JP2019527267A - 2成分接着剤組成物およびそれらを作製する方法 - Google Patents

2成分接着剤組成物およびそれらを作製する方法 Download PDF

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Abstract

溶剤系2成分接着剤組成物を開示する。接着剤組成物は、イソシアネート成分とポリオール成分とを含む。イソシアネート成分およびポリオール成分の一方または両方は、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含む。少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールは、ポリブチレンオキシドポリオール、ポリブチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリエチレンオキシドコポリマーポリオール、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択することができる。積層体を形成するための方法も開示する。その方法は、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含む少なくとも1つのポリオールを含む接着剤組成物を形成することと、その接着剤組成物の層をフィルムの表面に塗布することと、その層を別のフィルムの表面と接触させて積層体を形成することと、その接着剤組成物を硬化させることと、を含む。この方法によって形成される積層体も開示する。【選択図】なし

Description

関連出願への参照
本出願は、2016年7月11日に出願された米国仮出願第62/360,686号の利益を主張する。
本開示は、接着剤組成物に関する。より詳しくは、本開示は、積層フィルムと共に使用するための、改善された耐薬品性および耐熱性、ならびに加水分解安定性を有する2成分接着剤組成物と、それらを作製する方法とに関する。
接着剤組成物は、多種多様な目的に有用である。例えば、接着剤組成物は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、金属、紙、またはセロファン等の基材を一緒に固着させて複合フィルム、すなわち、積層体を形成するために使用される。様々な積層最終使用用途における接着剤の使用が一般に知られている。例えば、接着剤は、パッケージング産業において、特に食品パッケージングのために使用されるフィルム/フィルムおよびフィルム/ホイル積層体の製造に使用され得る。積層用途で使用される接着剤、すなわち「積層接着剤」は、一般に、溶剤系、水系、および無溶剤系の3つのカテゴリーに分類することができる。接着剤の性能は、カテゴリーによって、また接着剤が塗布される用途によって変わる。
溶剤系積層接着剤のカテゴリーには多くの種類がある。1つの特定の種類としては、2成分ポリウレタン系積層接着剤が挙げられる。典型的には、2成分ポリウレタン系積層接着剤は、イソシアネートおよび/またはポリウレタンプレポリマーを含む第1の成分と、1つ以上のポリオールを含む第2の成分とを含む。ポリウレタンプレポリマーは、ポリイソシアネートと、ポリエーテルポリオールおよび/またはポリエステルポリオールとの反応によって得ることができる。第2の成分は、ポリエーテルポリオールおよび/またはポリエステルポリオールである。各成分は、任意選択的に、1つ以上の添加剤を含むことができる。そのような系で使用される一般的な溶剤としては、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン等が挙げられ、それらのすべてが、ポリウレタンのイソシアネート基の早期反応を防ぐために水分を含んでいないものでなければならない。
2つの成分を所定の比率で混合し、それによって接着剤組成物を形成する。次いで、溶剤中に担持された接着剤組成物はフィルム/ホイル基材上に塗布される。塗布した接着剤組成物から溶剤を蒸発させる。次いで、別のフィルム/ホイル基材を他の基材と接触させて、硬化性積層構造体を形成する。その積層構造体を硬化させて2つの基材を一緒に固着させる。溶剤系積層接着剤は、乾燥しているが依然として未硬化である接着剤組成物の高い粘度に起因して、当技術分野において「グリーン強度」として知られている良好な早期接着剤強度を示す傾向がある。
溶剤系接着剤に関する重要な考慮事項としては、耐薬品性および耐熱性ならびに加水分解安定性が挙げられる。接着剤がホットフィルおよびレトルト用途等の食品パッケージングに使用されるとき、これらの考慮事項は特に重要である。従来のポリエーテルおよび/またはポリエステル系ポリウレタン接着剤は、ポリエーテルおよびポリエステル主鎖の固有の欠点に起因して、これらの用途ではあまり望ましくない性能を示す。ポリエーテルポリオールは、しばしば、耐薬品性および耐熱性に乏しいが、ポリエーテル結合はポリエステル結合よりも湿気に対して耐性がある。一方、ポリエステルポリオールは、より高い耐薬品性および耐熱性を示すが、特に高温ではしばしば耐加水分解性が低い。
したがって、改善された耐薬品性および耐熱性ならびに加水分解安定性を有する2成分ポリウレタン系積層接着剤組成物と、それらを作製する方法とが望ましい。
