JP2019507519A - フェーズドアレイにおける低熱インピーダンス構造 - Google Patents

フェーズドアレイにおける低熱インピーダンス構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019507519A
JP2019507519A JP2018534052A JP2018534052A JP2019507519A JP 2019507519 A JP2019507519 A JP 2019507519A JP 2018534052 A JP2018534052 A JP 2018534052A JP 2018534052 A JP2018534052 A JP 2018534052A JP 2019507519 A JP2019507519 A JP 2019507519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
antenna
module
base plate
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018534052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6833854B2 (ja
Inventor
ジェームズ エメリック,
ジェームズ エメリック,
ロバート, エム. ハニーカット,
ロバート, エム. ハニーカット,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Blue Danube Systems Inc
Original Assignee
Blue Danube Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Blue Danube Systems Inc filed Critical Blue Danube Systems Inc
Publication of JP2019507519A publication Critical patent/JP2019507519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6833854B2 publication Critical patent/JP6833854B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/02Arrangements for de-icing; Arrangements for drying-out ; Arrangements for cooling; Arrangements for preventing corrosion
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2291Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used in bluetooth or WI-FI devices of Wireless Local Area Networks [WLAN]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/42Housings not intimately mechanically associated with radiating elements, e.g. radome
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/48Earthing means; Earth screens; Counterpoises
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0006Particular feeding systems
    • H01Q21/0025Modular arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0087Apparatus or processes specially adapted for manufacturing antenna arrays
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/22Antenna units of the array energised non-uniformly in amplitude or phase, e.g. tapered array or binomial array
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q23/00Antennas with active circuits or circuit elements integrated within them or attached to them
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/314Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
    • H01Q5/335Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors at the feed, e.g. for impedance matching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

アンテナシステムは、金属ベースプレートと、ベースプレートの前面に配置され、そこから離れるように延びるアンテナ素子と、グランドプレーンを備え、ベースプレートに隣接して熱接触する回路基板と、電力増幅器およびI/Oコネクタを備える、回路基板上の複数の電気部品と、ベースプレートと分離しており、平行であり、対向し、回路基板は、ベースプレートと支持板との間に配置される、金属支持板と、回路基板上のI/Oコネクタと嵌合し、且つ、回路基板をマスターボードに電気的に接続するI/Oコネクタを備えるマスターボードであって、マスターボードは回路基板と支持板との間に配置され、回路基板に信号を送るための信号経路を含む、マスターボードと、を備える。

Description

本出願は、米国特許法第119(e)条の下、2015年12月29日に出願された「A Low Thermal Impedance Structure in a Phased Array」という名称の米国仮特許出願第62/272,201号の利益を主張し、その全内容は参照により本明細書に組み入れられる。
本開示は、概して、セルラまたは無線ローカルエリアネットワーク等において使用されるようなフェーズドアレイに関し、より詳細には、そのようなフェーズドアレイの熱管理に関する。
フェーズドアレイは、自由空間においてビーム放射パターンを生成し、選択的通信チャネルの形成を可能にする。フェーズドアレイは、複数のアンテナを、一般的に無線周波数(RF)信号の2分の1波長分ずつ互いに離間して、平面上に格子状に配置することにより形成される。フェーズドアレイは、アンテナの各々に与えられるRF信号の位相と振幅を調整することにより、所望の方向に放射パターンを生成することができる。これらの調整により、発せられる無線RF信号は、特定の方向において増強され、他の方向において抑制される。同様に、フェーズドアレイは、他の方向から届く無線RF信号を抑制しながら、自由空間の好ましい方向からの無線RF信号の受信を強化するために用いることができる。到来するRF信号は、フェーズドアレイによって捕捉された後、位相および振幅が調整されて結合されることで、自由空間の所望の領域から受信されたRF信号については増強し、自由空間の望ましくない領域から受信されたRF信号については抑制する。無線ビームは電子的に操作されて通信チャネルを送受信し、これにより、アンテナの位置または方向を機械的に調整する必要がなくなる。
フェーズドアレイでは、アレイを形成する複数のアンテナが一斉に動作するオーケストレーション(orchestration)が求められる。コーポレートフィードネットワークは、フェーズドアレイを形成する複数のアンテナの各々に、ある一つのRF信号と同一のコピーを送ることにより、フェーズドアレイにそのタイミングを与える。平面領域上に複数のアンテナを均一に配置することにより、フェーズドアレイは、X方向およびY方向の両方向においてるRF信号の搬送波周波数の数波長分に亘って延びる平坦な表面領域を有するものになる。例えば、正方形の平面領域に配置された100個のアンテナを備えるフェーズドアレイであれば、各方向にRF搬送波周波数の5波長分に等しい辺寸法を有するであろう。
電力増幅器(PA)は、個別パッケージや集積回路部品の中にパッケージされており、送信信号がアンテナに渡される前に増幅する。電力増幅器(PA)は、半導体チップ内に造り込まれる。その後、チップはパッケージされ、システム内のプリント配線板(PWB)上に実装される。PA用の回路基板は、積層体の非導電性の層の間に貼り合わされた1つまたはそれ以上の金属シートを備えるPWBである。いくつかの金属シートは、対応する回路図に示されるようにパターン化されて、集積回路部品と他の個別部品との端子を電気的に接続する配線相互接続ネットワークを形成する。また、他の金属シートは、ヒートスプレッダとして使用されることがあり、回路基板の平面に沿って横方向に熱を拡散させる。集積回路部品は、PWBの一方の表面にパッケージされ、半田付けされるか、または、ベアダイとしてPWBに表面実装された後、PWBの表面にワイヤボンディングされるか、半田バンプされ得る。
フェーズドアレイの電力増幅器は、高いピーク対平均電力比(PAPR)を有する信号を処理するように設計されている。そのようなPAは、ピーク電力比で線形的に動作するように設計されている。しかし、そうすることで、信号が平均電力比を有する場合に、PAの電力効率が低下する。ピーク電力比が生じるのは、一般的には稀なことである。従って、PAが常に線形的に動作することを確実にするため、信号が平均電力比を有する場合、PAは、散逸が大きい熱損失を生じさせることになる。1つのPAは、25W以上の熱を生成し得る。100個のアンテナを備えるフェーズドアレイは、2500Wも生成し得る。対照的に、1つのアンテナを駆動する電流基地局のPAは、100W程度しか散逸しない。
アンテナおよびフェーズドアレイの電気部品は、雨、雪などの気象条件からアンテナを保護するため、密閉環境に配置される。しかし、アンテナおよび電気部品を保護するために用いられる密閉環境は、アンテナが搭載されたPWBから発生する熱の排出をも妨げてしまう。これにより、フェーズドアレイシステムの過熱による問題が生じる可能性がある。
概して、一態様において、本発明は、前面および背面を有する熱伝導性のベースプレートと、複数の熱伝導性のスタンドオフと、上記ベースプレートの前面に配置され、且つ、上記ベースプレートの前面から離れるように延びるアンテナ素子と、前面および背面を有する回路基板であって、該回路基板の背面にグランドプレーンを備え、該回路基板のグランドプレーンは、上記ベースプレートの背面に隣接して熱接触する、回路基板と、該回路基板に取り付けられた複数の電気部品であって、I/Oコネクタを備える、複数の電気部品と、上記ベースプレートと熱接触する電力増幅器であって、送信信号を用いて前記アンテナ素子を駆動する、電力増幅器と、を備えるアンテナモジュールを備えるアンテナシステムを特徴付けるものである。該アンテナシステムは、前面および背面を有する熱伝導性の支持板であって、該支持板の前面は、上記ベースプレーの前面と分離しており、平行であり、且つ、対向し、上記回路基板は、上記ベースプレートと該支持板との間に配置される、支持板と、上記回路基板上の上記I/Oコネクタと嵌合し、且つ、上記回路基板をマスターボードに電気的に接続するI/Oコネクタを備えるマスターボードであって、該マスターボードは上記回路基板と上記支持板の前面との間に配置され、上記回路基板に信号を送るための信号経路を含む、マスターボードと、を更に備え、上記複数の熱伝導性のスタンドオフは、上記ベースプレートを上記支持板に熱的に接続する。
他の実施形態は、次の特徴を1つまたはそれ以上含む。上記電力増幅器は、ベースプレートに直接取り付けられている、または、上記回路基板に直接取り付けられている。上記ベースプレートおよび上記支持板は金属製である。上記アンテナシステムはまた、上記支持板に熱接続されたヒートシンクアッセンブリを備え、該ヒートシンクアッセンブリは、上記回路基板によって生成される熱を対流的に消散させる複数の金属フィンを備える。上記マスターボードは、上記複数のスタンドオフが通過する複数の穴を備えることで、上記ベースプレートを上記支持板に熱接続させる。上記アンテナシステムは、上記回路基板の背面と上記ベースプレートの背面と間に挟まれる熱伝導材料を更に備える。該熱伝導材料は、熱伝導性のガスケットである。上記マスターボード上の信号経路は、上記回路基板にIF信号および局部発振器信号を送るためのものである。上記アンテナシステムはまた、上記アンテナモジュールおよび上記マスターボードを覆い、且つ、保護する、RF透過レドームを備える。該マスターボードは、受動電気部品のみを備える。該マスターボードは、上記支持板に取り付けられている。上記回路基板および上記マスターボードはプリント配線板である。
