JP2019517256A - アイスクリーム機械およびアイスクリーム機械を使用してアイスクリーム製品を製造する方法 - Google Patents

アイスクリーム機械およびアイスクリーム機械を使用してアイスクリーム製品を製造する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、充填領域(5)と排出領域(9)とを有するアイスクリーム機械(1)に関する。アイスクリーム機械(1)は、回転可能ユニット(10)と、アイスクリームを受け入れるための型(20)と、スティック供給装置(50)と、2本以上のスティック(52)がスティック供給装置(50)から型(20)の溝(26)に入ることを防止するように構成された案内構造とを備える。スティック供給装置(50)は、回転可能ユニット(10)が回転すると、溝(26)がスティック供給装置(50)の位置に一致し、それによって単一のスティック(52)が溝に入ることを許容するように構成され、回転可能ユニット(10)がさらに回転すると、溝(26)の側壁の一方が、回転移動に沿ってスティック(52)を運ぶ。【選択図】図4

Description

本発明は、アイスクリーム機械と、アイスクリーム機械を使用してアイスクリーム製品を製造する方法に関する。
アイスクリーム製造業界では、アイスクリームまたはアイスクリーム混合物が、アイスクリーム製品を製造するために使用される。その過程では、アイスクリームは、押出ノズルを通して押し出され、続いて切断器具を用いてアイスクリーム製品へと切断される。切断器具は、例えば、ナイフまたはスクレーパであり得る。さらに、いわゆる棒付きアイスクリームを製造するために、アイスクリームスティックがアイスクリームに挿入される。その後、アイスクリーム製品は、例えば包装および貯蔵するべく、さらなる搬送のためにコンベヤトレイまたはコンベヤベルトに置かれる場合がある。
一部のアイスクリームは含有物または粒子を含む。これらの含有物は、スティックが挿入されるアイスクリームの部分に位置する可能性があるので、アイスクリーム中のスティックの位置決めについて問題を引き起こす可能性がある。したがって、含有物は、アイスクリーム中のスティックの不適切な配置をもたらす可能性がある。さらに、含有物は、挿入されたスティックが含有物を移動することによって生じる穴および突出が原因で許容できない形状をもたらす可能性がある。含有物がアイスクリーム混合物に存在しない場合であっても、アイスクリームにスティックを挿入するように構成されているスティック挿入機は、アイスクリーム製品中の意図した位置と比較して、スティックをずらす可能性がある。これによってアイスクリーム製品がコンベヤトレイ上に不適切に配置される可能性がある。
したがって、これらの問題を少なくとも部分的に解決するアイスクリーム機械を提供するべく当該技術分野の状況を改善する必要がある。
当該技術分野の現況を改善し、上記の問題を解決し、改善されたアイスクリーム機械を提供することが、本発明の目的である。これらの目的および他の目的は、充填領域と排出領域とを有するアイスクリーム機械と、アイスクリーム機械を使用してアイスクリーム製品を製造するための方法によって成し遂げられる。
第1の態様によれば、充填領域と排出領域とを有するアイスクリーム機械が提供される。アイスクリーム機械は、
半径方向延在部と回転軸とを有する回転可能ユニットと、
アイスクリームを受け入れるための型であって、回転可能ユニットと共に回転するように構成され、スティックを受け入れるための溝を備え、溝は2つの側壁と底とを有する型と、
スティックを型の溝に供給するためのスティック供給装置であって、回転可能ユニットの回転軸に対して垂直にスティックを供給するように構成され、スティックの長手方向は回転可能ユニットの回転軸と平行に配置される、スティック供給装置と、
2本以上のスティックが同時にスティック供給装置から型の溝に入ることを防止するように構成された案内構造を備え、
スティック供給装置は、回転可能ユニットが回転すると、単一のスティックが溝に入ることができるように溝がスティック供給装置の位置に一致するように構成され、回転可能ユニットがさらに回転すると、溝の側壁の一方が、回転移動に沿ってスティックを運ぶ。
本アイスクリーム機械は、アイスクリーム内に大きな含有物を含む場合でさえ、型にアイスクリームを充填する前に、スティックを正しい位置に配置することができるということを利用する。したがって、アイスクリームはスティックの周りで型に充填されてもよく、可能性がある含有物は、スティックが不適切に配置される危険性が低減するような方法にて型内でその位置を適合させてもよい。さらに、本アイスクリーム機械は、当該技術分野の状況と比較して、より高い生産能力、すなわち、時間単位あたりより多くのアイスクリーム製品の潜在性を提供する。特に、溝、スティック供給装置および案内構造が、時間単位あたりより多くの数のスティックが型に(または複数の型に)挿入されることを可能にするように協同する。別の利点は、型にアイスクリームを充填する前にスティックが挿入されるので、含有物を移動することによる穴または突出部を形成する危険性が低減することである。さらに、回転可能ユニットを使用することによって、アイスクリーム機械をよりコンパクトにすることができる。
回転可能ユニットが湾曲した断面を好ましくは有し得ることが留意されるべきである。少なくとも1つの例の実施形態によれば、断面は円形であり、回転可能ユニットは、回転可能なホイールとして、または、例えば開放した円筒など、回転可能な円筒として形成される。少なくとも1つの例の実施形態によれば、断面は楕円の形状を有し得る。
