JP2019220828A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パッチの読取ばらつきを抑制することにより、キャリブレーションの精度を向上させることを可能にした画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、画像形成装置により記録媒体上に形成された、複数階調の複数のパッチを含む第1のパターンを読取装置で読み取ることにより、RGB色空間値を含む読取データを取得する手段と、第1のパターンにおける位置と色との関係を示す情報に基づいて読取データを補正し、第1のパターンの読取位置に固有の読取ばらつきを抑制する手段と、補正後の読取データをデバイス非依存データに変換する手段と、デバイス非依存データに基づいて色再現特性を調整する手段と、を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
スキャナ等の読取装置で読み取られ、電子化されたカラーイメージデータは、プロッタ(プリントエンジン)等の画像形成装置により出力される。このとき、いずれの画像形成装置を使用しても同様の色再現特性が得られることが理想である。そのため、画像形成装置の色再現特性の共通化を実現する手段として、1次色のキャリブレーション、多次色のキャリブレーション、カラープロファイルと呼ばれる多次元LUT(Lookup Table)の更新等、画像形成装置の出力画像を読み取って画像出力パラメータを調整するキャリブレーション技術が提案されている。
例えば、記録媒体に形成されたカラーパッチをインラインセンサで読み取る2つの画像読取装置を備え、各画像読取装置で読み取った2種類の信号を利用してキャリブレーションを行う校正装置が開示されている(特許文献1)。
インラインセンサによりカラーイメージを読み取ってRGB色空間値を含む読取データを取得する際には、主走査方向の照度(照明深度)ムラ、用紙の搬送ムラ等の影響により、読取位置に応じて読取特性が異なり、読取ばらつきが生じる場合がある。このような場合、正確な読取データを取得することができず、キャリブレーションの精度が低下する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、キャリブレーションの精度を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、画像形成装置の色再現特性の調整を行う画像処理装置であって、前記画像形成装置により記録媒体上に形成された、複数階調の複数のパッチを含む第1のパターンを読取装置で読み取ることにより、RGB色空間値を含む読取データを取得する読取手段と、前記第1のパターンにおける位置と色との関係を示す情報に基づいて前記読取データを補正し、前記第1のパターンの読取位置に固有の読取ばらつきを抑制する補正手段と、補正後の前記読取データをデバイス非依存データに変換する変換手段と、前記デバイス非依存データに基づいて前記色再現特性を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャリブレーションの精度を向上させることができる。
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る出力プロファイルの補正時における処理フロー例を示すフローチャートである。 図4は、第1の実施形態に係る補正制御点の例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るカラーチャート生成部の機能構成例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係るカラーチャートの生成時における処理フロー例を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態に係るカラーチャートに配置されるパッチ群の例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係るカラーチャートの例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る補正パラメータ生成時における処理フロー例を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る補正パラメータの生成例を概念的に示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る補正パラメータの例を示す図である。 図12は、第1の実施形態に係る出力プロファイル補正を概念的に例示する図である。 図13は、第1の実施形態に係る測色部の機能構成例を示す図である。 図14は、第1の実施形態に係る色相分割方式におけるマスキング係数の算出法を例示する図である。 図15は、第1の実施形態に係る色相分割マスキング色変換における色相分割を概念的に例示する図である。 図16は、インラインセンサにおける主走査方向の位置と読取値のばらつきとの関係を例示する図である。 図17は、第1の実施形態に係る読取値補正部の機能構成例を示す図である。 図18は、第1の実施形態に係る内部パターンの例を示す図である。 図19は、第1の実施形態に係る色補正係数の算出に用いる評価パターンの例を示す図である。 図20は、第1の実施形態に係る色補正係数の算出例を示す図である。 図21は、第2の実施形態に係るカラーチャート生成部の機能構成例を示す図である。 図22は、第2の実施形態に係るカラーチャートの生成時における処理フロー例を示すフローチャートである。 図23は、第2の実施形態に係るパッチ群の例を示す図である。 図24は、第2の実施形態に係る補正パラメータの生成例を概念的に示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、及びいわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更、及び組み合わせを行うことができる。
<第1の実施形態>
本実施形態に係る画像処理装置は、キャリブレーション(色校正)機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)等の装置である。本実施形態に係る画像処理装置は、原稿から画像データを読み取り、読み取った画像データ(アナログ信号)をデジタルデータに変換して出力する原稿読取機能、読み取った画像データ(デジタルデータ)にキャリブレーションを含む各種処理を施す画像処理機能、画像処理後のデータに基づいて記録媒体に画像を印刷する印刷機能等を有する。
以下の説明においては、原稿からR(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)の3色のカラー画像データ(以下、「RGBデータ」等と称する場合がある)を読み取り、RGBデータをC(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色のプロセスカラー画像データ(以下、「CMYKデータ」等と称する場合がある)に色変換し、CMYKデータに基づいて記録媒体にカラー画像を出力するものとする。
<画像処理装置のハードウェア構成>
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成例を示す図である。図1において画像形成装置1は、装置内の構成として、読取装置2、第1の画像データ処理装置3、バス制御装置4、第2の画像データ処理装置5、HDD(Hard Disk Drive)6、CPU(Central Processing Unit)7、メモリ8、プロッタI/F装置9、プロッタ10(画像形成装置)、操作表示装置11、回線I/F装置12、外部I/F装置13、S.B.(South Bridge)14、及びROM(Read Only Memory)15を有する。また、装置外に電話回線16Aを介してファクシミリ装置16が接続され、ネットワーク17Aを介してPC(Personal Computer)17が接続されている。
