JP2019518314A - 携帯型非常灯機器 - Google Patents

Abstract

本発明は、ケース（１）と、可動閉止蓋（２）と、ドーム（３）と、電子制御板（５）と、複合反射鏡（４）とを備える携帯型非常灯機器に関し、複合反射鏡（４）は、両端で開放した逆ベル形状を有し、電子制御板は複合反射鏡（４）に強固に接続され、前記反射鏡は、複合反射鏡（４）の方に向きを合わられた複数の発光ダイオード（ＬＥＤ）を有する。本発明によれば、ケース（１）は、ケースの基部が強磁性材料の近くに持って行かれたときに作動する自動スイッチを収容できる円筒状キャビティ（１３）を内部に形成する。【選択図】図１

Description

本発明は、危険な状況を視覚的に警告および識別するために、もしくは任意の動かない要素、たとえば車両を視覚的に警告および識別するために、または非常事態局在化の手段として、または出口、もしくは危機的条件に動遇した地点を示すために主に意図される発光体機器からなる。本発明による機器は、好ましくは、外部の手動動作スイッチを必要とすることなく、磁気誘導式手段により自動的に作動する。好ましくは、再充電できる、またはできない電池を使用するので、何らかの外部電源に機器を差し込む必要もない。機器はまた、そのサイズが小型であるという新規性、およびだれもが世界のどこでも容易に識別することができる３つの部分からなる非常点滅発光シーケンスを伴い、さらにまた、点滅モードを意のままに定常光モードに変更する選択肢を伴い、したがってこれは、機器が、非常点滅発光体としても、定常無指向性発光体としても有用であることを意味する。最後に、本発明による機器は、たとえば無線周波数を用いて遠隔ユニットに向けて作動する通信システムを有し、遠隔ユニットは、携帯型端末、固定されたコンピュータ、またはクラウドとすることができ、その結果、本発明による機器は、固定端末または携帯型端末、たとえば、スマートホン、タブレットなどを用いて管理することができる。遠隔ユニットも管理する端末も、適切なソフトウェアを具備する。

したがって、管理する端末により、追加の通信ボードをすべて用いて、任意の携帯型端末からリピータを通して遠隔データベースまたは任意の公的もしくは私的な電話非常事態管理センタに緊急事態および所定の自動的指示で使用するためのある種のデータまたは値を伝達するために、直接、または従来の携帯型端末にすでにインストールされた運用センタを通して、本発明の機器を制御するために必要な情報を送信することができるようになり、同時に、関連する携帯型端末に事前にインストールされた遠隔ソフトウェアにより、ユーザは、所定の指示を見る、または緊急事態システムと、補助保険会社と、または警察などとさえ直接連絡を取ることができるようになるだけではなく、ユーザがいる位置を正確に示すことができるようになる。このすべては、上着のポケットの中に、または従来の乗用車もしくはオートバイの、書類を伴うグローブボックスの中に保持することができる小型サイズの機器を用いて達成される。

機器は、危険を明確に識別する信号を必要とするすべての社会的用途のために、および遠隔の場所で必要な場合に、外部電源にまったく依存しない、最初非常事態のまたは早期の非常事態の発光体として主に考え出されたが、好ましくは、民間の自動車部門が、非常に詳細には、移動に問題をかかえるユーザが、この種の状況に関連して公式な数字に示されるように、ひかれる危険性がより大きいとき、とりわけ夜間に三角表示板よりもはるかに安全で視覚的に有効であることによって、三角表示板の取替品または補完物として、車両から外に出ることなくユーザの場所を識別することができるように意図されるが、さらにまた、保持して向きを変えるために両手を必要とする指向性点発光体を伴う、通常は懐中電灯である、このタイプの機器に特有の不都合なしに、故障、事故、および固定された非常灯を使用する必要がある任意の他の状況などの、多くの考えられる、困っている状況で支援として、この機器の軸を中心に１８０°の範囲が含まれる、懐中電灯のような、手を使わない補助発光体して機器を使用することができる。

