために、また特定の実施形態では、レバウディオサイドJは、甘味料を含むそのまますぐ消費可能な食料製品に、約1ppm〜約40ppmの範囲の製品中のレバウディオサイドJ濃度を実現するのに十分な量で添加することができる。例えば、特定の実施形態では、レバウディオサイドJは、そのまますぐ消費可能な食料製品に、約5ppm〜約35ppm、約10ppm〜約30ppm、約10ppm〜約25ppm又は約10ppm〜約20ppmの範囲の製品中濃度を達成するのに十分な量で添加することができる。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJは、約12ppm〜約25ppmの範囲の、そのまますぐ消費可能な製品中濃度を実現するのに十分な量で添加することができる。
他の実施形態では、レバウディオサイドJは、そのまますぐ消費可能な食料製品に、約1ppm、約2ppm、3ppm、約4ppm、約5ppm、約6ppm、約7ppm、約8ppm、約9ppm、約10ppm、約11ppm、約12ppm、約13ppm、約14ppm、約15ppm、約16ppm、約17ppm、約18ppm、約19ppm、約20ppm、約21ppm、約22ppm、約23pm、約24ppm、約25ppm、約26ppm、約27ppm、約28ppm、約29ppm、約30ppm、約31ppm、約32ppm、約33ppm、約34ppm、約35ppm、約36ppm、約37ppm、約38ppm、約39ppm、約40ppm又はこれらの値の任意の間の任意の範囲の製品濃度を実現するのに十分な量で添加することができる。特定の実施形態では、レバウディオサイドJは、そのまますぐ消費可能な食料製品に、約12ppmのレバウディオサイドJ、約15ppmのレバウディオサイドJ、約18ppmのレバウディオサイドJ、約20ppmのレバウディオサイドJ、約22ppmのレバウディオサイドJ又は約24ppmのレバウディオサイドJの濃度を実現するのに十分な量で添加することができる。
特定の実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された甘味料は、栄養甘味料若しくは非栄養甘味料であってもよく、天然甘味料若しくは合成甘味料であってもよく、又はそのような甘味料の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、甘味料又はレバウディオサイドJにより改質された甘味料は、栄養甘味料又はそのような甘味料の組み合わせであってもよい。例示的な栄養甘味料としては、リンゴ、チコリ及びハチミツなどの天然源からの結晶性又は液体のスクロース、フルクトース、グルコース、デキストロース、マルトース、トレハロース、フラクトオリゴ糖、グルコース−フルクトースシロップ;高級フルクトースコーンシロップ、転化糖、メープルシロップ、メープルシュガー、ハチミツ、黒砂糖糖蜜、甘蔗糖蜜(1番糖蜜、2番糖蜜、廃糖蜜など)及びシュガービート糖蜜、ソルガムシロップ、並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された栄養甘味料は、グルコース、高級フルクトースコーンシロップ又はこれらの組み合わせであり得る。特定の実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された栄養甘味料は、高級フルクトースコーンシロップ(HFCS)であり得る。他の実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された栄養甘味料は、スクロースであり得る。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、1種以上の栄養甘味料を、所望の甘味レベルに応じて、約3重量%〜約16重量%、約3重量%〜約10重量%、約3重量%〜約8重量%又は約3重量%〜約6重量%などの、約1重量%〜約20重量%の範囲の量で含むことができる。特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJ製品を含むそのまますぐ消費可能な食品は、約3.5重量%の1種以上の栄養甘味料を含むことができる。他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、約5重量%の1種以上の栄養甘味料を含むことができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、HFCS又はスクロースを、所望の甘味レベルに応じて、約3重量%〜約16重量%、約3重量%〜約10重量%、約3重量%〜約8重量%又は約3重量%〜約6重量%などの、約1重量%〜約20重量%の範囲の量で含むことができる。特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、約3.5重量%のHCFS又はスクロースを含むことができる。他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、約5重量%のHCFS又はスクロースを含むことができる。
また更なる実施形態では、そのまますぐ消費可能な食料製品は、HFCS又はスクロースを約1%〜約20重量%の範囲の量で含み、約1ppmから約40ppm未満のレバウディオサイドJを含むことができる。特定の実施形態では、そのまますぐ消費可能な食料製品は、約3.5重量%のスクロース又はHCFS及び約1ppmから約40ppm未満のレバウディオサイドJを含むことができる。他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、約5重量%のHCFS又はスクロース及び約1ppmから約40ppm未満のレバウディオサイドJを含むことができる。
特定の実施形態では、そのまますぐ消費可能な食料製品は、約3.5重量%のスクロース及び約12ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のスクロース及び約15ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のスクロース及び約18ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のスクロース及び約20ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のスクロース及び約22ppmのレバウディオサイドJ又は約3.5重量%のスクロース及び約24ppmのレバウディオサイドJを含むことができる。
他の実施形態では、そのまますぐ消費可能な食料製品は、約5重量%のスクロース及び約12ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のスクロース及び約15ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のスクロース及び約18ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のスクロース及び約20ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のスクロース及び約22ppmのレバウディオサイドJ又は約5重量%のスクロース及び約24ppmのレバウディオサイドJを含むことができる。
特定の実施形態では、そのまますぐ消費可能な食料製品は、約3.5重量%のHCFS及び約12ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のHCFS及び約15ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のHCFS及び約18ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のHCFS及び約20ppmのレバウディオサイドJ、約3.5重量%のHCFS及び約22ppmのレバウディオサイドJ又は約3.5重量%のHCFS及び約24ppmのレバウディオサイドJを含むことができる。
また更なる実施形態では、そのまますぐ消費可能な食料製品は、約5重量%のHCFS及び約12ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のHCFS及び約15ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のHCFS及び約18ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のHCFS及び約20ppmのレバウディオサイドJ、約5重量%のHCFS及び約22ppmのレバウディオサイドJ又は約5重量%のHCFS及び約24ppmのレバウディオサイドJを含むことができる。
いくつかの実施形態では、甘味料又は改質濃度のレバウディオサイドJにより改質された甘味料は、非栄養甘味料又はそのような甘味料の組み合わせであり得る。レバウディオサイドJにより改質されるのに好適な例示的な非栄養甘味料としては、ラカンカ、ステビオシド、ステビオールビオシド、ルブソシド、ズルコシドA、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、SG95、アセスルファム−K、アドバンテーム、アスパルテーム、ネオテーム、サッカリン、スクラロース、ネオヘスピリジンジヒドロカルコン、グリチルリチン、並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
特定の実施形態では、非栄養甘味料又はそのような甘味料の組み合わせは、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品中に、約50ppm〜約750ppm、約100ppm〜約700ppm、約150ppm〜約650ppm、約150ppm〜約600ppm、約150ppm〜約550ppm、約150ppm〜約500ppm、約150ppm〜約450ppm、約150ppm〜約400ppm、約150ppm〜約350ppm又は約150ppm〜約300ppmの範囲の総非栄養甘味料濃度で存在し得る。
特定の実施形態では、非栄養甘味料又はそのような甘味料の組み合わせは、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品中に、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppm、又はこれらの値の間の任意の範囲の総非栄養甘味料濃度で存在し得る。
また更なる実施形態では、非栄養甘味料は、改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品中に、約125ppm、約180ppm又は約300ppmの濃度で存在し得る。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、SG95、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。例えば、いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、SG95であり得る。他の実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、レバウディオサイドAであり得る。他の実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、レバウディオサイドBであり得る。他の実施形態は、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、レバウディオサイドDであり得る。また更なる実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、レバウディオサイドMであり得る。