溶剤系2成分接着剤組成物を開示する。この接着剤組成物は、少なくとも1つのイソシアネートを含むイソシアネート成分を含む。少なくとも1つのイソシアネートは、イソシアネートプレポリマー、イソシアネートモノマー、ポリイソシアネート(例えば、ダイマー、トリマーなど)、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択することができる。
接着剤組成物は、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含むポリオール成分をさらに含む。少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールは、ポリブチレンオキシドポリオール、ポリブチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリエチレンオキシドコポリマーポリオール、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択することができる。少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールの包含により、既存の2成分接着剤組成物と比較して、開示される接着剤組成物の耐薬品性および耐熱性ならびに加水分解安定性が改善される。
積層体を形成するための方法も開示される。その方法は、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含む少なくとも1つのポリオールを含む接着剤組成物を形成することと、その接着剤組成物の層をフィルムの表面に塗布することと、その層を別のフィルムの表面と接触させて積層体を形成することと、その接着剤組成物を硬化させることと、を含む。この方法によって形成された積層体も開示される。
本開示による2成分接着剤組成物は、イソシアネート成分およびポリオール成分を含む。その成分を混合して接着剤組成物を形成することができる。
イソシアネート成分
イソシアネート成分は、少なくとも1つのイソシアネートを含む。イソシアネートは、イソシアネートプレポリマー、イソシアネートモノマー、ポリイソシアネート(例えばダイマー、トリマー等)、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択することができる。本明細書で使用される場合、「ポリイソシアネート」は、2つ以上のイソシアネート基を含有する任意の化合物である。
さらに、少なくとも1つのイソシアネートは、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択することができる。「芳香族ポリイソシアネート」は、1つ以上の芳香族環を含有するポリイソシアネートである。「脂肪族ポリイソシアネート」は芳香族環を含有しない。「脂環式ポリイソシアネート」は、化学鎖が環構造を有する脂肪族ポリイソシアネートのサブセットである。
適切な芳香族ポリイソシアネートとしては、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4’−MDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’−MDI)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニルジイソシアネート(TODI)、ポリマーイソシアネート、およびそれらの2つ以上の組み合わせが挙げられるが、それらに限定されない。
適切な脂肪族ポリイソシアネートは、直鎖または分枝鎖アルキレン残基中に3〜16個の炭素原子、または4〜12個の炭素原子を有する。適切な脂環式または脂環式ジイソシアネートは、シクロアルキレン残基中に、有利には4〜18個の炭素原子、好ましくは6〜15個の炭素原子を有する。当業者は、脂環式ジイソシアネートは同時に、イソホロンジイソシアネート等の環状的および脂肪族的に結合されたNCO基を意味することを当業者は十分に理解している。これとは対照的に、脂環式ジイソシアネートは、脂環式環、例えばH12MDIに直接結合されたNCO基のみを有するものを意味すると理解される。
脂肪族および脂環式ポリイソシアネートの例としては、シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、エチルシクロヘキサンジイソシアネート、プロピルシクロヘキサンジイソシアネート、メチルジエチルシクロヘキサンジイソシアネート、プロパンジイソシアネート、ブタンジイソシアネート、ペンタンジイソシアネート、ヘキサンジイソシアネート、ヘプタンジイソシアネート、オクタンジイソシアネート、ノナンジイソシアネート、ノナントリイソシアネート、例えば4−イソシアナトメチル−1,8−オクタンジイソシアネート(TIN)、デカンジ−およびトリイソシアネート、ウンデカンジ−およびトリイソシアネート、ならびにドデカンジ−およびトリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン(H12MDI)、2−メチルペンタンジイソシアネート(MPDI)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、およびダイマー、トリマー、ならびに上記の混合物が挙げられる。
