JP2019219095A - 製氷機 - Google Patents

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平松 伸也
Shinya Hiramatsu
伸也 平松
佐藤 彰洋
Akihiro Sato
彰洋 佐藤
恭一郎 吉田
Kyoichiro Yoshida
恭一郎 吉田
清水 陽一郎
Yoichiro Shimizu
陽一郎 清水
りえ 小栗
Rie Oguri
りえ 小栗
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【課題】製氷水が送られる経路となる製氷水タンク、送水管路及び製氷機構の細菌の繁殖を抑えて清潔に保てるようする。【解決手段】製氷機10は、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機構20と、製氷機構20に供給する製氷水を貯える製氷水タンク30と、製氷水タンク30内の製氷水を製氷機構20に送出する送水管路40とを備え、製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20の少なくとも1つに紫外線を照射して殺菌するための紫外線照射器50を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、製氷水タンクから送水管路を通って製氷機構に送られる製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機に関する。
特許文献1にはオーガ式製氷機が開示されている。オーガ式製氷機は、内側に滞留させた製氷水を凍結させる製氷筒と、製氷筒を冷却する冷凍装置と、製氷筒内に回転可能に立設して製氷筒の内周面に凍結した氷を削り取るオーガと、製氷筒内に供給する製氷水を貯える製氷水タンクと、製氷水タンク内の製氷水を製氷筒内に送出する送水管路とを備えている。このオーガ式製氷機では、製氷水タンク内の製氷水は送水管路を通って製氷筒内に送られ、製氷筒内に送られた製氷水は冷凍装置の作動によって冷却されて製氷筒の内周面で凍結して氷となる。製氷筒内の内周面で凍結した氷は回転するオーガの螺旋刃により削り取られて氷片となり、削り取られた氷片は製氷筒の上側の貯氷庫に送られて貯えられる。製氷筒内の製氷水は氷片となって貯氷庫内に送られることで減少するのに対応して、製氷水タンク内の製氷水は送水管路を通って製氷筒内に送られる。
特開2013−221641号公報
上記の特許文献1のオーガ式製氷機においては、製氷筒内の製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を一時的に中断したときに、製氷水が製氷水タンク、送水管路及び製氷筒の下部に滞留することになり、製氷水タンク、送水管路及び製氷筒の下部で細菌が繁殖するおそれがあった。特に、製氷水タンク内及び送水管路を構成する管材の各内周面に菌膜が付着することがあるが、製氷水タンクや送水管路は分解しにくい構造となっているために、製氷水タンク及び送水管路を洗浄作業しにくく、製氷水タンクから送水管路を通って製氷筒に製氷水を送る経路を細菌の繁殖を抑えて清潔に保つことが困難であった。本発明は、製氷水タンクから送水管路を通って製氷機構に送られる製氷水の細菌の繁殖を抑えて清潔に保てるようにすることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機構と、製氷機構に供給する製氷水を貯える製氷水タンクと、製氷水タンク内の製氷水を製氷機構に送出する送水管路とを備えた製氷機であって、製氷水タンク、送水管路及び製氷機構の少なくとも1つに紫外線を照射して殺菌するための紫外線照射器を備えたことを特徴とする製氷機を提供するものである。
上記のように構成した製氷機においては、製氷水タンク、送水管路及び製氷機構の少なくとも1つに紫外線を照射して殺菌するための紫外線照射器を備えたので、製氷水が送り出される経路となる製氷水タンク、送水管路及び製氷機構の少なくとも1つが紫外線照射器によって照射される紫外線により殺菌され、製氷水タンク、送水管路及び製氷機構の少なくとも1つを清潔に保つことができる。
上記のように構成した製氷機において、製氷水タンクに紫外線照射器を設けたときには、製氷機構に供給する製氷水を貯える製氷水タンクを殺菌して清潔に保つことができるようになる。特に、製氷水タンク内には多量の製氷水が滞留しやすくなっており、製氷水タンク内で滞留する製氷水は細菌の繁殖が抑えられるようになった。
製氷水タンクに紫外線照射器を設けた実施例として、製氷水タンクは製氷水を貯える上面が開口した容器部を備え、容器部内に紫外線照射器を設けてもよい。また、製氷水タンクは製氷水を貯える上面が開口した容器部と、容器部の上面の開口を塞ぐ蓋部とを備え、蓋部の下面に紫外線照射器を設けてもよい。また、これらの場合に、容器部の内周面には紫外線を反射させる反射部を設けてもよい。他の実施例として、製氷水タンクは製氷水を貯える容器部と、容器部から送り出した製氷水を容器部に再び戻して循環させる循環路とを備え、循環路に紫外線照射器を設けてもよい。さらに、他の実施例として、製氷水タンクは製氷水を貯える容器部と、容器部内にて所定の水位を超える製氷水を外側に溢出させる溢出部とを備え、溢出部に紫外線照射器を設けてもよい。
また、上記のように構成した製氷機において、送水管路に紫外線照射器を設けたときには、製氷水タンクから製氷機構に製氷水を送出する経路となる送水管路を殺菌して清潔に保つことができる。特に、送水管路内には製氷水が滞留しやすくなっており、送水管路内で滞留する製氷水は細菌の繁殖が抑えられるようになった。
