JP2704612B2 - 襞付きカーテン仕立法 - Google Patents
襞付きカーテン仕立法Info
- Publication number
- JP2704612B2 JP2704612B2 JP7129659A JP12965995A JP2704612B2 JP 2704612 B2 JP2704612 B2 JP 2704612B2 JP 7129659 A JP7129659 A JP 7129659A JP 12965995 A JP12965995 A JP 12965995A JP 2704612 B2 JP2704612 B2 JP 2704612B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fold
- curtain
- folds
- folded
- upper edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折目11をカーテン地
の上縁12に直角に向けて折り返して重なり合う折畳角
部13を固定した襞山14が、カーテン地15の上縁に
一定間隔で形成されている襞付きカーテンに関するもの
である。
の上縁12に直角に向けて折り返して重なり合う折畳角
部13を固定した襞山14が、カーテン地15の上縁に
一定間隔で形成されている襞付きカーテンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の襞付きカーテンでは、芯地テー
プを付けたカーテン地の上縁が折り返されており、その
折返代16とカーテン地本体17との間に挟まれて襞山
14の裏側に出来る差込口か、または、折目に沿って襞
山の裏側に出来る差込口にフック18を差し込んで取り
付けられている。そのカーテンレール19に吊り下げて
引き寄せた状態、即ち、カーテンの開き状態では、カー
テンレール19に押し返されるようにして、襞山間の部
分が二つ折りになって表側に突き出ることになる。
プを付けたカーテン地の上縁が折り返されており、その
折返代16とカーテン地本体17との間に挟まれて襞山
14の裏側に出来る差込口か、または、折目に沿って襞
山の裏側に出来る差込口にフック18を差し込んで取り
付けられている。そのカーテンレール19に吊り下げて
引き寄せた状態、即ち、カーテンの開き状態では、カー
テンレール19に押し返されるようにして、襞山間の部
分が二つ折りになって表側に突き出ることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】襞山14は、カーテン
地15を二つ折りにした折畳角部13をミシン糸目20
で縫合したり止め具で綴じ合わす等して重なり合うカー
テン地の左側部分15aと右側部分15bを、その折り
畳んだ状態に固定セットして形成される。そのカーテン
地15の無緊張状態では、襞山14の左側部分15aと
右側部分15bが、折り畳まれて重なり合う元の状態
(図6)になる傾向を示す。このためカーテンの開き状
態では、襞山14の元の状態になる傾向に逆らって、そ
の左側部分15aと右側部分15bが、折り畳んだ状態
の逆方向つまり襞山側(カーテン地の表側)へと180
゜折り返される恰好になる。
地15を二つ折りにした折畳角部13をミシン糸目20
で縫合したり止め具で綴じ合わす等して重なり合うカー
テン地の左側部分15aと右側部分15bを、その折り
畳んだ状態に固定セットして形成される。そのカーテン
地15の無緊張状態では、襞山14の左側部分15aと
右側部分15bが、折り畳まれて重なり合う元の状態
(図6)になる傾向を示す。このためカーテンの開き状
態では、襞山14の元の状態になる傾向に逆らって、そ
の左側部分15aと右側部分15bが、折り畳んだ状態
の逆方向つまり襞山側(カーテン地の表側)へと180
゜折り返される恰好になる。
【0004】弾撥力が弱く可撓でセットし易いセルロー
ス繊維製カーテンでは、そのように180゜折り返され
る恰好になり易く、襞山間から突き出る折目は綺麗に揃
い易いが、弾撥力が強く折目がつき難いポリエステル繊
維製カーテンでは、その襞山間の折目が揃い難い。一
方、カーテン地の襞山に続く下側部分には、襞山に沿っ
て自然に表側に突き出たウエーブが付き易く、襞山間に
続く下側部分は裏側に突き出てウエーブとウエーブの間
の谷を形成することになる。このように元々裏側に突き
出る傾向を示す襞山間14・14が、その上縁部分にお
いてのみカーテンレール19に押し返されるようにして
表側に突き出されるのであるから(図7)、襞山間14
・14に出来るウエーブの形も不揃いになる。
ス繊維製カーテンでは、そのように180゜折り返され
る恰好になり易く、襞山間から突き出る折目は綺麗に揃
い易いが、弾撥力が強く折目がつき難いポリエステル繊
維製カーテンでは、その襞山間の折目が揃い難い。一
方、カーテン地の襞山に続く下側部分には、襞山に沿っ
て自然に表側に突き出たウエーブが付き易く、襞山間に
続く下側部分は裏側に突き出てウエーブとウエーブの間
の谷を形成することになる。このように元々裏側に突き
出る傾向を示す襞山間14・14が、その上縁部分にお
いてのみカーテンレール19に押し返されるようにして
表側に突き出されるのであるから(図7)、襞山間14
・14に出来るウエーブの形も不揃いになる。
【0005】
【発明の目的】そこで本発明は、カーテンレールに吊り
下げた場合に、襞山間のウエーブや折目が綺麗に出来る
