JP2826977B2 - 裏地付カーテンの縁取部の構造及びその縫製方法 - Google Patents
裏地付カーテンの縁取部の構造及びその縫製方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表地の裏面に裏地を重
ね合わせてなる裏地付カーテンにおいて、その縁取部の
構造と該縁取部の縫製方法に関するものである。
ね合わせてなる裏地付カーテンにおいて、その縁取部の
構造と該縁取部の縫製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記のような裏地付カーテン
において、重ね合わしたカーテン表裏地の両側端縁に縁
取部を形成するには、図5に示すようにカーテン表裏地
A、Bの両側端縁部を表裏いずれかの面側に巻き込み、
その巻き込み部Cを長さ方向に縫着Dすることによって
形成する方法や、図6に示すようにカーテン表裏地A、
Bの側縁部を引き揃えた状態で長さ方向に縫着Dしたの
ち、図7に示すように、これらのカーテン表裏地A、B
の対向面が露出面側となるようにカーテン表裏地A、B
を反転させることにより形成する方法が一般に採用され
ている。
において、重ね合わしたカーテン表裏地の両側端縁に縁
取部を形成するには、図5に示すようにカーテン表裏地
A、Bの両側端縁部を表裏いずれかの面側に巻き込み、
その巻き込み部Cを長さ方向に縫着Dすることによって
形成する方法や、図6に示すようにカーテン表裏地A、
Bの側縁部を引き揃えた状態で長さ方向に縫着Dしたの
ち、図7に示すように、これらのカーテン表裏地A、B
の対向面が露出面側となるようにカーテン表裏地A、B
を反転させることにより形成する方法が一般に採用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
カーテン縁取部形成方法によれば、カーテン表裏地A、
Bの側端縁部を二重巻き或いは三重巻きして巻き込み部
Cを形成する作業が煩わしいばかりでなく、その巻き込
み部Cの幅を全長に亘って等しく形成することが困難で
あり、そのため、該巻き込み部Cを長さ方向に縫着する
際に波打ち現象が生じて外観を著しく損し、商品価値が
低下するという問題点があった。
カーテン縁取部形成方法によれば、カーテン表裏地A、
Bの側端縁部を二重巻き或いは三重巻きして巻き込み部
Cを形成する作業が煩わしいばかりでなく、その巻き込
み部Cの幅を全長に亘って等しく形成することが困難で
あり、そのため、該巻き込み部Cを長さ方向に縫着する
際に波打ち現象が生じて外観を著しく損し、商品価値が
低下するという問題点があった。
【0004】一方、後者のカーテン縁取部形成方法によ
れば、カーテン表裏地A、Bの重ね合わせた側端縁部の
縫着作業が容易に且つ正確に行なえるという利点を有し
ているが、両側端縁部の縫着後、重ね合わせ面を外側に
反転させる作業を必要とし、その際、縫着部に過大な引
張力が作用して縫着糸条が切断する虞れがあるという問
題点があった。本発明はこのような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、縫製が容易で且
つ正確に行え且つ優れた強度と外観を備えた裏地付カー
テンの縁取部の構造とその縫製方法を提供するにある。
れば、カーテン表裏地A、Bの重ね合わせた側端縁部の
縫着作業が容易に且つ正確に行なえるという利点を有し
ているが、両側端縁部の縫着後、重ね合わせ面を外側に
反転させる作業を必要とし、その際、縫着部に過大な引
張力が作用して縫着糸条が切断する虞れがあるという問
題点があった。本発明はこのような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、縫製が容易で且
つ正確に行え且つ優れた強度と外観を備えた裏地付カー
テンの縁取部の構造とその縫製方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカーテンの縁取部は、重ね合わせたカーテ
ン表地とカーテン裏地との両側端縁が幅方向の中央部を
全長に亘って2つ折りしてなる布製縁取テープの折片間
に挿入され、該折片と共に全長に亘って一体的に縫着し
てなる構造を有している。
に、本発明のカーテンの縁取部は、重ね合わせたカーテ
ン表地とカーテン裏地との両側端縁が幅方向の中央部を
全長に亘って2つ折りしてなる布製縁取テープの折片間