送水管路に紫外線照射器を設けた実施例として、送水管路は上下方向に延びる第1管部と、第1管部の上下方向の端部から第1管部の延出方向と交差する交差方向に延びる第2管部とを備え、第1管部と第2管部とが連続する連続部分には紫外線照射器を第1管部と第2管部との少なくとも一方の延出方向に照射するように配置してもよい。この場合に、紫外線照射器を第1管部と第2管部の両方の延出方向に照射するように配置するのが好ましい。さらに、第1管部と第2管部との少なくとも一方の内周面には紫外線を反射させる反射部を設けるのが好ましい。また、送水管路は紫外線が透過可能な紫外線透過管部を備え、紫外線照射器を紫外線透過管部の外側に配置してもよい。この場合に、紫外線照射器を紫外線透過管部の外周面から離した位置に配置するのが好ましい。さらに、紫外線透過管部の少なくとも一部には他の部分より内径を大きくした拡管部を設け、紫外線照射器を拡管部の外側に配置するのが好ましい。また、送水管路は、製氷水が通過する管材を一方側と他方側とで相互に行き交うようにして並列に配置させた並列配置管部を備え、紫外線照射器を並列配置管部に配置してもよい。この場合に、紫外線照射器を並列配置管部の一方側から他方側の少なくとも一方に配置し、紫外線照射器の紫外線の照射方向を並列配置管部の管材の延出方向と同じ方向とするのが好ましい。また、並列配置管部は紫外線が透過可能な管材が用いられ、紫外線照射器の照射方向を並列配置管部を構成する管材が並列に並ぶ方向に照射するのが好ましい。また、送水管路は紫外線が透過可能な内側管部と、内側管部の外周を覆う外側管部とから構成される2重管部を備え、外側管部に製氷水を通水させるようにするとともに内側管部内に紫外線照射器を配置させてもよい。また、送水管路は紫外線が透過可能な内側管部と、内側管部の外周を覆う外側管部とから構成される2重管部を備え、内側管部に製氷水を通水させるようにするとともに外側管部内に紫外線照射器を配置させてもよい。
また、上記のように構成した製氷機において、紫外線照射器を製氷機構に設けたときには、製氷水タンクから送水管路を通って製氷機構に供給された製氷水を凍結させる前に殺菌して清潔に保つことができる。
製氷機構に紫外線照射器を設けた実施例として、製氷機構は、送水管路が下部に接続されて内側に滞留させた製氷水を凍結させる製氷筒と、製氷筒内に回転可能に配設されて外周面に螺旋刃を有したオーガと、製氷筒の送水管路の接続部より上側を冷却するように配設された蒸発器とを備え、紫外線照射器を製氷筒の下部に配置してもよい。
また、上記の各実施例の製氷機においては、製氷機構による製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行しているときに、紫外線照射器により紫外線を照射するように制御するのが好ましい。また、製氷機構による製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を停止させているときに、紫外線照射器により紫外線を照射するように制御するのが好ましい。また、製氷水タンクには製氷水を供給する給水管が設けられ、給水管から製氷水の供給を停止させた所定時間経過後に紫外線照射器により紫外線を照射するように制御するのが好ましい。また、製氷水タンク内の製氷水を排水する排水経路を備え、製氷水タンク内の製氷水を排水経路により排水したときに紫外線照射器により紫外線を照射するように制御するのが好ましい。
本発明による製氷機の概略図である。 製氷水タンクの断面概略図であり、第1実施例の製氷水タンクの断面概略図である。 制御装置のブロック図である。 第2実施例の製氷水タンクの断面概略図である。 第3実施例の製氷水タンクの断面概略図である。 第4実施例の製氷水タンクの断面概略図である。 第5実施例の製氷水タンクの断面概略図である。 第5実施例の変形例の製氷水タンクの断面概略図である。 第6実施例の送水管路の断面概略図である。 第7実施例の送水管路の断面概略図である。 第8実施例の送水管路の断面概略図である。 第9実施例の送水管路の断面概略図である。 第10実施例の送水管路の断面概略図である。 第11実施例の送水管路の断面概略図である。 第12実施例の送水管路の断面概略図である。 第13実施例の送水管路の断面概略図である。 第14実施例の送水管路の断面概略図である。 第15実施例の送水管路の断面概略図である。
以下に、本発明の製氷機の一実施形態を図面を用いて説明する。図1に示したように、この実施形態の製氷機10は、所謂オーガ式の製氷機であり、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機構20と、製氷機構20に供給する製氷水を貯える製氷水タンク30と、製氷水タンク30内の製氷水を製氷機構20に送出する送水管路40とを備えている。
製氷機構20は円筒形をした製氷筒21と、製氷筒21を冷却する冷凍装置22と、製氷筒21内に回転可能に設けられたオーガ23と、オーガ23を回転させるギヤモータ24とを備えている。製氷筒21の下部には製氷水の流入口21aが設けられており、製氷水タンク30内の製氷水は送水管路40から流入口21aを通って製氷筒21の内部に送られる。製氷筒21の上面部には氷の放出口21bが設けられており、製氷筒21内で凍結されてオーガによって削り取られた氷は放出口21bから図示しない貯氷庫に送られる。
図1に示したように、製氷筒21の外周面には冷凍装置22を構成する蒸発器22dが螺旋状に巻回されている。冷凍装置22は、冷媒を圧縮する圧縮機22aと、圧縮機22aから圧送された冷媒を冷却して液化させる凝縮器22bと、凝縮器22bにて液化させた液化冷媒を膨張させて低圧の液化冷媒とする膨張弁22cと、膨張弁22cにより膨張させた液化冷媒を気化させて製氷筒21を冷却する蒸発器22dとを備えている。冷凍装置22は圧縮機22a、凝縮器22b、膨張弁22c及び蒸発器22dを冷媒管によって環状に接続して冷凍回路が構成されている。製氷筒21は冷凍装置22を循環する冷媒が蒸発器22dで蒸発することによって冷却されている。
オーガ23は製氷筒21の内部に同心的に配置され、オーガ23の外周面には螺旋刃23aが一体的に設けられている。オーガ23は螺旋刃23aと製氷筒21の内周面との間にわずかな隙間が形成されるように製氷筒21内に回転可能に立設している。製氷筒21の下側にはオーガ23を回転させるギヤモータ24が設けられており、オーガ23はギヤモータ24の作動によって製氷筒21内で回転する。
図2に示したように、製氷水タンク30は製氷筒21に供給する製氷水を貯えるものであり、上面が開口して製氷水を貯える容器部31と、容器部31の上面開口を塞ぐ蓋部32とを備えている。製氷水タンク30の容器部31の底部は送水管路40によって製氷筒21の下部に接続されており、容器部31内の製氷水は送水管路40によって製氷筒21に送られる。容器部31にはオーバーフロー管(溢出部)33が設けられており、容器部31内の所定の水位を超える製氷水はオーバーフロー管33から排出されるようになっている。