追加のイソシアネート、例えば4−メチル−シクロヘキサン1,3−ジイソシアネート、2−ブチル−2−エチルペンタメチレンジイソシアネート、3(4)−イソシアナトメチル−1−メチルシクロヘキシルイソシアネート、2−イソシアナトプロピルシクロヘキシルイソシアネート、2,4’−メチレンビス(シクロヘキシル)ジイソシアネート、および1,4−ジイソシアナト−4−メチル−ペンタンも本開示による使用に適する。
本開示に従う使用のためのポリウレタンプレポリマーは、1.5を超える、または2〜6の間、または2.5〜4の間の化学量論比(NCO/OH)でのポリイソシアネートとイソシアネート反応性成分との反応生成物からなる。ポリイソシアネートは、芳香族イソシアネート、脂肪族イソシアネート、および脂環式イソシアネートから選択される。ポリイソシアネートと反応してポリウレタンプレポリマーを形成することができる適切な化合物としては、ヒドロキシル基、アミノ基、およびチオ基を有する化合物が挙げられる。イソシアネート反応性成分は、イソシアネート反応性成分の総重量に基づいて5〜100重量パーセントの1つ以上のブチレンオキシド系ポリオールを含むことができる。その化合物の例としては、ポリエステル、ポリカプロラクトン、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリカーボネートポリオール、およびそれらの2つ以上の組み合わせが挙げられる。イソシアネート反応性成分の平均ヒドロキシル価は、5〜2,000mgKOH/g、平均モル質量は62〜20,000g/molであり得る。好ましくは、イソシアネート反応性成分の平均OH価は、14〜850mgKOH/グラム、より好ましくは56〜500mgKOH/グラム、最も好ましくは110〜450である。イソシアネート反応性成分の平均官能価は、1〜6、または1.8〜4、または2〜3であり得る。ポリオール成分の平均分子量は、25〜12,000g/mol、または250〜6,000g/mol、または350〜3,000g/molであり得る。
ポリイソシアネート基を有する化合物、例えばイソシアネート成分のイソシアネートプレポリマーは、パラメータ「%NCO」によって特徴付けることができ、それは化合物の重量に基づいたポリイソシアネート基の重量基準の量である。パラメータ%NCOは、ASTM D 2572−97(2010)の方法によって測定される。開示されたイソシアネート成分は、少なくとも3重量%、または少なくとも5重量%、または少なくとも7重量%の%NCOを有する。いくつかの実施形態では、イソシアネート成分は、30重量%、または25重量%、または22重量%、または19重量%を超えない%NCOを有する。
いくつかの実施形態では、イソシアネート成分は、ASTM D2196の方法によって測定して、25℃で300mPa・s〜20,000mPa・sの粘度を有する。
イソシアネート成分は、任意選択的に、1つ以上の触媒を含むことができる。本開示による使用に好適な少なくとも1つの触媒の例には、ジラウリン酸ジブチルスズ、酢酸亜鉛、2,2−ジモルホリノジエチルエーテル、およびそれらの組み合わせが含まれるがこれらに限定されない。
ポリオール成分
接着剤組成物は、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含むポリオール成分をさらに含む。少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールは、ポリブチレンオキシドホモポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドコポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリエチレンオキシドコポリマーポリオール、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択することができる。
本開示による使用に適するポリブチレンオキシド系ポリオールとしては、分子量150g/mol〜12,000g/molおよび官能価1.0〜6.0、好ましくは分子量250〜4,000g/molおよび官能価2.0〜4.0、最も好ましくは分子量350〜2,000および官能価2.0〜3.0を有する、ポリブチレンオキシドホモポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドコポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドコポリマーポリオール、およびポリブチレンオキシド−ポリエチレンオキシドコポリマーポリオールが挙げられるが、それらに限定されない。ポリブチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドおよびポリブチレン−ポリエチレンオキシドをベースとするコポリマーポリオールは、10%〜100%のポリブチレンオキシド、好ましくは30%〜100%のポリブチレンオキシド、最も好ましくは50%〜100重量%のポリブチレンオキシドを含むことができる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールは、例えば上記したプレポリマーを製造するための反応物としてイソシアネート成分中にのみ存在することができる。他の実施形態では、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールは上記のようにポリオール成分中にのみ存在することができる。さらに他の実施形態では、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールはイソシアネート成分とポリオール成分の両方に存在することができる。両方の成分において、それぞれの成分中のブチレンオキシド系ポリオールは、同じ種類のブチレンオキシド系ポリオールまたは異なる種類のブチレンオキシド系ポリオールであり得る。