に挿入され、該折片と共に全長に亘って一体的に縫着し
てなる構造を有している。
【0006】また、このような縁取部の縫着方法はとし
ては、請求項2に記載したように、カーテン表地とカー
テンの裏地とを重ね合わせてその両側端縁を引き揃えた
状態にし、この重合側端縁部を幅方向の中央部から全長
に亘って2つ折りしてなる布製縁取テープの表裏折片の
対向面間に挿入してこの縁取テープで重合側端縁部を被
覆したのち、表裏折片と共にカーテン表裏地を長さ方向
に縫着することを特徴とするものである。
ては、請求項2に記載したように、カーテン表地とカー
テンの裏地とを重ね合わせてその両側端縁を引き揃えた
状態にし、この重合側端縁部を幅方向の中央部から全長
に亘って2つ折りしてなる布製縁取テープの表裏折片の
対向面間に挿入してこの縁取テープで重合側端縁部を被
覆したのち、表裏折片と共にカーテン表裏地を長さ方向
に縫着することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】重ね合わせたカーテン表地と裏地との両側端縁
が2つ折りした縁取テープ内に挿入されてこの縁取テー
プの表裏折片により被覆されているので、側端縁部が引
き立って美麗な外観を呈すると共にカーテン表地と裏地
との両側端縁が縁取テープの表裏折片と共に一体的に縫
着されているので、強度的にも優れた縁取部の構造とな
っている。
が2つ折りした縁取テープ内に挿入されてこの縁取テー
プの表裏折片により被覆されているので、側端縁部が引
き立って美麗な外観を呈すると共にカーテン表地と裏地
との両側端縁が縁取テープの表裏折片と共に一体的に縫
着されているので、強度的にも優れた縁取部の構造とな
っている。
【0008】このような縁取部を縫製する際に、カーテ
ン表地とカーテンの裏地とを重ね合わせてその両側端縁
を引き揃えた状態で該両側端縁部を縁取テープにより被
覆するので、カーテン表裏地の両側端縁が多少、互いに
幅方向にずれていても縁取テープによって被覆されるか
ら外観的には何らの支障も生じることがなく、その上カ
ーテン表裏地を単に重ね合わせた状態でその側端縁部を
縁取テープで被覆して縫着するものであるから、その縫
製作業が容易であると共にカーテン表裏地の両側端縁が
縁取テープと共に強固に縫着されて長期の使用に耐える
ことができる二重カーテンが得られるものである。
ン表地とカーテンの裏地とを重ね合わせてその両側端縁
を引き揃えた状態で該両側端縁部を縁取テープにより被
覆するので、カーテン表裏地の両側端縁が多少、互いに
幅方向にずれていても縁取テープによって被覆されるか
ら外観的には何らの支障も生じることがなく、その上カ
ーテン表裏地を単に重ね合わせた状態でその側端縁部を
縁取テープで被覆して縫着するものであるから、その縫
製作業が容易であると共にカーテン表裏地の両側端縁が
縁取テープと共に強固に縫着されて長期の使用に耐える
ことができる二重カーテンが得られるものである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図1は裏地付カーテンの縁取部の断面構造を示すもの
で、略同一大きさの矩形状カーテン表地1とカーテン裏
地2とを引き揃え状態に重ね合わせていると共に、これ
らのカーテン表裏地1、2の重ね合わせた両側端縁部を
全長に亘って縁取テープ3により被覆した状態で、該縁
取テープ3と共に糸条4により長さ方向に縫着してなる
ものである。
図1は裏地付カーテンの縁取部の断面構造を示すもの
で、略同一大きさの矩形状カーテン表地1とカーテン裏
地2とを引き揃え状態に重ね合わせていると共に、これ
らのカーテン表裏地1、2の重ね合わせた両側端縁部を
全長に亘って縁取テープ3により被覆した状態で、該縁
取テープ3と共に糸条4により長さ方向に縫着してなる
ものである。
【0010】詳しくは、カーテン表地1は適宜な柄模様
を有する織布よりなり、カーテン裏地2は無地の織布か
らなるが、表裏面をリバーシブルに使用可能な二重縫製
カーテン地とする場合には該カーテン裏地2も適宜な柄
模様を有する織布を用いている。また、これらのカーテ
ン表裏地1、2は色彩を異ならしめた布地や適宜な図柄
を印刷した布地を採用することもできる。
を有する織布よりなり、カーテン裏地2は無地の織布か
らなるが、表裏面をリバーシブルに使用可能な二重縫製
カーテン地とする場合には該カーテン裏地2も適宜な柄
模様を有する織布を用いている。また、これらのカーテ
