JP2010267701A - 実装体,通信モジュールおよび通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑制しつつ、通信部品の発熱を縦方向および横方向に効率よく放熱しうる実装体,通信モジュール及び通信装置を提供する。
【解決手段】通信モジュールBは、パワーデバイス11を実装基板12および放熱板13上に実装した実装体10が配置されている。放熱板13は、実装基板12を載置する主面部13aと、主面部13の端部から縦方向に延びる立設部13bとを有している。パワーデバイス11の発熱は、縦方向の放熱路Htと横方向の放熱路Hhから放熱される。縦方向の放熱路Htは、パワーデバイス11から放熱板13の主面部13aを経てヒートシンク30の本体部31に向かっている。横方向の放熱路Hhは、放熱板13の主面部13aから立設部13b,ケーブル端子12およびケーブル線20に向かっている。ケーブル線20、特に接地導体23を介した放熱が可能となり、放熱路が横方向に拡大する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信部品の発熱に対する冷却機能を有する実装体、通信モジュールおよび通信装置に関する。
現在、通信部品を搭載した実装体においては、高周波電流によって発生する熱を如何に効率よく放熱するかが重要な課題である。
このような放熱機能を向上させる技術として、たとえば特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1では、放熱器(ヒートシンク)の上に、発熱性の通信部品であるハイパワーデバイスを設置している。さらに、ハイパワーデバイスのおもて面を、上方に配置された別のヒートシンクに、シールドケースを介して熱結合させている。この構成により、デバイスの表裏から効率よく放熱させようとしている。なお、シールドケースは、上方のヒートシンクに、ねじ止めによって強く固定し、強い熱結合を図っている。
特開2000−013063号公報
しかしながら、一般的に材料費が安価で比重の小さいアルミニウムで構成されるヒートシンクは、それほど熱伝導率が高くない。そのため、デバイス直下方に向かっては、熱が比較的効率よく伝わるものの、放熱路が横方向に広がりにくい。したがって、上記特許文献1では、2つのヒートシンクを用いるなど、部品点数を増やしているにも拘わらず、それらが放熱に十分活用されていない。つまり、複雑な構造を用いている割には、それほどの放熱性能が得られないおそれがある。
一方、横方向に放熱路を拡大する手段としては、銅板などの高熱伝導率を有する放熱板の面積を拡大すればよい。しかし、銅は比重が大きいので、モジュール全体の重量が増大するとともに、高価な銅板の面積を拡大すると、製造コストも過大となる。
本発明の目的は、製造コストを抑制しつつ、縦方向および横方向に効率よく放熱しうる実装体,通信モジュールおよび通信装置を提供することにある。
本発明の実装体は、発熱性の通信部品を実装してなる実装体である。実装体は、通信部品の底面に沿った方向である横方向に延びる主面部、および主面部につながり縦方向に延びる立設部を有する放熱板を備えている。そして、立設部にケーブル端子を取り付ける。このとき、通信部品の底面と放熱板の主面部とは互いに熱結合しており、放熱板の立設部とケーブル端子とは互いに熱結合している。
熱結合とは、2つの部材が互いに接触していて直接熱伝導し合う場合と、2つの部材が別の部材を介して、間接的に熱伝導し合う場合とがある。
発熱性の通信部品としては、FET,IGBTなどの能動素子の他、キャパシタ,インダクタ,抵抗素子などの受動素子も含まれる。
この構造により、通信部品から放熱板の主面部に向かう縦方向の放熱路と、放熱板の主面部から立設部を経てケーブル端子に至る横方向の放熱路とが形成される。この横方向の放熱路においては、通信部品の発熱が、ケーブル端子からこれに接続されるケーブル線を経て外部に放熱される。
したがって、放熱板を銅などの高熱伝導率材料によって構成すれば、狭い面積で、通信部品の発熱を縦方向と横方向とに効率よく放熱することができる。よって、簡素な構成で、製造コストを低く抑えつつ、放熱性能の高い実装体が得られる。
本発明の通信モジュールは、上記実装体と、ケーブル端子に連結されるケーブル線とを備えている。そして、ケーブル線は、ケーブル端子を介して放熱板の立設部と熱結合している。
ケーブル線には、同軸ケーブル,フラットケーブル(多芯ケーブル)などがある。同軸ケーブルやフラットケーブルは、接地やシールドとして機能する外側導体を有しているが、外側導体が必ずしもなくてもよい。