概して、本発明の他の一態様は、複数のアンテナモジュールと、熱伝導性の支持板と、該支持板上に設けられるマスターボードであって、該マスターボードは、上記複数のアンテナモジュールに信号を送るための信号経路を含み、且つ、複数のI/Oコネクタを含み、複数のアンテナモジュールが該マスターボードに電気的に接続されている、マスターボードと、を備え、上記複数のアンテナモジュールの各アンテナモジュールは、前面および背面を有する熱伝導性のベースプレートと、複数の熱伝導性のスタンドオフと、該ベースプレートの前面に配置され、且つ、該ベースプレートの前面から離れるように延びるアンテナ素子と、前面および背面を有する回路基板であって、該回路基板の背面にグランドプレーンを備え、該回路基板のグランドプレーンは、上記ベースプレートの背面に隣接して熱接触する、回路基板と、該回路基板に取り付けられた複数の電気部品であって、I/Oコネクタを備える、複数の電気部品と、上記ベースプレートと熱接触する電力増幅器であって、送信信号を用いて上記アンテナ素子を駆動する、電力増幅器と、を備えることを特徴付けるものである。上記複数の熱伝導性のスタンドオフは、上記アンテナモジュールのベースプレートを上記支持板に熱的に接続させる。
図1は、クロスポールアンテナの2つの例の斜視図を示す。 図2は、くの字型部分を有するモジュールグランドプレーンよりも上に配列されたクロスポールアンテナを示す。 図3は、モジュールグランドプレーンよりも下に配置された熱伝導ガスケットを示す。 図4は、熱伝導ガスケットよりも下に配置されたモジュール回路基板を示す。 図5は、共に接続されたモジュール回路基板および熱伝導ガスケットを示す。 図6は、モジュールグランドプレーンに接続されたクロスポールアンテナを示す。 図7は、共に接続されてモジュールを形成する4つの構成要素:クロスポールアンテナ、モジュールグランドプレーン、熱伝導ガスケット、およびモジュール回路基板を示す。 図8は、図7のA−A’を含む垂直面に沿う断面図を示す。 図9は、モジュールの2つの例を示す。 図10は、共に結合されたモジュールの2つの例を示す。 図11は、モジュールとマスターボードの斜視図である。 図12は、モジュール、マスターボード、およびモジュール金属支持体の斜視図を示す。 図13は、モジュール金属支持体に接続されたマスターボードを示す。 図14は、モジュール金属支持体に接続されたモジュールを示す。 図15は、図14のB−B’を含む垂直面に沿う断面図を示す。 図16は、フェーズドアレイの平面図を示す。 図17は、図16における領域16−1の拡大図を示す。 図18は、図16における領域16−2の拡大図を示す。 図19は、フェーズドアレイの一部を密閉するレドームと、露出したフィンからの対流熱流とを伴う、フェーズドアレイの平面図を示す。 図20は、図19の領域19−1の拡大図を示す。 図21は、より大きい空間A−Bおよび露出したフィンからの対流熱流を有するフェーズドアレイの平面図を示す。 図22は、RF遮蔽された構成要素を含む空間A―Bを伴う、図21の領域21−1の拡大図を示す。 図23は、図21のC−C’を含む垂直面に沿う断面図を示す。 図24は、共に接続されてモジュールを形成する4つの構成要素:クロスポールアンテナ、モジュールグランドプレーン、熱伝導ガスケット、およびモジュール回路基板を備える、モジュールスタンドオフなしのモジュールを示す。 図25は、図24の断面図である。 図26は、モジュールスタンドオフなしのモジュールの2つの例を示す。 図27は、共に結合された、モジュールスタンドオフなしがモジュールの2つの例を示す。 図28は、モジュールスタンドオフなしのモジュールおよびマスターボードの斜視図である。 図29は、モジュールスタンドオフなしのモジュール、マスターボード、および伝熱バーの斜視図を示す。 図30は、モジュールスタンドオフなしのモジュール、マスターボード、伝熱バー、および熱フィンを有するベースプレートの斜視図を示す。 図31は、共に結合された、モジュールスタンドオフなしのモジュール、マスターボード、伝熱バー、および熱フィンを有するベースプレートを示す。 図32は、フェーズドアレイの平面図を示す。 図33は、図32の領域32−1の拡大図を示す。 図34の(A)は、垂直フィンを示すフェーズドアレイの背面図を示し、(B)は、周囲環境への熱移送を向上させるために斜めに配置されたフィンを示すフェーズドアレイの背面図を示す。 図35は、分割されたマスターボードが分電盤に接続されているフェーズドアレイの中央部における底面図を示す。 図36は、分割されたマスターボードが分電盤に接続されている別の実施形態のフェーズドアレイの中央部における底面図を示す。
図1は、クロスポールアンテナ1−1の2つの例の斜視図を示す。各クロスポールアンテナは、互いに直交する2つのダイポールアンテナを備える。例えば、セグメント1−2上のダイポールアンテナは、セグメント1−7上のダイポールアンテナと直交している。ダイポールアンテナ1−4の半分がセグメント1−2上に図示されている。ダイポールはセグメント1−7の背面側にあるため、セグメント1−7上のダイポールアンテナは、この図の方向からは見えない。右側のクロスポールアンテナは、互いに直交するセグメント1−8および1−9を備える。ダイポールは、セグメント1−8上で、C形状のパターン1−6および1−10として見ることができる。セグメント1−8および1−9の底部の交差部に配置されているアンテナリード1−5は、クロスポールアンテナを駆動する。同様のアンテナリードが、左側のクロスポールアンテナについても、同様の位置に配置されている。取り付けブラケット1−3は、クロスポールアンテナをグランドプレーン表面に取り付けるために用いられる。正面視は、ダイポールアンテナ1−6および1−10を示しており、これらは、アンテナセグメント1−8用の回路基板の表面にパターン形成された金属層から作製されている。このようなアンテナとして、現在知られている、または、今後開発される、RF信号を送信または受信する機能を有する、任意の適切なアンテナ、ダイポール、パッチ、マイクロストリップ等が用いられてよいことは、理解されるべきである。
図2は、クロスポールアンテナに対するモジュール金属板2−1の斜視図を示す。モジュール金属板は、少なくとも1つのモジュールスタンドオフ2−2および対応するモジュールフット2−5を備える。モジュールスタンドオフ2−2およびモジュールフット2−5は、くの字型(ドッグフット形状)を形成する。モジュールフットは、取り付けのために用いられる1組の穴2−3を備えている。モジュール金属板は、フロントエンド回路をアンテナリードに接続する電気リード用の穴2−4も備えている。穴2−4は、クロスポールアンテナのうちセグメント1−8上のアンテナに対応する1つのダイポールアンテナの入力ノードと位置合わせされている。クロスポールアンテナのうちセグメント1−9上のアンテナに対応する直交ダイポールアンテナ用の穴は、図を簡略化するために図示していない。同様に、「アンテナリード用の穴」は、クロスポールアンテナのうちセグメント1−7上のアンテナに対応する1つのダイポールアンテナの入力ノードと位置合わせされる。セグメント1−2上のアンテナに対応するこのクロスポールアンテナの直交ダイポールアンテナ用の穴は、図を簡略化するために図示していない。一般的に、穴は、各アンテナに関連付けられている。複数のアンテナには、モジュール金属板に対応する複数の穴が必要である。
モジュール金属板は、約3.1mmの厚さを有するアルミニウムであるが、他の金属が代替物として用いられてもよい。熱伝導率が大きい金属の例には、銅、銀、亜鉛、ニッケル、鉄などが含まれるが、これらに限定されない。更に、金属合金も、このシステムの構築に用いることができる。くの字型部分は、モジュール金属板の先端を連続的に曲げることによって形成されてもよい。第1の曲部がスタンドオフ部分を形成し、スタンドオフ部分の先端の第2の曲部が、フットを形成する。スタンドオフおよびフットからなるくの字型構造は、くの字型部分を形成する別個の金属部品として提供されてもよく、その場合、ねじ、ナットおよびボルト等の締結手段や、導電性セメント等の組み合わせによってモジュール金属板に取り付けられる。
図3は、モジュール金属板に対する熱伝導ガスケット3−1の斜視図を示す。ガスケットの表面には、モジュール金属板の穴2−4およびクロスポールアンテナのアンテナリード1−5に位置合わせされる2つの穴3−2がある。いくつかの実施形態では、ガスケットは、2つの部品を一体的に固定するために、ペースト、接着剤、または金属性接着剤などで置き換えられてもよいし、締結具(ねじ、ボルトなど)により接続されてもよい。ガスケットは、導電性または絶縁性のいずれの電気特性を有していてもよい。ガスケットの使用は任意である。
図4は、ガスケット、モジュール金属板、およびクロスポールアンテナに対する、モジュール回路基板4−1の斜視図を示す。モジュール回路基板4−1は多層PWB基板であり、集積回路、他の個別部品、およびその上に取り付けられたI/Oコネクタ4−2を備えている。クロスポールアンテナを駆動するために用いられる少なくとも1つの電力増幅器(PA)が、モジュール回路基板に搭載される。PAの出力リードは、モジュール基板上で位置4−3においてアクセスされ得る。なお、PAのアクセスポイント4−3は、穴3−2、穴2−4、およびアンテナリード1−5と位置合わせされている。多層PWB基板は、PWB上に、または可能であればPWB内に、少なくとも2つの目的を果たす1つまたはそれ以上の金属シートを備える。少なくとも2つの目的のうち、1つ目は、PWBの領域に亘って広がるグランドプレーンとしてであり、2つ目は、PWB上に搭載されている電気部品によって発生された熱を横方向に移送するヒートスプレッダとしてである。
図5は、回路基板4−1の上面にガスケット3−1の底部があることを示す。図6は、モジュール金属板2−1へのクロスポールアンテナ1−1の取り付けを示し、4つのダイポールアンテナがモジュール金属板2−1に取り付けられていることを表わす。しかし、他の実装は、この特定の構成またはアンテナの数に限定されない。様々な実施形態は、モジュール金属板に取り付けられた1つまたはそれ以上のアンテナを含む。任意の2つのアンテナは、互いに直交して、平行に、または任意の向きに配置されてもよい。取り付けブラケット1−3は、留め具を用いて、アンテナをモジュール金属板に接続する。なお、アンテナリード1−5は、モジュール金属板2−1の穴2−4およびガスケットの穴3−2と位置合わせがなされる。他の実施形態では、ガスケットを完全に省いてもよい。代わりに、PWBのグランドプレーン金属は、2枚を一体に固定する締結具(ねじ、ボルトなど)を用いて、または、ペースト、接着剤、または金属性接着剤などを用いて、モジュール金属板接点に直接的に接続されてもよい。
図7は、モジュール金属板の底面にガスケットの上面を取り付けた後の完成品モジュール7−1を示す。ガスケットは、モジュール回路基板をモジュール金属板から電気的に絶縁することができる。しかし、ガスケットは、高い熱係数を有し、回路上の回路部品(特にPA)によって生成された熱を、モジュール金属板に効率よく移送する。組み立て後のモジュールは、2つのクロスポールアンテナ、少なくとも1つのモジュールスタンドオフとモジュールフット、および少なくとも1つのI/Oコネクタを備える。このようなモジュール7−1は、フェーズドアレイを構成する基礎的要素として用いられる。図7は、フェーズドアレイ用の一つのモジュールの一例を示す。モジュール設計および組み立てについての情報、モジュールの電気的および構造的特性、ならびにモジュールフェーズドアレイの他の部品の他の形態に関する説明については、2015年7月22日に出願された「Modular Phased Array」という名称の米国仮特許出願第62/195,456号を参照されたく、その全内容は参照により本明細書に組み入れられる。A−A’を含む垂直面に沿う矢視7−2が、図8に示される。
図8は、A−A’を含む垂直面におけるモジュールの側方断面図7−2を示す。セグメント1−8および1−9を含む右側のクロスポールアンテナは、穴8−1の上に両セグメントの交点が位置合わせされる。モジュール金属板2−1の穴2−4、ガスケット3−1の穴3−2、およびPAの出力リード4−3に対応するモジュール回路基板4−1の穴が位置合わせされて、最終的な穴8−1が構成される。穴8−1は、モジュール金属板の一方の側に位置するアンテナのリードと、PWBについて上記モジュール金属板の他方の側に位置するPWBに搭載されたPAの出力リードとの間に、開口部を形成する。金属配線8−2は、絶縁誘電体カバーに覆われ、または、露出したままで、PAの出力リードをアンテナの入力リードに接続するために用いられる。電線および穴は、約50オームのインピーダンスで特徴付けられる同軸電気配線を形成するのに適切な寸法を有する。一実施形態では、金属配線は、PWBの上面のリードに半田付けされ、金属配線の他端は、アンテナのリードに半田付けされる。代替的な実施形態として適しているものであれば、金属配線を一端または両端で接続する他の方法を用いてもよい。例として、圧着コネクタ、プラグおよびソケットコネクタ、ブレードコネクタなどが挙げられる。
