JP2019218814A - スクリーン、および、ロールスクリーン - Google Patents
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Abstract
【課題】生地が案内レールから抜けることを抑制可能としたロールスクリーン用のスクリーン、および、ロールスクリーンを提供する。【解決手段】帯状のスクリーン13の生地の幅方向における縁辺Eよりも幅方向の中央側に、スクリーン13の高さ方向に延びる被案内部13Eを備え、ロールスクリーンに設けられてスクリーン13の高さ方向に延びる案内部に、被案内部が挟まれることによって、スクリーン13の移動が高さ方向に案内されるロールスクリーン用のスクリーン13であって、スクリーン13の生地は、織物と、遮光用の樹脂被膜を備える編物とのいずれか一方であり、被案内部13Eよりも縁辺E側には、高さ方向に延在して生地13Mの表裏に直接縫われた縫製部13Sを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、ロールスクリーンに用いられるスクリーン、および、スクリーンを備えたロールスクリーンに関する。
ロールスクリーンに用いられるスクリーンの生地は、生地の引き出し操作によって下降し、また、生地の巻き取り操作によって上昇する。ロールスクリーンが備える案内レールは、スクリーンが昇降する方向である昇降方向に沿って延びる形状を有し、巻き取り軸から引き出された生地の端部である被案内部は、案内レールの内側に入り込む。生地が下降するとき、および、生地が上昇するときの各々において、生地の被案内部は案内レールに沿って移動し、生地は昇降方向に沿って案内される(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、ロールスクリーンが備えるスクリーンの生地には、生地を張り出させるような外力が、様々な利用のシーンで作用する。例えば、気圧が高い空間と気圧が低い空間とをロールスクリーンが区画するとき、気圧が低い空間へ生地を張り出させるような力が、生地に作用する。また、下降した生地を利用者が手などによって押すときなども、利用者が押す方向へ生地を張り出させるような力が生地に作用する。結果として、案内レールに入っている生地の被案内部が案内レールから抜けてしまい、それ以降の生地が案内レールによって案内されなくなることがある。なお、特許文献1に記載のように、生地が抜けるときに作動する抜け止め機構を案内レールが備える構成であっても、抜け止め機構が作動するタイミングよりも生地の抜けるタイミングが早い場合には、上述した課題を生じるため、上述したロールスクリーンには、依然として改善する余地が残されている。
本発明の目的は、生地が案内レールから抜けることを抑制可能としたスクリーン、および、ロールスクリーンを提供することである。
本発明の目的は、生地が案内レールから抜けることを抑制可能としたスクリーン、および、ロールスクリーンを提供することである。
上記課題を解決するためのスクリーンは、帯状のスクリーンの生地の幅方向における縁辺よりも幅方向の中央側に、前記スクリーンの高さ方向に延びる被案内部を備え、ロールスクリーンに設けられて前記スクリーンの高さ方向に延びる案内部に、前記被案内部が挟まれることによって、前記スクリーンの移動が高さ方向に案内されるロールスクリーン用のスクリーンであって、前記スクリーンの生地は、織物と、編物とのいずれか一方であり、前記被案内部よりも縁辺側が、折り返されず、かつ、前記高さ方向に延在して前記生地の表裏に直接縫われた縫製部のみを備え、前記縫製部が、環状またはステッチ状に縫製されている。