図2に示したように、製氷水タンク30は蓋部32に給水部32aが設けられており、給水部32aには水道等の給水源から導出した給水管34が接続されている。給水管34には給水弁35が介装されており、給水源の水(製氷水)は給水弁35の開放によって給水管34を通って製氷水タンク30に送られる。製氷水タンク30は蓋部32にフロートスイッチ(水位検知手段)36が設けられており、フロートスイッチ36は製氷水タンク30の容器部31内で所定の水位を検知するものである。給水弁35はフロートスイッチ36の検知水位に基づいて開閉制御され、製氷水タンク30の容器部31は所定の水位となるように制御されている。
図1に示したように、製氷水タンク30は製氷筒21の側方にて製氷水を凍結させる位置と同じ高さ位置に配設されており、製氷筒21の水位は送水管路40から送られる製氷水によって製氷水タンク30の水位と同じ水位となるように調節されている。また、製氷筒21の下部には排水管37が接続されており、排水管37には排水弁38が介装されている。排水弁38を開放すると、製氷筒21内の製氷水は排水管37を通って排出されるとともに、製氷水タンク30内の製氷水は送水管路40から排水管37を通って排出される。
図1に示したように、送水管路40は製氷水タンク30の底部と製氷筒11の下部とを接続するものであり、この実施形態ではL字形に屈曲させた管材が用いられている。送水管路40は、製氷水タンク30から下方に延びる第1管部41と、第1管部と交差する交差方向で製氷機構20に向けて延びる第2管部42とを備え、第1管部41と第2管部42とを連続して形成したものである。第1管部41は製氷水タンク30から鉛直方向下向きに延びており、第1管部41の下端部には第2管部42が連続して設けられている。第2管部42は第1管部41の下端部から製氷機構20に向けて水平方向に延びている。
この製氷機10は、製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20の少なくとも1つに紫外線を照射して殺菌するための紫外線照射器50を備えており、紫外線照射器50の配置については下記の各実施例にて詳述する。紫外線照射器50には紫外線発光ダイオードが用いられ、細菌に対する殺菌能力として200nm〜300nmの波長の紫外線を発光する紫外線発光ダイオード、さらに好ましくは、220nm〜280nmの波長の紫外線(深紫外線)を発光する深紫外線発光ダイオードが用いられている。紫外線照射器50は製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20の少なくとも1つに配設され、特に製氷水が滞留しやすい位置に配設するのが好ましい。
製氷機10は、制御装置60を備えており、図3に示したように、この制御装置60は、冷凍装置22、ギヤモータ24、給水弁35、フロートスイッチ36、排水弁38、紫外線照射器50に接続されている。制御装置60はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置60は冷凍装置22、ギヤモータ24、給水弁35、フロートスイッチ36、排水弁38の作動を制御して、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行している。また、制御装置60は紫外線照射器50の作動を制御して、製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20の少なくとも1つ を殺菌するように制御している。
上記のように構成した製氷機10の製氷運転時の作動について説明する。製氷運転を実行しているときには、製氷筒21は冷凍装置22の作動によって冷却されるとともに、製氷水タンク30内の製氷水を所定の水位となるよう制御することで、製氷筒21の内側に製氷水が所定の水位となるように調節されている。冷凍装置22を作動させたときには、圧縮機22aから圧送された冷媒は凝縮器22bで冷却されて液化され、凝縮器22bにて液化された液化冷媒は膨張弁22cで膨張して低圧の液化冷媒となって蒸発器22dに送られ、液化冷媒は蒸発器22dで気化することによって製氷筒21を冷却している。
また、製氷水タンク30の製氷水は送水管路40を通って製氷筒21内に送られ、製氷筒21内の製氷水は製氷水タンク30内の製氷水と同じ水位となっている。製氷筒21内の製氷水は冷凍装置22の作動によって冷却されて製氷筒21の内周面で凍結する。製氷筒21の内周面で凍結した氷は回転するオーガ23の螺旋刃23aによって削り取られて氷片となって放出口21bから図示しない貯氷庫に送られる。製氷筒21内の製氷水が凍結して放出口21bから送り出されると、製氷筒21内の製氷水が減少し、製氷水タンク30内の製氷水が送水管路40を通って製氷筒21に送られる。製氷水タンク30内の製氷水が製氷筒21に送られて減少すると、給水弁35がフロートスイッチ36の検知水位に基いて開放されるように制御され、給水源からの水が給水管34を通って製氷水タンク30に送られ、製氷水タンク30内及び製氷筒21内の製氷水は所定の水位となるように調節されている。
また、図示しない貯氷庫内の氷が満氷状態となって所定時間経過したときと、製氷機10の図示しない停止スイッチをオンさせたときには、排水弁38を開放させることにより、製氷筒21内の製氷水を排水管37を通って排出させるとともに、製氷水タンク30内の製氷水を送水管路40から排水管37を通って排出させている。
上記のように構成した製氷機10においては、紫外線照射器50は製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20に配設され、紫外線照射器50を製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20に配置したときの配置した位置や各種実施例について説明する。