読取装置2は、原稿から画像データを取得するスキャナである。ここでは、読取装置2として、線順次CIS(Contact Image Sensor)スキャナを想定する。線順次CISスキャナは、3色(RGBに相当する波長)のLED光源と光電変換素子で構成されるCIS、A/Dコンバータ、それら駆動させる駆動回路を具備し、3色のLED光源を順次に点灯させ、セットされた原稿を線順次に読み取ることで得る原稿の濃淡情報から、RGB各8ビットのデジタル画像データを生成し出力する。CISは、インラインセンサの一例であるが、インラインセンサの構成は上記に限られるものではない。線順次CISスキャナは、一般的に、CCD(Charge Coupled Device)方式に比べ、小型化、省電力化、低コスト化、起動時間の短縮等の点で有利である。
第1の画像データ処理装置3は、読取装置2が生成したデジタル画像データに対し、予め定めた特性に統一する処理を施して出力するデバイスである。第1の画像データ処理装置3は、読取装置2からのデジタル画像データに対して、スキャナ特性補正処理(シェーディング補正、キャリブレーション等)、フィルタ処理(MTF特性の補正、モアレの防止等)、γ変換処理(明るさ調整等)、色変換処理(RGB・CMYK変換等)、変倍処理等を行う。第1の画像データ処理装置3は、所定のプログラムにより制御されるマイクロプロセッサ、各種論理回路等を利用して構成される。
第2の画像データ処理装置5は、第1の画像データ処理装置3により特性が統一されたデジタル画像データに対し、ユーザから指定された出力先に適した画像処理を施して出力する。第2の画像データ処理装置4の機能はコピー、スキャナ配信、プリント、FAX送信等に応じて異なるが、一例としてコピー動作の場合について説明する。第2の画像データ処理装置5は、第1の画像データ処理装置3により統一されたRGB画像データ(統一RGB画像データ)の鮮鋭性を、プロッタ10に出力する場合の再現性が良くなるように補正する。具体的には設定された画質モードに応じてデコードされた属性情報に従って鮮鋭化/平滑化処理を施す。例えば文字原稿モードでは文字をハッキリさせるために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。また、第2の画像データ処理装置5は、各8ビットの統一RGBデータをプロッタ10用の色空間であるCMYK各8ビットのCMYK画像データに変換し、設定された画質モード情報に応じてデコードされた属性情報に従って最適な色調整を実施する。また、第2の画像データ処理部5は、CMYK画像データのサイズ(解像度)をプロッタ10の再現性能に従って変換する。また、第2の画像データ処理装置5は、予めCPU7において生成されたCMYK用のエッジ用γテーブル、非エッジ用γテーブル等を用いてγ補正(CMYK版毎のテーブル変換)を実施する。また、第2の画像データ処理部5は、γ補正後のCMYK画像データに対してプロッタ10の階調処理能力に応じて階調数変換処理(例えば誤差拡散法を利用した処理)を行う。第2の画像データ処理装置5は、所定のプログラムにより制御されるマイクロプロセッサ、各種論理回路等を利用して構成される。
HDD6は、電子データを保存するための大型の記憶装置であり、ここでは主にデジタル画像データ及びデジタル画像データの付帯情報を蓄積する。例えば、IDE(Integrated Drive Electronics)を拡張して規格化されているATAバス接続のハードディスクが使用される。
CPU7は、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサである。メモリ8は、複数種のバス規格間をブリッジする際の速度差、接続された部品自体の処理速度差等を吸収するために、一時的にやりとりするデータを記憶したり、CPU7が画像形成装置1の制御を行う際にプログラム、中間処理データ等を一時的に記憶したりする揮発性メモリである。CPU7には高速処理が求められるため、通常起動時にROM15に記憶されたブートプログラムにてシステムを起動し、その後は高速にアクセス可能なメモリ8に展開されたプログラムによって処理を行う。例えば、DIMM(Dual Inline Memory Module)等が使用される。
プロッタI/F装置9は、CPU7にインテグレートされた汎用規格I/F経由で送られてくるCMYKからなるデジタル画像データを受け取ると、プロッタ10の専用I/Fに出力するバスブリッジ処理を行う。プロッタ10はCMYKからなるデジタル画像データを受け取ると、レーザービームを用いた電子写真プロセスにより、記録媒体に受け取った画像データを出力する。
S.B.14は、パーソナルコンピュータ等に使用されるチップセットであり、主にPCI−ExpressとISAブリッジを含むCPUシステムを構築する際によく使用され、ここではCPU7とROM15との間をブリッジしている。
ROM15は、CPU7が画像形成装置1の制御を行う際のプログラム(ブートを含む)が格納されるメモリである。
操作表示装置11は、画像形成装置1とユーザとの間のインターフェースであり、LCD(Liquid Crystal Display)、キースイッチ、タッチパネル機構等から構成され、装置の各種状態、操作方法等をLCDに表示し、ユーザからの入力操作を検知する。本実施形態ではPCI−Expressバスを介してCPU7と接続している。
回線I/F装置12は、PCI−Expressバスと電話回線16Aとを接続する装置であり、FAX16との間でデータ通信を可能にする。FAX16は、電話回線16Aを介して画像形成装置1から画像データを授受する。
外部I/F装置13は、PCI−Expressバスと外部装置を接続する装置であり、外部装置との間でデータ通信を可能になる。本例の外部I/F装置13は、イーサネット(登録商標)等のネットワーク17Aと接続している。PC17は、インストールされたアプリケーションソフトやドライバを介して、ユーザからの要求、指示等を画像形成装置1に伝達し、画像形成装置1からの情報をユーザに伝達する。
なお、第1の画像データ処理装置3や外部I/F装置13から送られる、特性が統一された画像データ等は、CPU7において符号化されてからHDD6に蓄積され、第1の画像データ処理装置3以降で処理する際に復号して変換処理が実施される。ここで、特性が統一された画像データ(RGB)は、非可逆なJPEG符号化等で高い圧縮率で処理され、付帯情報は可逆なK8符号化等で処理される。これにより、画質劣化を最小限に抑えることができる。
第1の画像データ処理装置3、第2の画像データ処理装置5、及びCPU7を制御するプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、プログラムを、インターネット等のネットワークに接続された他のコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、プログラムをネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
<画像処理装置の機能構成>
図2は、第1の実施形態に係る画像処理装置1の機能構成例を示す図である。画像処理装置1は、印刷部101、測色部102、キャリブレーション部103(調整手段)、記憶部104、及び制御部105を有する。
印刷部101は、記録媒体上に画像20を印刷する。印刷部101は、プロッタ10、プロッタI/F装置9等の協働により構成される。
測色部102は、印刷部101により印刷された画像20に対して測色を行う。測色部102は、読取装置2、第1の画像データ処理装置3、CPU7等の協働により構成される。
キャリブレーション部103は、印刷部101の特性に応じて色再現性を維持するためのカラーキャリブレーションを行う。キャリブレーション部103は、測色部102による測色結果に基づいて、記憶部104に記憶された、RGB・CMYK変換処理等に用いられる出力プロファイル25を補正する。キャリブレーション部103は、第2の画像データ処理装置5、CPU7等の協働により構成される。記憶部104は、HDD6、CPU7等の協働により構成される。
制御部105は、印刷部101、測色部102、及びキャリブレーション部103を制御し、データの受け渡しを行う。制御部105は、CPU7、メモリ8、バス制御装置4等の協働により構成される。
キャリブレーション部103は、補正制御点設定部111、カラーチャート生成部112(生成手段)、補正パラメータ生成部113、及びプロファイル補正部114を有する。