いくつかの実施形態では、イソシアネート成分対ポリオール成分の化学量論比は、1:1以上、例えば1.2:1以上、または例えば1.4:1以上である。他の実施形態では、イソシアネート成分対ポリオール成分の化学量論比は、2.5:1以下、例えば2:1以下、または1.8:1以下である。一般に、工業用途(例えば、パイプ)のイソシアネート成分対ポリオール成分の比は、接着剤から食品へのイソシアネートの移動が安全性の懸念である消費財用途(例えば、食品パッケージング)の比よりも相対的に高くなり得る。
いくつかの実施形態では、溶剤を接着剤組成物に組み込んで溶剤系接着剤を形成することができる。本開示による使用に適する溶剤の例としては、酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエン、およびそれらの2つ以上の組み合わせが挙げられる。
いくつかの実施形態では、1つ以上の添加剤は、任意に、接着剤組成物に含められ得る。このような添加剤の例としては、粘着付与剤、可塑剤、レオロジー改質剤、接着促進剤、酸化防止剤、充填剤、着色剤、界面活性剤、触媒、溶剤、およびこれらの2つ以上の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、1つ以上の触媒は、任意に、接着剤組成物に含まれ得る。
接着剤組成物の配合
開示される接着剤組成物のイソシアネート成分およびポリオール成分は、別々に作ることができ、所望ならば、接着剤組成物を使用することが所望されるときまで貯蔵できることが企図される。いくつかの実施形態では、イソシアネート成分およびポリオール成分の両方がそれぞれ25℃で液体である。接着剤組成物を使用することが望ましい場合、イソシアネート成分およびポリオール成分を互いに接触させて一緒に混合する。これらの2つの成分を接触させると、イソシアネート基がヒドロキシル基と反応してウレタン結合を形成する硬化反応が開始することが企図される。2つの成分を接触させることによって形成される接着剤組成物は、「硬化性混合物」と称され得る。
接着剤組成物を使用して積層体を形成する方法も開示される。いくつかの実施形態では、接着剤組成物、例えば上記で論述した接着剤組成物は液体状態にある。いくつかの実施形態では、組成物は25℃で液体である。組成物が25℃で固体であるとしても、必要に応じて組成物を加熱して液体状態にしてもよい。組成物の層をフィルムの表面に塗布する。「フィルム」は、1つの寸法が0.5mm以下であり、他の2つの寸法が両方とも1cm以上である任意の構造体である。ポリマーフィルムは、ポリマーまたはポリマーの混合物から作製されるフィルムである。ポリマーフィルムの組成物は、典型的には、80重量パーセント以上の1つ以上のポリマーである。いくつかの実施形態では、硬化性混合物の層の厚さは1〜5μmである。
いくつかの実施形態では、別のフィルムの表面を硬化性混合物の層と接触させて未硬化積層体を形成する。いくつかの実施形態では、未硬化積層体は、接着剤組成物中に存在する未反応ポリイソシアネート基の量が、ポリオール成分との接触前のイソシアネート成分中に存在するポリイソシアネート基の量と比較してモル基準で、少なくとも50%、または少なくとも75%、または少なくとも90%である時に作製される。未硬化積層体は、硬化性混合物中に存在する未反応ポリイソシアネート基の量が100%未満、または97%未満、または95%未満である時にさらに作製される。
次いで、硬化性混合物を硬化させるか、または硬化することが可能になる。未硬化積層体は、例えば加熱されていてもされていなくてもよいニップローラに通すことによって、加圧することができる。未硬化積層体を加熱して硬化反応を促進することができる。
適切なフィルムとしては、紙、織布および不織布、金属ホイル、ポリマー、ならびに金属化ポリマーフィルムが挙げられる。フィルムは任意選択的にその上に画像がインクで印刷される表面を有する。インクは接着剤組成物と接触してもよい。いくつかの実施形態では、フィルムはポリマーフィルムおよび金属被覆ポリマーフィルムであり、より好ましくはポリマーフィルムである。
本開示を例示的な実施例および比較例(まとめて「実施例」)によってさら詳細に説明する。しかし、本開示の範囲は、当然ながら、実施例に記載された配合物に限定されない。むしろ、実施例は本開示の単なる例示である。
固着強度測定
幅15mmまたは25.4mm(1インチ)のストリップに切断した積層体サンプルについて90°T型剥離試験を行い、1インチのストリップを、10インチ/分の速度で、50Nローディングセルを備えたThwing Albert(商標)QC−3A剥離試験機で引っ張った。積層体を形成する2つのフィルムが分離する、すなわち剥離するとき、引っ張り中の力の平均を記録する。フィルムの1つが伸張または破断した場合、その最大力または破断時の力を記録する。記録する値は、3つの別々の積層体サンプルについて行われた試験の平均である。