先ず、紫外線照射器50を製氷水タンク30に設けた第1〜第5実施例について説明する。第1〜第5実施例に示したように、紫外線照射器50を製氷水タンク30に設けたときには、製氷機構20に供給する製氷水を貯える製氷水タンク30を殺菌して清潔に保つことができるようになる。特に、製氷水タンク30内には製氷水が滞留しやすくなっており、製氷水タンク30内で滞留する製氷水は細菌の繁殖が抑えられるようになる。
(第1実施例)
上述したように、第1実施例の製氷機では、製氷水タンク30は、上面が開口した製氷水を貯える容器部31と、容器部31の上面開口を塞ぐ蓋部32とを備えている。図2に示したように、容器部31内には紫外線照射器50が設けられており、容器部31内の製氷水はこの紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌されている。紫外線照射器50は容器部31の底部に配置され、紫外線照射器50は容器部31の底部から鉛直方向の上方に紫外線を照射している。また、紫外線照射器50は紫外線発光ダイオードを用いたものであり、紫外線照射器50から広い範囲に照射させることができないために、紫外線照射器50は容器部31の底部に複数個で広い範囲に配置されている。紫外線照射器50を容器部31の底部にて上方に紫外線を照射させているので、容器部31の製氷水だけでなく、容器部31のフロートスイッチ36等の部品を含めて殺菌することができるようになった。
(第2実施例)
第2実施例の製氷機10は、第1実施例の製氷機10の製氷水タンク30を変更したものである。図4に示したように、第2実施例の製氷機10の製氷水タンク30では、容器部31の内周面及び蓋部32の下面に紫外線を反射させる反射部31a,32bが設けられている。容器部31及び蓋部32にステンレス材等の光が反射する金属板を用いることで、容器部31の内周面及び蓋部32の下面に金属板の材質由来の反射部31a,32bを備えるようにしたものであってもよいし、容器部31及び蓋部32に樹脂材等の光が反射しにくい材質を用いたときには、容器部31の内周面及び蓋部32の下面に鍍金等の処理をして金属薄膜よりなる反射部31a,32bを形成したものであってもよい。
第2実施例のように、容器部31の内周面及び蓋部32の下面に反射部31a,32bを設けるようにしたことで、紫外線照射器50から照射される紫外線が反射部31a,32bによって反射されるようになり、紫外線照射器50から照射された紫外線が製氷水タンク30内で隅々まで行き届くようになった。なお、この第2実施例では、容器部31及び蓋部32の両方に反射部31a,32bを設けたが、これに限られるものでなく、容器部31と蓋部32の一方だけ(少なくとも一方)に反射部31a,32bを設けたものであってもよい。
(第3実施例)
第3実施例の製氷機10は、第1実施例の製氷機10の製氷水タンク30を変更したものである。図5に示したように、第3実施例の製氷機10の製氷水タンク30では、容器部31内から送り出した製氷水を再び戻して循環させる循環路31bを備え、循環路31bに紫外線照射器50を設けるようにした。詳述すると、容器部31の上部と下部には流出口31b1と流入口31b2を設け、容器部31の流出口31b1と流入口31b2とを循環路31bによって接続する。また、循環路31bには循環ポンプ31b3が設けられており、容器部31内の製氷水は循環ポンプ31b3によって流出口31b1から循環路31bに送られ、循環路31bに送られた製氷水は流入口31b2から再び容器部31内に戻される。また、循環路31bには紫外線照射器50が設けられており、容器部31から循環路31bを循環する製氷水は紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌され、容器部31内の製氷水を清潔に保つことができるようになった。
(第4実施例)
第4実施例の製氷機10は、第1実施例の製氷機10の製氷水タンク30に配設された紫外線照射器50の位置を変えたものである。図6に示したように、第4実施例の製氷機10の製氷水タンク30では、容器部31のオーバーフロー管(溢出部)33の内部に紫外線照射器50が設けられている。オーバーフロー管33の下端開口は外側に開放されているため、オーバーフロー管33の下端開口から容器部31に細菌が流入するおそれがあった。オーバーフロー管(溢出部)33の内部に紫外線照射器50を設けたことにより、下端開口からオーバーフロー管33に流入した空気は紫外線照射器50によって殺菌されるようになり、容器部31内に細菌が流入しにくくすることができた。
(第5実施例)
第5実施例の製氷機10は、第1実施例の製氷機10の製氷水タンク30に配設された紫外線照射器50の位置を変えたものである。図7に示したように、第5実施例の製氷機10の製氷水タンク30では、蓋部32の下面に紫外線照射器50が設けられており、容器部31内の製氷水はこの蓋部32の下面の紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌されている。また、紫外線照射器50は紫外線発光ダイオードを用いたものであり、紫外線照射器50から広い範囲に照射させることができないために、紫外線照射器50は蓋部32の下面に複数個で広い範囲に配置されている。紫外線照射器50を蓋部32の下面にて下方に紫外線を照射させているので、容器部31の製氷水だけでなく、フロートスイッチ36等の部品を含めた容器部31内の全体を殺菌することができるようになった。なお、図8に示したように、この第5実施例の製氷機10でも、第2実施例の製氷機10と同様に、容器部31の内周面及び蓋部32(の少なくとも一方)に紫外線を反射させる反射部31a,32bを設けるようにしてもよい。
次に、紫外線照射器50を送水管路40に設けた第6〜第14実施例について説明する。第6〜第14実施例に示したように、紫外線照射器50を送水管路40に設けたときには、製氷水タンク30から製氷機構20に製氷水を送出する経路となる送水管路40を殺菌して清潔に保つことができる。特に、送水管路40内には製氷水が滞留しやすくなっており、送水管路40内で滞留する製氷水は細菌の繁殖が抑えられるようになる。
(第6実施例)
