JP2019524878A - γ−セクレターゼモジュレーターとしてのトリアゾロピリジン - Google Patents

γ−セクレターゼモジュレーターとしてのトリアゾロピリジン Download PDF

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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems

Abstract

本発明は、式(I)の化合物(HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;R1は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン又は低級アルコキシであり;R2は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;R3は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルであり;Yは、式(A)又は(B)であり;R4は、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ、又はCNである)の化合物に、或いはその薬学的に活性な酸付加塩に、そのラセミ混合物に又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体に関する。当該化合物は、アルツハイマー病、並びに脳アミロイド血管症、遺伝性アミロイド性脳出血オランダ型(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群の処置に使用され得る。

Description

本発明は、式
Figure 2019524878

(式中、
HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;
は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン又は低級アルコキシであり;
は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;
は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルであり;
Yは、
Figure 2019524878

であり、
は、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ、又はCNである)
の化合物に、或いはその薬学的に活性な酸付加塩に、そのラセミ混合物に又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体に関する。
今回、式Iで示される本化合物が、γ−セクレターゼのモジュレーターであることを見出した。これらは、脳におけるβ−アミロイドの沈着に関連する疾患(特に、アルツハイマー病)並びにその他の疾患(例えば、脳アミロイド血管症、遺伝性アミロイド性脳出血オランダ型(HCHWA−D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、及びダウン症候群)を処置又は予防するために有用であり得る。
アルツハイマー病(AD)は、晩年における認知症の最も一般的な原因である。病理学的には、ADは、細胞外の斑におけるアミロイドの沈着、及び脳における細胞内の神経原線維変化により特徴付けられる。アミロイド斑は、一連のタンパク質分解的切断工程によってβ−アミロイド前駆体タンパク質(APP)に由来するアミロイドペプチド(Aβペプチド)から主に構成される。APPの幾つかの形態が同定されており、そのうち最も量が多いのは、695、751及び770アミノ酸長のタンパク質である。これらは全て、ディファレンシャルスプライシングを通して単一の遺伝子から生じる。Aβペプチドは、APPの同じドメインに由来する。
Aβペプチドは、β−及びγ−セクレターゼと呼ばれる2つのタンパク質分解酵素が逐次作用することを通してAPPから生成される。β−セクレターゼは、まず、膜貫通ドメイン(TM)の直ぐ外側のAPPの細胞外ドメインを切断して、TM及び細胞質のドメインを含むAPPのC末端断片(CTFβ)を生成する。CTFβは、TM内の幾つかの隣接する位置を切断してAβ−ペプチド及び細胞質断片を生成するγ−セクレターゼの基質である。γ−セクレターゼによって媒介される様々なタンパク質分解的切断により、異なる鎖長のAβペプチド(例えば、Aβ38、Aβ40及びAβ42)が生じる。後者は、神経毒性凝集体を形成するその強い傾向により、より病原的なアミロイドペプチドであると考えられている。
β−セクレターゼは、典型的なアスパルチルプロテアーゼである。γ−セクレターゼは、4つの必須サブユニット:プレセニリン(PS。PS1及びPS2を含む)、ニカストリン、anterior pharynx defective 1(APH-1)、及びプレセニリンエンハンサー2(PEN-2)からなる高分子量複合体である。解像度3.4Åにおけるヒトγ−セクレターゼの原子構造は公表されている(非特許文献1)。プレセニリンは触媒部位を有しており、そして、ポリトピックな膜タンパク質のTM内の基質を切断し、そして、それ自体がポリトピックな膜タンパク質である一群の非定型のアスパルチルプロテアーゼを表す。γ−セクレターゼの他の必須の構成要素であるニカストリン並びにaph1及びpen-2の遺伝子の産物は、基質の認識及び動員に関与していると考えられている。γ−セクレターゼの証明されている基質は、APP及びNotch受容体ファミリーのタンパク質であるが、γ−セクレターゼは緩い基質特異性を有し、そして、APP及びNotchに無関係の多くの更なる膜タンパク質が、インビトロでγ−セクレターゼによって切断されると報告されている。
γ−セクレターゼ活性は、Aβペプチドの生成に絶対に必要である。これは、遺伝的手段(すなわち、プレセニリン遺伝子の除去)によって及び低分子量阻害化合物によっての両方で示されている。ADについてのアミロイドカスケード仮説によれば、Aβの生成及び沈着がこの疾患の根本原因である。したがって、γ−セクレターゼの選択的かつ強力な阻害は、ADの予防及び治療に有用であり得ると考えられた。
別の処置様式は、Aβ42生成の選択的減少を生じるγ−セクレターゼ活性の調節である。これによって、凝集及び斑形成の能力がないか又は低く、そして、神経毒性がないかより低い、Aβ38、Aβ37又はそれ以外などのより短いAβアイソフォームの増加が導かれる。γ−セクレターゼ活性の調節に対してこの効果を示す化合物には、特定の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)及び関連するアナログが挙げられる(非特許文献2)。
したがって、本発明の化合物は、脳へのβ−アミロイドの沈着に関連する疾患(特に、アルツハイマー病)、並びに他の疾患(例えば、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、及びダウン症候群)の治療又は予防に有用である。
多数の文献、例えば、以下の刊行物(非特許文献3〜14)が、γ−セクレターゼの調節に関する現在の知見を記載している。
X. Bai, C. Yan, G. Yang, P. Lu, D. Ma, L. Sun, R. Zhou, S. H. W. Scheres, Y. Shi, Nature 2015, doi:10.1038/nature14892 Weggen et al. Nature, 414 (2001) 212-16 Morihara et al, J. Neurochem., 83 (2002) 1009-12 Jantzen et al, J.Neuroscience, 22 (2002) 226-54 Takahashi et al, J. Biol.Chem., 278 (2003) 18644-70 Beher et al, J. Biol.Chem.279 (2004) 43419-26 Lleo et al, Nature Med.10 (2004) 1065-6 Kukar et al, Nature Med.11 (2005) 545-50 Perretto et al, J. Med.Chem.48 (2005) 5705-20 Clarke et al, J. Biol.Chem.281 (2006) 31279-89 Stock et al, Bioorg.Med.Chem.Lett.16 (2006) 2219-2223 Narlawar et al, J. Med.Chem.49 (2006) 7588-91 Ebke et al, J. Biol.Chem., 286 (2011) 37181-86 Hall et al, Progress in Med.Chem., 53 (2014) 101-145
式Iの化合物については以下の定義を使用する。
本明細書で使用するとき、用語「低級アルキル」は、1〜7個の炭素原子を含有する飽和の直鎖又は分枝鎖の基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、2−ブチル、t−ブチル等を示す。好ましいアルキル基は、1〜4個の炭素原子を有する基である。
本明細書で使用するとき、用語「ハロゲンによって置換されている低級アルキル」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲンによって置換されている、上に定義したとおりのアルキル基、例えば、CF、CHF、CHF、CHFCF、CHCHF、CHCHF、CHC(CHCF、CHCFCF、CH(CF、CHCF、(CHCF、(CHCF、CH(CH)CF、CFCF等を示す。
本明細書で使用するとき、用語「低級アルコキシ」は、O基を介して結合している、1〜7個の炭素原子を含有する飽和の直鎖又は分枝鎖の基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、i−ブチル、2−ブチル、及びt−ブチル等を示す。
本明細書で使用するとき、用語「ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ」は、少なくとも1個の水素原子がハロゲンによって置換されている、上に定義したとおりのアルコキシ基、例えば、OCF、OCHF、OCHF、OCHFCF、OCHCHF、OCHCHF、OCHC(CHCF、OCHCFCF、OCH(CF、OCHCF、O(CHCF、O(CHCF、OCH(CH)CF、OCFCF等を示す。
本明細書で使用するとき、用語「ヒドロキシによって置換されている低級アルキル」は、少なくとも1個の水素原子がヒドロキシによって置換されている、上に定義したとおりのアルキル基、例えば、C(CHOHを示す。
用語「ハロゲン」は、塩素、ヨウ素、フッ素、及び臭素を示す。
用語「N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基」は、
Figure 2019524878

