JP2019514687A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. マクロ細孔、メソ細孔又はミクロ細孔のうち少なくとも１つを有する、帯電した自己組織化ブロック重合体材料であって、前記細孔のうち少なくとも一部がイソポーラスであり、前記材料は、静帯電又は反応性官能基を有する少なくとも１つの重合体ブロックを含み、前記材料は、官能基上の帯電部分によって部分的又は定量的に官能基化された大きな領域、小さな領域及び隙間の領域を有して、前記材料上に静止電荷をもたらし、高流動でのタンパク質、核酸、他の生物学的若しくは他の生体分子、化合物又は溶質の分離のために、帯電された大きな表面及びイソポーラス構造を提供する、材料。
2. 非対称構造又は対称構造を有する、請求項１に記載の材料。
3. 単一の一体構造においてマクロ多孔性のドメイン及びメソ多孔性の壁構造をさらに有する、請求項２に記載の材料。
4. 連続しているマクロ多孔性のドメインをさらに有する、請求項３に記載の材料。
5. 前記材料は、約１乃至２００ｎｍのサイズを含むメソ細孔、及び、少なくとも５０ｎｍ以上であるサイズを含むマクロ細孔を有する、請求項４に記載の材料。
6. 官能基化反応が、利用可能な単位上に部分的又は完全な静止電荷を提供する、請求項５に記載の材料。
7. 前記ブロックの少なくとも一部が静止電荷を有する、請求項５に記載の材料。
8. 前記静止電荷は正電荷であり、帯電した官能基化単位が、四級化ピリジンを含む四級化アミン基、四級化ジエチルアミノエチル基、又は、四級化ジメチルアミノエチル基である、請求項１乃至７のいずれか一項に記載の材料。
9. 前記静止電荷は負電荷であり、帯電した官能基化単位がスルホン酸基である、請求項１乃至７のいずれか一項に記載の材料。
10. マクロ細孔、メソ細孔又はミクロ細孔のうち少なくとも１つを有する少なくともブロックＡ、Ｂ及びＣを含む、帯電したマルチブロック重合体材料であって、前記細孔のうち少なくとも一部がイソポーラスであり、少なくとも１つの重合体ブロックが、静帯電又は反応性官能基を有し、
    前記マルチブロック重合体材料の構造が、
    ａ．Ａ−Ｂ−Ｃ、
    ｂ．Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｂ、
    ｃ．Ａ−Ｂ−Ａ−Ｃ、
    ｄ．Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ、
    ｅ．Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｂ−Ａ、
    ｆ．Ａ−Ｃ−Ｂ−Ｃ−Ａ、又は
    ｇ．少なくとも３つの異なるブロックであるＡ、Ｂ及びＣを有する、ヘキサブロック、ヘプタブロック、オクタブロック、ノナブロック、デカブロックを含む高次のブロック構造、
    のうちの１つである、材料。
11. ａ．ブロックＡ、Ｂ及びＣのうち少なくとも１つが、低Ｔｇのブロック（≦２５℃）である、又は
    ｂ．前記ブロックＡ、Ｂ及びＣのうち少なくとも１つが、静止電荷、又は、後に化学物質と反応して静止電荷を生成する反応性官能基を含む、請求項１０に記載の材料。
12. 前記構造はＡ−Ｂ−Ｃである、請求項１０又は１１に記載の材料。
13. 請求項１０に記載の帯電したイソポーラスのマルチブロック重合体材料を形成する方法であって、ブロックＡ、Ｂ及びＣのうち少なくとも１つの少なくとも一部に帯電部分を提供するステップを含む、方法。
14. 請求項１０に記載の帯電したイソポーラスのマルチブロック重合体材料を形成する方法であって、ブロックＡ、Ｂ及びＣのうち少なくとも１つに反応性官能基を提供し、次に、前記反応性官能基の少なくとも一部と反応して静止電荷を導入する化学物質と前記材料を接触させるステップを含む、方法。
15. 標的生体分子を、該標的生体分子を有する他の生体分子又は他の溶質の混合物から分離するプロセスであって、請求項１０に記載の材料と前記生体分子の混合物を接触させて、次に、前記標的生体分子を分離する及び／又は除去するステップを含むプロセス。
16. 前記静止電荷は正電荷であり、式Ｒ−Ｘによって定められた四級化剤によって提供され、Ｒは、Ｃ_１〜Ｃ_２４ の置換又は未置換の直鎖、環状又は分岐状アルキル又はアルケニル基又はポリエチレングリコール（ＰＥＧ）であり、Ｘは脱離基である、請求項１又は１０に記載の材料。
17. 前記静止電荷は、式Ｒ−Ｗ−（Ｒ）−ＣＨ_２−Ｘを有する四級化剤によって定められ、Ｒは、Ｃ_１〜Ｃ_２４ の置換又は未置換のアルキル、アルケニル又はアリール基であり、Ｗはヘテロ原子であり、Ｘは脱離基である、請求項１又は１０に記載の材料。
18. 前記静止電荷は、式Ｒ−（Ｗ）−ＣＯＣＨ_２−Ｘの四級化剤化合物によって提供され、Ｒは、Ｃ_１〜Ｃ_２４ のアルキル又はアルケニル、又は、Ｃ_６〜Ｃ_１０のアリール基であり、Ｗはヘテロ原子であり、Ｘは脱離基である、請求項１又は１０に記載の材料。