図9に示したように、第6実施例の製氷機10では、送水管路40に紫外線照射器50が設けられている。紫外線照射器50は、製氷水が通過する筒部51と紫外線を照射するLED照射部52とを備え、筒部51内を通過する製氷水にLED照射部52から紫外線を照射するようにしたものである。紫外線照射器50の筒部51は送水管路40に連通接続されており、送水管路40を通過する製氷水は筒部51の内部でLED照射部52から照射される紫外線によって殺菌される。これによって、製氷水タンク30から送水管路40を通って製氷機構20に送られる製氷水を清潔に保つことができるようになった。
(第7実施例)
第7実施例の製氷機10は、第6実施例と同様に、紫外線照射器50は筒部51と、LED照射部52とを備えている。図10に示したように、第7実施例の製氷機10では、筒部51には他の部分よりも内径を大きくした拡管部51aが設けられており、拡管部51aにLED照射部52が設けられている。送水管路40を通過する製氷水は筒部51の拡管部51aを通過するときに流速が一時的に遅くなり、送水管路40を通過する製氷水は拡管部51aにて流速の遅くなったときにLED照射部52から照射される紫外線によって殺菌される。このように、製氷水は筒部51の流速の遅くなる拡管部51aを通過するときに紫外線が照射されるので、第6実施例よりもさらに製氷水の殺菌の効果を高めることができるようになった。
(第8実施例)
図1に示したように、送水管路40はL字形に屈曲させたものであり、送水管路40は、製氷水タンク30から下方に延びる第1管部41と、第1管部と交差する交差方向で製氷機構20に向けて延びる第2管部42とを備え、第1管部41と第2管部42を連続して形成したものである。第1管部41は製氷水タンク30から鉛直方向下向きに延びており、第1管部41の下端部には第2管部42が連続して設けられている。第2管部42は第1管部41の下端部から製氷機構20に向けて水平方向に延びている。
第8実施例の製氷機10では、図11に示したように、第1管部41と第2管部42とが連続する連続部分43には紫外線照射器50が設けられており、送水管路40を通過する製氷水は紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌される。紫外線照射器50は連続部分43の2カ所に配置されており、第1紫外線照射器50Aは連続部分43における第1管部41の延出方向の突き当たる位置に配置され、第2紫外線照射器50Bは連続部分43における第2管部42の延出方向の突き当たる位置に配置されている。第1紫外線照射器50Aの照射方向は第1管部41の延出方向になっており、第1紫外線照射器50Aは製氷水が第1管部41を流れて来る方向に向けて直線的に紫外線を照射している。第2紫外線照射器50Bの照射方向は第2管部42の延出方向になっており、第2紫外線照射器50Bは製氷水が第2管部42を流れて行く方向に直線的に紫外線を照射している。このように、第8実施例の製氷機10では、第1及び第2紫外線照射器50A,50Bは各管部41,42の延出方向に沿って紫外線を照射しているため、送水管路40を流れる製氷水は各紫外線照射器50A,50Bから照射される紫外線が届く範囲で各管部41,42を流れる時間で紫外線が照射されるようになり、送水管路40を流れる製氷水の殺菌の効果を高くすることができた。この第8実施例の製氷機10では、送水管路40の第1管部41及び第2管部42の両方に紫外線を照射するように第1及び第2紫外線照射器50A,50Bを設けたが、これに限られるものでなく、送水管路40の第1管部41と第2管部42の一方だけ(少なくとも一方)に紫外線を照射するように第1紫外線照射器50Aと第2紫外線照射器50Bの一方だけ(少なくとも一方)を設けたものであってもよい。
(第9実施例)
第9実施例の製氷機10は、第8実施例の製氷機10の送水管路40を変更したものである。図12に示したように、第9実施例の製氷機10の送水管路40では、第1管部41及び第2管部42の内周面に紫外線を反射させる反射部41a,42aが設けられている。なお、第1管部41及び第2管部42にステンレス等の光が反射する金属管を用いることで第1管部41及び第2管部42の内周面に金属管の材質由来の反射部41a,42bを備えるようにしたものであってもよいし、第1管部41及び第2管部42に樹脂材等の光が反射しにくい材質を用いたときには、第1管部41及び第2管部42の内周面に鍍金等の処理をして金属薄膜よりなる反射部41a,42bを形成したものであってもよい。このように送水管路40の第1管部41及び第2管部42の内周面に紫外線を反射させる反射部41a,42aを設けたときには、第8実施例の製氷機10のときよりもさらに殺菌の効果を高くすることができた。なお、この第9実施例では、第1管部41及び第2管部42の両方に反射部41a,42bを設けたが、これに限られるものでなく、第1管部41及び第2管部42の一方だけ(少なくとも一方)に反射部41a,42bを設けたものであってもよい。
(第10実施例)
図13に示したように、第10実施例の製氷機10では、送水管路40は紫外線が透過可能(高効率で透過可能)な紫外線透過管部44を備え、紫外線透過管部44の外側には紫外線照射器50を設けられている。紫外線照射器50から照射される紫外線は紫外線透過管部44の内部に届き、送水管路40を通過する製氷水は紫外線透過管部44を通過するときに紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌される。これによって送水管路40を通る製氷水を清潔に保つことができる。なお、この第9実施例の製氷機10では、紫外線照射器50は紫外線透過管部44の外周面に当接した状態で配置されているが、これに限られるものでなく、紫外線照射器50を紫外線透過管部44の外周面から離した位置に配置し、紫外線照射器50から照射される紫外線を紫外線透過管部44の外側を含めて照射させるようにしてもよい。このようにしたときには、送水管路40の紫外線透過管部44の外側も清潔に保つことができる。また、送水管路40の一部に紫外線透過管部44を備えるようにしているが、これに限られるものでなく、送水管路40の全部を紫外線透過管部としたものであってもよい。
(第11実施例)
