JP2002065451A - カーテン及びその製造方法 - Google Patents

カーテン及びその製造方法

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JP2002065451A JP2000261756A JP2000261756A JP2002065451A JP 2002065451 A JP2002065451 A JP 2002065451A JP 2000261756 A JP2000261756 A JP 2000261756A JP 2000261756 A JP2000261756 A JP 2000261756A JP 2002065451 A JP2002065451 A JP 2002065451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カーテン地の縫着部分が目立たな
いとともに開いた状態又は閉じた状態の双方において外
観性に優れた見栄えの良いカーテンを提供する。 【解決手段】 本発明のカーテンAは、模様パターンを
複数パターン並列状態に設けているカーテン地1、2の
対向側端縁部を縫着することによって得られたカーテン
Aであって、上記縫着部分3を有する模様パターンBは
他の模様パターンBと同一幅にして同一模様に形成され
且つ該縫着部分3はこの縫着部分3を有する模様パター
ンBに隣接した模様パターンBとの模様境界部4の近傍
部に設けられてあり、更に、最外側方の模様パターンB
における外側端縁部と各隣接する模様パターンB、B間
の模様境界部4の上端部とにタック5加工を施してなる
ので、上記カーテン地同士の縫着部分は上記タックの陰
部分に隠れた状態となって、開閉した何れの状態におい
ても上記カーテン地同士の縫着部分が目立たず優れた外
観を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテン地同士の
縫着部分がカーテンのタックの近傍部に設けられてカー
テン地の縫着部分が目立たず、外観性に優れたカーテン
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から日光が室内に入るのを防止した
り、或いは、外部から室内が覗かれるのを防止するため
に窓の上端部からカーテンが吊支されている。広幅のカ
ーテンは、通常、一定幅毎に同一の模様パターンを複数
パターン並列状態に設けている一定長さを有する複数枚
のカーテン地をそれらの側端縁部同士を互いに順次縫着
させてカーテン主体を形成し、このカーテン主体の上端
部における長さ方向の所定間隔部分及び両側端縁部の夫
々にタックを形成することによって製造されている。
【0003】しかしながら、上記複数枚のカーテン地を
長さ方向に縫着一体化するに際し、従来のカーテンの製
造方法では、両カーテン地に設けられた模様パターンと
は無関係に両カーテン地の対向側端縁部の夫々を適当な
長さだけ切除した後、残余の両カーテン地の対向端縁部
同士を単に縫着一体化させていたにすぎないことから、
カーテン地同士を縫着一体化させた部分の模様パターン
は、上下方向及び左右方向にずれた状態となっており見
栄えが良くないといった問題点があった。
【0004】しかも、上記カーテン主体の上端部に形成
されたタックは、上記カーテン地に設けられた模様パタ
ーンとは無関係に任意の間隔でもって上記カーテン主体
の上端部に形成されていることから、従来のカーテンの
製造方法で製造されたカーテンは、そのタック部分にあ
らわれる模様がタック毎に異なり、当然のことながら、
タック間に存する模様もそれぞれのタック間毎に異な
る。
【0005】従って、上記カーテンをそのタック間のカ
ーテン部分を折り畳んで閉じると、上記カーテンのタッ
ク部分の模様が横方向に連続した状態にあらわれるが、
上記の如く、上記カーテンのタック部分の模様はタック
毎に異なっていることから、上記カーテンのタック部分
にあらわれた模様が横方向に連なることによって形成さ
れた模様は、種々の模様が無作為に連なった状態となっ
ており非常に見栄えが悪いといった問題点があった。
【0006】一方、上記カーテンをそのタック間のカー
テン部分を横方向に拡げることによって開いた場合に
は、上記カーテンのタック間の模様がタック部分を介し
て横方向に連なった状態となるが、上記の如く、上記カ
ーテンのタック間に存する模様もそれぞれのタック間毎
に異なることから、上記カーテンのタック間にあらわれ
た模様が横方向に並んで形成された模様は、全体的に眺
めた時、種々の模様が無作為に並んだ状態となっており
非常に見栄えが悪いといった問題点もあった。
【0007】又、カーテン地同士を縫着、接合させる
際、両カーテン地の縫着側における最外側方の模様パタ
ーンをその外側端縁部分から模様パターンの全幅の半分
弱だけ切除し、模様パターンの全幅の半分強だけ残った