この構造により、通信部品の発熱は、縦方向の放熱路と横方向の放熱路から放熱される。縦方向の放熱路は、通信部品から放熱板の主面部を経てその下方に向かっている。横方向の放熱路は、放熱板の主面部から立設部を経て、ケーブル端子およびケーブル線に向かっている。したがって、同軸ケーブルの接地導体や、フラットケーブル(多芯ケーブル)のシールドを介した放熱が可能となる。よって、簡素な構成で、効率よく放熱しうる通信モジュールが得られる。
なお、ケーブル線に外側導体がなくても、中心導体が太いものであれば、放熱性能を高めることができる。
通信モジュールには、放熱板の主面部に熱結合している本体部と、ケーブル線に熱結合している保持部と、を有するヒートシンクを設けることが好ましい。これにより、縦方向の放熱路では、放熱板の主面部を経てヒートシンクの本体部から放熱される。横方向の放熱路は、放熱板の主面部,立設部およびケーブル線を経て、ヒートシンクの保持部に至っている。そのため、ケーブル線だけでなく,ヒートシンクの保持部から本体部に向かう経路からも放熱される。つまり、1つのヒートシンクを縦方向の放熱路だけでなく、横方向の放熱路の一部としても利用することができる。よって、放熱性能がさらに向上する。
ケーブル線に熱結合している別の通信部品を設けることにより、別の通信部品からの放熱も可能となる。別の通信部品は、発熱性の小さいものが好ましいが、多少の発熱性はあってもよい。別の通信部品として、発熱性の小さい能動素子でもよいが、一般的には、受動素子が好ましい。
たとえば、フィルタは、ほとんどアルミニウム等によって構成されているので、フィルタ全体からの放熱を利用して、放熱効率を高めることができる。
また、別の通信部品は、ケーブル線と電気的に接続される部品である必要もない。別の通信部品全体が放熱作用を有するものであれば、放熱性能を向上させる効果が得られるからである。
通信モジュールにおいて、ケーブル線に、電気的に接続され、かつ熱結合している外部端子をさらに備えることが好ましい。これにより、外部端子から外部への放熱が可能となり、より効率よく放熱することができる。
ケーブル線をヒートシンクに接触させることにより、ケーブル線から直接ヒートシンクに向かう放熱路が形成される。よって、放熱効率をえらに高めることができる。
ケーブル線の外側導体は、細線を撚った網目状のものでもよいが、管材から形成された筒状の導体であることが好ましい。これにより、放熱効率が確実に確保される。
本発明の実装体,通信モジュールまたは通信装置によると、製造コストを抑制しつつ、通信部品の発熱を縦方向および横方向に効率よく放熱することができる。
実施の形態における通信システムである携帯基地局の概略を示す斜視図である。 携帯基地局の送受信設備に配置される回路の構成を示すブロック回路図である。 実施の形態1における通信モジュールの構成を示す縦断面図である。 実施の形態2における通信モジュールの構成を示す縦断面図である。 ケーブル線の変形例に係るフラットケーブルの縦断面図である。
(実施の形態1)
−通信システムおよび実装体の構造−
図1は、実施の形態における通信システムである携帯基地局Aの概略を示す斜視図である。同図に示すように、本実施形態の携帯基地局Aは、ビル等の建築物100の上に配置された簡易局舎120に収納されている。簡易局舎120には、電源設備130,送受信設備140等の多くの設備が配置されている。たとえば、電源設備130には、電源装置131や付帯設備132が設けられている。送受信設備140(通信装置)には、無線部141や制御部142が設けられている。そして、制御部142において、アンテナ110によって送受信される無線信号を制御する構成である。無線信号は、アンテナ110と移動端末局(携帯電話)との間で送受信される。
図1の右下に拡大して示すように、送受信設備140は、筐体145で囲まれるスペース内に、無線部141や制御部142を収納して構成される。無線部141には、多数の高出力増幅器(通信モジュール)143が配設されている。また、筐体145内には、内部を冷却するための循環空気を送る送風機144が配設されている。なお、図1の右下図は、筐体145の蓋を開いた状態を示しており、通常は蓋が閉じられて内部が密閉されている。
高出力増幅器143の仕様例としては、たとえば、周波数2.1GHz,出力電力50W,消費電力300Wである。この例では、効率=出力電力/消費電力≒17%である。
図2は、携帯基地局Aの簡易局舎120内の送受信設備140に配置される回路の構成を示すブロック回路図である。同図に示すように、無線基地局A内の回路において、送信回路には、ディジタル演算回路,DAC,QAM,DA,PA,フィルタが接続されている。DAC(Digital-To-Analog Converter )は、ディジタル信号をアナログ信号に変換するものである。QAM(Quadrature Amplitude Modulation)は、ベースバンド信号を無線信号に周波数変換する機能(アップコンバージョン)を含み、直交振幅変調を行うものである。DA(Driver Amplifier)は、QAMから出力されたアナログ変調信号を次段で必要なレベルまで増幅するものである。PA(Power Amplifier)は、大きな電力レベルを駆動するために使われるアンプである。