フェーズドアレイ内のPWBに関連する電気部品の一部または全ては、RFシールドを用いて遮蔽される。フェーズドアレイの電気システム(アンテナ、PA出力リード)は大量の電磁放射を生成し、この電磁放射は近くにある電気部品によってピックアップされる可能性がある。RFシールドは、これらの電気部品の近くに配置される金属カバーであり、漂遊電磁放射射からこれらの部品を絶縁する。RFシールドは、電気部品の密閉環境を形成しようとする。RFシールドは、電磁放射がこれらの密閉された電気部品の通常の動作を妨げることを阻止する。
セグメント1−7および1−2を含む左側のクロスポールアンテナは、同様に、モジュール回路基板4−1に電気的に結合される。モジュール回路基板4−1は、ガスケット3−1に接触する露出した銅層を有する。回路基板の反対側には、少なくとも1つのPA8−3、集積回路8−4、個別部品、および少なくとも1つのI/Oコネクタ(図示略)が、表面に設けられている。ガスケットは可撓性材料であり、スルーホールなどによる製造工程によって生じる、製造されたPWBのグランドプレーン側の不均一な高さのばらつきを補うのに役立つ。他の実施形態では、ガスケットを完全に省いてもよい。代わりに、PWBのグランドプレーン金属は、2枚を一体に固定する締結具(ねじ、ボルトなど)を用いて、あるいは、ペースト、接着剤、または金属性接着剤などを用いて、モジュール金属板に直接接続してもよい。
別の実施形態では、PAは、モジュール金属板2−1に直接(図示略)取り付けられる。一実施形態では、PWBは、PAの集積回路が挿入されてモジュール金属板に直接取り付けることができる開口を有する。PAによって生成された熱は、集積回路を通ってモジュール金属板へ熱を伝導する。PAの集積回路は、熱伝導性接着剤またはペーストを用いて、モジュール金属板に接着される。ワイヤボンドまたはタブアタッチメントは、PWBとPAの入力/出力パッドとの間で電気信号を伝える。PAの出力端子は、穴8−1を介してアンテナに接続される。
図9は、並べられた2つのモジュール7−1の斜視図を示す。図10は、部品モジュール10−1を形成する2つのモジュール7−1の配置を示す。図11は、マスターボード11−1に対する部品モジュール10−1の斜視図を示す。マスターボードは、中間周波数(IF)信号および局部発振器(LO)信号を複数の部品モジュールに送る(この特定の例示的な実施形態では、受動電気部品のみを含み、能動電気部品は含まない)。より具体的には、マスターボードは、1つまたはそれ以上のLO信号および出力IF信号を、マスターボード上の少なくとも1つのソース位置からこのコネクタを介して全てのモジュールに分配し、モジュールから受信した1つまたはそれ以上の入力IF信号を、コネクタを介してマスターボード上の少なくとも1つのシンク位置に分配し、分配ネットワークには、コーポレートフィードネットワークまたは双方向シグナリング(BDS)ネットワークのいずれかを用いる。BDSネットワークは、BDSがシリアルリンク分配であるため、コーポレートフィードネットワークと比較した場合、ソースと宛先との間の全体的な伝送回線長と信号損失を低減する。BDSネットワークの説明については、例えば、2014年2月6日に公開された「Method and System for Multi−point Signal Generation with Phase Synchronized Local carriers」という名称の米国特許出願公開第2014/0037034号を参照されたく、その全内容は参照により本明細書に組み入れられる。
マスターボードは、露出した金属により裏面が覆われたPWBである。部品モジュールのI/Oコネクタ4−2は、マスターボード11−1に配置された嵌合インターフェース11−2と位置合わせされる。嵌合インターフェース11−2は雄コネクタであり、I/Oコネクタ4−2は雌コネクタであるが、これらの雄/雌コネクタの位置は交換してもよい。I/Oコネクタがマスターボードの嵌合インターフェースと嵌合すると、モジュール回路基板は、マスターボード上に分配されたIF/LOネットワークに接続することができる。マスターボード11−1はまた、部品モジュール10−1を形成するモジュールのモジュールスタンドオフおよびモジュールフットと位置合わせされたカットアウト開口11−3を有し、そのいくつかは、この図では隠れている。これらのカットアウト開口は、両方のモジュールのモジュールスタンドオフとモジュールフットが妨げられることなくマスターボードを通過することを可能にする。カットアウト開口により、マスターボードは、2つまたはそれ以上の回路基板として製造されるのではなく、単一の回路基板として製造されることが可能になる。単一の回路基板として製造されたマスターボードは、フェーズドアレイの全てのモジュールとの間で伝搬する全てのIF信号およびLO信号が受ける電気的特性を、確実に均一に保つ。マスターボードを2つまたはそれ以上の回路基板に分けると、伝搬するIF信号およびLO信号に表される電気トレースの電気的特性が不一致となる可能性が高くなる。回路基板間の電気的特性の不一致は、望ましくない「同期飛行時間」として知られる重要なパラメータに影響を及ぼす可能性がある。同期飛行時間の議論については、2012年6月7日に公開された「Low Cost, Active Antenna Arrays」という名称の米国特許出願公開第2012/0142280号を参照されたく、その全内容は参照により本明細書に組み入れられる。
図12は、マスターボード11−1および部品モジュール10−1に対する、モジュール金属支持体12−1の斜視図を示す。モジュール金属支持体は、必要に応じて、モジュール金属支持体の構造に更なる強度を与えるために曲部を有する。図13は、モジュール金属支持体12−1に固定されたマスターボード11−1を示す。図14に示すように、部品モジュール10−1は、モジュール金属支持体12−1に取り付けられる。モジュールスタンドオフ2−2は、モジュール金属板から垂直方向に長さを有するように設計されることで、モジュール金属板2−1とモジュール金属支持体12−1との間に形成されるキャビティがマスターボード11−1を収容するのに十分な大きさであることを保証し、各モジュールのI/Oコネクタ4−2をマスターボードの嵌合インターフェース11−2に挿入することを可能にする。モジュールのモジュールフット2−5は、モジュール金属支持体の金属表面に接触する。カットアウト開口11−3は、(図では見えない)モジュールフットがマスターボード11−1を通過し、モジュール金属支持体12−1と直接接触できるようにし、フットと支持体との間の効率的な熱伝導を可能にする。各モジュールフットは、モジュールフットの穴2−3内に配置される締結具によってモジュール金属支持体に取り付けられる。これらの締結具は、ねじ、ナットおよびボルト、クイックリリースラッチなどであってもよい。モジュールフットをモジュール金属支持体に取り付ける締結具は、熱的な接続と電気的な接続の両方を、これら2つの部品間で確実に生じさせる。熱的接続とは、モジュール内の電気部品によって生成された熱を、モジュール金属支持体12−1に移送することである。電気的接続とは、モジュールの金属構造とモジュール金属支持体とが、等電位にあることを補償することである。モジュール金属板は、電圧供給源、例えば接地電位に結合され、アンテナのグランドプレーンとして機能する。次に、B−B’を含む垂直面に沿う断面図を示す。
図15は、B−B’を含む平面の底面図14−1を示す。4つのモジュールのアウトライン7−1a、7−1b、7−1c、および7−1dが示されている。各モジュールは、モジュールフット2−5の2つの例を有する。マスターボード11−1には、2つのカットアウト11−3が設けられている。モジュール7−1aの右側のフットとモジュール7−1bの左側のフットは、マスターボード11−1の開口11−3を通過する。2つのモジュール7−1aおよび7−lbは、1つのインスタント(即席)の部品モジュール10−1を形成する。2つ目のインスタントの部品モジュール10−1は、モジュール7−1cおよび7−1dによって形成される。モジュールは、並べて配置されると互いに適合するように形作られている。各フット2−5は穴2−3を有し、対応する整合穴を有するモジュール金属支持体12−1に各モジュールを取り付けることを可能にする。なお、各列に更にモジュールを追加し、それに対応してマスターボードを延長することによって、フェーズドアレイのサイズを負のY方向に拡大してもよい。同様に、必要に応じて、モジュールの別の列を追加し、マスターボードを右側に延ばし、マスターボードに更なるカットアウトを含めて、フェーズドアレイをX方向に拡大してもよい。
図16は、組み立てられたフェーズドアレイの断面図を示す。アンテナは、モジュール金属板に取り付けられ、モジュールスタンドオフとモジュールフットは、モジュール金属板に接続されている。モジュール回路基板は、ガスケットを介してモジュール金属プレートの底面に接続されている。マスターボードは、モジュール金属支持体に接続され、点線の楕円16−1の領域内にカットアウトを示す。カットアウトにより、各モジュールフットがマスターボードの面を通過し、モジュール金属支持体に接触することができる。モジュール回路基板は、I/Oコネクタが嵌合インターフェースと嵌合することにより形成されたコネクタによって、マスターボードに電気的に接続される。サーマルレール16−3は、モジュール金属支持体をベースプレート16−4に接続する。サーマルレールは、モジュールスタンドオフおよび対応するモジュールフットの下に配置され、これらの2つの部品間の熱インピーダンスを最小限に抑える。これにより、モジュール回路基板からサーマルレールへ流れる熱の熱インピーダンスが最小限に抑えられる。ベースプレートは、フェーズドアレイに更に構造的なサポートを加え、サーマルレールから受け取った熱をベースプレート全体に分配する。分配された熱は、ベースプレート内で横方向および垂直方向下方に移動する。熱は、ベースプレートの底部に接続された複数のフィン16−5および最も外側のフィンを保護する外側保護シュラウドに流れる。フェーズドアレイの一実施形態は、構造部品:モジュール金属板、サーマルレール、ベースプレート、フィン、および保護シュラウドを形成する金属として、アルミニウムを用い、コストおよび重量を低減するが、他の金属も適している。高い熱伝導率を有する金属の例には、銅、銀、亜鉛、ニッケル、鉄などが含まれるが、これらに限定されない。例えば、金属合金を、本システムの構築に用いることができる。金属部品の厚さは、熱を十分に運び、構造的完全性を与え、コストを最小限にし、フェーズドアレイの重量を最小にするために、約3000μmである。重量が問題にならない場合には、3000μmを超える厚さが用いられてもよく、3000μm未満の厚さでは、熱抵抗が増加するが、重量をより少なくできる。更に、用いられる金属の種類および各金属部品に用いられる厚さは、各々、ユニットの所望のコスト、重量、熱抽出、および強度を達成するフェーズドアレイを製造するための代替的な実施形態として、独立して選択および調整することができる。点線の楕円16−1および点線の楕円16−2は、これらの領域をより詳細に示すために拡大される領域を特定する。
モジュール金属板に取り付けられたPWBの開示された構造は、PWB内の金属シートに沿って横方向熱インピーダンスを著しく低減させる。PWBの裏側の薄い銅層(典型的には、僅か25ミクロンの厚さ)は、発熱する電気部品から放熱する能力に限りがある。モジュール金属板は、PWBの銅金属シート内で利用可能なものに加えて、横方向熱流路を提供する。更に、モジュール金属板は、25ミクロンよりもかなり大きい厚さで設計することができ、これにより、PWB上の発熱する部品から放熱する、より効率的な方法を提供することができる。モジュール金属板の一実施形態では、PWB内で典型的に用いられる金属シートより2桁大きい、厚さ3000ミクロンのアルミニウムが用いられる。この実施形態の横方向熱インピーダンスは、熱インピーダンスを2桁近く低減させることができる。
図17は、図16の領域16−1を示し、回路基板上に取り付けられた部品(集積回路、能動素子および受動素子など)から、様々な構造部品を介して、サーマルレール16−3までの、熱流を詳細に示す。PAは、通常の動作中に大量の熱を消散する。1つのPAは、25W以上の熱を生成させることができる。各々がPAを必要とする100個のアンテナを備えるフェーズドアレイは、2500Wも生成させることができる。各PAが生成する熱は、フェーズドアレイから、低熱インピーダンス経路を介して、外部環境に除去される必要がある。低い熱インピーダンスを達成する一実施形態が説明される。白い矢印は、フェーズドアレイを形成する構造部品を通る熱流の方向を示す。(熱流量の大きさを表す場合)各矢印の太さは、縮尺通りに描かれていない場合がある。構造部品の多くは、PWB基板の積層を除いて、金属製である。例えば、表面実装集積回路IC−1およびPAからの熱流17−1および17−2は、回路基板のグランドプレーンに達する前、回路基板4−1内の積層に垂直に流れる。ガスケット3−1により、回路基板4−1が回路基板のグランドプレーンの全表面に亘り良好に熱接触することが確実となる。ガスケットは、回路基板をモジュール金属板に固定するために、代替的には、ペースト、接着剤、または金属性接着剤などに置き換えられてもよいし、締結具(ねじ、ボルトなど)で接続されてもよい。熱は、電気絶縁ガスケット3−1(使用される場合)の低熱インピーダンスを通ってモジュール金属板2−1に流れる。