補正制御点設定部111は、出力プロファイル25の補正に用いる制御点を設定する。カラーチャート生成部112は、補正制御点に基づいて、出力プロファイル25を補正するためのカラーチャートの構成を示すデータを生成する。補正パラメータ生成部113は、補正制御点、カラーチャートのパッチ構成、測色値(測色部102による測色結果)、出力プロファイル25等を用いて、出力プロファイル25を補正するための補正パラメータを生成する。プロファイル補正部114は、補正パラメータを用いて出力プロファイル25を補正する。
<出力プロファイルの補正>
図3は、第1の実施形態に係る出力プロファイル25の補正時における処理フロー例を示すフローチャートである。補正制御点設定部111は、デバイス依存の第1の色空間(例えば、プロッタ10の特性に依存するCMYK色空間)の補正制御点を設定する(S101)。カラーチャート生成部112は、補正制御点に基づいて、出力プロファイル25を補正するためのカラーチャートを生成し(S102)、印刷部101は、カラーチャートを出力(記録媒体に印刷)する(S103)。測色部102は、カラーチャートを測色する(S104)。補正パラメータ生成部113は、補正制御点のLab値、カラーチャートの測色結果のLab値、及びカラーチャートの各パッチのCMYK値に基づいて補正パラメータを生成する(S105)。プロファイル補正部114は、生成された補正パラメータを用いて出力プロファイル25を補正する(S106)。
<補正制御点>
図4は、第1の実施形態に係る補正制御点の例を示す図である。補正制御点は、任意の色相において階調値を連続的に変えた形で設定される。例えば、図4におけるID0〜ID4は、Y色相の色を補正するための制御点に相当する。主にCMYのような一次色、RGBのような二次色、グレーのような三次色等の代表的な色相に対して補正制御点が設定される。
<カラーチャートの生成>
図5は、第1の実施形態に係るカラーチャート生成部112の機能構成例を示す図である。カラーチャート生成部112は、第1の色変換部121、色値変位処理部122、第2の色変換部123、及びパッチ配置部124を有する。
第1の色変換部121は、デバイス依存の第1の色空間値であるCMYK値のうちCMYの値を、デバイス依存の第2の色空間値であるHSL値に変換する。
色値変位処理部122は、変換されたHSL値を所定の変位量で変位させる。
第2の色変換部123は、変位されたHSL値をCMYK値に逆変換する。
パッチ配置部124は、変換されたCMYK値を用いたパッチをページ内に配置してカラーチャートを生成する。
図6は、第1の実施形態に係るカラーチャートの生成時における処理フロー例を示すフローチャートである。第1の色変換部121は、デバイス依存の第1の色空間値であるCMYK値のうちCMY値をデバイス依存の第2の色空間値であるHSL値に変換する(S201)。CMY値からHSL値への変換は、例えば下記式(1)〜(14)により行われる。なお、CMYは、0〜255の値を取るものとする。
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色値変位処理部122は、上記のように変換されたHSL値(デバイス依存の第2の色空間値)を所定の値で変位させる(S202)。所定の値は、例えば、補正対象の出力プロファイル25を使用するプロッタ10の最大の変動幅から、当該最大の変動幅を超える範囲で設定され得る。第2の色変換部123は、変位前後のHSL値(デバイス依存の第2の色空間値)をCMY値(デバイス依存の第1の色空間値)に逆変換する(S203)。HSL値からCMY値への変換は、例えば下記式(15)〜(30)により行われる。なお、Kについては、物と値がそのまま使用される。
Figure 2019220828
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パッチ配置部124は、変位前後のCMY値(第1の色空間値)のパッチをページ内に配置し、カラーチャートを生成する(S204)。
<パッチ群>
図7は、第1の実施形態に係るカラーチャートに配置されるパッチ群の例を示す図である。図7において、「パッチNo.」は各補正制御点に対応しており、各ロウ31〜35は各補正制御点に対応して出力されるパッチのHSL空間における色値を示している。各補正制御点の変換結果であるH0,S0,L0を色相H方向の正負それぞれの方向に所定の変位率α(%)、及び彩度S方向の正負それぞれの方向に所定の変位率β(%)で変位させたパッチに、元の色値のパッチを加えた5つが用いられる。各HSL値をCMY値に逆変換した値と、元のKの色値であるK0で構成されたパッチがカラーチャート内に配置される。
<カラーチャートの構成>
図8は、第1の実施形態に係るカラーチャート21の例を示す図である。カラーチャート21は、印刷部101により記録媒体上に印刷される画像20の1つであり、複数階調の複数のパッチを含む。ここで例示するカラーチャート21は、図4に示すような各補正制御点に対応したパッチ群ID0〜IDnを含んでいる。各パッチ群ID0〜IDnには、それぞれ図7のロウ31〜35に対応する5つのパッチ81〜85が配置されている。
<補正パラメータの生成>
図9は、第1の実施形態に係る補正パラメータ生成時における処理フロー例を示すフローチャートである。補正パラメータ生成部113は、測色部102から出力されたカラーチャート21の測色結果を示すCIEXYZ色空間値に基づいて、1つの補正制御点に対応したパッチ群ID0〜IDnの測色値を取得し(S301)、当該補正制御点のCMYK値(デバイス依存の第1の色空間値)を取得し(S302)、出力プロファイル25を用いてCMYK値をLab値(デバイス非依存の色空間値)に変換する(S303)。
その後、補正パラメータ生成部113は、Lab値(デバイス非依存の色空間値)と当該パッチ群の測色値で形成される平面との距離(色差距離)が最小であるか否かを判定する(S304)。色差距離が最小でない場合(S304:No)、補正パラメータ生成部113は、CMYK値(デバイス依存の第1の色空間値)を調整する(S305)。このとき、パッチ群の測色値の平面よりも明度が高ければCMYK値が大きくなるように、すなわち明度が下がるように調整し、パッチ群の測色値の平面よりも明度が低ければCMYK値が小さくなるように、すなわち明度が上がるように調整する。補正パラメータ生成部113は、ステップS305を実行後、ステップS303を再度実行する。
一方、色差距離が最小である場合(S304:Yes)、補正パラメータ生成部113は、測色値と色差距離が最小となるLab値(距離最小点)とに基づいて、パッチ群のCMYK値を補完するための重みを算出する(S306)。補正パラメータ生成部113は、測色したパッチ群のCMYK値(デバイス依存の第1の色空間値)を取得し(S307)、取得したパッチ群のCMYK値を、重みを用いて補間し、補正パラメータの出力値を取得する(S308)。補正パラメータ生成部113は、補正制御点の調整後のCMYK値(第1の色空間値)を入力とし、パッチ群の補間結果であるCMYK値(第1の色空間値)を出力として、補正パラメータを設定する(S309)。その後、補正パラメータ生成部113は、全補正制御点に対して補正パラメータの入出力値を設定する処理が完了したか否かを判定し(S310)、完了した場合(S310:Yes)には本フローを終了し、完了していない場合(S310:No)にはステップS301を再度実行する。
図10は、第1の実施形態に係る補正パラメータの生成例を概念的に示す図である。図10において、Lab空間が示されている。点P1〜P5は、補正制御点のCMYK値を、出力プロファイル25を用いてLab値に変換した点を示している。点m1〜m4は、点P4の補正制御点に対応したパッチ群の測色値を表している。ここで示す例では補正制御点の彩度が最大値となっているため、彩度を正方向に変位させたパッチを除く4パッチの測色値が示されている。
まず、点m1〜m4で形成される平面の式を求める。三次元の平面の式は三点が決まれば一意に決まる。三点の組み合わせは、元のパッチの測色値を固定とし、色相Hを変位させたいずれか1つのパッチと、彩度を変位させたいずれか1つのパッチを選択する。色相H及び彩度Sをそれぞれ正負に振るため、2×2の4通りの平面が形成される。ここで示す例では、彩度の変位方向が負方向のみであるため、(m1,m2,m4)と(m1,m3,m4)の2通りの組み合わせで平面が形成されている。なお、点m1,m2,m3,m4は、輝度を維持したまま変位した色の測色値を示すため、明度も近い値となり明度軸に対して垂直に近い平面となる。
