JP3553476B2 - カーテン及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテン地同士の縫着部分がカーテンのタックの近傍部に設けられてカーテン地の縫着部分が目立たず、外観性に優れたカーテン及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から日光が室内に入るのを防止したり、或いは、外部から室内が覗かれるのを防止するために窓の上端部からカーテンが吊支されている。広幅のカーテンは、通常、一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている一定長さを有する複数枚のカーテン地をそれらの側端縁部同士を互いに順次縫着させてカーテン主体を形成し、このカーテン主体の上端部における長さ方向の所定間隔部分及び両側端縁部の夫々にタックを形成することによって製造されている。
【0003】
しかしながら、上記複数枚のカーテン地を長さ方向に縫着一体化するに際し、従来のカーテンの製造方法では、両カーテン地に設けられた模様パターンとは無関係に両カーテン地の対向側端縁部の夫々を適当な長さだけ切除した後、残余の両カーテン地の対向端縁部同士を単に縫着一体化させていたにすぎないことから、カーテン地同士を縫着一体化させた部分の模様パターンは、上下方向及び左右方向にずれた状態となっており見栄えが良くないといった問題点があった。
【0004】
しかも、上記カーテン主体の上端部に形成されたタックは、上記カーテン地に設けられた模様パターンとは無関係に任意の間隔でもって上記カーテン主体の上端部に形成されていることから、従来のカーテンの製造方法で製造されたカーテンは、そのタック部分にあらわれる模様がタック毎に異なり、当然のことながら、タック間に存する模様もそれぞれのタック間毎に異なる。
【0005】
従って、上記カーテンをそのタック間のカーテン部分を折り畳んで閉じると、上記カーテンのタック部分の模様が横方向に連続した状態にあらわれるが、上記の如く、上記カーテンのタック部分の模様はタック毎に異なっていることから、上記カーテンのタック部分にあらわれた模様が横方向に連なることによって形成された模様は、種々の模様が無作為に連なった状態となっており非常に見栄えが悪いといった問題点があった。
【0006】
一方、上記カーテンをそのタック間のカーテン部分を横方向に拡げることによって開いた場合には、上記カーテンのタック間の模様がタック部分を介して横方向に連なった状態となるが、上記の如く、上記カーテンのタック間に存する模様もそれぞれのタック間毎に異なることから、上記カーテンのタック間にあらわれた模様が横方向に並んで形成された模様は、全体的に眺めた時、種々の模様が無作為に並んだ状態となっており非常に見栄えが悪いといった問題点もあった。
【0007】
又、カーテン地同士を縫着、接合させる際、両カーテン地の縫着側における最外側方の模様パターンをその外側端縁部分から模様パターンの全幅の半分弱だけ切除し、模様パターンの全幅の半分強だけ残った両カーテン地の最外側模様パターン同士をこれら模様パターンによって上記模様パターンと同一幅にして同一模様の模様パターンが形成されるように重ね合わせた上で上記カーテン地の対向端縁部同士を縫着することによって、外観性に優れたカーテンを製造することも行われているが、上記要領で両カーテン地を縫着させた場合には、上記両カーテン地の縫着部が、得られるカーテンのタック間におけるカーテン部分の略中央部に位置したり、或いは、タック部分に位置したりして、上記カーテンを拡げた時に上記両カーテン地の縫着部分がタック間において目立った状態となったり、或いは、上記カーテンを閉じた時に上記両カーテン地の縫着部分が上記カーテンのタック部分において目立った状態となったりして非常に見栄えが悪いといった問題点があった。
【0008】