不良モード(「FM」)または不良のモード(「MOF」)は次のように記録する。「FS」は伸びているフィルムを示し;「FT」は裂けるかまたは破断しているフィルムを示し;「AF」は接着不良を示し、その場合一次フィルム上の接着剤は二次フィルムに付着していない;「AT」は接着剤転移(adhesive transfer)を示し、その場合接着剤は一次フィルムに付着せず、二次フィルムに転移される;「AS」は接着剤の分割または凝集破壊を示し、その場合接着剤は一次フィルムと二次フィルムの両方で見られる;「MT」は金属化フィルムからの金属の二次フィルムへの転移を示している(「PMT」は部分的な金属の転移を示す)。
初期固着、または「グリーン」固着は、積層体の作製後できるだけ早く試験する。追加のT型剥離試験は、例えば1日後および7日後等の下記の時間間隔で行われる。
ボイルインバッグ試験手順
積層体を、上記のように、「プレラム」フィルム、Prelam Al、およびGF−19、ならびに92−LBTおよびGF−19から作製する。1つの層のポリエチレンフィルムが他の層のポリエチレンフィルムと接触するように、9インチ×12インチ(23cm×30.5cm)の積層体シートを折り曲げて約9インチ×6インチ(23cm×15.25cm)の二重層とする。縁をペーパーカッターでトリミングして、約5インチ×7インチ(12.7cm×17.8cm)の折り畳み片とする。2つの長辺と1つの短辺を端部でヒートシールして4インチ×6インチ(10.2cm×15.2cm)の内部サイズを有する完成したパウチとする。ヒートシールは、276kPa(40psi)の油圧で1秒間、177℃(350°F)で行う。各テスト用に複数のパウチを作製する。
パウチは、100±5mLの「1:1:1ソース」(等しい重量部のケチャップ、酢、および植物油のブレンド)で開口部から充填する。充填中は、試験中にヒートシールが破損する可能性があるため、ヒートシール領域上にソースがはねないようにする。充填後、パウチの上部を、パウチの内側への空気の閉じ込めを最小限に抑えるようにしてシールする。
試験中にパウチからの漏れの原因となる可能性がある欠陥がシーリングにないことを確認するために各パウチの4つの側面すべてについてシールの完全性を検査する。疑わしいパウチは廃棄し、試験用に許容されるパウチと交換する。場合によっては、試験中に新しい追加の欠陥が発生したか否かを確認するために、積層体の欠陥に印を付ける。
ポットを2/3まで水で満たし、それを沸騰させる。沸騰したら、ポットに蓋をして、水および蒸気の損失を最小限にする。試験中にポットを観察して、沸騰を維持するのに十分な水が存在することを確認する。パウチを沸騰水に入れ、30分間沸騰し続ける。パウチを取り出し、トンネリング、ブリスタリング、層間剥離、および/または漏れの程度を、存在する場合、印をつけた既存の欠陥と比較する。その観察を記録する。次いで、パウチを切り開き、空にし、石鹸と水ですすぐ。1つ以上の1インチ(2.54cm)のストリップをパウチから切り出し、積層体固着強度を上で記載した標準固着強度試験に従って測定する。これはパウチの内容物を取り除いた後にできるだけ早く行う。パウチの内部を検査し、他のあらゆる視認できる欠陥を記録する。
軟化剤試験手順
積層体を、上記した「プレラム」フィルム、Prelam AlおよびGF−19、ならびに92−LBTおよびGF−19から作製する。1つの層のポリエチレンフィルムが他の層のポリエチレンフィルムと接触するように、積層体の9インチ×12インチ(23cm×30.5cm)シートのうちの1つを折り曲げて約9インチ×6インチ(23cm×15.25cm)の二重層とする。縁をペーパーカッターでトリミングして、約5インチ×7インチ(12.7×17.8cm)の折り畳み片とする。2つの長辺と1つの短辺を端部でヒートシールして4インチ×6インチ(10.2cm×15.2cm)の内部サイズを有する完成したパウチとする。ヒートシールは、276kPa(40psi)の油圧で1秒間、177℃(350°F)で行う。各テスト用に複数のパウチを作製する。
パウチには、開口側から、スーパーマーケットから購入した柔軟剤、この場合は、The Dial Corporation,Henkel Companyによって調製されたPurex Mountain Breeze Ultraを100±5mL充填する。充填後、パウチの上部を、パウチの内側への空気の閉じ込めを最小限に抑えるようにしてシールする。
試験中にパウチからの漏れの原因となる可能性がある欠陥がシーリングにないことを確認するためにパウチの4つの側面すべてについてシールの完全性を検査する。疑わしいパウチは廃棄し、試験用に許容されるパウチと交換する。場合によっては、試験中に新しい追加の欠陥が発生したか否かを確認するために、積層体の欠陥に印を付ける。
次いで、パウチを、65℃に前もって設定した対流式オーブンに入れる。その温度で30日間エージングした後、パウチを取り出し、トンネリング、ブリスタリング、層間剥離、および/または漏れの程度を、存在する場合には、印をつけた既存の欠陥と比較した。その観察を記録する。次いで、パウチを切り開き、空にし、石鹸と水ですすぐ。1つ以上の1インチ(2.54cm)のストリップをパウチから切り出し、積層体固着強度を上記した標準固着強度試験に従って測定する。これはパウチの内容物を取り除いた後にできるだけ早く行う。パウチの内部を検査し、他のあらゆる視認できる欠陥を記録する。
組成物の調製
実施例を調製するために使用される原料のいくつかについては、下記の表1で名称および商業的供給者が分かる。