例えば、特定の実施形態では、改質されている非栄養甘味料は、レバウディオサイドA及びM、レバウディオサイドA及びB、レバウディオサイドA及びD、レバウディオサイドB及びD、レバウディオサイドB及びM、レバウディオサイドD及びM、レバウディオサイドA、B、D及びM、レバウディオサイドA、B及びD、レバウディオサイドA、B及びM、レバウディオサイドA、D及びM、又はレバウディオサイドB、D及びMの組み合わせであり得る。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50ppm〜約750ppmの総ステビオールグリコシド濃度を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、1種以上のステビオールグリコシドの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約100ppm〜約700ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約650ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約600ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約550ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約500ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約450ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約400ppmのレバウディオサイドA、約150ppm〜約350ppmのレバウディオサイドA又は約150ppm〜約300ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのレバウディオサイドA、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約120ppmのレバウディオサイドA、約180ppmのレバウディオサイドA又は約300ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドAを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドAの官能属性を改質することができる。
他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約100ppm〜約700ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約650ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約600ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約550ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約500ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約450ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約400ppmのレバウディオサイドB、約150ppm〜約350ppmのレバウディオサイドB又は約150ppm〜約300ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのレバウディオサイドB、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約180ppmのレバウディオサイドB、約120ppmのレバウディオサイドB又は約300ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。別の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。特定の実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドBを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドBの官能属性を改質することができる。
他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのレバウディオサイドD、約100ppm〜約700ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約650ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約600ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約550ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約500ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約450ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約400ppmのレバウディオサイドD、約150ppm〜約350ppmのレバウディオサイドD又は約150ppm〜約300ppmのレバウディオサイドDを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのレバウディオサイドD、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。
更に他の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約180ppmのレバウディオサイドD、約120ppmのレバウディオサイドD又は約300ppmのレバウディオサイドDを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのレバウディオサイドDを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。一実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのレバウディオサイドDを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドDを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。また更なる実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドDを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドDの官能属性を改質することができる。
更に他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのレバウディオサイドM、約100ppm〜約700ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約650ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約600ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約550ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約500ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約450ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約400ppmのレバウディオサイドM、約150ppm〜約350ppmのレバウディオサイドM又は約150ppm〜約300ppmのレバウディオサイドMを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのレバウディオサイドM、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。
いくつかの実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約180ppm、約120ppm又は約300ppmのレバウディオサイドMを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのレバウディオサイドMを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。別の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのレバウディオサイドMを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドMを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。また、更なる実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのレバウディオサイドMを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、レバウディオサイドMの官能属性を改質することができる。
また更なる実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50ppm〜約750ppmのSG95を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。例えば、特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約100ppm〜約700ppmのSG95、約150ppm〜約650ppmのSG95、約150ppm〜約600ppmのSG95、約150ppm〜約550ppmのSG95、約150ppm〜約500ppmのSG95、約150ppm〜約450ppmのSG95、約150ppm〜約400ppmのSG95、約150ppm〜約350ppmのSG95又は約150ppm〜約300ppmのSG95を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのレバウディオサイドSG95、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約180ppmのSG95、約120ppmのSG95又は約300ppmのSG95を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのSG5を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。別の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのSG95を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのSG95を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。また、更なる実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのSG95を含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、SG95の官能属性を改質することができる。
いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJにより改質された非栄養甘味料は、アスパルテーム、モグロシドV、スクラロース、アセスルファム−K又はこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのモグロシドV、約100ppm〜約700ppmのモグロシドV、約150ppm〜約650ppmのモグロシドV、約150ppm〜約600ppmのモグロシドV、約150ppm〜約550ppmのモグロシドV、約150ppm〜約500ppmのモグロシドV、約150ppm〜約450ppmのモグロシドV、約150ppm〜約400ppmのモグロシドV、約150ppm〜約350ppmのモグロシドV又は約150ppm〜約300ppmのモグロシドVを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのモグロシドV、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約129ppm、約180ppm又は約300ppmのモグロシドVを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのモグロシドVを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。特定の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのモグロシドVを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのモグロシドVを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのモグロシドVを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、モグロシドVの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのスクラロース、約100ppm〜約700ppmのスクラロース、約150ppm〜約650ppmのスクラロース、約150ppm〜約600ppmのスクラロース、約150ppm〜約550ppmのスクラロース、約150ppm〜約500ppmのスクラロース、約150ppm〜約450ppmのスクラロース、約150ppm〜約400ppmのスクラロース、約150ppm〜約350ppmのスクラロース又は約150ppm〜約300ppmのスクラロースを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのスクラロース、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約120ppmのスクラロース、約180ppmのスクラロース又は約300ppmのスクラロースを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのスクラロースを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。特定の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのスクラロースを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。また更なる実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのスクラロースを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。また、他の実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのスクラロースを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、スクラロースの官能属性を改質することができる。
他の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50〜約750ppmのアセスルファム−K、100ppm〜約700ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約650ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約600ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約550ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約500ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約450ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約400ppmのアセスルファム−K、約150ppm〜約350ppmのアセスルファム−K又は約150ppm〜約300ppmのアセスルファム−Kを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのアセスルファム−K、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約120ppm、約180ppm又は約300ppmのアセスルファム−Kを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのアセスルファム−Kを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。特定の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのアセスルファム−Kを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。また更なる別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのアセスルファム−Kを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。また、他の実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのアセスルファム−Kを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アセスルファム−Kの官能属性を改質することができる。
また更なる実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約50ppm〜約750ppmのアスパルテーム、約100ppm〜約700ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約650ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約600ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約550ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約500ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約450ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約400ppmのアスパルテーム、約150ppm〜約350ppmのアスパルテーム又は約150ppm〜約300ppmのアスパルテームを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。
特定の実施形態では、改質濃度のレバウディオサイドJを使用して、約80ppm、約90ppm、約100ppm、約110ppm、約120ppm、約130ppm、約140ppm、約150ppm、約160ppm、約170ppm、約180ppm、約190ppm、約200ppm、約210ppm、約220ppm、約230ppm、約240ppm、約250ppm、約260ppm、約270ppm、約280ppm、約290ppm、約300ppm、約310ppm、約320ppm、約330ppm、約340ppm若しくは約350ppmのアスパルテーム、又はこれらの値の間の任意の範囲で含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。
また更なる実施形態では、約20ppmのレバウディオサイドJを使用して、約120ppmのアスパルテーム、約180ppmのアスパルテーム又は約300ppmのアスパルテームを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。他の実施形態では、約8ppmのレバウディオサイドJを使用して、約125ppmのアスパルテームを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。別の実施形態では、約15ppmのレバウディオサイドJを使用して、約230ppmのアスパルテームを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。更に別の実施形態では、約12ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのアスパルテームを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。特定の実施形態では、約25ppmのレバウディオサイドJを使用して、約300ppmのアスパルテームを含むそのまますぐ消費可能な食料製品において、アスパルテームの官能属性を改質することができる。
いくつかの実施形態では、甘味料及び改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ消費可能な食料製品は、炭酸飲料、非炭酸飲料、ファウンテン飲料、フローズン炭酸飲料、果汁、果汁風味飲料、果実風味飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料、強化/増強水飲料、大豆飲料、野菜飲料、穀物系飲料、麦芽飲料、発酵飲料、ヨーグルト飲料、ケフィア、コーヒー飲料、茶飲料、乳製品飲料及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、そのまますぐ飲める(ready−to−drink)飲料製品であり得る。いくつかの実施形態では、甘味料及び改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ飲める飲料は、非炭酸飲料であり得、甘味料は、レバウディオサイドAなどのステビオールグリコシドであり得る。他の実施形態では、甘味料及び改質濃度のレバウディオサイドJを含むそのまますぐ飲める飲料は、炭酸飲料であり得、甘味料は、レバウディオサイドAなどのステビオールグリコシドであり得る。