ン表裏地1、2は色彩を異ならしめた布地や適宜な図柄
を印刷した布地を採用することもできる。
【0011】縁取テープ3は幅が5cm程度でカーテン表
裏地1、2と略同一長さを有する細幅帯状布地よりな
り、カーテン表地1と同一の図柄模様を有していても異
なった図柄模様を有していてもよいが、同一図柄模様の
細幅帯状布地を用いた場合には二重カーテン地の外観を
全体的にシンプルにし得る一方、異なった図柄模様の細
幅帯状布地を用いた場合には両側縁部にアクセントを持
たせた外観とすることができる。
裏地1、2と略同一長さを有する細幅帯状布地よりな
り、カーテン表地1と同一の図柄模様を有していても異
なった図柄模様を有していてもよいが、同一図柄模様の
細幅帯状布地を用いた場合には二重カーテン地の外観を
全体的にシンプルにし得る一方、異なった図柄模様の細
幅帯状布地を用いた場合には両側縁部にアクセントを持
たせた外観とすることができる。
【0012】この縁取テープ3は幅方向の中央部を全長
に亘って二つ折りしてその折目部分を介しての両側部を
夫々表裏折片3a、3bとし、該表裏折片3a、3bの対向面間
に上記カーテン表裏地1、2の重合側端縁部を挿入した
状態で表裏折片3a、3bの少なくとも端縁部間を長さ方向
に縫着4することにより、カーテン表裏地1、2の重合
側端縁部を縁取テープ3の表裏折片3a、3bと一体的に縫
製して裏地付カーテンの縁取部を構成しているものであ
る。なお、縁取テープ3の表裏折片3a、3bの先端縁部を
図1に示すように、裏側に折り返しておいてもよい。
に亘って二つ折りしてその折目部分を介しての両側部を
夫々表裏折片3a、3bとし、該表裏折片3a、3bの対向面間
に上記カーテン表裏地1、2の重合側端縁部を挿入した
状態で表裏折片3a、3bの少なくとも端縁部間を長さ方向
に縫着4することにより、カーテン表裏地1、2の重合
側端縁部を縁取テープ3の表裏折片3a、3bと一体的に縫
製して裏地付カーテンの縁取部を構成しているものであ
る。なお、縁取テープ3の表裏折片3a、3bの先端縁部を
図1に示すように、裏側に折り返しておいてもよい。
【0013】上記縁取部の縫製方法としては、まず、カ
ーテン表地1とカーテン裏地2とを重ね合わせてその両
側端縁部を引き揃えた状態にしたのち、図3に示すよう
に、その重ね合わせた一側端縁部を縁取テープ3の表裏
折片3a、3b間に挿入して表側折片3aをカーテン表地1の
一側端縁部の表面上に重ね合わせ、裏側折片3bをカーテ
ン裏地2の一側端縁部の裏面上に重ね合わせた状態とす
る。この状態にして縁取テープ3の表裏折片3a、3b間を
カーテン表裏地1、2の長さ方向に糸条4によって縫着
することにより図4に示すように、カーテン表裏地1、
2よりなる裏地付カーテン(二重縫製カーテン地)の一
側端縁に縁取部を形成するものである。この縁取部の縫
製後、該裏地付カーテン地の他側端縁においても上記同
様に縁取テープ3によって被覆したのち、縫着すること
によって縁取部を形成するものである。なお、縫着箇所
は、表裏折片3a、3bの端縁部以外に中央部等の適所に対
しても全長に亘って施しておいてもよい。
ーテン表地1とカーテン裏地2とを重ね合わせてその両
側端縁部を引き揃えた状態にしたのち、図3に示すよう
に、その重ね合わせた一側端縁部を縁取テープ3の表裏
折片3a、3b間に挿入して表側折片3aをカーテン表地1の
一側端縁部の表面上に重ね合わせ、裏側折片3bをカーテ
ン裏地2の一側端縁部の裏面上に重ね合わせた状態とす
る。この状態にして縁取テープ3の表裏折片3a、3b間を
カーテン表裏地1、2の長さ方向に糸条4によって縫着
することにより図4に示すように、カーテン表裏地1、
2よりなる裏地付カーテン(二重縫製カーテン地)の一
側端縁に縁取部を形成するものである。この縁取部の縫
製後、該裏地付カーテン地の他側端縁においても上記同
様に縁取テープ3によって被覆したのち、縫着すること
によって縁取部を形成するものである。なお、縫着箇所
は、表裏折片3a、3bの端縁部以外に中央部等の適所に対
しても全長に亘って施しておいてもよい。
【0014】また、上記縁取部の縫製方法において、縁
取テープ3を裏地付カーテンの両側端縁部に取付ける前
に、重ね合わせたカーテン表地1とカーテン裏地2との
両側端縁部を互いに縫着しておいてもよく、さらに、縁
取テープ3は予めその両側端縁部を折り返して該折り返
し片3a' 、3b' を図3に示すように固定した状態にした