更に、上記カーテンにおいても、タックはカーテン地に設けられた模様パターンとは無関係な間隔でもってカーテン主体の上端部に形成されているので、各タック間の模様が異なってカーテンを開いた時の外観が損なわれるといった問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、両カーテン地の縫着部分が、これを有する模様パターンとこの模様パターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の近傍部に設けられ、両カーテン地の縫着部分が目立たず、しかも、タック部分にあらわれる模様が全て同一模様であるとともにタック間にあらわれる模様も全て同一模様であって、開いた状態又は閉じた状態の双方において外観性に優れた見栄えの良いカーテン及びこのカーテンの製造方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のカーテンは、一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている一方のカーテン地と他方のカーテン地との対向側端縁部を縫着することによって得られたカーテンであって、上記縫着部分を有する模様パターンは他の模様パターンと同一幅にして同一模様に形成され且つ該縫着部分は一方のカーテン地における小幅だけ切除された最外側模様パターンの残余部分と他方のカーテン地における大幅に切除された最外側模様パターンの残余部分との突き合わせ部分に形成されてあり、更に、最外側方の模様パターンにおける外側端縁部と各隣接する模様パターン間の模様境界部の上端部とにタック加工を施してなることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載のカーテンの製造方法は、一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている所定幅を有する一方のカーテン地と他方のカーテン地との対向側端縁部を縫着することによって所定幅のカーテンを製造する方法であって、両カーテン地の対向する模様パターンにおいて、一方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地の側端縁からミシンにより縫着可能な小幅でもっ切除すると共にこの模様パターンと対向する他方のカーテン地の模様パターンをその側端縁から上記一方のカーテン地の模様パターンの切除幅の数倍以上の幅でもって切除した後、切除された両カーテン地の対向端縁部を、両カーテンの残余の模様パターン部によって上記一つの模様パターンと同一幅の同一模様パターンが形成されるように接合してその接合部分をミシンによって縫着することによりカーテン主体を形成し、しかる後、このカーテン主体の隣接する模様パターンの模様境界部にタックを形成することを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載のカーテンの製造方法は、請求項2に記載のカーテンの製造方法において、切除された両カーテン地の対向端縁部をインターロックミシンによって縫着することを特徴とする。
【0013】
【作用】
本発明のカーテンは、そのカーテン地同士の縫着部分が、この縫着部分を有する模様パターンとこの模様パターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の近傍部に設けられていることから、上記カーテン地同士の縫着部分は、この縫着部分を有する模様パターンとこの模様パターンに隣接した模様パターンとの模様境界部の上端部に形成されるタックの近傍部に位置した状態となっており、よって、上記カーテンをそのタック間のカーテン部分を横幅方向に拡げることにより開いた状態にした場合にあっても、上記カーテン地同士の縫着部分は上記タック部分の陰部分となって目立たない一方、上記カーテンをそのタック間のカーテン部分を折り畳んで閉じた状態にした場合には、上記カーテン地同士の縫着部分はタック間に収められて外部から見えない状態となり、上記カーテンは、開いた状態又は閉じた状態の双方の状態において上記カーテン地同士の縫着部分が目立たない優れた外観性を有する。
【0014】
又、上記カーテンのタックの全ては、隣接する模様パターンの模様境界部における上端部に設けられていることから、上記タック部分にあらわれる模様は全て同一模様であるとともに、上記タック部分間に存するカーテン部分にあらわれる模様も全て同一模様である。
【0015】
従って、上記カーテンを閉じた状態とした時、上記カーテンのタックは、カーテンの横幅方向に連なった状態となるが、上記の如く、上記タック部分にあらわれる模様は全て同一模様であることから、この同一模様がカーテンの横幅方向に連なることによって美麗な連続模様を形成し、本発明のカーテンは優れた外観を呈する。
【0016】
又、上記カーテンを開いた状態とした時、上記カーテンのタック部分間に存するカーテン部分が開いた状態となるが、上記の如く、上記カーテンのタック部分間に存するカーテン部分にあらわれる模様は全て同一模様であることから、この同一模様が、タック部分にあらわれる同一模様を介してカーテンの横幅方向に連なることによって美麗な連続模様を形成し、本発明のカーテンは優れた外観を呈する。