PWBの積層層は、一般的に、熱流に対して高い熱インピーダンスを与える。この高い熱インピーダンスは、PAパッケージの面積を大きくすることで、このより大きい領域に熱を拡散させるのに役立つ場合、低減されることができる。更に、集積回路内のPA回路の実際の配置は、半導体のより大きい表面積に亘り再設計および配置されてもよい。PAの電力消費増幅器ステージによって生成される熱は、半導体内のより広い領域に亘って拡散され、パッケージ化された装置とモジュール金属板との間のPWBの積層の熱インピーダンスを低減するのに更に役立つであろう。
モジュール金属板2−1は、熱流17−3をモジュールスタンドオフ2−2に導き、モジュールスタンドオフ2−2は、モジュール金属支持体12−1に熱を移送する。モジュール金属板によって捕捉された熱の大部分は、モジュールスタンドオフ金属部品2−2を介して、熱流17−6によって示されるように、モジュール金属支持体に移送される。マスターボード上の集積回路パッケージは、熱を、PWBを介して垂直方向に、モジュール金属支持体12−1に移送する。例えば、集積回路IC−2の熱流17−4は、マスターボードの回路基板を介してモジュール金属支持体12−1に流れる。マスターボードの裏面の露出した金属層は、モジュール金属支持体と直接熱接触している。マスターボードによって生成される熱は、PAを備えるモジュール回路基板の熱よりはるかに小さいので、ガスケットは必要でない場合がある。マスターボードの残りの全ての部品からの熱流17−5は、モジュール金属支持体12−1によってサーマルレール16−3に向かって運ばれる。モジュールスタンドオフ2−2からの熱流17−6およびモジュール金属支持体からの熱流17−5は、サーマルレール16−3内の熱流17−7aおよび17−7bとして組み合わさる。なお、モジュール金属板2−1とサーマルレール16−3との間の熱インピーダンスを最小にするために、サーマルレール16−3はモジュールスタンドオフ2−2の下に配置される。これにより、PAから流れる熱についての熱インピーダンスが最小限に抑えられる。
図18は、図16の領域16−2を示し、コネクタの近くの回路基板上に取り付けられた部品からの熱流を詳細に示す。熱流は、モジュール金属板およびモジュール金属支持体の構造部品を通る矢印によって示される。コネクタ18−1は、モジュール回路基板とマスターボードとの間で信号を伝達するために用いられる。コネクタは、通常、高い熱インピーダンスを有し、効率的な熱伝導体ではない。白い矢印は、モジュール回路基板とマスターボードPWBからの構造部品を通る熱流の方向を示します。構造部品の多くは、PWB基板の積層を除いて、金属製である。例えば、集積回路IC−3からの熱流18−2は、回路基板のグランドプレーンに達する前、モジュール回路基板内の積層に垂直に流れる。熱は、電気絶縁/熱伝導ガスケットを通ってモジュール金属板に流れる。モジュール金属板は、熱をモジュール金属支持体に移送する最も近いモジュールスタンドオフ(図示略)に向けて、熱流18−2の殆どを導く。PAの熱流18−3は、同様の経路に沿って流れる。モジュール金属板によって捕捉された熱は、モジュール金属支持体(図示略)に移送される。マスターボード上の集積回路パッケージは、それらの熱を、PWBを介してモジュール金属支持体に移送する。例えば、集積回路IC−4からの熱流18−4は、マスターボードを通ってモジュール金属支持体に流れる。マスターボードの部品からの熱流18−5は、モジュール金属支持体によってサーマルレール(図示せず)に向かって運ばれる。
図19は、RF透過レドームで覆われたフェーズドアレイの断面上面図を示す。言い換えれば、レドームは、RFエネルギーの通過を可能にする一方で、外部環境の気象条件に対する障壁としても機能するシールドである。レドーム19−2は、ベースプレート16−4に取り付けられ、アンテナ、モジュール金属板2−1、モジュールスタンドオフ、モジュール金属支持体、およびサーマルレールを収容する密閉空間を形成する。サーマルレール16−3は、密閉環境内でベースプレート19−5とモジュール金属支持体12−1との間に内部キャビティAおよびBを形成するように長さが決められている。これらのキャビティは、フェーズドアレイを動作させるのに必要な残りの電子機器の殆どで満たされることができる。従って、フェーズドアレイ内の電子機器は、フェーズドアレイの密閉空間内にある。レドーム内の密封空間は、厳しい気象条件から全ての電子機器を保護するだけでなく、収容された電子機器によって生成される熱を外部環境と効率的に交換するために対流熱を効果的に用いることを妨げる密閉空間を構成する。代わりに、この密閉部分内の電子機器によって生成された熱は、フェーズドアレイの金属構造部品によって形成された対流熱流を用いることにより、除去される。金属構造部品は、個別の部品として構成することができ、これらの個別の部品は、接着、溶接、リベット締め、延伸加工によって、または、ナットおよびボルトの使用によって、共に保持することができる。延伸加工は、2つの部品を押し合わせるスロットペグシステムであり、ペグとスロットが嵌合されて、互いに押し合わされる。いくつかの個別の部品は、平らな金属のシートを、くの字型またはより複雑な輪郭に曲げることによって、形成されてもよい。金属構造部品の完成した構造は、電気部品からフェーズドアレイの外部フィンに熱を移送する金属骨格を形成する。
ヒートパイプが、フェーズドアレイのPAおよび電子部品によって生成された熱を運ぶために、金属支持体に取り付けられてもよい。ヒートパイプは、金属支持体から熱を吸収し、密閉容器内の液体を蒸発させ、密閉容器の他端側で液体に凝縮し戻し、この工程において放熱する。ヒートパイプは、例えば、システムの密閉部分内のモジュール金属板2−1と接触してもよい。ヒートパイプの密封容器の他端は、密封システムの外側に延び、周囲環境に放熱してもよい。ヒートパイプは、密封システムの任意の内部ポイントと周囲環境内の任意の外部ポイントとの間に高い熱伝導率の経路を提供するであろう。
フィン16−5に取り付けられたベースプレート16−4の側面に、ヒートパイプを取り付けてもよい。ヒートパイプは、ベースプレートに沿った熱の横方向伝導に役立つであろう。ヒートパイプは、フィン(ヒートパイプに適したフィンのスロット)およびベースプレートと、同時に直接接触してもよい。ベースプレートからの熱は、横方向におよびフィンに、同時に拡散し易くなるであろう。このようなヒートパイプ構成は、より広い領域に亘り放熱するために、ベースプレートの幅を延ばすために用いられてもよい。ヒートパイプは、周囲環境内のシステムの任意の2つの外部ポイント間に、高い熱伝導率の経路を提供するであろう。
図19は、これらの金属構造部品が、密閉空間内の電子機器から外部環境への伝導熱流路をどのように提供するかを示す。密閉されたフェーズドアレイ内のこれらの電子部品によって生成された熱は、各サーマルレール(例えば、17−7a、17−7b、17−7c、17−7dなど)を介して、ベースプレート16−4に流れる。ベースプレート16−4は、ベースプレートを介してベースプレートの反対側に、熱を集めて伝導的に移送する。ベースプレート16−4の反対側には、ベースプレートに取り付けられた複数の金属フィン16−5が設けられている。ベースプレートからの熱は、熱流19−4から19−7によって示されるように、複数のフィンに伝導的に流れる。フィンは、側部において、保護シュラウド19−3によって部分的に囲まれている。しかし、フィン16−5の位置に対応するフェーズドアレイの底部および上部は、外部環境に対して開放されている。従って、これらのフィンは外部環境に曝され、フィンと外部環境の空気との間に対流熱流19−8が生じる。最適には、フィンは、地球の表面に対して垂直に方向合わせされてもよい。ベースプレート16−4からの熱の伝導伝達によりフィンが加熱されると、フィンからの熱は対流熱流を介してフィン間の空気に伝達される。加熱された空気は上昇し、フェーズドアレイの上部から流出する。これにより真空が生じ、より低温の空気が外部環境から導入され、垂直配向されたフェーズドアレイの底部に入る。新たに流入した空気は、フェーズドアレイからの熱を抽出するフィンからの対流熱流を受け、フェーズドアレイの上部から放出される。フィンからフィン間の移動空気へのこの熱交換プロセスにより、フェーズドアレイから熱が抽出される。電気ファンを空気流路内に配置して、フィン間の空気の流れを強制的に生じさせてもよい。この空気流は、空気流の速度を上げ、所定の時間内にフィンからより多くの熱を抽出するのに役立つ。キャビティAを含む破線の正方形19−1が、図20で更に示される。
図20において、一実施形態では、キャビティAは、集積回路、個別部品20−3、20−4、および同様の部品が搭載された両面サービス回路基板20−2で満たされている。サービス回路基板20−2は、フェーズドアレイのアンテナによって放射されるRFエネルギーから影響を受け易い電子機器を遮蔽するための金属RFシールド20−1によって囲まれている。シールドは、モジュール金属支持体に取り付けられている。サービス回路基板によって生成された熱は、経路20−6に沿って流れ、マスターボードによって生成された熱流17−5と合流する。モジュール回路基板からの熱流17−6がモジュールスタンドオフ内を流れる。熱流20−6、17−5、17−6は、サーマルレールによって熱流17−7aとして集められる。サーマルレール16−3に沿う熱流17−7aは、ベースプレート16−4に移動する。サーマルレールからの熱流は、ベースプレートに沿ってベースプレートを通って、複数のフィンに移送される。例えば、ベースプレートからの熱流19−5が、フィン16−5に流れる。同様に、別のサーマルレールの熱流17−7cは、サービス基板、マスターボード、およびモジュール回路基板からの熱流の組み合わせによるものである。熱は、ベースプレートおよび複数のフィンに移送される(例えば、19−4)。複数のフィンは、ベースプレートからの熱を伝達し、熱を対流的に空気と交換する。
図21は、中央のサーマルレールを省いて、キャビティを拡大した例を示す。より大きなキャビティA−Bにより、より大きな回路基板がキャビティ内に挿入されることが可能になる。回路基板で満たされたこのキャビティの例は、図22に示すように、破線の矩形21−1内に示される。ここで、サービスボードは、フェーズドアレイの幅方向に延び、一実施形態では、回路基板の両面に取り付けられた個別部品内に多数の集積回路を備える。回路基板全体がRFシールドによって囲まれ、アンテナからのRF放射がサービス回路基板上の集積回路および個別部品回路の動作を妨げるのを防ぐ。サービス回路基板、マスターボード、およびモジュール回路基板によって生成される熱は、熱流17−7cおよび17−7dとして、サーマルレール内で組み合わさる。サーマルレールからの熱は、ベースプレート16−4に流れ、ベースプレートに沿って、ベースプレートに取り付けられた複数のフィンに流れる(例えば、19−4から19−7)。複数のフィンは、熱をフィン間の空気に伝達する。
図21に戻ると、線C−C’を含む平面の垂直図21−2が、図23に示されている。ベースプレート16−4は、サーマルレール23−1から23−5と共に示されている。中央のサーマルレールは、23−2、23−3、および23−5の3つの部分に分かれている。中央のサーマルレールが欠落している部分は、キャビティA−Bの形成を規定し、3つの中央のレールが存在する部分は、キャビティAおよびキャビティBの形成を規定する。より大きいキャビティA−B内に形成される回路基板は、キャビティAおよびキャビティBの個々のキャビティに形成される回路基板間において信号を伝達するために用いられる。ベースプレートの底部における、下側の矩形およびの3つの開口は、フェーズドアレイ内の電子機器との間で信号を転送する導管として用いられる。
ヒートパイプは、あるサーマルレールと別のサーマルレールとの間、または、モジュール金属支持体12−1とサーマルレールの1つとの間に接続することができる。例えば、ヒートパイプを用いて、サーマルレール23−3をサーマルレール23−2に接続してもよいし、サーマルレール23−3をサーマルレール23−2に接続してモジュール金属支持体12−1と接触させてもよいし、またはサーマルレール23−1をサーマルレール23−2に接続してもよい。ヒートパイプは、密封システムの任意の2つの内部ポイントの間に高い熱伝導率の経路を提供するであろう。
図24は、モジュール回路基板をガスケットに、そして、ガスケットをモジュール金属板の底面に取り付けた後の完全なモジュール24−1を示す。ガスケットは、モジュール回路基板をモジュール金属板から電気的に絶縁することができる。しかし、ガスケットは高い熱係数を有し、回路上の回路部品(特にPA)によって生成された熱を、モジュール金属板に移送する。組み立て後のモジュールは、2つのクロスポールアンテナおよび少なくとも1つのI/Oコネクタを備える。モジュール24−1は、フェーズドアレイを構築するための基礎的要素として用いられる。図24は、フェーズドアレイ用のモジュールの別の実施形態を示す。モジュール金属板24−2は、金属延長部24−3を有する。金属延長部は、大きな接触面積を提供することで、熱インピーダンスを最小にし、モジュール金属板からの熱除去を向上させる。組み立てにおけるモジュール設計および情報、モジュールの電気的および構造的特性、およびモジュールフェーズドアレイの他の部品の他の形態に関する説明については、2015年7月22日に提出されたRobert Frye、Peter Kiss、およびJosef Ocenasekの「Modular Phased Array」という名称の米国仮特許出願第62/195,456号を参照されたく、その開示内容全体は参照により本明細書に組み入れられる。24−1の断面図は、次の図に示す。