上記課題を解決するためのロールスクリーンは、巻き取り軸と、前記巻き取り軸に巻き回された帯状のスクリーンであって、前記スクリーンの生地の幅方向における縁辺よりも幅方向の中央側に、前記スクリーンの高さ方向に延びる被案内部を備えた前記スクリーンと、ロールスクリーンに設けられ、前記スクリーンの前記高さ方向に延在し、前記被案内部の表裏を挟むことによって、前記スクリーンの移動を前記高さ方向に案内する前記案内部と、を備えるロールスクリーンであって、前記スクリーンの生地は、織物と、遮光用の樹脂被膜を備える編物とのいずれか一方であり、前記被案内部よりも縁辺側が、折り返されず、かつ、前記高さ方向に延在して前記生地の表裏に直接縫われた縫製部のみを備える。
上記スクリーンにおいて、前記縫製部は、オーバーロック、インターロック、巻きロック、環縫い、シングルステッチ、および、ダブルステッチの少なくとも1つの縫い目であってもよい。
上記スクリーンにおいて、前記生地のなかで前記縫製部が位置する部分は、前記被案内部よりも厚くてもよい。
上記スクリーンにおいて、前記縫製部は、前記縁辺を構成してもよい。
上記スクリーンにおいて、前記縫製部は、オーバーロック、インターロック、巻きロック、環縫い、シングルステッチ、および、ダブルステッチの少なくとも1つの縫い目であってもよい。
上記スクリーンにおいて、前記生地のなかで前記縫製部が位置する部分は、前記被案内部よりも厚くてもよい。
上記スクリーンにおいて、前記縫製部は、前記縁辺を構成してもよい。
図1から図7を参照してロールスクリーン用のスクリーン、および、ロールスクリーンの一実施形態について説明する。まず、ロールスクリーンを説明し、次いで、ロールスクリーンに用いられるスクリーンを説明する。
[ロールスクリーン]
図1が示すように、ロールスクリーンが備える枠体11は、左右方向に沿って延びる巻き取り軸12を回転できる状態で支持する。巻き取り軸12は、帯状のスクリーン13の上端部を巻き取り軸12の軸線方向に沿って支持する。スクリーン13は、生地、生地を巻き取り軸に取り付けるためのスクリーン押え、生地にプルコードを取り付けるためのプルサポートなどを備える。スクリーン13を構成する帯状の生地は、織物と、遮光用の樹脂被膜を備える編物とのいずれか一方である。
図1が示すように、ロールスクリーンが備える枠体11は、左右方向に沿って延びる巻き取り軸12を回転できる状態で支持する。巻き取り軸12は、帯状のスクリーン13の上端部を巻き取り軸12の軸線方向に沿って支持する。スクリーン13は、生地、生地を巻き取り軸に取り付けるためのスクリーン押え、生地にプルコードを取り付けるためのプルサポートなどを備える。スクリーン13を構成する帯状の生地は、織物と、遮光用の樹脂被膜を備える編物とのいずれか一方である。
スクリーン13の下端部は、巻き取り軸12の外周面から離れ、昇降方向であるスクリーン13の高さ方向の下方に向かって自重によって垂れ下がる。スクリーン13の下端部には、左右方向に延びるウェイトバー14が取り付けられている。ウェイトバー14は、ウェイトバー14の荷重をスクリーン13に作用させて、スクリーン13の高さ方向をスクリーン13の昇降方向に沿わせる。ウェイトバー14の左右方向の長さは、スクリーン13の左右方向の長さよりも短い。
巻き取り軸12は、回転機構によって回転する。回転機構は、例えば、巻き取り軸12を回転させるスプリングモータと、ウェイトバー14を所望の高さに止めるためのフリーストップ機構とを備える。スクリーン13の下端部の中央部は、ウェイトバー14の昇降操作を行うためのハンドル15を備える。ハンドル15は、プルコード16と接続される。ウェイトバー14は、ハンドル15、および、プルコード16の少なくとも一方によって操作される。ウェイトバー14の下端は、ダンパ14Dを備える。ダンパ14Dは、スクリーン13が全閉状態であるときに、フレーム19の下部フレーム19Aと接触して、部屋外から部屋内への漏光を抑制する。
