JP2579454B2 - プリーツスカート及びその型紙 - Google Patents

プリーツスカート及びその型紙

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JP2579454B2 JP7038550A JP3855095A JP2579454B2 JP 2579454 B2 JP2579454 B2 JP 2579454B2 JP 7038550 A JP7038550 A JP 7038550A JP 3855095 A JP3855095 A JP 3855095A JP 2579454 B2 JP2579454 B2 JP 2579454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば制服用スカート
に代表されるプリーツスカート及びプリーツスカート型
紙(以下、型紙と略する)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリーツスカートにおいては、手
縫いされる高級品を除き、図5に見られるように、布地
に形成するプリーツ3は、直線で、平行又は裾広幅なも
のであった。これは、大量生産するために、前身又は後
身の布地を型紙により挾んでかげヒダで折りたたみ、こ
の状態で永久プリーツ加工してプリーツ3を成形できる
ようにしたためである。よって、型紙も、中間部、両側
部を問わず、直線で、平行又は裾広幅のプリーツを形成
できる形状のものであった。プリーツスカートの縫製に
あたり、ウエスト部の収縮形成を如何にするかについて
は種々検討され、例えば、特開昭54-104950号や特開昭5
7-154402号に見られる。しかし、プリーツ幅はすべて直
線、平行かつ均等幅のものが多かったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記プリーツスカート
は、生産性を第一に考慮したものであるが、着用時にウ
エストからヒップに至る途中の腰骨付近前後11のプリー
ツ3が立ち(図5参照)、見映えを悪くしていた。これ
は、従来のプリーツスカートはプリーツをすべて等幅と
し、そのプリーツの表ヒダの数から単純にヒップ寸法を
割出して、ウエストを真円に近い形状と仮定していたた
めである。
【0004】実際は、ウエスト12(図6中周囲破線のハ
ッチング部)は腰骨によリ脇部が前方に張出して扁平な
楕円断面を持ち、ヒップ13(図6中周囲実線のハッチン
グ部)はウエスト12より一回り大きく、かつ後方へ若干
盛り上がっている。プリーツが多ければ問題はないが、
例えば現在多く市販されている16車のプリーツスカート
では、ウエストの脇部では曲率半径の小さな腰骨に当た
る部分や、ヒップでは盛り上がり部分に、断面が直線で
ある複数のプリーツが立ち並ぶのである。
【0005】そこで、腰骨付近前後のプリーツが、ウエ
ストの腰骨に当たる部分やヒップの盛り上がり部分に複
数のプリーツが立ち並ぶことなく、各プリーツがそれぞ
れウエストヒップとを結ぶラインに沿い、着用時の見
映えがよくなるプリーツスカートについて検討し、併せ
てそのプリーツスカートを作るための型紙についても考
えることにした。
【0006】
【課題を解決するための手段】その結果、開発したもの
が、布地に形成するプリーツが直線であるプリーツスカ
ートにおいて、着用者に対して前後面に当たるプリーツ
の幅よりも脇部に当たるプリーツの幅を広くしたことを
特徴とするプリーツスカートである。プリーツは、平行
で等幅のものでも裾広幅のものでもよく、等幅のかげヒ
ダに対して表ヒダの幅を大きくして広くするのが好まし
い。この広幅のプリーツは、脇部付近前後にわたって複
数設けるのがよい。
【0007】このプリーツスカートは、中間部における
プリーツ幅よりも両側部のプリーツ幅を広くしたことを
特徴とする型紙で、直線のプリーツを前身又は後身の布
地に形成し、この前身と後身とを両脇で縫着して作る。
形成するプリーツは、広幅のプリーツの幅が大きくなる
ように、同一ウエスト寸法において数が少ないほどよい
が、現在主流の16車プリーツスカートを標準として、こ
のほか12車、14車、18車や20車のプリーツを設けるのが
好ましい。なお、ウエスト部における縫製は従来同様で
よい。
【0008】
【作用】本発明のプリーツスカートは、脇部付近前後の
プリーツを他のプリーツよりも大きくすることで、広幅
のプリーツがウエストの腰骨やヒップの盛り上がりに、
わん曲して添うようになり、プリーツが立ち並ぶことを
防止できる。また、広幅のプリーツが前述のようにわん
曲することで、脇部に設けられるファスナー、ポケッ
ト、縫代によってプリーツが立つことも防止する。な
お、かげヒダをすべて等幅にし、脇部のプリーツにおけ
る表ヒダを幅広くしてプリーツの幅に差を設けると、プ
リーツスカートとしての型崩れが生じない。
【0009】プリーツスカートを構成する前身及び後身
の布地には、型紙に挟持した状態で永久プリーツ加工し
て、プリーツを形成する。こうしてできた前身及び後身
は、互いの両側部を着用者の脇部に当たるように縫着す
るため、型紙の両側部に広幅のプリーツを設けること
で、脇部に広幅のプリーツを有するプリーツスカートを
作ることができる。なお、前記広幅のプリーツは、他の
プリーツに比べてわずかに広くする(数mm〜十数mm程度)