からなる群から選択される。
用語「薬学的に許容し得る酸付加塩」は、無機酸及び有機酸、例えば、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、酢酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等との塩を包含する。
本発明の目的は、式Iの化合物、アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群を処置するための医薬を調製するためのこのような化合物の使用、それらの製造、及び本発明に係る式Iの化合物に基づく医薬である。
本発明の更なる目的は、全ての形態の式Iの化合物の光学的に純粋な鏡像異性体、ラセミ体、又はジアステレオマー混合物である。
本発明の一目的は、式IA
Figure 2019524878

(式中、
HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;
は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン、又は低級アルコキシであり;
は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;
は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルである)
の化合物、或いはその薬学的に活性な酸付加塩、そのラセミ混合物又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体、例えば、以下の化合物
5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−メチル−N−((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
2−(5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−(((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
2−(2−(((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
2−[2−[[(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
2−[2−[[(8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−イソプロピル−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−[(8エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
8−イソプロピル−N−[(8エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
である。
本発明の一目的は、式IB
Figure 2019524878

(式中、
HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;
は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン、又は低級アルコキシであり;
は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;
は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルであり;
は、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ、又はCNである)
の化合物、或いはその薬学的に活性な酸付加塩、そのラセミ混合物又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体、例えば、以下の化合物:
2−(2−((3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
N−(3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
8−イソプロピル−N−(3−メトキシ−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
5−((8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゾニトリル
8−イソプロピル−N−(3−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
2−[2−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
2−[2−[4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
2−[2−[4−(3−クロロ−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
5−[[8−(1−ヒドロキシ−1− −[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−2−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンゾニトリル
8−イソプロピル−N−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
N−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
N−[4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
である。
本化合物は、スキーム1〜6によって及び実施例1〜35によって、下記するように調製され得る。
式Iの本化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、当技術分野において公知の方法によって、例えば下記プロセスによって、調製することができ、当該プロセスは、
a)式
Figure 2019524878

の化合物を中間体3
Figure 2019524878

の化合物と反応させて、式
Figure 2019524878

(これらの式中、置換基は、上で記載したとおりの意味を有する)
の化合物にすること、及び、
所望により、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること
を含む。
本発明の式Iの化合物の調製は、逐次合成経路又は収束合成経路で実施され得る。本発明の化合物の合成を以下のスキームに示す。この反応及び得られる生成物の精製を実施するのに必要な能力は、当業者に公知である。以下のプロセスの説明において使用される置換基及び表示は、違うように示されていない限り、本明細書において先に示した意味を有する。
より詳細には、式Iの化合物は、以下に示す方法によって、実施例に示す方法によって、又は類似の方法によって、製造することができる。個々の反応工程についての適切な反応条件は、当業者に公知である。しかし、反応順序はスキームに示すものに限定されず、出発物質及びそのそれぞれの反応性に依存して、反応工程の順序を自由に変えることができる。出発物質は、市販されているか、又は以下に示す方法に類似の方法によって、実施例に記載する方法によって、若しくは当技術分野において公知の方法によって、調製することができる。
特に、式Iの化合物は、スキーム1〜8のいずれかに従う標準的な方法に従って調製することができる。
スキーム1
Figure 2019524878
スキーム1に従って、一般式2A及び2Bのアミンと一般式3の臭化物とのカップリングによって、式IA及びIBの本化合物並びにその薬学的に許容し得る塩を調製することができる。この反応は、一般的に知られている手順(例えば、熱条件下又は(例えば、パラジウム(0)触媒等の)触媒条件下における置換反応)を使用して達成することができる。
式IA又はIBの化合物を調製するための出発物質として使用することができる一般式3.1又は3.2のブロモ−トリアゾロピリジン中間体は、下記のようにして調製することができる。
スキーム2:中間体3.1及び3.2
Figure 2019524878
スキーム3:中間体3.3及び3.4
Figure 2019524878
スキーム4:中間体3.5及び3.6
2,2,2−トリフルオロエタノールの代わりに(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、中間体3.3及び3.4について記載したのと同じ順序(スキーム3)を使用して、中間体3.5及び3.6を調製した。
Figure 2019524878
スキーム5:中間体3.7
Figure 2019524878

中間体2への合成アクセスをスキーム6に記載する。
スキーム6:中間体2:
Figure 2019524878
したがって、国際公開第2012/116965号の37〜38ページに記載されているもの等の保護基修飾によって、メソ[(8−エンド)−3−アザ−ビシクロ[3,2,1]オクタ−8−イル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルから出発して、中間体2Aを合成することができる。Et3N等の塩基の存在下エタノール又はNMP等の溶媒中の熱条件下で、又は(例えば、パラジウム(0)又は銅(II)触媒等の)触媒条件下での置換反応を使用することによって、複素環式ハロゲン化物とのカップリングを達成することができる。酸(例えば、トリフルオロ酢酸)で脱保護した後、スキーム1で記載した中間体3とのカップリングに準備の整った中間体2Aを得ることができる。
以下の一般式の他の中間体2Bは、文献において公知であるか、又は当技術分野において公知の標準的な手順によって調製した(実験の部)。
Figure 2019524878
実施例1
5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体3.1
2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878
工程1
6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

0℃のDMF(10mL)中のNaH(60%、340mg、7.8mmol)の懸濁液に、DMF(10ml)に溶解した2,2,2−トリフルオロエタノール(900mg、9mmol)を滴下した。0℃で10分間及びRTで30分間、混合物を撹拌した。DMF(10ml)に溶解した6−クロロピリジン−2−アミン(771mg、6mmol)を、反応混合物、続いて、臭化銅(I)(8.61mg、60mMol)に滴下した。反応混合物を155℃で3時間加熱し、次いで、RTに冷却し、そして、AcOEt 150mlと水 120mlとの間で分配した。有機層を分離し、そして、ブライン 50mlで3回洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、そして、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル 20g、溶出液ヘプタン中0%〜25% EtOAc)によって粗生成物を精製して、薄黄色の固形物として所望の化合物(344mg、29.8%)を得た。MS ES+ (m/z): 193 (M+H)+
工程2
エチルN−[[6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバマート
Figure 2019524878

ジオキサン(10ml)中の6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(537mg、2.79mmol)をRTでエトキシカルボニル−イソチオシアナート(196mg、176μl、1.49mmol)で処理した。反応混合物をRTで20時間撹拌し、減圧下で溶媒を除去して、半固形物として所望の粗生成物(873mg、96.6%)を得、これを後続の反応工程で直接使用した。
工程3
5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

エタノール及びメタノール(各6ml)の混合物中のエチルN−[[6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバマート(873mg、2.7mmol)を、70℃においてN−エチルジイソプロピルアミン(698mg、924μl、5.4mmol)及びヒドロキシルアミン×HCl(197mg、2.84mmol)で処理し、次いで、混合物を70℃で3時間加熱した。減圧下で溶媒を除去し、残渣を水(50ml)とAcOEt(50ml)との間で分配した。有機層を分離し、KHCO3(50ml)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル 20g、溶出液ヘプタン中0%〜30% EtOAc)によって精製して、オフホワイトの固形物として所望の化合物(402mg、64.1%)を得た。MS ES+ (m/z): 233.064 (M+H)+
工程4
2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878