いくつかの実施形態では、そのまますぐ飲める飲料製品は、約180ppmのレバウディオサイドA及び約20ppmのレバウディオサイドJを含むそのまますぐ飲める非炭酸茶飲料であり得る。他の実施形態では、そのまますぐ飲める飲料製品は、約125ppmのレバウディオサイドA及び約8ppmのレバウディオサイドJを含むそのまますぐ飲める炭酸果実風味飲料であり得る。更に別の実施形態では、そのまますぐ飲める飲料製品は、約235ppmのレバウディオサイドA及び約15ppmのレバウディオサイドJを含むそのまますぐ飲める炭酸レモンライム飲料であり得る。更に他の実施形態では、そのまますぐ飲める飲料製品は、約300ppmのレバウディオサイドA及び約20ppmのレバウディオサイドJを含むそのまますぐ飲める炭酸レモンライム飲料であり得る。これらの実施形態のそれぞれについて、レバウディオサイドAは、約80%〜約100%の範囲の純度を有することができ、特定の実施形態では、レバウディオサイドAは、約95%の純度を有することができる。
上記のレバウディオサイドJの濃度は、そのまますぐ消費可能な食料製品に典型的であるが、レバウディオサイドJは、希釈して飲料などのそのまますぐ消費可能な製品を調製することができる濃縮物又はシロップに、適切な量で添加することができる。例えば、特定の実施形態では、飲料濃縮物又はシロップは、水又は炭酸水で、1プラス5スロー(1体積部のシロップ又は濃縮物に5体積部の水を加える)で希釈することができる。したがって、6倍希釈を仮定すると、レバウディオサイドJは、飲料シロップ又は濃縮物中に、約6ppmから240ppm未満、約10ppm〜約230ppm、約20ppm〜約220ppm、約30ppm〜約210ppm、約40ppm〜約200ppm、約50ppm〜約180ppm、約60ppm〜約170ppm、約70ppm〜約160ppm、約80〜約150の濃度で存在し得る。特定の実施形態では、飲料濃縮物又はシロップは、レバウディオサイドJを、約80ppm〜約150ppmの範囲の濃度で含有することができる。
他の実施形態では、飲料濃縮物又はシロップは、レバウディオサイドJを、約6ppm、約12ppm、18ppm、約24ppm、約30ppm、約36ppm、約42ppm、約48ppm、約54ppm、約60ppm、約66ppm、約72ppm、約78ppm、約84ppm、約90ppm、約96ppm、約102ppm、約108ppm、約114ppm、約120ppm、約126ppm、約132ppm、約138pm、約144ppm、約150ppm、約156ppm、約162ppm、約168ppm、約174ppm、約180ppm、約186ppm、約192ppm、約198ppm、約204ppm、約210ppm、約216ppm、約222ppm、約228ppm、約234ppm、240ppm未満又はこれらの値の任意の間の任意の範囲の濃度で含有することができる。
他の実施形態では、飲料濃縮物又はシロップは、レバウディオサイドJを、約72ppm、90ppm、約108ppm、約120ppm、約132ppm又は約146ppmのレバウディオサイドJの濃度で含有することができる。
レバウディオサイドJに加えて上記の様々な量で、飲料濃縮物又はシロップはまた、栄養若しくは非栄養の天然若しくは合成甘味料、又はこれらの甘味料の組み合わせを含むことができる。例示的な甘味料は、上記のとおりである。
特定の実施形態では、飲料濃縮物又はシロップは、非栄養甘味料を含むことができ、非栄養甘味料又はこれらの甘味料の組み合わせは、飲料濃縮物又はシロップ中に、約300ppm〜約4500ppm、約600ppm〜約4200ppm、約900ppm〜約3900ppm、約900ppm〜約3600ppm、約900ppm〜約3300ppm、約900ppm〜約3000ppm、約900ppm〜約2700ppm、約900ppm〜約2400ppm、約900ppm〜約2100ppm又は約900ppm〜約1800ppmの範囲の総非栄養甘味料濃度で存在し得る。
他の実施形態では、飲料濃縮物又はシロップは、約480ppm、約540ppm、約600ppm、約660ppm、約720ppm、約780ppm、約840ppm、約900ppm、約960ppm、約1040ppm、約1100ppm、約1200ppm、約1260ppm、約1320ppm、約1380ppm、約1440ppm、約1500ppm、約1560ppm、約1620ppm、約1680ppm、約1740ppm、約1800ppm、約1860ppm、約1920ppm、約1980ppm、約2040ppm、約3000ppm若しくは約3060ppmのアスパルテーム、又はこれらの値の間の任意の範囲の総非栄養甘味料濃度を含有することができる。特定の実施形態では、非栄養甘味料は、飲料濃縮物又はシロップ中に約750ppmの濃度で存在し得る。他の実施形態では、非栄養甘味料は、飲料濃縮物又はシロップ中で約1080ppmの濃度であり得る。他の実施形態では、非栄養甘味料は、飲料濃縮物又はシロップ中で約1800ppmの濃度であり得る。
レバウディオサイドJを合成する方法
高純度レバウディオサイドJは、本明細書に開示される例示的方法を用いて化学的に合成することができる。好適な保護基が、必要に応じて合成に利用され得る。Wuts,P.G.M.;Greene,T.W.,「Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis」,4th Ed.,J.Wiley&Sons,NY,2007を参照のこと。
一般的には、式Iの化合物は、式IIから保護基を除去することにより形成することができる。いくつかの実施形態では、レバウディオサイドJを調製するための方法は、式IIの化合物
を脱保護条件に付して、レバウディオサイドJを形成することを含むことができ、式IIのPGは、保護基である。
保護基PGは、ヒドロキシル基の保護に好適な任意の保護基であり得る。このような保護基は、当該技術分野において既知である。いくつかの実施形態では、保護基は、アセチル基、ベンゾイル基及び/又はピバロイル基などのアシル基であり得る。他の実施形態では、保護基は、好適に置換されたシリル基であり得る。Wuts,P.G.M.;Greene,T.W.,「Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis」,4th Ed.,J.Wiley&Sons,NY,2007を参照のこと。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物は、式IIIの活性化糖
を、保護されたレバウディオサイドBと、相間移動触媒の存在下で反応させることにより調製することができ、式IIIのRは、脱離基である。特定の実施形態では、脱離基Rは、F、Cl、Br又はIなどのハロゲンであり得る。他の実施形態では、脱離基Rは、トリクロロアセトイミダート基であり得る。
保護されたレバウディオサイド化合物と活性化糖とのカップリングは、当該技術分野で既知である。例示的な手順はまた、「実施例」のセクションに記載されている。
活性化糖類及び保護されたレバウディオサイドBは、当該技術分野で既知の方法を用いて調製することができる。いくつかの実施形態では、保護レバウディオサイドBは、アセチル化レバウディオサイドB(AcRB)であり得る。いくつかの実施形態では、相間移動触媒は、塩化テトラ−n−ブチルアンモニウム(TBAC)、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム(TBAB)又はヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(TBAI)であり得る。
カップリング中間体を脱保護し、レバウディオサイドJを生成するために、既知の脱保護法を、使用される保護基に用いることができる。
実施形態
上記の様々な実施形態に加えて、本開示は、E1〜E27と番号付与された以下の特定の実施形態を含む。この実施形態のリストは、例示的なリストとして提示され、適用は、これらの実施形態に限定されない。
E1.約85重量パーセントよりも高い純度を有する単離レバウディオサイドJ。
E2.約90重量パーセントよりも高い純度を有する、E1に記載の単離レバウディオサイドJ。
E3.約95重量パーセントよりも高い純度を有する、E1に記載の単離レバウディオサイドJ。
E4.約99重量パーセントよりも高い純度を有する、E1に記載の単離レバウディオサイドJ。
E5.約99.9重量パーセントよりも高い純度を有する、E1に記載の単離レバウディオサイドJ。
E6.レバウディオサイドJを含む甘味料組成物であって、レバウディオサイドJは、甘味料組成物の少なくとも5重量パーセントを構成する、甘味料組成物。
E7.レバウディオサイドJは、甘味料組成物の少なくとも50重量パーセントを構成する、E6に記載の甘味料組成物。
E8.レバウディオサイドJは、甘味料組成物の少なくとも90重量パーセントを構成する、E7に記載の甘味料組成物。
E9.レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料を更に含む、E6〜E8のいずれか1つに記載の甘味料組成物。
E10.レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料は、ラカンカ、ステビオシド、ステビオールビオシド、ルブソシド、ズルコシドA、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、アセスルファム−K、アスパルテーム、ネオテーム、サッカリン、スクラロース及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、E9に記載の甘味料組成物。
E11.非栄養甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、E10に記載の甘味料組成物。
E12.香味剤、流動剤、着色剤、増量剤、糖アルコール、希少糖、固結防止剤、機能性成分及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の成分を更に含む、E6〜E8のいずれか1つに記載の甘味料組成物。
E13.香味剤、流動剤、着色剤、増量剤、糖アルコール、希少糖、固結防止剤、機能性成分及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の成分を更に含む、E9〜E11のいずれか1つに記載の甘味料組成物。
E14.レバウディオサイドJは、約10%のスクロース以上の甘味をもたらすために有効な量で存在する、E6〜E13のいずれか1つに記載の甘味料組成物。
E15.甘味量のレバウディオサイドJ及び少なくとも1種の他の食品成分を含む食料製品。
E16.食料製品は、非炭酸飲料、炭酸飲料、フローズン飲料又は乳飲料である、E15に記載の食料製品。
E17.約1ppm〜約10,000ppmのレバウディオサイドJ及び水を含む飲料製品。
E18.飲料は、コーヒー飲料、コーラ飲料、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料又はフレーバウォータ飲料である、E17に記載の飲料製品。
E19.レバウディオサイドJは、レバウディオサイドJの味覚認識閾値濃度よりも多い量で存在する、E17又はE18に記載の飲料製品。
E20.レバウディオサイドJは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、E17〜E19のいずれか1つに記載の飲料製品。
E21.少なくとも1種の付加甘味料を更に含み、少なくとも1種の付加甘味料は、栄養甘味料、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料又はこれらの組み合わせである、E17〜E20のいずれか1つに記載の飲料製品。
E22.少なくとも1種の付加甘味料は、非栄養甘味料であり、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、E21に記載の飲料製品。