回転可能ユニットが回転可能なホイールまたは円筒として形成されている実施形態では、型は、ホイールまたは円筒の外壁の凹部として好ましくは構成される。ここで、回転可能ユニットの半径方向延在部は、ホイールまたは円筒の半径方向の延在部と比較可能である。
本明細書に記載されるスティックは平坦かつ長尺状であり得る。スティックは木、プラスチックまたは他の適切な材料から作られ得る。
スティック供給装置は、スティックが重力によって溝に入るように好ましくは構成される。あるいは、スティック供給装置は、スティックマガジン、またはスティックローディングモジュールとして知られている。したがって、アイスクリーム機械の動作中、複数のスティックがスティック供給装置内に保持されることが理解される。
少なくとも1つの例示的な実施形態において、案内構造は、スティックが溝の底に到達するように回転可能ユニットの回転方向において半径径方向内向きに傾斜するスリットを備える。別の言い方をすると、案内構造は、回転可能ユニットの回転方向において半径方向内向きに傾斜するスリットを備え、レールの端部において、半径方向に測定されるレールの高さは、スティックがスリットのレール端部の後ろで溝の底に支持されるように溝の底と同じである。
少なくとも1つの例示的な実施形態において、スティック供給装置は、製造されるアイスクリーム製品の回転軸に沿った最終長手方向にスティックを供給するように構成される。これは、スティック供給装置の下流で、スティックの、少なくとも長手方向において、さらなる操作の必要がないことを意味する。
少なくとも1つの例示的な実施形態において、スティック供給装置および案内構造は、アイスクリーム機械の充填領域の上流に配置される。少なくとも1つの例示的な実施形態において、スティック供給装置および案内機構は、充填領域の上流および排出領域の下流に配置される。別の言い方をすると、スティック供給装置および案内構造は、排出領域と充填領域との間に配置され、したがって、型が空の間にスティックを供給するように配置される。したがって、スティック供給装置および案内構造は、アイスクリーム機械の排出領域の下流および充填領域の上流のスティック供給領域に配置される。
少なくとも1つの例示的な実施形態において、スティック供給装置は、スティックの平らな表面が互いに向き合うような状態でスタックされた複数のスティックを保持するように、およびさらに平坦な側が回転可能ユニットの回転軸に面する状態でスティックを供給するように構成される。
少なくとも1つの例示的な実施形態において、アイスクリーム機械はさらに、
アイスクリームを型に押し出すための押出ノズルであって、充填領域に配置される押出ノズルと、
排出領域においてアイスクリームを型から半径方向に放出するための放出機構と
を備える。
放出機構によって前記型から前記アイスクリーム、またはアイスクリーム製品を半径方向に放出することによって、前記アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、前記型から容易に分離され得、その後、例えばコンベヤベルトに置かれ得る。そのような構成によって、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、アイスクリーム製品をほとんど不適切に置くことなく、反復可能な方法で、可能性があるコンベヤトレイに置くことができる。さらに、アイスクリーム製品は、半径方向に放出されるとき、コンベヤベルトに直接、または本質的に直接置くことができる。したがって、コンベヤトレイに達する前のアイスクリーム製品の望ましくないおよび制御されない落下または下落が低減され得る、または回避すらされ得る。
少なくとも1つの例示的な実施形態において、アイスクリーム機械は、少なくとも5個の型を備える。各型は、スティックを受けるための溝を備え、溝は2つの側壁と底とを有する。型のサイズに応じて、型の数はしばしば回転可能ユニットの外面で最大化される。
放出機構は、型に接続されるピストンを備えてもよい。ピストンは、半径方向に移動可能であってもよい。これによって、ピストンは、型または型の少なくとも一部を、半径方向に押すことができる。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、型の底は移動可能である。例えば、型の底は、ピストンと一体に半径方向に移動可能であってもよい。この実施形態では、型の側壁が、例えば回転可能ユニットの本体に含まれてもよく、一方で型の底は、回転可能ユニットの本体内で移動可能となるように構成される。底は、例えば回転可能ユニットの本体の内側から、少なくとも回転可能ユニットの円周面または周辺まで移動されることができるような方法で、半径方向に移動可能となるように構成されてもよい。別の言い方をすれば、型は、第1の状態において、型の底が回転可能ユニットの内側に位置付けられ回転ユニット内の刻み目として形成され(例えば、型が充填領域においてアイスクリームで充填されるとき)、第2の状態において、刻み目がより小さく、またはもはや存在しないように(例えば、アイスクリームを排出領域において型から放出するとき)、型の底が回転可能ユニットの円周面または周辺のより近くに(すなわち回転可能ユニットの外壁のより近くに)移動される。
これによって、ピストンは型の底を半径方向に押すことができ、それによって、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は型から放出される。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、型の底は移動可能ではなく、ピストンは、アイスクリームまたはアイスクリーム製品を型から放出するために、アイスクリームまたはアイスクリーム製品を押すように型内で半径方向に移動するように構成される。