アセトニトリル(15ml)中の臭化銅(II)(577mg、2.58mmol)及び亜硝酸tert−ブチル(267mg、307μl、2.58mmol)を、60℃においてアセトニトリル(7ml)に溶解した5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(400mg、1.72mmol)で滴下処理した。反応系を60℃で30分間更に加熱して、反応を完了させた。混合物をRTに冷却し、減圧下で溶媒を除去し、残渣を水とAcOEtとの間で分配した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下で溶媒を除去した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル 20g、溶出液ヘプタン中0%〜30% EtOAc)によって精製して、白色の固形物として所望の化合物(372mg、72.9%)を得た。HR-MS ES+ (m/z): 295.96497 (M+H)+
中間体2.1
(8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
Tert−ブチルN−[(8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

チューブ内及びアルゴン下のNMP(11ml)中のtert−ブチル(8エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(1.57g、6.93mmol)の溶液に、DIPEA(964mg、1.3ml、7.46mmol)、続いて、4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(1.5g、5.33mmol)を添加した。バイアルをアルゴン下で閉じ、そして、反応混合物を150℃で一晩撹拌した。TLC及びLC-MSは、反応が完了したことを示した。反応混合物をH2O 30mLで希釈し、そして、EtOAc(3×30mL)で抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル 20g、溶出液ヘプタン中0%〜70% EtOAc)によって精製して、標題化合物(1.375g、収率69.5%)を得た。MS ES+ (m/z): 372.2 [(M+H)+]
工程2
(8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

37%HCl(1.68g、1.4ml、17mmol)の存在下、ジクロロメタン中のtert−ブチルN−[(8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート(1.049g、2.82mmol)を使用して、実施例50(工程2、中間体2)と同様にして、当該化合物を調製した。飽和NaHCO3及びDCMを使用して抽出した後、薄黄色の固形物として標題化合物(735mg、収率96%)を得た。MS ES+ (m/z): 272.2 [(M+H)+]
工程3、最終カップリング
5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

1,4−ジオキサン(2.5ml)中の2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(44.4mg、150μmol)、(8−エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(40.7mg、150μmol)の溶液に、ナトリウムtert−ブトキシド(29.6mg、307μmol)を添加した。混合物をアルゴンで5分間パージし、そして、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィノ)ジパラジウム(I)(11.7mg、15μmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで2分間再度パージし、密封し、そして、5時間で120℃に加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、そして、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(10g、溶出液AcOEt)によって精製した。薄黄色の固形物として標題化合物(28mg、収率38.4%)を得た。
HR-MS ES+ (m/z): 487.16929 [(M+H)+]
実施例2
N−((8エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体2.2
(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
Tert−ブチル((8−メソ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート
Figure 2019524878

250mL丸底フラスコにおいて、4−メチル−6−チオキソ−3,6−ジヒドロ−2H−1,3−チアジン−2−オン(CAS 97309-82-5、1.50g、9.42mmol)、tert−ブチル(8−アンチ)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(CAS 847862-26-4、2.13g、9.42mmol)、4−メチルモルホリン(2.86g、3.11ml、28.3mmol)、及び4−ジメチルアミノピリジン(11.5mg、94.2μmol)をジオキサン(150ml)と合わせて、薄茶色の溶液を得た。反応混合物を80℃に加熱し、そして、一晩撹拌した。ジイソプロピルエチルアミン(4.87g、6.58ml、37.7mmol)を添加し、そして、混合物を氷浴中で冷却した。ジオキサン(10ml)中のヨウ素(4.78g、18.8mmol)を添加し、そして、室温に加温しながら反応混合物を一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮し、そして、クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)によって精製して、薄茶色の固形物として標題化合物(1.09g、36%)を得た。MS: m/z = 324.2 [M+H]+
工程2
(8エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

250mL丸底フラスコにおいて、tert−ブチル((8−アンチ)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(2.99g、9.24mmol)をジクロロメタン(180ml)と合わせて茶色の溶液を得た。塩酸(25%、10ml)を添加し、そして、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を氷浴中で冷却し、水(50ml)を添加し、そして、水酸化ナトリウム水溶液(4N)で混合物を塩基性化した。ジクロロメタンで抽出し、そして、クロマトグラフィー(シリカゲル−NH2、40g、酢酸エチル/ヘプタン=50:50〜100:0)に供して、薄茶色の固形物として標題化合物(1.64g、80%)を得た。MS: m/z = 224.2 [M+H]+
工程3、最終カップリング
N−((8エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

実施例1と同様にして、2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(44.4mg、150μmol)、実施例1の中間体3.1、(8−エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(33.5mg、150μmol)、及びジブロモ−(トリtert−ブチル)−ホスフィン−パラジウム(11.7mg、15μmol)から、Buchwaldカップリングによって、薄黄色のガム状物として標題化合物(10mg、15.2%)を得た。HR-MS: m/z = 438.14496 [M+H]+
実施例3
8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体3.2.
2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878
工程1
3−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

NaH(60%、450mg、10.3mmol)、及び臭化銅(I)(11.4mg、79.3μmol)を添加した2,2,2−トリフルオロエタノール(1.19g、11.9mmol)、6−フルオロ−3−メチルピリジン−2−アミン(1g、7.93mmol)から、実施例1、工程1と同様にして、薄黄色の油状物として標題化合物(1.4g、85.7%)を調製した。HR-MS: m/z = 207.07492 [M+H]+
工程2
エチルN−[[3−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバマート
Figure 2019524878

3−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−アミン(0.7g、3.4mmol)、エトキシカルボニル−イソチオシアナート(445mg、3.4mmol)から、実施例1、工程2と同様にして、薄黄色の固形物として標題化合物(1.01g、88.2%を調製した。HR-MS: m/z = 338.07937 [M+H]+
工程3
8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

エチルN−[[3−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−ピリジル]カルバモチオイル]カルバマート(1g、2.96mmol)、N−エチルジイソプロピルアミン(1.09g、5.88mmol)、及びヒドロキシルアミン×HCl(214mg、3.1mmol)から、実施例1、工程3と同様にして、白色の固形物として標題化合物(740mg、100%)を調製した。HR-MS m/z =247.08058 [M+H]+
工程4
2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878

8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン(740mg、3.01mmol)、臭化銅(II)(1.01g、4.51mmol)、亜硝酸tert−ブチル(465mg、538μl、4.51mmol)から、実施例1、工程4と同様にして、薄黄色の固形物として標題化合物(450mg、48.3%)を調製した。HR-MS 309.9801 (M+H)+
工程5、最終カップリング
8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

ナトリウムtertブトキシドの存在下、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィノ)ジパラジウム(I)を用いて、2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(46.5mg、0.15mmol) (8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン、中間体2.1(実施例1)、(40.7mg、0.15mmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、白色の固形物として標題化合物(31mg、41.3%)を調製した。HR-MS ES+ (m/z): 501.18411 [(M+H)+]
実施例4
8−メチル−N−((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体2.3
(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
Tert−ブチルN−[(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

封管内において、tert−ブチル(8エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(500mg、2.21mmol)をEtOH(10ml)に溶解させ、そして、4−クロロ−6−メチルピリミジン(869mg、6.63mmol)、続いて、トリエチルアミン(894mg、1.23ml、8.84mmol)を添加した。反応混合物を封管内において130℃で一晩撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン 20mL及び水 20mLで希釈した。有機層をDCM(3×20mL)で抽出し、MgSO4で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン中0%〜100% EtOAc)によって精製して、黄色の固形物として標題化合物(496mg、収率71%)を得た。MS ES+ (m/z): 319.2 [(M+H)+]
工程2
(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

