JPH09191997A - カーテンの芯 - Google Patents
カーテンの芯Info
- Publication number
- JPH09191997A JPH09191997A JP2209796A JP2209796A JPH09191997A JP H09191997 A JPH09191997 A JP H09191997A JP 2209796 A JP2209796 A JP 2209796A JP 2209796 A JP2209796 A JP 2209796A JP H09191997 A JPH09191997 A JP H09191997A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- warp
- weft
- curtain
- rigidity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クロスカーテンの上縁に重ね合わされて縫製
される芯であって、上縁が垂れ下がることなく、又折り
曲げや湾曲は滑らかなクロスカーテンにおける芯の提
供。 【解決手段】 この芯は縦方向（長手方向）に延びる縦
糸５、５…と横方向（幅方向）に延びる横糸６、６…を
編成した編み組織とし、そして縦糸５に対して横糸６の
剛さを大きくしている。
される芯であって、上縁が垂れ下がることなく、又折り
曲げや湾曲は滑らかなクロスカーテンにおける芯の提
供。 【解決手段】 この芯は縦方向（長手方向）に延びる縦
糸５、５…と横方向（幅方向）に延びる横糸６、６…を
編成した編み組織とし、そして縦糸５に対して横糸６の
剛さを大きくしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はクロスカーテンの芯に関
するものである。ここで芯とはカーテンの上縁を構成す
る為に、カーテン生地と重ね合わされて縫製し、該上縁
には吊り金具が取り付けされる箇所である。
するものである。ここで芯とはカーテンの上縁を構成す
る為に、カーテン生地と重ね合わされて縫製し、該上縁
には吊り金具が取り付けされる箇所である。
【０００２】
【従来の技術】図１（ａ）、（ｂ）は一般的なクロスカ
ーテンの正面図と縦断面図を表している。同図から明ら
かなようにカーテンの上端には上縁１が形成され、この
上縁１の所々にヒダ２、２…が設けられている。そして
このビダ２、２…には吊り金具３、３…が取付けられ、
該クロスカーテンはこれら複数個の吊り金具３、３…が
レールに遊嵌している走行具に連結されて吊り下げられ
る。
ーテンの正面図と縦断面図を表している。同図から明ら
かなようにカーテンの上端には上縁１が形成され、この
上縁１の所々にヒダ２、２…が設けられている。そして
このビダ２、２…には吊り金具３、３…が取付けられ、
該クロスカーテンはこれら複数個の吊り金具３、３…が
レールに遊嵌している走行具に連結されて吊り下げられ
る。
【０００３】走行具はローラを有していて、レールに沿
って自由に移動することが出来る為にカーテンの開閉が
行い得る。ところで、カーテンの上縁１は内部に芯４を
有し、該芯４が外れないようにミシンによって縫製され
ている。該上縁１は単にカーテンクロスの上端を折り曲
げただけでは柔らかい為に、上記芯４を収容して適度な
剛さとしている訳であり、上縁１の適度な剛さによって
吊り金具３、３間の上縁１が垂れ下がることなく、しか
もカーテンの開閉がスムーズとなる。
って自由に移動することが出来る為にカーテンの開閉が
行い得る。ところで、カーテンの上縁１は内部に芯４を
有し、該芯４が外れないようにミシンによって縫製され
ている。該上縁１は単にカーテンクロスの上端を折り曲
げただけでは柔らかい為に、上記芯４を収容して適度な
剛さとしている訳であり、上縁１の適度な剛さによって
吊り金具３、３間の上縁１が垂れ下がることなく、しか
もカーテンの開閉がスムーズとなる。
【０００４】上記芯４には上縁１にある程度の剛さを与
える他に、次の条件が要求される。その一つは上下の圧
縮力Ｐは大きいことが必要であり、この圧縮変形抵抗に
よって上縁１の垂れ下がりが防止される。又折り曲げ力
はなるべく小さいことが好ましい。これは芯４を折り曲
げたカーテン生地内に重ね合わせて縫製する場合に便利
であるのみならず、片側に寄せられたカーテンが独りで
に開かなく安定する為でもある。一方、上記吊り金具３
を取り付けする場合のヒダ２を作り易い理由でもある。
える他に、次の条件が要求される。その一つは上下の圧
縮力Ｐは大きいことが必要であり、この圧縮変形抵抗に
よって上縁１の垂れ下がりが防止される。又折り曲げ力
はなるべく小さいことが好ましい。これは芯４を折り曲
げたカーテン生地内に重ね合わせて縫製する場合に便利
であるのみならず、片側に寄せられたカーテンが独りで
に開かなく安定する為でもある。一方、上記吊り金具３
を取り付けする場合のヒダ２を作り易い理由でもある。
【０００５】ところで、従来の芯４は縦糸と横糸が互い
にクロスした織り組織から成るメッシュを構成し、そし
て縦糸と横糸は水糸等の高張力糸が用いられている為
に、折り曲げ力は大きくて縫製はしにくく、ヒダは作り