図14に示したように、第11実施例の製氷機10は、第10実施例の送水管路40と同様に、紫外線が透過可能(高効率で透過可能)な紫外線透過管部44を備えている。第11実施例の製氷機10では、紫外線透過管部44には他の部分よりも内径を大きくした拡管部44aが設けられており、拡管部44aの外周に紫外線照射器50が設けられている。送水管路40を通過する製氷水は紫外線透過管部44の拡管部44aを通過するときに流速が一時的に遅くなり、送水管路40を通過する製氷水は拡管部44aにて流速の遅くなったときに紫外線照射器から照射される紫外線によって殺菌される。このように、製氷水は紫外線透過管部44の流速の遅くなる拡管部44aを通過するときに紫外線が照射されるので、第10実施例よりもさらに製氷水の殺菌の効果を高めることができるようになった。なお、この第10実施例の製氷機10でも、紫外線照射器50は紫外線透過管部44の拡管部44aの外周面に当接した状態で配置されているが、これに限られるものでなく、紫外線照射器50を紫外線透過管部44の拡管部44aの外周面から離した位置に配置し、紫外線照射器50から照射される紫外線を紫外線透過管部44の拡管部44aの外側を含めて照射させるようにしてもよい。このようにしたときには、送水管路40の紫外線透過管部44の拡管部44aの外側も清潔に保つことができる。
(第12実施例)
図15に示したように、第12実施例の製氷機10では、送水管路40は、製氷水が通過する管材を一方側と他方側とで相互に行き交うようにして並列に配置させた並列配置管部45を備えている。また、この並列配置管部45は紫外線が透過可能(高効率で透過可能)な管材が用いられている。並列配置管部45には紫外線照射器50が配置されており、紫外線照射器50は並列配置管部45の一方側及び他方側に配置された第1紫外線照射器50Aと、並列配置管部45を構成する管材が並列に並ぶ方向の端部に配置された第2紫外線照射器50Bとを備えている。
第1紫外線照射器50Aは並列配置管部45の管材の延出方向の一方側と他方側の両方に配置され、第1紫外線照射器50Aの紫外線の照射方向は管材の延出方向と同じ方向で管材に向けて配置されている。並列配置管部45を通過する製氷水は並列配置管部45の管材の延出方向で第1紫外線照射器50Aの照射範囲の長さで紫外線が照射されるため、長い時間で紫外線が照射されるようになっている。
第2紫外線照射器50Bは並列配置管部45の管材が並列に並ぶ方向の下端部から管材が並列に並ぶ方向に紫外線を照射しており、並列配置管部45を通過する製氷水は第2紫外線照射器50Bの照射範囲で並列に並ぶ各管材を通過するたびに紫外線が照射されるため、長い時間で紫外線が照射されるようになっている。
第1紫外線照射器50Aの紫外線の照射範囲で、並列配置管部45の各管材の延出方向の長さを長くすれば、並列配置管部45を通過する製氷水の殺菌の効果を高めることができる。この場合に、並列配置管部45を構成する管材が重なり合う方向の下端部に配置された第2紫外線照射器50Bを並列配置管部45の各管材の長さに応じて多く配置すればさらに殺菌の効果を高めることができる。また、並列配置管部45を構成する管材の並列する数を多くするとともに、第1紫外線照射器50Aの数を管材の数に応じて多くすれば、並列配置管部45を通過する製氷水の殺菌の効果を高めることができる。なお、この第12実施例では、紫外線照射器50は第1紫外線照射器50Aと第2紫外線照射器50Bの両方を備えたが、これに限られるものでなく、第1紫外線照射器50Aと第2紫外線照射器50Bとの一方だけ(少なくとも一方)を備えたものであってもよい。また、第1紫外線照射器50Aは、並列配置管部45の管材の延出方向の一方側と他方側の両方に配置されているが、これに限られるものでなく、第1紫外線照射器50Aを並列配置管部45の管材の延出方向の一方側と他方側との一方だけ(少なくとも一方)に配置したものであってもよい。
(第13実施例)
図16に示したように、第13実施例の製氷機10では、送水管路40は、紫外線が透過可能な内側管部46aと、内側管部46aの外周を覆う外側管部46bとから構成される2重管部46を備えている。内側管部46a内には紫外線照射器50が配置されており、外側管部46bに製氷水が通水されるようになっている。外側管部46bを通過する製氷水は内側管部46a内に配置した紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌されるようになっている。これによって送水管路40を通る製氷水を清潔に保つことができた。
(第14実施例)
図17に示したように、第14実施例の製氷機10では、送水管路40は、紫外線が透過可能な内側管部46aと、内側管部46aの外周を覆う外側管部46bとから構成される2重管部46を備えている。内側管部46aに製氷水が通水されるようになっており、外側管部46b内には紫外線照射器50が配置されている。内側管部46aを通過する製氷水は外側管部46b内に配置した紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌されるようになっている。これによって送水管路40を通る製氷水を清潔に保つことができる。
最後に、紫外線照射器50を製氷機構20に設けた第15実施例について説明する。第15実施例のように、紫外線照射器50を製氷機構20に設けたときには、製氷水タンク30から送水管路40を通って製氷機構20に供給された製氷水を凍結させる前に殺菌して清潔に保つことができる。
(第15実施例)
図18に示したように、第15実施例の製氷機10では、製氷筒21の下部に紫外線照射器50が設けられている。製氷筒21の下部には送水管路40が接続されているとともに、製氷筒21の下部より上側の外周面に蒸発器22dが螺旋状に巻回されている。このように、製氷筒21の下部は送水管路40から製氷水が流入して、蒸発器22dが配置されていないために凍結しない部分となっており、紫外線照射器50は製氷筒21の下部にて製氷水が凍結しない位置の製氷水を殺菌するために設けられている。紫外線照射器50は製氷筒21の底面にて上方報に紫外線を照射するように配置されている。これによって、製氷機構20の製氷筒21内で凍結前の製氷水は紫外線照射器50から照射される紫外線によって殺菌され、製氷筒21内の製氷水を清潔に保つことができるようになった。