ジクロロメタン(8ml)中tert−ブチルN−[(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート(260mg、817μmol)の薄黄色の溶液に、TFA(931mg、629μl、8.17mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をイオン交換カラム(Si-SCX-2、10g、MeOHで洗浄、そして、MeOH (NH3 2M)で遊離)によって精製して、標題化合物(195mg、804μmol、収率98.5%)を得、これを更に精製することなく次の工程で使用した。MS ES+ (m/z): 219.2 [(M+H)+]
工程3、最終カップリング
8−メチル−N−((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

ナトリウムtert−ブトキシドの存在下、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィノ)ジパラジウム(I)を用いて、2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3.2 実施例3)(46.5mg、0.15mmol)、((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(32.7mg、0.15mmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、薄黄色の泡状物として標題化合物(31mg、41.3%)を調製した。HR-MS ES- (m/z): 446.19194 [(M-H)-]
実施例5
N−((8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体2.4
(8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
Tert−ブチルN−[(8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

NMP(2ml)中tert−ブチル(8エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(120mg、530μmol)、DIPEA(137mg、185μl、1.06mmol)、及び2−クロロ−4−フルオロピリジン(76.7mg、583μmol1)から、中間体2.1 工程1、(実施例1)と同様にして、白色の粉状物として標題化合物を作製した。146.9mg、82%。MS ES+ (m/z)= 338.2 [(M+H)+]
工程2
(8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

37%HCl(257mg、214μl、2.61mmol)の存在下、ジクロロメタン中tert−ブチルN[(8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート(146.9mg、435μmol)から、中間体2.1(工程2、実施例1)と同様にして、化合物を調製した。白色の固形物として標題化合物(89.9mg、378μmol、収率87%)を得た。MS ES+ (m/z): 238.1 [(M+H)+]
工程3、最終カップリング
N−((8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

ナトリウムtert−ブトキシドの存在下、ジブロモビス(トリ−tert−ブチルホスフィノ)ジパラジウム(I)を用いて、2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3.2 実施例3)(46.5mg、0.15mmol)(8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(35.7mg、0.15mmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、薄黄色の泡状物として標題化合物(32mg、45.7%)を調製した。HR-MS ES+ (m/z): 467.15777 [(M+H)+]
実施例6
N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体2.5
(8−エンド)−3−(2−メトキシ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
tert−ブチルN−[(8−エンド)−3−(2−メトキシ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

NMP(1.43ml)中のtert−ブチル(8エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(890mg、3.93mmol)、DIPEA(1.02g、7.87mmol)、及び4−フルオロ−2−メトキシピリジン(0.5g、436μl、3.93mmol)から、中間体2.1 工程1、(実施例1)と同様にして、白色の泡状物として標題化合物を作製した。480mg、36.6%、MS ES+ (m/z): 334.2 [(M+H)+]。
工程2
8−エンド)−3−(2−メトキシ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

TFA(821mg、7.2mmol)の存在下、ジクロロメタン中のtert−ブチル((8−エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(480mg、1.44mmol)を使用して、中間体2.1(工程2、実施例1)と同様にして、標題化合物を調製した。白色の固形物として標題化合物(336mg、収率70%)を得た。 MS ES+ (m/z): 234.2 [(M+H)+]
工程3、最終カップリング
N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

ナトリウムtertブトキシドの存在下、ジブロモビス(トリ−tert-ブチルホスフィノ)ジパラジウム(I)を用いて、2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3.2 実施例3)(30mg、96.8μmol)、8−エンド)−3−(2−メトキシ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(22.6mg、96.8μmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、白色の泡状物として標題化合物(27.6mg、61.7%)を調製した。HR-MS ES+ (m/z): 463.2069 [(M+H)+]
実施例7
N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体2.6
(8−エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
tert−ブチルN−[(8−エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

エタノール(42ml)中のtert−ブチル(8エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(700mg、3.09mmol)、3,5−ジクロロピリダジン(691mg、4.64mmol)から、中間体2.1 工程1、(実施例1)と同様にして、トリエチルアミン(1.25g、12.4mmol)を用い、85℃で3時間、次いで、RTで60時間撹拌して、黄色の固形物として標題化合物を作製した。923mg、88%。MS ES+ (m/z): 339.2 [(M+H)+]。
工程2
(8−エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

37%HCl(1.61g、、16.3mmol)の存在下、tert−ブチルN−[(8−エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート(923mg、2.72mmol)から、中間体2.1(工程2、実施例1)と同様にして、化合物を調製した。茶色の固形物として標題化合物(651mg、収率100%)を得た。MS ES+ (m/z): 239.1 [(M+H)+]
工程3、最終カップリング
N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びQ-Phosの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(8.39mg、8.11μmol)を用いて、2−ブロモ−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(中間体3.2 実施例3)(28mg、90.3μmol)、((8−エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(21.6mg、90.3μmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、白色の固形物として得られた(15.5mg、収率36.7%)。HR-MS ES+ (m/z): 468.1533 [(M+H)+]。
実施例8
2−(5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−(((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878
中間体3.3
2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878
工程1
メチル−2−アミノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−カルボキシラート
Figure 2019524878

DMF(40ml)中のメチル2−アミノ−6−クロロピリジン−3−カルボキシラート(5.0g、26.89mmol)の撹拌溶液に、カリウムtert−ブトキシド(4.5g、40.3mmol)、2,2,2−トリフルオロ−エタノール(5.4g、53.8mmol)を添加し、続いて、アルゴン雰囲気下で臭化銅(I)(0.36g、2.7mmol)を添加した。反応混合物を48時間で120℃に加熱した。TLC及びDCMは、反応が完了したことを示した。反応混合物を水(100ml)とEtOAc(100ml)との間で分配し、有機層を分離し、水層をEtOAc(2×50ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50ml、3回)で洗浄し、そして、それをNa2SO4で乾燥させ、そして、真空下で濃縮して、粗物質を得た。それを、ヘキサン中0〜10% EtOAcを使用してフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの半固形物としてメチル2−アミノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−カルボキシラート(0.8g.12%)を得た。MS ES+ (m/z): 251.1 [(M+H)+]。
工程2
2−[2−アミノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878

THF(40.0ml)中のメチル2−アミノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−カルボキシラート(1.6g、6.4mmol)の撹拌溶液に、−25℃の臭化メチルマグネシウム(20ml)を添加し、そして、25℃で18時間撹拌した。TLCのモニタリングは、他の不純物と共に所望の生成物が形成されたことを示した。反応塊を氷水(50ml)によってクエンチし、水層を酢酸エチル(3×50ml)によって抽出した。合わせた有機層をブライン(50ml)で洗浄し、そして、Na2SO4で乾燥させ、そして、真空下で濃縮して、粗残渣を得た。それを、フラッシュクロマトグラフィー、ヘキサン中0〜100% EtOAcを使用して精製して、茶色の半固形物として2−[2−アミノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル]プロパン−2−オール(1.2g.75%)を得た。MS ES+ (m/z): 251.1 [(M+H)+]。
工程3
エチルN−{[3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル}カルバマート
Figure 2019524878

ジオキサン(14ml)中の2−[2−アミノ−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル]プロパン−2−オール(650mg、2.6mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン(1ml)で希釈したエトキシカルボニルイソチオシアナート(734mg、6.5mmol)を添加して反応塊を得、そして、25℃で18時間撹拌した。TLC/Crude LCMSのモニタリングは、所望の生成物の形成を示した。それを減圧下で蒸発させて粗化合物を得た。粗物質をヘキサン(2×10ml)で洗浄し、続いて、減圧下で乾燥させて、薄黄色の半固形物として粗エチルN−{[3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル}カルバマート(750mg)を得た。それを、精製することなく更なる反応のために次の工程で使用した。MS ES+ (m/z): 381.6 [(M+H)+]。
工程4
2−[2−アミノ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878