機器の基本機能である通信に関連する技術的品質は別として、機器は、ユーザが非常灯機器の適切な動作を完全に制御することができるようにするので、同じ機器で実際の非常警報以上の機能を提供することにより、信号伝達機器を非常に効果的な照明道具に変え、かつ交通事故、負傷者のための看護、身分証明書検査などのような決定的に重要なシナリオで、複数の目的のために使用することができる、懐中電灯のような緊急事態定常補助光源をユーザに提供するので、本発明が包含する機器の機能は、一般に警察または輸送サービスの用途のような職業上の用途と関連する携帯型非常灯機器に、同様に適用可能である。

携帯型非常灯機器の用途は広く知られているが、これらの機器はすべて、公道で案内標識を立てる作業サービスのためでさえ、一般に異なる警察および公益事業により、または職業上の輸送業界もしくは低速の産業車両により、職業上の用途のために意図されている。これらの機器すべてには、共通の面がいくつかあり、これらの機器はすべて、職業上の用途のために意図された機器であり、単一の淡色光源を有し、所定の順次信号を用いて作動し、ケーブルを用いて外部供給源から電力を供給される。これらの機器の中には、点滅効果を提供するために回転する反射スクリーンを追加した定常光源を有するものもあれば、ストロボランプの活動により引き起こされる点滅のシーケンスを用いて作動するものもあれば、ストロボランプの活動により引き起こされる点滅周波数で作動するものもあれば、平行にする光源を通して、または固定されたベル形状の反射鏡媒体を用いて、光線の方向を変える本ＬＥＤ機器の脈動などの事前に規定された脈動で発光するものもある。現在、再充電できる電池を使用可能にする携帯型機器が存在するが、この携帯型機器は、職業上の用途のために排他的に意図されるが、単一の点滅する、または間欠的な単色光源というだけではなく、ケーブルに補助的に依存するという同じ基準を維持し、ほとんどすべての場合、携帯型機器を動作させるために手動スイッチを必要とする、または手動スイッチは、スイッチの役割を果たす接続プラグ自体であるが、今では、機械式の自動内部磁気スイッチを組み入れる機器が存在し、これは、シリンダの動きが押しボタンまたは類似のものを活動化する必要があることを意味する。これらの機器は、一定密度の鉄鋼材などの磁気誘導源上に物理的に載ることにより活動化され、この時点で、弾性要素により持ち上げられ静止したままの内部磁石は、前記ばねの力に打ち勝ち、通常はレバータイプの任意の商用スイッチの１つを押しつけて、変更を活動化する。それにもかかわらず、これらの機器は、その職業上の用途のために弱く適合された高密度誘導面を常に必要とし、これは、非常に細い鋼鉄薄板は、スイッチの動きを引き起こすことができないことを意味する。

さらに、携帯型非常用機器は、その識別色のおかげで、他の運転者の間に道をあけるために覆面警察車両に不可欠の要素を提供して、覆面警察車両の存在を知らせて、他の運転者に不可欠の要素を見せるように考え出されている。同様に、ある種の機械、起重機、または産業車両は、特殊な環境で、通常は、極端に遅い交通の流れで技術的仕事を遂行している道路上の物品または障害物の存在をユーザに気づかせるために、または操作者自体のための安全補完物として、このタイプの機器を使用する。要するに、この設備は、職業上の用途のために排他的に意図され、特有の危険な状況について警告するように考え出されても、設計されてもいない。

故障による停止により引き起こされる事故の割合が高いために、欧州の環境ではいくつかの法律制定は、たとえばスペインの場合のように、道路上の障害物として車両に合図をするために、黄信号色モードで、私的ユーザがこれらの職業上の警告システムを使用することに関して許可する傾向がある。それ自体の技術的構造および点滅周波数特性が異なる使用条件の間でまったく区別を与ることのないこれらの警告機器は、それでもやはり、危険な状況による道路作業またはサービスに関する産業上の案内標識を区別することができない運転者に深刻な混乱を引き起こす。こういう訳で、これらの案内標識を見る任意の運転者は、信号が青色などの別の色ではない限り、運転者が気づかないとき、特別の予防措置をとらず、信号が青色などの別の色である場合、運転者は、警察の緊急車両を明確に識別し、その結果、安全対策をとる。これは別として、電力ケーブルに依存することは、たいていの場合、これらの警告機器が緊急事態または事故の状況自体のために、完全に使い物にならないことを意味する。この状況は主に、今日までこれらの場合に関連する非常事態の状況に関連する特有の信号が存在しないことによる。これまで知られている唯一の合図は、従来の緊急事態三角表示板であり、それにもかかわらず、それを使用することは、高い事故率により示されるように、より大きくは、過去の道路特性よりもはるかに高速な現在の道路特性のために、はねられるリスクを明らかに伴い、これは、この合図が効果的になることができないだけではなく、とりわけ不十分な光を伴う条件でひかれるリスクも指数的に増大することを意味し、この場合、反応時間もまた、明白な理由で実質的に増大する。