その後、点P4から点P5に向かってCMYK値を動かしながら、出力プロファイル25を用いて色変換を行い、Lab値を求める。各Lab値と平面との距離を随時算出し、距離が最小となる点CPを求める。最小距離となった時のCMYK値を補正パラメータの入力値に設定する。点CPが求まったら、点CPのLab値とこれを囲むパッチの測色値のLab値を取得する。点CPから各測色値のLab値に引いた線で分割された領域の面積w1,w2,w3を補間演算の重みとする。点m1,m2,m4のCMY値(C1,M1,Y1),(C2,M2,Y2),(C3,M3,Y3)を取得し、重みw1,w2,w3及び下記式(31)〜(33)を用いて補間を行うことにより、補正パラメータの出力値(C,M,Y)を取得する。なお、Kについては、各パッチの色値を変位させていないため、元の値がそのまま出力値となる。
Figure 2019220828
Figure 2019220828
Figure 2019220828
図11は、第1の実施形態に係る補正パラメータの例を示す図である。補正パラメータは、各補正制御点に対応した入力値INPUTと出力値OUTPUTとが並んだ形で記載されている。なお、入力値が図4の値から変化しているのは、図10で示した交点探索の部分でCMYK値を調整しているためである。
<出力プロファイル補正>
図12は、第1の実施形態に係る出力プロファイル補正を概念的に例示する図である。図12において、x軸にC、y軸にM、z軸にYの色値を取った色空間が示されている。左下の原点が白色(W)、右上の頂点がCMYベタのグレー(Gray)に相当する。代表的な例として、一次色CMY、二次色RGB、及び三次色グレーのラインが補正制御点として設定された場合、太線で表したWからC,M,Y,R,G,Bの各頂点を通ってGrayに向かうライン、及びWからGrayへの対角線の位置に補正パラメータが存在する。
補正対象の出力プロファイル25であるLUTから各格子点のCMYK値を取得する。なお、ICC(International Color Consortium)プロファイル等の一部のプロファイルでは、LUTの前段又は後段にガンマ変換、マトリクス変換等を付加することが可能であり、そのような場合には最終出力が合うように逆変換を施しておく。取得したCMYK値のうちCMY値を用いて、その大小関係から補正対象の色に対応する点IPがCMY色空間のどの領域に含まれるか判定を行い、その判定結果に基づき補正に用いるパラメータを決定する。例えば、図12に例示する点IPにおいては、C>M>Yとなっており、C色相、G色相、及びW−Grayのライン上の補正パラメータP21,P22,P23が使用される。
3つの補正パラメータP21,P22,P23を用いて以下の手順で補正値が求められる。まず、CMY値をHSL値に変換する。その後、彩度Sを1に補正し、色相HをCの色相及びGの色相の値にそれぞれ補正する。得られたHSL値をCMY値に逆変換して補正パラメータを適用する。補正パラメータを用いて補正を行う際には、対象制御ラインの補正パラメータのINPUTから補正対象のCMY値を挟む値を探索し、探索された値に対応するOUTPUT値を取得し、線形補間、スプライン補間等の適宜な補間方法を用いて補正後のCMY値を出力する。
また、C色相及びG色相のそれぞれで得られた補正後のCMY値に対して、元の色相HとC色相及びG色相の色相H,Hとの差の比率に基づいて、下記式(34)〜(36)のように重み付け補間を行う。
Figure 2019220828
Figure 2019220828
Figure 2019220828
Cg,Mg,YgはG色相の補正で得られたCMY値であり、Cc,Mc,YcはC色相の補正で得られたCMY値である。更に、彩度Sを1に補正した後、同様にW−Grayの補正パラメータで補正を行い、CS=0,MS=0,YS=0を得る。その後、下記式(37)〜(39)により、CS=1,MS=1,YS=0,CS=1,MS=0,YS=0を彩度Sで補完し、最終的な補正値CMYを得る。なお、Kについては補正前のK値がそのまま使用される。
Figure 2019220828
Figure 2019220828
Figure 2019220828
上記のような補正処理がLUTの全格子点に対して行われる。以上の処理により、明度の補正精度が向上された出力プロファイル25を得ることができる。
<読取値補正処理及び色変換処理>
図13は、第1の実施形態に係る測色部102の機能構成例を示す図である。測色部102は、印刷部101が記録媒体上に印刷する画像20の1つである内部パターン(第1のパターン)をインラインセンサやカラースキャナで読み取ったRGB色空間値(以降、RGB値と略記する場合がある)を含む読取データに対して補正を行い、補正後の読取データ(補正RGB値)をデバイス非依存のCIEXYZ色空間値に変換する。CIEXYZ値は、キャリブレーションにおける入力色であるCIELab値に標準定義式を用いて変換される。本実施形態に係る測色部102は、読取値補正部301(補正手段)、内部パターン情報記憶部302、色領域判定部303、及び色変換部304(変換手段)を有する。
読取値補正部301は、内部パターンをインラインセンサ等で読み取ることにより取得した生RGB値を読取位置に応じて補正する読取値補正処理を行う。ここでは、プロセスカラー(CMYK)で画像形成された内部パターンを画像処理装置1内に設けられたインラインセンサを用いて読み取ることにより得られたRGBのデジタル画像データを生RGB値とする。インラインセンサは、例えば、LED光源及び光電変換素子で構成されるCIS、A/Dコンバータ、これらを駆動させる駆動回路等を有し、読み取り対象の画像の濃淡情報からRGB各8ビットのデジタル画像データを出力する。このとき、デジタル画像データに対し、インラインセンサの機構上の特徴(照度歪み等)に起因して発生する読み取りムラを補正するシェーディング補正等が行われる。
内部パターン情報記憶部302は、内部パターンの構成を示す情報、すなわち内部パターン内の位置と色との関係を示す内部パターン情報を記憶する。内部パターン情報には、内部パターンに含まれる複数のパターンの各位置を示すパターン位置情報、各パターンの色を示すパターン色情報(CMYK値)等が含まれる。
色領域判定部303は、内部パターン情報記憶部302に記憶されたCMYK値に基づいて、インラインセンサの読取位置に対応する色領域を判定する。
色領域は、例えば下記のような色カテゴリに分割される。
(色カテゴリ1:Hue_1) 1次色:C単色
(色カテゴリ2:Hue_2) 1次色:M単色
(色カテゴリ3:Hue_3) 1次色:Y単色
(色カテゴリ4:Hue_4) 1次色:K単色
(色カテゴリ5:Hue_5) 2次色:CM混色
(色カテゴリ6:Hue_6) 2次色:MY混色
(色カテゴリ7:Hue_7) 2次色:YC混色
(色カテゴリ8:Hue_8) 2次色:CK混色
(色カテゴリ9:Hue_9) 2次色:MK混色
(色カテゴリ10:Hue_10) 2次色:YK混色
(色カテゴリ11:Hue_11) 3次色:CMY混色
(色カテゴリ12:Hue_12) 3次色:CMK混色
(色カテゴリ13:Hue_13) 3次色:MYK混色
(色カテゴリ14:Hue_14) 3次色:YCK混色
(色カテゴリ15:Hue_15) 4次色:CMYK混色
なお、上記色カテゴリ15については、以下のようにCMYK混色の混合比に応じて更に色カテゴリを分割してもよい。
MIN(CMY)/K>1.0 (色カテゴリ15−1)
1.0≧MIN(CMY)/K>0.75 (色カテゴリ15−2)
0.75≧MIN(CMY)/K>0.5 (色カテゴリ15−3)
0.5≧MIN(CMY)/K>0.25 (色カテゴリ15−4)
MIN(CMY)/K≦0.25 (色カテゴリ15−5)
読取値補正部301は、内部パターン情報記憶部302に記憶されたパターン位置情報及び色領域判定部303により判定された色領域に基づいて、インラインセンサから出力された生RGB値に読取値補正処理を施した補正RGB値を出力する。