両カーテン地の最外側模様パターン同士をこれら模様パ
ターンによって上記模様パターンと同一幅にして同一模
様の模様パターンが形成されるように重ね合わせた上で
上記カーテン地の対向端縁部同士を縫着することによっ
て、外観性に優れたカーテンを製造することも行われて
いるが、上記要領で両カーテン地を縫着させた場合に
は、上記両カーテン地の縫着部が、得られるカーテンの
タック間におけるカーテン部分の略中央部に位置した
り、或いは、タック部分に位置したりして、上記カーテ
ンを拡げた時に上記両カーテン地の縫着部分がタック間
において目立った状態となったり、或いは、上記カーテ
ンを閉じた時に上記両カーテン地の縫着部分が上記カー
テンのタック部分において目立った状態となったりして
非常に見栄えが悪いといった問題点があった。
【0008】更に、上記カーテンにおいても、タックは
カーテン地に設けられた模様パターンとは無関係な間隔
でもってカーテン主体の上端部に形成されているので、
各タック間の模様が異なってカーテンを開いた時の外観
が損なわれるといった問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、両カーテン
地の縫着部分が、これを有する模様パターンとこの模様
パターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の近傍
部に設けられ、両カーテン地の縫着部分が目立たず、し
かも、タック部分にあらわれる模様が全て同一模様であ
るとともにタック間にあらわれる模様も全て同一模様で
あって、開いた状態又は閉じた状態の双方において外観
性に優れた見栄えの良いカーテン及びこのカーテンの製
造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】請求項1に記載のカーテンは、一定幅毎に
同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けてい
るカーテン地の対向側端縁部を縫着することによって得
られたカーテンであって、上記縫着部分を有する模様パ
ターンは他の模様パターンと同一幅にして同一模様に形
成され且つ該縫着部分はこの縫着部分を有する模様パタ
ーンに隣接した模様パターンとの模様境界部の近傍部に
設けられてあり、更に、最外側方の模様パターンにおけ
る外側端縁部と各隣接する模様パターン間の模様境界部
の上端部とにタック加工を施してなることを特徴とす
る。
【0011】請求項2に記載のカーテンの製造方法は、
一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態
に設けている所定幅を有するカーテン地の対向側端縁部
を縫着することによって所定幅のカーテンを製造する方
法であって、両カーテン地の対向する模様パターンにお
いて、一方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地
の側端縁からミシンにより縫着可能な小幅でもって切除
すると共にこの模様パターンと対向する他方のカーテン
地の模様パターンをその側端縁から上記一方のカーテン
地の模様パターンの切除幅の数倍以上の幅でもって切除
した後、切除された両カーテン地の対向端縁部を、両カ
ーテンの残余の模様パターン部によって上記一つの模様
パターンと同一幅の同一模様パターンが形成されるよう
に接合してその接合部分をミシンによって縫着すること
によりカーテン主体を形成し、しかる後、このカーテン
主体の隣接する模様パターンの模様境界部にタックを形
成することを特徴とする。
【0012】請求項3に記載のカーテンの製造方法は、
請求項2に記載のカーテンの製造方法において、切除さ
れた両カーテン地の対向端縁部をインターロックミシン
によって縫着することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明のカーテンは、そのカーテン地同士の縫
着部分が、この縫着部分を有する模様パターンとこの模
様パターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の近
傍部に設けられていることから、上記カーテン地同士の
縫着部分は、この縫着部分を有する模様パターンとこの
模様パターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の
上端部に形成されるタックの近傍部に位置した状態とな
っており、よって、上記カーテンをそのタック間のカー
テン部分を横幅方向に拡げることにより開いた状態にし
た場合にあっても、上記カーテン地同士の縫着部分は上
記タック部分の陰部分となって目立たない一方、上記カ
ーテンをそのタック間のカーテン部分を折り畳んで閉じ
た状態にした場合には、上記カーテン地同士の縫着部分
はタック間に収められて外部から見えない状態となり、
上記カーテンは、開いた状態又は閉じた状態の双方の状