【0017】
よって、本発明のカーテンは、開いた状態又は閉じた状態の何れの状態においても美麗な模様がカーテンの横幅方向に形成されて優れた外観性を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明のカーテンの一例を図面を参照しつつ説明する。カーテンAは、図1及び図2に示したように、一定幅毎に同一の模様パターンB、B・・・を複数パターン並列状態に設けている一方のカーテン地1と、このカーテン地1の模様パターンBと同一幅にして同一模様の模様パターンBを一定幅毎に複数パターン並列状態に設けている他方のカーテン地2とをそれらの側端縁部同士を突き合わせて対向側端縁部同士を縫着することによって形成され、更に、最外側方の模様パターンにおける外側端縁部と各隣接する模様パターン間の模様境界部の上端部とにタック加工を施している。なお、全ての模様パターンBは、カーテン地1、2の全長(縦幅)に亘って同一模様となしている。
【0019】
詳細には、図3乃至図5に示したように、両カーテン地1、2の対向する最外側模様パターンB1、B2において、一方のカーテン地1の最外側模様パターンB1は、その側端縁から数cmの小幅でもって切除B112されている一方、他方のカーテン地2の最外側模様パターンB2は、上記一方のカーテン地1の模様パターンBの切除幅の数倍以上の幅でもって切除B212されており、上記一方のカーテン地1における小幅だけ切除された最外側模様パターンB1の残余部分B11 と上記カーテン地2における大幅に切除された最外側模様パターンB2の残余部分B21 とが、これら最外側模様パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 の対向側端縁部に設けられた縫代部B111、B211同士が上記カーテン地1、2の裏面側に折り曲げられて重ね合わせられた状態にインターロックミシンにより縫着一体化されることによって突き合わせ状態に一体化されており、上記突き合わせ状態の最外側模様パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 、即ち、上記縫代部B111、B211を除いた上記最外側模様パターンB1、B2によって上記模様パターンBと同一幅にして同一模様の模様パターンBが形成されている。
【0020】
そして、上記両カーテン地1、2における最外側模様パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 の突き合わせ部分、即ち、これらのカーテン地1、2の縫着部分3は、この縫着部分3を有する模様パターンBとこの模様パターンBに隣接する模様パターンBとの模様境界部4の近傍部に設けられ、換言すれば、両カーテン地1、2の縫着部分3は、上記縫着部分3を有する模様パターンBとこの模様パターンBに隣接する模様パターンBとの模様境界部4の上端部に形成されているタック5の近傍部に位置している。
【0021】
なお、両カーテン地1、2に設けられている全ての模様パターンBは、その中央の一定幅部分を全長に亘って同一模様の幅狭いパターン部分b2とし、このパターン部分b2の両側部を全長に亘って同一模様の幅広いパターン部分b1、b3から形成し、これらの模様パターン部分b1〜b3を並列させてなるものである。
【0022】
次に、上記カーテンAの製造方法について説明する。先ず、図2に示したように、模様パターンB、B・・・が複数パターン(図2では3つ)横幅方向に並列状態に設けられている長方形状の一方のカーテン地1と、このカーテン地1の模様パターンBと同一幅にして同一模様の模様パターンB、B・・・が複数パターン(図2では6つ)横幅方向に並列状態に設けられている横長長方形状のカーテン地2とを用意する。
【0023】