色変換部304は、色領域判定部303により判定された色領域に基づいて、読取値補正部301から出力された補正RGB値をCIEXYZ値に変換する色変換処理を行う。
混色キャリブレーションで使うプロセスカラー(予め設定したCMYKデータが0でない版)のCMYKデータに応じた2以上の色領域分割を行う際、プロッタ10のγ特性補正後の出力レベルで混合比の演算を実施する。ここでは、階調パターンを用いた混色キャリブレーション(色度補正)について説明する。
色安定化制御用のテストチャート21は、カラーバランスを取る上で最重要色であるグレーの階調パッチパターンであり、ブラック(K)のみのグレー階調パッチと、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、及びシアン(C)を混色したプロセスグレー階調パッチとで構成される。画像処理装置1の画像処理部において色度が同じであるブラック(K)のみのグレー階調パッチとプロセスグレー階調パッチとが対をなして並んでいる。これらのパッチの色度をインラインセンサで検知し、対をなすブラック(K)のみのグレー階調パッチとプロセスグレー階調パッチとの間で色差が無くなるように、キャリブレーションテーブル(出力プロファイル25)へデータをフィードバックする。
インラインセンサの読取値であるRGB値(補正RGB値)をデバイス非依存のCIEXYZ値やsRGBへ変換する際には、内部パターンのCMYK値の組合せに基づく色カテゴリ毎にマスキング係数を切り換えて、下記のように線形変換を実施する。ここでは、離散的なCMYK値の内部パターンについて色変換を行うため、各色カテゴリの境界での連続性は考慮しなくてもよい。よって、色カテゴリ毎にRGB値とCIEXYZ等の測色値を用いた最小二乗法等により、マスキング係数を求めることが可能である。
Rout=coef_rr[Hue_x]*Rin+coef_rg[Hue_x]*Gin+coef_rb[Hue_x]*Bin+const[Hue_x]
Gout=coef_gr[Hue_x]*Rin+coef_gg[Hue_x]*Gin+coef_gb[Hue_x]*Bin+const[Hue_x]
Bout=coef_br[Hue_x]*Rin+coef_bg[Hue_x]*Gin+coef_bb[Hue_x]*Bin+const[Hue_x]
Kout=coef_kr[Hue_x]*Rin+coef_kg[Hue_x]*Gin+coef_kb[Hue_x]*Bin+const[Hue_x]
(入力)
Rin:スキャナのR出力(スキャナデバイスのR成分読取値)
Gin:スキャナのG出力(スキャナデバイスのG成分読取値)
Bin:スキャナのB出力(スキャナデバイスのB成分読取値)
(出力)
Rout:R出力(標準R成分:例えばCIEXYZ_X)
Gout:G出力(標準G成分:例えばCIEXYZ_Y)
Bout:B出力(標準B成分:例えばCIEXYZ_Z)
Kout:K出力(K成分のCIEXYZ_Y)
(係数)
coef[Hue_x]:色カテゴリHue_xにおける色変換用マスキング係数
const[Hue_x]:色カテゴリHue_xにおける定数
また、色カテゴリ11(3次色:CMY混色)については、各色成分の比率に応じて色相が大きく変化する為、後述する色相分割マスキング色変換を実施することで、高精度な色予測が可能となる。
インラインセンサのRGB出力の分光感度と国際照明委員会が定めるXYZ色度とが完全に線形な関係ではないことの影響を少しでも低減するため、プロセスグレーについては、線形マスキングの代わりにセンサのRGB出力の3次の項まで用いる式を使用することも可能である。これはセンサのRGB出力を変換して求めたXYZ色度値と国際照明委員会が定める分光反射率より求めるXYZ色度値との間に生じた色度値の差の平均値である。
両方のXYZを国際照明委員会が定める定義通りにL*a*b*へ変換した後に色差(ΔE)を算出する。使用している色材の種類(測定したパッチがブラックのみのグレー階調パッチか又はプロセスグレー階調パッチか)というパッチの属性毎に行列を変えた方が、センサのRGB出力を変換して求めたXYZ色度値と国際照明委員会が定める分光反射率より求めるXYZ色度値との間に生じた色差(ΔE)を小さくすることができる。これは、センサのRGB出力の分光感度と国際照明委員会が定めるXYZ色度の等色関数における非線形性の影響度を、パッチの属性毎に行列Aを変えることにより低減できたことによる。従って、行列Aをパッチの属性毎に設定する色変換方法を採用することで、センサのRGB出力を変換して求めるXYZ色度値と国際照明委員会が定める分光反射率より求めるXYZ色度値との間に生じる色差を低減することができる。
なお、上記方法はCMYKパッチの混合比率がパッチ検知時に判定できることが前提となる。上記のようなインラインセンサを搭載した画像処理装置1においては、画像形成順にパッチを検知するため、検知したパッチの属性を判断することができ、本方式を適用することができる。また、ここではインラインセンサのRGB出力からXYZ色度値へ変換する場合について説明し、2つの異なる表色系の等色関数に非線形性がある場合に当該方法が有効である。
また、ここではブラック(K)のみのグレー階調パッチと、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、及びシアン(C)を混色したプロセスグレー階調パッチとの2種の属性に分類する例を示したが、属性の分類方法はこの色材の組合せに限られるものではない。
また、インラインセンサのRGB出力をXYZ色度値に変換する方法としては、行列による一次変換の方式の他、多項式変換、ニューラルネットワークを使用する方法、LUTを使用する方法等がある。いずれの方法においてもパッチの属性を判断することができれば、パッチの属性毎にニューラルネットワークで使用するニューロン間の接続の重みを変えることや使用するLUTを変えることで、インラインセンサのRGB出力を変換して求めるXYZ色度値と国際照明委員会が定める分光反射率より求めるXYZ色度値との間に生じる差を低減することができる。
上記のように、インラインセンサのRGB出力をXYZ色度値に変換する際に使用する各種パラメータをパッチの属性毎に変えることにより、インラインセンサのRGB出力を変換して求めるXYZ色度値と国際照明委員会が定める分光反射率より求めるXYZ色度値との間に生じる差を低減することができ、XYZ色度値を使用する色安定化制御の精度を向上させることが可能となる。
図14は、第1の実施形態に係る色相分割方式におけるマスキング係数の算出法を例示する図である。図15は、第1の実施形態に係る色相分割マスキング色変換における色相分割を概念的に例示する図である。
RGBデータに対する色相の分割は、図14に示すように3次元のRGB色空間全体に対し、無彩色軸(Dr=Dg=Db)を中心として放射状に拡がる平面で行う。具体的な色相判定は、画像信号(snpr,snpg,snpb)を色相信号(HUE)に変換して色相境界値(HUE00〜11)と比較し、その結果により色相領域(12分割)を判定して色相領域信号(Huejo)を出力する。
[色差信号生成]
画像信号(snpr,snpg,snpb)の差分(例えば、G成分−R成分とB成分−G成分)から色差信号(x,y)を生成する。
[広域色相検出]
色差信号(x,y)から広域色相信号(HUEH)を生成する。広域色相信号(HUEH)は、X−Y信号平面を8分割した時の位置を示す。
[色差信号回転]
広域色相信号(HUEH)に応じて色差信号(XA,YA)を生成する。色差信号(XA,YA)は色差信号平面(x,y)を回転して、”HUEH=0”の領域に移動させた時の座標とする。
[狭域色相検出]
色差信号(XA,YA)から狭域色相信号(HUEL)を生成する。狭域色相信号(HUEL)は色差信号平面座標の傾き(HUEL/32=YA/XA)である。
[色相境界レジスタ]
色相境界レジスタ(HUE00〜HUE11)設定値を出力する。
[色相領域判定]
色相境界信号(HUE00〜HUE11:8bit)を色相信号(HUEHL{HUEH,HUEL})との大小関係を比較して、色相領域(HUE)を生成する。
[色相分割マスキング]