今日の機器の別の欠点は、たとえば、これらの機器が車両内で占める空間であり、この空間は、これらの機器が私的または個人的な非常設備として使用するように決して考えられていなかった、かさばった重い物品であるので、内部で機器の携帯性と調和しない。また、これらの機器のサイズために、片手だけでこれらの機器を保持、または取り扱うことが不可能になり、これらの機器を単に差し込むだけで、事故の場合に可燃性ガスを伴う大気内で危険な状況につながる可能性があるので、接続したとき、リスクを必然的に伴うだけではなく、ケーブルを用いてこれらの機器を接続することにより、これらの機器を容易に移し、格納し、使用することができなくなり、これらの機器がケーブルに依存することは、現在道路上で停止する最も一般的な原因である絶縁破壊にも、事故により引き起こされた非常停止に関連する、自然の成り行きとして起こる緊張する環境にも適合しない。今日、市場にある、電池を伴う携帯型設備は、継続的な職業上の用途のために設計され、したがって、その技術的整備特性およびサイズは、個人的な非常事態の状況を規定する本質的特性である随時使用に適合せず、この携帯型設備の高い製造コストもまた、ユーザがこのタイプの設備を入手するのを妨げ、一般的に、このタイプの設備を入手することは、はるかに少ない。

最後に、市場にあるすべての種類の、異なる発光体は、間欠的指向性要素を白色光源、懐中電灯などと組み合わせて、すべてが、いくつかのタイプの反射鏡、独立した１つまたは複数のスイッチを備えつけ、市販の電池またはケーブルを用いて作動する。この種の設備は、その体積、重量、およびそれ自体が大型サイズの構築構造であるために、非常警告に適合せず、取り扱うのが便利でも、素早くもないことがわかっている。間欠的光を放出するランプは、特有の方向に、弁別的ではなく、状況を識別することができないオン・オフ・シーケンスで、そのように光を放出し、これは、ユーザが、機器を向けなければならない位置、および適切な所を探すことなど、機器および設定に関する知識を伴う手段を採用しなければならないことを意味し、ランプのサイズは、これらのランプがトランクの中に入れて運ばれることを意味する。なおかつ、ランプの発光強度は、数メートルを超えて見ることができるようにも考え出されていない。

反射鏡を備える機器は、軸を中心に整列した単一部材片、またはいくつかの部材片でベル形状の設計を有するが、これらの機器はどれも、両側を複合反射鏡ユニットとして使用する可能性を提供もせず、このことについて今まで考慮もされなかった。

さらに、現在市場で見いだされる機器のどれも、任意の種類の遠隔ソフトウェアを自動的に活動化することができるようになっていない。

したがって、自律的であり、サイズが小型であり、単一の単色光源以上のものを有し、危険を明確に識別する合図を提供し、またはさらにまた外部スイッチを必要とすることなく自動活動化および手動活動化の可能性という非常に高感度な機械式活動化もしくは磁気誘導式活動化を有する定常光懐中電灯を含み、さらにまた携帯電話もしくはタブレットなどの移動体端末内の非常用ソフトウェアの遠隔活動化を自動的にトリガする可能性を許容し、２重の外部および内部の反射鏡面を備えるベル形状の反射鏡を、照明の必要性に応じて指向性もしくは無指向性の発光源として使用する、自家用車用携帯型点滅非常用機器については、知られていない。

