JP2524717Y2 - カーテン芯地用織物 - Google Patents

カーテン芯地用織物

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JP2524717Y2
JP2524717Y2 JP612091U JP612091U JP2524717Y2 JP 2524717 Y2 JP2524717 Y2 JP 2524717Y2 JP 612091 U JP612091 U JP 612091U JP 612091 U JP612091 U JP 612091U JP 2524717 Y2 JP2524717 Y2 JP 2524717Y2
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JP
Japan
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curtain
warp
fabric
synthetic resin
interlining
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JP612091U
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JPH066467U (ja
Inventor
孝夫 細川
Original Assignee
小倉貿易株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカーテンの折り曲げられ
た上縁部に添え付けられ、この上縁部に腰を持たせるた
めに用いられるカーテン芯地用織物に関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンを吊り下げるフックの間におい
てカーテンが不体裁に垂れ下がらないようにするため
に、カーテンの上縁部を折り曲げさらにこの上縁部に腰
のある芯地織物を取り付けている。芯地用織物としては
経糸および緯糸の双方に剛性のある合成樹脂モノフィラ
メントが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来のカーテン芯
地用織物では、芯地に腰を持たせる目的は十分に達せら
れるが、カーテンを柱の戸当側へ引き寄せる過程におい
て、カーテンの開閉方向にも備わる芯地の腰のために、
カーテンに多数の襞を寄せてこれを戸当近くへ体裁良く
小さく畳み込み難く、またカーテンの開閉動作に抵抗を
生じると言う問題点があった。
【0004】これを解決する為に、上記経糸として柔軟
性のある糸を用いてみた。そうすると芯地用織物自体が
型崩れして商品価値が低減する問題が生じ、実用化でき
なかった。
【0005】本願考案は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、カーテンの上縁
に強い腰を与えると共に、カーテンを円滑に開閉しうる
ようにし、これを体裁良く小さく畳み込めるようにした
カーテン芯地用織物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願考案におけるカーテン芯地用織物は、カーテン
の折り曲げられた上縁部に取り付けられる帯状のカーテ
ン芯地用織物において、カーテンの高さ方向となる方向
には剛性のある合成樹脂モノフィラメントの緯糸を平行
させ、カーテンの開閉方向となる方向には合成樹脂モノ
フィラメントの経糸および柔軟性のある合成樹脂紡績糸
の経糸を平行させ、上記合成樹脂モノフィラメントおよ
び紡績糸の経糸と交互に織り込まれるように経交織させ
たものである。
【0007】
【作用】経糸として剛性の強い合成樹脂モノフィラメン
トおよび柔軟な合成樹脂紡績糸が交互に織り込まれ、緯
糸には従来のように剛性のある合成樹脂フィラメントが
用いられる。芯地用織物には必要な腰が備わると共にカ
ーテンの開閉方向となる異方的には柔軟性が生じ、カー
テンの畳込および開閉が容易になる。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1および図2において、1はカーテン、2は折り
曲げられ袋状に縫い付けられたその上縁部である。3は
上縁部2に挿通された後に縫い留められた帯状の芯地用
織物で、長い帯状の芯地用織物3から例えば1.8mの長さ
に切り取られたものである。4はカーテン1の高さ方向
Xに形成された複数の襞、5は各襞の上端に備えられた
フック挿入部である。6はカーテン1の上方に固定され
た中空のカーテンレール、7はカーテンレール6の中空
部に移動自在に設けられカーテンレール6の溝6’から
下方に突出する環部7’を備える滑動片、8は線材でS
字状に形成されたフックでその一端はフック挿入部5に
挿入されその他端は滑動片7の環部7’に係合されカー
テン1をカーテンレール6から吊り下げている。
【0009】次に図3および図4について、上記芯地用
織物3を詳しく説明する。芯地用織物3は一般的には幅