色相領域判定された色相HUEに基づき、色相に応じたマスキング演算を行う。本実施例においては、スキャナRGBから統一RGBへのマスキング演算が行われる。ここで、12色相分割の線形マスキングの積和演算を行う場合、RGBおよびIR成分の色毎に独立に処理される。色相領域判定により算出された色相判定信号HUEに基づいて、色補正係数と色補正定数を選択して演算する。
ここで、各色相のマスキング係数は、無彩色軸上の2点と両境界平面状の2点(合計4点)の(Dr,Dg,Db,Dir)⇔(Dc,Dm,Dy,DK)の対応関係が判れば決定できる。ここでは、入力色をRGB(スキャナベクタ)、出力色(対応色)をCMYK(プリンタベクタ)と定義して説明しているが、入出力データの属性は任意に設定でき、汎用的な色変換が可能であり、RGBからCIEXYZやsRGB等へのマスキング演算も可能である。
図14において、4点の(Dr,Dg,Db,Dir)⇔(Dc,Dm,Dy,DK)の対応が下記式(40)の場合、これらをまとめた行列式の対応を結び付けるマスキング係数は、色1〜色4の右辺をまとめた行列の逆行列と左辺をまとめた行列との積を演算することで算出できる。
Figure 2019220828
このように無彩色軸上の2点(白と黒)と両境界平面状の2点(合計4点)の関係が決まれば、マスキング係数が求まる。このため、色変換のパラメータ設計としては、入出力データの属性に関わらず、式(40)の右辺をスキャナベクタ、左辺をプリンタベクタとして定義し、各分割点のスキャナベクタ、プリンタベクタを求めることになる。下記表1は、本実施形態に係る色相分割マスキング色変換で使用するパラメータの例である。
Figure 2019220828
色相分割マスキング色変換では、色空間の分割点を1次色(C,M,Y)と2次色(R,G,B)に対し、それぞれ2点の計12点で分割をおこなっている(図15参照)。よって、表1に示す無彩色軸上の白及び黒点を含めた14点の最終的なスキャナベクタ及びプリンタベクタを設定後、色相領域毎にマスキング係数を下記のように算出することができる。また、この場合、各色相領域の境界における連続性は保たれる。
Rout=coef_rr[hue]*Rin+coef_rg[hue]*Gin+coef_rb[hue]*Bin+const
Gout=coef_gr[hue]*Rin+coef_gg[hue]*Gin+coef_gb[hue]*Bin+const
Bout=coef_br[hue]*Rin+coef_bg[hue]*Gin+coef_bb[hue]*Bin+const
Kout=coef_kr[hue]*Rin+coef_kg[hue]*Gin+coef_kb[hue]*Bin+const
(入力)
Rin:スキャナのR出力(スキャナデバイスのR成分読取値)
Gin:スキャナのG出力(スキャナデバイスのG成分読取値)
Bin:スキャナのB出力(スキャナデバイスのB成分読取値)
(出力)
Rout:R出力(標準R成分:例えばCIEXYZ_x)
Gout:G出力(標準G成分:例えばCIEXYZ_Y)
Bout:B出力(標準B成分:例えばCIEXYZ_Z)
Kout:K出力(K成分のCIEXYZ_Y)
(係数)
coef_[hue]:色相hue領域における色分解用マスキング係数
const:定数
ここで、インラインセンサ等の読取装置における課題について説明する。図16は、インラインセンサにおける主走査方向の位置と読取値のばらつきとの関係を例示する図である。図16において、主走査方向の位置と、全面均一濃度の色パターンをインラインセンサで読み取った読取値と基準となる色値との色差との関係が例示されている。図16中、左側のグラフは、均一濃度の色パターンを読み取る場合であっても読取位置(主走査方向位置)に応じてインラインセンサの読取値(色差)が変動することを示している。このような変動は、インラインセンサの主走査方向の照度(照明深度)ムラ、記録媒体の搬送ムラ等の機構上の特徴に起因して生じるものであり、例えば画像処理装置1内に設置した白板を用いてシェーディング補正等を行っても解消しきれない場合がある。
従って、カラーキャリブレーションを高精度で行うためには、シェーディング補正等の他に、インラインセンサの読取値(生RGB値)をカラーチャート21上の読取位置に応じて補正する読取値補正処理が必要となる。このような読取値補正処理を実施することにより、図16中、右側のグラフに示すように、主走査方向に応じた色差の発生(読取値の変動)を抑制することが可能となり、カラーキャリブレーションの精度を向上させることが可能となる。
図17は、第1の実施形態に係る読取値補正部301の機能構成例を示す図である。本実施形態に係る読取値補正部301は、色補正係数算出部311及び補正演算部312を有する。
色補正係数算出部311は、内部パターン情報記憶部302に記憶されたパターン位置情報及びパターン色情報に基づいて色補正係数を算出する。
補正演算部312は、色補正係数算出部311により算出された色補正係数を用いて生RGB値から補正RGB値を算出する。
図18は、第1の実施形態に係る内部パターン51の例を示す図である。内部パターン51は、複数階調のカラーグラデーションを構成する複数のパッチを含む。ここで例示する内部パターン51は、インラインセンサで単色(CMYK)毎に出力γ特性のキャリブレーションを実施するために読み取られるパターンの例であり、下記特徴を有する。
・各パッチは単色CMYKの21階調(紙白を含む)である。紙白とは、記録媒体自体が有する色(白色)である。
・主走査方向に12個のパッチが配置されている。
・同一のパッチ(色及び階調値が同じパッチ)が複数ページに渡って異なる主走査方向位置及び副走査方向位置に4個ずつ配置されている。
・予め設計されたCMYK版画像データであり、各パッチの位置を特定可能な情報を含んでいる。
主走査方向に並ぶ12個のパッチのエリア毎に画素値が平均化されたRed、Green、及びBuleの各データ:r_ave0〜r_ave11、g_ave0〜g_ave11、及びb_ave0〜b_ave11が補正演算部312に入力される。
[補正演算部への入力データ]
・r_ave0,r_ave1,・・・・,r_ave10,r_ave11
・g_ave0,g_ave1,・・・・,g_ave10,g_ave11
・b_ave0,b_ave1,・・・・,b_ave10,b_ave11
色補正係数算出部311は、補正演算部312による演算時に随時、出力色と主走査位置に応じた色補正係数:wsh_c0〜wsh_c11,wsh_m0〜wsh_m11,wsh_y0〜wsh_y11,wsh_k0〜wsh_k11を与える。なお、本実施形態に係る色補正係数は、整数12bitとし、以下に示すように2048(2^11)で除算した値で演算する。
[色補正係数]
・wsh_c0,wsh_c1,・・・・,wsh_c10,wsh_c11
・wsh_m0,wsh_m1,・・・・,wsh_m10,wsh_m11
・wsh_y0,wsh_y1,・・・・,wsh_y10,wsh_y11
・wsh_k0,wsh_k1,・・・・,wsh_k10,wsh_k11
・12bit(整数:1bit、小数:11bit)
・設定範囲例:0.7〜1.3
下記のように、各パッチのエリアについて入力データと色補正係数とを乗算する。ここでは、後段での単色キャリブレーション用にCMYK画像濃度への変換を想定し、補色の関係にある読取チャンネルに色補正係数を乗じて補正を行う。また、Greenに関しては、Magenta用及びBlack用で、色補正係数:wsh_mとwsh_kが異なる。
[補正RGB値]
・r_ave0*wsh_c0,r_ave1*wsh_c1,・・・・,r_ave10*wsh_c10,r_ave11*wsh_c11
・g_ave0*wsh_m0,g_ave1*wsh_m1,・・・・,g_ave10*wsh_m10,g_ave11*wsh_m11
・b_ave0*wsh_y0,b_ave1*wsh_y1,・・・・,b_ave10*wsh_y10,b_ave11*wsh_y11
・g_ave0*wsh_k0,g_ave1*wsh_k1,・・・・,g_ave10*wsh_k10,g_ave11*wsh_k11
[演算例]
・wsh_c0=0.915,wsh_c1=0.897,・・・,wsh_c63=0.875
・r_ave0=179.18,r_ave1=180.23,・・・,r_ave63=181.34