図25は、モジュール金属板に垂直な平面におけるモジュールの側方断面図25−2の別の実施形態を示す。セグメント1−8および1−9を含む右側のクロスポールアンテナは、穴8−1の上にセグメントの交点が位置合わせされる。穴8−1は、モジュール金属板24−2に形成された穴、ガスケット3−1に形成された穴、およびモジュール回路基板の穴が位置合わせされたものからなる。穴8−1は、モジュール金属板の一方の側に位置するアンテナのリードと、モジュール金属板の他方の側に位置するモジュール回路基板(PWB)に搭載されたPAの出力リードとの間に、開口部を形成する。金属配線8−2は、絶縁された、または、露出した電線で、PAの出力リードをアンテナの入力リードに接続するために用いられてもよい。電線および穴は、約50オームのインピーダンスで特徴付けられる同軸電気配線を形成するのに適切な寸法を有するが、他のインピーダンス値を代替値として用いて設計されてもよい。一実施形態では、金属配線は、PWBの上面のリードに半田付けされ、金属配線の他端は、アンテナのリードに半田付けされる。本開示の主題の代替的な実施形態として適しているであろう、一方または両方の端部で金属配線を接続する他の方法を用いてもよい。例として、圧着コネクタ、プラグおよびソケットコネクタ、ブレードコネクタなどが挙げられる。
フェーズドアレイ内のPWBに関連する電気部品の一部または全ては、RFシールドを用いて遮蔽されることが可能である。フェーズドアレイの電気システム(アンテナ、PA出力リード)は、近くにある電気部品によってピックアップされる可能性がある、大量の電磁放射を生成する。RFシールドは、これらの電気部品の近くに配置される金属カバーであり、漂遊電磁放射射からこれらの部品を絶縁する。RFシールドは、電気部品(図示略)の密閉環境を形成しようとする。RFシールドは、電磁放射がこれらの密閉された電気部品の通常の動作を妨げることを阻止する。
セグメント1−7および1−2を含む左側のクロスポールアンテナは、同様に、モジュール回路基板4−1に電気的に接続される。モジュール回路基板4−1は、ガスケット3−1に接触する露出した銅層を有する。回路基板の反対側には、少なくとも1つのPA8−3、集積回路8−4、個別部品、および少なくとも1つのI/Oコネクタが、表面に設けられている。ガスケットは可撓性材料であり、スルーホールなどによる製造工程によって生じる、製造されたPWBのグランドプレーン側の不均一な高さのばらつきを補うのに役立つ。本開示の他の実施形態では、ガスケットを完全に省いてもよい。例えば、2枚を共に保持するために、締結具(ねじ、ボルトなど)を用いて、または、ペースト、接着剤、または金属性接着剤などを用いて、PWBのグランドプレーン金属が、モジュール金属板に直接接続されてもよい。
本開示の別の実施形態では、PAは、モジュール金属板2−1に直接(図示略)取り付けられてもよい。一実施形態では、PWBは、PAの集積回路が挿入されてモジュール金属板に直接取り付けることができる開口を有していてもよい。PAによって生成された熱は、集積回路を通ってモジュール金属板へ熱を伝導するであろう。PAの集積回路は、熱伝導性接着剤またはペーストを用いて、モジュール金属板に接着されてもよい。ワイヤボンドまたはタブアタッチメントは、PWBとPAの入力/出力パッドとの間で電気信号を伝えてもよい。PAの出力端子は、穴8−1を介してアンテナに接続されてもよい。モジュール金属板24−2は、大きな金属接触領域を露出させる金属延長部24−3を有する。この金属接触領域は、モジュール金属板から熱を移送するために用いられてもよい。
本開示の別の実施形態では、典型的にモジュール金属板の底部と接触する熱伝導ガスケットと接触しているPWB4−1(図25参照)の上側に、部品が取り付けられてもよい。グランドプレーン3−1は、典型的にはPWBのこの側に形成されるが、グランドプレーンにおける複数の開口は、これらの部品をPWBの上側に取り付けることができるように設計されてもよい。更に、モジュール金属板は、これらの部品と位置合わせされた、モジュール金属板における対応する複数のカットアウト領域を有してもよい。PWBがモジュール金属板に取り付けられると、カットアウト領域はこれらの部品のための空間を提供し、これにより、PWBのグランドプレーンの上側が、上述のように、熱伝導ガスケット、または、伝熱伝導層の他の手段のいずれかを介して、モジュール金属板の底面と接触する。
図26は、並べられた2つの別個のモジュール24−1の斜視図を示す。図27は、部品モジュール27−1を形成するための2つのモジュール24−1の配置を示す。図28は、マスターボード28−1の別の実施形態に対する部品モジュール27−1の斜視図を示す。マスターボードは、中間周波数(IF)信号および局部発振器(LO)信号を複数の部品モジュールに送る。部品モジュールのI/Oコネクタ4−2は、マスターボード28−1に配置された嵌合インターフェース11−2と位置合わせされる。嵌合インターフェース11−2は雄コネクタであり、I/Oコネクタ4−2は雌コネクタであるが、これらの雄/雌コネクタの位置は相互交換可能である。I/Oコネクタがマスターボードの嵌合インターフェースと嵌合すると、モジュール回路基板は、マスターボード上に分配されたIF/LOネットワークに接続することができる。マスターボード28−1はまた、ボードの大部分の長さに沿って延びる大きなカットアウト開口28−3を有する。カットアウト開口は、すぐ後で説明するように、フェーズドアレイの部品モジュールとベースプレートとの間に低熱抵抗路を形成する可能性を与える。1つの実施形態では、カットアウト開口は、マスターボードの大部分に沿って延び、これにより、マスターボードは、2つまたはそれ以上の回路基板として製造されるのではなく、単一の回路基板として製造されることが可能になる。単一の回路基板として製造されたマスターボードは、マスターボードに沿う全てのモジュールとの間で伝搬する全てのIF信号およびLO信号が受ける電気的特性が、同様の電気的環境を経験することを確実にする。マスターボードを2つまたはそれ以上の回路基板に分けると、伝搬するIF信号およびLO信号に表される電気トレースの電気的特性が不一致となることが多くなる。回路基板間の電気的特性の不一致は、望ましくない「同期飛行時間」として知られる重要なパラメータに影響を及ぼす可能性がある。同期飛行時間の議論については、2012年6月7日に公開されたMihai Banu、Yiping Feng、およびVladimir Prodanovの「Low Cost, Active Antenna Arrays」という名称の米国特許出願公開第2012/0142280号を参照されたく、その開示内容全体は参照により本明細書に組み入れられる。
図29は、マスターボード28−1および部品モジュール27−1に対する、伝熱バー29−1(スペーサまたはスタンドオフとしても知られる)の配置の斜視図を示す。伝熱バーは金属製であり、モジュール金属板からの熱について低熱インピーダンス経路を提供する。伝熱バーの上面は、モジュール金属板24−2の金属延長部24−3に関する金属表面に低熱インピーダンス接触するように配置される。図30は、ベースプレート16−4に固定されたマスターボード28−1および伝熱バー29−1を示す。次に、ベースプレートはフィン16−5に接続される。図31に示すように、部品モジュール27−1は、伝熱バー29−1に(電気的、物理的、および熱的に)取り付けられる。次に、伝熱バーは、ベースプレート16−4に(電気的、物理的、および熱的に)接続される。ベースプレートに接続された熱フィン16−5は、大きな表面積を提供する。この大きな表面積は、フィンからフィン間の空気へ対流的に熱を移送するために用いられる。モジュール回路基板上の電気部品によって生成された熱は、モジュール金属板に移送される。伝熱バーは、モジュール金属板とベースプレートとの間に低熱インピーダンス経路を提供する。部品モジュール27−1は29−1に接続される。伝熱バーは、ベースプレート16−4から垂直な高さを有するように設計されることで、モジュール金属板24−2とベースプレートとの間に形成されるキャビティがマスターボード28−1を収容するのに十分な大きさであることを確実にし、各モジュールのI/Oコネクタ4−2をマスターボードの嵌合インターフェース11−2に挿入することを可能にする。カットアウト開口28−3は、伝熱バー29−1がマスターボード28−1を通過し、ベースプレート16−4と直接接触できるようにし、モジュール金属板とフィンとの間の効率的な熱移送を可能にする。
各モジュール金属板24−2は、締結具(図示略)によって伝熱バー29−1に取り付けられる。これらの締結具は、ねじ、ナットおよびボルト、クイックリリースラッチなどであってもよい。モジュール金属板を伝熱バーに取り付ける締結具は、熱的接続および電気的接続の両方を、これら2つの部品間で確実に生じさせる。熱的接続は、モジュール金属板に結合された電気部品によって生成された熱を、ベースプレートおよびフィンに伝達する。伝熱バー29−1、ベースプレート16−4、および熱フィン16−5は、個別の部品から組み立てられ、締結具または接着剤によって互いに接続されてもよい。電気的接続は、モジュール金属板の金属構造とベースプレートが、確実に同じ電位になるようにする。モジュール金属板は、電圧供給、例えば接地電位に結合され、モジュール金属板に取り付けられたアンテナのグランドプレーンとして機能する。しかし、伝熱バー29−1、ベースプレート16−4、および熱フィン16−5の2つまたはそれ以上の構造が、連続した金属部品の単一部品から形成されてもよい。3つの部品全てを1つのユニットとして形成すると、2つのインターフェース:伝熱バーとベースプレートとのインターフェースおよびベースプレートおよび熱フィンのインターフェースが省かれるであろう。1つまたはそれ以上のインターフェースを省くことで、これらの省かれたインターフェースにまたがる熱伝達および電気的特性が向上される。矢印31−1の方向に沿う断面図が、次に示される。
図32は、組み立てられたフェーズドアレイの断面図31−1を示す。アンテナはモジュール金属板に取り付けられ、伝熱バー29−1はモジュール金属板をベースプレート16−4に接続する。モジュール回路基板4−1は、ガスケットまたは他の接続方法を介して、モジュール金属プレートの底面に接続されてもよい。回路板を金属板に取り付ける他の形態は、上述の通りで、直接接触、接着剤、または締結具を含むことができる。マスターボード28−1は、上述の通り、ガスケット32−1または他の同様の接続方法により、ベースプレートに熱的および電気的に接続される。マスター回路基板内のカットアウトにより、中央の伝熱バーは、モジュール金属板をベースプレートに、熱的および電気的に接続させることができる。伝熱バーはまた、モジュール金属板をベースプレートに接続するための物理的構造を与える。モジュール回路基板は、I/Oコネクタが嵌合インターフェースと嵌合することによって形成されるコネクタによって、マスターボードに電気的に接続される。外側の伝熱バー29−3は、モジュール金属板の他方の側をベースプレート16−4に接続して支持する。伝熱バーは、モジュール回路基板からベースプレートに接続されたフィンへ流れる熱についての熱インピーダンスを最小限に抑える。ベースプレートは、更なる構造支持をフェーズドアレイに追加し、伝熱バーから受け取った熱をベースプレート全体に分配する。分配された熱は、ベースプレート内に垂直に移動する。熱は、ベースプレートの底部に接続された複数のフィン16−5へ、垂直方向および横方向に流れる。外部保護シュラウド(使用される場合)は、最も外側のフィンを保護する。
図33は、図32の領域32−2を示し、回路基板上に取り付けられた部品(集積回路、能動素子および受動素子など)から、様々な構造部品を介して、フィン16−5までの、熱流を詳細に示す。複数のフィンのうちの2つのみが図示されている。残りの複数のフィン(図示略)は、同様の方法でベースプレートから熱を除去する。PAは、通常の動作中に大量の熱を放散する。1つのPAは、25W以上の熱を生成し得る。100個のアンテナを備えるフェーズドアレイは、各々のアンテナがPAを必要とするため、2500Wもの熱を生成し得る。各PAが生成する熱は、フェーズドアレイから、低熱インピーダンス経路を介して、外部環境に除去する必要がある。これは、低熱インピーダンスを達成する一実施形態である。白い矢印は、フェーズドアレイを形成する構造部品を通る熱流の方向を示す。(熱流量の大きさを表す場合)各矢印の太さは、縮尺通りに描かれていない場合がある。構造部品の多くは、PWB基板の積層を除いて、金属製である。例えば、表面実装集積回路IC−1およびPAからの熱流33−1および33−2は、回路基板のグランドプレーンに達する前、回路基板4−1内の積層に垂直に流れる。ガスケット3−1により、回路基板4−1が回路基板のグランドプレーンの全表面に亘り良好に熱的に接触することが補償される。ガスケットは、回路基板をモジュール金属板に固定するために、代替的には、ペースト、接着剤、または金属性接着剤などに置き換えられてもよいし、締結具(ねじ、ボルトなど)で接続されてもよい。熱は、電気絶縁ガスケット3−1(使用される場合)の低熱インピーダンスを通ってモジュール金属板24−2に流れる。