左右方向における巻き取り軸12の両端部は、昇降方向に延びる左右一対の案内レール21に接続される。各案内レール21は、スクリーン13の前側に位置する前側案内壁21Fと、スクリーン13の後側に位置する後側案内壁21Bとを備える。前側案内壁21Fおよび後側案内壁21Bは、前側案内壁21Fと後側案内壁21Bとの間で案内開口Gを区画する。スクリーン13の生地は、被案内部13Eを備え、被案内部13Eは、案内開口Gから案内レール21の内部に入り込んでいる。被案内部13Eは、スクリーン13の幅方向における縁辺Eよりも幅方向の中央側に位置し、スクリーン13の高さ方向である昇降方向に延びる。
そして、巻き取り軸12が巻き取り方向に回転して、スクリーン13の全てが案内レール21から離れるとき、スクリーン13の下端部は、案内レール21の上側まで引き上げられる。この状態からスクリーン13の下端部が引き下げられて、巻き取り軸12が引き出し方向に回転すると、スクリーン13の被案内部13Eは、案内レール21の上端から案内レール21の内部に入り込む。なお、案内開口Gは、案内レール21を構成する各部材の状態を案内レール21の外部から変更したり確認したりするためのメンテナンスにも用いられる。
図2が示すように、案内レール21は、昇降方向から見てコ字形状を有するガイドフレーム23Mと、案内レール21の下端部を構成する板状の下部キャップ30とを備える。ガイドフレーム23Mは、前側案内壁21Fと後側案内壁21Bとを備え、ガイドフレーム23Mの下端部は、下部キャップ30に閉塞される。前側案内壁21Fと後側案内壁21Bとを連結する壁は、レールベース17に取り付けられて、窓枠などに固定される。
ガイドフレーム23Mは、案内開口Gを通る仮想鉛直面PVに対して、ほぼ面対称となる構成を備える。以下では、仮想鉛直面PVよりも前側の構成を詳細に説明し、仮想鉛直面PVよりも後側の構成については、前側の構成と重複する構成の説明を省略する。なお、仮想鉛直面PVは、静置されたスクリーン13の位置とほぼ一致する面である。
ガイドフレーム23Mは、昇降方向に延びる軸支片23Lを備える。軸支片23Lは、昇降方向と直交する断面でC字形状を有し、そのC字形状が昇降方向に連なる形状を有する。軸支片23Lは、昇降方向に延びる揺動軸Cを中心として、抜け止めレバー27Fを揺動可能な状態で支持する。案内部の一例である抜け止めレバー27Fは、硬質の樹脂材料によって成形された硬質体である。抜け止めレバー27Fは、出力部24と作動部26とを備える。出力部24は、案内レール21の内部に位置し、作動部26は、出力部24よりも案内レール21の外側に位置する。
抜け止めレバー27Fの出力部24は、軸部24Aとカム部24Cとを備える。軸部24Aは、昇降方向に延びる円柱形状を有し、昇降方向に延びる揺動軸Cを中心する揺動を可能な状態で、軸支片23Lに遊嵌される。カム部24Cは、軸部24Aから後側に向かって広がる扇形状の断面を有し、その扇形状が昇降方向に連なる形状を有する。カム部24Cは、円弧に沿って凹凸が繰り返される凹凸形状を有したカム面を備え、凹凸が並ぶ円弧の中心は、揺動軸Cよりも、スクリーン13の幅方向の中央側、かつ、前方に位置する。作動部26は、カム部24Cから、スクリーン13の幅方向の中央側、かつ、前方に向けて湾曲する形状を有する。
カム部24Cと軸支片23Lとは、軸部24Aの周方向に間隙を有する。上方向から見て、出力部24の左回りの移動は、カム部24Cの左端面と軸支片23Lとが当接するときに規制される。また、出力部24における右回りの移動は、カム部24Cの右端面と軸支片23Lとが当接するときに規制される。抜け止めレバー27Fの取り得る位置のなかで、カム部24Cの左端面と軸支片23Lとが当接する位置は、案内位置である。抜け止めレバー27Fの取り得る位置のなかで、カム部24Cの右端面と軸支片23Lとが当接する位置は、抜け止め位置である。