実施例IE1、IE2、およびCE1は、イソシアネート成分、例えばイソシアネートプレポリマーを、ポリオール成分、例えば水酸基を有する化合物と、溶剤中で一緒に組み合わせることによって、配合する。これらの実施例は表2に列記した配合に従って調製する。表2の配合は各成分についてグラム数で示している。
例示の実施例1(「IE1」)
100グラムのADCOTE(商標)L76−205、10グラムのVORAPEL(商標)T5001、および60グラムの酢酸エチルを混合して50パーセント固溶体を得る。次いで、その溶液を、1.7lb/リームの塗布重量で予め積層されたアルミニウムホイルフィルム(Prelam AL)に塗布し、続いて、それを、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)パイロットラミネーターを用いて低密度ポリエチレンフィルム(GF−19)と積層する。積層構造体の固着強度を、積層直後(グリーン固着)、積層1日後、7日後、および14日後の間隔で、前述の試験プロトコルに従って測定する。14日後に、積層構造体を使用してパウチを作製する。そのパウチを、1部のオイル、1部のケチャップ、および1部の酢からなる混合物で満す。次いで、そのパウチを100℃の水中で30分間煮沸し(ボイルインバッグ)してから、それらを切り開き、きれいに洗浄し、不良モードについて調べる。ボイルインバッグ処理後の積層体の固着強度を測定し、記録する。積層構造体の固着強度および不良モードに関する結果を表3に要約する。
例示の実施例2(「IE2」)
100グラムのADCOTE(商標)L76−205、10グラムのVORAPEL(商標)T5001、および60グラムの酢酸エチルを混合して50パーセント固溶体を得る。次いで、その溶液を、1.7lb/リームの塗布重量でポリエチレンテレフタレートフィルム(92−LBT)に塗布し、続いて、それを、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)パイロットラミネーターを用いて低密度ポリエチレンフィルム(GF−19)と積層する。積層構造体の固着強度を、積層直後(グリーン固着)、積層1日後、7日後、および14日後の間隔で、前述の試験プロトコルに従って測定する。14日後に、積層構造体を使用してパウチを作製する。そのパウチを、1部のオイル、1部のケチャップ、および1部の酢からなる混合物で充填する。次いで、そのパウチを100℃の水中で30分間煮沸し(ボイルインバッグ)してから、それらを切り開き、きれいに洗浄し、不良モードについて調べる。ボイルインバッグ処理後の積層体の固着強度を測定し、記録する。積層構造体の固着強度および不良モードに関する結果を表3に要約する。
比較例1(「CE1」)
100グラムのADCOTE(商標)L76−205、7.5グラムのVORAPEL(商標) CP 450、および57.5グラムの酢酸エチルを混合して50%固溶体を得る。次いで、その溶液を、1.7lb/リームの塗布重量で予め積層されたアルミニウムホイルフィルム(Prelam AL)に塗布し、続いて、それを、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)パイロットラミネーターを用いて低密度ポリエチレンフィルム(GF−19)と積層する。積層構造体の固着強度を、積層直後(グリーン固着)、積層1日後、7日後、および14日後の間隔で、前述の試験プロトコルに従って測定する。14日後に、積層構造体を使用してパウチを作製する。そのパウチを、1部のオイル、1部のケチャップ、および1部の酢からなる混合物で満す。次いで、そのパウチを100℃の水中で30分間煮沸し(ボイルインバッグ)してから、それらを切り開き、きれいに洗浄し、不良モードについて調べる。ボイルインバッグ処理後の積層体の固着強度を測定し、記録する。積層構造体の固着強度および不良モードに関する結果を表3に要約する。
表3に示すように、IE1、IE2、およびCE1はすべて同様な固着強度を示す。しかし、不良モードは各例ごとに異なる。さらに、少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含むポリオール成分を含有するIE1およびIE2は、驚くべきことに、ボイルインバッグ試験後にトンネリングを示さなかった。これは、ボイルインバッグ試験後に、ブチレンオキシド系ポリオールを含有していなかったCE1で観察されたトンネリングとは対照的である。
例示の実施例3(「IE3」)
100グラムのADCOTE(商標)L76−205、10グラムのVORAPEL(商標)T5001、および60グラムの酢酸エチルを混合して50%固溶体を得る。次いで、その溶液を、1.7lb/リームの塗布重量で金属化ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、続いて、それを、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)パイロットラミネーターを用いてポリアミドフィルムと積層する。得られた積層体を一次基材として使用する前に60℃のオーブン中に1時間放置し、次いで、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)を使用して同じ接着剤を積層体のポリエチレンテレフタレート側に塗布し、次いで、4ミルの低密度ポリエチレンフィルムと積層する。ポリエチレンとポリエチレンテレフタレートとの間の固着強度は、積層直後、および積層1日後、7日後、14日後の間隔で測定する。14日後に、積層構造体を用いてパウチを作製し、市販の柔軟剤を充填する。次いで、そのパウチを65℃に前もって設定したオーブン中に30日間置き、次いで、それらを切り開き、きれいに洗浄し、不良モードについて調べる。エージング試験後の積層体の固着強度を測定し、記録する。積層構造体の固着強度および不良モードに関する結果を表5に要約する。