アイスクリーム機械は、充填領域と排出領域との間に搬送領域を備えてもよく、搬送領域において、放出機構は、型または型の少なくとも底を回転可能ユニットの半径方向内向きに移動するように構成される。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、型内へのアイスクリームのさらなる拡がりは、充填領域の後の段階において、型または型の少なくとも底を半径方向内向きに移動するように放出機構を構成することによって、防止される。別の言い方をすれば、型がアイスクリームで充填されたとき、型の内側の圧力の増加は、予め充填領域において、型または型の少なくとも底を半径方向内向きに移動するように構成することで防止される。
これによって、型の内側の圧力は調節され得る。例えば、押出ノズルを通じて型をアイスクリームで充填するプロセスにおいて、増加圧力(すなわち過圧)がしばしば使用される。型が排出領域に到達するまで、すなわちアイスクリームまたはアイスクリーム製品が型から放出されるまで、型は典型的には周囲環境から覆われるので、過圧は型内に留まり得る。放出されると、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、型内の圧力の急激な解放のため、望ましくなく変形される可能性がある。したがって、型または型の少なくとも底を半径方向内向きに移動することによって、過圧を、例えば充填領域と排出領域との間で型を搬送する間、制御可能な手法で低減することができ、アイスクリーム製品の望ましくない変形を低減することができる。
したがって、型をアイスクリームで充填した後に型または型の少なくとも底を半径方向内向きに移動することによって、型の内側の圧力は、型が周囲環境に露出される前に一様にされ、アイスクリーム製品は型から放出される。そうでない場合、圧力は、型がその中のアイスクリーム混合物を周囲環境に露出する瞬間に一様にされる。その場合、望ましくない気泡がアイスクリーム製品に形成される可能性がある。型または型の少なくとも一部が半径方向内向きに移動される量は、例えば、型の充填の間に使用される圧力、およびアイスクリーム内の空気含有量(いわゆる「オーバーラン」)に依存する。さらに、型に至るアイスクリームの供給流れに、ひいては型が充填される圧力にいくらかの変動が存在し得る。例えば、アイスクリームが100%のオーバーランを有し、充填バールが0.5バールである場合、型または型の少なくとも底は、型の最終的な深さの約1/8だけおおよそ内向きに移動されるべきである。例えば、型の最終的な深さが24mmである場合、型または型の少なくとも底は、半径方向内向きにおおよそ3mm移動されるべきである。したがってこの例では、型は、型をアイスクリームで充填する間、21mmの深さを有する。より大きな充填圧力の場合、型または型の少なくとも底は、さらに半径方向内向きに移動される必要があり得る。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、型または型の少なくとも底は、型の最終的な深さと比較して、0%〜20%の間で半径方向内向きに移動されるように構成される。少なくとも1つの例の実施形態によれば、型または型の少なくとも底は、例えば1mm〜5mmの間など、1mm〜10mmの間で半径方向内向きに移動されるように構成される。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、放出機構は、型の底を回転可能ユニットの半径方向内向きに移動するように構成される。
搬送領域では、型およびその中のアイスクリームは、回転ユニットと共に回転されることで搬送されることが留意されるべきである。したがって、搬送領域は回転搬送領域と称されてもよい。
ピストンは往復式ピストンであり得る。例えばピストンは、回転可能ユニットのハブまたは中心に配置されるカムシャフトに接続されることによって、往復式であり得る。少なくとも1つの例の実施形態によれば、ピストンは、空気圧、油圧、または電気的に作動可能であることで往復式である。
往復式ピストンを有することで、ピストンは半径方向に、例えば半径方向の内向きおよび外向きの両方において、移動し得る。往復式ピストンは往復動ピストンと称されてもよい。したがって、往復式であるまたは往復動することによって、ピストンは前後に、すなわち半径方向内向きおよび外向きに、例えばそれぞれ収縮および伸長によって、移動し得ることが理解されよう。
アイスクリーム機械は少なくとも2つの型を備えてもよく、押出ノズルは、充填領域において2つ以上の型を覆うように構成される。これによって、少なくとも2つの型が同時に押出ノズルによってアイスクリームで充填され得る。押出ノズルが2つの型の全体を覆う必要はなく、2つの型を同時に充填するために、押出ノズルが2つの型のそれぞれの少なくとも一部を覆っていることで十分であることが留意されるべきである。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、アイスクリーム機械は、少なくとも3つの型を備えてもよく、押出ノズルは、充填領域において3つ以上の型を覆うように構成される。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、複数の型が回転可能ユニットの円周面または周辺に沿って均等に配置される。