にくい。そして、織り組織である為に、メッシュの糸ズ
レが発生して上下方向の力に対しての抵抗が弱く、吊り
金具間の上縁１に垂れ下がり現象を生じる。
にクロスした織り組織から成るメッシュを構成し、そし
て縦糸と横糸は水糸等の高張力糸が用いられている為
に、折り曲げ力は大きくて縫製はしにくく、ヒダは作り
にくい。そして、織り組織である為に、メッシュの糸ズ
レが発生して上下方向の力に対しての抵抗が弱く、吊り
金具間の上縁１に垂れ下がり現象を生じる。
【０００６】
【本発明が解決しようとする課題】このように、従来の
クロスカーテン上縁に重ね合わせて用いられる芯には上
記のごとき問題がある。本発明が解決しょうとする課題
はこれら問題点であって、柔らかく折り曲げられるとと
もに、上下方向（幅方向）の圧縮力が大きな芯を提供す
る。
クロスカーテン上縁に重ね合わせて用いられる芯には上
記のごとき問題がある。本発明が解決しょうとする課題
はこれら問題点であって、柔らかく折り曲げられるとと
もに、上下方向（幅方向）の圧縮力が大きな芯を提供す
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のカーテンの芯は
従来のような織り組織で構成するメッシュタイプではな
く、編み組織としている。従って縦方向（長手方向）に
ループを形成して配列される縦糸に対して横糸が絡み合
って編成される。縦糸と横糸の編成組織は特に限定しな
いが、該縦糸は横糸に対して細いフィラメントの結束糸
等が用いられる。又編み組織である為に縦糸と横糸の間
隔は均一ではなく、横糸の本数は非常に多くなってい
る。
従来のような織り組織で構成するメッシュタイプではな
く、編み組織としている。従って縦方向（長手方向）に
ループを形成して配列される縦糸に対して横糸が絡み合
って編成される。縦糸と横糸の編成組織は特に限定しな
いが、該縦糸は横糸に対して細いフィラメントの結束糸
等が用いられる。又編み組織である為に縦糸と横糸の間
隔は均一ではなく、横糸の本数は非常に多くなってい
る。
【０００８】従って、該横糸方向（幅方向）に対しての
圧縮力は高く、これに対して縦糸方向すなわち芯の長手
方向に対しての曲げ変形は容易となる。本発明の芯は幅
方向の圧縮力を大きくして、曲げ力を小さくすることで
あり、その為には縦方向と横方向の糸の本数に違いをも
たせる場合に限らず、糸自体の剛さを変えることも出来
る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
圧縮力は高く、これに対して縦糸方向すなわち芯の長手
方向に対しての曲げ変形は容易となる。本発明の芯は幅
方向の圧縮力を大きくして、曲げ力を小さくすることで
あり、その為には縦方向と横方向の糸の本数に違いをも
たせる場合に限らず、糸自体の剛さを変えることも出来
る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
【０００９】
【実施例】図２は本発明に係るカーテンの芯を表した組
織図の実施例である。同図の５は縦糸を表し、６ａ、６
ｂ、６ｃ…は横糸を表している。縦糸５は非常に細いフ
ィラメントを結束したものであって、該縦糸は柔らかく
て剛さは小さい。そしてこの縦糸５は図３に示すように
ループを形成して縦方向（芯の長手方向）に延び、上記
横糸６ａ、６ｂ…はこれら縦糸に絡み合って編み組織を
構成している。
織図の実施例である。同図の５は縦糸を表し、６ａ、６
ｂ、６ｃ…は横糸を表している。縦糸５は非常に細いフ
ィラメントを結束したものであって、該縦糸は柔らかく
て剛さは小さい。そしてこの縦糸５は図３に示すように
ループを形成して縦方向（芯の長手方向）に延び、上記
横糸６ａ、６ｂ…はこれら縦糸に絡み合って編み組織を
構成している。
【００１０】図２に示している編み組織は本発明の単な
る１具体例に過ぎないが、等間隔で配列した縦糸５、５
…総てに対して横糸６ａは絡み合い、横糸６ｂ、６ｃ…
は図３（ｂ）に示すように３本の縦糸５、５…に絡み合
っている。図３（ａ）は２本の縦糸５、５に絡み合って
いる場合を、そして（ｃ）は１本の縦糸５に絡み合って
いる場合である。勿論、４本、５本の糸に絡み合って編
成する場合もあり、本発明の芯は編み組織は限定しな
い。
る１具体例に過ぎないが、等間隔で配列した縦糸５、５
…総てに対して横糸６ａは絡み合い、横糸６ｂ、６ｃ…
は図３（ｂ）に示すように３本の縦糸５、５…に絡み合
っている。図３（ａ）は２本の縦糸５、５に絡み合って
いる場合を、そして（ｃ）は１本の縦糸５に絡み合って
いる場合である。勿論、４本、５本の糸に絡み合って編
成する場合もあり、本発明の芯は編み組織は限定しな
い。
【００１１】ここで、横糸６は細い水糸のような高張力
糸が用いられ、強さ並びに剛さは上記縦糸に比べて高く
なっている。従って、芯の幅方向からの外力に対して変
形しにくいが、上記縦糸の剛さが小さい為に芯の長手方
向に対しての折り曲げは容易に行い得る。以上述べたよ
に、本発明のカーテンの芯は編み組織で構成した帯状生
地で、縦糸に対して横糸の剛性を高くしたものであり、
次のような効果を得ることが出来る。