PWBの積層層は、一般的に、熱流に対して高い熱インピーダンスを与える。この高い熱インピーダンスは、PAパッケージの面積を熱を拡散させるのに役立つようなより大きい領域に拡大することで、低減され得る。更に、集積回路内のPA回路の実際の配置は、半導体のより大きい表面積に亘り再設計および配置されてもよい。PAの電力消費増幅器ステージによって生成される熱は、半導体内のより広い領域に亘って拡散され、パッケージ化された装置とモジュール金属板との間のPWBの積層の熱インピーダンスを低減するのに更に役立つであろう。
モジュール金属板24−2は、熱流33−3を伝熱バーに導き、伝熱バーは、ベースプレート16−4に熱33−6を伝達する。伝熱バーによって捕捉された熱の大部分は、伝熱バー(図33参照)を介して、熱流33−6によって示されるように、ベースプレートに移送される。全てのモジュール金属プレートの金属延長部24−3の底面は、伝熱バーの上面に実質的に接触している。外側の伝熱バーの底面は、ベースプレートの上面に接触している。しかし、中央の伝熱バーの1つまたはそれ以上の底面は、伝熱バーの底面に沿って窪みが形成される少なくとも1つの位置を有していてもよい。伝熱バーのこの窪みは、少なくとも1つの選択されたPWBが2つの外側の伝熱バーの間に邪魔にならずに配置されることが可能である大きさである。この分配ボードは、選択したPWBの1つであってもよい。この選択されたPWBにより、フェーズドアレイ内の複数のマスターボードが1つの分配ボードを介して共に接続されることが可能になる。
マスターボード上の集積回路パッケージは、熱を、PWBを介して垂直方向に、ベースプレート16−4にまで移送する。例えば、集積回路IC−2の熱流33−4は、マスターボードの回路基板を介してベースプレート16−4に流れる。マスターボードの露出した金属層は、ベースプレートと直接接触してもよい。マスターボードによって生成される熱は、PAを備えるモジュール回路基板の熱よりはるかに小さいので、ガスケットは必要でない場合がある。伝熱バーからの熱流33−6は、熱流33−5および熱流33−7に分割される。熱流33−5は、伝熱バーから、ベースプレートによって運ばれ、残りのフィン16−5(図示略)に向かって移動する、横方向の熱流を示す。
フェーズドアレイの一実施形態は、構造部品:モジュール金属板、伝熱バー、ベースプレート、フィン、保護シュラウドを形成する金属としてアルミニウムを用いて、コストと重量を低減する。他の金属も本開示の主題の代替的な実施形態として適している。熱伝導率が大きい金属の例には、銅、銀、亜鉛、ニッケル、鉄などが含まれるが、これらに限定されない。例えば、金属合金を、本システムの構築に用いてもよい。金属部品の厚さは、熱を十分に運び、構造的完全性を与え、コストを最小限にし、フェーズドアレイの重量を最小にするために、約3000μmである。重量が問題にならない場合には、3000μmを超える厚さが用いられてもよく、3000μm未満の厚さでは、熱抵抗が増加するが、重量をより少なくできる。更に、用いられる金属の種類および各金属部品に用いられる厚さは、各々、ユニットの所望のコスト、重量、熱抽出、および強度を達成する、本開示の主題の代替的な実施形態として、独立して選択および調整することができる。
図34の(A)は、組み立てられたフェーズドアレイの背面図を示し、垂直の矢印によって示されるように、垂直方向にベースプレート16−4に接続されたフィン16−5を示す実施形態を示す。フェーズドアレイからの熱は、垂直フィンに伝達される。フィンが熱くなると、フィン間の空気が加熱されて上方に流れる。空気はフェーズドアレイの上部を出て、熱を周囲大気に運ぶ。新鮮な空気が底部から入り、フェーズドアレイからの熱を連続的に運ぶ。図34の(B)は、垂直矢印に対してベースプレート16−4に接続されたフィン16−5の向きが垂直からある角度で回転される別の実施形態を示す、組み立てられたフェーズドアレイの背面図を示す。フィン16−5は、垂直から複数の角度の任意の1つで傾斜させることができる。フェーズドアレイからの熱は、斜めに傾けられたフィンに伝達される。フィンが加熱されると、フィン間の空気が加熱され、フィン間の空気流がフィンとより多く接触し、これにより、フィンと空気との間の熱交換が向上する。加熱されている空気は、フェーズドアレイの右側を出て上方および右に移動し、周囲大気に熱を運ぶ。新鮮なより冷えた空気が、フィン間のフェーズドアレイの左側から取り込まれ、熱除去のプロセスが継続される。右側から出る加熱された空気は、フェーズドアレイによって生成された熱を除去する。
図35は、モジュール、マスターボード、および分配ボードを示すフェーズドアレイの底面図を示す。4つのモジュールのアウトライン24−2a、24−2b、24−2c、および24−2dが、上部に沿って示されている。各モジュールは、コネクタ(図示略)によってマスターボードに接続される。マスターボード28−1は、開口28−3と、マスターボードを分配ボード35−1に結合するコネクタとを備える。マスターボード28−1は、開口部28−3によって2つの長い回路基板部に分離されているが、回路基板35−2の共通部によって一体的に接続されている。長い回路基板上に形成されたトレースの電気的特性は、基板が同時に単一ユニットとして製造されるので同一となり得る。2つのモジュール24−2aおよび24−2bは、1つのインスタントの部品モジュール24−1を形成する。2つ目のインスタントの部品モジュール24−1は、モジュール24−2cおよび24−2dによって形成される。モジュールは、並べて配置されると互いに適合するように形作られている。なお、各列に更にモジュールを追加し、それに対応してマスターボードを上方/下方に延長することによって、フェーズドアレイのサイズを正/負のY方向に拡大してもよい。同様に、必要に応じて、モジュールの別の列を追加し、マスターボードを右側/左側に延ばし、マスターボードに更なるカットアウトを含めて、フェーズドアレイをX方向に拡大してもよい。
図36は、回路基板35−2の共通部分が省略されたマスターボード36−2を示す。回路基板は、遠端(図示略)の共通部分によって接続されてもよい。この場合、長い回路基板上に形成されたトレースの電気的特性は、基板が単一ユニットとして製造されるので、同様であり得る。しかし、別の実施形態では、分配ボード35−1の上部に沿う4つの別個のマスターボードと、分配ボードの下部に沿う4つの別個のマスターボードとが設けられ得る。この場合の各マスターボードは、各々のコネクタによって分配ボードに接続され得る。
図示しないが、図32のフェーズドアレイは、レドーム(レーダードーム)で覆われてもよい。レドームは、RFエネルギーの通過を可能にする一方で、外部環境の気象条件に対する障壁としても機能するシールドである。レドームは、ベースプレートに取り付けられ、アンテナ、モジュール金属板、および伝熱バーを収容する密閉空間を形成する。キャビティはフェーズドアレイ内に形成することができ、これらのキャビティは、フェーズドアレイを動作させるのに必要な残りの電子機器で殆どが満たされ得る。このように、フェーズドアレイ内の電子機器は、フェーズドアレイの密閉空間内にある。レドーム内の密閉空間は、厳しい気象条件から全ての電子機器を保護するだけでなく、密閉空間を構成する。代わりに、この密閉部分内の電子機器によって生成された熱は、フェーズドアレイの金属構造部品によって形成された対流熱流を用いることにより、除去される。金属構造部品は、個別の部品として構成することができ、これらの個別の部品は、接着、溶接、リベット締め、延伸加工によって、または、ナットおよびボルトの使用によって、共に保持することができる。延伸加工は、2つの部品を押し合わせるスロットペグシステムであり、ペグとスロットが嵌合されて、互いに押し合わされる。金属構造部品の完成した構造は、電気部品からフェーズドアレイの外部フィンに熱を伝達する金属骨格を形成する。別の実施形態では、金属構造部品の一部または全部を、本システム内の単一の連続ユニットとして構成してもよい。これにより、金属・金属間のインターフェースが省かれる。金属・金属間のインターフェースは、それらの全表面に沿って均一な接触を形成しない場合がある。これにより、インターフェースにエアギ空隙が点在して形成される可能性がある。これらの空隙は、インターフェースを横切る熱流を減少させる。これらの金属・金属間のインターフェースを省くことにより、空隙が除去され、システム内の熱伝達が向上する。
ヒートパイプが、フェーズドアレイのPAおよび電子部品によって生成された熱を運ぶために、金属支持体に取り付けられてもよい。ヒートパイプは、金属支持体から熱を吸収し、密閉容器内の液体を蒸発させ、密閉容器の他端側で液体に凝縮し戻し、この工程において放熱する。ヒートパイプは、例えば、システムの密閉部分内のモジュール金属板24−2と接触してもよい。ヒートパイプの密封容器の他端は、密封システムの外側に延び、周囲環境に放熱してもよい。ヒートパイプは、密封システムの任意の内部ポイントと周囲環境内の任意の外部ポイントとの間に高い熱伝導率の経路を提供するであろう。
フィン16−5に取り付けられたベースプレート16−4の側面に、ヒートパイプを取り付けてもよい。ヒートパイプは、ベースプレートに沿った熱の横方向伝導に役立つであろう。ヒートパイプは、フィン(ヒートパイプに適したフィンのスロット)およびベースプレートと、同時に直接接触してもよい。ベースプレートからの熱は、横方向におよびフィンに、同時に拡散し易くなるであろう。このようなヒートパイプ構成は、より広い領域に亘り放熱するために、ベースプレートの幅を延ばすために用いられてもよい。ヒートパイプは、周囲環境内のシステムの任意の2つの外部ポイント間に、高い熱伝導率の経路を提供するであろう。
他の実施形態は、下記の特許請求の範囲内にある。例えば、マイクロプロセッサ、DSPなどの電力散逸型の集積回路部品は、モジュールグランドプレート技術を用いて、PWB上に取り付けられた部品から放熱することができる。また、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、直交周波数分割多重(OFDM)、超広帯域(UWB)、Wi−Fi、WiGig、ブルートゥース(登録商標)等の通信技術を用いて、ネットワークおよび可搬システムが無線で情報交換することができる。通信ネットワークは、電話ネットワーク、IP(インターネットプロトコル)ネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、アドホックネットワーク、ローカルルータ、およびその他可搬システムを含むことができる。

Claims (29)

  1. 複数のアンテナモジュールと、
    熱伝導性の支持板と、
    前記支持板上に設けられるマスターボードであって、前記マスターボードは、前記複数のアンテナモジュールに信号を送るための信号経路を含み、且つ、複数のI/Oコネクタを含み、前記複数のアンテナモジュールが前記マスターボードに電気的に接続されている、前記マスターボードと、
    を備え、
    前記複数のアンテナモジュールの各アンテナモジュールは、
    前面および背面を有する熱伝導性のベースプレートと、
    複数の熱伝導性のスタンドオフと、
    前記ベースプレートの前記前面に配置され、且つ、前記ベースプレートの前記前面から離れるように延びるアンテナ素子と、
    前面および背面を有する回路基板であって、前記回路基板の前記背面にグランドプレーンを備え、前記回路基板の前記グランドプレーンは、前記ベースプレートの前記背面に隣接して熱接触している、回路基板と、
    前記回路基板に取り付けられた複数の電気部品であって、前記複数の電気部品は、前記マスターボード上の複数のI/Oコネクタのうち対応するI/Oコネクタと嵌合するI/Oコネクタを備えることで、前記回路基板を前記マスターボードに電気的に接続している、複数の電気部品と、
    前記ベースプレートと熱接触する電力増幅器であって、送信信号を用いて前記アンテナ素子を駆動する、電力増幅器と、
    を備え、
    前記複数のアンテナモジュールの各アンテナモジュールの前記複数の熱伝導性のスタンドオフは、該アンテナモジュールの前記ベースプレートを前記支持板に熱接続させていることを特徴とする、アンテナシステム。
  2. 前記電力増幅器は前記ベースプレートに直接取り付けられている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  3. 前記電力増幅器は前記回路基板に取り付けられている、請求項1に記載のアンテナシステム。
  4. 前記複数のアンテナモジュールは互いに同一である、請求項1に記載のアンテナシステム。