受信回路には、フィルタ,LNA,D/C,ADCなどが接続されている。LNA(Low Noise Amplifier)は、低ノイズのアンプである。D/C(Down Converter)は、受信した無線信号を次段のADC処理で必要な中間周波数またはベースバンド周波数に変換するものである。ADC(Analog to Digital Converter )は、アナログ信号をディジタル信号に変換するものである。
ディジタル演算回路は、移動端末局との送受信を行なうとともに、ネットワークにより、各基地局や中央制御システムに接続されている。
図3は、本実施の形態における通信モジュールBの構成を示す縦断面図である。同図に示す通信モジュールBは、図2に示すPAとフィルタとを組み込んだものであるが、他の回路要素を組み込んだものであってもよい。
通信モジュールBには、通信用部品を実装した実装体10が配置されている。実装体10は、通信部品であるパワーデバイス11と、実装基板12と、放熱板13およびケーブル端子16を備えている。
本実施の形態では、通信部品として、MESFETからなるパワーデバイス11を配置している。ただし、これに限定されるものではない。通信部品は、MOSFET,IGBT,HEMT,JFETなどの他の能動素子や、キャパシタ,インダクタ,抵抗素子などの受動素子であってもよい。
実装基板12は、セラミックスや有機樹脂などの絶縁基材上に導体パターンを有するものが一般的である。実装基板12には、パワーデバイス11に付随する回路要素が搭載されていてもよい。
放熱板13は、実装基板12を載置する主面部13aと、主面部13の端部から縦方向に延びる立設部13bとを有している。つまり、主面部13aは、通信部品11の底面に沿った方向である横方向に延びており、立設部13bは、横方向に交叉する方向である縦方向に延びている。
本実施の形態では、放熱板13は、1枚の銅板または銅合金板を曲げて形成されているが、これに限定されるものではない。たとえば、Al又はその合金などにより構成されていてもよい。
Cuの熱伝導率は約390(W/m・K)、熱膨張率は約17(ppm/K)、比重は8.96である。Alの熱伝導率は約238(W/m・K)、熱膨張率は約23(ppm/K),比重は2.70である。
放熱板13の材料としては、CuやAlが熱伝導率の観点から有利である。Cuは高価な材料であるが、本発明では放熱板13を小さくできるので、トータルコストを抑制することができる。
また、Cu,Alは導電性材料であるので、後述するように、放熱板13がグランドパスの一部として機能しうる点で、好ましい。
ケーブル端子16は、後述するケーブル線20に電気的に接続するためのコネクタである。ケーブル線20は、図3の部分断面図に示すように、中心側から順に、中心導体21,誘電体層22,接地導体23(外側導体),外皮24を積層したものである。本実施の形態では、ケーブル線20は、同軸ケーブルと呼ばれるものであり、ケーブル端子16は同軸端子と呼ばれるものである。ケーブル端子16は、ケーブル線20の中心導体21および接地導体23にそれぞれ接触する導体部材を有している。本発明に適用しうるケーブル線やケーブル端子の構造は、多種多様であり、いずれを用いてもよい。
本実施の形態では、ケーブル線20の接地導体23は、CuまたはCu合金の管材からなる筒状のものであるが、これに限定されるものではない。たとえば、網目状の接地導体であっても、高い熱伝導性を有していればよい。また、ケーブル線に外側導体がなくても、中心導体が太いものであれば、放熱性能を高めることができる。
なお、図示されていないが、実装基板12は、表面側の信号ラインとの間でマイクロストリップ線路を構成する裏面グランド層を有している。また、放熱板13は、実装基板12の裏面グランド層と電気的に接続され、放熱板13はケーブル端子16を経てケーブル線20の接地導体23に電気的に接続(導通)されている。つまり、実装基板12の裏面グランド層−放熱板13−ケーブル端子16−ケーブル線20の接地導体23に亘るグランドパスが形成されている。
また、図示されていないが、パワーデバイス11の出力側電極は、ケーブル線20の中心導体21に電気的に接続されている。
実装体10は、熱伝導シート17を挟んでヒートシンク30の本体部31上に載置されている。熱伝導シート17は、板面に平行な方向に高い熱伝導率を有する材料からなるものである。本実施の形態では、熱伝導シート17として、いわゆるカーボンシートを用いているが、これに限定されるものではない。また、熱伝導シート17は,必ずしもなくてもよい。