糸が用いられ、強さ並びに剛さは上記縦糸に比べて高く
なっている。従って、芯の幅方向からの外力に対して変
形しにくいが、上記縦糸の剛さが小さい為に芯の長手方
向に対しての折り曲げは容易に行い得る。以上述べたよ
に、本発明のカーテンの芯は編み組織で構成した帯状生
地で、縦糸に対して横糸の剛性を高くしたものであり、
次のような効果を得ることが出来る。
【００１２】
【発明の効果】本発明に係るカーテンの芯は縦糸に対し
て横糸の剛さを高くした糸を使用し、編み組織でもって
構成している為に、帯状芯の幅方向の圧縮力が高くなる
が、長手方向に対しての折り曲げ力は小さくなる。従っ
て、この芯を重ね合わせて縫製した上縁は垂れ下がるこ
となく、しかも曲がり易く成る為に該上縁に取り付けし
た吊り金具を介してカーテンを吊り下げる場合、吊り金
具間でカーテンが垂れることはなく、又該カーテンを折
り畳んだ場合にその戻りがなくて安定する。そして、芯
は編み組織である為に、縦方向の糸と横方向の糸のズレ
がなく、この点も幅方向の変形を防止して上縁の垂れ防
止に効果がある。
て横糸の剛さを高くした糸を使用し、編み組織でもって
構成している為に、帯状芯の幅方向の圧縮力が高くなる
が、長手方向に対しての折り曲げ力は小さくなる。従っ
て、この芯を重ね合わせて縫製した上縁は垂れ下がるこ
となく、しかも曲がり易く成る為に該上縁に取り付けし
た吊り金具を介してカーテンを吊り下げる場合、吊り金
具間でカーテンが垂れることはなく、又該カーテンを折
り畳んだ場合にその戻りがなくて安定する。そして、芯
は編み組織である為に、縦方向の糸と横方向の糸のズレ
がなく、この点も幅方向の変形を防止して上縁の垂れ防
止に効果がある。
【図１】クロスカーテンの上縁に吊り金具を取り付けし
た場合。
た場合。
【図２】上縁に重ね合わされる芯の組織図を表す実施
例。
例。
【図３】縦糸に横糸が絡み合う具体例。
１ 上縁 ２ ヒダ ３ 吊り金具 ４ 芯 ５ 縦糸 ６ 横糸
Claims (2)
- 【請求項１】 クロスカーテンの上端には、レールに移
動可能に遊嵌している走行具に連結する吊り金具を取り
付けする為の上縁を設け、該上縁に重ね合わされて縫製
される芯において、該芯は縦方向（長手方向）に延びる
縦糸と横方向（幅方向）に延びる横糸を編成した編み組
織とし、上記縦糸に対して横糸の剛さを大きくしたこと
を特徴とするカーテンの芯。 - 【請求項２】 クロスカーテンの上端には、レールに移
動可能に遊嵌している走行具に連結する吊り金具を取り
付けする為の上縁を設け、該上縁に重ね合わされて縫製
される芯において、該芯は縦方向（長手方向）に延びる
縦糸と横方向（幅方向）に延びる横糸を編成した編み組
織とし、上記縦糸は非常に細いフィラメント糸を結束し
たものを用い、一方の横糸は水糸等の高張力糸を用いた
ことを特徴とするカーテンの芯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2209796A JPH09191997A (ja) | 1996-01-13 | 1996-01-13 | カーテンの芯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2209796A JPH09191997A (ja) | 1996-01-13 | 1996-01-13 | カーテンの芯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09191997A true JPH09191997A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=12073383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2209796A Pending JPH09191997A (ja) | 1996-01-13 | 1996-01-13 | カーテンの芯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09191997A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113002862A (zh) * | 2019-12-20 | 2021-06-22 | 阿诺尔德耶格尔控股有限公司 | 作为用于压捆机或捆包机的输送带的连续式牵引器件的皮带 |
-
1996
- 1996-01-13 JP JP2209796A patent/JPH09191997A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113002862A (zh) * | 2019-12-20 | 2021-06-22 | 阿诺尔德耶格尔控股有限公司 | 作为用于压捆机或捆包机的输送带的连续式牵引器件的皮带 |
| CN113002862B (zh) * | 2019-12-20 | 2023-08-25 | 阿诺尔德耶格尔控股有限公司 | 作为用于输送带的连续式牵引器件的皮带 |
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