エタノール(20ml)中のエチルN−{[3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル]カルバモチオイル}カルバマート(1.1g、2.89mmol)の撹拌溶液に、ヒドロキシルアミンヒドロクロリド(500mg、7.2mmol)及びDIPEA(2.0ml、11.6mmol)を添加して反応塊を得、そして、80℃で4時間還流させた。反応塊を真空下で濃縮して粗生成物を得、これをヘキサン中0〜50% EtOAcを使用するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの固形物として2−[2−アミノ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(570mg、52%、二段階収率)を得た。MS ES+ (m/z): 290.8 [(M+H)+]。
工程5
2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878

47%HBr(2.5ml)中の2−[2−アミノ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(450mg、1.55mmol)の撹拌溶液に、0℃で10分間亜硝酸ナトリウム(215mg、3.10mmol)を添加して反応塊を得た。反応塊を20分間撹拌し、その後、CuBr2(522mg、2.33mmol)を添加し、そして、25℃で17時間撹拌した。粗塊に水(25ml)を添加し、そして、反応塊を10% NaHCO3(25ml)によって中和し、そして、水層をEtOAc(3回、25ml)で抽出した。合わせた有機層を5% 水酸化アンモニウム溶液(3×20ml)で洗浄した。それをNa2SO4で乾燥させ、続いて、真空下で濃縮して粗残渣を得、これをフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの固形物として2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(275mg、50%)を得た。MS ES+ (m/z): 355.7 [(M+H)+]。
工程6、最終カップリング
2−(5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−(((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(9.05mg、9.88μmol)を用いて、2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(35mg、98.8μmol)、(8−エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(26.8mg、9.88μmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、白色の固形物として得られた(7.6mg、収率14.1%)。HR-MS ES+ (m/z): 545.2104 [(M+H)+]。
実施例9
2−(2−(((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(10.3mg、11.3μmol)を用いて、2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(40mg、113μmol)、中間体3.3 実施例8、(8−エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(24.7mg、113μmol)、中間体2.3 実施例4から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、薄黄色のガム状物として得られた(8mg、収率14.4%)。HR-MS ES+ (m/z): 492.2338 [(M+H)+]。
実施例10
2−(2−((3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878
中間体2.7
3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン
Figure 2019524878

国際公開第2015/153709号においてK.M. Boyらによって記載されたようにして、標題化合物を調製した。
カップリング工程:
2−(2−((3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(10.3mg、11.3μmol)を用いて、2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(40mg、113μmol)、中間体3.3、実施例8及び3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン(27.1mg、113μmol)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、オフホワイトの固形物として得られた(12mg、収率20.7%)。HR-MS ES+ (m/z): 514.21641 [(M+H)+]。
実施例11
8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体3.4
2−ブロモ−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878
工程1
2−ブロモ−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878

TFA(2.0ml)中2−[2−ブロモ−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール(0.65g)、実施例8の中間体3.3の撹拌溶液に、0℃でトリエチルシラン(1.1ml、7.0mmol)を添加して反応塊を得た。TLC/Crude LCMSのモニタリングが反応の完了を示すまで、反応塊を25℃で24時間撹拌した。混合物を減圧下で蒸発させて、粗残渣を得た。粗残渣に水(20ml)を添加し、粗塊を10% NaHCO3(20ml)によって中和し、そして、EtOAc(3回、50ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50ml)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの固形物として標題化合物(0.36g、4.9%)を得た。HR-MS ES+ (m/z): 339.7 [(M+H)+]。
工程2、カップリング工程
8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、で20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(8.12mg、8.87μmol)を用いて、2−ブロモ−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(30mg、88.7μmol)((8−エンド)−8−メチル−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(25.3mg、88.7μmol)、中間体2.1、実施例1から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、オフホワイトの泡状物として得られた(12.4mg、収率26.4%)。HR-MS ES+ (m/z): 529.2168 [(M+H)+]。
実施例12〜21
実施例11、工程2に記載のカップリング手順に従って、以下の表に含まれ、そして、以下に記載されるそれぞれの中間体3.4及び中間体2からBuchwaldカップリングによって更なる誘導体を調製した:
Figure 2019524878

Figure 2019524878

Figure 2019524878
実施例17〜21の上記表で使用した中間体の合成:
実施例17で使用した中間体2.8
(8エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
tert−ブチル((8−エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート
Figure 2019524878

実施例7、工程1の物質であるTert−ブチル((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(4.314g、12.1mmol)をメタノール 150lに部分的に溶解させた。バイアルをアルゴンでフラッシングした。ナトリウムメトキシド溶液、メタノール中25(7.94g、8.4ml、36.7mmol)を滴下し、バイアルをアルゴンで再度フラッシングし、そして、閉じた。反応混合物を85℃で一晩撹拌した。LC/MSは、依然として出発物質を示した。反応混合物を室温に冷却した。ナトリウムメトキシド溶液、メタノール中25%(2.65g、2.8ml、12.2mmol)を添加し、そして、反応混合物を85℃で更に6日間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次いで、ISOLUTE HM-Nに吸着させ、そして、ヘプタン中0〜100% EtOAcを用いてシリカゲル 120gでクロマトグラフした。生成物を含有する全ての画分を合わせ、そして、濃縮して、オフホワイトの固形物として標題化合物(2.423g、7.25mmol、収率59.9%)を得た。MS ES+ (m/z): 335.2 [(M+H)+]。
工程2
(8エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Tert−ブチル((8−エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(500mg、1.5mmol)及びTFA(3.4g、2.3mL、29.9mmol)をDCM(10ml)中で合わせた。反応混合物をRTで1時間撹拌した。LCMSチェックは、ほとんど生成物に変換されたことを示した。反応混合物を高真空下で蒸発させ、DCMに再溶解させ、そして、飽和K2CO3水溶液で1回洗浄した。水層をDCMで2回抽出した。水相をMeOH:DCM、5%で更に6回抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして、真空下で蒸発させて、オフホワイトの固形物として(標題化合物(338mg、1.44mmol、収率96.5%)を得た。MS (ESI): m/z = 235.2 [M+H]+。
実施例18で使用した中間体2.9
(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
tert−ブチルN−[(8−エンド)−3−シアノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

etOH(8ml)中のtert−ブチル(8−エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(400mg、1.77mmol)の薄黄色の溶液に、重炭酸ナトリウム(163mg、1.94mmol)、続いて、臭化シアン(206mg、102μl、1.94mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。TLC及びDCMは、反応が完了したことを示した。懸濁物を濾取し、そして、少しのエタノールで洗浄した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、25g、ヘプタン中0%〜100% EtOAc)によって精製して、薄黄色の粉状物として標題化合物(376mg、1.5mmol、収率84.6%)を得た。MS ES+ (m/z): 252.2 [(M+H)+]。
工程2
(8−エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
エタノール(5ml)中のtert−ブチル((8−エンド)−3−シアノ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)カルバマート(350mg、1.39mmol)の薄黄色の溶液に、N−ヒドロキシアセトアミジン(124mg、1.67mmol、Eq:1.2)を添加した。次いで、エタノール(1.5ml)に溶解した塩化亜鉛(228mg、1.67mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、37% HCl(348μl、4.18mmol)を添加し、そして、混合物を60℃で更に4時間撹拌した。LC-MSは、反応が完了したことを示した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を飽和NaHCO3水溶液 25mlにとり、そして、DCM(3×25ml)で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、10g、DCM中0%〜10% MeOH、最後にMeOH中7M NH3を使用した)によって精製して、オフホワイトの粉状物として標題化合物(242mg、1.16mmol、収率83.4%)を得た。MS ES+ (m/z): 209.1 [(M+H)+]。
実施例19で使用した中間体2.01
3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン
Figure 2019524878