上記の第1〜第15実施例の製氷機10では、製氷機構20によって製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行しているときに、紫外線照射器50により紫外線を照射するように制御したときには、製氷運転中に製氷機構20に供給される製氷水を殺菌して清潔に保つことができる。また、製氷機構20による製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を停止させているときに、紫外線照射器50により紫外線を照射するように制御したときには、製氷運転の停止中に製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20に滞留する製氷水を殺菌して清潔に保つことができる。
また、第1〜第15実施例の製氷機10で、製氷運転時に紫外線照射器50から紫外線を常時照射したときには、製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20を常に清潔に保つことができるものの、紫外線照射器50から紫外線を常に照射させることでランニングコストが高くなる問題がある。製氷運転を実行しているときに、給水弁35を開放させて給水管34から製氷水タンク30に製氷水を供給しているときには、製氷水タンク30内の製氷水は送水管路40を通って製氷機構20に送出され、製氷水が製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20を流れるようになっている。製氷水が製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20を流れているときには、細菌が製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20で繁殖しにくくなっている。このため、製氷運転を実行しているときに、給水弁35を開放させて給水管34から製氷水タンク30に製氷水を供給しているときには、紫外線照射器50による紫外線の照射を停止させることで、ランニングコストを低減させることができる。
これに対し、製氷運転を実行しているときであっても、給水弁35を(一時的に)閉止させて給水管34から製氷水タンク30に製氷水を供給していないときには、製氷水タンク30内の製氷水は送水管路40を通って製氷機構20に送出されなくなり、製氷水が製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20で滞留することになる。製氷水が製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20で滞留しているときには、細菌が製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20で繁殖しやすくなっている。このため、製氷運転を実行しているときに、給水弁35を(一時的に)閉止させて給水管34から製氷水タンク30に製氷水の供給を停止しているときには、紫外線照射器50によって紫外線を照射させることで、製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20で細菌の繁殖を抑えることができるようになった。
また、図示しない貯氷庫内の氷が満氷状態となって所定時間経過したときと、製氷機10の図示しない停止スイッチをオンさせたときには、排水弁38を開放させることにより、製氷筒21内の製氷水を排水管37を通って排出させるとともに、製氷水タンク30内の製氷水を送水管路40から排水管37を通って排出させている。上記の第1〜第15実施例の製氷機10では、製氷水タンク30内の製氷水を送水管路40と排水管37(送水管路40と排水管37が排水経路に相当する)とにより排水したときに紫外線照射器50により紫外線を照射するように制御した。このようにしたときには、製氷水がなくなった状態の製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20に、紫外線照射器50から紫外線を照射して殺菌をすることで、製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20を清潔に保つことができる。
この実施形態の製氷機は、所謂オーガ式の製氷機であるが本発明はこれに限られるものでなく、製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機構20と、製氷機構20に供給する製氷水を貯える製氷水タンク30と、製氷水タンク30内の製氷水を製氷機構20に送出する送水管路40とを備えていれば、他の形式の製氷機にも適用されるものである。
上記の各実施例では、製氷水タンク30、送水管路40または製氷機構20に紫外線照射器50を配置したものであるが、これに限られるものでなく、製氷水タンク30、送水管路40及び製氷機構20の少なくとも1箇所以上に各実施例の紫外線照射器50を適宜組み合わせて配置しにたものであってもよい。
10…製氷機、20…製氷機構、21…製氷筒、30…製氷水タンク、31…容器部、31a…反射部,31b…循環路、32…蓋部、32b…反射部、33…溢出部(オーバーフロー管)、40…送水管路、41…第1管部、41a…反射部、42…第2管部、42a…反射部、43…連続部分、44…紫外線透過管部、44a…拡管部、45…並列配置管部、46…2重管部、46a…内側管部、46b…外側管部、50…紫外線照射器。

Claims (25)

  1. 製氷水を凍結させて氷を製造する製氷機構と、
    前記製氷機構に供給する製氷水を貯える製氷水タンクと、
    前記製氷水タンク内の製氷水を前記製氷機構に送出する送水管路とを備えた製氷機であって、
    前記製氷水タンク、前記送水管路及び前記製氷機構の少なくとも1つに紫外線を照射して殺菌するための紫外線照射器を備えたことを特徴とする製氷機。
  2. 請求項1に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンクに前記紫外線照射器を設けたことを特徴とする製氷機。
  3. 請求項2に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンクは製氷水を貯える上面が開口した容器部を備え、前記容器部内に前記紫外線照射器を設けたことを特徴とする製氷機。