  5. 前記複数のアンテナモジュールの各アンテナモジュールは複数のアンテナを備える、請求項1に記載のアンテナシステム。
  6. 前記支持板および前記複数のアンテナモジュールの前記ベースプレートは金属製である、請求項1に記載のアンテナシステム。
  7. 前記マスターボードは前記複数のスタンドオフが通過する複数の穴を備えることで、前記複数のアンテナモジュールの前記ベースプレートを前記支持板に熱接続させる、請求項1に記載のアンテナシステム。
  8. 前記マスターボードは受動電気部品のみを備える、請求項1に記載のアンテナシステム。
  9. 前記複数のアンテナモジュールおよび前記マスターボードを覆い、且つ、保護する、RF透過レドームを更に備える、請求項1に記載のアンテナシステム。
  10. 前記支持板に熱接続されたヒートシンクアッセンブリを更に備え、前記ヒートシンクアッセンブリは、前記複数のアンテナモジュール内の前記回路基板によって生成される熱を消散させる、請求項1に記載のアンテナシステム。
  11. 前記ヒートシンクアッセンブリは、対流的に熱を消散させる複数の金属フィンを備える、請求項10に記載のアンテナシステム。
  12. 前記マスターボード上の前記信号経路は、前記複数のアンテナモジュールの各アンテナモジュールにおける前記回路基板に、IF信号および局部発振器信号を送るためのものである、請求項1に記載のアンテナシステム。
  13. 前記複数のアンテナモジュールの各アンテナモジュールにおける前記回路基板はプリント配線板である、請求項1に記載のアンテナシステム。
  14. 前記マスターボードはプリント配線板である、請求項1に記載のアンテナシステム。
  15. アンテナモジュールを備えるアンテナシステムであって、
    前記アンテナモジュールは、
    前面および背面を有する熱伝導性のベースプレートと、
    複数の熱伝導性のスタンドオフと、
    前記ベースプレートの前記前面に配置され、且つ、前記ベースプレートの前記前面から離れるように延びるアンテナ素子と、
    前面および背面を有する回路基板であって、前記回路基板の前記背面にグランドプレーンを備え、前記回路基板の前記グランドプレーンは、前記ベースプレートの前記背面に隣接して熱接触する、回路基板と、
    前記回路基板に取り付けられた複数の電気部品であって、I/Oコネクタを備える、複数の電気部品と、
    前記ベースプレートと熱接触する電力増幅器であって、送信信号を用いて前記アンテナ素子を駆動する、電力増幅器と、
    を備え、
    前記アンテナシステムは、
    前面および背面を有する熱伝導性の支持板であって、前記支持板の前記前面は、前記ベースプレートの前記前面と分離しており、平行であり、且つ、対向し、前記回路基板は、前記ベースプレートと前記支持板との間に配置される、支持板と、
    前記回路基板上の前記I/Oコネクタと嵌合し、且つ、前記回路基板をマスターボードに電気的に接続するI/Oコネクタを備えるマスターボードであって、前記マスターボードは前記回路基板と前記支持板の前記前面との間に配置され、前記回路基板に信号を送るための信号経路を含む、マスターボードと、
    を更に備え、
    前記複数の熱伝導性のスタンドオフは、前記ベースプレートを前記支持板に熱接続させることを特徴とするアンテナシステム。
  16. 前記電力増幅器は前記ベースプレートに直接取り付けられている、請求項15に記載のアンテナシステム。
  17. 前記電力増幅器は前記回路基板に取り付けられている、請求項15に記載のアンテナシステム。
  18. 前記ベースプレートおよび前記支持板は金属製である、請求項15に記載のアンテナシステム。
  19. 前記支持板に熱接続されたヒートシンクアッセンブリを更に備え、前記ヒートシンクアッセンブリは、前記回路基板によって生成される熱を消散させる、請求項15に記載のアンテナシステム。
  20. 前記ヒートシンクアッセンブリは、対流的に熱を消散させる複数の金属フィンを備える、請求項19に記載のアンテナシステム。
  21. 前記マスターボードは前記複数のスタンドオフが通過する複数の穴を備えることで、前記ベースプレートを前記支持板に熱接続させる、請求項15に記載のアンテナシステム。
  22. 前記回路基板の背面と前記ベースプレートの背面と間に挟まれる熱伝導材料を更に備える、請求項15に記載のアンテナシステム。
  23. 前記熱伝導材料は熱伝導性のガスケットである、請求項22に記載のアンテナシステム。
  24. 前記マスターボード上の前記信号経路は、前記回路基板にIF信号および局部発振器信号を送るためのものである、請求項15に記載のアンテナシステム。
  25. 前記アンテナモジュールおよび前記マスターボードを覆い、且つ、保護する、RF透過レドームを更に備える、請求項15に記載のアンテナシステム。
  26. 前記マスターボードは受動電気部品のみを備える、請求項15に記載のアンテナシステム。
  27. 前記マスターボードは前記支持板に取り付けられている、請求項15に記載のアンテナシステム。
  28. 前記回路基板はプリント配線板である、請求項15に記載のアンテナシステム。
  29. 前記マスターボードはプリント配線板である、請求項15に記載のアンテナシステム。
JP2018534052A 2015-12-29 2016-12-29 フェーズドアレイにおける低熱インピーダンス構造 Active JP6833854B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562272201P 2015-12-29 2015-12-29
US62/272,201 2015-12-29
PCT/US2016/069135 WO2017117360A1 (en) 2015-12-29 2016-12-29 A low thermal impedance structure in a phased array

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019507519A true JP2019507519A (ja) 2019-03-14
JP6833854B2 JP6833854B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=57868355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018534052A Active JP6833854B2 (ja) 2015-12-29 2016-12-29 フェーズドアレイにおける低熱インピーダンス構造

Country Status (7)

Country Link
US (2) US10084231B2 (ja)
EP (1) EP3398228B1 (ja)
JP (1) JP6833854B2 (ja)
KR (1) KR102568582B1 (ja)
CN (1) CN108701888B (ja)
CA (1) CA3009842A1 (ja)
WO (1) WO2017117360A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021057897A (ja) * 2019-09-26 2021-04-08 グーグル エルエルシーGoogle LLC アクセスポイント装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11056778B2 (en) 2017-04-26 2021-07-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio assembly with modularized radios and interconnects
US10916861B2 (en) * 2017-05-30 2021-02-09 Movandi Corporation Three-dimensional antenna array module
US10944180B2 (en) 2017-07-10 2021-03-09 Viasat, Inc. Phased array antenna
US10484078B2 (en) 2017-07-11 2019-11-19 Movandi Corporation Reconfigurable and modular active repeater device
TWI677133B (zh) * 2018-03-22 2019-11-11 國立交通大學 天線之信號線轉換結構
US11509048B2 (en) 2019-06-03 2022-11-22 Space Exploration Technologies Corp. Antenna apparatus having antenna spacer
US10862199B1 (en) * 2020-02-13 2020-12-08 The Boeing Company Multi system multi band antenna and antenna arrays assembly
US11324110B2 (en) 2020-03-03 2022-05-03 Honeywell International Inc. Standoff for circuit board having temperature-variable electrical element
CN111509394B (zh) * 2020-03-23 2021-01-19 西安电子科技大学 一种基于液态金属的可散热频率可重构频率选择装置
US11539109B2 (en) * 2020-03-26 2022-12-27 Hamilton Sundstrand Corporation Heat exchanger rib for multi-function aperture
KR20210121410A (ko) * 2020-03-30 2021-10-08 삼성전자주식회사 메탈 플레이트 및 안테나 필터 유닛을 포함하는 안테나 유닛
EP3958396B1 (en) 2020-08-18 2022-09-14 The Boeing Company Multi-system multi-band antenna assembly with rotman lens
CN113067117B (zh) * 2021-03-25 2022-11-29 西安华腾微波有限责任公司 一种天线罩自动除雨雪装置及方法
CN112996329A (zh) * 2021-04-29 2021-06-18 成都天锐星通科技有限公司 相控阵天线
CN114302033B (zh) * 2021-12-01 2023-09-29 杭州海康威视数字技术股份有限公司 拍摄设备

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583144A (ja) * 1990-03-22 1993-04-02 Raytheon Co モジユール送信機
JPH11145725A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 空間給電フェーズドアレイアンテナ装置
JP2003509938A (ja) * 1999-09-16 2003-03-11 レイセオン・カンパニー コンパクトな位相アレイアンテナシステムおよびその動作方法
JP2003298270A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
US20080204350A1 (en) * 2007-02-23 2008-08-28 Northrop Grumman Systems Corporation Modular active phased array
JP2015078845A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 三菱重工業株式会社 レーダ装置

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2942856A (en) * 1959-01-13 1960-06-28 Kenneth E Woodward Fluid-cooled electrical module assembly
US3549949A (en) * 1967-04-03 1970-12-22 Texas Instruments Inc Solid-state modular microwave system
US3623118A (en) * 1969-07-01 1971-11-23 Raytheon Co Waveguide-fed helical antenna
JPS5432382B2 (ja) * 1974-01-25 1979-10-13
US4353072A (en) * 1980-11-24 1982-10-05 Raytheon Company Circularly polarized radio frequency antenna
US4771294A (en) * 1986-09-10 1988-09-13 Harris Corporation Modular interface for monolithic millimeter wave antenna array