・r_ave0*wsh_c0=163.95,r_ave1*wsh_c1=161.67,・・・,r_ave63*wsh_c63=158.67
<色補正係数の算出>
読取値補正部301は、内部パターン51を読み取って得られた生RGB値と、後述する評価パターンを測色して得られた測色値(測色データ)との比較結果に基づいて、内部パターン51を読み取る際の読取位置に対応する色補正係数を算出し、色補正係数を用いて補正後RGB値を算出する。
図19は、第1の実施形態に係る色補正係数の算出に用いる評価パターン61の例を示す図である。評価パターン61は、画像処理装置1の印刷部101により記録媒体に出力され、CMYKの各色を単色でベタ塗にした4つの基準パッチ62〜65を含んでいる。このような各基準パッチ62〜65の色値をインラインセンサ及び分光測色計により図16に示す内部パターン51の各パッチ間隔で読み取る。
図20は、第1の実施形態に係る色補正係数の算出例を示す図である。図20は、ある色版と補色の関係にあるインラインセンサの読取値と分光測色計による測色値の紙白からの色差との関係を示している。読取値と色差とのばらつき特性を最小二乗法等により一次式で近似した入出力の関係をターゲット特性として、画像形成位置(読取位置)及び色情報(単色CMYKのいずれか)に対応する色補正係数を算出する。例えば、ターゲット特性をy=ax+b、基準パッチ62〜65上のある位置におけるインラインセンサの読取値及び色差の座標値をP(m,n)とする場合、色差に対する読取値補正処理のターゲット値Xtは下記式(41)から算出され、色補正係数wsh_**は下記式(42)から算出される。
Figure 2019220828
Figure 2019220828
ここで示す例は単色のプロセスカラー(CMYK)に対する補正であるため、色情報は4種類であり、各色についてインラインセンサの読取値と測色値との関係を求めればよい。なお、単色のプロセスカラー(CMYK)に対する色補正において、必ずしも評価パターン61をベタ画像のみに限定する必要はなく、中間調を含む複数階調のパターンを使用し、階調レベルに応じた色補正係数、平均化して全階調共通の色補正係数等を算出してもよい。
混色キャリブレーションに用いる2次色以上の読取値に対する補正については、補色だけでなく、RGB読取値に対して紙白からの色差の代わりに、下記関係に基づくパッチ形成位置に応じたインラインセンサの読取値及び測色値(3刺激値)の分布を用いて色補正係数の算出を行う。
・センサ読取値R:x(CIEXYZ)
・センサ読取値G:y(CIEXYZ)
・センサ読取値B:z(CIEXYZ)
例えば、2次色であるRed(M及びYの混色)の読取値を補正する場合、図19に示すようなレイアウトの評価パターン61をM版100%及びY版100%のベタ画像で形成し、図8に示すような混色キャリブレーション色のカラーチャート21を想定する。そして、主走査方向に並ぶ10個のパッチ81〜85のエリア毎に画素値について平均化されたRed、Green、及びBlueの各データ:r_ave0〜r_ave9、g_ave0〜g_ave9、及びb_ave0〜b_ave9を色補正係数算出部311に入力し、上述のようにインラインセンサの読取値及び測色値から色補正係数を算出する。
[色補正係数算出部への入力データ]
・r_ave0,r_ave1,・・・・,r_ave8,r_ave9
・g_ave0,g_ave1,・・・・,g_ave8,g_ave9
・b_ave0,b_ave1,・・・・,b_ave8,b_ave9
読取値補正処理時に随時、出力色及び主走査位置に対応する色補正係数:wsh_rr0〜wsh_rr9、wsh_rg0〜wsh_rg9、及びwsh_rb0〜wsh_rb9が色補正係数算出部311から与えられる。なお、本実施形態に係る色補正係数は、整数12bitとし、演算時は以下に示すように2048(2^11)で除算した値で演算する。
[色補正係数]
・wsh_rr0,wsh_rr1,・・・・,wsh_rr8,wsh_rr9
・wsh_rg0,wsh_rg1,・・・・,wsh_rg8,wsh_rg9
・wsh_rb0,wsh_rb1,・・・・,wsh_rb8,wsh_rb9
下記のように、各パッチのエリアについて入力データと色補正係数とを乗算する。ここでは、後段での混色キャリブレーションの2次色:Redパターン(色カテゴリ6:MY混色)用にCIELAB(CIEXYZ)への変換を想定し、RGB読取チャンネルに色補正係数を乗じて以下のように補正を行う。
[色カテゴリ6の補正RGB値]
・r_ave0*wsh_rr0,r_ave1*wsh_rr1,・・・・,r_ave8*wsh_rr8,r_ave11*wsh_rr9
・g_ave0*wsh_rg0,g_ave1*wsh_rg1,・・・・,g_ave10*wsh_rg8,g_ave11*wsh_rg9
・b_ave0*wsh_rb0,b_ave1*wsh_rb1,・・・・,b_ave10*wsh_rb8,b_ave11*wsh_rb9
以上のように、本実施形態によれば、インラインセンサにより内部パターン51を読み取って得られた読取値(生RGB値)が読取位置に応じて補正される。そして、このように読取位置に応じて補正された読取値(補正RGB値)を用いてキャリブレーションが行われる。これにより、キャリブレーションの精度を向上させることが可能となる。なお、上記実施形態においては主走査方向の読取ばらつきの補正について記載しているが、主に紙搬送ムラに起因する副走査方向の読取ばらつきの補正についても同様に対応可能である。
以下に他の実施形態について説明するが、第1の実施形態と同一又は同様の作用効果を奏する箇所については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る画像処理装置1は、カラーチャート21の生成方法が第1の実施形態と異なっている。
<カラーチャートの生成>
図21は、第2の実施形態に係るカラーチャート生成部201の機能構成例を示す図である。本実施形態に係るカラーチャート生成部201は、第1の色変換部211、色領域判定部212、色値変位処理部213、第2の色変換部214、及びパッチ配置部215を有する。
グレー付近の色は、HSL値の変位に対する感度が鈍く、パッチを適切な範囲で変位させて出力することが難しい。そこで、本実施形態に係るカラーチャート生成部201は、無彩色領域においてはCMYK値でパッチの色を変位させる。
第1の色変換部211は、第1の実施形態に係る第1の色変換部121と同様に、デバイス依存の第1の色空間値であるCMYK値のうちCMYの値を、デバイス依存の第2の色空間値であるHSL値に変換する。
色領域判定部212は、色値変位の対象となる領域が有彩色領域か無彩色領域かを判定する。
色値変位処理部213は、対象となる領域が有彩色領域であればHSL値を所定の値で変位させ、無彩色領域であればCMYK値を所定の値で変位させる。
第2の色変換部214は、変位されたHSL値をCMYK値に逆変換する。
パッチ配置部215は、変換されたCMYK値を用いたパッチをページ内に配置してカラーチャート21を生成する。
図22は、第2の実施形態に係るカラーチャート21の生成時における処理フロー例を示すフローチャートである。第1の色変換部211は、デバイス依存の第1の色空間値であるCMYK値のうちCMY値をデバイス依存の第2の色空間値であるHSL値に変換する(S401)。色領域判定部212は、彩度Sが彩度閾値より大きいか否かを判定する(S402)。
彩度Sが彩度閾値より大きい場合、すなわち対象となる領域が有彩色領域である場合(S402:Yes)、色値変位処理部213は、変換されたHSL値(デバイス依存の第2の色空間値)を所定の値で変位させる(S403)。その後、第2の色変換部214は、変位前後のHSL値(第2の色空間値)をCMY値(デバイス依存の第1の色空間値)に逆変換する(S404)。なお、Kについては、元の値がそのまま使用される。パッチ配置部215は、変位前後のCMY値(第1の色空間値)のパッチをページ内に配置し、カラーチャート21を生成する(S407)。