そして、これらのカーテン地1、2の対向する最外側模様パターンB1、B2において、一方のカーテン地1の模様パターンB1のパターン部分b1を該カーテン地1の側端縁から小幅だけ、即ち、図6に示した一点鎖線から切除B112する一方、上記他方のカーテン地2の模様パターンB2の側端部を該カーテン地2の側端縁から上記カーテン地1の模様パターンB1の切除幅の数倍以上の大幅でもって、即ち、内側のパターン部分b1と中央のパターン部分b2との連接部分を図6に示した一点鎖線から切除B212して、図3に示したようなカーテン地1、2を作製する。なお、上記カーテン地1の最外側模様パターンB1の残余部分B11 における側端縁から小幅間隔を存した部分を全長に亘って折目部B113として、この折目部B113と上記側端縁、即ち、切除部B112間の小幅部分を縫代部B111に形成している。同様に、上記他方のカーテン地2の最外側模様パターンB2の残余部分B21 における側端部において、上記一方のカーテン地1の側端縁と対向する側端縁から小幅間隔を存した部分、即ち、上記一方のカーテン地1の折目部B113と同一模様部分を全長に亘って折目部B213として、この折目部B213と上記側端縁、即ち、切除部B212間の小幅部分を縫代部B211に形成している。
【0024】
しかる後、図4、図5及び図7に示したように、両カーテン地1、2の対向する最外側模様パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 をその折目部B113、B213から裏面側に折り曲げて縫代部B111、B211を突き合わせ状に接合させ、互いに接合した縫代部B111、B211をインターロックミシンを用いて上記縫代部B111、B211の先端部を切断しながら全長に亘り縫着3することによってカーテン主体Cを形成する。
【0025】
この時、上記両カーテン地1、2の縫代部B111、B211は、上記カーテン地1、2の側端縁部を所定長さだけ切除することによって小幅に形成されていることからインターロックミシンを用いた場合にあっても円滑に且つ確実に切断されながら縫着一体化される。
【0026】
しかも、両カーテン地1、2を折目部B113、B213から折り曲げて互いに接合させると、上記外側模様パターンB1の残余部分B11 と上記模様パターンB2の残余部分B21 とによって上記模様パターンBと同一幅で且つ同一模様の模様パターンBが形成されていることから、上記カーテン主体Cには同一の模様パターンBのみが複数パターン並列状態に設けられており、よって、上記カーテン主体Cから得られるカーテンAは優れた外観性を有する。更に、上記縫着部3は、他方のカーテン地2における最外側模様パターンB1の内側模様パターン部分b1、即ち、この最外側模様パターンB1の内側に隣接する模様パターンB との連接部近傍に全長に亘って設けられた構造となる。
【0027】
そして、図5及び図8に示したように、上記カーテン主体Cの上端部裏面に一定の上下幅を有する正面横長長方形状の帯状補強材6を添設した上で上記カーテン主体Cの上端部を上記帯状補強材の上下幅でもって裏面側に折り曲げる。
【0028】
しかる後、上記カーテン主体Cにおける模様パターンB、Bの各模様境界部4の上端部に上記カーテン地1、2の上端部を平面三つ葉状に折り畳むことによってタック5、5・・・を形成し全てのタック5に吊り金具7を取り付けることによってカーテンAを製造する。なお、上記カーテン主体Cの両側端部は従来のカーテンと同様に複数回に亘って折込み処理が施されている。
【0029】
上記両カーテン地1、2の縫着部分3は、上述したように、この縫着部分3を含む模様パターンBとこの模様パターンBに隣接する模様パターンBとの模様境界部4の近傍部に位置していることから、上記カーテン地1、2の縫着部分3は、上記カーテン主体Cに形成されたタック5の近傍部に位置した状態、即ち、タック5の陰部分に隠れた状態となっている。
【0030】
従って、上記要領で得られたカーテンAは、開いた状態においては、そのカーテン地1、2の縫着部分3が上記タック5の陰部分に隠れて目立たない一方、閉じた状態においても、そのカーテン地1、2の縫着部分3がタック5、5間に収納された状態となり、よって、上記カーテンAは、開いた状態又は閉じた状態の何れの状態においても優れた外観を呈する。
【0031】
しかも、上記の如く、上記カーテンAの全てのタック5は、上記模様パターンB、Bの模様境界部4に形成されていることから、図1に示したように、上記タック5部分には全て同一模様があらわれる。
【0032】
よって、上記カーテンAを閉じた状態の時には、上記カーテンCのタック5部分が左右方向に連続した状態となるが、上記の如く、上記タック5部分には全て同一模様があらわれていることから、上記タック5にあらわれた模様によって左右方向に連なった連続模様が形成され優れた外観を呈するものである。
【0033】