そして、スクリーン13の被案内部13Eが案内開口Gに入った状態で、各抜け止めレバー27F,27Bが案内位置に位置するとき、抜け止めレバー27F,27Bのカム部24Cは、スクリーン13に圧接しない。すなわち、被案内部13Eは、案内開口Gを案内方向に移動可能な状態である。他方、スクリーン13の被案内部13Eが案内開口Gに入った状態で、各抜け止めレバー27F,27Bが抜け止め位置に位置するとき、抜け止めレバー27F,27Bのカム部24Cは、スクリーン13に圧接する。すなわち、スクリーン13の縁辺Eは、案内開口Gから抜けることを抑制された状態である。
[スクリーン13]
次に、図3を参照してスクリーン13を構成する生地13Mについて説明する。スクリーン13を構成する生地13Mは、相互に交差する糸13Wが組織を形成する織物と編物とのいずれか一方である。編物は、ループ状の組織を備える生地であり、遮光用の樹脂被膜を備えることも可能である。織物は、例えば、相互に直交する縦糸と横糸とが組織を形成する組織体や、相互に交差する縦糸と斜め糸とが組織を形成する組織体であり、一重織物、重ね織物、パイル織物、捩り織物のいずれかである。織物は、例えば、組織点から離れた浮き糸を含むことも可能である。織物の基本組織は、例えば、平織、綾織、朱子織である。織物は、遮光用の樹脂被膜を備えものを含む。
次に、図3を参照してスクリーン13を構成する生地13Mについて説明する。スクリーン13を構成する生地13Mは、相互に交差する糸13Wが組織を形成する織物と編物とのいずれか一方である。編物は、ループ状の組織を備える生地であり、遮光用の樹脂被膜を備えることも可能である。織物は、例えば、相互に直交する縦糸と横糸とが組織を形成する組織体や、相互に交差する縦糸と斜め糸とが組織を形成する組織体であり、一重織物、重ね織物、パイル織物、捩り織物のいずれかである。織物は、例えば、組織点から離れた浮き糸を含むことも可能である。織物の基本組織は、例えば、平織、綾織、朱子織である。織物は、遮光用の樹脂被膜を備えものを含む。
こうした生地13Mの空孔に他の糸が通されて、その糸に外力が作用するとき、織物における組織点の変位は、編物と比べて十分に小さく、特に、遮光用の樹脂被膜を備える織物は、樹脂被膜を備えない織物よりもさらに小さい。なお、遮光用の樹脂被膜を備える編物においてもまた、編物における組織点の変位は、樹脂被膜を備えない編物と比べて十分に小さい。また、遮光用の生地13Mのなかでも、特に遮光性が高い暗幕用の生地13Mは、暗幕用とは異なる生地13Mと比べて糸密度や織密度が高いため、上述した組織点の変位は、さらに小さい。
生地13Mを構成する糸13Wは、例えば、ポリエステル樹脂やポリ塩化ビニル繊維やナイロン樹脂などの合成樹脂繊維、ガラス繊維を含有する合成樹脂繊維、和紙繊維を含有する合成樹脂繊維、ガラス繊維、和紙繊維、綿や麻などの天然繊維である。生地13Mは、縦糸や横糸が相互に同じ種類の繊維であってもよいし、縦糸や横糸が相互に異なる種類の繊維であってもよい。生地13Mは、例えば、縦糸と横糸とが共にポリエステル繊維である織物や、縦糸がポリエステル繊維で横糸が和紙繊維を含有するポリエステル繊維である織物である。
遮光用の樹脂被膜は、生地13Mの表面、生地13Mの裏面、および、生地13Mの中間層の少なくとも1つを構成する。遮光用の樹脂被膜を形成する材料は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂、オレフィン樹脂からなる群から選択される少なくとも1つである。遮光用の樹脂被膜は、コーティング技術によって形成されてもよいし、ラミネート技術によって形成されてもよい。遮光用の樹脂被膜を備えるスクリーン13であれば、上述したように、生地13Mの空孔に他の糸が通されて、その糸に外力が作用するとき、織物における組織点の変位は、樹脂被膜を備えない構成と比べて小さくすることが可能となる。また、編物のようなループ状の組織を有した生地においても、生地13Mにおける組織点の変位を抑えることが可能ともなる。