のち、2つ折りして上記のように裏地付カーテンの両側
端縁部に縫着するものである。
取テープ3を裏地付カーテンの両側端縁部に取付ける前
に、重ね合わせたカーテン表地1とカーテン裏地2との
両側端縁部を互いに縫着しておいてもよく、さらに、縁
取テープ3は予めその両側端縁部を折り返して該折り返
し片3a' 、3b' を図3に示すように固定した状態にした
のち、2つ折りして上記のように裏地付カーテンの両側
端縁部に縫着するものである。
【0015】このように両側端縁部に縁取部を形成した
カーテン表裏地1、2からなる二重縫製カーテン地の上
端縁においては、図2に示すように、幅方向に一定間隔
毎に吊り金具取付用の垂直係止孔部5、5・・・を形成
している。この垂直係止孔部5の形成方法は、例えば、
上記二重縫製カーテン地の上端縁部を裏面側に折り重ね
て縫着し、その折り重なった表裏端縁部を幅方向に一定
間隔毎に一定幅部分を前方に向かって筒状に屈曲させた
のち、その筒状の突出中央部を内側に折り畳んで縫着6
することにより、上下端が開口し且つその開口下端から
吊り金具7が挿入、係止可能な垂直係止孔部5を形成す
ることができる。
カーテン表裏地1、2からなる二重縫製カーテン地の上
端縁においては、図2に示すように、幅方向に一定間隔
毎に吊り金具取付用の垂直係止孔部5、5・・・を形成
している。この垂直係止孔部5の形成方法は、例えば、
上記二重縫製カーテン地の上端縁部を裏面側に折り重ね
て縫着し、その折り重なった表裏端縁部を幅方向に一定
間隔毎に一定幅部分を前方に向かって筒状に屈曲させた
のち、その筒状の突出中央部を内側に折り畳んで縫着6
することにより、上下端が開口し且つその開口下端から
吊り金具7が挿入、係止可能な垂直係止孔部5を形成す
ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の裏地付カーテンの
縁取部は、重ね合わせたカーテン表地とカーテン裏地と
の両側端縁が幅方向の中央部を全長に亘って2つ折りし
てなる布製縁取テープの折片間に挿入され、該折片と共
に全長に亘って一体的に縫着してなる構造としているの
で、重ね合わせたカーテン表地と裏地との両側縁を被覆
している縁取テープによって裏地付カーテンの両側端縁
部が美麗な外観を呈して商品価値が増大すると共にカー
テン表地と裏地との両側端縁部が縁取テープの表裏折片
と共に一体的に縫着されているので、縁取部が優れた強
度を発揮し、長期の使用に供することができるもきであ
る。
縁取部は、重ね合わせたカーテン表地とカーテン裏地と
の両側端縁が幅方向の中央部を全長に亘って2つ折りし
てなる布製縁取テープの折片間に挿入され、該折片と共
に全長に亘って一体的に縫着してなる構造としているの
で、重ね合わせたカーテン表地と裏地との両側縁を被覆
している縁取テープによって裏地付カーテンの両側端縁
部が美麗な外観を呈して商品価値が増大すると共にカー
テン表地と裏地との両側端縁部が縁取テープの表裏折片
と共に一体的に縫着されているので、縁取部が優れた強
度を発揮し、長期の使用に供することができるもきであ
る。
【0017】また、本発明の裏地付カーテンの縁取部の
縫製方法によれば、カーテン表地とカーテンの裏地とを
重ね合わせてその両側端縁を引き揃えた状態にし、この
重合側端縁部を幅方向の中央部から全長に亘って2つ折
りしてなる布製縁取テープの表裏折片の対向面間に挿入
してこの縁取テープで重合側端縁部を被覆したのち、表
裏折片と共にカーテン表裏地を長さ方向に縫着すること
を特徴とするものであるから、カーテン表地とカーテン
の裏地とを重ね合わせてその両側端縁を引き揃えた状態
で該両側端縁部を縁取テープにより被覆するので、カー
テン表裏地の両側端縁が多少、互いに幅方向にずれてい
ても縁取テープによって被覆されるから外観的には何ら
の支障も生じることがなく、該縁取テープによって正確
で且つ簡単な縁取り加工が可能となり、その上、カーテ
ン表裏地を単に重ね合わせた状態でその側端縁部を縁取
テープで被覆して縫着するものであるから、その縫製作
業が容易であると共にカーテン表裏地の両側端縁が縁取
テープと共に強固に縫着されて長期の使用に耐えること
ができる二重カーテンの縁取部を縫製できるものであ
る。
縫製方法によれば、カーテン表地とカーテンの裏地とを
重ね合わせてその両側端縁を引き揃えた状態にし、この
重合側端縁部を幅方向の中央部から全長に亘って2つ折
りしてなる布製縁取テープの表裏折片の対向面間に挿入