一方、上記カーテンAを開いた状態の時には、上記カーテンAのタック5、5間に存するカーテンC部分には全て同一模様があらわれていることから、上記カーテンAのタック5、5間に存する同一模様が上記タック5を介して左右方向に連なった繰り返し模様を形成し優れた外観を呈するものである。
【0034】
更に、上記カーテンの製造方法によれば、上記カーテン地1の最外側模様パターンB1の一部を除去するとともに、上記カーテン地2の最外側模様パターンB2の一部を除去し、上記カーテン地1、2の最外側模様パターンB1、B2の残余部分B11 、B21 によって一つの模様パターンBを形成するようにしていることから、上記カーテン地1と上記カーテン地2の合計横幅よりも上記模様パターンBの横幅だけ短いカーテン主体Cを確実に製造することができ、よって、上記カーテンの製造方法によれば、所望横幅のカーテンを円滑に且つ確実に製造することができる。
【0035】
なお、上記カーテンA及びこのカーテンAの製造方法においては、二枚のカーテン地1、2を縫着一体化した場合を説明したが、3枚以上のカーテン地を横幅方向に順次、縫着一体化させた場合であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に記載のカーテンは、一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている一方のカーテン地と他方のカーテン地との対向側端縁部を縫着することによって得られたカーテンであって、上記縫着部分を有する模様パターンは他の模様パターンと同一幅にして同一模様に形成され且つ該縫着部分は一方のカーテン地における小幅だけ切除された最外側模様パターンの残余部分と他方のカーテン地における大幅に切除された最外側模様パターンの残余部分との突き合わせ部分に形成されてあり、更に、最外側方の模様パターンにおける外側端縁部と各隣接する模様パターン間の模様境界部の上端部とにタック加工を施してなることを特徴とするので、上記カーテン地同士の縫着部分は上記タックの陰部分に隠れた状態となっており、よって、本発明のカーテンは、閉じた状態又は開いた状態の何れの状態においても、上記カーテン地同士の縫着部分が目立たず優れた外観を呈する。
【0037】
更に、上記カーテンのタックは、各模様パターン間の模様境界部に形成されていることから、上記タックにあらわれる模様は全て同一模様であり、よって、上記カーテンは、閉じた状態において、そのタックにあらわれる同一模様が左右方向に連なって美麗な連続模様を形成し優れた外観を呈する。
【0038】
同様に、上記カーテンのタック間に存する模様も同一模様とされていることから、上記カーテンを開いた状態においては、上記カーテンのタック間に存する同一模様が上記タックを介して連なった状態となって美麗な模様を形成し、よって、上記カーテンは開いた状態においても優れた外観を呈するものである。
【0039】
又、上記カーテンは、そのカーテン地同士の縫着部分を含む模様パターンが他の模様パターンと同一幅にして同一模様となるように形成されていることから、上記カーテンにあらわれる模様パターンは全て同一幅にして同一模様に形成されており、よって、上記カーテンは優れた外観を呈するものである。
【0040】
請求項2に記載のカーテンの製造方法は、一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている所定幅を有する一方のカーテン地と他方のカーテン地との対向側端縁部を縫着することによって所定幅のカーテンを製造する方法であって、両カーテン地の対向する模様パターンにおいて、一方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地の側端縁からミシンにより縫着可能な小幅でもって切除すると共にこの模様パターンと対向する他方のカーテン地の模様パターンをその側端縁から上記一方のカーテン地の模様パターンの切除幅の数倍以上の幅でもって切除した後、切除された両カーテン地の対向端縁部を、両カーテンの残余の模様パターン部によって上記一つの模様パターンと同一幅の同一模様パターンが形成されるように接合してその接合部分をミシンによって縫着することによりカーテン主体を形成し、しかる後、このカーテン主体の隣接する模様パターンの模様境界部にタックを形成することを特徴とするので、上記カーテン地同士の縫着部分は、この縫着部分を含む模様パターンとこの模様パターンに隣接する模様パターンとの模様境界部の近傍部に位置しており、即ち、この模様境界部に形成されるタックの近傍部に位置して上記タックの陰部分に隠れた状態となり、よって、上記カーテンの製造方法によれば、閉じた状態又は開いた状態の何れの状態においても上記カーテン地同士の縫着部分の目立たない外観性に優れたカーテンを得ることができる。