スクリーン13を構成する生地13Mは、被案内部13Eに加えて、被案内部13Eよりも縁辺E側が、折り返されず、かつ、縫製部13Sのみを備える。縫製部13Sは、スクリーン13の高さ方向に延在して、生地13Mの表裏に直接縫われた縫い目である。縫製部13Sは、環状またはステッチ状に縫製されている。
なお、図3では、縫製部13Sの一例として、生地13Mの縁を巻き込んでかがり縫いされたオーバーロック縫い目を示すが、縫製部13Sは、針糸と上下のルーパー糸とでかがり縫いされた普通ロック縫い目であってもよい。また、縫製部13Sは、図4が示す単環縫い目、1本糸オーバーロック縫い目、図5が示す2本糸オーバーロック縫い目、3本糸オーバーロック縫い目、2本針4本糸オーバーロック縫い目でもよい。また、縫製部13Sは、図6が示す二重環縫い目、インターロック縫い目、2本針二重環縫い目、3本針二重環縫い目、2本針偏平縫い目、3本針偏平縫い目であってもよい。また、縫製部13Sは、シングルステッチ縫い目、ダブルステッチ縫い目であってもよい。また、縫製部13Sの一部は、スクリーン13の意匠性を高めるために、これらの組み合わせであってよいし、目とび部を備えてもよい。
特に、縫製部13Sがオーバーロック縫い目であれば、ルーパー糸L1が、生地13Mのほぼ幅方向に沿う環形状を生地13Mの縁に沿って上下に並べて形成する。そのため、巻き取り軸12に巻き取られた生地13Mにおいては、縫製部13Sの表側に加わる張力をルーパー糸L1の変形によって緩和することが可能となる。すなわち、ロールスクリーンに特化した要請として、巻き取り軸12の周方向に沿った縫製部13Sの柔軟性を確保することが可能であって、縫製部13Sを備えたスクリーン13の巻き取りを円滑に進めることが可能ともなる。
特に、生地13Mの縁を巻き込んでかがり縫いされたオーバーロック縫い目であれば、生地13Mの縁の巻き込まれる幅を糸の張力によって変更することが可能であるから、縫製部13Sが位置する部位のスクリーン13の厚みを、縫製部13Sの糸の張力によって調整することが可能ともなる。さらに、生地13Mの縁を巻き込んでかがり縫いされたオーバーロック縫い目であれば、生地13Mの縁の解れを縫製部13Sによって抑えることが可能ともなる。すなわち、スクリーン13の縁を案内レール21に案内させるロールスクリーンに特化した要請として、スクリーン13の縁における耐久性を高めることが可能ともなる。
[作用]
図7(a)が示すように、スクリーン13の面方向と交差する方向に向かう外力Fa、例えば、スクリーン13の中央部13Cを後方へ張り出させるような外力Faが、スクリーン13に作用すると、スクリーン13の被案内部13Eは、案内開口Gから徐々に抜け始める。この際、後方に向けて張り出すスクリーン13と、抜け止めレバー27Bの作動部26の外周面とが相互に接触し、案内位置に位置する抜け止めレバー27Bの作動部26が、スクリーン13によって押される。結果として、抜け止めレバー27Bが抜け止め位置に向けて回転し始めると共に、被案内部13Eとカム部24Cとが接触し、カム部24Cとの摩擦力が被案内部13Eの移動を抑える。また、被案内部13Eの移動に合わせて、抜け止めレバー27Fもまた、抜け止め位置に向けて回転する。
図7(a)が示すように、スクリーン13の面方向と交差する方向に向かう外力Fa、例えば、スクリーン13の中央部13Cを後方へ張り出させるような外力Faが、スクリーン13に作用すると、スクリーン13の被案内部13Eは、案内開口Gから徐々に抜け始める。この際、後方に向けて張り出すスクリーン13と、抜け止めレバー27Bの作動部26の外周面とが相互に接触し、案内位置に位置する抜け止めレバー27Bの作動部26が、スクリーン13によって押される。結果として、抜け止めレバー27Bが抜け止め位置に向けて回転し始めると共に、被案内部13Eとカム部24Cとが接触し、カム部24Cとの摩擦力が被案内部13Eの移動を抑える。また、被案内部13Eの移動に合わせて、抜け止めレバー27Fもまた、抜け止め位置に向けて回転する。