してこの縁取テープで重合側端縁部を被覆したのち、表
裏折片と共にカーテン表裏地を長さ方向に縫着すること
を特徴とするものであるから、カーテン表地とカーテン
の裏地とを重ね合わせてその両側端縁を引き揃えた状態
で該両側端縁部を縁取テープにより被覆するので、カー
テン表裏地の両側端縁が多少、互いに幅方向にずれてい
ても縁取テープによって被覆されるから外観的には何ら
の支障も生じることがなく、該縁取テープによって正確
で且つ簡単な縁取り加工が可能となり、その上、カーテ
ン表裏地を単に重ね合わせた状態でその側端縁部を縁取
テープで被覆して縫着するものであるから、その縫製作
業が容易であると共にカーテン表裏地の両側端縁が縁取
テープと共に強固に縫着されて長期の使用に耐えること
ができる二重カーテンの縁取部を縫製できるものであ
る。
【図1】縁取部の拡大横断面図、
【図2】縁取部を設けたカーテンの一部分の簡略斜視
図、
図、
【図3】縫製方法を説明するための横断面図、
【図4】縫製した一側縁取部の横断面図、
【図5】従来例を示す簡略横断面図、
【図6】従来例の別な縫製方法を説明するための簡略横
断面図、
断面図、
【図7】その縫製された縁取部の簡略横断面図。
1 カーテン表地 2 カーテン裏地 3 縁取テープ 3a、3b 表裏折片 4 縫着糸条
Claims (2)
- 【請求項1】 重ね合わせたカーテン表地とカーテン裏
地との両側端縁が幅方向の中央部を全長に亘って2つ折
りしてなる布製縁取テープの折片間に挿入され、該折片
と共に全長に亘って一体的に縫着してなることを特徴と
する裏地付カーテンの縁取部の構造。 - 【請求項2】 カーテン表地とカーテンの裏地とを重ね
合わせてその両側端縁を引き揃えた状態にし、この重合
側端縁部を幅方向の中央部から全長に亘って2つ折りし
てなる布製縁取テープの表裏折片の対向面間に挿入して
この縁取テープで重合側端縁部を被覆したのち、表裏折
片と共にカーテン表裏地を長さ方向に縫着することを特
徴とする裏地付カーテンの縁取部の縫着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12585395A JP2826977B2 (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 裏地付カーテンの縁取部の構造及びその縫製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12585395A JP2826977B2 (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 裏地付カーテンの縁取部の構造及びその縫製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08294595A JPH08294595A (ja) | 1996-11-12 |
JP2826977B2 true JP2826977B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=14920567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12585395A Expired - Fee Related JP2826977B2 (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 裏地付カーテンの縁取部の構造及びその縫製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826977B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN209678152U (zh) * | 2018-11-27 | 2019-11-26 | 杭州中家尚实业有限公司 | 一种双面可使用式窗帘及面料 |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP12585395A patent/JP2826977B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08294595A (ja) | 1996-11-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |