JP2019510606A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. 標的領域におけるがん細胞の拡散を阻害する装置であって、
   (i)第1の方向で標的領域に電場を印加するように、標的領域付近に配置される第1の組の容量結合型電極を通してAC電圧を印加するように構成される、第1の制御可能な出力、及び
   (ii)第2の方向で標的領域に電場を印加するように、標的領域付近に配置される第2の組の容量結合型電極を通してAC電圧を印加するように構成される、第2の制御可能な出力を有するAC信号発生器、並びに
   (a)がん細胞の有糸分裂を撹乱する電場を印加するように選択される、第1の周波数及び第1の振幅を有する第1のAC信号が第1の時間間隔で発生するように、第1の制御可能な出力を制御し、
   (b)がん細胞の運動性を低下させる電場を印加するように選択される、第2の周波数及び第2の振幅を有し、第2の振幅が第1の振幅より小さい第2のAC信号が第2の時間間隔で発生するように、第1の制御可能な出力を制御し、
   (c)がん細胞の有糸分裂を撹乱する電場を印加するように選択される、
   第3の周波数及び第3の振幅を有する第3のAC信号が第3の時間間隔で発生するように、第2の制御可能な出力を制御し、
   (d)がん細胞の運動性を低下させる電場を印加するように選択される、第4の周波数及び第4の振幅を有し、第4の振幅が第3の振幅より小さい第4のAC信号が第4の時間間隔で発生するように、第2の制御可能な出力を制御し、
   (e)治療過程の間、(a)から(d)を交互に連続して繰り返すように構成される制御装置
   を備える、装置。
2. 第2の振幅が第1の振幅の75%未満であり、第4の振幅が第3の振幅の75%未満である、請求項1に記載の装置。
3. 第2の周波数と第1の周波数とが異なり、第4の周波数と第3の周波数とが異なる、請求項1に記載の装置。
4. 第2の振幅が第1の振幅の75%未満であり、第4の振幅が第3の振幅の75%未満であり、第2の周波数と第1の周波数とが異なり、第4の周波数と第3の周波数とが異なり、第3の周波数が第1の周波数と同じであり、第4の周波数が第2の周波数と同じであり、第1の時間間隔が5秒未満であり、第2の時間間隔が5秒未満であり、第3の時間間隔が5秒未満であり、第4の時間間隔が5秒未満である、請求項1に記載の装置。
5. 第1の周波数が200kHz±10%であり、第2の周波数が300kHz±10%であり、第3の周波数が200kHz±10%であり、第4の周波数が300kHz±10%である、請求項1に記載の装置。
6. 標的領域におけるがん細胞の拡散を阻害する装置であって、
   (a)第1のAC電場を第1の時間間隔で標的領域に印加する工程であって、第1のAC電場が第1の周波数及び第1の振幅を有し、第1のAC電場ががん細胞の有糸分裂を撹乱するように第1の周波数及び第1の振幅が選択される、工程、
   (b)第2のAC電場を第2の時間間隔で標的領域に印加する工程であって、第2のAC電場が第2の周波数及び第2の振幅を有し、第2のAC電場ががん細胞の運動性を低下させるように第2の周波数及び第2の振幅が選択され、第2の振幅が第1の振幅より小さい、工程、並びに
   (c)治療過程の間、工程(a)及び工程(b)を交互に連続して繰り返す工程
   を実行するよう構成されたAC信号発生器及び制御装置を含む、装置。
7. 第2の振幅が第1の振幅の75%未満である、請求項6に記載の装置。
8. 第1の時間間隔が5秒未満であり、第2の時間間隔が5秒未満である、請求項7に記載の装置。
9. 前記治療過程が少なくとも12時間の継続期間を有する、請求項8に記載の装置。
10. 第2の周波数と第1の周波数とが異なる、請求項6に記載の装置。
11. 第1の周波数が200kHz±10%であり、第2の周波数が300kHz±10%である、請求項6に記載の装置。
12. 前記治療過程の間に、細胞運動性を阻害する化合物と組み合わせられ、場合により前記化合物がブメタニドを含む、請求項6に記載の装置。
13. 第2の振幅が少なくとも0.6V/cm RMSである、請求項6に記載の装置。
14. 第2の振幅が第1の振幅の75%未満であり、第2の周波数と第1の周波数とが異なり、第1の時間間隔が5秒未満であり、第2の時間間隔が5秒未満であり、第2の振幅が少なくとも0.6V/cm RMSである、請求項6に記載の装置。
    に記載の方法。
15. 第1のAC電場が、第1の時間間隔の第1の部分の間、第1の方向で標的領域に印加され、第1のAC電場が、第1の時間間隔の第2の部分の間、第2の方向で標的領域に印加され、第1の方向と第2の方向との間の角度が60°〜90°である、請求項6に記載の装置。
16. 第2のAC電場が、第2の時間間隔の第1の部分の間、第1の方向で標的領域に印加され、第2のAC電場が、第2の時間間隔の第2の部分の間、第2の方向で標的領域に印加される、請求項15に記載の装置。
17. 第2の周波数と第1の周波数とが異なり、第1の時間間隔が5秒未満であり、第2の時間間隔が5秒未満である、請求項6に記載の装置。
18. 第1のAC電場の方向が、前記繰り返す工程(a)及び(b)の少なくとも一部の間変更され、第2のAC電場の方向が、前記繰り返す工程(a)及び(b)の少なくとも一部の間変更される、請求項6に記載の装置。