各抜け止めレバー27F,27Bが抜け止め位置に向けて回転すると、抜け止めレバー27F,27Bのカム部24Cは、スクリーン13の被案内部13Eに圧接する。これによって、抜け止めレバー27F,27Bのカム部24Cは、他方のカム面から押圧力を受けて、スクリーン13が案内レール21から抜けることを抑える。
ここで、図7(b)が示すように、上述した外力Faによって各抜け止めレバー27F,27Bの作動するタイミングが、図7(a)の場合よりも遅いと、スクリーン13の抜けはさらに進行する。この際、縫製部13Sの位置する部位でのスクリーン13の厚みが、被案内部13Eの厚みよりも厚いこと、また、縫製部13Sが形成する縫い目の段差が、縫製部13Sとカム部24Cとの摩擦力を高めること、これらが相まって、被案内部13Eの移動が抑えられる。結果として、各抜け止めレバー27F,27Bの作動するタイミングが、遅い場合であっても、生地13Mの被案内部13Eが案内レール21から抜けること、ひいては、スクリーン13の縁が案内レール21から抜けることを抑えることが可能となる。
この際、スクリーン13の中央部13Cは、縫製部13Sに対して、縫製部13Sを案内レール21から抜く方向に力を作用させる。すなわち、生地13Mにおける組織点を縫製部13Sの糸が変位させるように、スクリーン13の中央部13Cが縫製部13Sに力を作用させる。この点、上述したように、生地13Mは、織物、遮光用の樹脂被膜を備える織物、および、遮光用の樹脂被膜を備える編物のいずれか1つであるから、生地13Mにおける組織点の変位は、生地13Mが編物である場合と比べて、十分に抑えられる。結果として、スクリーン13の端部における変形や解れを抑えることが可能ともなる。
以上、上記実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)スクリーン13の縁が案内レール21から抜けることを、縫製部13Sとカム部24Cとの接触によって抑えることが可能となる。
(2)縫製部13Sがオーバーロック縫い目である場合、スクリーン13に要請される柔軟性を縫製部13Sで確保することが可能ともなる。
(3)縫製部13Sが生地13Mの縁を巻き込んでかがり縫いされたオーバーロック縫い目である場合、案内レール21を昇降するスクリーン13の縁辺において、生地13Mの解れを抑えることが可能ともなる。
(1)スクリーン13の縁が案内レール21から抜けることを、縫製部13Sとカム部24Cとの接触によって抑えることが可能となる。
(2)縫製部13Sがオーバーロック縫い目である場合、スクリーン13に要請される柔軟性を縫製部13Sで確保することが可能ともなる。
(3)縫製部13Sが生地13Mの縁を巻き込んでかがり縫いされたオーバーロック縫い目である場合、案内レール21を昇降するスクリーン13の縁辺において、生地13Mの解れを抑えることが可能ともなる。
(4)また、縫製部13Sが位置する部位のスクリーン13の厚みを、縫製部13Sの糸の張力で調整することが可能ともなる。上述したように、縫製部13Sが位置する部位のスクリーン13の厚みは、被案内部13Eの厚みよりも厚く、抜け止めレバー27F,27B間の距離に応じて設定される。そして、縫製部13Sが位置する部位のスクリーン13の厚みについて、その自由度が高められるため、抜け止めレバー27F,27Bの設計の自由度も高められる。
(5)縫製部13Sが位置する部位のスクリーン13の厚みが、被案内部13Eの厚みよりも厚いこと、また、縫製部13Sが有する段差が、縫製部13Sとカム部24Cとの摩擦力を高めること、これらが相まって、スクリーン13の抜け止めの確実性が高められる。
(6)縫製部13Sが抜け止めの機能を発現する場合であっても、スクリーン13の端部における変形や解れを抑えることが可能ともなる。