【0041】
又、上記カーテンの製造方法によれば、一方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地の側端縁から小幅でもって切除するとともに、他方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地の側端縁から上記一方のカーテン地の切除幅の数倍の幅でもって切除して、両カーテン地の模様パターンの残余部分を重ね合わせることによって上記模様パターンと同一幅にして同一模様の模様パターンを形成するようにしているので、両カーテン地の合計横幅よりも上記模様パターン一つ分の幅だけ短いカーテン主体を確実に製造することができ、よって、本発明のカーテンの製造方法によれば、所望横幅のカーテンを円滑に且つ確実に製造することができるものである。
【0042】
請求項3に記載のカーテンの製造方法は、請求項2に記載のカーテンの製造方法において、切除された両カーテン地の対向端縁部をインターロックミシンによって縫着することを特徴とするので、上記両カーテン地の対向側端縁部を切除して上記両カーテン地同士を縫着する際の縫代部が小幅に形成されてインターロックミシンによって円滑に切断しながら両カーテン地の縫代部を縫着一体化することができ、よって、上記両カーテン地の対向側端縁部同士を正確に且つ確実に縫着一体化してカーテンを円滑に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンの一部を示した斜視図である。
【図2】2枚のカーテン地を示した正面図である。
【図3】カーテン地の夫々の対向側端縁部を切除した状態の一部を示した正面図である。
【図4】カーテン地同士を縫着一体化した状態を示した平面図である。
【図5】カーテン主体におけるカーテン地同士の縫着部分を示した斜視図である。
【図6】カーテン地の対向側端縁部の一部を示した正面図である。
【図7】カーテン主体におけるカーテン地の縫着部分の一部を示した正面図である。
【図8】カーテン主体におけるカーテン地の縫着部分の一部を示した斜視図である。
【符号の説明】
1、2 カーテン地
3 カーテン地同士の縫着部分
4 模様パターンの模様境界部
5 タック
A カーテン
B 模様パターン
C カーテン主体

Claims (3)

  1. 一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている一方のカーテン地と他方のカーテン地との対向側端縁部を縫着することによって得られたカーテンであって、上記縫着部分を有する模様パターンは他の模様パターンと同一幅にして同一模様に形成され且つ該縫着部分は一方のカーテン地における小幅だけ切除された最外側模様パターンの残余部分と他方のカーテン地における大幅に切除された最外側模様パターンの残余部分との突き合わせ部分に形成されてあり、更に、最外側方の模様パターンにおける外側端縁部と各隣接する模様パターン間の模様境界部の上端部とにタック加工を施してなることを特徴とするカーテン。
  2. 一定幅毎に同一の模様パターンを複数パターン並列状態に設けている所定幅を有する一方のカーテン地と他方のカーテン地との対向側端縁部を縫着することによって所定幅のカーテンを製造する方法であって、両カーテン地の対向する模様パターンにおいて、一方のカーテン地の模様パターンを該カーテン地の側端縁からミシンにより縫着可能な小幅でもって切除すると共にこの模様パターンと対向する他方のカーテン地の模様パターンをその側端縁から上記一方のカーテン地の模様パターンの切除幅の数倍以上の幅でもって切除した後、切除された両カーテン地の対向端縁部を、両カーテンの残余の模様パターン部によって上記一つの模様パターンと同一幅の同一模様パターンが形成されるように接合してその接合部分をミシンによって縫着することによりカーテン主体を形成し、しかる後、このカーテン主体の隣接する模様パターンの模様境界部にタックを形成することを特徴とするカーテンの製造方法。
  3. 切除された両カーテン地の対向端縁部をインターロックミシンによって縫着することを特徴とする請求項2に記載のカーテンの製造方法。
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