ポリエステル繊維製カーテンを提供しようとするもので
ある。
下げた場合に、襞山間のウエーブや折目が綺麗に出来る
ポリエステル繊維製カーテンを提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、襞付き
カーテンは、カーテン地15の上縁に襞山14を付ける
工程の前後において、カーテン地15の上縁部分を下縁
側へと折り返し、カーテン地15の上縁側15mから下
縁側15nへと続く折目21・22を付け(図3)、そ
の折目21・22を熱セットし、その上縁部分を下縁側
へと折り返した畳み代26を、カーテン地が拡布された
元の状態へと折り直して仕立てられる(図1と図2)。
カーテンは、カーテン地15の上縁に襞山14を付ける
工程の前後において、カーテン地15の上縁部分を下縁
側へと折り返し、カーテン地15の上縁側15mから下
縁側15nへと続く折目21・22を付け(図3)、そ
の折目21・22を熱セットし、その上縁部分を下縁側
へと折り返した畳み代26を、カーテン地が拡布された
元の状態へと折り直して仕立てられる(図1と図2)。
【0007】そのように折り畳んだ折目27を境とする
畳み代26を折り直すと、上側折目21と下側折目22
の突出し方向が表裏反転したものとなる(図4)。 その
結果、折目11をカーテン地の上縁12に直角に向けて
折り返して重なり合う折畳角部13を固定した襞山14
がカーテン地15の上縁に一定間隔(X)で形成されて
おり、折目11を付けた各襞山間14・14の中央部2
3を通って襞山の折目11に平行な直線上にカーテン地
の上縁部分から続く上側折目21と下縁部分から続く下
側折目22が出来、その上側折目21は襞山14の突出
方向と同じ方向となるカーテン地の表側に向けて突き出
ており、下側折目22は襞山14の突出方向とは逆方向
となるカーテン地の裏側に向けて突き出た襞付きカーテ
ンが得られる。
畳み代26を折り直すと、上側折目21と下側折目22
の突出し方向が表裏反転したものとなる(図4)。 その
結果、折目11をカーテン地の上縁12に直角に向けて
折り返して重なり合う折畳角部13を固定した襞山14
がカーテン地15の上縁に一定間隔(X)で形成されて
おり、折目11を付けた各襞山間14・14の中央部2
3を通って襞山の折目11に平行な直線上にカーテン地
の上縁部分から続く上側折目21と下縁部分から続く下
側折目22が出来、その上側折目21は襞山14の突出
方向と同じ方向となるカーテン地の表側に向けて突き出
ており、下側折目22は襞山14の突出方向とは逆方向
となるカーテン地の裏側に向けて突き出た襞付きカーテ
ンが得られる。
【0008】折目21・22を熱セットするには、上縁
部分を下縁側へと折り返して二重になった畳み代26の
部分に付けた折目21・22を、平行に並べたガイドバ
ー24とガイドバー24の間の隙間へと挟み込み、ガイ
ドバー24とガイドバー24の間から突き出た折目21
・22の左右をアイロン25で挟み込むとよい(図
5)。
部分を下縁側へと折り返して二重になった畳み代26の
部分に付けた折目21・22を、平行に並べたガイドバ
ー24とガイドバー24の間の隙間へと挟み込み、ガイ
ドバー24とガイドバー24の間から突き出た折目21
・22の左右をアイロン25で挟み込むとよい(図
5)。
【0009】厚手のカーテン地では、その畳み代26の
折目27に至るまで熱セットし、その展開して元に戻す
過程において、折目27を境とするカーテン地の上縁側
15mと下縁側15nが所要の角度になった時点で、下
側折目22の上端から左右斜め方向に出来る折目28を
熱セットすることも出来る。
折目27に至るまで熱セットし、その展開して元に戻す
過程において、折目27を境とするカーテン地の上縁側
15mと下縁側15nが所要の角度になった時点で、下
側折目22の上端から左右斜め方向に出来る折目28を
熱セットすることも出来る。
【0010】薄手のカーテン地では、畳み代26の折目
27に至るまで熱セットせず、上側折目21と下側折目
22の間に熱セットされないブランク部分を設けること
も出来る。襞山14は、折目21・22の熱セット後に
付けるとよい。
27に至るまで熱セットせず、上側折目21と下側折目
22の間に熱セットされないブランク部分を設けること
も出来る。襞山14は、折目21・22の熱セット後に
付けるとよい。
【0011】上側折目21の長さ(Y)は、折り返した
畳み代26の長さに応じて設定されるが、襞山14と襞
山14との間隔(X)以上(Y≧X)であって且つ下側
折目 22の長さよりも短く、概して、襞山14と襞山1
4との間隔(X)の1〜3倍にするとよい。
畳み代26の長さに応じて設定されるが、襞山14と襞
山14との間隔(X)以上(Y≧X)であって且つ下側
折目 22の長さよりも短く、概して、襞山14と襞山1
4との間隔(X)の1〜3倍にするとよい。
【0012】
【発明の効果】襞付きカーテンでは、上下に真っ直ぐに
連続する上側折目21と下側折目22の突き出し方向が
表裏異なり、それらの突き出し方向に応じてカーテン地
を表裏異なる方向に別々に折り曲げ、上側折目21と下
側折目22を付けて熱セットしなければならないが、本
発明によると、上縁部分を下縁側へと180度折り返し
て二重になった畳み代26の部分を表裏何れか一方に別
々に折り曲げて重なり合う上側折目21と下側折目22
を同時に熱セットすることが出来、そのように180度
折り返して二重になった部分を元の状態へと180度折
り直した上側折目21と下側折目22は、折り返した際