E23.少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD又はこれらの組み合わせである、E22に記載の飲料製品。
E24.少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドDであり、レバウディオサイドDは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、E23に記載の飲料製品。
E25.少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドBであり、レバウディオサイドBは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、E23に記載の飲料製品。
E26.レバウディオサイドJを調製するための方法であり、方法は、式IIの化合物
を脱保護条件に付して、レバウディオサイドJを形成することを含み、
式IIのPGは、保護基である、方法。
E27.式IIの化合物は、式IIIの化合物
を、保護されたレバウディオサイドBと相間移動触媒の存在下で反応させることにより調製され、式IIIのRは、脱離基である、E26に記載の方法。
本明細書に記載する組成物及び飲料を、ここで、以下の実施例を参照して更に詳述する。これらの実施例は、説明することのみを目的としており、本明細書に記載の実施形態がこれらの実施例に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、実施形態は、本明細書でもたらされる教示の結果として明らかになるものの、任意の変形例及びすべての変形例を包含すると解釈されるべきである。
実施例1:二糖類中間化合物10の合成
二糖類中間化合物10は、図1に示す合成法を用いて合成された。
工程1.四酢酸(3R,4R,5S,6S)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2,3,4,5−テトライル(化合物2)の調製
ピリジン(120mL)中の(2R,3R,4S,5S)−2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサナール(化合物1)(11.20g、1.0eq)及びDMAP(1.06g、0.13eq)の溶液に、無水酢酸(130.8g、19.2eq)を0℃で添加した。次いで、反応混合物を室温まで昇温し、10時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮して、黄色油状物を得た。その油状物を酢酸エチルに溶解し、有機層を5%クエン酸、飽和NaHCO水溶液及び食塩水で洗浄した後、NaSOで乾燥した。ろ過後、減圧下で濃縮し、黄色油状物として得られた生成化合物2(16.5g、67%収率)を次工程に使用した。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=6.00(d,J=1.8Hz,1H)、5.28(s,1H)、5.26〜5.21(m,1H)、5.15〜5.07(m,1H)、3.93(s,1H)、2.15(d,J=4.6Hz,6H)、2.05(s,3H)、1.99(s,3H)、1.23(d,J=6.4Hz,3H)。
工程2.三酢酸(2R,3R,4R,5S,6S)−2−ブロモ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物3)の調製
塩化メチレン(60mL)中の化合物2(18.0g、1.0eq)の溶液に19℃でHBr(酢酸中33%;53.1g、4.0eq)を0.5時間かけて滴下して添加し、反応混合物を20℃で3時間撹拌した。反応混合物を氷水(200mL)とジクロロメタン(200mL)との混合物中に注いだ。有機層を水(150mL)、NaHCO水溶液(180mL)及び食塩水(200mL)で洗浄した後、無水NaSOで乾燥した。ろ過後、減圧下で濃縮して生成化合物3(18.0g、85%)を得た。
工程3.三酢酸(2R,3R,4R,5S,6S)−2−ヒドロキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物4)の調製
アセトン(150mL)とHO(6mL)との混合物中の化合物3(19.70g、1.0eq)の溶液にAgCO(15.38g、1.0eq)を分割して添加した。混合物を20℃で3時間撹拌した。次いで、混合物をセライトの層を通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中33%酢酸エチル)により精製して、生成化合物4(11.20g、62%収率)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=5.40〜5.34(m,1H)、5.27(br s,1H)、5.18〜5.14(m,1H)、5.12〜5.04(m,1H)、4.12(br d,J=7.1Hz,1H)、3.37〜3.23(m,1H)、2.15(s,3H)、2.06(s,3H)、2.01〜1.97(m,3H)、1.22(d,J=6.4Hz,3H)。
工程4.三酢酸(2R,3R,4R,5S,6S)−2−ブロモ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物5)の調製
CClCN(39.8g、10.0eq)を塩化メチレン(150mL)中の化合物4(8.0g、1.0eq)及びDBU(0.84g、0.2eq)の溶液に添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、ろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中33%酢酸エチル)により単離して、生成化合物5(6.0g、48%収率)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=8.74(s,1H)、6.21(d,J=1.8Hz,1H)、5.52〜5.45(m,1H)、5.42〜5.32(m,1H)、5.19(s,1H)、4.19〜4.04(m,1H)、2.20(s,3H)、2.08(s,3H)、2.01(s,3H)、1.28(d,J=6.3Hz,3H)。
工程5.(2R,4aR,6S,7R,8R,8aR)−8−(ベンジルオキシ)−6−メトキシ−2−フェニルヘキサヒドロピラノ[3,2−d][1,3]ジオキシン−7−オール(化合物6)の合成
ベンズアルデヒド(98.37g、6.0eq)に、激しく撹拌しながらZnCl(23.2g、1.1eq)を添加した。ZnClの溶解後、(2R,3S,4S,5R,6S)−2−(ヒドロキシメチル)−6−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリオール(化合物12)(30.0g、1.0eq)を分割して添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した後、反応混合物をMTBE(30mL)で希釈し、撹拌している氷水(300mL)とヘキサン(75mL)との混合物中にゆっくりと注いだ。0.5時間後に沈殿が生じた。沈殿をろ過し、MTBE(3×100mL)で洗浄し、真空下で乾燥して残渣を得た。残渣を塩化メチレン(150mL)から再結晶し、MTBE/塩化メチレン溶液(3:1、2×90mL)で洗浄した。ろ液を塩化メチレン(150mL)からもう一回再結晶し、生成物(2R,4aR,6S,7R,8R,8aS)−6−メトキシ−2−フェニルヘキサヒドロピラノ[3,2−d][1,3]ジオキシン−7,8−ジオール(化合物13)(30.0g、6 5%収率、95%純度)を白色結晶として得た。
化合物13(25.98g、1.0eq)及び臭化ベンジル(13.35g、1.0eq)を塩化メチレン(1.20L)に溶解した。H2O(100mL)中の水酸化ナトリウム(6.12g、2.0eq)を上記混合物に添加し、混合物を60℃で48時間撹拌した。次いで反応混合物を冷却し、2層を分離した。有機層を水(3×300mL)、食塩水(400mL)で洗浄した後、Na2SO4で乾燥した。固体をろ過により除去し、揮発物を減圧下で除去して、得られた粗固体をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中33%酢酸エチル)により精製し、生成化合物6(3.50g、11.1%収率)を得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.50(br d,J=1.5Hz,2H)、7.43〜7.28(m,8H)、5.59(s,1H)、4.98(d,J=11.5Hz,1H)、4.85〜4.77(m,2H)、4.31(s,1H)、3.89〜3.71(m,4H)、3.66(s,1H)、3.46(s,3H)、2.32(d,J=7.5Hz,1H)。
工程6.三酢酸(2S,3R,4R,5S,6S)−2−(((2R,4aR,6S,7R,8S,8aR)−8−(ベンジルオキシ)−6−メトキシ−2−フェニルヘキサヒドロピラノ[3,2−d][1,3]ジオキシン−7−イル)オキシ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物7)の調製
塩化メチレン(240.00mL)中の化合物5(6.00g、1.2eq)及び化合物6(4.28g、1.0eq)の溶液を−50℃に冷却した後、粉末状4Åモレキュラーシーブ(0.78g)及びTMSOTf(256mg、0.10eq)を添加し、−50℃で2時間撹拌した。反応をトリエチルアミン(0.50mL)により停止した後、混合物をろ過し、真空下で濃縮して得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中33%酢酸エチル)により精製し、生成化合物7(5.50g、67%収量)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=7.51(dd,J=2.0,7.5Hz,2H)、7.43〜7.28(m,8H)、5.61〜5.56(m,1H)、5.43〜5.35(m,2H)、5.12〜5.05(m,1H)、4.98(d,J=1.5Hz,1H)、4.82(s,3H)、4.32〜4.26(m,1H)、4.13(d,J=7.3Hz,1H)、4.02〜4.00(m,1H)、3.85〜3.80(m,1H)、3.79〜3.75(m,1H)、3.71〜3.66(m,1H)、3.65〜3.58(m,1H)、3.43(s,3H)、2.14(s,3H)、2.08(s,3H)、2.01(s,3H)、1.23(d,J=6.2Hz,3H)。
工程7.三酢酸(2S,3R,4R,5S,6S)−2−(((2S,3R,4S,5S,6R)−4,5−ジヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)−2−メトキシテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル−)オキシ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物8)の調製
CHOH(50mL)中の10%Pd炭素(500mg)の懸濁液に、CHOH(50.00mL)とトリエチルアミン(32.0mL)との混合物中の化合物7(5.50g、1.00eq)及び酢酸(599.42mg、1.17eq)を添加した。次いで混合物をH(30psi)下で15℃にて36時間激しく撹拌した。反応混合物をセライトを通してろ過し、揮発物を減圧下で除去し、無色油状物として得られた化合物8(4.10g、88%収率)を次工程に直接使用した。