  4. 請求項2に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンクは製氷水を貯える上面が開口した容器部と、前記容器部の上面の開口を塞ぐ蓋部とを備え、前記蓋部の下面に前記紫外線照射器を設けたことを特徴とする製氷機。
  5. 請求項3または4に記載の製氷機において、
    前記容器部の内周面には紫外線を反射させる反射部を設けたことを特徴とする製氷機。
  6. 請求項2に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンクは製氷水を貯える容器部と、前記容器部から送り出した製氷水を前記容器部に再び戻して循環させる循環路とを備え、前記循環路に前記紫外線照射器を設けたことを特徴とする製氷機。
  7. 請求項2に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンクは製氷水を貯える容器部と、前記容器部内にて所定の水位を超える製氷水を外側に溢出させる溢出部とを備え、前記溢出部に前記紫外線照射器を設けたことを特徴とする製氷機。
  8. 請求項1に記載の製氷機において、
    前記送水管路に前記紫外線照射器を設けたことを特徴とする製氷機。
  9. 請求項8に記載の製氷機において、
    前記送水管路は上下方向に延びる第1管部と、前記第1管部の上下方向の端部から前記第1管部の延出方向と交差する交差方向に延びる第2管部とを備え、
    前記第1管部と前記第2管部とが連続する連続部分には前記紫外線照射器を前記第1管部と前記第2管部との少なくとも一方の延出方向に照射するように配置したことを特徴とする製氷機。
  10. 請求項9に記載の製氷機において、
    前記紫外線照射器を前記第1管部と前記第2管部の両方の延出方向に照射するように配置したことを特徴とする製氷機。
  11. 請求項9または10に記載の製氷機において、
    前記第1管部と前記第2管部との少なくとも一方の内周面には紫外線を反射させる反射部を設けたことを特徴とする製氷機。
  12. 請求項8に記載の製氷機において、
    前記送水管路は紫外線が透過可能な紫外線透過管部を備え、前記紫外線照射器を前記紫外線透過管部の外側に配置したことを特徴とする製氷機。
  13. 請求項12に記載の製氷機において、
    前記紫外線照射器を前記紫外線透過管部の外周面から離した位置に配置したことを特徴とする製氷機。
  14. 請求項12に記載の製氷機において、
    前記紫外線透過管部の少なくとも一部には他の部分より内径を大きくした拡管部を設け、前記紫外線照射器を前記拡管部の外側に配置したことを特徴とする製氷機。
  15. 請求項8に記載の製氷機において、
    前記送水管路は、製氷水が通過する管材を一方側と他方側とで相互に行き交うようにして並列に配置させた並列配置管部を備え、
    前記紫外線照射器を前記並列配置管部に配置したことを特徴とする製氷機。
  16. 請求項15に記載の製氷機において、
    前記紫外線照射器を前記並列配置管部の一方側から他方側の少なくとも一方に配置し、
    前記紫外線照射器の紫外線の照射方向を前記並列配置管部の管材の延出方向と同じ方向としたことを特徴とする製氷機。
  17. 請求項15に記載の製氷機において、
    前記並列配置管部は紫外線が透過可能な管材が用いられ、
    前記紫外線照射器の照射方向を前記並列配置管部を構成する管材が並列に並ぶ方向に照射したことを特徴とする製氷機。
  18. 請求項8に記載の製氷機において、
    前記送水管路は紫外線が透過可能な内側管部と、前記内側管部の外周を覆う外側管部とから構成される2重管部を備え、
    前記外側管部に製氷水を通水させるようにするとともに前記内側管部内に前記紫外線照射器を配置したことを特徴とする製氷機。
  19. 請求項8に記載の製氷機において、
    前記送水管路は紫外線が透過可能な内側管部と、前記内側管部の外周を覆う外側管部とから構成される2重管部を備え、
    前記内側管部に製氷水を通水させるようにするとともに前記外側管部内に前記紫外線照射器を配置したことを特徴とする製氷機。
  20. 請求項1に記載の製氷機において、
    前記紫外線照射器を前記製氷機構に設けたことを特徴とする製氷機。
  21. 請求項20に記載の製氷機において、
    前記製氷機構は、前記送水管路が下部に接続されて内側に滞留させた製氷水を凍結させる製氷筒と、前記製氷筒内に回転可能に配設されて外周面に螺旋刃を有したオーガと、前記製氷筒の前記送水管路の接続部より上側を冷却するように配設された蒸発器とを備え、
    前記紫外線照射器を前記製氷筒の下部に配置したことを特徴とする製氷機。
  22. 請求項1〜21の何れか1項に記載の製氷機において、
    前記製氷機構による製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を実行しているときに、前記紫外線照射器により紫外線を照射するように制御したことを特徴とする製氷機。
  23. 請求項1〜21の何れか1項に記載の製氷機において、
    前記製氷機構による製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転を停止させているときに、前記紫外線照射器により紫外線を照射するように制御したことを特徴とする製氷機。
  24. 請求項1〜21の何れか1項に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンクには製氷水を供給する給水管が設けられ、
    前記給水管から製氷水の供給を停止させた所定時間経過後に前記紫外線照射器により紫外線を照射するように制御したことを特徴とする製氷機。
  25. 請求項1〜21の何れか1項に記載の製氷機において、
    前記製氷水タンク内の製氷水を排水する排水経路を備え、
    前記製氷水タンク内の製氷水を前記排水経路により排水したときに前記紫外線照射器により紫外線を照射するように制御したことを特徴とする製氷機。
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