に出来る折目27に直交する一直線に連続したものとな
り、従って、襞山14を境として隣合う左右の折目21
・22と21・22も平行に綺麗に揃ったものとなる。
このため、本発明によると、カーテン地15が弾撥性の
強いポリエステル繊維製であっても、カーテンレール1
9に押し返されて襞山間14・14に出来る上側折目2
1と、その下に続いて出来る下側折目22が揃い、各下
側折目間22・22には丸く膨らんで揃ったウエーブ2
9が出来、バランスのとれた清楚な美観を呈する襞仕き
カーテンを効率的に得ることが出来る。
連続する上側折目21と下側折目22の突き出し方向が
表裏異なり、それらの突き出し方向に応じてカーテン地
を表裏異なる方向に別々に折り曲げ、上側折目21と下
側折目22を付けて熱セットしなければならないが、本
発明によると、上縁部分を下縁側へと180度折り返し
て二重になった畳み代26の部分を表裏何れか一方に別
々に折り曲げて重なり合う上側折目21と下側折目22
を同時に熱セットすることが出来、そのように180度
折り返して二重になった部分を元の状態へと180度折
り直した上側折目21と下側折目22は、折り返した際
に出来る折目27に直交する一直線に連続したものとな
り、従って、襞山14を境として隣合う左右の折目21
・22と21・22も平行に綺麗に揃ったものとなる。
このため、本発明によると、カーテン地15が弾撥性の
強いポリエステル繊維製であっても、カーテンレール1
9に押し返されて襞山間14・14に出来る上側折目2
1と、その下に続いて出来る下側折目22が揃い、各下
側折目間22・22には丸く膨らんで揃ったウエーブ2
9が出来、バランスのとれた清楚な美観を呈する襞仕き
カーテンを効率的に得ることが出来る。
【図1】本発明に係るカーテンの斜視図である。
【図2】本発明に係るカーテンの斜視図である。
【図3】製造過程における本発明に係るカーテンの斜視
図である。
図である。
【図4】製造過程における本発明に係るカーテンの斜視
図である。
図である。
【図5】製造過程における本発明に係るカーテンの断面
図である。
図である。
【図6】カーテンの襞山部分の斜視図である。
【図7】従来のカーテンの上縁部分の側面図である。
11 折目 12 上縁 13 折畳角部 14 襞山 15 カーテン地 16 折返代 17 カーテン地本体 18 フック 19 カーテンレール 20 糸目 21 上側折目 22 下側折目 23 中央部 24 ガイドバー 25 アイロン 26 畳み代 27 折目 28 折目 29 ウエブ X 間隔 Y 長さ
Claims (1)
- 【請求項1】 カーテン地(15)の上縁に襞山(1
4)を付ける工程の前後において、カーテン地(15)
の上縁部分を下縁側へと折り返し、カーテン地(15)
の上縁側(15m)から下縁側(15n)へと続く折目
(21・22)を付け、その折目(21・22)を熱セ
ットし、その上縁部分を下縁側へと折り返した畳み代
(26)を、カーテン地が拡布された元の状態へと折り
直すことを特徴とする襞付きカーテン仕立法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129659A JP2704612B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 襞付きカーテン仕立法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129659A JP2704612B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 襞付きカーテン仕立法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08299159A JPH08299159A (ja) | 1996-11-19 |
JP2704612B2 true JP2704612B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=15014980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7129659A Expired - Lifetime JP2704612B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 襞付きカーテン仕立法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704612B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07255589A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-09 | Gifu Pref Gov All Setsuto Kk | カーテン及びカーテンのプリーツ加工法 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7129659A patent/JP2704612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08299159A (ja) | 1996-11-19 |
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