工程8.三酢酸(2R,3R,4S,5R,6R)−6−(アセトキシメチル)−3−(((2S,3R,4R,5S,6S)−3,4,5−トリアセトキシ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン−2,4,5−トリイル(化合物9)の調製
粗化合物8(4.45g、1.00eq)に無水酢酸(131.08g、160eq)、酢酸(36mL)及びHSO(3.21g、4eq)を添加し、20℃で12時間撹拌した。酢酸ナトリウム(13.17g、82.0eq)を連続撹拌しながら15分かけてゆっくりと添加した。反応混合物をろ過し、ろ液を氷水(80mL)とクロロホルム(100mL)との混合物に添加した。有機層を分離し、水で3回、飽和NaHCO溶液及び食塩水(80mL)で洗浄した後、NaSOで乾燥した溶媒を真空下で濃縮し、得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチル)により精製して生成化合物9(3.4g、6.5%収率)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=6.33〜6.28(m,1H)、5.50〜5.41(m,1H)、5.13(d,J=3.1Hz,1H)、5.08〜5.02(m,3H)、4.89(d,J=1.5Hz,1H)、4.34〜4.27(m,1H)、4.07(s,2H)、3.96〜3.91(m,1H)、3.85〜3.78(m,1H)、2.25(s,3H)、2.13(s,3H)、2.09(d,J=4.4Hz,6H)、2.05(s,3H)、2.04(s,3H)、1.99(s,3H)、1.19(d,J=6.2Hz,3H)。
工程9.三酢酸(2S,3R,4R,5S,6S)−2−(((2S,3R,4S,5R,6R)−4,5−ジアセトキシ−6−(アセトキシメチル)−2−ブロモテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)オキシ)−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3,4,5−トリイル(化合物10)の調製
HBr(33%酢酸中;3.16g、8.00eq)を塩化メチレン(25mL)中の化合物9(1.00g、1.0eq)に20℃で0.5時間かけて滴下して添加し、反応混合物を3時間撹拌した。反応混合物を氷水(30mL)と塩化メチレン(40mL)との混合物中に注いだ。有機層を水で2回、NaHCO水溶液で1回、食塩水で1回洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥し、ろ過した。ろ液を真空下で濃縮し、得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中33%酢酸エチル)により精製して、生成化合物10(0.50g、46.0%収率)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=6.42(d,J=4.0Hz,1H)、5.50(s,1H)、5.24〜5.19(m,1H)、5.11(br d,J=2.0Hz,3H)、4.89〜4.85(m,1H)、4.38〜4.27(m,2H)、4.15〜4.03(m,2H)、3.80〜3.71(m,1H)、2.16〜1.98(m,18H)、1.22(d,J=6.2Hz,3H)。(図9)
実施例2:レバウディオサイドJの調製
レバウディオサイドJは、図2に示す合成スキームを用いて合成された。
工程1.ペルアシル化レバウディオサイドJ(化合物11)の調製
AcRB(アセチル化レバウディオサイドB)(2.50g、1.0eq)及び化合物10(1.57g、1.2eq)をKCO(423mg、1.5eq)及びTBAB(658mg、1eq)の存在下で塩化メチレン(40mL)と水(40mL)との混合物に溶解した。反応混合物を加熱して4時間還流し、室温まで冷却し、氷水(80mL)とジクロロメタン(150mL)との混合物中に注いだ。有機層を分離し、水で3回、食塩水で1回洗浄した後、無水NaSOで乾燥した。ろ過後、ろ液を濃縮して得られた粗生成物から化合物11(1.80g、44%収率)をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中50%酢酸エチル)により精製して白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ=5.74〜5.68(m,1H)、5.30(s,1H)、5.29〜5.26(m,1H)、5.21〜5.17(m,2H)、5.16〜5.14(m,1H)、5.14〜5.06(m,5H)、5.04〜5.01(m,1H)、5.00〜4.98(m,2H)、4.98〜4.95(m,1H)、4.95〜4.90(m,1H)、4.86(s,1H)、4.82〜4.79(m,1H)、4.61〜4.56(m,1H)、4.44〜4.38(m,1H)、4.29〜4.21(m,2H)、4.16〜4.12(m,1H)、4.12〜4.08(m,3H)、4.07〜4.01(m,1H)、4.00〜3.78(m,5H)、3.70〜3.56(m,3H)、2.23〜2.15(m,3H)、2.14〜1.96(m,48H)、1.94〜1.75(m,6H)、1.73〜1.57(m,3H)、1.57〜1.37(m,5H)、1.28〜1.25(m,1H)、1.24(s,3H)、1.17(d,J=6.2Hz,3H)、1.11〜0.94(m,3H)、0.84(s,3H)、0.82〜0.72(m,1H)。(図10)
工程2.中間化合物11の脱保護
CHOH(12.50mL)中の化合物11(1.20g、1.0eq)の溶液にNaOCH(18.2mg、0.50eq)を添加した。反応混合物を20℃で3時間撹拌した。次いで1M HCl水溶液をpH=5となるまで滴下して添加した。次いで、固体をろ過で除去し、ケーキをCHOHで2回洗浄した後、減圧下で乾燥して白色固体(650mg)を得た。固体をEtOH(5mL)中に懸濁し、固体をろ過で集め、エタノールで2回洗浄した。固体を水中で凍結乾燥し、凍結乾燥によりレバウディオサイドJ(505mg、65%収率)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ=5.60〜5.56(m,1H)、5.52〜5.46(m,1H)、5.26(s,2H)、5.16〜5.04(m,3H)、5.00(s,2H)、4.85(s,2H)、4.77〜4.73(m,1H)、4.71(d,J=4.4Hz,1H)、4.67(d,J=7.9Hz,1H)、4.63(d,J=4.4Hz,1H)、4.59(t,J=5.3Hz,1H)、4.52〜4.38(m,6H)、4.07〜4.00(m,1H)、3.73〜3.66(m,1H)、3.66〜3.56(m,5H)、3.56〜3.47(m,3H)、3.43(br s,5H)、3.26〜2.99(m,14H)、2.98〜2.88(m,1H)、2.19〜1.93(m,4H)、1.88〜1.74(m,4H)、1.73〜1.62(m,1H)、1.53〜1.41(m,4H)、1.39〜1.29(m,2H)、1.17(s,3H)、1.12(d,J=6.2Hz,3H)、1.06〜0.84(m,4H)、0.81(s,3H)、0.78〜0.71(m,1H)。(図11)
LCMS(ES−API、ネガティブスキャン)m/z=1111.8及び555.3、保持時間=2.385分。(図12及び図13)
実施例3:レバウディオサイドJの官能評価
卓上試験のための一般的手順
サンプル調製:4度ブリックスHFCS対照溶液は、50.89グラムの78.60度ブリックスHFCSを、1000gのリン酸基剤に添加することにより調製し、そのリン酸基剤は、較正済みMETTLER TOLEDO pHメータでpH3.1が測定されるまで、1LのAQUAFINA水にリン酸を滴下して添加することで調製した。
いくつかの低可溶性化合物については、Branson2800超音波浴を使用して、材料を溶解させた。濁りが持続する場合、サンプル溶液を、ろ紙に通過させた。溶液を通してレーザーポインタを照射することにより、溶解性を確認した。回折が観察されなかった場合には、その材料は可溶性であると仮定した。
官能評価用レバウディオサイドAの調製:水中400ppmのレバウディオサイドA(pH=7)は、40mgのレバウディオサイドAを撹拌しながら100mLの水に室温で溶解して調製した。
官能評価用スクロースの調製:水中6.5%スクロース(pH=7)は、6.5gのスクロースを93.5gの水(合計100グラム)に添加し、溶解して調製した。
テイスティングプロトコル:官能試験員に、番号の付いた2つのサンプルを提示し、2つのサンプル間の甘味品質の差異を記録するように依頼した。官能試験員は、甘味の開始、甘味の残存、全体的な砂糖様甘味並びに苦味、金属味、渋味、清涼感、何らかのオフノート及び何らかの関連する風味などの他の品質についてもコメントした。官能試験員に、サンプル臭の差異を評価し、何らかの説明を提示するように依頼した。官能試験員は、テイスティングの少なくとも1時間前には食事をせず、それぞれのサンプルのテイスティング間に、AQUAFINA水で少なくとも5回すすいだ。
甘味料としてレバウディオサイドJを識別するためのプロトコル
官能試験員は、鼻クリップを着け、試験材料の同一性に対して盲検化された。官能試験員は、試験材料の前に400ppmのレバウディオサイドAサンプル及び6.5度ブリックスのスクロースサンプルのそれぞれをサンプリングした。レバウディオサイドAの400ppmは、図3に示すように、スケール上で5に割り当てられ、スクロースの6.5%は、10に割り当てられた。官能試験員に、それぞれのサンプルのテイスティング間に口腔を5回すすぐように依頼した。次いで、官能試験員に試験材料が与えられ、試験材料を甘味について1〜10のスケールに順位付けするように依頼した。官能試験員はまた、苦味、残存性、風味及び何らかの他のいずれかの知覚に関するコメントを提供するように依頼された。
結果:レバウディオサイドJ(400ppm)は、図3に示すように、スケール上で6.7のスコアであった。官能試験員はまた、レバウディオサイドJについて苦味がないこと、砂糖様、シロップ様及び丸みの特性を記録した。
実施例4:訓練された官能試験員による官能試験
実施例4A:用量応答
8種類の濃度のレバウディオサイドJを1つのブランク溶液と共に評価した(表1)。訓練された官能試験員は、オリエンテーションセッションに参加して、サンプルセットについて説明を受けた。3回の評価(反復)が、それぞれの官能試験員からそれぞれの評価について得られ、合計で30個の判断が、それぞれのサンプルについて得られた。
官能試験員にそれぞれのサンプルの10mL分量が渡された。サンプル間に10分の休憩を取った。甘味強度を決定するために、官能試験員に、強度5、8及び10のスクロース含有甘味強度基準サンプルを提供した。それぞれの試験サンプルについて、官能試験員は、(三桁数で標識された)試験サンプルの甘味強度を15点直線スケール上に示した。
図4に示す結果では、レバウディオサイドJの甘味強度は、濃度の増加と共に増加し、苦味強度は、低く、濃度の増加と共にわずかに増加するのみであった。
実施例4B:順応
3回の評価(反復)が、それぞれの官能試験員からそれぞれの評価について得られ、合計で30個の判断が、それぞれのサンプルについて得られた。これらのサンプルは、甘味及び苦味について評価された。サンプルは、ブラインドで提供され、無作為な三桁番号により符号化された。
それぞれの官能試験員は、一口飲み、サンプルを自身の口腔内に10秒間全体にいきわたらせ、吐き出し、続いて甘味強度及び苦味強度を15点直線スケールを用いて順位付けした。官能試験員は、この手順を3分間にわたって30秒毎に繰り返した。水で6回すすいだ後、官能試験員に新たなサンプルが与えられ、そのサンプルを上記の手順を用いて評価した。