例示の実施例4(「IE4」)
最初に、IE4で使用するためのプレポリマーを以下の手順に従って調製する。機械的撹拌および温度制御装置を備えた4つ口フラスコからなる実験室用ガラス反応器を使用してプレポリマーを製造する。プレポリマーは、両方ともブチレンオキシド系ポリオールである、VORAPEL(商標)D3201およびVORAPEL(商標)T5001をベースとしている。窒素パージ下で、45℃で予備溶融した1068.8グラムのISONATE VORAPEL(商標)125Mを最初にフラスコに入れる。反応器温度を50℃に設定する。撹拌しながら、584.8グラムのVORAPEL(商標)T5001を反応器に入れ、続いて146.2グラムのVORAPEL(商標)D3201を添加する。反応器の温度が85℃を超える場合には、氷水浴によって冷却する。80℃で4時間反応させた後、NCO含有量が12.15%のプレポリマーが得られる。
次に、上記の方法によって製造した33グラムのプレポリマー、40グラムのADCOTE(商標)88×102、60グラムのADCOTE(商標)86×116、および23グラムの酢酸エチルを最初に混合して50%固溶体を得る。次いで、その溶液を、1.7lb/リームの塗布重量で金属化ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、続いて、それを、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)パイロットラミネーターを用いてポリアミドフィルムと積層する。得られた積層体を一次基材として使用する前に60℃のオーブンに1時間放置する。NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)を使用して同じ接着剤を積層体のPET側に塗布し、次いでそれを4ミルの低密度ポリエチレンフィルムと積層する。ポリエチレンとポリエチレンテレフタレートとの間の固着強度は、積層直後、および積層1日後、7日後、14日後の間隔で測定する。14日後に、積層構造体を用いてパウチを作製し、市販の柔軟剤を充填する。次いで、そのパウチを65℃に前もって設定したオーブン中に30日間置き、そしてそれらを切り開き、きれいに洗浄し、不良モードについて調べる。エージング試験後の積層体の固着強度を測定し、記録する。積層構造体の固着強度および不良モードに関する結果を表5に要約する。
比較例2(「CE2」)
次いで、その溶液を、1.7lb/リームの塗布重量で金属化ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、続いて、それを、NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)パイロットラミネーターを用いてポリアミドフィルムと積層する。得られた積層体を一次基材として使用する前に60℃のオーブンに1時間放置する。NORDMECCANICA(商標)LABO COMBI(商標)を使用して同じ接着剤を積層体のPET側に塗布し、次いでそれを4ミルの低密度ポリエチレンフィルムと積層する。ポリエチレンとポリエチレンテレフタレートとの間の固着強度は、積層直後、および積層1日後、7日後、14日後の間隔で測定する。14日後に、積層構造体を用いてパウチを作製し、市販の柔軟剤を充填する。次いで、そのパウチを65℃に前もって設定したオーブン中に30日間置き、次いで、それらを切り開き、きれいに洗浄し、不良モードについて調べる。エージング試験後の積層体の固着強度を測定し、記録する。積層構造体の固着強度および不良モードに関する結果を表5に要約する。
表5に示すように、IE3は軟化剤試験後に良好な固着強度を示し、トンネリングを示さなかった。IE4とCE2は同等の固着強度データおよび不良モードを示した。高温軟化剤試験の後、IE4は、トンネリングを示さず、CE2よりも格段に良好な固着強度を示した。このデータに基づいて、驚くべきことに、2成分溶剤系接着剤組成物のイソシアネート成分およびポリオール成分の一方または両方にブチレンオキシド系ポリマーを含ませると、接着剤の耐薬品性および耐熱性ならびに加水分解安定性が改善されることが見出された。

Claims (16)

  1. 少なくとも1つのイソシアネートを含むイソシアネート成分と、
    少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールを含むポリオール成分と、を含む2成分接着剤組成物。