態において上記カーテン地同士の縫着部分が目立たない
優れた外観性を有する。
【0014】又、上記カーテンのタックの全ては、隣接
する模様パターンの模様境界部における上端部に設けら
れていることから、上記タック部分にあらわれる模様は
全て同一模様であるとともに、上記タック部分間に存す
るカーテン部分にあらわれる模様も全て同一模様であ
る。
【0015】従って、上記カーテンを閉じた状態とした
時、上記カーテンのタックは、カーテンの横幅方向に連
なった状態となるが、上記の如く、上記タック部分にあ
らわれる模様は全て同一模様であることから、この同一
模様がカーテンの横幅方向に連なることによって美麗な
連続模様を形成し、本発明のカーテンは優れた外観を呈
する。
【0016】又、上記カーテンを開いた状態とした時、
上記カーテンのタック部分間に存するカーテン部分が開
いた状態となるが、上記の如く、上記カーテンのタック
部分間に存するカーテン部分にあらわれる模様は全て同
一模様であることから、この同一模様が、タック部分に
あらわれる同一模様を介してカーテンの横幅方向に連な
ることによって美麗な連続模様を形成し、本発明のカー
テンは優れた外観を呈する。
【0017】よって、本発明のカーテンは、開いた状態
又は閉じた状態の何れの状態においても美麗な模様がカ
ーテンの横幅方向に形成されて優れた外観性を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のカーテンの一例を図面を
参照しつつ説明する。カーテンAは、図1及び図2に示
したように、一定幅毎に同一の模様パターンB、B・・
・を複数パターン並列状態に設けている一方のカーテン
地1と、このカーテン地1の模様パターンBと同一幅に
して同一模様の模様パターンBを一定幅毎に複数パター
ン並列状態に設けている他方のカーテン地2とをそれら
の側端縁部同士を突き合わせて対向側端縁部同士を縫着
することによって形成され、更に、最外側方の模様パタ
ーンにおける外側端縁部と各隣接する模様パターン間の
模様境界部の上端部とにタック加工を施している。な
お、全ての模様パターンBは、カーテン地1、2の全長
(縦幅)に亘って同一模様となしている。
【0019】詳細には、図3乃至図5に示したように、
両カーテン地1、2の対向する最外側模様パターンB1、
B2において、一方のカーテン地1の最外側模様パターン
B1は、その側端縁から数cmの小幅でもって切除B112さ
れている一方、他方のカーテン地2の最外側模様パター
ンB2は、上記一方のカーテン地1の模様パターンBの切
除幅の数倍以上の幅でもって切除B212されており、上記
一方のカーテン地1における小幅だけ切除された最外側
模様パターンB1の残余部分B11 と上記カーテン地2にお
ける大幅に切除された最外側模様パターンB2の残余部分
B21 とが、これら最外側模様パターンB1、B2の残余部分
B11 、B21 の対向側端縁部に設けられた縫代部B111、B2
11同士が上記カーテン地1、2の裏面側に折り曲げられ
て重ね合わせられた状態にインターロックミシンにより
縫着一体化されることによって突き合わせ状態に一体化
されており、上記突き合わせ状態の最外側模様パターン
B1、B2の残余部分B11 、B21 、即ち、上記縫代部B111、
B211を除いた上記最外側模様パターンB1、B2によって上
記模様パターンBと同一幅にして同一模様の模様パター
ンBが形成されている。
【0020】そして、上記両カーテン地1、2における
最外側模様パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 の突き
合わせ部分、即ち、これらのカーテン地1、2の縫着部
分3は、この縫着部分3を有する模様パターンBとこの
模様パターンBに隣接する模様パターンBとの模様境界
部4の近傍部に設けられ、換言すれば、両カーテン地
1、2の縫着部分3は、上記縫着部分3を有する模様パ
ターンBとこの模様パターンBに隣接する模様パターン
Bとの模様境界部4の上端部に形成されているタック5
の近傍部に位置している。
【0021】なお、両カーテン地1、2に設けられてい
る全ての模様パターンBは、その中央の一定幅部分を全
長に亘って同一模様の幅狭いパターン部分b2とし、この
パターン部分b2の両側部を全長に亘って同一模様の幅広
いパターン部分b1、b3から形成し、これらの模様パター
ン部分b1〜b3を並列させてなるものである。
【0022】次に、上記カーテンAの製造方法について
説明する。先ず、図2に示したように、模様パターン
B、B・・・が複数パターン(図2では3つ)横幅方向
に並列状態に設けられている長方形状の一方のカーテン
地1と、このカーテン地1の模様パターンBと同一幅に
して同一模様の模様パターンB、B・・・が複数パター
ン(図2では6つ)横幅方向に並列状態に設けられてい
る横長長方形状のカーテン地2とを用意する。