図5に示す結果では、レバウディオサイドJの甘味強度は、その苦味強度が低いままで、経時的に減少した。図7に示すように、レバウディオサイドJは、レバウディオサイドAよりも苦味が少なかった。
実施例4C:標的化記述的分析
官能試験員は、オリエンテーションセッションに参加して、サンプルセットについて説明を受けた。官能試験員は、香り、味、風味及び食感を評価して、サンプルを記述かつ区別するために最も重要な属性を決定した。これらの属性を使用して、試験評価用の投票用紙を開発した。3回の評価(反復)が、それぞれの官能試験員からそれぞれの評価について得られ、合計で30個の判断が、それぞれのサンプルについて得られた。45mLのそれぞれのサンプルを連続したモナディック提示で提供した。提供順序は、それぞれの官能試験員についてバランス化した。それぞれの試験サンプルについて、官能試験員は、(三桁数で標識された)それぞれの官能属性の強度を15点直線スケール上に示した。
図6に示すように、レバウディオサイドJは、レバウディオサイドAよりも苦味が少なく、化学的/人工的な味の呈示が低かった。図8に示すように、レバウディオサイドJは、全体的な印象においてレバウディオサイドAよりも高い点数であった。すなわち、レバウディオサイドJは、レバウディオサイドAと比較してより砂糖様(「標準」)であると見なされた。
実施例5:二元及び三元甘味料ブレンドにおけるレバウディオサイドJの評価
レバウディオサイドJを二元及び三元甘味料ブレンドにおいて未訓練官能試験員により評価した。盲検化した強制選択試験では、15人の官能試験員のうちの大多数(11人)は、250ppmのレバウディオサイドJと50ppmのレバウディオサイドDとの混合物が、250ppmのレバウディオサイドA及び50ppmのレバウディオサイドDよりも甘かったと報告した。
第2の盲検化した強制選択試験では、16人の官能試験員のうちの大多数(10人)は、250ppmのレバウディオサイドJと50ppmのレバウディオサイドBとの混合物が、250ppmのレバウディオサイドA及び50ppmのレバウディオサイドBよりも甘かったと報告した。
第3の盲検化した強制選択試験では、官能試験員は、210ppmのレバウディオサイドJと60ppmのレバウディオサイドBと30ppmのレバウディオサイドDとの混合物が、210ppmのレバウディオサイドAと60ppmのレバウディオサイドBと30ppmのレバウディオサイドDとの混合物と同等に甘かったと報告した。同等の甘さであったにもかかわらず、レバウディオサイドJ、B及びDのブレンドは、レバウディオサイドA/B/Dブレンドよりも「より砂糖様」であり、「より麻痺させない」と記述された。
実施例6:甘味改質剤としてのレバウディオサイドJ
実施例6A:天然甘味料及び人工甘味料
天然甘味料及び人工甘味料の甘味を改質するレバウディオサイドJの能力は、レバウディオサイドJを含まない対照サンプルの甘味を、試験される天然甘味料又は人工甘味料とレバウディオサイドJとの混合物を含有するサンプルの甘味と比較することにより評価された。
対照溶液は、スクロース、HFCS、アセスルファム−K、アスパルテーム及びスクラロースをpH3.1のリン酸緩衝液に溶解して調製した。緩衝液は、較正済みMettler Toledo pHメータを用いて測定したときにpH 3.1が実現されるまで、1リットルのAQUAFINA水に濃リン酸を添加することにより調製した(1リットル当たり約0.125gの85%リン酸)。
スクロース及び高級フルクトースコーンシロップ(HFCS)を5度ブリックス溶液として調製した。この濃度をアントンパール屈折計で確認した。アセスルファム−K(250ppm)、アスパルテーム(250ppm)及びスクラロース(87.5ppm)は、約5%スクロース等量値(SEV)の甘味を有する溶液を提供するために調製された。
実験サンプルは、30ppmのレバウディオサイドJの添加以外は対照サンプルと同一であった。
テイスティングプロトコル:官能試験員の人数は、試験されたすべての甘味料について13人〜16人の範囲であった。官能試験員に上記のように調製された対照サンプルを提供した。官能試験員にはまた、それ以外の点では同一の、上記のように調製された実験サンプルを提供した。官能試験員に、試験したサンプルのどれがより甘いかを判定するように依頼した。官能試験員は、テイスティングの少なくとも1時間前には食事をせず、それぞれのサンプルのテイスティング間に、AQUAFINA水で自身の口腔を少なくとも5回すすいだ。官能試験員は、鼻クリップを着け、サンプルの同一性に対して盲検された。
「d’スコア」とも呼ばれる感度指数はまた、既知の統計的方法を用いて算出された。表2に示すデータは、d’スコア及びレバウディオサイドJがサンプルの甘味を増加させたと記載した官能試験員の割合に基づいて、レバウディオサイドJが甘味改質剤として機能することを、明確に裏付けた。
実施例6B:モグロシドV(95%)
モグロシドVを含有する対照サンプルを、レバウディオサイドJとモグロシドVとの混合物を含有する実験サンプルと比較して、官能属性及び甘味の差異を評価した。モグロシドV対照サンプル及びモグロシドV/レバウディオサイドJ実験サンプルは、AQUAFINA水中に約0.125ppmの85%リン酸を含有するpH 3.1リン酸緩衝液中で調製した。対照サンプルは、140ppmのモグロシドVを含有し、実験サンプルは、120ppmのモグロシドV及び20ppmのレバウディオサイドJを含有した。
テイスティングプロトコル:7人の未訓練官能試験員の群は、0が同等、1がわずかに異なる、2が中程度に異なる、3が非常に異なる、と定義した順位による0〜3のスケールを用いて、甘味強度、風味プロファイル、後味、全体的な品質についてサンプルを順位付けした。官能試験員にはまた、後味及びオフノート(存在する場合)を記述して、どのサンプルが好ましいかを示すこと、及びそのサンプルが好ましい理由を記述したコメントを示すことを依頼した。すべてのサンプルは、無作為に符号化され、官能試験員に40mLの体積でブラインドで提示された。
レバウディオサイドJ及びモグロシドVを含有する実験サンプルは、官能試験員の57%により好ましいとされた。官能試験員の大部分は、実験サンプルが対照よりも指向的に甘味があること(71%)と、実験サンプルの全体的な品質の属性が改善されたこと(57%)と、を示した。後味に関連する官能試験員のコメントでは、苦味がより少ない、残存性の甘味がより少ない並びに初期及び途中の甘味の経時的プロファイルの増加が挙げられた。これらのデータは、レバウディオサイドJが、モグロシドVと併せてサブ閾値甘味濃度で使用されるとき、モグロシドVの甘味を増加させ、モグロシドVの官能属性をプラスに改質させる能力を有することを示した。
実施例7:官能属性改質剤としてのレバウディオサイドJ
実施例7A:複合ステビアグリコシド混合物
レバウディオサイドJとSG95(PureCircle)との混合物を含有する実験サンプルを、SG95のみを含有する対照サンプルと比較した。SG95は、全ステビオールグリコシド濃度が95%であるステビオールグリコシドの混合物である。これは、甘味プロファイルが95%純度レバウディオサイドAよりも低い品質である。
すべてのサンプルは、AQUAFINA水中に0.283ppmのクエン酸及び0.04ppmのクエン酸三ナトリウムを含有するpH3クエン酸緩衝液中で調製した。対照サンプルは、200ppmのSG95を含有し、実験サンプルは、181ppmのSG95及び19ppmのレバウディオサイドJを含有した。サンプルは、6人の未訓練官能検査員を使用して、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
SG95及びレバウディオサイドJを含有する実験用サンプルは、官能試験員の66%により好ましいとされた。官能試験員の大部分(66%)はまた、後味属性について実験サンプルが対照よりも良好であると順位付けした。後味に関連する官能試験員のコメントでは、苦味がより少ない、残存性の甘味がより少ない及び口当たりの向上が挙げられた。これらのデータは、レバウディオサイドJが、SG95と組み合わせたサブ閾値甘味濃度で使用されるとき、SG95の官能属性をプラスに改質させる能力を有することを示した。
実施例7B:レバウディオサイドAにより甘味付与した茶飲料
95%純度のレバウディオサイドA(200ppm)(「対照飲料」)又は95%純度のレバウディオサイドA(180ppm)及びレバウディオサイドJ(20ppm)(「実験飲料」)を含む低カロリー(5%スクロース)の非炭酸茶試作飲料(10.6%SEV)を、表3に提示した配合に従って調製した。サンプルは、8人の未訓練官能試験員を使用して、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
実験飲料は、63%の官能試験員により好ましいとされた。官能試験員の大部分はまた、後味属性(75%)及び全体的な品質の属性(63%)について、実験飲料が対照よりも良好であったと順位付けした。後味に関連する官能試験員のコメントでは、渋味がより少ない、残存性の甘味がより少ない及び苦みがより少ないが挙げられた。これらのデータは、レバウディオサイドJが、レバウディオサイドAと組み合わせたサブ閾値甘味濃度で使用されるとき、レバウディオサイドAの官能属性を非炭酸低カロリー茶飲料においてプラスに改質させる能力を有することを示した。
実施例7C:甘味料としてのレバウディオサイドJ
95%純度のレバウディオサイドA(122ppm)(「対照飲料」)又はレバウディオサイドJ(122ppm)(「実験飲料」)を含有する低カロリー(5%スクロース)の非炭酸茶試作飲料(9%SEV)を、表4に提示した配合に従って調製した。サンプルは、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
レバウディオサイドJを含有する実験飲料は、官能試験員の71%により好ましいとされた。官能試験員の大部分はまた、後味属性(57%)及び全体的な品質の属性(71%)について、実験飲料が対照よりも良好であったと順位付けした。後味に関連する官能試験員のコメントでは、(口当たりの向上を示す)わずかにシロップ様、並びにわずかに苦味がより少ない及び渋味がより少ないが挙げられた。これらのデータは、レバウディオサイドJが、非炭酸低カロリー茶飲料においてレバウディオサイドAよりも良好な甘味品質を提供したことを示した。
実施例7D:5%果汁及びレバウディオサイドAを含有する飲料
95%純度のレバウディオサイドA(134ppm)(「対照飲料」)又は95%純度のレバウディオサイドA(126ppm)及びレバウディオサイドJ(8ppm)(「実験飲料」)を含有する低カロリー(4.4度ブリックス)の炭酸(体積で2.4%CO)果実風味試作飲料(8.7%SEV)を、表5に提示した配合に従って調製した。飲料は、12人の未訓練官能試験員を使用して、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
レバウディオサイドJを含有する実験飲料は、官能試験員の67%により好ましいとされた。官能試験員の大部分はまた、全体的な品質の属性について、実験飲料が対照よりも良好であったと順位付けした(58%)。後味に関連する官能試験員のコメントでは、苦味がより少ない、甘味の残存性がより少ない、より口当たりがよい及びより果実風味があるが挙げられた。これらのデータは、レバウディオサイドJが、レバウディオサイドAと組み合わせたサブ閾値甘味濃度で使用されるとき、レバウディオサイドAの官能属性を中程度炭酸の果実風味飲料においてプラスに改質させる能力を有することを示した。