本発明が包含する機器が、その小型サイズ、その直感的で安全な取り扱い、および光線を放出して集中または分散させるその能力だけではなく、移動体端末内にすでに設置された受信要素と通信状態にある無線周波数放出ユニットを用いて、かつ特有の通信ソフトウェアを使用して、無線通信に関する能力も決定する、異なる革新的な要素を具備して、完全に直感的な使用条件で、特有の識別可能な光信号を放出することにより危険を警告するという特有の機能を満足させる信号伝達物品であるので、現在使用されている機器に対して、本発明が包含する機器には、重要な面がいくつか存在する。

本発明の機器は、
●好ましくは円筒形の形状の本体またはケーシング、
●所定の極性配向を有する、本体またはケーシング内の１つまたは複数の磁石であって、金属基部に機器を固定するための要素としてだけではなく、この機器をオンにする、対応する電気回路を活動化するための要素の両方の役割を果たす磁石、
●電子回路基板であって、
○１組の発光ダイオード、
○機器を活動化するための回路であって、この活動化は、電子回路基板内の磁界による歪みまたは誘導を用いて作動する回路、
○発光源を生成するための回路、
○信号および点滅周波数を統制するための回路、
○無線通信用回路、および
○機器の最終適用分野に応じて、好都合であれば組み合わされることができるリードスイッチのタイプまたは機械式タイプのスイッチを磁気誘導式に活動化または非活動化するための１つまたは複数のスイッチ
をさらに備える電子回路基板、
●接続ケーブルを用いて、または端子を用いて電子回路基板に接続される電池用筐体の役割を果たすキャビティ、
●ならびにそれ自体回転することができる、好ましくは差込カップリングタイプの可動カバーであって、
○鉄鋼材からなる極細のディスクまたはシート、
○防水処理シール、
○両側で反射する逆放物面の形をとる反射鏡、および
○光線を均一に広げるための適切なガイドを有する半透明レンズ
を具備するカバー
から構成される。電子回路基板は、反射鏡に確実に接合される。

機器のサイズは、好ましくは、機器の基部が手のひらの中にぴったり合い、かつ片手でつかむことができるようなものであり（限界をまったく暗示することなく、直径がおおよそ８ｃｍ〜１２ｃｍである）、レンズの中央部は、丸みのあるアーチを形成し、機器の高さは、ケーシングの直径の１倍〜２倍であり、機器には、鋭利な縁部がまったくない。

以下の説明を図解するために、２枚の図面がこの説明的なレポートに同封されており、図面内３つの図は、まったく限定することなく、図解する目的で本発明の本質を示す。

機器を形成する要素すべてを認識することができる、機器の概略の横断面図を示す。 図１に見える機器の、遠近法による外観図を示す。 異なる動作位置を理解することができる側面図を示す。

これらの図を考慮すると、本発明が包含する携帯型非常灯機器は、ケーシング１を含む１組の物品から作られていることを理解することができ、ケーシング１上には、可動閉止カバー２および半透明レンズ３が取り付けられ、ケーシングはその内部に：
●複合反射鏡要素４；
●複合反射鏡４に通常は確実に接合された電子回路基板５；
●機器の軸を中心に板の上の円周に置かれた１組のエレクトロルミネッセンスフォトダイオードまたはＬＥＤ６、７、および８であって、ＬＥＤは、機器の動作形態に応じて特有の方向でＬＥＤの光線を屈折させるために、複合反射鏡要素４の特有の地点に向けて所定の位置に置かれ、角度を合わせられ、これらのＬＥＤ組立体は：
○得られる光線がケーシング１の位置により制限されるすべての方向に散逸させられるような方法で、複合反射鏡４の周囲に、複合反射鏡４の最外周部に整列させられた第１組のＬＥＤ６；
○複合反射鏡４の放物面について事前に規定された計算に従って、得られる光線を機器の対称軸に水平に反射するために、所定の位置で複合反射鏡４の下方に整列させられた第２組のＬＥＤ７；
○得られる光線が機器の最も高い領域の方向に向くように、複合反射鏡４のベル形状の内側に置かれた第３組のＬＥＤ８；
である１組のエレクトロルミネッセンスフォトダイオードまたはＬＥＤ６、７、および８；
●機械的に、または磁界の作用を用いて活動化することができる、電子回路基板５内に置かれたスイッチ機器９；
●電気通信モジュール１０；
●再充電可能または使い捨てできるとすることができる、ケーシング１の内側に収容される電池１２（たとえば、１つの、または１組の市販の電池）に適合した電気的接続端子１１；
●１つまたは複数の電解コンデンサ２４
という物品を収容する。