アイスクリーム機械は、押出ノズルを回転可能ユニットに対してシールするように構成されるシールを備えてもよい。これは、型が過圧を用いて押出ノズルによってアイスクリームで充填されるとき、アイスクリームが回転可能ユニットの側部においてアイスクリーム機械から抜け出すことがまったく又はほとんど許容されないので、特に有利である。少なくとも1つの例の実施形態によれば、押出ノズルは、回転可能ユニットの少なくとも一部を向く境界縁を備え、シールは、少なくとも境界縁に沿って押出ノズルを回転可能ユニットに対してシールするように構成される。シールは、回転可能ユニット、押出ノズル、またはそれら両方に取り付けられてもよい。シールは、例えば、ゴムシールまたはシリコーンシールであり得る。
アイスクリーム機械は、排出領域においてアイスクリームを型から分離するように構成された分離機構を備えてもよく、分離機構は、スクレーパ、ワイヤ、空気圧駆動システム、超音波切断器具のうちの少なくとも1つである。
したがって、放出機構がアイスクリームまたはアイスクリーム製品を排出領域において型から押し出したとき、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、典型的には型の底(ここでは、例えば、回転可能ユニットの円周面または周辺の、すなわち回転可能ユニットの外壁の一部である)に付着されている。したがって、分離機構は、型の底から分離されるような方法で、アイスクリームまたはアイスクリーム製品の一部を切断または押圧し得る。
空気圧駆動システムは、例えば、型の底の孔または開口を通じて空気を吹き出す空気吹き出しシステムであり得る。したがって、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、空気によって供給される力または圧力によって型の底から分離させることができる。空気は、例えば、ピストンを通じて型に供給されてもよい。この実施形態では、型の底は、移動可能である必要はない。
アイスクリーム機械は、排出領域においてアイスクリームまたはアイスクリーム製品を型から受けるように構成されたコンベヤトレイを備えてもよく、回転可能ユニットの回転速度はコンベヤベルトの速度に適合される。
コンベヤベルトの速度は、例えばコンベヤベルトの回転速度と同じであり得る。これによって、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、繰り返し可能な手法でコンベヤベルトに置くことができる。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、回転可能ユニットは、回転可能ユニットを回転させるためのモータに接続される。モータは、例えば回転可能ユニットのハブにおいて回転可能ユニットに接続され得る。
少なくとも第2の態様によれば、アイスクリーム機械を製造するための方法が提供され、アイスクリーム機械は、押出ノズルと、放出機構と、回転可能ユニットと、回転可能ユニットと共に回転するように構成され、スティックを受けるための溝を備え、溝は2つの側壁と底とを有する少なくとも1つの型と、スティックを型の溝に供給するためのスティック供給装置であって、回転可能ユニットの回転軸に垂直にスティックを供給するように構成され、およびスティックの長手方向が回転可能ユニットの回転軸に平行であるスティック供給装置と、2本以上のスティックがスティック供給装置から型の溝に入ることを防止するように構成された案内機構を有する。方法は、
含有物を伴うまたは伴わないアイスクリームを提供するステップと、
アイスクリームスティックをスティック供給装置の中に供給するステップと、
回転可能ユニットを回転させ、それによって、単一のスティックが溝に入るように溝がスティック供給装置の位置に一致するステップと、
溝の側壁の一方がスティックを充填領域に向かって回転移動に沿って運ぶように回転可能ユニットを回転させるステップと、
棒付きアイスクリームを形成するようにアイスクリームを押出ノズルを通して型へと押し出すステップと、
放出機構を使用して型から棒付きアイスクリームを放出するステップと
を含む。
本発明の効果および特徴は、アイスクリーム機械に関連して上に記載した効果および特徴に概ね類似している。アイスクリーム機械に関連して記載した実施形態は、本方法においても実行されてよい。
例えば、少なくとも1つの例の実施形態によれば、アイスクリームを放出するステップは、アイスクリームを型から回転可能ユニットの半径方向に押し出すために、ピストンを使用することを含む。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、アイスクリーム機械は少なくとも2つの型を備え、アイスクリームを押し出すステップは、アイスクリームを2つ以上の型へ同時に押し出すことを含む。
少なくとも1つの例の実施形態によれば、アイスクリーム機械がプロセスに適した温度を維持するために、アイスクリーム機械はある種の加熱手段および/または冷却手段によって加熱または冷却される。少なくとも1つの例の実施形態によれば、アイスクリーム機械の温度はおおよそ摂氏0度で保持される。