米国特許出願公開第2009/215759号明細書においてK.H. Baumannらによって記載されたようにして、化合物を調製した。
実施例20で使用した中間体2.02
5−アミノ−2−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 2019524878

米国特許出願公開第2009/181965号明細書においてK.H. Baumannらによって記載されたようにして、物質を調製した。
実施例21で使用した中間体2.03
3−メトキシ−4−(2−メチル−4−ピリジル)アニリン
Figure 2019524878

化合物の合成は、米国特許出願公開第2010/89292号明細書、2010年においてH. J. Gijsenらによって記載されている。
実施例22
2−[2−[[(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878
中間体3.5
2−[2−ブロモ−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878
工程1
メチル2−アミノ−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−3−カルボキシラート
Figure 2019524878

DMF(10.0ml)中の2−アミノ−6−クロロ−ニコチン酸メチルエステル(2g、10.75mmol)の撹拌溶液に、カリウムtert−ブトキシド(3.01g、26.88mmol)及び(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(2.45g、21.50mmol)、続いて、Cu(I)Br(0.71g、5.37mmol)を0℃で添加した。反応混合物を120℃で48時間撹拌した。TLC/LC-MSは、所望の生成物の形成を示した。反応混合物をceliteで濾過し、そして、酢酸エチルで洗浄した。このようにして得られた酢酸エチルを水及びブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、濃縮乾固した。得られた粗化合物を、ヘキサン中20% 酢酸エチルで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、粘着性の固形物として標題化合物(1.25g、44%)を得た。MS ES+ (m/z): 264.8 [(M+H)+]。
工程2
2−(2−アミノ−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878

THF(10ml)中の2−アミノ−6−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−ニコチン酸メチルエステル(800mg、3.03mmol)の撹拌溶液に、−25℃で臭化メチルマグネシウム(6.6ml)を添加した。得られた反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を室温にゆっくり加温し、そして、25℃で18時間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、そして、酢酸エチルで抽出し、水及びブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、濃縮乾固した。粗物質を、20% 酢酸エチル及びヘキサンで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、液状物として標題化合物(580mg、72%)を得た。MS ES+ (m/z): 264.8 [(M+H)+]。
工程3
エチルN−{[3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−2−イル]カルバモチオイル}カルバマート
Figure 2019524878

ジオキサン(12ml)中の2−(2−アミノ−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−3−イル)プロパン−2−オール(2.0g、7.576mmol)の撹拌溶液に、25℃でエトキシカルボニル−イソチオシアナート(1.7g、15.15mmol)を添加した。得られた反応混合物を25℃で2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、出発物質の生成物が形成されたことを示した。溶媒を蒸発させ、トルエン(3×20ml)と共沸させた。薄茶色の固形物として得られる粗生成物(粗物質 2.2g)を次の工程でそのまま使用した。MS ES+ (m/z): 395.6 [(M+H)+]。
工程4
2−(2−アミノ−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878

エタノール(12ml)中のエチルN−{[3−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−2−イル]カルバモチオイル}カルバマート(2.1g、5.316mmol)の撹拌溶液に、0℃でヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.92g、13.29mmol)及びDIPEA(3.76ml、21.26mmol)を添加した。反応混合物を3時間還流させた。反応塊を真空下で濃縮して粗物質粗を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、白色の固形物として標題化合物(1.1g、二段階収率50%)を得た。MS ES+ (m/z): 304.7 [(M+H)+]。
工程5
2−(2−ブロモ−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
Figure 2019524878

水(3ml)中の2−(2−アミノ−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール(700mg、2.3mmol)の撹拌溶液に、47% HBr(3ml)、続いて、亜硝酸ナトリウム(317mg、水中4.60mmol、1ml)を0℃で10分間かけて添加した。反応混合物を0℃で20分間撹拌し、次いで、Cu(II)B(776.7mg、3.46mmol)を0℃で添加し、そして、反応混合物を25℃で17時間撹拌した。次いで、それを酢酸エチル(3×70ml)で抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50ml)、水(40ml)、及びブライン(50ml)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの固形物として標題化合物(430mg、51%)を得た。MS ES+ (m/z): 367.8 [(M+H)+]。
工程6、最終カップリング
2−[2−[[(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(8.71mg、9.51μmol)を用いて、2−(2−ブロモ−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール(35mg、95.1μmol)、(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(20.8mg、95.1μmol)、中間体2.3、実施例4から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。標題化合物は、白色の泡状物として得られた(5mg、収率10.4%)。HR-MS ES+ (m/z): 506.2488 [(M+H)+]。
実施例23〜27
実施例22、工程6に記載のカップリング手順に従って、以下の表に含まれ、そして、以下に記載されるそれぞれの中間体3.5及び中間体2から、Buchwaldカップリングによって更なる誘導体を調製した:
Figure 2019524878

Figure 2019524878
実施例23〜27の上記表で使用した中間体の合成:
実施例25で使用した中間体2.04
4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリン
Figure 2019524878

化合物の合成は、米国特許出願公開第2010/83141号明細書においてL.R. Marcinによって記載されている。
実施例26で使用した中間体2.05
4−(3−クロロ−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリン
Figure 2019524878

化合物の合成は、米国特許出願公開第2010/83141号明細書においてL.R. Marcinによって記載されている。
実施例28
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体3.6
2−ブロモ−8−イソプロピル−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878
工程1
2−ブロモ−8−イソプロピル−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
TFA(8ml)中の2−[2−ブロモ−5−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]−プロパン−2−オール、中間体3.5、実施例22、(500mg、1.64mmol)の撹拌溶液に、0℃でトリエチシラン(4ml)を添加した。得られた反応混合物を25℃で20時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を使用することによって、反応混合物のpHを8に調整した。水層を酢酸エチル(250ml)で抽出した。有機層を水(25ml)及びブライン(50ml)で洗浄した。得られた有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、濃縮乾固した。粗化合物を、ヘキサン中10% 酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、白色の固形物として所望の化合物(220mg、45%)を得た。MS ES+ (m/z): 351.9 [(M+H)+]。
工程2、カップリング工程
8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(10.4mg、11.4μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(プロパン−2−イル)−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(35mg、95.1μmol)、(8−エンド)−3−(2−メトキシ−4−ピリジル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン(40mg、114μmol)(中間体2.5、実施例6)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。標題化合物は、白色の固形物として得られた(48mg、収率83.3%)。MS ES+ (m/z): 505.3 [(M+H)+]。
実施例29〜33
実施例28、工程2に記載のカップリング手順に従って、以下の表に含まれ、そして、以下に記載されるそれぞれの中間体3.6及び中間体2から、Buchwaldカップリングによって更なる誘導体を調製した:
Figure 2019524878

Figure 2019524878
実施例29〜33の上記表で使用した中間体の合成:
実施例32の中間体2.05
(8エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878
工程1
Tert−ブチルN−[(8エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]カルバマート
Figure 2019524878

エタノール(10ml)中のtert−ブチル(8エンド)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(200mg、884μmol)の溶液に、トリエチルアミン(358mg、493μl、3.53mmol)、続いて、2−ブロモ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(288mg、1.77mmol)を添加した。反応混合物を130℃で12時間撹拌した。粗反応混合物を減圧下で濃縮した。水を添加し、そして、水相をジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥させ、そして、減圧下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(DCM中0%〜5% MeOH)によって精製して、白色の固形物として標題(230mg、収率84.4%)を得た。
MS ES+ (m/z): 309.2 [(M+H)+]
工程2
(8エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−アミン
Figure 2019524878