実施例7E:レバウディオサイドAにより甘味付与したレモンライム試作飲料
95%純度のレバウディオサイドA(250ppm)(「対照飲料」)又は95%純度のレバウディオサイドA(235ppm)及びレバウディオサイドJ(15ppm)(「実験飲料」)を含有する低カロリー(5%スクロース)の炭酸(体積で3.4%CO)レモンライム試作飲料(11.3%SEV)を、表6に提示した配合に従って調製した。飲料を、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
意外なことに、レバウディオサイドAとJとの組み合わせを含有する実験飲料は、官能試験員の100%により好ましいとされた。すべての官能試験員(100%)は、後味属性及び全体的な品質属性について、実験飲料が対照よりも良好であったと順位付けした。後味に関連する官能試験員のコメントでは、渋味がより少ない、残存性の甘味がより少ない及び苦味がより少ないが挙げられた。4人の官能試験員は、実験飲料がより少ない残存性の甘味を有していたと特にコメントし、3人の官能試験員は、実験飲料が苦味がより少なかったと特にコメントした。
これらのデータは、レバウディオサイドJが、レバウディオサイドAと組み合わせたサブ閾値甘味濃度で使用されるとき、レバウディオサイドAの官能属性を炭酸低カロリーレモンライム飲料においてプラスに改質させる能力を有することを示した。
実施例7F:レバウディオサイドAにより甘味付与したレモンライム試作飲料
95%純度のレバウディオサイドA(321ppm)(「対照飲料」)又は95%純度のレバウディオサイドA(301ppm)及びレバウディオサイドJ(20ppm)(「実験飲料」)を含有する低カロリー(3.5%スクロース)の炭酸(体積で3.4%CO)レモンライム試作飲料(10.8%SEV)を、表7に提示した配合に従って調製した。飲料は、13人の未訓練官能試験員を使用して、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
レバウディオサイドAとJとの組み合わせを含有する実験飲料は、後味について官能試験員の92%により好ましいとされ、全体的な品質について官能試験員の77%により好ましいとされた。3人の官能試験員は、実験飲料がより少ない残存性の甘味を有していたことを特にコメントし、2人の官能試験員は、実験飲料が苦味がより少なかったと特にコメントし、2人の官能試験員は、実験飲料がより明瞭な後味を有していたと特に記載した。一般的な主観的コメントでは、最良の仕上がり、よりスクロース様及び基準よりも丸みのある甘味が挙げられた。
これらのデータは、レバウディオサイドJが、レバウディオサイドAと組み合わせたサブ閾値甘味濃度で使用されるとき、レバウディオサイドAの官能属性を炭酸低カロリーレモンライム飲料においてプラスに改質させる能力を有することを示した。
実施例8:レバウディオサイドJ改質剤濃度
様々な濃度の95%純度のレバウディオサイドA及びレバウディオサイドJを含有する、4種類の低カロリー(3.5%スクロース)の炭酸(体積で3.4%CO)レモンライム飲料(10.8%SEV)を、表8に提示した配合に従って調製した。ステビオールグリコシド濃度を表9に記載する。飲料は、8人の未訓練官能試験員を使用して、実施例6Bに記載のテイスティングプロトコルに従って評価した。
表10に示すように、レバウディオサイドJを含有する実験飲料は、40ppm未満のレバウディオサイド濃度を有するすべての飲料について嗜好性スコアが好ましいとされた。これらのデータから、レバウディオサイドJがレバウディオサイドAの甘味品質を改善したことが確認された。

Claims (41)

  1. 約85重量パーセントよりも高い純度を有する単離レバウディオサイドJ。
  2. 約90重量パーセントよりも高い純度を有する、請求項1に記載の単離レバウディオサイドJ。
  3. 約95重量パーセントよりも高い純度を有する、請求項1に記載の単離レバウディオサイドJ。
  4. 約99重量パーセントよりも高い純度を有する、請求項1に記載の単離レバウディオサイドJ。
  5. 約99.9重量パーセントよりも高い純度を有する、請求項1に記載の単離レバウディオサイドJ。
  6. レバウディオサイドJを含む甘味料組成物であって、前記レバウディオサイドJは、前記甘味料組成物の少なくとも5重量パーセントを構成する、甘味料組成物。
  7. 前記レバウディオサイドJは、前記甘味料組成物の少なくとも50重量パーセントを構成する、請求項6に記載の甘味料組成物。
  8. 前記レバウディオサイドJは、前記甘味料組成物の少なくとも90重量パーセントを構成する、請求項7に記載の甘味料組成物。
  9. レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料を更に含む、請求項6に記載の甘味料組成物。
  10. レバウディオサイドJ以外の前記非栄養甘味料は、ラカンカ、ステビオシド、ステビオールビオシド、ルブソシド、ズルコシドA、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、レバウディオサイドF、レバウディオサイドG、レバウディオサイドH、レバウディオサイドI、レバウディオサイドK、レバウディオサイドL、レバウディオサイドM、レバウディオサイドO、アセスルファム−K、アスパルテーム、ネオテーム、サッカリン、スクラロース及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項9に記載の甘味料組成物。
  11. 前記非栄養甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項10に記載の甘味料組成物。
  12. 香味剤、流動剤、着色剤、増量剤、糖アルコール、希少糖、固結防止剤、機能性成分及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の成分を更に含む、請求項6に記載の甘味料組成物。
  13. 香味剤、流動剤、着色剤、増量剤、糖アルコール、希少糖、固結防止剤、機能性成分及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の成分を更に含む、請求項10に記載の甘味料組成物。
  14. 前記レバウディオサイドJは、約10%のスクロース以上の甘味をもたらすために有効な量で存在する、請求項6に記載の甘味料組成物。
  15. 甘味量のレバウディオサイドJ及び少なくとも1種の他の食品成分を含む食料製品。
  16. 前記食料製品は、非炭酸飲料、炭酸飲料、フローズン飲料又は乳飲料である、請求項15に記載の食料製品。
  17. 約1ppm〜約10,000ppmのレバウディオサイドJと、
    水と、を含む、飲料製品。
  18. 前記飲料は、コーヒー飲料、コーラ飲料、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料又はフレーバウォータ飲料である、請求項17に記載の飲料製品。
  19. 前記レバウディオサイドJは、レバウディオサイドJの味覚認識閾値濃度よりも多い量で存在する、請求項17に記載の飲料製品。
  20. 前記レバウディオサイドJは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、請求項17に記載の飲料製品。
  21. 少なくとも1種の付加甘味料を更に含み、前記少なくとも1種の付加甘味料は、栄養甘味料、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料又はこれらの組み合わせである、請求項20に記載の飲料製品。
  22. 前記少なくとも1種の付加甘味料は、非栄養甘味料であり、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項21に記載の飲料製品。
  23. 前記少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD又はこれらの組み合わせである、請求項22に記載の飲料製品。
  24. 前記少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドDであり、前記レバウディオサイドDは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、請求項23に記載の飲料製品。
  25. 前記少なくとも1種の付加甘味料は、レバウディオサイドBであり、前記レバウディオサイドBは、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、請求項23に記載の飲料製品。
  26. レバウディオサイドJを調製するための方法であって、前記方法は、式IIの化合物
    を脱保護条件に付して、レバウディオサイドJを形成することを含み、
    式IIのPGは、保護基である、方法。
  27. 前記式IIの化合物は、式IIIの化合物
    を、保護されたレバウディオサイドBと、相間移動触媒の存在下で反応させることにより調製され、式IIIのRは、脱離基である、請求項26に記載の方法。
  28. 甘味料と、
    約1ppmから約40ppm未満のレバウディオサイドJと、
    水と、を含む、飲料。
  29. 前記飲料は、コーヒー飲料、コーラ飲料、茶飲料、果汁飲料、乳飲料、スポーツ飲料、エネルギー飲料又はフレーバウォータ飲料である、請求項28に記載の飲料。
  30. 前記甘味料は、栄養甘味料、レバウディオサイドJ以外の非栄養甘味料又はこれらの組み合わせである、請求項28に記載の飲料。
  31. 前記甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM、SG95、アセスルファム−K、スクラロース、アスパルテーム、モグロシドV及びこれらの組み合わせからなる群から選択される非栄養甘味料である、請求項30に記載の飲料。
  32. 前記甘味料は、レバウディオサイドAである、請求項31に記載の飲料。
  33. 前記レバウディオサイドAは、前記飲料中に、約50ppm〜約750ppmの濃度で存在する、請求項32に記載の飲料。
  34. 前記甘味料は、高級フルクトースコーンシロップ又はスクロースである、請求項28に記載の飲料。
  35. 食料製品中で甘味料の官能属性を改質する方法であって、前記方法は、
    レバウディオサイドJを、前記食料製品中の改質濃度のレバウディオサイドJを実現するのに十分な量で前記食料製品に添加することを含む、方法。
  36. 前記甘味料は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドD、レバウディオサイドM、SG95、アセスルファム−K、スクラロース、アスパルテーム、モグロシドV及びこれらの組み合わせからなる群から選択される非栄養甘味料である、請求項35に記載の方法。
  37. 前記甘味料は、レバウディオサイドAである、請求項36に記載の方法。
  38. 前記レバウディオサイドAは、前記食料製品中に、約50ppm〜約750ppmの範囲の濃度で存在する、請求項37に記載の方法。
  39. 前記甘味料は、高級フルクトースコーンシロップ又はスクロースである、請求項35に記載の方法。
  40. 改質される前記官能属性は、全体的な甘味、甘味の開始遅延、甘味の残存、苦味、渋味、金属味、リコリス味のオフノート、丸み又はこれらの任意の組み合わせである、請求項35に記載の方法。
  41. 前記改質濃度のレバウディオサイドJは、約1ppmから約40ppm未満である、請求項35に記載の方法。
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