  2. 前記少なくとも1つのイソシアネートが、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、イソシアネートプレポリマー、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記少なくとも1つのイソシアネートが、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4’−MDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’−MDI)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニルジイソシアネート(TODI)、ポリマーイソシアネート、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される、請求項1または2記載の組成物。
  4. 前記少なくとも1つのイソシアネートが、シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、エチルシクロヘキサンジイソシアネート、プロピルシクロヘキサンジイソシアネート、メチルジエチルシクロヘキサンジイソシアネート、プロパンジイソシアネート、ブタンジイソシアネート、ペンタンジイソシアネート、ヘキサンジイソシアネート、ヘプタンジイソシアネート、オクタンジイソシアネート、ノナンジイソシアネート、ノナントリイソシアネート、例えば4−イソシアナトメチル−1,8−オクタンジイソシアネート(TIN)、デカンジ−およびトリイソシアネート、ウンデカンジ−およびトリイソシアネート、ならびにドデカンジ−およびトリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン(H12MDI)、2−メチルペンタンジイソシアネート(MPDI)、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、およびダイマー、トリマー、ならびにそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 前記少なくとも1つのイソシアネートが、4−メチル−シクロヘキサン−1,3−ジイソシアネート、2−ブチル−2−エチルペンタメチレンジイソシアネート、3(4)−イソシアナトメチル−1−メチルシクロヘキシルイソシアネート、2−イソシアナトプロピルシクロヘキシルイソシアネート、2,4’−メチレンビス(シクロヘキシル)ジイソシアネート、1,4−ジイソシアナト−4−メチル−ペンタン、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 前記少なくとも1つのイソシアネートが、ポリイソシアネートとイソシアネート反応性成分との反応生成物であるプレポリマーを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記イソシアネート反応性成分が、ヒドロキシル基、アミノ基、チオ基、およびそれらの2つ以上の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 前記ブチレンオキシド系ポリオールが、ポリブチレンオキシドホモポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリプロピレンオキシドコポリマーポリオール、ポリブチレンオキシド−ポリエチレンオキシドコポリマーポリオール、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 前記ブチレンオキシド系ポリオールが、150g/mol〜12,000g/molの分子量を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 前記ブチレンオキシド系ポリオールが、1〜6の官能価を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 粘着付与剤、可塑剤、レオロジー改質剤、接着促進剤、酸化防止剤、充填剤、着色剤、界面活性剤、触媒、溶剤、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される添加剤をさらに含む、請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される溶剤をさらに含む、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
  13. 少なくとも1つのイソシアネートと少なくとも1つのブチレンオキシド系ポリオールとの反応生成物である少なくとも1つのプレポリマーを含むイソシアネート成分と、
    少なくとも1つのポリオールを含むポリオール成分と、を含む2成分接着剤組成物。
  14. 前記イソシアネート反応性成分が、前記イソシアネート反応性成分の総重量に基づいて5〜100重量パーセントのブチレンオキシド系ポリオールを含む、請求項13に記載の組成物。
  15. 積層体を形成するための方法であって、
    少なくとも1つのイソシアネートを含むイソシアネート成分と、
    少なくとも1つのブチレン系ポリオールを含むポリオール成分と、を含む反応物を接触させることによって接着剤組成物を形成することと、
    前記接着剤組成物の層をフィルムの表面に塗布することと、
    前記層を別のフィルムの表面と接触させて積層体を形成することと、
    前記接着剤組成物を硬化させることと、を含む、方法。
  16. 請求項15に記載の方法によって形成される積層体。
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