JP3089646U

JP3089646U - プリーツ加工カーテン

Info

Publication number: JP3089646U
Application number: JP2002002470U
Authority: JP
Inventors: 浩高榊原
Original assignee: サンローズ株式会社
Priority date: 2002-04-30
Filing date: 2002-04-30
Publication date: 2002-10-31
Anticipated expiration: 2008-04-30

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の技術では、カーテンの豪華な感触を得る
ために、ドレープ部分のひだを多く設けるので、カーテ
ン幅を多くとられ、窓の幅に比べて多くの生地を必要と
するので、高価になる問題があった。本考案は、カーテ
ンのドレープ感を失わず、生地を多量に用いなくとも、
豪華感を失わないカーテンを得ることを課題としてい
る。【解決手段】裏面側に突出するドレープを設けると共
に、この裏面のドレープに、カーテン・フックを具備す
るカーテンであって、ドレープとドレープの間に、表面
に膨らむプリーツ加工をしたカーテン。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、カーテンの技術分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のカーテンは、図４に示すように、カーテンの上部を裏側に折り返し、かつ２〜３回上部を折り畳んで形成した複数のドレープを、折り畳みによるドレープがカーテン表側（室内側）に位置するように設け、ドレープ部分の縫い目にカーテンフックを通してカーテンを吊り下げている。カーテンは、凹凸やひだが沢山に見える方が豪華な感触が得られるため、ドレープ部分のひだは、少なくとも２つ以上設けるように作られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術では、カーテンの豪華な感触を得るために、ドレープ部分のひだを多く設けるので、カーテン幅を多くとられ、窓の幅に比べて多くの生地を必要とするので、高価になる問題があった。本考案は、カーテンのドレープ感を失わず、生地を多量に用いなくとも、豪華感を失わないカーテンを得ることを課題としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、上述の課題は、前記実用新案登録請求の範囲に記載した手段にて達成される。すなわち、本考案は、請求項１のとおり裏面側に突出するドレープを設けると共に、この裏面のドレープに、カーテン・フックを通すホールを具備するカーテンであり、またドレープによるひだが１つである請求項１のカーテン、及び請求項３のとおり、裏面側に突出するドレープを設けると共に、この裏面のドレープに、カーテン・フックを通すホールを具備するカーテンであって、ドレープとドレープの間に、表面に膨らむプリーツ加工をしたカーテン、及び裏面側に突出するドレープによるひだが１つである請求項３のカーテン、並びに請求項５のとおりカーテン上部を裏側に折り返しかつ裏面側に突出するドレープを設け、この裏面のドレープに、カーテン・フックを通すホールを設け、該ホールにカーテン・フックを具備するカーテン、及びカーテン上部の裏側への折り返しが、接着加工によって成されている請求項５のカーテンなどを含む。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１〜図３に、本考案によるカーテンの実施例を示す。図１において、プリーツ加工カーテン１０は、原料布を上下で折り返して縫い合わせたカーテン下地をプレス加工し、表面２０側に膨らむ多数のプリーツ２２を形成させてあり、さらに、裏面３０に１つのひだによるドレープ３２を形成させ、縫製によってフックを挿入するホール３４が形成してある。

【０００６】図３に示すように、本考案の実施例では、ドレープ３２が裏面３０に突出するように縫製されているので、表面２０側に膨らむプリーツ２２を設けることができ、カーテン全体の豪華感を得ることができる。また、このプリーツのひだは、１つだけ設けることでよく、しかもフックが挿入できる程度の狭い奥行き幅があればよいので、このために要する生地の量が少なくて済み、カーテンの幅を著しく減少させることができる。また、より簡易な実施例では、プリーツ加工２２をしないカーテンであってもよい。

【０００７】このドレープ３２に、一般のドレープ・カーテンのように、カーテン・フック４０を通すホール３４を縫製によって設け、一般のカーテン・フックを設けて窓に吊り下げることができる。また、カーテン上部の折り返しは、縫製によらずに、接着加工によって形成することができる。

【０００８】カーテン・フックの中には、脚が伸縮して、フック位置を上下に調整できるものや、ボタンによってカーテン・フックを設けるものがあるが、本考案のカーテンではどのようなフックにも対応できる。フックの種類によっては、ドレープ部分にカーテン・フックを挿入するためのホールが必要ないものがあるので、このようなカーテン・フックには、ドレープ部分のひだを設けるだけで、ホールを設ける縫製等の加工を要しない。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、ドレープが裏面に突出しているので、ドレープのひだの数を少なくすることができ、またフックが設置できるだけの奥行き幅があれば足りるので、カーテン全体の生地量を極めて少なくすることができる。また、プレス加工等により表面に膨らむプリーツを自由に形成させることができるので、カーテン全体の豪華感を得ることができる。さらに、ドレープに既存のさまざまなカーテン・フックを設けることができ、ホールを必要としないカーテン・フックを用い、縫製加工を省略することなどができ、カーテン全体の豪華感を損なわないまま、コストを低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるプリーツ加工カーテンの説明図
（表側）

【図２】本考案によるプリーツ加工カーテンの説明図
（裏側）

【図３】表面のプリーツ形状と裏面のドレープ形状の説
明図

【図４】従来のカーテンの説明図

【符号の説明】

１０プリーツ加工カーテン２０表面２２プリーツ３０裏面３２ドレープ３４ホール４０カーテン・フック

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】裏面側に突出するドレープを設けると共
に、この裏面のドレープに、カーテン・フックを具備す
るカーテン。
【請求項２】ドレープによるひだが１つである請求項１
のカーテン。
【請求項３】裏面側に突出するドレープを設けると共
に、この裏面のドレープに、カーテン・フックを具備す
るカーテンであって、ドレープとドレープの間に、表面
に膨らむプリーツ加工をしたカーテン。
【請求項４】裏面側に突出するドレープによるひだが１
つである請求項３のカーテン。
【請求項５】カーテン上部を裏側に折り返しかつ裏面側
に突出するドレープを設け、この裏面のドレープに、カ
ーテン・フックを通すホールを設け、該ホールにカーテ
ン・フックを具備するカーテン。
【請求項６】カーテン上部の裏側への折り返しが、接着
加工によって成されている請求項５のカーテン。