ジクロロメタン(6ml)中のtert−ブチル(8エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルカルバマート(230mg、746μmol)の薄黄色の溶液に、トリフルオロ酢酸(850mg、575μl、7.46mmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。TFA(85.0mg、57.5μl、746μmol)を添加し、そして、混合物を3時間更に撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗物質をイオン交換カラムクロマトグラフィー(Si-SCX-2、10g、MeOHで洗浄、及びMeOH(NH3、7M)で遊離)によって精製して、薄黄色の固形物として標題化合物(124.5mg、収率80.2%)を得た。MS ES+ (m/z): 209.1 [(M+H)+]
実施例34
N−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878
中間体3.7
2−ブロモ−8−(トリフルオロメチル)−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878
工程1
6−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

28% アンモニア水(400ml)中の2,6−ジクロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン(30g、139.53mmol)を90℃のオートクレーブ内で24時間加熱した。反応塊をRTにし、水(200ml)で希釈し、そして、水層をDCM(3×500ml)で抽出した。合わせた有機層をブライン(250ml)で洗浄し、乾燥させ、そして、濃縮した。粗物質を、溶出液として0〜5% EtOAc−ヘキサンを使用してシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの固形物として6−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(4g、14.6%)を得た。
工程2
3−(トリフルオロメチル)−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

DMF(10ml)中の6−クロロ−3−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(2g、10.753mmol)の撹拌溶液に、カリウムtert−ブトキシド(2.4g、21.50mmol)及び(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(2.45g、21.50mmol)、続いて、Cu(I)Br(0.7g、21.50mmol)をアルゴン下25℃で添加した。反応混合物を120℃で48時間(TLC/LC-MSが所望の生成物の形成を示したので)撹拌した。反応混合物をcelite床で濾過し、そして、酢酸エチルで洗浄した。得られた酢酸エチルを水及びブラインで洗浄した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、濃縮乾固した。得られた粗物質を、ヘキサン中20% 酢酸エチルで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、粘着性の固形物として標題化合物(1.2g、42%)を得た。MS ES+ (m/z): 264.7 [(M+H)+]
工程3
エチルN−{[3−(トリフルオロメチル)−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−2−イル]カルバモチオイル}カルバマート
Figure 2019524878

ジオキサン(2ml)中の3−トリフルオロメチル−6−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−ピリジン−2−イルアミン(1.0g、3.663mmol)の撹拌溶液に、エトキシカルボニル−イソチオシアナート(0.82mg、7.326mmol)を25℃で添加した。得られた反応混合物を25℃で2時間撹拌した。TLC及びLCMSは、生成物が形成されたことを示した。溶媒を蒸発させ、そして、得られた粗物質をトルエン(3×20ml)と共沸させて、粘着性の固形物として標題化合物(1.2g、粗)を得、これを精製することなく次の工程でそのまま使用した。MS ES+ (m/z): 405.8[(M+H)+]
工程4
8−(トリフルオロメチル)−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

エタノール(5ml)中のエチルN−{[3−(トリフルオロメチル)−6−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}ピリジン−2−イル]カルバモ−チオニル}−カルバマート(1.25g、0.445mmol)の撹拌溶液に、ヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.51g、7.40mmol)及びDIPEA(2.1ml、11.85mmol)を25℃で添加した。得られた反応混合物を4時間還流させた。次いで、それを減圧下で濃縮して粗物質を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイトの固形物として標題化合物(800mg、二段階収率68%)を得た。MS ES+ (m/z): 315.3[(M+H)+]
工程5
2−ブロモ−8−(トリフルオロメチル)−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2019524878

水(5ml)中の8−トリフルオロメチル−5−((S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルアミン(800mg、2.548mmol)の撹拌溶液に、47% HBr(5ml)、続いて、亜硝酸ナトリウム(351mg、5.09mmol)を0℃で10分間にわたって添加した。反応塊を20分間撹拌し、Cu(II)Br(852mg、3.822mmol)を添加し、次いで、混合物を25℃で17時間撹拌した。それを酢酸エチル(3×70ml)で抽出し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50ml)、水(40ml)、及びブライン(50ml)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、そして、減圧下で蒸発させて粗物質を得、これをヘキサン中20% 酢酸エチルで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、粘着性の固形物として標題化合物(700mg、72%)を得た。MS ES+ (m/z): 379.7[(M+H)+]
工程6、最終カップリング
N−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(10.9mg、11.9μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(トリフルオロメチル)−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(45mg、119μmol)、3−メトキシ−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン(24.3mg、119μmol)(中間体2.01、実施例19)から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、オフホワイトの固形物として得られた(10.5mg、収率17.6%)。HR-MS ES+ (m/z): 502.1436 [(M+H)+]。
実施例35
N−[4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
Figure 2019524878