(6)縫製部13Sが抜け止めの機能を発現する場合であっても、スクリーン13の端部における変形や解れを抑えることが可能ともなる。
(7)スクリーン13が暗幕用の生地13Mである構成では、暗幕用とは異なる生地13Mと比べて、生地13Mにおける糸密度や織密度が高い。そのため、上記(6)に準じた効果をさらに高めることが可能ともなる。
(8)生地13Mが編物である場合には、縫製部13Sが抜け止めの機能を発現する場合に、生地13Mにおける組織が大きく変位し、スクリーン13の端部における変形や解れが生じる。この点、遮光用の樹脂被膜を備えた編物が生地13Mに適用されるため、編物の質感や意匠性を備えたスクリーン13において、それの抜け止めを実現することが可能ともなる。
(9)縫製部13Sは生地13Mの表裏に直接縫われた縫い目であるため、テープなどの他の部材を採用することなく、スクリーン13の端部の厚みを被案内部13Eよりも厚くすることが可能である。そして、テープなどの剥がれが生じることも抑えられるため、上述した抜け止め効果の持続性も高めることが可能ともなる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
[案内部]
・抜け止めレバー27F,27Bは、前側案内壁21Fと後側案内壁21Bとに案内位置で固定された構成とすることも可能である。こうした構成では、縫製部13Sが位置する部位でのスクリーン13の厚みが、案内位置に位置する抜け止めレバー27F,27Bの間隙よりも大きいことによって、スクリーン13の抜け止めが実現される。
[案内部]
・抜け止めレバー27F,27Bは、前側案内壁21Fと後側案内壁21Bとに案内位置で固定された構成とすることも可能である。こうした構成では、縫製部13Sが位置する部位でのスクリーン13の厚みが、案内位置に位置する抜け止めレバー27F,27Bの間隙よりも大きいことによって、スクリーン13の抜け止めが実現される。
・さらに、案内レール21から抜け止めレバー27F,27Bが割愛されて、被案内部13Eを昇降方向に案内する案内部を、ガイドフレーム23Mのみから構成することも可能である。この際、前側案内壁21Fと後側案内壁21Bとの間隙は、抜け止めレバー27F,27Bが区画する案内開口Gと同等の大きさを有する。
要は、スクリーン13の高さ方向に延びる案内部に被案内部13Eが挟まれることによって、スクリーン13の移動が高さ方向に案内される構成であればよい。
・抜け止めレバー27Bは、抜け止めレバー27Fのカム部24Cに対応する部位に、カム部24Cに代えて、弾性を有した保持部を備えることも可能である。
要は、スクリーン13の高さ方向に延びる案内部に被案内部13Eが挟まれることによって、スクリーン13の移動が高さ方向に案内される構成であればよい。
・抜け止めレバー27Bは、抜け止めレバー27Fのカム部24Cに対応する部位に、カム部24Cに代えて、弾性を有した保持部を備えることも可能である。
[縫製部13S]
・縫製部13Sの位置は、スクリーン13の幅方向において、スクリーン13の縁辺よりも被案内部13E側である構成とすることも可能である。
・縫製部13Sが位置する部位でのスクリーン13の厚みは、被案内部13Eと同等とすることも可能である。この際、縫製部13Sが形成する縫い目の段差が、縫製部13Sとカム部24Cとの摩擦力を高めることによって、被案内部13Eの移動は抑えられる。こうした縫製部13Sの構成であれば、縫製部13Sと被案内部13Eとの厚みの連続性によって、スクリーン13の意匠性を高めることが可能ともなる。
・縫製部13Sの位置は、スクリーン13の幅方向において、スクリーン13の縁辺よりも被案内部13E側である構成とすることも可能である。
・縫製部13Sが位置する部位でのスクリーン13の厚みは、被案内部13Eと同等とすることも可能である。この際、縫製部13Sが形成する縫い目の段差が、縫製部13Sとカム部24Cとの摩擦力を高めることによって、被案内部13Eの移動は抑えられる。こうした縫製部13Sの構成であれば、縫製部13Sと被案内部13Eとの厚みの連続性によって、スクリーン13の意匠性を高めることが可能ともなる。