一方、彩度Sが彩度閾値より大きくない場合、すなわち対象となる領域が無彩色領域である場合(S402:No)、第2の色変換部214は、ステップS401で変換されたHSL値(デバイス依存の第2の色空間値)をCMY値(デバイス依存の第1の色空間値)に逆変換する(S405)。その後、色値変位処理部213は、変換されたCMY値(デバイス依存の第1の色空間値)を所定の値で変位させる(S406)。その後、パッチ配置部215は、変位前後のCMY値(第1の色空間値)のパッチをページ内に配置し、カラーチャート21を生成する(S407)。
<パッチ群>
図23は、第2の実施形態に係るパッチ群の例を示す図である。図23において、「パッチNo.」は各補正制御点に対応しており、各ロウ91〜99は各補正制御点に対応して出力されるパッチのCMYK空間における色値を示している。各補正制御点の変換結果であるC0,Y0,M0,K0を、M成分及びY成分に対して所定の変位量α(1〜255)で変位させたものを組み合わせた8つと元の1つとの合計9つが用いられる。このような変位前後のCMYK値で構成されたパッチがカラーチャート21内に配置される。
<補正パラメータ>
図24は、第2の実施形態に係る補正パラメータの生成例を概念的に示す図である。図24において、Lab空間が示されている。点P11〜P15は、補正制御点のCMYK値を、出力プロファイル25を用いてLab値に変換した点を示している。点m10〜m18は、点P13の補正制御点に対応したパッチ群の測色値を表している。
補正パラメータの入力値及び出力値は、HSL値で変位させた場合と同様に、測色値から3点を選択して三次元の平面を形成することにより求めることができる。点P13からP14に向かってCMYK値を動かしながら、出力プロファイル25を用いて色変換を行い、Lab値を求める。各Lab値と平面との距離を随時算出し、距離が最小となる点CP2を求める。最小距離となった時のCMYK値を補正パラメータの入力値に設定する。点CP2が求まったら、点CP2のLab値とそれを囲むパッチの測色値のLab値を取得する。点CP2から各測色値のLab値に引いた線で分割された領域の面積w1,w2,w3を補間演算の重みとする。点CP2を囲むパッチのCYM値を取得し、重みw1,w2,w3を用いて補間演算を行い、補正パラメータの出力値を得る。Kについては、各パッチの色値を変位させていないため、元の値がそのまま出力値となる。
以上のように、本実施形態においては、グレー付近の色についてはHSL値ではなくCMYK値で変位させたパッチ群を用いて補正パラメータが求められる。これにより、補正パラメータの適格性をより向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。この新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更、及び組み合わせを行うことができる。この実施形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画像処理装置
2 読取装置
3 第1の画像データ処理装置
4 バス制御装置
5 第2の画像データ処理装置
6 HDD
7 CPU
8 メモリ
9 プロッタI/F装置
10 プロッタ
11 操作表示装置
12 回線I/F装置
13 外部I/F装置
14 S.B.
15 ROM
16 ファクシミリ装置
16A 電話回線
17 PC
17A ネットワーク
20 画像
21 カラーチャート
25 出力プロファイル
51 内部パターン
61 評価パターン
62〜65 基準パッチ
81〜85 パッチ
101 印刷部
102 測色部
103 キャリブレーション部
104 記憶部
105 制御部
111 補正制御点設定部
112,201 カラーチャート生成部
113 補正パラメータ生成部
114 プロファイル補正部
121 第1の色変換部
122 色値変位処理部
123 第2の色変換部
124 パッチ配置部
211 第1の色変換部
212 色領域判定部
213 色値変位処理部
214 第2の色変換部
215 パッチ配置部
301 読取値補正部
302 内部パターン情報記憶部
303 色領域判定部
304 色変換部
311 色補正係数算出部
312 補正演算部
ID0〜IDn パッチ群
特許第5928492号公報

Claims (9)

  1. 画像形成装置の色再現特性の調整を行う画像処理装置であって、
    前記画像形成装置により記録媒体上に形成された、複数階調の複数のパッチを含む第1のパターンを読取装置で読み取ることにより、RGB色空間値を含む読取データを取得する読取手段と、
    前記第1のパターンにおける位置と色との関係を示す情報に基づいて前記読取データを補正し、前記第1のパターンの読取位置に固有の読取ばらつきを抑制する補正手段と、
    補正後の前記読取データをデバイス非依存データに変換する変換手段と、
    前記デバイス非依存データに基づいて前記色再現特性を調整する調整手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、前記第1のパターンを読み取って得られた前記読取データと、前記画像形成装置により記録媒体上に形成された、CMYKの各色を単色で印刷した4つの基準パッチを含む第2のパターンを測色して得られた測色データとの比較結果に基づいて、前記第1のパターンの前記読取位置に対応する色補正係数を算出し、前記色補正係数を用いて前記読取データを補正する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、記録媒体の紙白を前記読取装置で読み取って得られた読取データに基づいて前記色補正係数を算出する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記調整手段は、前記色再現特性を調整する際に測色されるカラーチャートを生成する生成手段を含み、
    前記生成手段は、
    第1の色空間値を第2の色空間値に変換し、
    変換された前記第2の色空間値を所定の値で変位させ、
    変位前後の前記第2の色空間値を前記第1の色空間値に変換し、
    変換された変位前後の前記第1の色空間値を用いて前記カラーチャートを生成する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 生成手段は、無彩色領域においては、前記第1の色空間値を前記第2の色空間値に変換せず、前記第1の色空間値を所定の値で変位させ、変位前後の前記第1の色空間値を用いて前記カラーチャートを生成する、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の色空間値は、CMYK色空間の値であり、
    前記第2の色空間値は、HSL色空間の値である、
    請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記読取位置は、インラインセンサの主走査方向上の位置である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像形成装置の色再現特性の調整を行う画像処理方法であって、
    前記画像形成装置により記録媒体上に形成された、複数階調の複数のパッチを含む第1のパターンを読取装置で読み取ることにより、RGB色空間値を含む読取データを取得する工程と、
    前記第1のパターンにおける位置と色との関係を示す情報に基づいて前記読取データを補正し、前記第1のパターンの読取位置に固有の読取ばらつきを抑制する工程と、
    補正後の前記読取データをデバイス非依存データに変換する工程と、
    前記デバイス非依存データに基づいて前記色再現特性を調整する工程と、
    を含む画像処理方法。
  9. 画像形成装置の色再現特性の調整を行うためのコンピュータに、
    前記画像形成装置により記録媒体上に形成された、複数階調の複数のパッチを含む第1のパターンを読取装置で読み取ることにより、RGB色空間値を含む読取データを取得する処理と、
    前記第1のパターンにおける位置と色との関係を示す情報に基づいて前記読取データを補正し、前記第1のパターンの読取位置に固有の読取ばらつきを抑制する処理と、
    補正後の前記読取データをデバイス非依存データに変換する処理と、
    前記デバイス非依存データに基づいて前記色再現特性を調整する処理と、
    を実行させるプログラム。
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