120℃のマイクロウェーブ中、20分間、ナトリウムtert−ブトキシド及びキサントホスの存在下、Pd2(dba)3.CHCl3(9.16mg、10μmol)を用いて、2−ブロモ−8−(トリフルオロメチル)−5−{[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ}−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(37.8mg、100μmol)、中間体3.7、実施例34、4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリン(22.4mg、100μmol)、実施例25で使用した中間体2.04から、実施例1と同様のBuchwaldカップリングによって、標題化合物を調製した。それは、オフホワイトの固形物として得られた(4.5mg、収率8.64%)。HR-MS ES+ (m/z): 521.0924 [(M+H)+]。
複素環ハロゲン化物は、市販されているか、文献において公知であるので、当技術分野において公知の方法によって調製することができるか、或いは本明細書に記載したようにして調製することができるだろう。
下記の試験に従って、化合物を検討した。
γ−セクレターゼアッセイの説明
細胞γ−セクレターゼアッセイ
Swedish二重突然変異(K595N/M596L)を有するヒトAPP695を過剰発現しているヒト神経膠腫H4細胞を、の10% FCS、0.2mg/L ハイグロマイシンBを含有するIMDM培地中、96ウェルプレートにおいて、30,000細胞/ウェル/100μlでプレーティングし、そして、37℃、5% COでインキュベートした。
プレーティングの3〜4時間後、化合物を培地で希釈し、そして、1.5倍濃縮物として50μlを添加して最終濃度に到達させる。化合物インキュベーションを24時間実施する。最終用量は、典型的には、1/2対数ずつ(half-log steps)4μMから0.0013μMまでに及び、その結果、8点用量応答曲線が得られる。
ビヒクルのみ及び参照化合物を使用する適切な対照をこのアッセイに適用した。Me2SOの最終濃度は、0.4%であった。
37℃、5% COでインキュベートした後、AlphaLisaアッセイキット(Human Amyloid beta 1-42 Kit:カタログ番号AL203C、Perkin Elmer)によって、分泌されたAβ42の定量に、上清を供した。細胞培養上清 20μlをアッセイプレートに移した。次いで、AlphaLisa結合捕捉抗体とビオチン化検出抗体との混合物 10μlを添加し、そして、アッセイプレートを穏やかに振盪しながら室温で3時間インキュベートした。ドナービーズ 20μlを更に添加した後、アッセイプレートを直接光に曝露することなく、室温で一定に振盪しながら30分間インキュベートした。次いで、680nmで励起し570nmで発光するビルトインプログラムを使用して、Paradigm AlphaLisa Readerでアッセイプレートを読み取った。
次いで、測定されたシグナルを使用して、XLfit 5.3ソフトウェア(IDBS)を使用する非線形回帰フィット分析によってAβ42分泌の阻害についてのIC50値を計算した。
以下のリストに、Aβ42分泌の阻害(nM)に対する全ての化合物のデータを記載する:
Figure 2019524878
式Iの化合物及び式Iの化合物の薬学的に許容し得る塩は、医薬として(例えば、医薬製剤の形態で)用いることができる。当該医薬製剤は、経口投与する(例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質及び軟質のゼラチンカプセル、液剤、エマルジョン、又は懸濁剤の形態で)ことができる。しかしながら、経直腸的に(例えば、坐剤の形態で)、非経口的に(例えば、注射液の形態で)、投与を達成することもできる。また、局所的に(例えば、経皮投与)又は点眼剤若しくは点耳剤の形態で、投与を達成することもできる。
式Iの化合物は、医薬製剤を製造するために、薬学的に不活性な無機又は有機の担体とともに加工することができる。乳糖、コーンスターチ又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩等を、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、及び硬質ゼラチンカプセル用の担体として用いることができる。軟質ゼラチンカプセル用の好適な担体は、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半固体及び液体のポリオール等である。しかしながら、活性物質の性質に応じて、軟ゼラチンカプセルの場合には、担体は通常必要とされない。液剤及びシロップ剤を製造するための好適な担体は、例えば、水、ポリオール、グリセロール、植物油等である。坐剤用の好適な担体は、例えば、天然油又は硬化油、ワックス、脂肪、半液体又は液体のポリオール等である。
更に、医薬製剤は、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、風味剤、浸透圧を変化させるための塩類、緩衝剤、マスキング剤、又は抗酸化剤を含有することができる。また、これは、更に他の処置的に有用な物質を含有することもできる。
式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩と処置的に不活性な担体とを含有する医薬も本発明の一目的であり、1つ以上の式Iの化合物及び/又は薬学的に許容し得る酸付加塩と、所望により1つ以上の他の処置的に有用な物質とを、1つ以上の処置的に不活性な担体と共にガレヌス投与形態にすることを含む該医薬の製造プロセスも同様である。
本発明によれば、式Iの化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、アルツハイマー病等のAβ42分泌の阻害に基づく病気の制御又は予防において有用である。
投薬量は、広い限度範囲内で変動することができ、そして、無論、各具体的なケースにおける個々の要求に調整しなければならない。経口投与の場合、成人の投薬量は、一般式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩の対応する量の、1日あたり約0.01mgから約1000mgまで変動し得る。1日投薬量は、単回用量として投与されてもよく、又は分割用量として投与されてもよく、更に、指示されていることが見出された場合には、上限を超えることもできる。
錠剤処方(湿式造粒)
Figure 2019524878

製造手順
1. 品目1、2、3、及び4を混合し、そして、精製水を用いて造粒する。
2. 50℃で顆粒を乾燥させる。
3. 顆粒を好適な粉砕装置に通す。
4. 品目5を添加し、そして、3分間混合し;好適なプレスで圧縮する。
カプセル剤処方
Figure 2019524878
製造手順
1. 品目1、2、及び3を好適なミキサーで30分間混合する。
2. 品目4及び5を添加し、そして、3分間混合する。
3. 好適なカプセルに充填する。

Claims (15)


  1. Figure 2019524878

    (式中、
    HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;
    は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン、又は低級アルコキシであり;
    は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;
    は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルであり;
    Yは、
    Figure 2019524878

    であり;
    は、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ、又はCNである)
    の化合物、或いはその薬学的に活性な酸付加塩、そのラセミ混合物又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体。
  2. 請求項1記載の式IA
    Figure 2019524878

    (式中、
    HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;
    は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン、又は低級アルコキシであり;
    は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;
    は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルである)
    の化合物、或いはその薬学的に活性な酸付加塩、そのラセミ混合物又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体。
  3. 請求項2記載の式IAの化合物であって、
    5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−メチル−N−((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    2−(5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−(((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
    2−(2−(((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
    8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−N−((8エンド)−3−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(2−クロロピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    2−[2−[[(8エンド)−3−(6−メチルピリミジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
    2−[2−[[(8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]アミノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
    8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(2−メトキシピリジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−((8エンド)−3−(6−メトキシピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−((8エンド)−3−(6−クロロピリダジン−4−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−8−イソプロピル−5−(((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−[(8エンド)−3−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
    8−イソプロピル−N−[(8エンド)−3−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    である、化合物。
  4. 請求項1記載の式IB
    Figure 2019524878

    (式中、
    HetArは、N、O、又はSから選択される1個、2個、又は3個のヘテロ原子を含有する5員又は6員のヘタリール基であり;
    は、水素、低級アルキル、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、ハロゲン、又は低級アルコキシであり;
    は、ハロゲンによって置換されている低級アルキルであり;
    は、水素、ハロゲンによって置換されている低級アルキル、低級アルキル、又はヒドロキシによって置換されている低級アルキルであり;
    は、低級アルコキシ、ハロゲンによって置換されている低級アルコキシ、又はCNである)
    の化合物、或いはその薬学的に活性な酸付加塩、そのラセミ混合物又はその対応する鏡像異性体及び/若しくは光学異性体及び/若しくは立体異性体。
  5. 請求項4記載の式IBの化合物であって、
    2−(2−((3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)アミノ)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)プロパン−2−オール
    N−(3−(ジフルオロメトキシ)−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    8−イソプロピル−N−(3−メトキシ−4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    5−((8−イソプロピル−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)アミノ)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゾニトリル
    8−イソプロピル−N−(3−メトキシ−4−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    2−[2−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
    2−[2−[4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
    2−[2−[4−(3−クロロ−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−メトキシ−アニリノ]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル]プロパン−2−オール
    5−[[8−(1−ヒドロキシ−1− −[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]アミノ]−2−(4−メチルイミダゾール−1−イル)ベンゾニトリル
    8−イソプロピル−N−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    N−[3−メトキシ−4−(3−メチル−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン、又は
    N−[4−(4−クロロイミダゾール−1−イル)−3−メトキシ−フェニル]−8−(トリフルオロメチル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−アミン
    である、化合物。
  6. 請求項2〜5のいずれか一項に定義される式IA又はIBの化合物を調製するためのプロセスであって、
    a)式
    Figure 2019524878

    の化合物を中間体3
    Figure 2019524878

    の化合物と反応させて、式
    Figure 2019524878

    の化合物にすること
    (これらの式中、置換基は、請求項1に記載される意味を有する)、及び
    所望により、得られた化合物を薬学的に許容し得る酸付加塩に変換すること
    を含む、プロセス。
  7. 請求項6記載のプロセスによって調製される、請求項2〜5のいずれか一項記載の化合物。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項記載の1つ以上の化合物と薬学的に許容し得る賦形剤とを含有する、医薬。
  9. アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群を処置するための、請求項8記載の医薬。
  10. アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群を処置するための医薬を製造するための、請求項1〜5のいずれか一項の化合物の使用。
  11. 処置活性物質として用いるための、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  12. アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群を処置するための請求項1〜5のいずれか一項の化合物の使用。
  13. アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群を処置するための、請求項1〜5のいずれか一項の化合物。
  14. アルツハイマー病、脳アミロイド血管症、アミロイドーシスを伴う遺伝性脳出血オランダ型(HCHWA-D)、多発脳梗塞性認知症、パンチドランカー(dementia pugilistica)、又はダウン症候群を処置するための方法であって、請求項1〜5のいずれか一項に定義される化合物の有効量を投与することを含む、方法。
  15. 本明細書に記載される発明。
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