【0023】そして、これらのカーテン地1、2の対向
する最外側模様パターンB1、B2において、一方のカーテ
ン地1の模様パターンB1のパターン部分b1を該カーテン
地1の側端縁から小幅だけ、即ち、図6に示した一点鎖
線から切除B112する一方、上記他方のカーテン地2の模
様パターンB2の側端部を該カーテン地2の側端縁から上
記カーテン地1の模様パターンB1の切除幅の数倍以上の
大幅でもって、即ち、内側のパターン部分b1と中央のパ
ターン部分b2との連接部分を図6に示した一点鎖線から
切除B212して、図3に示したようなカーテン地1、2を
作製する。なお、上記カーテン地1の最外側模様パター
ンB1の残余部分B11 における側端縁から小幅間隔を存し
た部分を全長に亘って折目部B113として、この折目部B1
13と上記側端縁、即ち、切除部B112間の小幅部分を縫代
部B111に形成している。同様に、上記他方のカーテン地
2の最外側模様パターンB2の残余部分B21 における側端
部において、上記一方のカーテン地1の側端縁と対向す
る側端縁から小幅間隔を存した部分、即ち、上記一方の
カーテン地1の折目部B113と同一模様部分を全長に亘っ
て折目部B213として、この折目部B213と上記側端縁、即
ち、切除部B212間の小幅部分を縫代部B211に形成してい
る。
【0024】しかる後、図4、図5及び図7に示したよ
うに、両カーテン地1、2の対向する最外側模様パター
ンB1、B2の残余部分B11 、B21 をその折目部B113、B213
から裏面側に折り曲げて縫代部B111、B211を突き合わせ
状に接合させ、互いに接合した縫代部B111、B211をイン
ターロックミシンを用いて上記縫代部B111、B211の先端
部を切断しながら全長に亘り縫着3することによってカ
ーテン主体Cを形成する。
【0025】この時、上記両カーテン地1、2の縫代部
B111、B211は、上記カーテン地1、2の側端縁部を所定
長さだけ切除することによって小幅に形成されているこ
とからインターロックミシンを用いた場合にあっても円
滑に且つ確実に切断されながら縫着一体化される。
【0026】しかも、両カーテン地1、2を折目部B11
3、B213から折り曲げて互いに接合させると、上記外側
模様パターンB1の残余部分B11 と上記模様パターンB2の
残余部分B21 とによって上記模様パターンBと同一幅で
且つ同一模様の模様パターンBが形成されていることか
ら、上記カーテン主体Cには同一の模様パターンBのみ
が複数パターン並列状態に設けられており、よって、上
記カーテン主体Cから得られるカーテンAは優れた外観
性を有する。更に、上記縫着部3は、他方のカーテン地
2における最外側模様パターンB1の内側模様パターン部
分b1、即ち、この最外側模様パターンB1の内側に隣接す
る模様パターンB との連接部近傍に全長に亘って設けら
れた構造となる。
【0027】そして、図5及び図8に示したように、上
記カーテン主体Cの上端部裏面に一定の上下幅を有する
正面横長長方形状の帯状補強材6を添設した上で上記カ
ーテン主体Cの上端部を上記帯状補強材5の上下幅でも
って裏面側に折り曲げる。
【0028】しかる後、上記カーテン主体Cにおける模
様パターンB、Bの各模様境界部4の上端部に上記カー
テン地1、2の上端部を平面三つ葉状に折り畳むことに
よってタック5、5・・・を形成し全てのタック5に吊
り金具7を取り付けることによってカーテンAを製造す
る。なお、上記カーテン主体Cの両側端部は従来のカー
テンと同様に複数回に亘って折込み処理が施されてい
る。
【0029】上記両カーテン地1、2の縫着部分3は、
上述したように、この縫着部分3を含む模様パターンB
とこの模様パターンBに隣接する模様パターンBとの模
様境界部4の近傍部に位置していることから、上記カー
テン地1、2の縫着部分3は、上記カーテン主体Cに形
成されたタック5の近傍部に位置した状態、即ち、タッ
ク5の陰部分に隠れた状態となっている。
【0030】従って、上記要領で得られたカーテンA
は、開いた状態においては、そのカーテン地1、2の縫
着部分3が上記タック5の陰部分に隠れて目立たない一
方、閉じた状態においても、そのカーテン地1、2の縫
着部分3がタック5、5間に収納された状態となり、よ
って、上記カーテンAは、開いた状態又は閉じた状態の
何れの状態においても優れた外観を呈する。
【0031】しかも、上記の如く、上記カーテンAの全
てのタック5は、上記模様パターンB、Bの模様境界部
4に形成されていることから、図1に示したように、上
記タック5部分には全て同一模様があらわれる。
【0032】よって、上記カーテンAを閉じた状態の時
には、上記カーテンCのタック5部分が左右方向に連続
した状態となるが、上記の如く、上記タック5部分には
全て同一模様があらわれていることから、上記タック5
にあらわれた模様によって左右方向に連なった連続模様
が形成され優れた外観を呈するものである。