ケーシング１は、渦巻ばね１６により作用を受ける第１の永久磁石１５を備えつけるプランジャ１４をシーリング１の内側に収容する、通常は円筒形のキャビティ１３をケーシング１の内部に形成し、渦巻ばね１６は、押しボタン９を押しつけることによりプランジャ１４を押しつけて、「高い」静止位置に維持する、すなわち、支持基部から分離して維持する。機器の軸に対して円筒形のキャビティ１３と通常は対称な一方の位置に、第２の永久磁石１８を含む第２のキャビティ１７が存在し、その結果、前記第２の永久磁石１８は、通常はケーシング１の底部に載る、固定された位置を採用する。第１の永久磁石１５および第２の永久磁石１８を両方とも、機器の動作要件に応じて極性が平行関係の位置に、または極性が平行関係ではない位置に置くことができる。強磁性材料２３から作られる表面までケーシング１の基部を引っ張ることにより、または強磁性材料２３から作られる表面の上にケーシング１の基部を載せることにより生み出される磁界の変形により、第１の永久磁石１５から前記基部に向かう引力を決定し、渦巻ばね１６の抵抗に打ち勝って、機器の動作を活動化し、
押しボタン９は、電子回路基板５に、およびケーシング１の内側に収容され、かつ取外し可能な可動閉止カバー２のカバーを取り外すことによりアクセス可能な電池１２に、永続的に接続される。

ケーシング１と可動閉止カバー２の間に差込ピンタイプの連結が存在する。このカバーは、ケーシング１の壁の中に作られた異なるガイド２５に関連する複数のボス１９を具備し、複数のボス１９を用いて、ケーシング１を覆う可動閉止カバー２の位置が固定され、それにより、ガイド２５の往復運動の移動限度により制限される回転運動を可能にし、これは、異なる位置を、すなわち：
固定された非活動化状態の閉止位置、
強磁性材料板２０がプランジャ１４の下方に配置され、プランジャ１４と整列し、第２の永久磁石１８と極性が整列した第１の永久磁石１５から前記板２０の方に向かう引力を決定する活動化位置であって、これは、押しボタン９上の渦巻ばね１６の圧力が解放され、動作を活動化することを意味する活動化位置、ならびに
カバーを取り除くための位置
を採用することができることを意味する。

可動閉止カバー２は、ケーシング１の目に見える外縁から出現する、対応する位置合わせマーク２８、２９、および３０と一致して作用する、目に見えて触知できるガイドとして外側に隆起部２７を有し、２８はカバーを取り除くためのマークであり、２９は手動のオンの位置を示すマークであり、３０は手動のオフの位置を示すマークである。

複合反射鏡要素４は、その２つの露出した側、すなわち外側および内側が、内側と外側の両方の放物面について従来の計算により得られた所定の方向に、反射鏡基板に到達する光を反射させるための、適合した反射鏡基板を有する、両端分が開放した逆ベル形状の要素からなる。この物品は、２つ以上の調節ボス２１を用いて板５に永続的かつ確実に固定される。ＬＥＤ８から到来する光線を受け取ると、内面は、機器の最も高い部分に向けた、光の指向性を決定し、外側は、事前に計算した方向でＬＥＤ６および７により放出された光の指向性を決定し、その結果、複合反射鏡４は、可動物品にさらに頼る必要なしに、入射光を分散または集中させるための、少なくとも２つ〜３つのフォーマットを決定することができる。

シール２２は、水、気体、湿度、またはちりなどの任意の外部媒介物に対して機器の内部を密封することを確実にするために、ケーシング１と可動閉止カバー２の間に設計されている。