US5508712A (en) * 1994-03-28 1996-04-16 P-Com, Inc. Self-aligning wave guide interface
GB2301712B (en) * 1995-06-02 2000-02-23 Dsc Communications Integrated directional antenna
US5590026A (en) * 1995-07-31 1996-12-31 Borg-Warner Automotive, Inc. Apparatus for dissipating heat from an integrated circuit
US5990835A (en) * 1997-07-17 1999-11-23 Northern Telecom Limited Antenna assembly
US5986618A (en) * 1998-08-21 1999-11-16 Lucent Technologies Inc. Combined solar shield and antenna ground plane structure for an electrical assembly
DE19917202A1 (de) 1999-04-16 2000-10-19 Bosch Gmbh Robert Multibeam-Phasenarray-Antenneneinrichtung
JP2003152419A (ja) * 2001-08-28 2003-05-23 Toshiba Corp アンテナ装置
US7129908B2 (en) * 2004-06-08 2006-10-31 Lockheed Martin Corporation Lightweight active phased array antenna
US7511666B2 (en) 2005-04-29 2009-03-31 Lockheed Martin Corporation Shared phased array cluster beamformer
US7352335B2 (en) * 2005-12-20 2008-04-01 Honda Elesys Co., Ltd. Radar apparatus having arrayed horn antenna parts communicated with waveguide
US8279131B2 (en) * 2006-09-21 2012-10-02 Raytheon Company Panel array
US9172145B2 (en) 2006-09-21 2015-10-27 Raytheon Company Transmit/receive daughter card with integral circulator
US7417598B2 (en) * 2006-11-08 2008-08-26 The Boeing Company Compact, low profile electronically scanned antenna
JP5409621B2 (ja) 2007-07-20 2014-02-05 ブルー ダニューブ ラブズ インク 位相同期ローカルキャリアを有するマルチポイント信号発生の方法及びシステム
WO2009039998A2 (en) * 2007-09-13 2009-04-02 Overhorizon (Cyprus) Plc Antenna system for communications on-the-move
EP2364518B1 (en) * 2008-12-02 2016-03-09 CommScope Technologies LLC Panel antenna having sealed radio enclosure
JP5491535B2 (ja) * 2009-03-13 2014-05-14 華為技術有限公司 無線周波数ユニット及び統合アンテナ
US8270169B2 (en) 2009-03-24 2012-09-18 Raytheon Company Translating hinge
WO2011059582A1 (en) * 2009-11-12 2011-05-19 Sensis Corporation Light-weight, air-cooled transmit/receive unit and active phased array including same
US8537059B2 (en) * 2009-11-20 2013-09-17 Raytheon Company Cooling system for panel array antenna
ES2672225T3 (es) 2010-07-01 2018-06-13 Blue Danube Systems, Inc. Matrices de antena activa de bajo coste
CN201946733U (zh) * 2010-12-10 2011-08-24 广东通宇通讯股份有限公司 一种一体化设计的有源天线散热器
US8355255B2 (en) 2010-12-22 2013-01-15 Raytheon Company Cooling of coplanar active circuits
EP2549589A1 (en) * 2011-07-20 2013-01-23 Alcatel Lucent Wireless communication antenna devices and method for heat dissipation in such devices
CN202282872U (zh) * 2011-11-02 2012-06-20 华为技术有限公司 一种有源天线系统、基站和通信系统
CN102395226B (zh) * 2011-11-02 2014-10-08 华为技术有限公司 一种有源天线系统、基站和通信系统
US9525439B2 (en) * 2011-12-06 2016-12-20 Qualcomm Incorporated Fully integrated millimeter-wave radio frequency system
CN104247279B (zh) * 2012-04-24 2016-03-23 中兴通讯(美国)公司 用于点到点数字微波无线电的灵活的统一架构
EP3120642B1 (en) 2014-03-17 2023-06-07 Ubiquiti Inc. Array antennas having a plurality of directional beams
US9350062B2 (en) * 2014-08-12 2016-05-24 Anaren, Inc. Stress relieved high power RF circuit
CN204144246U (zh) * 2014-08-26 2015-02-04 深圳三星通信技术研究有限公司 一种射频功放模块、射频模块及基站
CN204834822U (zh) * 2015-07-03 2015-12-02 普联技术有限公司 集成散热功能的天线装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0583144A (ja) * 1990-03-22 1993-04-02 Raytheon Co モジユール送信機
JPH11145725A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 空間給電フェーズドアレイアンテナ装置
JP2003509938A (ja) * 1999-09-16 2003-03-11 レイセオン・カンパニー コンパクトな位相アレイアンテナシステムおよびその動作方法
JP2003298270A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
US20080204350A1 (en) * 2007-02-23 2008-08-28 Northrop Grumman Systems Corporation Modular active phased array
JP2015078845A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 三菱重工業株式会社 レーダ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021057897A (ja) * 2019-09-26 2021-04-08 グーグル エルエルシーGoogle LLC アクセスポイント装置
US11202341B2 (en) 2019-09-26 2021-12-14 Google Llc Access point device
JP7058311B2 (ja) 2019-09-26 2022-04-21 グーグル エルエルシー アクセスポイント装置
US11744007B2 (en) 2019-09-26 2023-08-29 Google Llc Access point device

Also Published As

Publication number Publication date
KR102568582B1 (ko) 2023-08-18
KR20180098391A (ko) 2018-09-03
CA3009842A1 (en) 2017-07-06
CN108701888A (zh) 2018-10-23
EP3398228A1 (en) 2018-11-07
CN108701888B (zh) 2021-04-16
US10084231B2 (en) 2018-09-25
US10312581B2 (en) 2019-06-04
US20180366820A1 (en) 2018-12-20
WO2017117360A1 (en) 2017-07-06
EP3398228B1 (en) 2022-03-23
US20170187105A1 (en) 2017-06-29
JP6833854B2 (ja) 2021-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6833854B2 (ja) フェーズドアレイにおける低熱インピーダンス構造
JP6964381B2 (ja) 集積アンテナ・アレーを有するワイヤレス通信パッケージ
KR101972241B1 (ko) 수직 무선 주파수 모듈
US10714829B2 (en) Planar phased array antenna
TW201015784A (en) Radio frequency (RF) integrated circuit (IC) packages having characteristics suitable for mass production
EP3327767B1 (en) Mount structure, method of manufacturing mount structure, and wireless device
US20200176376A1 (en) Waver-level packaging based module and method for producing the same
JP2010098274A (ja) 表面実装可能な集積回路のパッケージ化機構
CN115211241A (zh) 电路模块和通信装置
JP7189367B2 (ja) アンテナ装置
US10741465B2 (en) Circuit module and method of manufacturing the same
CA3009842C (en) A low thermal impedance structure in a phased array
JP2015026873A (ja) 表面実装可能な集積回路のパッケージ化機構
US20220021102A1 (en) Wireless communication module
JP5762452B2 (ja) 表面実装可能な集積回路のパッケージ化機構
JP2020120376A (ja) 無線通信装置
JP2010267701A (ja) 実装体,通信モジュールおよび通信装置
JPH05315782A (ja) プリント配線板の放熱構造
CN220569668U (zh) 电子器件
TWI812283B (zh) 天線結構及封裝天線
KR102206498B1 (ko) 전자부품 패키지
TWI765132B (zh) 天線結構
WO2022188941A1 (en) Packaging for antenna arrays
Alnukari et al. Microstrip heatsink antenna cooled with Sapphire layer for Integrated RF transmitters
JP2004214522A (ja) 部品内蔵モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6833854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250