ヒートシンク30は、本体部31の端部から縦方向に延びる保持部32と、本体部31に付設された多くのフィン32とをさらに備えている。ヒートシンク30は、図1に示す筐体145内の送風機144の送風によって冷却される。
本実施の形態では、ヒートシンク30は、Al又はその合金によって構成されているが、これに限定されるものではない。上述の各種材料を用いることもできる。ただし、ヒートシンク30は大面積を占めるので、材料コストが安いだけでなく、比重が小さいことも必要である。このような条件を満足する材料としては、Al又はその合金が好ましい。
そして、ケーブル線20とヒートシンク30の保持部32との間に、別の通信部品である出力フィルタ40が取りつけられている。出力フィルタ40は、ケーブル線20とはケーブル端子41を介して熱結合しつつ接続され、保持部32にはその端面を接触させて熱結合している。また、出力フィルタ40の下面は、ヒートシンク30の本体部31に接触している。これにより、出力フィルタ40を放熱部材の1つとして利用している。
さらに、保持部32には、出力フィルタ40に接続される出力コネクタ42が熱結合しつつ取りつけられている。すなわち、出力コネクタ42に接続される部材、たとえば外部接続用の太いケーブル線からの放熱が可能になる。
本実施の形態によると、実装体10において、通信部品であるパワーデバイス11から放熱板13の主面部13aに向かう縦方向の放熱路Htが形成される。また、放熱板13の主面部13aから立設部13bを経てケーブル端子16に至る横方向の放熱路Hhも形成される。つまり、パワーデバイス11の発熱がケーブル端子12を経てケーブル線20に伝わる構造となる。
したがって、放熱板13をCu又はその合金などの高熱伝導率材料によって構成すれば、狭い面積で、パワーデバイス11の放熱路を横方向に拡大することができる。よって、簡素な構成で、製造コストを低く抑えつつ、放熱性能の高い実装体11が得られる。
また、通信モジュールBにおいて、パワーデバイス11の発熱は、縦方向の放熱路Htと横方向の放熱路Hhから放熱される。縦方向の放熱路Htは、パワーデバイス11から放熱板13の主面部13aおよび熱伝導シート17を経てヒートシンク30の本体部31に向かっている。横方向の放熱路Hhは、放熱板13の主面部13aから立設部13b,ケーブル端子12およびケーブル線20に向かっている。よって、ケーブル線20、特に接地導体23を介した放熱が可能となり、簡素な構成で、効率よく放熱しうる通信モジュールBが得られる。
特に、ヒートシンク30に、本体部31の端部から延びる保持部32を設けているので、さらなる放熱性能の向上が期待できる。すなわち、本実施の形態では、横方向の放熱路Hhは、ケーブル線20およびフィルタ40を経て保持部32に延びている。そして、保持部32を経て、本体部31およびフィン33からの放熱と、出力コネクタ42からの放熱が可能となる。つまり、1つのヒートシンク30を縦方向の放熱路Htだけでなく、横方向の放熱路Hhの一部としても利用することができる。よって、放熱性能がさらに向上する。
本実施の形態では、フィルタ40からの放熱も可能となり、放熱性能がさらに向上する。特に、フィルタ40が、ヒートシンク30の本体部31や保持部32に接触させているので、放熱性能の向上効果が大きい。
ただし、次に説明する実施の形態2のように、フィルタなどの別の通信部品をケーブル線20に接続しなくてもよい。
図4は、実施の形態2における通信モジュールBの構造を示す縦断面図である。
本実施の形態においても、携帯基地局Aの構成や携帯基地局Aの電気回路の構成は、実施の形態1と共通している。また、図4において、実施の形態1と同じ部材については、同じ符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態では、ケーブル線20にフィルタ等の別の通信部品が介設されていない。そして、ケーブル線20が、ヒートシンク30の本体部31に接触している。この構造により、横方向の放熱路Hhにおいて、ケーブル線20からヒートシンク30の本体部32に直接放熱が可能になる。よって、放熱性能がさらに向上する。
ケーブル線20の断面構造は、図3に示す構造としてもよいし、接地導体23を、内面が円形で外面が矩形の断面を有する管材で形成してもよい。接地導体23の外面を平面とすることにより、接地導体23とヒートシンク30との接触面積が大きくなるので、放熱効率がさらに向上する。
また、ケーブル線20を、ヒートシンク30の本体部31に取り付けられた高熱伝導率材料からなる金具に固定してもよい。
−ケーブル線の変形例−