50〜100mm、標準的には幅75mmで十分に長い帯状の織物
であり巻枠に巻取られている。9は芯地用織物3の剛性
のある合成樹脂モノフィラメントの緯糸(ポリエステル
又はPE,PP)で、2本1組のフィラメントが1本の
緯糸9となっている。10は緯糸9と同様に合成樹脂モノ
フィラメントの経糸、11は柔軟性のある合成樹脂紡績糸
(スパン糸、パーロック糸等の単糸、又は双糸)の経糸
で、これらの経糸10、11は各1本づつ交互に織り込まれ
経交織がなされている。芯地用織物3が所定の長さに裁
断され、上記芯地用織物3として使用されるときには緯
糸9はカーテン1の高さ方向Xに平行し、経糸10、11は
カーテン1の開閉方向Yに平行する。図示しないが、各
1本の経糸10と各2本の経糸11とが交互に織り込まれて
もよい。他にも経糸10、11の交織の例は可能であるが、
芯地用織物3において経方向にもある程度の腰を残すた
めに必ずモノフィラメント合性樹脂の経糸10が交織され
ている。経糸全体に対する経糸11の比率は20%〜80
%程度の比率なら、芯地用織物3の型崩れは生じない。
【0010】上記構成のものにあっては、全てに剛性の
ある緯糸9によって芯地用織物3の緯方向Xに十分な腰
が生じ、また経糸の一部として交織される剛性のある経
糸10によって経方向にもある程度の腰が残る。しかも経
糸11と交互に織り込まれる柔軟な経糸11によって経方向
には芯地用織物3の全幅にわたり均一に柔軟性が生じ
る。この芯地用織物3を備えるカーテン1が図1に示さ
れるように開かれているときには、上縁部2の上端線は
芯地用織物3の腰によって水平に維持され、カーテン1
は上縁部2から下方へ鉛直面に沿って張られる。図1の
カーテンが例えば左から右へ戸当へ向けて引かれる場合
には、芯地3はカーテン1の開閉方向に備わるその柔軟
性によって隣接する襞4の間において上縁部2と共に皺
曲し上縁部2に小襞が生じ、これによって上縁部2の下
方に連なるカーテン1にも襞4の間において多数の襞が
誘発される。カーテン1の襞4および誘発された襞が密
に重なり合ってカーテン1は右端の戸当近くに円滑に畳
み込まれる。
【0011】
【考案の効果】以上のように本願考案にあっては、一部
の経糸10および緯糸9には剛性のある合成樹脂モノフィ
ラメントを用いて芯地用織物3を製織しているので、芯
地用織物3をカーテンの上縁部2に添え付ければそれに
十分な腰が備わり、開かれたカーテン1の上端線はフッ
ク8の間で不体裁に垂れ下がることなく水平に張られ効
果がある。
【0012】またカーテン1の開閉方向Yに平行させる
一部の経糸11には柔軟性のある合成樹脂紡績糸が用いら
れ、これと上記の経糸10とを交互に織り込む経交織を行
なってカーテンの開閉方向Yとなる方向に柔軟性を持た
せているので、カーテンが戸当に向けて引かれるとき、
上述のように上縁部2は芯地3と共に皺曲し易く、これ
に応じて上縁部2の下方に連なるカーテン1には襞4の
間にもさらに多数の襞が生じ、カーテン1は戸当近くに
円滑に引き寄せられそこに体裁良く小さく畳み込まれる
ようにすることのできる効果がある。
【0013】さらに、柔軟性のある経糸11を用いるもの
であっても、剛性のある合成樹脂モノフィラメントの経
糸10が一部に用いられ、しかも交互に織成されているの
で、経糸全部が柔軟である場合に生じる製織歪の一般的
傾向、例えば、芯地用織物3の幅が所定寸法に不足する
傾向などが実用上支障のない程度に防止されると言う実
用上極めて有益な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】開かれているカーテンの斜視図。
【図2】(A)は図1のII-II断面図、(B)は図1のI
II−III断面図。
【図3】芯地用織物の部分斜視図。
【図4】芯地用織物の拡大部分平面図。
【符号の説明】
1 カーテン 2 上縁部 3 芯地用織物 9 緯糸 10 経糸 11 経糸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンの折り曲げられた上縁部に添え
    付けられる帯状のカーテン芯地用織物において、カーテ
    ンの高さ方向となる方向には剛性のある合成樹脂モノフ
    ィラメントの緯糸を平行させ、カーテンの開閉方向とな
    る方向には合成樹脂モノフィラメントの経糸および柔軟
    性のある合成樹脂紡績糸の経糸を平行させ、上記合成樹
    脂モノフィラメントおよび紡績糸の経糸は交互に織り込
    まれるように経交織させてあることを特徴とするカーテ
    ン芯地用織物。
JP612091U 1991-01-22 1991-01-22 カーテン芯地用織物 Expired - Lifetime JP2524717Y2 (ja)

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JPH066467U JPH066467U (ja) 1994-01-28
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