だけでよく、ウエスト部における縫製は従来同様等間隔
で行なうことができ、できあがった本発明のプリーツス
カートは、何ら従来のスカートと外見が異なることはな
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明のプリーツスカートの実施例に
ついて、図を参照しながら説明する。図1は本発明のプ
リーツスカートを表した斜視図であり、図2は同プリー
ツスカート用の型紙1を開いた状態の斜視図、図3はこ
の型紙でプリーツ2,3を成形した前身又は後身となる
布地4の斜視図である。プリーツは「車ひだ」とも呼ば
れ、「車」を単位として数える。この実施例は16車のプリ
ーツスカートであり、前身及び後身には、それぞれ計8
車のプリーツ2,3が設けられることになる。本実施例
における脇部のプリーツ2の数は計8車だが、その数は
任意でよく、必要に応じて増減しても構わない。
【0011】このプリーツスカートは、図1に見られる
ように、ヒップが100に対してウエストを60の割合で絞
り込み、均等縫いすることで真円に近いウエストを形成
している。脇部のプリーツ2は、他のプリーツ3に比べ
て数mm〜十数mm程度の広幅であるため、外観的には従来
のプリーツスカートと変わらない。実際には、ウエスト
長、ヒップ長は従来と同じにしなければならないから、
脇部のプリーツ2に対して、他のプリーツ3の幅を従来
より若干狭くする必要がある。なお、図1では各プリー
ツの幅の差が分かるように、脇部のプリーツ2の幅を強
調している。
【0012】型紙1は、図2に見られるように、両側縁
に縫代5を設け、直線かつ等幅のかげヒダ6(図2中ハ
ッチング部分)と表ヒダ7とを交互に折りたためる形状
をしている。この型紙1に挾み、折りたたんで永久プリ
ーツ加工した布地4(図3参照)は、2枚一組として、一
方を前身、もう一方を後身としてプリーツスカートを構
成する。型紙1の中間部はプリーツスカートの前後面に
対応し、両側部が前身と後身とを縫着する脇部に当た
る。本実施例では両側のプリーツ2を広幅とし、両脇部
にそれぞれ2車ずつの広幅のプリーツ2を設けらてい
る。なお、各プリーツの幅の差が分かるように、脇部の
プリーツの幅を強調している。
【0013】本発明のプリーツスカートにおいて、プリ
ーツ2を広幅にする方法には、プリーツ全体を(すなわ
ち、かげヒダと表ヒダとを共に)幅広くする、かげヒダ
のみを広くするなどが考えられるが、図2及び図3に見
られるように、プリーツ2のかげヒダ6を他のプリーツ
3のかげヒダと等幅とし、プリーツ2の表ヒダ7のみを
他のプリーツ3のそれと比べて相対的に広幅にする方法
がよい。これは、かげヒダの幅を複数種類設けると、プ
リーツスカートの型崩れを招く虞があるからである。こ
うして設けられた広幅のプリーツ2は、図1に見られる
ように、脇部、例えばウエストの腰骨が張り出す部分や
ヒップの盛り上がりに断面をわん曲することで添い、見
映えのよいプリーツスカートを構成するのである。
【0014】図4は、表ヒダ8を裾広幅、かげヒダ9を
その逆として台形状のプリーツを形成する型紙10を表し
た斜視図である。この型紙10は、全体として長方形に収
まるように寸法を決定している。近年、ウエスト寸法と
ヒップ寸法との差を考慮し、台形のプリーツを形成でき
るようにした型紙が普及し始めている。本発明のプリー
ツスカートは、図4に見られるような型紙10からも作る
ことができる。また、プリーツの数は少ない方が好まし
いが、現在普及している12〜20車(偶数のみ)程度のプリ
ーツを有するプリーツスカートにおいては、十分な効果
がある。
【0015】
【発明の効果】本発明のプリーツスカート及びその型紙
は、従来の大量生産目的とした生産性を損なわず、着
用時に見映えがよくなるプリーツスカートの提供を実現
する。しかも、特別な縫製や材料を必要とせず、作業手
順も従来のままで済み、コスト的にもほとんど増加の伴
わないため、見映えも付加価値の一つである衣服におい
ては、費用対効果が非常に高いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリーツスカートの斜視図である。
【図2】本発明のプリーツスカート型紙の斜視図であ
る。
【図3】プリーツスカート型紙でプリーツを形成された
布地の斜視図である。
【図4】裾広幅なプリーツを形成するプリーツスカート
型紙の斜視図である。
【図5】従来のプリーツスカートの斜視図である。
【図6】着用者のウエスト及びヒップにおける断面形状
を表した図である。
【符号の説明】
1 型紙 2 広幅のプリーツ 3 プリーツ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地に形成するプリーツが直線であるプ
    リーツスカートにおいて、着用者に対して前後面に当た
    るプリーツの幅よりも脇部に当たるプリーツの幅を広く
    したことを特徴とするプリーツスカート。
  2. 【請求項2】 前身又は後身の布地に直線のプリーツを
    形成するプリーツスカート型紙において、型紙の中間部
    におけるプリーツの幅よりも両側部のプリーツの幅を広
    くしたことを特徴とするプリーツスカート型紙。
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