【0033】一方、上記カーテンAを開いた状態の時に
は、上記カーテンAのタック5、5間に存するカーテン
C部分には全て同一模様があらわれていることから、上
記カーテンAのタック5、5間に存する同一模様が上記
タック5を介して左右方向に連なった繰り返し模様を形
成し優れた外観を呈するものである。
【0034】更に、上記カーテンの製造方法によれば、
上記カーテン地1の最外側模様パターンB1の一部を除去
するとともに、上記カーテン地2の最外側模様パターン
B2の一部を除去し、上記カーテン地1、2の最外側模様
パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 によって一つの模
様パターンBを形成するようにしていることから、上記
カーテン地1と上記カーテン地2の合計横幅よりも上記
模様パターンBの横幅だけ短いカーテン主体Cを確実に
製造することができ、よって、上記カーテンの製造方法
によれば、所望横幅のカーテンを円滑に且つ確実に製造
することができる。
【0035】なお、上記カーテンA及びこのカーテンA
の製造方法においては、二枚のカーテン地1、2を縫着
一体化した場合を説明したが、3枚以上のカーテン地を
横幅方向に順次、縫着一体化させた場合であってもよ
い。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載のカーテンは、一定幅毎
に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けて
いるカーテン地の対向側端縁部を縫着することによって
得られたカーテンであって、上記縫着部分を有する模様
パターンは他の模様パターンと同一幅にして同一模様に
形成され且つ該縫着部分はこの縫着部分を有する模様パ
ターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の近傍部
に設けられてあり、更に、最外側方の模様パターンにお
ける外側端縁部と各隣接する模様パターン間の模様境界
部の上端部とにタック加工を施してなることを特徴とす
るので、上記カーテン地同士の縫着部分は上記タックの
陰部分に隠れた状態となっており、よって、本発明のカ
ーテンは、閉じた状態又は開いた状態の何れの状態にお
いても、上記カーテン地同士の縫着部分が目立たず優れ
た外観を呈する。
【0037】更に、上記カーテンのタックは、各模様パ
ターン間の模様境界部に形成されていることから、上記
タックにあらわれる模様は全て同一模様であり、よっ
て、上記カーテンは、閉じた状態において、そのタック
にあらわれる同一模様が左右方向に連なって美麗な連続
模様を形成し優れた外観を呈する。
【0038】同様に、上記カーテンのタック間に存する
模様も同一模様とされていることから、上記カーテンを
開いた状態においては、上記カーテンのタック間に存す
る同一模様が上記タックを介して連なった状態となって
美麗な模様を形成し、よって、上記カーテンは開いた状
態においても優れた外観を呈するものである。
【0039】又、上記カーテンは、そのカーテン地同士
の縫着部分を含む模様パターンが他の模様パターンと同
一幅にして同一模様となるように形成されていることか
ら、上記カーテンにあらわれる模様パターンは全て同一
幅にして同一模様に形成されており、よって、上記カー
テンは優れた外観を呈するものである。
【0040】請求項2に記載のカーテンの製造方法は、
一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態
に設けている所定幅を有するカーテン地の対向側端縁部
を縫着することによって所定幅のカーテンを製造する方
法であって、両カーテン地の対向する模様パターンにお
いて、一方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地
の側端縁からミシンにより縫着可能な小幅でもって切除
すると共にこの模様パターンと対向する他方のカーテン
地の模様パターンをその側端縁から上記一方のカーテン
地の模様パターンの切除幅の数倍以上の幅でもって切除
した後、切除された両カーテン地の対向端縁部を、両カ
ーテンの残余の模様パターン部によって上記一つの模様
パターンと同一幅の同一模様パターンが形成されるよう
に接合してその接合部分をミシンによって縫着すること
によりカーテン主体を形成し、しかる後、このカーテン
主体の隣接する模様パターンの模様境界部にタックを形
成することを特徴とするので、上記カーテン地同士の縫
着部分は、この縫着部分を含む模様パターンとこの模様
パターンに隣接する模様パターンとの模様境界部の近傍
部に位置しており、即ち、この模様境界部に形成される
タックの近傍部に位置して上記タックの陰部分に隠れた
状態となり、よって、上記カーテンの製造方法によれ
ば、閉じた状態又は開いた状態の何れの状態においても