・縫製部13Sの表面における粗さは、被案内部13Eの表面における粗さと同等であって、例えば、縫製部13Sでの縫い目による段差は、被案内部13Eと同等とすることも可能である。この際、縫製部13Sの位置する部位でのスクリーン13の厚みが、被案内部13Eの厚みよりも厚いことによって、被案内部13Eの移動は抑えられる。こうした縫製部13Sの構成であれば、縫製部13Sが形成する縫い目の段差と、被案内部13Eが形成する段差との共通性によって、スクリーン13の意匠性を高めることが可能ともなる。
C…揺動軸、E…縁辺、G…案内開口、Fa…外力、L1…ルーパー糸、PV…仮想鉛直面、11…枠体、12…巻き取り軸、13…スクリーン、13C…中央部、13E…被案内部、13M…生地、13S…縫製部、13W…糸、14…ウェイトバー、14D…ダンパ、15…ハンドル、16…プルコード、17…レールベース、19…フレーム、19A…下部フレーム、21…案内レール、21B…後側案内壁、21F…前側案内壁、23L…軸支片、23M…ガイドフレーム、24…出力部、24A…軸部、24C…カム部、26…作動部、27B,27F…抜け止めレバー、30…下部キャップ。
Claims (5)
- 帯状のスクリーンの生地の幅方向における縁辺よりも前記幅方向の中央側に、前記スクリーンの高さ方向に延びる被案内部を備え、ロールスクリーンに設けられて前記スクリーンの前記高さ方向に延びる案内部に、前記被案内部が挟まれることによって、前記スクリーンの移動が前記高さ方向に案内されるロールスクリーン用のスクリーンであって、
前記スクリーンの生地は、織物と編物とのいずれか一方であり、前記被案内部よりも縁辺側が、折り返されず、かつ、前記高さ方向に延在して前記生地の表裏に直接縫われた縫製部のみを備え、前記縫製部が、環状またはステッチ状に縫製された
スクリーン。 - 前記縫製部は、オーバーロック、インターロック、巻きロック、環縫い、シングルステッチ、および、ダブルステッチの少なくとも1つの縫い目である、
請求項1に記載のスクリーン。 - 前記生地のなかで前記縫製部が位置する部分は、前記被案内部よりも厚い
請求項1または2に記載のスクリーン。 - 前記縫製部は、前記縁辺を構成する
請求項1から3のいずれか一項に記載のスクリーン。 - 巻き取り軸と、
前記巻き取り軸に巻き回された帯状のスクリーンであって、前記スクリーンの生地の幅方向における縁辺よりも幅方向の中央側に、前記スクリーンの高さ方向に延びる被案内部を備えた前記スクリーンと、
ロールスクリーンに設けられ、前記スクリーンの前記高さ方向に延在し、前記被案内部の表裏を挟むことによって、前記スクリーンの移動を前記高さ方向に案内する前記案内部と、
を備えるロールスクリーンであって、
前記スクリーンの生地は、織物と編物とのいずれか一方であり、前記被案内部よりも縁辺側が、折り返されず、かつ、前記高さ方向に延在して前記生地の表裏に直接縫われた縫製部のみを備え、前記縫製部が、環状またはステッチ状に縫製された
ロールスクリーン。
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JP7496987B2 (ja) | 2020-09-16 | 2024-06-10 | セイキ住工株式会社 | ロールスクリーン装置 |
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2018
- 2018-06-22 JP JP2018118798A patent/JP2019218814A/ja active Pending
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