図5は、ケーブル線20の変形例に係るフラットケーブルの縦断面図である。ケーブル線20は、複数の中心導体21(多芯)と、誘電体層22を挟んで複数の中心導体21の周囲を覆うシールド27と、外皮24とを備えている。また、シールド27の外方には、シールド27に接触しながら延びるドレイン線25が設けられている。
中心導体21は、図中左方から順に、ピッチ0.4mm〜0.6mm程度で配置された、グランド線21gと、各々差動信号が伝送される第1信号線21p及び第2信号線21nとを含んでいる。そして、グランド線21g,第1信号線21p及び第2信号線21nの3本の中心導体が1つの群として、交互に繰り返し設けられ、最終端部にはグランド線21gが配置されている。つまり、第1信号線21pと第2信号線21nとを両側のグランド線21gによって挟むことにより、第1信号線21pと第2信号線21nとのクロストークを逃す構成となっている。また、シールド27は、不要電波の外部への漏れがないように、不要電波を遮蔽している。
なお、中心導体21の断面形状は、必ずしも丸型である必要はなく、平型であってもよい。
このようなフラットケーブル構造を有するケーブル線20も、放熱路の一部として用いることができる。この場合、特に、シールド27およびドレイン線25を介して放熱性能を高めることができる。
本発明に用いられるケーブル線は、一般的には高周波ケーブルであるが、上述の同軸ケーブル、フラットケーブルに限定されるものではなく、種々の構造を有するケーブル線が含まれる。同様に、ケーブル端子も、同軸端子だけでなく、種々の構造を有する端子(コネクタ)が含まれる。
ヒートシンク30との熱交換を行う熱交換媒体は、上記各実施の形態では、送風機144の送風である。しかし、通信モジュールの種類や配置場所に応じて、冷却能の高い各種液体を用いてもよいし、ヘリウム,アルゴン,窒素などであってもよい。
(他の実施の形態)
上記開示された本発明の実施の形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実装体,通信モジュール及び通信装置は、携帯基地局のほか、発熱性の通信部品を配置した各種通信機器に利用することができる。
A 携帯基地局
B 通信モジュール
Ht 縦方向の放熱路
Hh 横方向の放熱路
10 実装体
11 パワーデバイス(通信部品)
12 実装基板
13 放熱板
13a 主面部
13b 立設部
16 ケーブル端子
17 熱伝導シート
20 ケーブル線
21 中心導体
22 誘電体層
23 接地導体(外側導体)
24 外皮
25 ドレイン線
27 シールド(外側導体)
30 ヒートシンク
31 本体部
32 保持部
33 フィン
40 フィルタ
41 ケーブル端子
42 出力コネクタ
100 建築物
110 アンテナ
120 簡易局舎
130 電源設備
131 電源装置
132 付帯設備
140 送受信設備(通信装置)
141 無線部
142 制御部
143 高出力増幅器(通信モジュール)
144 送風機
145 筐体

Claims (8)

  1. 発熱性の通信部品を実装してなる実装体であって、
    前記通信部品の底面に沿った方向である横方向に延びる主面部、および該主面部につながり縦方向に延びる立設部を有する放熱板と、
    前記放熱板の立設部に取り付けられたケーブル端子と、
    を備え、
    前記通信部品の底面と放熱板の前記主面部とは互いに熱結合しており、
    前記放熱板の立設部と前記ケーブル端子とは互いに熱結合している、実装体。
  2. 請求項1記載の実装体と、
    前記ケーブル端子に連結されるケーブル線と、
    を備え、
    前記ケーブル線は、前記ケーブル端子を介して前記放熱板の立設部に熱結合している、通信モジュール。
  3. 請求項2記載の通信モジュールにおいて、
    前記放熱板の主面部と熱結合する本体部と、前記ケーブル線に熱結合している保持部とを有するヒートシンクをさらに備えている、通信モジュール。
  4. 請求項2または3記載の通信モジュールにおいて、
    前記ケーブル線に熱結合している別の通信部品をさらに備えている、通信モジュール。
  5. 請求項2〜4のうちいずれか1つに記載の通信モジュールにおいて、
    前記ケーブル線に、電気的に接続され、かつ熱結合している外部端子をさらに備えている、通信モジュール。
  6. 請求項2〜5のうちいずれか1つに記載の通信モジュールにおいて、
    前記ケーブル線は、前記ヒートシンクに接触している、通信モジュール。
  7. 請求項2〜6のうちいずれか1つに記載の通信モジュールにおいて、
    前記ケーブル線は、管材から形成された筒状の外側導体を有している、通信モジュール。
  8. 請求項7記載の通信モジュールを備えた通信装置。
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