上記カーテン地同士の縫着部分の目立たない外観性に優
れたカーテンを得ることができる。
【0041】又、上記カーテンの製造方法によれば、一
方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地の側端縁
から小幅でもって切除するとともに、他方のカーテン地
の模様パターンを該カーテン地の側端縁から上記一方の
カーテン地の切除幅の数倍の幅でもって切除して、両カ
ーテン地の模様パターンの残余部分を重ね合わせること
によって上記模様パターンと同一幅にして同一模様の模
様パターンを形成するようにしているので、両カーテン
地の合計横幅よりも上記模様パターン一つ分の幅だけ短
いカーテン主体を確実に製造することができ、よって、
本発明のカーテンの製造方法によれば、所望横幅のカー
テンを円滑に且つ確実に製造することができるものであ
る。
【0042】請求項3に記載のカーテンの製造方法は、
請求項2に記載のカーテンの製造方法において、切除さ
れた両カーテン地の対向端縁部をインターロックミシン
によって縫着することを特徴とするので、上記両カーテ
ン地の対向側端縁部を切除して上記両カーテン地同士を
縫着する際の縫代部が小幅に形成されてインターロック
ミシンによって円滑に切断しながら両カーテン地の縫代
部を縫着一体化することができ、よって、上記両カーテ
ン地の対向側端縁部同士を正確に且つ確実に縫着一体化
してカーテンを円滑に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンの一部を示した斜視図であ
る。
【図2】2枚のカーテン地を示した正面図である。
【図3】カーテン地の夫々の対向側端縁部を切除した状
態の一部を示した正面図である。
【図4】カーテン地同士を縫着一体化した状態を示した
平面図である。
【図5】カーテン主体におけるカーテン地同士の縫着部
分を示した斜視図である。
【図6】カーテン地の対向側端縁部の一部を示した正面
図である。
【図7】カーテン主体におけるカーテン地の縫着部分の
一部を示した正面図である。
【図8】カーテン主体におけるカーテン地の縫着部分の
一部を示した斜視図である。
【符号の説明】
1、2 カーテン地 3 カーテン地同士の縫着部分 4 模様パターンの模様境界部 5 タック A カーテン B 模様パターン C カーテン主体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定幅毎に同一の模様パターンを複数パ
    ターン並列状態に設けているカーテン地の対向側端縁部
    を縫着することによって得られたカーテンであって、上
    記縫着部分を有する模様パターンは他の模様パターンと
    同一幅にして同一模様に形成され且つ該縫着部分はこの
    縫着部分を有する模様パターンに隣接した模様パターン
    との模様境界部の近傍部に設けられてあり、更に、最外
    側方の模様パターンにおける外側端縁部と各隣接する模
    様パターン間の模様境界部の上端部とにタック加工を施
    してなることを特徴とするカーテン。
  2. 【請求項2】 一定幅毎に同一の模様パターンを複数パ
    ターン並列状態に設けている所定幅を有するカーテン地
    の対向側端縁部を縫着することによって所定幅のカーテ
    ンを製造する方法であって、両カーテン地の対向する模
    様パターンにおいて、一方のカーテン地の模様パターン
    を該カーテン地の側端縁からミシンにより縫着可能な小
    幅でもって切除すると共にこの模様パターンと対向する
    他方のカーテン地の模様パターンをその側端縁から上記
    一方のカーテン地の模様パターンの切除幅の数倍以上の
    幅でもって切除した後、切除された両カーテン地の対向
    端縁部を、両カーテンの残余の模様パターン部によって
    上記一つの模様パターンと同一幅の同一模様パターンが
    形成されるように接合してその接合部分をミシンによっ
    て縫着することによりカーテン主体を形成し、しかる
    後、このカーテン主体の隣接する模様パターンの模様境
    界部にタックを形成することを特徴とするカーテンの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 切除された両カーテン地の対向端縁部を
    インターロックミシンによって縫着することを特徴とす
    る請求項2に記載のカーテンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019218814A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 立川ブラインド工業株式会社 スクリーン、および、ロールスクリーン

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