レンズ３は、光源および複合反射鏡４から生じる光線の分散を容易にする放射状リブ３１を用いて、内側に溝を刻まれる。

機器は、以下のように作動する。機器１が、そのケーシングを用いて強磁性面２３に手動で連結されたとき、強磁性質量により引き寄せられた第１の永久磁石１５は、渦巻ばね１６の圧縮、および円筒状キャビティ１３を通してプランジャ１４の移動を引き起こし、押しボタン９上の圧力を解放し、それにより、回路が閉じて、その結果、電池１２が供給する電流によって電子回路基板５に電力を供給し、それにより、ＬＥＤ７のラインをオフにトリガする。このＬＥＤは、複合反射鏡４の外面上の放物面の所定のアーチに対して事前に規定された閃光を放出し、機器の対称軸を中心に３６０°、光の円盤上に光を集中させる。同時に、電気通信モジュール１０は、活動化され、特有のソフトウェアを用いてすでに関連づけられた移動体端末への接続、および事前に記録された命令または因子の伝送を可能にする。同様に、機器の照明状態の変更を決定するために、電池１２が解放するエネルギーが、電子回路基板５の下方に配置された一連の電解コンデンサ２４に給電される。機器が、持ち上げられ、短い時間間隔で強磁性面２３の上に再度載った場合、これにより、ＬＥＤ７および電気通信モジュール１０がオフに切り替わり、一連のＬＥＤ６および８，または一方だけ、もしくは他方だけがオンに切り替わり、機器は、たとえば白色の定常光モードに移行し、複合反射鏡４の外面および内面に到達するＬＥＤの光線は、機器全体の周囲に、可能な方向すべてに、ケーシング１の位置によりアーチ内にだけ限定された均一な光源を決定する。

強磁性面２３が欠如している可能性を考慮して、活動化の手動形態として、機器の内部に設定された強磁性材料２０から作られた板を、機器のユーザの希望で、プランジャ１４が占有する位置の下方に配置することができ、その結果、強磁性面２３のような面をまったく必要とすることなく、機器がまるで何らかの強磁性面２３の上方にあるのと同じように機器を動作させるような方法で、機器は、ボス１９と一致するガイド２５の往復運動の移動限度により決定される一定の角度で可動閉止カバー２が回転することができるように設計された。したがって、ケーシング１に対して可動閉止カバー２が２サイクル以上回転運動することにより、すでに示した機能で言及した変更と同じ変更をすることができ、機器は、要するに外部の押しボタン機器を必要とすることなく両方向に作動することができる。この手動モードでの動作は、第１の永久磁石１５および第２の永久磁石１８の平行極性位置により決定される。

別の形態の実施形態では、機器は、押しボタン９を備えつけておらず、プランジャ１４および渦巻ばね１６は、電気回路基板５の表面上に配置され、かつケーシング１に対して位置が固定された第１の永久磁石１５と第２の永久磁石１８の間で対称に角度を合わせられたリードスイッチ２６要素により置換される。この実施形態では、前記永久磁石の手動極性配向は、同様に平行であり、その結果、リードスイッチ２６の周囲に、リードスイッチ２６を開放位置に維持する、安定した単極磁界が発生させられる。任意の強磁性面２３がリードスイッチ２６に近くなるとき、前記リードスイッチ２６は、強磁性面２３に対して磁石の極性が再配向するために閉じて、機器の側に電力を供給することにつながり、これは、上述と同じ方法で作用する。

したがって、機器は、活動化される方法に応じて、磁気誘導活動化機器の作用により決定される、指向性点滅または無指向性定常光のいずれかの、２つの異なる発光体機能を有する。

最後に、機器は、０．０５０＋０．３００＋０．０５０＋０．３００＋０．０５０＋１．２００（秒単位の時間）のシーケンスで複数サイクル行われる、対称軸を中心にして３６０°にＬＥＤの光線を放出する、複合反射鏡４の周囲に置かれたＬＥＤ７を活動化するように設計されており、ここで、０．０５０は、活動状態にある「オン」状態であり、残りは、非活動状態にある「オフ」状態である。この発光は、好ましくは、黄信号色である。

