JPS5824955Y2 - 縁飾りを有する毛布 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は縁飾りを有する毛布に関するものである。

表裏を起毛し、かつ表と裏とが色違いの毛布の場合、そ
の周縁部に縫着する飾り布を一色にすると、表捷たは裏
の何れかの色彩と飾布の色彩を一致させると他の側の毛
布の色彩が飾り布と色違いとなって体裁の悪いものとな
る。

この考案は上記のような表裏の色彩の異なる毛布の場合
この毛布の表裏の色彩にそれぞれ一致する２枚の帯状布
を縫着して形成した左右の色彩の異なる飾り布を用いて
各面の色彩と同色の縁飾りを有する毛布を提供するもの
である。

以下にその詳細を添附図面にもとづいて説明するＯ 図において、Ａは両面を起毛し、表と裏の色彩が異なる
毛布で、Ｂはその両側縁に縫着した飾り布である。

この飾り布Ｂは第４図のように毛布の各面の色彩とそれ
ぞれ一致する色彩の２枚の帯状布１，２を重ね合せてそ
の一側縁を直線縫目３により一体に縫着するが、この両
帯状布１，２はトリコットのような編物あるいは適宜組
織の布の片面を起毛したもので、その起毛側を内側とし
て縫着し、縫着後起毛側を表にして毛布Ａの縁を巻くも
のである。

但し、帯状布１，２は起毛してないものを用いてもよい
。

すなわち、第２図のように起毛側を表にして縫目３０部
分を毛布Ａの縁に一致させ、毛布Ａの表裏に帯状布１．
２を重ね、この両帯状布１，２の側縁を２本針を用いた
２重環縫ミシンによる２重環縫目などの縫目４により縫
着する。

このとき毛布Ａの表裏の色彩に飾り布Ｂの上下の帯状布
１゜２の色彩を一致させる。

この考案の毛布は上記のように、表裏の色彩の異なる毛
布とこの毛布の表裏の色彩にそれぞれ一致する２枚の帯
状布からなり、この２枚の帯状布を縫着して飾り布を形
成し、この飾り布により毛布の縁を巻いて縁飾りを施し
たものであるから、毛布の表裏の色彩が異なる場合でも
それぞれの面の色彩と一致する色彩の縁飾りを有する、
きわめて体裁のよい毛布が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の縁飾りを有する毛布の斜視図、第２
図は同上要部の拡大断面図、第３図は同上の縫着部の拡
大断面図、第４図は飾り布の拡大斜視図である。 １．２・・・・・・帯状布、３，４・・・・・・縫目、
Ａ・・・・・・毛布、Ｂ・・・・・・飾り布。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表裏の色彩が異なる両面起毛布と、この毛布の表面の色
   彩と一致する色彩の帯状布と、同毛布の裏面の色彩と一
   致する色彩の帯状布とからなり、この２枚の帯状布を重
   ね合せ、その−側縁を縫着して左右を異なる色彩とした
   飾り布を作り、この飾り布を縫目に沿って二つ折りとし
   て毛布の所要の縁に被せるにあたり、同じ面の飾り布の
   帯状部と毛布の色彩を一致させ、かつこの飾り布の側縁
   をミシンにより毛布に縫着した縁飾りを有する毛布。