本出願を通じて、半径方向とは、回転可能ユニットの径方向延在部に実質的に追従する方向に言及しているか、または回転可能ユニットの半径方向延在部と実質的に平行である方向にあることに留意されたい。内向きの半径方向(または、半径方向内向きの方向)は、型から回転可能ユニットのハブまたは中心に向かう方向を示し、一方で外向きの半径方向(または、半径方向外向きの方向)は、回転可能ユニットのハブまたは中心から型に向かう方向を示している。アイスクリームまたはアイスクリーム製品が型から放出される方向は、完全な半径方向である必要はなく、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、軸方向成分も有する方向において型から放出されてもよい。しかしながら、少なくとも1つの例の実施形態によれば、アイスクリームまたはアイスクリーム製品が型から放出される方向は、完全な径方向である。
前述の目的、ならびに本発明の追加の目的、特徴、および利点は、添付の図面と組み合わせて読まれる場合、本発明の好ましい実施形態の以下の説明に役立つ非限定的な詳細な記載を参照することによって、より完全に理解されるだろう。
本発明の実施形態によるアイスクリーム機械の斜視図である。 本発明の実施形態によるアイスクリーム機械を断面で示す。 本発明の少なくとも1つの例の実施形態を概略的に示す流れ図である。 本発明の実施形態によるアイスクリーム機械の一部の斜視図である。 本発明の実施形態による回転可能ユニットおよびスティック供給装置の詳細な断面図である。 本発明の実施形態による回転可能ユニット、スティック供給装置および案内機構の詳細な断面図である。 本発明の実施形態による回転可能ユニット、スティック供給装置および案内機構の詳細な断面図である。
この詳細な記載において、アイスクリーム機械の実施形態について考察する。これは決して本発明の範囲を限定するものではなく、例えば添付の図面に示されたアイスクリーム機械の他のタイプまたは変形例を備えた他の状況においても適用可能であることに留意すべきである。さらに、本発明の実施形態に関連して言及された特定の構成要素は、それらの構成要素が本発明の他の実施形態と共に有利に使用できないことを意味するものではない。
概して、本発明は、回転可能ユニットが回転するとき、回転可能ユニットに取り付けられた型内に棒付きアイスクリームが形成される回転式アイスクリーム機械に関する。棒は、充填ゾーンの前のスティック供給ゾーン内で型内に提供される。含有物の有無にかかわらず、アイスクリームは充填ゾーンで型に押し出され、棒付きアイスクリームは排出ゾーンでコンベヤまたは他の搬送もしくは包装手段に排出される。
図1は、例示的なアイスクリーム機械1を示している。アイスクリーム機械1は、回転可能ユニット10と、放出機構30がそれぞれに設けられている複数の型20(そのうちの一部だけが示されている)とを備える。アイスクリーム機械1はさらに、押出ノズル40と、スティック供給装置50と、案内機構80(図4〜7に示されている)と備えている。
図1の回転可能ユニット10は、ハブ12と回転可能ユニット本体14とを有する回転可能ホイール10として構成されている。回転可能ユニット10は、ハブ12から回転可能ユニット本体14に向かって延びる半径方向(図1において文字Rを伴う破線矢印として示されている)に延在部を有する。回転可能ユニット本体14は、半径方向Rに延在部を有する開放型円筒14として形成されている。回転可能ユニット本体14の外壁16は、ハブ12から離れる方を向いている。
図1では、それぞれの型20が回転可能ユニット本体14内に配置されることによって回転可能ユニット10内に含まれているので、型20は回転方向Dにおいて回転可能ユニット10と共に回転するように構成されている。各型20は、底22と、側壁24と、スティック供給装置50からスティック52を受け入れるように構成された溝26とを備えている。別の言い方をすれば、各型20は、回転可能ユニット本体14の外壁16における凹部20として配置されている。各溝は2つの側壁と底とを備える。
放出機構30のそれぞれは型20と関連付けられ、ピストン32を備えている。図1では、ピストン32(図1ではそのうちの一部だけが示されている)は、回転可能ユニット10に関連するホイールのアームとして構成されている。したがって、放出機構30およびピストン32は回転可能ユニット10と共に回転可能である。ピストン32は、好ましくは往復式ピストンであることによって、半径方向内向きおよび径方向外向きに移動するように構成されている。したがって、それぞれのピストン32を型20の底22に配置することによって、および移動可能である型20の底22を提供することによって、各型20の底22は、回転可能ユニット本体14の内部でそれぞれの関連付けされたピストン32と一緒に移動し得る。代替形態として、ピストン32は、型20の底22を貫いて移動するように構成されてもよい。
押出ノズル40は、受入部42を通してアイスクリームを受け入れ、型20へと押し出すように構成されている。シール44が、押出ノズル40を回転可能ユニット10に対してシールするように構成されている。
回転可能ユニット10は、単一のユニットによって構成される必要はなく、例えば、ハブ12と、回転可能ユニット10のスポークとして構成されているような放出機構30およびピストン32と、回転可能ユニット10の本体14および外壁16と、など異なる部品および部分を含んでもよいことが留意されるべきである。
ここでアイスクリーム機械1の全体的な機能を、図1および図2に関連してさらに詳細に記載する。図2において説明に役立つように、スティック供給装置50および案内構造80は省略されている。スティック供給装置50案内構造80は、図4〜図7に関連してさらに記載し、説明する。さらに、および同じ理由で、2つのピストン32だけが図2に示されており、型20の一部だけが示されている。
アイスクリーム機械1は、スティック供給領域3と、充填領域5と、搬送領域7と、排出領域9とを備えている。回転可能ユニット10および型20は、これらの領域3、5、7、9の間で回転するように構成されている。図1および図2では、型は構成され20反時計回り方向に回転する(回転の方向は、回転可能ユニット10の径方向Rに対して垂直であり、湾曲矢印Dによって示されている)。
スティック供給装置50(図1、4および5に示されている)は、充填領域5の前のスティック供給領域3に配置されており、型20が回転されスティック供給装置50を通過するとき、各型20にスティック52を供給するように構成されている。別の言い方をすれば、スティック52は、型20をアイスクリームで充填する前に、型20に供給される。図1では、型20Aは溝26を有し、スティック供給装置50によって供給されるように意図されたスティックは破線で示されている。説明に役立つように、型20Bのスティック52が示されている。スティック供給装置50は、回転可能ユニット10の回転軸に垂直にスティック52を供給するように構成される。またスティック52の長手方向は回転可能ユニット10の回転軸に平行に配置される。
アイスクリーム機械はまた、図4〜7に示される案内構造80を備え、これはスティック供給装置50から型の溝26に2本以上のスティックが一度に入ることを防止するように構成される。
スティック供給装置50および案内機構80は、回転可能ユニットに対して静止する。スティック供給装置50は、回転可能ユニット10が回転すると、溝26がスティック供給装置50の位置に一致し、それによってスティックが、好ましくは重力によって溝26に落ちるように構成される。あるいは、重力を増すように、または重力に取って代わるようにバネ荷重機構などを使用することができる。回転ユニット10がさらに回転すると、溝26の側壁の一方はスティックを回転移動に沿って押出ノズルの方へ運ぶ。
充填領域5では、押出ノズル40は、アイスクリームを、押出ノズル40と流体接触状態に位置決めされた1つまたは複数の型20へと押し出す。好ましくは押出ノズル40は、2つ以上の型20と同時に流体接触するように構成され、すなわち好ましくは、押出ノズル40は、2つ以上の型20を同時にアイスクリームで充填するように構成される。これによって、型20の充填は、プロセスの間、回転可能ユニット10の回転を場合によっては中断することなく、より効率的に実行することができる。さらに、回転可能ユニット10および型20の回転速度をより高く設定することができる。
押出ノズル40による型20へのアイスクリームの充填は、好ましくは周囲環境と比較して高い圧力(すなわち過圧)によって実行される。これによって、アイスクリームの充填は効率的に実行可能であり、含有物を含むまたは含まないアイスクリームを、型20内でスティック52の周りに効率的に配置することができる。
図1では、説明に役立つように充填領域5だけがカバー46によって覆われているように示されていることが留意されるべきである。しかしながら、1つの例の実施形態によれば、型20は、充填領域5および搬送領域7において(すなわち充填領域5から排出領域9まで)カバー46によって覆われ、そのため、図2に示しているように、カバー46によって周囲環境から分離される。
続いて、型20は、排出領域9に向かって回転可能ユニット10と共に回転し続けるにつれて、搬送領域7に入る。搬送領域7では、各型20と関連付けられた放出機構30は、ハブ12に向かって半径方向内向きに移動するように構成されている。これは、破線で表された図2の型20Bの底22が、例えば型20Aの底22と比較して、ハブ12に向かってさらに引き込まれていることによって、図示されている。これによって、搬送領域7における各型20の底22は、ハブ12に向かって、すなわち半径方向内向きに移動でき、それによって(型20をアイスクリームで充填することに起因する)型20内の過圧が低減され得る、または除去され得ることすらある。これによって、型20からアイスクリーム製品を放出する間のアイスクリーム製品の変形の危険性、および/またはアイスクリーム製品内のスティック52の誤った位置決めを減らすことができる。
搬送領域7の後、型は排出領域9に入り、そこでアイスクリームまたはアイスクリーム製品は型20から分離され、例えばコンベヤトレイ70またはコンベヤベルト70(図2のみに示されている)に置かれるように意図される。排出領域9では、放出機構30は、アイスクリームまたはアイスクリーム製品をそれぞれの型20から押し出す。図1および図2に示しているように、各ピストン32は、半径方向外向きに移動可能であり、各型20の底22を半径方向外向きに押すことができ、それによってアイスクリームまたはアイスクリーム製品は型20から放出される。これは、破線で表された図2中の型20Cの底22が、例えば型20Aの底22と比較して、ハブ12からさらに離れて配置されていることによって示されている。この段階において、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、典型的には型20の底22に付着されており、型20の底22が回転可能ユニット10の回転可能ユニット本体14から押し出されると、もはや型20の側面24はまったくなく、型20の底22が、実質的に回転可能ユニット本体14の外壁16の一部となる。
排出領域9において、分離機構60(図1のみに示されている)が、アイスクリームまたはアイスクリーム製品を型から分離するために配置されている。図1では、分離機構は、型20Cの底22に沿った示される矢印の方向に移動するように構成されたスクレーパ60として形成されており、それによってアイスクリームまたはアイスクリーム製品は型20Cから分離されることになる。分離機構は、回転可能ユニット10の下で固定位置に配置されたワイヤ(加熱されているか、または加熱されていない)であってもよい。図1では、型20Cの押し出された底22は示されておらず、型20のスティック受入部26だけが示されていることに留意されたい。例えばスクレーパ、ワイヤ、空気圧駆動システム、超音波切断器具など、他の分離機構が使用されてもよい。
アイスクリームまたはアイスクリーム製品を型20から分離した後、コンベヤトレイ70またはコンベヤベルト70は、好ましくはアイスクリームまたはアイスクリーム製品のさらなる搬送のために使用される。
図2に示しているように、回転可能ユニット10はモータ80によって駆動され得る。モータ80は、例えば電気で駆動され、回転可能ユニット10のハブ12に接続され得る。
図3の流れ図は、図1および図2を参照して記載したようなアイスクリーム機械1を使用してアイスクリーム製品を製造するための方法を概略的に示している(したがって、図1および図2の参照番号が、図3の流れ図において方法のステップを記載するときに以下で使用されている)。
第1のステップ1で、含有物を含むまたは含まないアイスクリームが押出ノズル40に提供される。
続くステップ2で、回転可能ユニットは回転され、その結果、溝26がスティック供給装置50の位置に一致する。それによって、単一のスティックが溝26に入る。案内機構がさらなるスティックが溝26に入ることを防止するからである。
続くステップ3で、回転可能ユニットは回転され、それによって溝26の側壁の一方がアイスクリームのスティック52を回転方向に沿って充填領域5の方へ運ぶ。
続くステップ4で、アイスクリームが、充填領域5において、棒付きアイスクリームを形成するように押出ノズル40を通して型20へと押し出される。好ましくは、および2つ以上の型20を備える本発明の実施形態では、2つ以上の型20が同時に充填される。
続くステップ5で、型20と関連付けられた放出機構30が、アイスクリームまたはアイスクリーム製品を型20から放出するために半径方向外向きに移動される。
続くステップ6で、分離機構60が、アイスクリームまたはアイスクリーム製品を、型20の底22から分離する。
続くステップ7で、アイスクリームまたはアイスクリーム製品は、さらなる搬送のために、コンベヤトレイ70またはコンベヤベルト70に置かれる。
図4は、本発明の実施形態による回転可能ユニット10、スティック供給装置50、および案内構造80を示す。
スティック供給装置50は、複数のスティック52が装填されたマガジンとして成形される。スティック52は、回転可能ユニット10の回転軸に垂直に型の溝26に供給され、スティック52の長手方向軸は、回転可能ユニット10の回転軸と平行に配置される。案内機構80は、2本以上のスティック52が一度にスティック供給装置50から型の溝26に入ることを防止するように構成される。案内機構80は、したがって、回転可能ユニット10の回転方向において半径方向内向きに傾斜するスリット82を備え(図6参照)、その結果、スティック52は、スティックローディング領域から問題の型のさらなる回転の間、溝26の底に到達する。次に案内機構の構成を図5〜図7を参照して説明する。
図5、6および7は、回転可能ユニットの回転軸に垂直な、回転可能ユニット10、スティック供給装置50および案内機構80の詳細な断面図である。
図5に示されるように、左寄りの、すなわち回転方向に沿った溝26は、溝26の底でスティック52Aを既に受け取っている。中間の溝26はスティック供給装置50の下に配置され、スティック52Bは溝26の頂部に配置される。別の言い方をすると、溝26の位置は、単一のスティック52が溝に入ることを可能にするように、スティック供給装置50の位置に一致する。スティック52Bは図6および7にも示される。スティック52Bは、溝26の頂部で案内機構80に載り、回転可能ユニット10が回転するにつれて、溝26の底に向かって搬送され、スティック52Aと同じ位置に到達する。
図6を参照すると、案内機構は第1の部分80Aと第2の部分80Bとを備える。第1の部分80Aおよび第2の部分80Bは、スリット82を設けるように分離され、スリット82を通してスティック52Bを搬送することができる。したがって、スリット82の幅は、スティック52の厚さよりもわずかに大きい。スリット82は、回転可能ユニット10の回転方向において半径方向内向きに傾斜する。スリット82の回転方向に向かう終端で、半径方向において測定されるスリット82の高さは、溝26の底の半径方向高さと一致する。
使用中、溝26はスティック供給装置50の下に配置され、したがってスティック52は第1の部分80Aの上に落下し、図7に示されるように第1の部分80Aによって支持される。スティック52Bは次いで側壁および回転可能ユニット10の回転運動によってスリット82を通して搬送される。
図7に示されるように、スティック52B(および同じくさらなるスティック52)の端部は、スティック52Bが第1の部分80Aによって支持され得るように溝26から突出する。別の言い方をすると、スティック供給装置50は、スティック52の端部が溝から突出し、案内構造80によって支持され得るように配置される。
当業者は、本明細書に記載した実施形態のいくつかの変形が、添付の特許請求の範囲に定められている本発明の範囲から逸脱することなく可能であることを理解する。
例えば本発明は、型の数に制限されず、単一の型だけを有するアイスクリーム機械が本発明の概念の範囲内にある。さらに、型は回転可能ユニットに一体化される必要はなく、回転可能ユニットの外部に配置されてもよい。回転可能ユニットの設計は、例えばユニットの幾何学的形状を変えることによって、変形されてもよい。さらに、本出願に記載されている充填領域、搬送領域、排出領域、およびスティック供給領域以外に、アイスクリーム機械のさらなる領域および/または他の領域があってもよい。さらなる領域および/または他の領域は、本出願で言及したものと同じ機能または他の機能に関連付けられてもよい。

Claims (8)

  1. 充填領域(5)と排出領域(9)とを有するアイスクリーム機械(1)であって、
    径方向延在部と回転軸とを有する回転可能ユニット(10)と、
    アイスクリームを受け入れるための型(20)であって、前記回転可能ユニット(10)と共に回転するように構成され、スティック(52)を受け入れるための溝(26)を備え、前記溝(26)は2つの側壁と底とを有する型(20)と、
    スティック(52)を前記型(20)の前記溝(26)に供給するためのスティック供給装置(50)であって、前記回転可能ユニット(10)の前記回転軸に対して垂直な方向にスティック(52)を供給するように構成され、前記スティック(52)の長手方向は前記回転可能ユニット(10)の前記回転軸と平行に配置される、スティック供給装置(50)と、
    一度に2本以上のスティック(52)がスティック(52)供給装置から前記型(20)の前記溝(26)に入ることを防止するように構成された案内構造(80)を備え、
    前記スティック供給装置(50)は、前記回転可能ユニット(10)が回転すると、単一のスティック(52)が前記溝に入ることができるように前記溝(26)が前記スティック供給装置(50)の位置に一致するように構成され、前記回転可能ユニット(10)がさらに回転すると、前記溝(26)の前記側壁の一方が、回転移動に沿って前記スティック(52)を運ぶ、アイスクリーム機械(1)。
  2. 前記案内構造が、前記スティック(52)が前記溝の前記底に到達するように前記回転可能ユニット(10)の回転方向において半径方向内向きに傾斜するスリットを備える、請求項1に記載のアイスクリーム機械(1)。
  3. 前記スティック供給装置(50)が、製造されるアイスクリーム製品の前記回転軸に沿った最終長手方向に前記スティック(52)を供給するように構成される、請求項1または2に記載のアイスクリーム機械(1)。
  4. 前記スティック供給装置(50)および前記案内構造が、前記アイスクリーム機械の前記充填領域(5)の上流に配置される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のアイスクリーム機械(1)。
  5. 前記スティック供給装置(50)が、前記スティックの平らな表面が互いに向き合うような状態でスタックされた複数のスティック(52)を保持するように構成され、およびさらに前記平らな側が前記回転可能ユニット(10)の前記回転軸に面する状態でスティック(52)を供給するように構成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアイスクリーム機械(1)。
  6. アイスクリームを前記型(20)に押し出すための押出ノズル(40)であって、前記充填領域に配置された押出ノズル(40)と、
    前記排出領域(9)においてアイスクリームを前記型(20)から半径方向に放出するための放出機構(30)と、
    をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアイスクリーム機械(1)。
  7. 少なくとも5つの型(20)を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のアイスクリーム機械(1)。
  8. 押出ノズル(40)と、放出機構(30)と、回転可能ユニット(10)と、前記回転可能ユニット(10)と共に回転するように構成され、スティック(52)を受けるための溝(26)を備え、前記溝(26)は2つの側壁と底とを有する少なくとも1つの型(20)と、スティック(52)を前記型(20)の前記溝(26)に供給するためのスティック供給装置(50)であって、前記回転可能ユニット(10)の前記回転軸に垂直にスティック(52)を供給するように構成され、および前記スティック(52)の長手方向が前記回転可能ユニット(10)の前記回転軸に平行であるスティック供給装置(50)と、2本以上のスティック(52)が前記スティック供給装置(50)から前記型(20)の前記溝(26)に入ることを防止するように構成された案内機構とを有するアイスクリーム機械(1)を製造するための方法。前記方法は、
    含有物を伴うまたは伴わないアイスクリームを提供するステップと、
    アイスクリームスティックを前記スティック供給装置(50)に供給するステップと、
    前記回転可能ユニット(10)を回転させ、それによって、単一のスティック(52)が前記溝に入るように前記溝(26)が前記スティック供給装置(50)の位置に一致するステップと、
    前記溝(26)の前記側壁の一方が前記スティック(52)を前記充填領域に向かって回転移動に沿って運ぶように前記回転可能ユニット(10)を回転させるステップと、
    棒付きアイスクリームを形成するように前記アイスクリームを前記押出ノズル(40)を通して前記型(20)へと押し出すステップと、
    前記放出機構を使用して前記型(20)から前記棒付きアイスクリームを放出するステップと
    を含む。
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