１ ケーシング
２ 可動閉止カバー
３ 半透明レンズ
４ （内側および外側の）複合反射鏡
５ 電子制御回路基板
６ 反射鏡の周囲に配置された第１組のＬＥＤ
７ 反射鏡の下方に整列した第２組のＬＥＤ
８ ベル形状の内側にある第３組のＬＥＤ
９ 押しボタン
１０ 電気通信モジュール
１１ 接続端子
１２ 蓄電池（電池）
１３ 円筒状キャビティ
１４ プランジャ
１５ 第１の永久磁石
１６ 渦巻ばね
１７ 第２のキャビティ
１８ 第２の永久磁石
１９ ボス
２０ 強磁性材料から作られた板
２１ 調節ボス
２２ シール
２３ 外部の強磁性面
２４ 電解コンデンサ
２５ ガイド
２６ リードスイッチ
２７ 隆起部
２８ カバーを取り除くための位置を示すマーク
２９ 手動のオン位置を示すマーク
３０ 手動のオフ位置を示すマーク
３１ 放射状リブ

Claims (11)

1. 携帯型非常灯機器であって、
   ・ケーシング（１）と、
   ・可動閉止カバー（２）と、
   ・半透明レンズ（３）と、
   ・制御用電子回路基板（５）と、
   ・複合反射鏡（４）と
   を備え、
   前記複合反射鏡（４）は、逆ベル形状を有し、両端部で開放され、
   前記電子回路基板は、前記複合反射鏡（４）に確実に接続され、前記複合反射鏡（４）に向けて適切に角度を合わせた複数の発光ダイオードを具備し、
   前記ケーシング（１）は、その内側に、前記ケーシングの底部が強磁性材料に接近することにより駆動される自動スイッチを内部に収容する円筒状キャビティ（１３）を形成することにより本質的に特徴づけられる携帯型非常灯機器。
2. 前記自動スイッチは、プランジャ（１４）から構成され、前記プランジャ（１４）は、本来の位置で押しボタン（９）に対して前記プランジャ（１４）を押しつける渦巻ばね（１６）を用いて、第１の永久磁石（１５）を組み入れること、
   ならびに前記プランジャ（１４）はまた、通常は前記第１の磁石（１５）の正反対の位置で同じ極性配向を有する第２の永久磁石（１８）を備え、前記第２の永久磁石（１８）は、前記第１の永久磁石（１５）と前記第２の永久磁石（１８）の間に安定した、均衡のとれた磁界を発生させ、その結果、前記ケーシング（１）の底部が強磁性材料（２３）から作られた表面に接近する、または前記表面に載ることにより生じる前記磁界の変形により、前記渦巻ばね（１６）の抵抗に打ち勝って、前記機器の動作を活動化する、前記第１の永久磁石（１５）から前記基部に向かう引力が決定され、
   前記押しボタン（９）は、前記電子回路基板（５）に、および前記ケーシング（１）の内側に収容された電池（１２）により決定される電源に、永続的に接続され、前記電源は、前記可動閉止カバー（２）からアクセスできること
   を特徴とする、請求項１に記載の携帯型非常灯機器。
3. 前記可動閉止カバー（２）は、取外し可能であり、前記電池（１２）の前記キャビティが配置される前記ケーシング（１）の前記内側にアクセスできるようにし、
   前記カバーの内側は、好ましくは円盤形状の、前記プランジャ（１４）の位置に従って置かれた、強磁性材料から作られた板（２０）を具備し、
   前記カバーは、前記ケーシング（１）の壁の中に作られた異なるガイド（２５）に関連する複数のボス（１９）を具備し、前記複数のボス（１９）を用いて、前記ケーシング（１）を覆う前記可動閉止カバー（２）の位置が固定され、それにより、前記ガイド（２５）の往復運動の移動限度により制限される回転運動が可能になり、これは、異なる位置を、すなわち、
   固定された非活動化状態の閉じた位置、
   強磁性材料から作られた前記板（２０）が前記プランジャ（１４）の下方に配置され、前記第２の永久磁石（１８）と極性が整列した前記第１の永久磁石（１５）から前記板（２０）の方に向かう引力を決定し、その結果、動作を活動化する前記押しボタン（９）の上方にある渦巻ばね（１６）の圧力が解放される活動化位置、および
   前記カバーを取り除くための位置
   を採用することができることを意味すること、
   ならびに前記ケーシング（１）と前記可動閉止カバー（２）の間に水防止処理シール（２２）が取り付けられること
   を特徴とする、請求項２に記載の携帯型非常灯機器。
4. 前記電子回路基板（５）は、適切なソフトウェアを具備する携帯型端末などの外部機器に接続するための電気通信モジュール（１０）を具備することを特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の携帯型非常灯機器。
5. 前記電子回路基板（５）は、
   前記複合反射鏡（４）の周囲に、前記複合反射鏡（４）の最外周部に整列し、その結果、得られる光線が、前記ケーシング（１）の位置により制限されるすべての方向に散逸させられる第１組のＬＥＤ（６）と、
   前記複合反射鏡（４）の放物面について事前に規定された計算に従って、得られる光線を前記機器の対称軸に水平に反射するために、所定の位置で前記複合反射鏡（４）の下方に整列させられた第２組のＬＥＤ（７）と、
   得られる光線が前記機器の最も高いゾーンに向けて角度を合わせられるように、ベル形状の複合反射鏡（４）の内側に置かれた第３組のＬＥＤ（８）と
   を具備することを特徴とする、請求項１〜４のいずれか一項に記載の携帯型非常灯機器。
6. 前記自動スイッチは、リードスイッチ（２６）のタイプであり、前記リードスイッチ（２６）は、前記電子回路基板（５）に確実に連結され、前記ケーシング（１）の前記表面にさらに永続的に固定された前記第１の永久磁石（１５）と前記第２の永久磁石（１８）の間に対称に配置され、平行の極性で配列され、前記リードスイッチ（２６）の動作は、前記第１の永久磁石（１５）および前記第２の永久磁石（１８）のいずれかを強磁性体（２３）まで引っ張ることによって活動化されることを特徴とする、請求項１に記載の携帯型非常灯機器。
7. 前記電子回路基板（５）は、前記機器が強磁性体面（２３）の上方で数回引き上げられたとき、単一の押しボタン（９）またはリードスイッチ（２６）を用いて前記電池（１２）から前記ＬＥＤ（６）、（７）、および（８）への給電の変更を決定する、従来の半導体素子に関連する１つまたは複数の電解コンデンサ（２４）を有し、その結果、前記電解コンデンサ（２４）の容量により事前に規定された時間敷居値を超えたとき、前記機器は、その最初の静止状態に戻ることを特徴とする、請求項５に記載の携帯型非常灯機器。
8. 前記複合反射鏡（４）の周囲に配列された前記一連のＬＥＤ（７）は、黄信号色で、好ましくは、０．０５０＋０．３００＋０．０５０＋０．３００＋０．０５０＋１．２００という形式により事前に規定された、３つの部分からなる点滅シーケンスを用いて、前記機器の対称軸に対して水平方向に周囲３６０°に発光し、ここで、前記０．０５０は、活動化状態の「オン」であり、残りは、非活動化状態の「オフ」であることを特徴とする、請求項１〜７のいずれか一項に記載の携帯型非常灯機器。
9. 前記レンズ（３）は、前記発光源および前記複合反射鏡（４）から到来する光線の分散を容易にする放射状リブ（３１）を用いて内側に溝を刻まれることを特徴とする、請求項１〜８のいずれか一項に記載の携帯型非常灯機器。
10. 前記可動閉止カバー（２）が、前記ケーシング（１）の上に取り付けられたとき、前記ケーシング（１）は、目に見える環状ゾーンを残すこと、ならびに前記可動閉止カバー（２）は、前記ケーシング（１）の目に見える外縁から出現する位置合わせマーク（２８）、（２９）、および（３０）と一致して作用する、目に見えて触知できるガイドとして外側に隆起部（２７）を有し、前記位置合わせマークは、
    前記カバーを取り除くための位置を示すマーク（２８）、
    手動活動化のための位置を示すマーク（２９）、および
    手動非活動化のための位置を示すマーク（３０）
    であることを特徴とする、請求項１〜９のいずれか一項に記載の携帯型非常灯機器。
11. 活動化の形態に応じて、前記磁気誘導活動化機器の前記活動により決定される、指向性点滅モードまたは無指向性定常光という形の、２つの発光体機能を有することを特徴とする、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の携帯型非常灯機器。

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